2010年12月22日水曜日

アナログはやっぱ金がかかる

 年末。更新に間が空いた。このところ、バタバタしてたもんで。
 オーディオにハマりつつある。
 熟考一週間の上、ハードオフのジャンクでVictorのアンプ、AX-Z911(1988年89,800円もする。仕様等詳細はhttp://audio-heritage.jp/VICTOR/amp/ax-z911.html)を8,400円で買ってしまった!
 バラ売りのMCフォノイコライザー、どうも、ノイズがどないしても気になるレベルであったので、ネット巡っとると高級アンプのMCヘッドアンプの方がマシというようなことがあって、価格が価格なので、ダメもとで。
 大正解!
 音の善し悪しがオレはもひとつワカランのだが、フォノイコライザーではどうしても取れなかったノイズがほぼ皆無。音も透明感が増したというか。

 今、古いプレイヤーを引っ張り出してアナログ・レコード聴いたろか、という人には一番安いばら売りのフォノイコライザーを買うより、エエかもしれん。もちろん、「ジャンク」なので、かなりリスクが伴う。それよりなにより、バカでかい。重さも重く、20キロほどもある。
  こうなったら、毒を食らわば皿まで、と物置にしまっておったやはり二〇年もののスピーカーひっぱりだしてつなげたら、音が出た。こっちの方は、あまりボリューム上げて聴ける環境ではないので、「こんなものか」程度だったが。当時はちっこいスピーカーと思っていたが、出してみると意外にバカでかかった。そいでも、ロジクールの安もんの5.1chで2チャンネルのCDを聴くより、なんとなく、自然な音のような気がする。

 8,400円のアンプに調子にノって、アナログ、やはり十五年ものの、MCカートリッジでレコードがんがん、聴いとったのはいいが、ある朝MCカートリッジ見たら、針が直角におっ立っていた。まあ、このMCカートリッジの性別がなんとなくわかるエピソードであったが、要するにレコード針の根本を支えるとこが、さすがにアカンようになったみたいである。
  そいで、そのカートリッジ、幸い、今も製造しており、ジョーシンに行って聴いたら、針交換(といっても新品交換)に二万かかるという。
 
 
 来月か再来月になるかわからんが、針交換したろやないか、という気分になっている自分に気がついて怖い。二万あれば、CDやDVD、何枚買えることだろう。しかし、アナログはやっぱ金がかかる。

2010年12月10日金曜日

インメンツのMeet the Beatles - Live in Paris (Bonus Tracks)

 ビートルズばっか聴いとると、風呂に長く長く長く浸かっているような気になってくるのは、オレだけ?

 しかも、このところ、テレビつけてたら、 Norwegian Wood (This Bird Has Flown)ばっかかかって、なぜか、優しくなって、日本人初の孔子平和賞受賞にちゃれんじしたくなってくるぅ。
 アカン。ビートルズ聴くと(あくまでもオレ個人の場合)、人間がダメになってくるぅ。菅直人みたいに何もわかっていないのに語りたくなってくるぅ、仙石なにがしみたいに知ったかぶりなってくるぅ、脳内が小野洋子みたいになってくるぅ(くれぐれも、名前を挙げた方々に悪意はひとつもありません。それどころか尊敬してます。念のため)。このままじゃ、2万円のモノじゃないの方のビートルズの日本版のボックス、Amazonでぽちりそうで怖い。


"ザ・ビートルズ・モノ・ボックス(アンコール・プレス)" (ザ・ビートルズ)

 
 シャキっとせなあかん。
 所詮ビートルズはワシら一般庶民には高度すぎるのであーる。

 

"Meet the Beatles: Live in Paris" (Inmates)

[1] Little Child
[2] I'll Get You
[3] She's A Woman
[4] You Can't Do That
[5] Day Tripper
[6] Back In The USSR
[7] We Can Work It Out
[8] I Wanna Be Your Man
[9] Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
[10] Birthday
[11] I Saw Her Standing There
[12] Get Back
[13] I'm Down
[14] Hey Jude
ENCORE:
[15] Dirty Water
[16] Jeannie Jeannie Jeannie
[17] Tell Me What's Wrong

 そこで、インメンツの「Meet the Beatles - Live in Paris」(1988)、ぶっ聴く。デカい音量にしたいが、年取ってヘッドフォンでの大音量しんどくなっているからほどほどで。


 3曲目のShe's A Womanから、You Can't Do That、Day Tripper、Back In The USSR、We Can Work It Out、I Wanna Be Your Man、Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band、Birthday、I Saw Her Standing There、Get Back、I'm Down、Hey Judeまで、全力疾走息継ぎ無し疾走、疾走、疾走あるのみ。あのほんわかしたバースデーすら、海老蔵のあの一夜並の出血覚悟のワイルドさだ。ヘイ・ジュードはさながら、小林麻央の頭下げる姿を彷彿させるほど過剰な感情移入してやっている。

 ビートルズマニヤの方に怒られそうだが、このアルバムを、まあ、わかりやすく、かなり歪曲し翻案し意訳し「喩える」と、ビートルズがハンブルグへ出稼ぎ行ってた頃のノリを30%ほど増幅した感じ・・といえば、おわかりいただけ・・・ないわな。あかんあかん、これじゃインメンツファンも怒らせてしまうか。まあ、ビートルズのみんなが大金持ちになりライブをイヤがりみんなインテリぶってしかもワガママ言いだしてバラバラになりかけた頃の曲もたくさんやっているわけだが、その中期以降の曲、ハンブルグのノリでやったら、こうなるのかなあ、ちゅう感じがして、オモロかった・・あくまでも、オレの個人的な感想。
 
 今聴き終わったのだが、爽快爽快。
 シャキッとした。
 さっぱり。後腐れ一切なし。
 ビートルズ、聴くのはええが、なにか、後に残るもんなあ。
 ま、これで、CMでノルウェイの森聴いても、理屈をオシャレに捏ねることなんかやめて、直子も緑も腰が抜けるまでイヤになるまでヤッたらええねん、と思えるまで復活した。

 また、中学時代、ビートルズ聴いたあと、中学校時代のオレがキンクスやザ・フーに走った理由が今なんとなくわかった。
 
 インメンツについては殆ど知識皆無で、ここらへんを参考にしていただきたい(http://www.beat-net.info/inmates/)。

 しかし、上のアルバムAmazonでは廃番でクソ高い中古しかない。そいで、不思議なのはオレはiTunes Music Storeで買った(2006年2月)のだが、今調べたら、外されていた。

 

2010年12月9日木曜日

兵(つわもの)どもが夢の跡

 まあ、日本、ちゅうとこは、前を向いたらあんまし進歩せんかわり、横を見始めると何故かスゴイ進歩をし始めるから不思議であーる。

「隣」のヤツに追いつき追い越せだけで、もう、それはトンでもないパワーを発揮するのであーる。クルマ然り電化製品然り、そして、オーディオ然りである。人類の未来はおろか、客の方なんかいちべつもせず、単にライバル会社の新製品だけを食い入るように見て、「ちょっとだけ」高機能にして「ちょっとだけ」デザインや付加価値で、差別化して「ちょっとだけ」価格をなんとかして、徹夜の連続で、こさえられた「新製品」があのオーディオブームの頃はそれこそ毎月のように各社から次から次へと生み出されていたのであーる。そいで、評価は、売り上げ、だけで冷徹に評価される。

 でも、この方法で、日本のオーディオというものは、短期間でスゴイ進化だけは遂げたのであーる。ただ、客のことをあんましというか全く考えんかったため、客が一斉にその熱が冷め売れなくなったら、こういう時に限って、客の要求を丸呑みし、容赦なく、かなりのレベルに達したそれまでの蓄積、技術者工場ラインをばっさり、捨てて、撤退し、次の競争の製品に移り、そこでまた同じことが繰り返されるワケである。

 人類の未来まで考えてしまうアップルには負けるし、日本と同じアプローチの仕方をとり、パクリが巧くて早い、しかも人件費から土地やら材料やら何もかもが安上がりにできる国々の商品には、当然、勝ち目なく、ケチョンケチョンに負けるわけであーる。


 ちょっと「らしく」ない話題で申し訳ない。


 というのも、近所のブックオフにハードオフがついていて、 そこをちょっと覗いてみたら、ジャンク扱いでかつての国産の名品名機と呼ばれた製品がずらっと並んでおって、殆どが高くて一万円そこそこと云った有様なのに対し、欧米のやたら高いだけのやつは別扱いされ、依然かなりの価格をつけておったのを見たからであーる。もちろん、ジャンクはジャンク。かなりの年数が経っておる上、動作すらも保証の限りではないし、ハードオフに行かずとも高架下など行けばもっともっとあるし、第一、殆どが今はもう粗大ゴミとして処分されてしまっているに違いないのである。そいでも、兵(つわもの)どもが夢の跡気分にはちょびっとだけなった。

 おまけに帰ってニュース見ると、三菱自動車がタイで100万円以下のクルマ作る、という。もちろん、新興国向けに海外で安いクルマ作ったろうちゅう会社は、三菱だけではない。日本の他の自動車会社も同様の動きがある。例の「横」を見てしまったのだろう。でも、そこでひっかるわけである。50年近く自動車作ってきて、得たのちゅうたら、安グルマを作るノウハウだけやったんか? まあ、しばらくはそいで、イケるかもしれん。でも、いずれ、あっという間に、「日本と同じアプローチの仕方をとり、パクリが巧くて早く、しかも人件費から土地やら材料やら何もかもが安上がりにできる国の商品が出てきたら、当然、勝ち目なく、ケチョンケチョンに負ける」わけであーる。 日米開戦より勝つ確率高いとは思えないのであーる。そういえば、真珠湾からミッドウェイまで、たった半年だった。
 
 落ち目の国というのは、こういう感じなのだろうか。ひどすぎるのは政治だけじゃない。


 「らしく」ない話題で申し訳ない。
 

【バンコク=高橋徹】三菱自動車の益子修社長は9日、タイのバンコクで記者会見し、同国に小型乗用車の新工場を建設する計画を正式に発表した。2012年3月から生産・販売を開始し、東南アジアだけでなく日本や米欧などにも輸出する。同社長は「日本でも100を切る価格を目指す」としており、世界中で需要が拡大する低価格・低燃費の小型車の生産基地に、タイを位置付ける。

[From 三菱自、タイの新工場建設を発表 小型車生産基地に  :日本経済新聞] 万円

2010年12月8日水曜日

ビートルズの「Mono Box」米盤

 海老蔵会見。目が充血してたため、見なかった。痛そうなのは、イヤです。

 開戦記念日。ありとあらゆる戦争の持つ悲惨さを度外視すれば、どう考えても、歴史のあの時点で、ウチとこの国が開戦に踏み切らねば、世界地図は今持って、戦前のまんま、つまり、ありとあらゆるとこ植民地だらけだったのは、ありますまいか?世界の殆どが少数の国の植民地だらけだったら、もちろん、凄惨な弾圧と内戦がボコボコ起きているが、あくまでも、それは「国内」問題であって、世界的にみれば、「平和」でもある。
 もちろん、ウチの国は敗戦時の重度のPTSDに60年以上経った今なお病んでいるわけであるが。負けた国にはいくら憲法がどうのこうのなんぼ云うても、実は平和をコントロールする力なんか誰も持たせてくれないのであーる。シリアス。
 合掌。

 iTune Music Storeで大大宣伝した挙句が単にビートルズがiTunes Music Storeで買えるようにだけだった、という事件から、幾星霜。まあ、あの時、変に、ビートルズ全曲プレビューというのしてしもて、ちょっと気分がビートルズ(©浅井愼平)になってもて、熟考を重ねた挙句、米Amazonから、「モノボックス」を注文した。ケチって船便にしたため、きっちり二週間かかり、先週末届いたのであるが。

 円高のおり、130ドル(約一万千円)+20ドル弱だから、税金で根こそぎ持って行かれたオレでも手が届いたわけで、なんぼ国粋主義者であるオレでも、その2・5倍以上もする国内盤が手が出ないし、そもそも、ビートルズにそこまで金使う気には到底なれなかった。マニヤじゃなく、30年以上前の中学の頃ファンだったに過ぎないのである。
 

"The Beatles Mono Box Set" (The Beatles)

 下のが日本盤。そりゃ歌詞カードやら訳詞に費用がかかるのはわかるが。価格差がひどすぎるのではないか。


"ザ・ビートルズ・モノ・ボックス(アンコール・プレス)" (ザ・ビートルズ)

 モノボックスというからには、全てがモノラールかと思えば、「ヘルプ!」と「ラバーソウル」には、モノラールとボーナストラックでステレオバージョンが入っている。また、ファーストの「プリーズ・プリーズ・ミー」から、「ホワイト・アルバム」までのアルバムまでの音源とシングルやら集めたパストマスターズのモノラール版モノマスターズまでで、「アビー・ロード」やら「レット・イット・ビー」やらは、最初からステレオ録音で出たアルバムは入っていない。そいでも、13枚組全213曲である。生まれて初めて、「マジカル・ミステリー・ツアー」アルバムで聴いたぞ!
 
 あと、友人とこで一度聴いて好きになったものの、それっきりになってた、「ヘイ・ブルドッグ」が三十数年ぶりに聴くことができて、ウレシイ。
 昔は「ラバーソウル」や「リボルバー」あたりの音が好きだったのだが、今は、初期の「アンナ」やら「ベイビー・イッツ・ユー」や「 Do You Want To Know A Secret」や「Devil In Her Heart」「You Really Got A Hold On Me」「I'm Happy Just To Dance With You」とか胸キュン系がエエ。特に「Devil In Her Heart」なんか、最高やんけ。

 Amazonのカスタマーレビューとか見ると、「ステレオ」か「モノ」であれやこれや、マニヤ特有のあれやこれやの議論が盛んだが、まあ、オレの場合、単純に、モノラールの音の方が好きというか、エエ音悪い音考え無くて済む分、音楽に集中できるのであーる・・・とここまで書いて、日Amazon見てたら、こーゆーのが、なんと、2万円ポッキリで。


"ザ・ビートルズ BOX(完全限定盤)(DVD付)" (ザ・ビートルズ, ザ・ビートルズ with ビリー・プレストン)

 全アルバム入って、しかも、DVDついているし・・・。最初からこの価格で出てたら、こっち買ってたのに。
 後悔先に立たず・・・「レット・イット・ビー」「アビー・ロード」なんか要らん、一曲百遍聴いたら意自ずから通ず、歌詞カードや訳詞なんか要らんわい。DVDなんか邪道極まる。やっぱ、ビートルズはモノラールで聴くもん、音かてモノの方がエエんじゃ。モノラールの方がエエんじゃ・・・。

 ビートルズに関して、素直な感想云うと、それこそ、世界中で億単位の「敵」を作ることになるし、それどころか、子々孫々に至るまで祟るであろうから書かんが、音そのものが「イモ」臭いのはなんとかならんのか?

 

2010年12月4日土曜日

Make It With You

 こういう噂が出てくると、やっぱ心配ですわ。

プロ野球のヤクルトは4日、同日付の日刊スポーツが「インターネット広告会社『サイバーエージェント』への球団売却を検討している」と報じたことを受け、「全くの事実無根です」とのコメントを発表した。球団幹部も毎日新聞の取材に対し、球団売却を否定した。

 また、サイバーエージェントの藤田晋社長も同日午前、簡易ブログ「ツイッター」に「朝起きて、一気に目が覚めました。初耳です(笑)」「五年前からヤクルトファンになったから嬉(うれ)しい話だけど」と書き込み、買収を否定した。

[From Yahoo!スポーツ - プロ野球 - ニュース]

・・・・・ヤクルトファンならしゃあない。ヤクルトファンには悪人はおらん・・・。こういうのも何かの縁だ。金だけでも援助しなはれ。

 最近音楽は、アナログ否ヴァイナルばっか聴いてる。

 けっこう、レコード一枚聴くのも、かなり時間がかかるわけで、レコード出して、レコードクリーナーで拭くわけだが、今の季節、逆に静電気が発生して、ホコリがついてしまったりして、困る。あれやこれやしているうちに、「ま、エエわ」の境地に達するまでが少しかかる。
 そいで、カートリッジのセットである。これも、選ぶとこからだから、大変で、今なんかレコードプレーヤーセッティングして間もないので、カートリッジとっかえひっかえして音が違って聞こえたりするのがオモロイもんだから、困る。針圧とか高さがどうのこうのしているうちに「ま、エエわ」の境地に達するまでが、少しかかる。

 そいで聴きまくるのが、あいもかわらず、シュガー・マイノットとキャロル・トンプソンのデュエット「Make It With It」あたりだから困る。
 これは1981年あたりに出た曲(英盤のグッドシングゴーイングあたりに入ってた筈)で、さすがにオレも耳にタコができるぐらい聴いている筈であるが、アナログ、否、ヴァイナルであらためて聴くと、これがまた良く、キャロル・トンプソンの伸びきった声と抑えの効いたシュガー・マイノットの声が飛び交い、爽快である。アナログなもんで、曲が終わるたんびにカートリッジひょいと持ち上げまた最初から聴きなおすという感じで、耳はタコで溢れ、さしずめ、タコ壺状態でそのうち、そのタコ狙ってウツボが現れる勢いである。

 さて、「無知」とは怖ろしいもので、今日、この曲のオリジナルが米国のソフトロックバンド「ブレッド」のヒット曲ということを生まれ初めて知ったわけだ。邦題もついていて、「二人の架け橋」という具合で、何と、1971年ビルボード全米一位シングルである。早速、iTunesMusicStoreで探したらすぐあって、ついでに、クロディーヌ・ロンジェのカヴァーもあったので一緒に購入して、聴いているが、ど派手なラヴァーズ・ロックと化したシュガー・マイノット版を聴き慣れた耳には、アコーティスックギターがステキなしっとりした曲という感じがして、これはこれで、エエわけである。
 訳詞もあったので、一緒にリンクはっておこうっと。

Make It With You (二人の架け橋)

ヘイ、君は本当に
反対側に渡ろうとしたことがあるのかい
僕は虹を渡って行くかもしれない
でもベイビー、さあ行こう
そこには眠りについた人々の夢がある
僕たちが生きて行く人生
もしこの先を不安に思うなら
僕は君と一緒に生きて行きたい
二人ならうまくやっていけるよ、ガール

いや、君は僕のことをあまり分かってないね
本当にささいなことも、時がたてばわかるさ
僕のする事を信じておくれ
そうすれば何もかもわかって来る
人生は短くも長くも思え
愛にも浮き沈みがある
もし好きな人生を選べるなら
君と一緒にいられる方がいい
僕たちはうまくやっていけるさ、ガール

ベイビー、眠るから夢があるんだよ
僕たちのために夢を生かそう
好きな人生を選べるなら
君と一緒のほうがいい
僕たちならうまくやっていけるよ

[From 天使が舞い降りるFLOWER ROAD♪ : Make It With You---二人の架け橋---]

Make It With You (二人の架け橋)

2010年11月28日日曜日

「ほたえな」の無い竜馬暗殺なんて

 岡村隆史復帰。もう、40になっているのか。そりゃ、シンドイだろうな。
 海老蔵事件、イロイロ云われているが、海老蔵こそが今の「カブキ者」かもしれん。いや、現在のリアル「カブキ者」の被害者か。どっちにしろ、死んだ芸術になってしもた「歌舞伎」にちょっとは刺激に・・・ならんだろうな。

 ああ今年ももう終わりか・・。
 龍馬伝最終回。
 なるほどなるほどなるほど。
 最終回にして、ようやっとわかった。

 まあ、オレの持つ坂本龍馬に関してのパブリックイメージ(個人が持つのにどこがパブリックか、ちゅうのは置いとく)というのは、司馬遼太郎に植えつけられたもんで、そもそも、司馬遼太郎が「竜馬がゆく」ではなく、「慎太郎がゆく」 を書いとったら、今頃は、中岡慎太郎こそが英雄視され、幕末のスタア人気投票ナンバーワンだったワケで、かなり司馬遼太郎の「創作上の人物」と云っていいほどの存在である。あえて、その司馬遼太郎の龍馬像を否定し、史実からいうと、そもそも、幕末から明治維新にかけて、「脇役」でしかない坂本龍馬をこの龍馬伝では、ムリヤリ維新動乱時の「主役」扱いするとこにすべての問題があるわけである。


 今日の放送では、ついにGHQに与えたれた「戦後民主主義」のコンセプトを説くという芸当までさせられていた。これ以上長生きしたら、そのうち、今の憲法の九条まで説いてまわる勢いである。坂本龍馬は幕末の鳩山由紀か菅直人か?、ちゅうもんである。
 「今」の感覚で過去を描くのは反則であるが、まあ、それがNHK大河だからしゃあないのであるが、そいでも・・それならそれで、かつての「新選組!」(坂本龍馬と近藤勇土方歳三は一緒に黒船来航を見て、以降も仲良しだったのだ!)ほどの割り切りもない。また、NHK大河の歴史からゆうて、織田信長豊臣秀吉徳川家康前田利家から上杉謙信直江兼続源頼朝義経、ついには足利尊氏近藤勇天璋院篤姫に至るまでNHK大河ドラマの主人公になった瞬間、みんな日本の「平和」を心からねがっていたというハンディも今回の坂本龍馬は当然、課せられているのである。

 だいたい、

 勝海舟を暗殺するつもりで会いに行って、 イキナリ、龍馬が勝海舟に「弟子にしてください」と頭を下げて勝海舟を殺す気マンマンの千葉道場のセガレの殺る気を削ぐシーン

 やら

  近江屋事件の前後あたり、新選組が最も調子づいていた時、バッタリ、新選組と出くわしたものの、そばにいた子犬を抱き上げ、頬ずりしながら、あっけをとられポカンとしてしまった新選組一行の、堂々と正面から通り過ぎるシーン

 とか、

 寺田屋で襲われたとき、風呂に入っていたおりょうが「真っ裸のまま」階段を駆け上がり、二階の龍馬に知らせに行くシーン
 
 とか。

 オレが、思わず、「カッチいい!}とシビレてしまった定番のシーンが今回ことごとく排除され、今の内閣の人間を連想させるような、やたら長くクドクドしい中身があんましない言葉をベチャベチャしゃべり、そのうち、感極まって大声で泣き始めたりする、反「司馬遼太郎の竜馬像」 で終始した。龍馬を「心の良い凄い人物」に書こうとして、やたら、岩崎弥太郎をはじめ周りの人間に彼を持ち上げさせるとこが多かったが、むしろ、いやらしさを感じてしまった。

 云うてみたら、この龍馬伝の龍馬は今の日本の基礎を作った人物、それこそ、木戸孝允西郷隆盛大久保利通勝海舟徳川慶喜ら真の幕末の主人公達と並び称される人物として描こうとしているが、司馬遼太郎史観にどっぷりのオレからしてみたら、むしろ、明治維新以降の今の日本とはまったく別の「もう一つの日本」を夢想した人物、としての魅力の方がバカでかいのである。今の日本の礎を築く栄誉、程度の低いレベルで満足してもらったら困るのであーる。

 本当のこというと、坂本龍馬は早死し、なおかつ維新後、ずっと忘れ去られ、日露戦争あたりになって、明治皇后の夢枕に立ちようやく思い出されたような人物なので、いくらでも、でっち上げることのできる人物なので、ドラマを創った俳優から脚本監督全員の、イメージ想像力がそのまま現れてしまうワケで、「龍馬のかっこよささ」の表現がこうも貧困でありきたりで「今」を一歩も抜け出ないものであるとガッカリしてしまうのである。かつてのあまたあるフィクションの坂本龍馬が持っていた「今」すらをも、軽く飛び越えてしまう「何か」は、今回、大河で、せっかく、新しく「坂本龍馬」を描くのなら、いや描くチャンスをもらったなら、その「何か」はなんだったのか、にチャレンジする「志」が欲しかった。


 これじゃ、長生きして明治維新を迎えたとしても、二流の岩崎弥太郎になったり、薩長から排除され、二流の江藤新平あたりになったり、二流の板垣退助(そういや、乾退助、今回出ていたのであろうか)になってたり、が、オチである。龍馬が以降も長生きしたら、明治政府のかわりに、イキナリ、「戦後日本」が始まった、なんて、貧弱なオチも要らん。
 そうじゃないだろう、そうじゃないだろう、と思うが、まあ、それが、人気投票永遠のナンバー2福山雅治が演ずるところの「今」の坂本龍馬像であるのである。
 

 最後、やっぱり、謎の市川亀治郎一行が近江屋に押し入り、あの相撲取りが龍馬たちに知らせようと階段を駆け上ろうとしたら、龍馬に「ほたえな」と怒鳴られ、バッサリ斬られて死んじゃうシーンぐらいは、司馬遼太郎遺族の方々に原作料払っても入れて欲しかった。
 次は上野樹里が主演か。のだめみたいなお江ならウレシイが、そうじゃなくても、ファンである上野樹里、ファンである宮沢りえ、ファンである水川あさみとか抑えるべきとこはちゃんと押さえとるがな。うん、NHKも考える人は考えとる。今度は全部見ようっと。
 まあ、イロイロ文句云うたけど、福山雅治という「男」が主演してたから、だけかもしれん。 むさ苦しい男同士のあれやこれやは、シンドかった。

 

2010年11月23日火曜日

アナログの深み

  今の政権時に限って、半島でなにやら。村山政権の時、阪神大震災にあって、エライ目にあった人間としては、これ以上変なこと、つまり、管政権にとって、「応用問題」にあたるような出来事は起きないで欲しい。ついこの間も難易度からいうと、九九の三の段程度の尖閣ビデオ問題ができんと、後ろに立たされたばっかである。まあ、小学校一年生にしても、出来がよいとは云えない今の政権にとって、九九の三の段以上の難しい問題にチャレンジさせるのは、酷というものである。居残り授業してもいいから、しっかり、三の段を覚える時期である。法相みたいに三の段ができたからちゅうて、調子にのったら、アカン。
 変な事、いや、いっそのこと起きて、日本全体をうっすらと覆っている「憲法九条」教の信者たちが悔い改め、目の前の現実に戻ってくるなら、エエかもしれんが。ともかく、世界中は高校か大学レベルの問題で盛りあがっている時に、日本だけが、九九で止まっているのは、忸怩たるものあるが、まあ、しゃあない。今までが良すぎた。いっそ、おちるとこまで、おちていけ、の気分である。落ちたところから這い上がるちゅうのも、しゃあない。ま、そうこうしているうちに、小泉進次郎君が育ってくれるだろう。
 

 アナログ・レコードのiTunes化というか、いわゆるデジタル化ちゅうの、最近、鋭意やっとるワケであるが。
 けっこう、これが。
 まあ、今は、一応、
 SL-1200MK2 -> WavioSE-U55SX −>Mac −>Logic Expressで取り込みバウンスしてItunesに放り込む
 というのをやっているのである。
 ただ、やはり、一番、音がきになるのが、取り込む前の音、つまり、レコードの音が気になってくる。最初は素直にSHUREのM44Gやらピッカリングの625DJSという、オレの手持ちのカートリッジを、針交換とリード線交換する程度で使っていたのだが、聴いているうちに、どうも、なんとなく、違う。そいで、手持ちのMCカートリッジ(これも、15年前買ったヤツ)で聴いたら、にゅたぁあとした米国製カートリッジの音とは異なり、何故か国産のクセにカラっとビンビンに響くわけである。ビンビンはイイのだが、これでiTunesに持ってきて、何度も聴いていると、聴き疲れがしてしまう。音そのものはエエのだが。
 シュアのM44GとデンオンDL302(オレの持っていたMCカートリッジね)の中間ぐらいの音出すカートリッジはないか、と思った時が、恐らく、ターニングポイントであっただろう。
 泥沼がはじまった。
 米国のAmazonからSHUREのM97Xとかaudio-technicaのDJ用AT-DS3とかも試してみたが、やっぱし、もうひとつ。  
 
  そいで、今日、商大跡地あたりに新しくできた(昔からあったかもしれんが、つい最近ハッケンしたもんで)ハードオフのジャンク品の中に840円のパイオニアのカートリッジ、優に10年以上昔のもので、型番すら判別不能のヤツなのだが、ダメもとでかけてみたら、こ、これが、しっくり聴けるのだ。音の良さうんぬんは正直ようわからんところが多く、実際、ようわけわからんが、オレのように、一曲をそのまま、かなり繰り返して聴くというタイプにとり、繰り返して聴いても、疲れることなく、「ここんとこ、もうちょい、低音効いてくれへんかなぁ」とか煩悩が出てくることが少なく、さっぱりした音で、ちょうどエエ音加減なのである。そいと、レコードのスクラッチノイズも拾うことは拾うのだが、それも、さほど、耳に障る音ではない。
 

 パイオニアのカートリッジ、型番もかいてないぐらいだから、多分、プレーヤーとかに付属していたヤツだと思うが、当時の日本のオーディオの底力をあらためて、認識した次第である。まあ、当時は、オーディオブームとかもあり、日本の家電メーカほぼ全部が毎月毎月、新製品作っては、音の良さが、あーだ、こーだ云うてた時代で、あ、今も3D,3D云うているか。
 

2010年11月17日水曜日

ビートルズがiTunes Music Storeにやってきた、(一応)ヤァヤァヤァ

 ビートルズがiTunes Music Storeにやってきた。 となると、後ろに「やぁやぁやぁ」、をくっつけたいところだが、中国の首相とすれ違った卑屈な菅直人みたいで、困る。政治の貧困はこうしたところまで影響を与えるのである。

 まあ、オレみたいに、今では、もう下手すりゃ、アンチファンみたいなヤツでも、 喜ばしい。苦労の甲斐あって、今やオレの音楽環境で、LP、いな、アナログ・レコード、いな、「ヴァイナル」(って、今は黒いレコードのことを云うらしい)で聴くことができるので、iTunesやCDで買ったりすることはないけど、なんちゅうのか、安心感みたいなものがある。オレみたいなアンチファンでも、ある時ある瞬間、ビートルズのある曲が無性に聴きたくなるのが数年に一度ぐらいあることだし。


 ビートルズの音楽そのものがキライなワケじゃなく、ビートルズファンやマニヤの方々が怖いのである。 中学時代以来、不用意にビートルズの何々がエエのぅ、とつぶやいたら最後、友人の長々としたビートルズに関する難解極まりない講釈が始まり、一言も口をはさめないまま、数分後には、人格が完璧なまで打ちのめされる目には何度もあってるのだ。ビートルズファン(マニヤ)というのは、オレみたいな上っ面のミーハーの存在をけして許してくれないのだ。そのくせ、いつまでも、世界で一番人気がないとアカンという矛盾した存在なのであーる。

 また、オレより10コ上の、団塊世代の方々やそのフォロワーの若い方々の中には、マルクス、レーニン、毛沢東と続く「ある流れ」の先に、ビートルズもしくはジョン・レノン置いているような方々もたくさんおられ、その方たちは、音楽で世の中を変えることができるとかたくなに信じている、と風のウワサにきく。
 つい先だても、ビートルズはモノラール録音で聴かなアカン、と力説された記述をAmazonで見つけ、中学時代以来のビートルズファン(マニヤ)のテイストを味わったところであーる。
 
 記念の「1964年2月11日のワシントン・コロシアム コンサートのビデオ完全版」というのを見て、23,000円のThe Beatles Box Setを「全曲プレビュー」(各曲頭の30秒だけ無料で聴けるやつね)しとるところであーる。I Saw Her Standing Thereから30秒単位で、ぶっ通しに聴いている。こういうミーハーでセコい楽しみ方ができるのも、オレぐらいなもんであろう。今、サージェント・ペパーズまできたところだ。ここまで来たら、もう、最後まで行きたいが、眠さも襲ってきている。さて、「全曲プレビュー」できるだろうか。

2010年11月13日土曜日

心の痛み/朱里エイコ

 女子バレー、ブラジルに惜しかった。でも、まあ、ようやっと、ロシアとアメリカ、ブラジルといった、ワシらが知ってた頃の強い日本の女子バレーのホンマの「ライバル」国を相手にできるようになって、エラい。 あとはX攻撃の完成を待つばかりである。

 昨日の朝、青キップ切られてしもた。朝の混雑した千守の交差点で、黄色で交差点進入したと思ったが、もう赤になっとったらしく、その瞬間、ぴゅーっとどこからともかくパトカーが来た。おかげで、生まれて初めて、ハイブリッドカーに乗せてもらえた。税金納付の月に反則金9,000円は痛いが。


 このところ、アナログばっか聴いとる(ついにMCフォノアンプ買うてしもうたがな)聴くついでに、LogicExpressで96の24で取り込んで、MacのiTunesに入れて、という作業をしようと思っているのだが、まだまだ、試行錯誤の連続で、時間ばっかかかって、ようやっと納得いく音でiTunesに持ってこれたと思った時には、一曲なのに小一時間は経っとるという次第。曲の頭出しが難しい、というレベルであるが。それよりなにより、アナログで聴くと、ホッとするというのかなんなのか、そうしたヤヤコシイ作業面倒くさくなって、そのまま、レコードを何度も聴いたりしとる。

 それにCDではそんなことなかった曲がアナログで聴いたら、凄かった、というのが多々あり、例えば、朱里エイコの「心の痛み」(昭和47年作詞山上路夫作曲鈴木邦彦)という曲なんか、途中、朱里エイコの声が、あまりにもの感情移入に、ついにはピークメーター振り切りまくり、ついには声が「歪む」とこまで行くという凄まじさを感じさせるとてつもない曲、というのがわかったりした(YouTubeでみつけた下もアナログベースだから、1;15−20、2;50−55あたりの凄まじさを体験できるであろう)。



2010年11月6日土曜日

11月6日

 なんか、朝日とか神戸新聞観ていると、例のビデオが公開されて、中国がどういう反応しとるか、ばっか、気にしとる。あと、政府は犯人探しがどうのこうの、と。なんかもう・・・。
 しかし、こういうのには、メチャクチャ弱い。


  http://www.nicovideo.jp/watch/sm12663809

 

2010年11月2日火曜日

グレゴリー・アイザックス逝く

 日本シリーズ、ちょっと観るが、中日、あっさりしすぎ。ロッテ応援団凄い。
 レゲエ界ではまたもや、大物シンガー、グレゴリー・アイザックスが亡くなっている。享年59才。三波春夫ばりの大物でもちろん日本にも何度も訪れ、ワシら初期ダンスホールファンにも馴染み深いシンガーである。この前のシュガー・マイノットの死といい、続く。時代が変わっていくのだろうか。まあ、しかし、ほんま、アナログ、聴けるようにしていて良かった。

とりあえず、一番好きな曲をYouTubeから。おそらく、世界一スケベに歌うシンガーであった。

最初は多分、映画「ロッカーズ」での「スレイブ・マスター」あたりだったかな。

ナイトナースに治療してもらいたくなってきたので、寝ます(ナイトナース検索したら、Simply Redやマリアンヌ・フェイスフルまでカヴァーしているみたい・・カヴァーかどうかは未確認)Oh the pain is getting worseの部分、違って聞こえ、モロやなあ、と思ってたのも今は昔。

2010年11月1日月曜日

あらためて、Yardbirds、聴く

 この前、CDやiTunes Music Storeでそろえたヤードバーズ、聴いて、ブログにも不満を書いているが、ようやっと、聴きたかった「Live Yardbirds Featuring Jimmy Page」をアナログで聴いて、満足した。ともかく、何年もほったらかしにしていたため、レコードの保管状態は最悪なのだが、奇跡的にこのアルバムはレコードに変なゆがみも溝にこびりついたホコリも少なく、きれいに残っていた。どうせ、正規盤ではないのだろうが、今となってはようわからん。
 (ヤードバーズって何?という方は、wikiで http://ja.wikipedia.org/wiki/ヤードバーズ

 まあ、このアルバム、1968年の発売直後、Jimmy Pageが必死になって回収したというぐらい、イロイロ問題があったようだが、なにせ、後追いでオレが聴いたのがパンク全盛期70年代後半、しかも、ハードロック大キライなオレのことだ、聴いた瞬間、なぜか、めっちゃくちゃカッコ良く聞こえたわけだ。最初のトレイン・ケプト・ローリンから、もうノリノリである。
 録音状態のせいかどうか知らんが、ノイズも歓声(闘牛場の歓声を無理矢理くっつけたらしい)も各楽器の演奏もヤケクソで、やけっぱちなキース・レルフのヴォーカルもいっしょくたになって、音の塊となって、ほとんど、切れ目無く、ぶっ続いていくのは、やはり、快感で、当時、90分カセット片面にアルバム全部放り込んで、ぶっ通しで良く聴いたものである。
 
 ヤードバーズ、ちゅうのは、なにせ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジが続け様にギタリストしてたため(ジェフ・ベックとジミー・ペイジが重なって在籍してたこともある)過大に評価されているが、オレとしては、数曲好きな曲があるだけで、アルバムはヒット曲の寄せ集めとライブが殆どだし、そんな大したことはないと思っている。けど、このライブアルバムは大好きである。キース・レルフのヴォーカルとロバート・プラントを比較することがすべての間違いの始まりであろう。

バンドはイギリスでの人気は落ち目であった。しかし海外ではまだ需要があったため、アメリカやヨーロッパ各国を回るツアー三昧の日々が続いた。ライブ演奏を楽しんでいたペイジをよそに、他のメンバー達は意欲を失いつつあった。レコード・セッションにも参加せず(させてもらえなかった?)、マッカーティはドラッグ漬けで時折演奏不能に陥ったり、元々低めな声のレルフは、ラウドになってゆくバンドのサウンドに付いて行けず声が破綻寸前だった。解散後に発表されたライブ盤『LIVE YARDBIRDS FEATURING JIMMY PAGE』は、そんな状況をしっかりと刻んでいる(後のレッド・ツェッペリンの初期のナンバー『Dazed And Confused』も歌詞以外ほぼ同じに演奏されている)。

[From ヤードバーズ - Wikipedia]

米国盤のCDが出ている。


"Live Yardbirds! Featuring Jimmy Page" (The Yardbirds)

LIVE YARDBIRDS FEATURING JIMMY PAGE(1971年、1976年)
1968年5月、ニューヨークで行われた解散間際のライブ音源。ペイジの意向で発売後10日間程で回収されたいわく付きのアルバム。ペイジの発言によると、ライブ当日のエンジニアは「エレクトロニクスを使えば何でもできる」と言い、ドラムセットの上にマイクを吊るなど目茶苦茶なセッティングを施されたという。そのため、バスドラムの音が聞き取りにくくなってしまっている。更には演出のため、闘牛場の歓声を故意にミックスされている。本作は、ブートレグが多く出回った。ブートレグであるにも拘らず、元メンバーのインタビューがライナーに掲載されたこともあるという。また1976年には、コロムビア・レコードから本作の会員向け限定盤が配布されている。

[From ヤードバーズ - Wikipedia]

2010年10月30日土曜日

ハマのマリア

 プレイヤー、カートリッジ、変換ソフトとしてのGarageBand、と、つかいものになってきたので、どんどん、アナログレコードをiTunesに変換しようと思ったのだが、プレイヤーでそのまま聴いたら、満足してしまって、変換するのがめんどくさくなって、そのまま、レコードどんどん聴いている。CDで買い直したものもあるのだが、やっぱ、レコードで聴くと、多少、音が悪くても、そのままのカタチですんなり耳に入るような気がする。

 あと、久々にYouTubeに倍賞千恵子の「結婚します」をあげる。映画の主題歌で短いのだが、この時代特有の「幸福感」に充ち満ちた曲である。この曲、 由紀さおりも歌っていて、2枚組のベストでも聴くことができる。由紀さおりの方も、ツッコミ入れる余地がないぐらい、「至福感」に充ち満ちていて好きである。
 

 

  また須磨の「新しい方の町」で、変な事件が起きている。ケンカがこじれただけなのに、死者を出している。きょうびのワルは、いわゆる「半殺し」すら、できないのである。


 朝、なんとはなしにテレビ観てたら、余貴美子がヨコハマを案内するという番組してて、ぼんやり観てたら、何故か松蔭町の「ケンタウロス」のボスのところへ行き、ケンタウロスの連中の間では「マリア」と呼ばれていたというエピソードが出て、思わず、電撃が背中を走る。オレはこれでも、生粋のヨコハマ生まれなのだが、生後二週間しかいなかったため、このような、ヨコハマのヨコハマヨコハマしたエピソードに接すると、胸がきゅーーーーんんとなって、「あはああん」(伊勢佐木町ブルースのヤツね_と、青江三奈風ため息がでてしまう。オレは思うのだが、ヨコハマほど下手したら江戸時代の美意識がそのまま残っている町はないのではないか、と思う。京都なんかより、ある意味「古風」なのだ。

 余貴美子さんの年齢調べたらオレより2コ上。しかも、オレがファンな范文雀のいとこという。ハマのマリアのエピソード後、余貴美子さんがめちゃくちゃエエ女に見えてしまう。この年になってもミーハーなのである。こうなったら、御厨さと美読み返そうと思って、Amazonで「ケンタウロスの伝説」しらべたら、中古にぼったくりのプライスタグがくっつけてある。本棚ひっくり返して探す・・・となるとまた一日仕事になるし。

 しかし、なぜか、めちゃくちゃ悔しい。生後二週間のオレはなんで家出してそのままヨコハマにいつかなかったのだろう。オレも「ハマのスポック」でも良かったから、「二つ名」が欲しかった。まあ、須磨で毎夏、水着のおねえさん達に囲まれていた幼児期というのも捨て難いものがあるが。
 
 
 
 

2010年10月26日火曜日

テクニクスのプレイヤーSL-1200MK2であるが。

 寒くなってきた。心もからだも。この上、もう少し経てば税金で、懐まで寒くなるわけであーる。

 20年以上前に購入し、ほぼ、10年近く放ったらかしにしておったテクニクスのプレイヤーSL-1200MK2であるが、備品とかもちろん無いものばかりで途方に暮れていたのだが、サウンドハウスさん(
http://www.soundhouse.co.jp/ )で見つけることができた。もちろん、天下の松下幸之助が作った会社だ、近所のナショナルショップ(今はどういうのか知らん)でも注文したら取り寄せてくれるのだろうが、まあ。


 さしあたって必要だったのは、アームの後ろにくっつける補助ウェイト(重いカートリッジだと、針圧がうまいこと取れない!)、足(もう一台の方、足がひとつ取れたまま)だったが、オーバハングゲージやら純正シェルとかセンタースピンドルオイル(※2000時間に1回、2-3滴の注油で十分です・・・って!!¥170)も一緒に買った。本当いうと、捨ててしまったダストカバーも欲しかったのだが、今回は見送った。後、audio-technicaのカートリッジのリード線(
AT6101])も安かったので多めに買っておいた。リード線なども凝る必要はないと思うが、純正についてきたリード線が10年経ったら、恐るべき状態になっていた、ということをふまえてのことである。


  SL1200シリーズ用の純正部品
  http://www.soundhouse.co.jp/shop/SearchList.asp?i_type=cm&s_maker_cd=747&s_category_cd=2420

 あと、まあ、ちなみに、マニュアルというか取説もここで手に入る。SL-1200MK2のはさすがに見つからんかったが、MK3以降はあるみたい。
 
 Diplodocs - 簡単にユーザーガイド・マニュアル・操作説明書などが探せます!  

  MCカートリッジやらも三個ほど出てきたが、これらも、また、気が向いたららなんとかしてみるつもり。ただ、音はいいかもしれんが、ジャマイカ盤の買った時から気泡が残っていたりセンターが狂ってたりする上に、10年ほったらかしにしていたレコードかけるのは・・・。今のところ、ピッカリングの625DJかM44Gの出す音で十分なのだ。そいと、まだ、確認したわけではないが、廃番となったMMカートリッジのほとんどの交換針が、いまも、なお、JICOというところで作られている(もしくは注文してから作ってくれるのか・・このあたりようわからん)ようで、手に入るみたいで、驚いている。やっぱ日本はエエ国や。今の政権がぶっつぶれさえすれば、また大丈夫にうまいことやっていける。多数派のための国はお隣の人民共和国たちに任せとけばエエのであーる。

2010年10月24日日曜日

GarageBandはつかえる

 中日ドラゴンズの和田スゴイ! 顔はまだ、覚えられないが、帽子とかヘルメットしていない状況では、一発でわかるようになった。しかし、今回のCSは「心の野球」というのが理解できない監督、チーム同士の戦いだったので、もひとつ、熱心に観たりしなかった。

 先週タイヤ後輪2本だけ交換した。前輪2本は以前パンクした時交換していたし、予算もないのでこういうカタチになってもた。で、クルマで丹波篠山あたりまで。すこぶる調子よろしい。
 あと、バッテリーが寿命に達し携帯の機能をほとんどなさないiPhone3Gだが、 先日、わざわざソフトバンクまで行ったところ、電池交換はできなくて、9800円で本体ごと交換とのこと。9800円という価格、iPhone4に乗り換えたくなるじゃないか。ま、税金収め終わる12月入ってからですな。
 
 米Amazonから、Shure M97xEというカートリッジ届く。30ドル以上送料がかかるが、それでも、日本で買うよりずいぶん安く手に入った。
 この前引っ張り出して、音がどうやっても出なくなっていたM44G、買いなおそうとして、見つけたのだ。音の違いは・・・ようわからん。

 アナログ・レコードからiTunesへの変換であるが、いろいろ試した結果、今のところ、GarageBand使ったやり方が一番、速く、しかも、ノイズゲートを使ったらアナログ特有のノイズ(レコードのノイズではなく、プレイヤーからのノイズ)がかなり、減らせるので、エエ。「共有」->「iTunesに曲を送信」とすれば、ノーマライズ(音を均一にしてくれるヤツ・・詳しくは調べてね)までしてくれる、勝手にiTunesに登録までしてくれる。
 
 他の例えば、CD Spin DoctorやフリーウェアのAudacityとか使い出すと、いろんなエフェクターやらなんちゃらかんちゃらでいろいろ音が弄れるのでワケがわからん音になってしまうのであーる。時間もかかるし。
 
 かと云って、Quicktimeの「新規オーディオ収録」でそのまま録って、でけたムービーファイル(動画なしの.MOV)毎、iTunesに放りこんでいくというシンプルな方法もあり、今までそれでやっていたが、かなり、音量のレベルがレコードによって、或いはカートリッジによって不揃いになってしまうのであーる。あと、プレイヤーの高音域ハムノイズがそのままのってしまう。

 まあ、ちゅうことで、今のところ、GarageBandで作った音がTunesでくりかえし聴いても、聴き疲れが少ないということで。

 オーディオは奥が深いので、深いいりぜず、いかに上澄みのオイシイとこだけ、さらって、いくか、でしょう。

2010年10月21日木曜日

パナソニック「テクニクス」消える

 IMG_0122

 最近はレコードで音楽聴いている。スカタライツとか、もっぱら、その方面、つまり、ジャマイカ方面ね。
 CDでも持ってたりし、当然、iTunesにも放り込んでいる曲とかもあるのだが、やっぱ、アナログはエエ。


 いくつか、腐りかけたカートリッジが出てきて、そのままつけても、うんともすんとも言わないんで焦った・・・というか焦るも何も、まあ寿命やなぁ、と思いあきらめかけたら、さすがに蛇の道は蛇、ドラッグストアで100円の「ドイツ生まれのメラミンスポンジ 驚きの汚れ落ちミラクルクリーナー」というヤツ買ってきて、針先、ありとあらゆる接点、レコードそのものまで、拭きに拭きまくったら、ああら不思議、なんとか音が出るようになった。そしたら、カートリッジ取っ換え引っ換えしながら、聴くと音がぜんぜん違って聞こえたりして、こりゃ、オモロイとあらためて、思い始めたワケである。

どこかでメラミンスポンジで針先をこするといいっていうレス見て、
じゃぁ、切れ込み炒れて、それに挟んで擦った方が良いじゃんと
やってみたら凄く調子がいいので、どこかにカキコした者でございまつ。

毎回20倍ルーペで確認しながらやってるけど、マジ綺麗になる。
ダイヤがピッカピッカ。ついでにカンチレバーの汚れも取れてる。
カンチレバー押してるんじゃなくて、単に挟んで、スッと切れ込み
に通してるだけだから、機械的なストレスはほとんどないはず。
スタイラスやカンチレバーの材質考えると、擦ることでダメージが
あるとも思えないしね。

これでもう寿命かと思ってたカートリッジもいくつかフカーツしてまつ。

[From カートリッジとアームの話題5]


 蛇の道は蛇、とはいいつつ、ナチスか特高かオーディオマニアか、といわれるぐらい、オーディオちゅうのは、ハマるともう底なしの「であらねばならない」地獄に陥りオーケストラひとつ持てるほどの金を使った挙句、周りに布教や洗脳や強要ついには自室に監禁し音による拷問までしはじまたりする。そうなると、成仏できんようになっても困るので、ま、ほどほどに、ですな。CDはCDの良さがあり、iTunesはiTunesの良さがあり、アナログはアナログの良さがあり、まあ、エエとこだけ、全部総取りする気持ちですわ。

 しかるに、MBSタイガースナイターで讀売が負けるのを見届けて(タイガースナイターで中日讀売戦をやるのだから、関西はホンマ怖いとこです)、ネットうろちょろしとると、下のような記事が。

パナソニックの高級音響機器ブランド「テクニクス」が消滅する公算が大きくなった。

 現行のアナログレコード用プレーヤーなどの生産が今月に入って中止され、後継機開発の見通しも立っていないためだ。販売店などで在庫がなくなれば、長年にわたり音楽愛好家に親しまれた名機が姿を消すことになりそうだ。

 生産中止となったのは、テクニクスブランドのプレーヤー「SL―1200MK6」やヘッドホンなど。パナソニックは中止の理由について、年々販売規模は縮小し、生産体制の維持や部品調達が難しくなったためだとしている。

 テクニクスは、パナソニックの前身・松下電器産業の高級ブランドとして1965年に誕生し、プレーヤーやスピーカーなどのヒット商品を次々に送り出した。

 「SL―1200」シリーズは72年に発売され、レコードをのせるターンテーブルをモーターで直接回す独自開発の「ダイレクト・ドライブ」方式を採用している。コンパクトな本体と故障が少なく安定した音質が特徴の名機として、シリーズ累計約350万台を販売するロングセラーとなっていた。

[From パナソニック「テクニクス」消える : ニュース : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞)]


 国が滅びる時、まずは文化から、という法則があるのどうかしらんが、まあ、この世にテクニクスSL1200というプレイヤーが無ければ、ヒップホップはおろか、レゲエのダンスホールもハウスも生まれず、SL1200が無ければ下手したら80年代以降の世界の音楽シーンは確実にぜんぜん違ってきたわけで、ソニーのウォークマンどころじゃないほど、テクニクスのプレイヤー、SL1200ほど、80年代以降の全世界の音楽に影響与えた日本の工業製品はないのであーる(オーバーかもしれんが事実である)。
 
 ちゅうことで、二十五年落ち(よく計算してみると、買ってからそれだけ経っているのである)の2台の1200MK2大事にしようっと。もう一台も埃まみれになっているけど、メラミンスポンジで磨いて、ベスタ小僧つないでまた遊んだろ、かくのように決心した次第であります。

2010年10月16日土曜日

10月16日

 今季の阪神タイガースさん、貪欲マートンの影響で「心の野球」というのを忘れているのではないか、と思っていたが、さすが、こういう時にきちんと、讀売さんに「心の野球」のお手本を披露するとは、シブいね。参りました。

 精神衛生のため、今の政権は無視することにしとるから、エエのだが、政権終了時、国民が竹槍で独立戦争しなあかん状況だけは避けて欲しい。目が死んでて腑抜けた答弁なんぼしてもエエわ、もう。この年で中国語おぼえるの、しんどいわ。チャイナドレスと中華料理は好きなのは好きなのだが、国がなあ。
 魚釣島のヤギさんに日本国籍付与とか重要文化財指定とか、はどないだ?・・・オレもこの程度しかアイディアが無いのが哀しいところである。

 ようやっと、アナログレコードがMacで聴けるようになった。カートリッジやらオーディオインターフェイスちゅうのを買わなあかんかったが。エエ時代になったもので、レコードのホコリ取りに、CyberCleanというスライムの出来損ないみたいなヤツを試しに使ったら大正解。要らん静電気を発生しないで、溝の奥底に積もったホコリが一発でとれましたわ。レコードそのものに何か影響があるのかもしれんが、そもそも、10年近く放ったらかしにしてたレコードやもんなあ。
 ↓ちなみにオレのはキティちゃんバージョンで甘い消しゴム系の匂いつき。


;アイリスオーヤマ サイバークリーン 75g ZIP-75" (アイリスオーヤマ)


 レコードプレーヤーにひっつけるカートリッジだが、もう、すっかり廃れておって買うの苦労するんじゃないか、と思ったら、さすがに、レゲエのセレクター以外にも需要が大きいみたいで、DJ用ばっかしかないが、けっこう選べた。昔気に入ってたヤツをかなり安い価格で手に入れることができまひた。DJさまさま、という感じですな。また、オーディオマニアも健在で、その手のサイトとか行ってみると、やっぱり、線がどうのこうの、振動がどうのこうの、思わず、逃げ出しましたわ。まさにSPUの世界健在なり、ですな。

 ともかく、これで、ジャマイカの音楽、まともに聴けるようになった。先日、シュガー・マイノットが亡くった時、まとめて聴きたくなった時、エラい往生したのである。リー・ペリーのブラックボードジャングルダブなんぞ、やっぱ、ぷちぷち音付きで聴かな気分でませんわ。

 歌謡曲はアナログほとんど持っていないので、エエのだが、レゲエとかロックなんか、アナログで持っているヤツ、CDで新たに買い直すのは、なんか、献血時の注射みたいに、ジワジワ血を抜かれているみたいな気になっていたのである。

 それに、一ヶ月ほど前、発作的にレッド・ツェッペリン(誰だ?ゼップ、とかいうのは!日本語ではツェッペリンはツェッペリンというんじゃ)聴きたくなって、つい、MotherShipという最近出たベスト盤みたいなの買ってみたが、考えてみたら、サードとプレゼンス以降のアルバムを除いて全部レコードで持っているし、サードとプレゼンス以降のアルバムに入っていた曲と「天国の階段」(大学時代、徹夜マージャン中エンドレスでかけている友人がいたため)は、なんか、今もってなお、聴く気がしないわけで。これも、献血時気分になったものだ。それに、肝心のMotherShipに入っている、高校時代クソみたいに聴いた曲、今、聴くと、高校時代のアホな思い出しか思い出さず、例えばレコード・コレクターとかの雑誌に載っているレコード評みたいな、不良がかった美少女との甘酸っぱい思い出なんぞ一つも思い出せず(レコードコレクターズ、読めば毎月誰かがどこかで必ず書いてある)、あのヤロウ!とか腹立たしいこと、ばかり。しかも、「あのヤロウ」そのものが、今は亡き人物だったりするから、複雑でかつ最低である。まあ、あの手の音楽は、やはり、老後の楽しみにとっておこう。
 
 以上、レッド・ツェッペリンの音楽そのものを素晴らしいものであることを否定するものではありませんよ、ということは今の段階ではいえない(昔懐かしい鳩山由紀夫普天間答弁風。一応、書いとかないとレッド・ツェッペリンのマニヤの方々に怒られるかもしれんから)

2010年10月13日水曜日

小泉今日子の「東京ディスコナイト」なんぞにハマってみる


 このところ、風邪をひいとる。喉が痛くなってそれが治ったら鼻がアカンようになって、今は咳が出る。困ったもんだ。


 ぼーっとしながら、スクーターズの和製モータウンサウンドを聴いとると、これまた、熱っぽい頭に、ええ感じである。


 甲高い声、気張った早口、そして「速く飛んできてよ矢のように」ちゅう日本語歌詞を持つ「あたしのヒートウェイブ」(もちろん、マーサ&バンデラスの「HeatWave」のカヴァー)はちいいとばかし、シンドイが、「オー・ハニー」とか声のあやふや感とか、バッチし決まった部分より、若干ヘタれているなぁ、ちゅうところが風邪でぐしゃぐしゃの脳味噌にはここちよい。

 スクーターズ、80年代初頭、日本でもニューウェーブやなんやらちゅうてピコピコやってた頃のガールグループらしいのだが、詳しくはよくわからん(http://amazons20.jugem.jp/?eid=338)もちろん、リアルタイムでは知らん。オレが知ったのは下のアルバムが発売されてから、である。
 
 聴いたとき、もう、モータウンなら、もう、なんでもアリの世界に驚いたものである。日本にこの手のガール・グループがあと30ほどあったら、オレの80年代もシアワセだったのに、と本気で思う。それと、当時のこうしたグループが出てくるたんび、近田春夫や大滝詠一や細野晴臣や坂本龍一やらの悪徳プロデューサー派の毒牙にかかって台なしにされておったわけで、よくぞ彼らから逃れて、自分たちの好きな音楽を自分たちなりに消化した音にしてたもんだと思った。  

"コンプリート・コレクション" (スクーターズ)

  YouTubeでもしや現物のライブとかあるかもしれんと調べてみたら、さすがに無かった(注 その後、みつけた!!)。 実際、彼女らのルックスがどうなのか、気になるのだが、それが果たせず、残念無念。



 ライブ映像どころか、ヒートウェイブやら涙のブレイク・アウェイ(多分、これ、ジャッキー・デル・シャノンのカヴァーじゃないかと思うが確信なし)もみあたらない。  スクーターズの「東京ディスコナイト」  


 なんと、92年に小泉今日子がカヴァーした「東京ディスコナイト」の動画が出てきた。



 かっちょいい。
 これが入っているアルバム、ちゅうのが、下。さすがに廃盤か。

 "BANBINATER" (KOiZUMiX PRODUCTION)

2010年10月10日日曜日

アナログ化

何を思ったのか,古いプレイヤー引っ張り出してみた。
さすがに,ぶんぶん、ノイズがのるわ、カートリッジぼろぼろ,錆びついるわ、針はいつの間にやら,ひん曲がってるわ、で、えらい苦労してます。
思えば、10年は、使ってない!

2010年10月6日水曜日

つば九郎エラい

 なんやかんや云うても、一番好きな曲は「東京音頭」、そして一番尊敬するツバメはつば九郎である。

 昨日、4−17という歴史的大敗を阪神タイガースに喰い、ただでさえ、脳内体温が上昇しとる時、某阪神ファンの方から心温まるメールをいただき、あまりにも、心温まるメールだったので、温まりすぎて沸点に達したのか、煮えくりかえり、全国八千万の阪神タイガースファン全てを敵にまわす覚悟ができたとき、この映像を観た。瞬間、スーっと邪念が消えた。そうなのである。勝てば相手チームをここぞとばかり罵り、負ければ自軍の選手もしくは監督のことをここぞとばかり口を極めてボロクソに云うーーー神戸育ちのオレの周りにウジャウジャいた、どこのチームのファンとは言わないが、そうした行動を取る人たちにウンザリして、東京ヤクルトスワローズのファンになったのではなかったのか(以前、東京ヤクルトスワローズのファンになったきっかけは別のこととして書いたが、その時はその時)?

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 初心忘るべからず、まさに、その「初心」に戻らせてくれた。


 スワローズファンはあの球団のファンのようになってはいけないのである(高田監督退任の時、スワローズファンの一部にこうした行為があったという。事実とすれば、恥ずかしいことである)このつば九郎の清清しい姿に、文字どおり、心を洗われたものである。

 ともすれば、資金力=順位の公式が容易に成り立ち、弱小チームにはすぐ身売り話がとびかい、弱小チームからは有力選手がどんどん米国や他球団へ逃げていき弱くなるだけ、この世知辛い世の中、つば九郎のこの行為こそがプロ野球を救う、否、日本のプロ野球の明日を示唆するものといえよう。まあ、チョイと間抜けではあるが。

 ぶちゃけた話、青木が阪神戦で例えばプロ野球新記録を更新した時、トラッキーが花束持ってきてくれるか?、その度量がチームにもファンにもあるか、ちゅうことであーる。だいたい、そもそも、東京ヤクルトスワローズと広島カープと横浜ベイスターズがおらんかったら(残念ながらこれらの弱小球団はいつ、経営難で潰れてもおかしくない)、今季の勝率はどのぐらいなるのか、中日ドラゴンズをのぞく上位球団は、謙虚さを持っていただきたい。

  なんやかんや云うても、一番好きな曲は「東京音頭」、そして一番尊敬するツバメはつば九郎である。 





こんなんもあった。??????。

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2010年10月5日火曜日

Macで「USB Sound Blaster Digital Music Premium HD SB-DM-PHD」をつかう

 最近、また、ジャマイカの音楽を聴きたい気分で、AmazonやらITMSやら必死こいて、探していたのだが、はたっと気がついたのは、オレが探しているのはたいていはアナログで持っているやつばっかなのである。
 そこで、埃まみれのプレイヤーを掘り出し、机の中でワケの解らん状態になっていたカートリッジ をくっつけ、これまた、そこいらに立てて置いていたアナログレコードを取り出し、かけてみたら、ボワンボワン、 ちゅう音しかしなかった(前回)。カートリッジが変な雑音ひろってきよる。しかも、以前はUSB入力できたロランドのUA30がいつのまにか、使えんようになっていた(とっくに廃番。メーカーのHPでは痕跡すらなし)。

 コレじゃアカンちゅうことで、カートリッジ、 USB経由でプレーヤーの音を取り込めるヤツ(正式になんちゅうのかワカラン)を新調してみた。

 カートリッジ ピッカリングの625DJSというヤツ。大昔使っていた記憶がある まあ、定番のシュアのM44GやM44-7とかもエエのだが、カートリッジ一体型じゃないので。

"ピッカリング DJカートリッジ 625DJ(ピカリング)" (PICKERING)


 USB経由でプ レーヤーの音を取り込めるヤツ クリエイティブのUSB Sound Blaster Digital Music Premium HD SB-DM-PHD

                      PHONO入力がついている。これはMac非対応なのだが、オンキョーの同等なヤツよりかなり安かったんで、イ                      チかバチか、で。


"USB Sound Blaster Digital Music Premium HD SB-DM-PHD" (クリエイティブ・メディア) 

 そいと、保管状態が悪いアナログレコードのホコリ取り用に サイバークリーンのキティちゃん仕様を買った。オーディオマニアはどうせ、良く云わんだろうが、変に静電気が発生しないので、良かった。


"アイリスオーヤマ サイバークリーン 75g ZIP-75" (アイリスオーヤマ)

2010年10月4日月曜日

雑感

このところ、マジメにここを更新しとるが、テレビがスペシャルばっかなせいもある。それに、ペナントも東京ヤクルトスワローズは4位確定してしもたし。
・龍馬伝なんとかならんか
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を踏襲せえ、とは云わん。ただ、大声ですぐ泣きわめいては、自分の意思をとおす、ちゅうのは、どうなのか・・・と腹を立てもオモシロくないので、最近は、福山雅治に藤山寛美氏が憑依していると仮想して観ていると、笑えるようになった。ドラマの作りがなんのことはない、涙と人情でコテコテの「松竹新喜劇」なのである。いや、じっさい、歴史の方では、坂本龍馬=藤山寛美という説も・・・あるわけない。

NHKの朝の連ドラ「てっぱん」では、富司純子が藤純子してる。九州弁だったらカンペキだったのに。

2010年10月3日日曜日

美空ひばり  むらさきの夜明け


いつのまにか、YouTubeから直接Bloggerへこうして更新かけることができるようになっていた。

 美空ひばり苦手なオレが一番好きな「むらさきの夜明け」の動画である。

 万が一、検索エンジンで「美空ひばり」でここにたどりつかれた方には、申し訳ないが、彼女が12歳の時の主演映画「悲しき口笛」を、不用意に観てしまって以来、美空ひばりのある種の声には「嫌悪感」をいだいている男が書くことである、不躾をお許しいただきたい。
 無知を哂っていただきたい。無礼をお叱りいただきたい。

ただ、「むらさきの夜明け」(作詞:吉岡治 作曲:原信夫 1968年 あの「真赤な太陽」のB面)は大好きな曲で、西田佐知子「涙のかわくまで」並に100回以上は聴いてるので、その動画が見つかった、ということで、興奮した。

最初見たときは、バックダンサーのお姉ちゃんが踊っているシーンから、画面のよこから、植木等並にヒョイっと現れて以来、一歩も足を動かさず上半身だけをくねらせて「踊る」(間奏部ちょこっと2,3歩レベルだが、ステップ踏む)、この美空ひばりの「珍妙な」といっていい手をあれやこれや動かす「振り」というか、踊りというか、一仕事おわった海女さんが男たちの地引網引っ張っているのを応援しているような感じだ。バックダンサーたちの動きもなにか奇怪である。彈けているようでいないようで。

ただ、例によって例のごとく、何度もこの動画リピートして観ていると、どんどん、主語のない、メッセージがあるようなないような、イメージが絵画的なような言語的なような、不思議な、でも、素晴らしい歌詞が作り出す世界に惹きこまれ、また、あのうねりまくったビートの演奏にどんどん酔わされ、もちろん、美空ひばりのこの曲でしか聴くことのできない唄い方にノせられ、最後の最後、美空ひばりが、ぱっと手を広げて終わるときには、「カッチョいい!」と思うようになり、遂には(つまり「今」だ)、この曲とバックダンサーズの動き、そして、美空ひばりの声、そして「振り」というか「踊り」が、びしっと一つになって、いつのまにか、涙が出てしまっている。すばらしい!(口パクかもしれへんが、ひばりの踊りに比べれば小さなことである)

ただ、オレが「柔」や「悲しい酒」とかに涙するような段階に達する頃は、多分、日本という国が世界地図から消えている頃であろう、ということもわかった。遠い先かもしれんし、案外、すぐかもしれん。

「かっこいいことはなんてかっこわるいことなんだろう」であり、同時に「かっこわるいことはなんてかっこいいことなんだろう」である。

なんで、トウトツに美空ひばりの「むらさきの夜明け」なのか、といえば、下のアルバムのことを書こうとして、2曲目の「むらさきの夜明け」で止まってしまったからなのであった。このアルバム、ボーナストラックとして「ボーイハント」「大人になりたい」「ヴァケーション」が入っているのだが、82年のライブからのもので、かなりリラックスして歌っており、弘田三枝子や伊東ゆかりの最強ヴァージョンに殴りこみをかけるようなものでなく、安心した・・・何を「安心」しているのかわからんが、あのひばりが本気でヴァケーション唄ったらどうなるか、を想像したのである。

はたして、ワシらに「むらさきの夜明け」はやってくるのであろうか?




 







"ひばりと太陽" (美空ひばり, ジャッキー吉川とブルー・コメッツ, 津々美洋とオールスターズワゴン)


2010年10月1日金曜日

中日ドラゴンズ、セ・リーグ優勝おめでとうございます

 最初にマジック点灯したチーム別のチームだったのと、今日貴チームのカードがなかったため、ついうっかりしていましたが、本日なぜかマジック0になったわけなのですね。
  あらためて、 中日ドラゴンズならびに中日ドラゴンズファンのみなさま。セ・リーグ優勝おめでとうございます。

 チャレンジシリーズでのご活躍をお祈りするとともに、老婆心ながら、一年の疲れを癒すため、明日の試合ぐらいは勝負を忘れ、ごゆっくり休養なされることを心よりお願い申し上げる次第でございます(心にもないこと書くとやたら文章がクドくなるなぁ)。

 
 

2010年9月30日木曜日

9月30日

 何かすごく赤面する。いわば、ジョニー・ロットンやマイケル・ジャクソン以上の人なのだ。
 
  東京ヤクルトスワローズ、前田健太くんにええようにされてしまい、負け。日本一のピッチャーだ、ま、しゃあない。
 しかし、薄々思っていたのだが、上位三チーム、カルテルでも結んでいるのか、絶妙のタイミングで負けたり勝ったりして、ついに、スワローズの手の届く範囲に、一チームも降りてこないで終わるつもりである。それが証拠に、今日こそは、日頃お世話になっている阪神ファンの方へ、マジック点灯に対しての、心のこもったお祝いメールをしたためようと思っていたが、最終回、どう考えても、どう考えても、どう考えてもである。「負けに不思議の負け無し」(野村語録より)、というではないか。ま、ともかく、友人に中日ファンがいないことを幸いとしよう。


 大正筋に。タバコ買うため三軒はしごする。なんか、昨年末で「峰」が販売終了して以来、受難の連続である。徒労。今日の大正筋は前回のように粋なおねえさまたちが自転車びゅんびゅんかっ飛ばしてる、という時間帯ではなく、お子たちを2,3人ほど載せたお母様方の自転車とお年をめした方の自転車しか走っていなかった。徒労の徒労。
 今はタバコ吸いがイジメられておるが、尖閣の次が沖縄、竹島の次が対馬、北方領土の次が(はなんぼなんでも書けまへん)と同様、次は当然アルコールがそうなるのである。タバコと死の関係性が高らかうたわれ、ええ気になっておるが、そもそも、タバコ吸って激昂しケンカして死んじゃったとか、吸い過ぎて路上で朝まで寝こんでそのまま死亡、とか、ニコチン酔運転で電柱にぶつかって死亡、とかないのである。それにばら撒きと増税しか政策のない政党が与党であることを忘れずに。
 ま、オレは禁酒に成功しとるので、関係ありまへんが。

 突然のようにAmazonから下のアルバムが届く。突然もクソも自分で頼んでいたのであるが。
 土曜日以降、無性にいろんな音楽聴きたい気分が戻ってきた。

 DJ KENTAROという人のレゲエ・ミックスアルバム。DJ KENTAROという人、HipHopのDJみたいだが、スゴイ人みたいで、YouTubeにあった動画(http://www.youtube.com/watch?v=X4LrsDdRPLE )見ると、ヘッドフォン無しにDJしてはる。なんかで一等賞とりはった(http://ja.wikipedia.org/wiki/Dj_KENTARO)みたいだが、まあ、おっさんのオレにはわかりまへん。それよりなにより、Pressure Soundsというジャマイカが一番おいしい低音出してたころの音を発掘しているレーベルからの選曲というのに、そそられた。

 
 このアルバムはミックスアルバムちゅうて、いろんな曲をぶっ続けたヤツで、まあ、この手のものは、レゲエがらみのイベント会場、レコ屋でCD、テープとかであれやこれやそらもう、沢山売っている。売っていた、か。もう、その手の場所に行かなくなって、幾星霜。
 ぶっちゃけ、いろんな人のいろんな曲が回転ずしのように次から次へとぶっ続けに流れるワケだが・・・。
 

"PRESSURE SOUNDS Presents "TUFF CUTS" DJ Kentaro Crucial Mix [日本語解説付き国内盤]" (dj KENTARO, Earl 16, Joe Gibbs & The Professionals, Prince Far I & The Arabs, The Revolutionaries, King Tubby, The Overnight Players, The Sounds Unlimited, Karl Masters & Joe Higgs, The Village Bunch, The Upsette)

 1回めはスピーカーから、2回目は今こうしてヘッドフォンできいているのだが、Beware(レゲエ知り始めにはまった曲 クレオールというグループの曲)のダブがわけがわからんようになっており、オレには馴染みのヴォーカル部がしっかり入っていたり、大好きなEarl16というこれまた渋いシンガーのFreedom、これはPressureSoundsのCDで一時期バカ聴きしていたのが終わったと思ったら、Roots Kunta Kinteだ。お馴染みの曲のダブだが、えーっと、最近レゲエ聴いていないので、すぐにはワカラン。あとも聴き飽きるまで聴いた筈のShake The Great (The Overnigt Player)・・えーこれも元歌は・・・まどろっこしくなってきた。慣れ親しんだ曲の間に初めて聴くたくさんの曲がはさまっており、一つ一つがどうのこうの云うのがあほらしくなるぐらい、久々にぶっ続けで、おいしい低音を頂きました。ごちそうさま。回転寿司というより、ちゃんとした寿司屋でおまかせで喰った気分。

 て、また、Amazonウロチョロしてたら、なんと!また、新しい歌謡曲のコンピが。さすがにもう金がない。どないしよ。ヤードバーズやらレッド・ツェッペリン買っている場合ではなかった。タバコ値上げが無ければ、なんとかなったものの。税金用の金に手をつけるか?・・・これというのもそれというの、あれもこれも、全部、政治が悪いのである。

 

"昭和ダイナグルーヴ EMIミュージック・ジャパン篇" (オムニバス, 岡崎友紀, 萩野達也とバニーズ, トワ・エ・モア, 小川知子, ザ・ハーフ・ブリード, 広川あけみ, 大形久仁子, 志麻ゆき, 君夕子, 望月浩)

 

"GROOVIN’昭和!1~こまっちゃうナ" (オムニバス, 入江ゆみ, 黒岩三代子, ザ・ヴァイオレッツ, 司美智子, 滝しんじ, チャコとアップリーズ, トリオ・ザ・サイゴンズ, 藤健次, レモンレモンズ, 加賀ひとみ)


"GROOVIN’昭和!2~ベッドにばかりいるの" (オムニバス, 千昌夫, 山下雄三, 児玉一郎, マリアンヌ, エコノミック・アニマルズ, 中山千夏, 李礼仙, 東てる美, 加橋かつみ, 藤本卓也)


"GROOVIN’昭和!3~恋のサイケデリック" (オムニバス, ザ・マミーズ, 北沢まり, 山本リンダ, レモンレモンズ, ザ・デビィーズ, ザ・ヴァイオレッツ, 知念昌美, 東京ベンチャーズ, 平田隆夫とセルスターズ, ザ・シルビー・フォックス)


"GROOVIN’昭和!4~自衛隊に入ろう" (オムニバス, 大塚まさじ, あんぜんバンド, 南正人, 友川かずき, いとうたかお, 金森幸介, 及川恒平, 喜納昌吉&チャンプルーズ, はちみつぱい, 高田渡)


"GROOVIN’昭和!5~ぐでんぐでん" (オムニバス, 上田正樹と有山淳司, 中山千夏, 平田隆夫とセルスターズ, あんぜんバンド, めんたんぴん, 萩原健一, 上田正樹&サウス・トゥ・サウス, 桑名晴子

"GROOVIN’昭和!6~東京ディスコ・ナイト" (オムニバス)

"GROOVIN’昭和!7~ロマンチスト" (オムニバス)

2010年9月28日火曜日

9月28日

 そうなのだ。早川義夫は「別格」なのだ。(http://ja.wikipedia.org/wiki/黒澤進)。
 それが証拠にまあ、三日め、早速フラッシュバックが来る。92年のリー・ペリー初来日ライブ以来である。あの時はどでかいウーファーに密着してたため、ド低音の音圧のせいもあるが。
  「自分をわからないのに、他人がわかるわけがない」(「批評家は何を生み出しているのでしょうか」作詞作曲早川義夫より引用)。生で聴いた早川義夫の言葉だ。それが、いまごろ突き刺さって来やがった。ほんま、キツいわぁ。
 たるいライブやコンサートなら「感動をたくさんもらいました」とへらへらしてたらええけど、ホンマのライブが終わったあとは、くたくたになり、その肉体的疲労は快感になるかもしれんが、くたくたになった心の方は、喜びは喜びだが、むしろ「よくもこんな目にあわせやがって」という怒りに近く、それが、ぐるぐる心の底で渦巻いている。あたりまえだ。スワローズ負けた試合観ても、その腹立ちは翌日ぐらいまで残るのに、ライブの場合、打ちのめされたのは「自分」なのだから。
 
 
そうなのだ。早川義夫は「別格」なのだ。いろんな人がいろんな人と比較したり並べられているが、声の耳にこびりつき度からいうて、美空ひばりとかに近いのではないか、とか生意気なことつい書いてみたいやん、ファンとしては・・「自分をわからないのに、他人がわかるわけがない」(同上曲より引用)・・・・・な、キツいやろ。ま、そもそも、オレ批評家でもなんでもない一市民やから、関係ないと云えば関係ないのだが。

 いつもの日常に戻ろう。戻らなアカン。戻れんようになったら困る。月末だし、10月からは税金の季節だ。タバコ買い置きしてへんし。タバコ、エコーに変える作戦もなぁ。

 
 スワローズ勝った。石川、やはり、エースである。これで13勝。開幕6連敗して、ふてぶてしくなった。苦しそうな顔イヤそうな顔が試合中ほとんど無い。頼もしい。
 それはそうと、ちょいと鳥取で耳にした噂なので確証がないし、また、確認する気もないのだが某チームにマジックが出ていたそうである。そのチーム、今日負けているのだが、どうなったのだろう。確証も確認もする気もないが。マジック点灯したのだから、フツーはいつもお世話になっている阪神ファンさんに祝賀メールの一本でも打たなアカンところだが、逆に落ち込ませたり怒らせたりするかもしれへんからなぁ。いやあ、気をつかいます。

 

 弘田三枝子の「Ruby」、昨日に引き続き、例によって、繰り返して聴きながら、心を整える。Ruby、どっかで聴いた曲と思うが、ひっかかったまま。ジャズのスタンダーズらしいのだが、そうした場ではなく、思い出せず、ひょっとしたら、とオムニバス映画「世にも怪奇な物語」引っぱりだして確認する。

 フェリーニが監督した「悪魔の首飾り」の下の表彰会場で突然そばに寄ってくる謎のおねえさまのシーンのバックに確かに「Ruby」が流れていた。
 ジャズに関してはほとんど知識0なので、知識が足りなくて、ホンマ、困る。
 「足りないのではなく何かが多いのだ」(同上曲より引用)

 

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"世にも怪奇な物語 HDニューマスター版 [DVD]" (ロジェ・ヴァディム;ルイ・マル;フェデリコ・フェリーニ)

2010年9月27日月曜日

9月27日

 爪に火をともすようにして、貯めた税金用の金を銀行に入れておくため、大橋へ。銀行出て大正筋商店街をフラフラしてたら、前から自転車に乗ったミニスカのねえちゃんが。慌てて、眼をそらすが、間一髪、間に合わなかった。縞だった。心の中でそっと手をあわせる。これが、神戸。
 そいで、ぼっかけ焼きそば480円喰ったら、いつもの毎日が戻ってきた。
 スワローズは讀賣に負けたが中日には勝ち、青木が200安打達成。政治はあいかわらず、あいかわらずだが、まあ、しゃあない。小学生が高校入試の問題やっているようなもんやから、そりゃできへんしまちがえるわ、そもそも問題の意味すらわからないだろう。
 
 経験則から云うと、ええライブに行ったあとは、確実に「耳」がよくなる。  いろんな曲をあれこれや聴いたあと、弘田三枝子のジャズアルバム「The Nearest of You」の「Ruby」にはまる。
 眠くなってきた。

2010年9月26日日曜日

9月25日早川義夫・熊坂るつこ

 間があいた。9月25日に向けて「心の準備」というヤツをしていた。フツーなら斎戒沐浴するところだが、オダギリジョー&麻生久美子の「時効警察」をレンタルでみて、明鏡止水。百面相ならず「百表情」の麻生久美子、惚れてもたがな。
 で、昨日は9月25日。
 鳥取まで、早川義夫のライブに行ってきた。
 遂に、である。鳥取では旧友さんどさんにお世話になった。サザエ等鳥取の海産物をたらふく食ったが、今、サザエもう一個喰っとけば良かったと後悔中。

 今回ばっかは、なにせ、早川義夫である、舞い上がった。ライブ中、ケンカに行く時みたいな感じ。ここでクールなんかになれん。しゃあない。しかも、帰りし本買うたら、サインのみならず、握手までしてもろた。AKB48のファンの気持ちが初めてわかった。ライブの感想はこの時、ご本人に直接伝えることができたので、なんかスゴく満足した。おそらく意味不明瞭であろうが、目の前の早川義夫に対し声が出ただけでも自分をほめてやりたいところである。かつて、そばの工場へ出張で何ヶ月も行ってたくせに、中原の本屋さんには恥ずかしくて入ることすらできなかった男がである。

 早川義夫の存在が強烈なのと、おれのいた場所から、見えにくいところにおられたため、最初の頃あまり気がつかなかったのだが、鬼太郎のネコ娘 を彷彿とさせる熊坂るつ子(鳥取駅で「ネコ娘号」の看板をみたのでしゃあない、このあたりまったくのオレの主観である)も凄い。るつ子さんが作詞なされたというネコの歌あたりから、凄く、まさに圧巻であった。アコーディオンソロちゅうのも、生まれて初めてであったし、アコーディオン特出し(変な表現だが仕方ないアコーディオンをひきながらライブ会場を縦横無尽に駆け巡ったのだ)もアコーディオンとまさに一体化し、なにかに確実に変化していた。


 ネコの歌だが、曲名を忘れたが、今まで存在していたものが存在していないという空虚感空白感欠落感の描写が見事で、この3月愛犬を亡くしたばかりのオレには泣きそうになったが、そこはケンカモードだ、ぐっと我慢してやったぜ。ペットブームの今だ。この曲シングルにしたら、「トイレの神様」の次に泣ける曲として、確実に一発アタル筈だが。

 ガタガタ書くつもりなかったのだが、ダラダラ書いてしもた。おっと肝心なことを書き忘れていた。オレは鬼太郎が連載時からネコ娘のファンなのだ。

 これを書いとるのは翌日だが、まだまだ余韻が残っていて、言葉に出来ん何かがともすれば、わきあがってくる。そうなのであった。その言語にできんものをなんとか、へたれでもあてずっぽうでもちょっとウソがまじってても、エエ加減でも、ともかく書いたろう、ちゅうのが、この、ブログのテーマだったのである。東京ヤクルトスワローズの勝利を悦び、讀売や阪神、中日に「心の野球」を説くブログじゃなかったのだが、もちろん、それも、やめまへんよ。

 音楽ジャンルに問わず音楽好きな善男善女は、ともかく、機会があれば、行っとくべきである。もう、二度と「伝説」にしてたまるか。

2010年9月16日木曜日

ヤードバーズ聴く

 ようやっと涼しくなったと思ったら、風邪がひどくなってしもた。ワケわからん。
 スワローズ、5割復帰。
 テレビは政治ネタと押尾とワケのわからん児童虐待ばっかなので、音楽ネタに戻る。


 iTunes Music Storeうろちょろしてたら、ヤードバーズの「Putty (In Your Hands)」とか全然知らん曲見つけ、それがあまりにもカッコよかったので、買ってしまう。ヤードバーズ好きだったのは、今を去る30年前(おお!)の浪人時代あたりで、この頃、渋谷陽一がNHKでやってた番組の影響なので、あまり、デカいことは云えんし、未だギターが上手いというのはどういうことなのか、ワカランので、エラそうにも云えんが、「Putty (In Your Hands)」はカッコええ、と思いました。せっかく大発見した気分なのだが、YouTubeにフツーにあるから、困る。

 ヤードバーズWiki http://ja.wikipedia.org/wiki/ヤードバーズ




 



 約30年前の渋谷陽一によれば、ヤードバーズの末期、ジミー・ペイジ(当時、オレはレッド・ツエッペリンが好きだった)がおった頃があり、アルバムは2枚あって、一枚はとっくに廃盤、もう一枚のライブ盤は発売即回収ということで、「幻」とされており、もう、オレみたいな人間はその「幻」というだけで、フツーに手に入るアルバムそっちのけで、血眼でその「幻」のアルバムを追い求めたものである(多分、放送でアルバムまるごとかけてくれたと思う)。が、時は変わり、ジミー・ペイジがおったヤードバーズの曲はおろか、動画まで、YouTubeでフツーにあった。

 ヤードバーズの中で一番好きな(好きだった)曲、「トレイン・ケプト・ローリン」もジーミー・ペイジがギターで・・・でもあんましカッコ良くないような・・・。





 これは有名な映画「欲望」の中の「トレイン・ケプト・ローリン(ストロール・オン)」、こっちはジェフ・ベック・ジーミー・ペイジ、のツインリード。ザ・フーのピンチヒッターで出演したそうで、ギターメチャクチャにするのはやらせらしいが、そいでも、フツーにカッコええ。





 これはジェフ・ベック時代のライブ。まあ、こんなのもあるから、今の青少年少女諸君は恵まれとる。カッコええ。。





 ヤードバーズちゅうのは、エリック・クラプトン・ジェフ・ベック・ジミー・ペイジとスゴいギタリストがおったため、スゴい神格化されてしもうているが、おれのようにギター上手いか下手かわからん人間なんぞは、なんか、その神格化のご威光で聴いていたところがあって損したと思ている。スゴいスゴいヤードバーズの貴重な貴重な曲、を聴いているんだ、と力んで聴かずとも、このあと、ヤードバーズとほぼ同時期に活動していた、ザ・フーやらキンクスやらスモールフェセズやら、リラックスしまくり、寝転んで口半開きでよだれ垂れ流しながら、聴いても「カッコええ」と思えるバンドがいっぱいあって、「あのヤードバーズへの変な熱狂」はなんだったのだろう?とか思ったものである。

 ジェフ・ベック、ジミー・ペイジのツイン・リードの「Happnings Ten Years Ago」の動画まであった! http://www.youtube.com/watch?v=0AF8yMx9SvE

2010年9月14日火曜日

走れトロイカほがらかに・・・

  風邪をひく。咳がひどい。このクソ暑さだ、風邪の熱で暑いのか、ワケがわからくなり、困った。   

 で、退屈なので、風邪がひどかった土日、宍戸錠の「拳銃(コルト)は俺のパスポート」、観た。1967年の日活、宍戸錠主演のメチャクチャかっこいい映画である。観るとハマってしまい、二三回観返したり、他の日活アクション観て過ごす。だいたい、全盛期の日活アクション、ちゅうのは、「殺し屋」が普通に出てきて、そこいらの「暗黒街」や「港町」のバーでフツーにピストルで撃ち合いするので、ハマれ無かったら、何やっとるねん??で終わってしまうのである。

 政権第一党の党首選挙、つまり、日本の一番ムダな二週間もようやっと終わり、よかったよかった。
 結果は、ま、なるようになったのだろう。
 完璧な外野としては、最小不幸社会なんぞに大それたもんにせんでええから、現状維持を目標に、悪くても今より−5%(でもエラいことなのだが)でも、我慢するから、ともかく、今あるあれやこれやをひとつひとつやってほしいものである。今の日本はいわば借金19時代の東京ヤクルトスワローズみたいなもんなのである。なのに、今から日本シリーズのこと大言壮語してウソの夢国民に持たせたりするのはやめて欲しい。
 ま、あかんかっても、もう、腹は立たない。ただ、竹島がいつのまにか日本の地図から消えていたように、こんどの政権終了時には、尖閣列島、下手したら沖縄までもが、そうならないことを願うばかりである(朝日新聞にはどうせ、友情の島 としよう、とか、ウソくさい、さぶいぼの立ちまくる言説がのるのだろう)。

  しかし、このところのネットの一部での、異常なまでの小沢人気はなんだったのだろう。小沢を勝たせたいあまりか、相対的に菅直人が官僚の手先になってしまっていく経過はオモロかった。オレとしてはもし事実なら、たった三ヶ月であの典型的な団塊の世代の首相を洗脳した官僚を褒めてやりたい。
 

 今日の結果、こればっかは認めるしかないのだろうが、どうせ、悔し紛れに、官僚と結託したマスコミの「プロパガンダ」(こういうナチスドイツと左翼と、あとスパークスぐらいしか使わない専門用語はそろそろなんとかならんのか、とおの昔にナチもソ連も崩壊しとるぞ!)のせいだ、陰謀だ!謀略だ!、が次に出て来るのだろう。もちろん、負けたらそういうことを云って煽るのが好きな方々が集まった政党であるからしゃあないことでもある。ま、外から見てると、オモロイが。しかし、万が一、そういうことがあっても、そういうことがある政党のそういうことをするのが好きな方々による選挙の結果だから、しゃあないのではないか。やられたら、やりかえしたったら、エエだけのことである。国政選挙じゃなくあくまでも、一政党の選挙である。
 被害妄想を膨らますだけ膨らまし、党内や官僚やマスコミを詮索し、複雑怪奇かつ難解極まりない「謀略論」組み立てるより、ここはひとつ、男らしく(人間らしく)やなあ、素直に、党の方へ「解散総選挙」を求めて欲しいものである。実は、国民(オレ一人かもしれんが)は小沢一郎でも菅直人でもなく、それを求めているのである。







2010年9月7日火曜日

復帰

ようやっと、新しいMac、なんとかなった。 恐るべきことに空気清浄機能まで、持った(安いエアコン用フィルター買ってきてくっつけただけ)。いうか、前のMacの中のファン見てびっくり、したためである。羽のひとつひとつにそりゃホコリがこびりついてワケの分からない物質に変化していた。まあ、単にエアコン用のフィルターくっつける、こういうイランことして、イランことになったら困るので、一応、CPUやらHDの温度調べてみたが、あんまし、変わらなかったので、まあ、エエやろ。アップルケアプラン適応外だろうか? まあ、空気清浄の効果もあんまし、ないだろうが、タバコのケムリを続々吸い込んでいくので、まあ、気休めには。それに犬の毛とかデカイヤツはまあ・・・つうても犬ももうおらへんか。
     この一週間ほど、なんど、インストールしたりフォーマットしたことか。
 素直な性格ならもっとすんなりいった筈だが、そこは素直になれない業を持つからしゃあない。 
 しかし、前の環境と比べて、あんまし変化なく、こんなもんか、ちゅう感じ。3GBしかないメモリを増やしたいのだが、もう既に予算使い果たしたし。  
 Windows7のHomePremiumの64ビット版、ずいぶん前、バンドル版一万円ほどで買ったヤツ、今度の新しいMacでは、BootCampではスンナリ動いたので、まあ、良しとせなあかん。前のMacではインストールすらできなかったのだ。
 しかも、3.1以来、生まれて初めて、Windowsが速いと感じたから、たいしたものである。
 ただ、、古い古いオフィス、いまさら、インストールするのも気が引けるし、クソ高い今のオフィスには手が届かないし、動画観るぐらいしか使いようがない。 でも、動画観るなら、Macで充分なのだ。悩ましいところである。
   
 ま、今回のMac移行作戦、最大の成果は、某党で行われている、目くそと鼻くそとの罵り合い合戦(代表選終わったら、国民は目くそか鼻くそか、を食わなアカンのである!究極の選択とはこのことである) にほとんど感情を動かされなかったことであろう。赤い風船にのってどっかいきたいところだが、これが日本だわたしの国だ。

2010年8月27日金曜日

そっと・・

 今日は素直に、東京音頭を唄えました。

 ・・傷つくひとがおるかもしれないので、そっと、書くが、東京ヤクルトスワローズ、館山で完封勝ち。傷つくひとがおるかもしれないので、、そっと書くが、館山の完封勝ちであった。傷つくひとがおるかもしれないので、そっと書くが、ついこのあいだ、22点も取ったチーム相手に、完封なのである。大声で叫んどくが、ウレシイ。

 さて、いよいよ、金策もどうにかなり、新しいMacPro、買うことになった。今日は神戸のソフマップで在庫も確認したため、来週始めには買うことになるだろう。ちゅうわけで、これから、今のMac Proを下取りように、元の環境に戻したりセなアカンので、ここの更新があいたり、メールのお返事が遅れるかもしれないが、ご容赦を・・・つて、遅れるんは、毎度のことか。

2010年8月26日木曜日

亡国音頭

 由規が161キロの記録をぶったてたが、試合は負け。まあ、政治のネタはタブーだし、いくらキライな政権だって、自分の力で政権取ったからナニしようが、まあ、しゃあないのだが、しかし。今は、日本という国の仕組みを、必死に学習し、自分たちの考えをどうやって、効果的にそれに反映するか、必死な時と思うのだが、もう30年も政権取って熟しまくった政党がやるようなことをしている。いうか、日本の政権政党=自民党みたいにならないとアカン、と彼らは思っているに違いないのである。でも、心配はしていない。なんぼ、メチャクチャ好き放題しても、まあ、オレは経験無いが、敗戦のどん底から這い上がった国である。良くなる、たぶん良くなると思う、良くなるんじゃないかな。ま、少しは覚悟をしておけ。
 いつもこのところ、歌っている「東京音頭」、今日は歌えなかったので、つい、ニュースを見ながら歌詞を変えてみた。
 ちゃんちゃちゃちゃ、ちゃんちゃちゃちゃ、はい、みなさんもごいっしょに!  

 はあ、国を亡くすなら、ちょいと
 代表選、よいよい
 危機の日本の 危機の日本のまんなかで サテ

 ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
 ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ

 はあ、国を売るなら、ちょいと
 謝罪談話、よいよい
 日韓条約を、日韓条約を反故にして サテ

 ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
 ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ

 はあ、国を潰すなら ちょいと
 バラマキ政策、ヨイヨイ
 財政破綻の、財政破綻のスレスレで、サテ

 ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
 ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ


 はあ、国民無視するなら ちょいと
 党内抗争に多数派工作、ヨイヨイ
 株安円高を 株安円高をほったらかし サテ

 ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
  ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ


 はあ、西は金まみれ、ちょいと
 東はブレまくる、よいよい
 音頭とるハトは、音頭とるハトはまた真ん中に、サテ

 ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
 ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ

 はあ 国を亡(ほろぼ)すなら、チョイと
 民主党政権、よいよい
 いつまでたっても、いつまでたっても悪くなるだけ サテ

 ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
 ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ

 苦労して政権取ったのだから、みんな首相になりたいのはあたりまえである。でも、そのたんびに揉めるのもなんだから、いっそ、首相を月単位の「当番制」とかにしたら、いいんじゃないか。小学校の時の日番みたいに。

2010年8月24日火曜日

奇跡の五割復帰  2010/08/24

 あいかわらず、暑い。
 奇跡がおきた。
 あの東京ヤクルトスワローズがついに5割復帰である。信じられん。シンジラレナイ。今、どこぞのアッラーでもジーザス・クライストでもその他のどんな神様でもええから、「この5割復帰は、ワシのおかげじゃ、感謝せぃ、ワシを拝めたたえ信ぜよ、壺買え」ちゅうたら、本気で全財産なげうって、入信するであろう。が、まあ、そういう天の声は聞こえなかったので、しゃあないわな。仏壇に拝んどこ。
 アホなことはそのくらいにして、借金19からの1966年の阪神タイガース以来というから、44年ぶりの快挙らしい。もちろん、今から19連敗する可能性もあるわけだから、予断は許されないが、まあ。今は、優勝よりも、ウレシイかもしれん。
   

「最近のJ-POPの歌詞」
同じ空の下にいすぎ 夢を夢で終わらせなさ過ぎ 眠れぬ夜多すぎ 寂しい夜迎えすぎ 不器用な俺だけどお前のこと守りすぎ 何かがわかるような気がしすぎ 移りゆく街並みを眺めすぎ つないだ手離さなすぎ 光が挿す方へ行き過ぎ 君がいれば他に何もいらなすぎ

[From HMV渋谷店 閉店について|眼鏡な日々]

 まさに、最近の曲のウソ臭さをいいあてている。「光が挿す方へ行き過ぎ」ちゅうのは・・・若いもんは、あえて「闇」に飛び込んでイカンかい。闇の深さわからんもんに、光の明るさはわからんぞ、あほ・・・と説教したい。


 HMVの渋谷店は、開店した頃あたりに良く行ったものである。ヤヤコシイ理由はない。タワーレコードより勤め先から近かったからである。覚えているのはジャネット・ケイの「ラヴィング・ユー」と遠藤賢司の史上最長寿のロックンローラーあたりか。

 あんましにもCD買わなくなったんで、このところ、意識して、CD買うようにしている。ちゅうても、月に一万円ぐらいであるが。



 近田春夫とハルヲフォンのライブ、買ったら、わりと良かったので、オリジナルの3つも再発が出てたので、買った。まあ、こういう、大昔に聞きあきたヤツをまた、買い直すというのは、ええんかいな、と思ったりするが、まあ。
 そいで、まあ、当時のロックのカッコええとこ取りした感じの曲が多い、1枚目と2枚目、通して聴いてみて、「あ、もう、こういう音アカンようになってもた」と思ったわけである。もちろん、「秘密のハイウェイ」やら大好きだった曲は、これからも、大好きであり続けるだろうが。



 3枚目の「電撃的東京」は、 当時は凄かった。アルバム12曲中、11曲が歌謡曲のカヴァーなのであり、当時、ぶったまげたものである。しかも、ありとあらゆる歌謡曲はカヴァーした瞬間、そのまま、ロックになっちょる、ちゅうスゴイスゴイことをしでかしたアルバムなのである。まさに、「パンク」である。


 もちろん、「当時」を残念ながらつけないとあかん。歌謡曲はダサくしょうもないしょうもないもんやという当時のナウなヤングの共通認識があってこそである。そして、今のオレは、あたりまえだが、「歌謡曲」のカッコよさにハマりまくりの状態である。であるから、むしろ、「中途半端にカッコつけてるカヴァー」にしか聞こえないのである。これほど、哀しいことが、あるだろうか。たとえば、当時、オレは、ハルヲフォンの「きりきり舞い」聴いてから、オリジナルの山本リンダを聴いたら、山本リンダが、ダサくぶよぶよに聴こえたのであるが、それが、今や逆転してしもてるわけである。



 ちゅうことで、ハルヲフォンの「きりきり舞い」からオリジナルの山本リンダの「きりきり舞い」聴きまくり、ついでに、今、iTunes Music Storeでみつけた、山本リンダの「涙の太陽」のバターとミルクと卵で捏ねくり回したようなカヴァーに感動し、アルバムごと買ってしもうたところである。

"山本リンダ ゴールデン・アルバム" (山本リンダ)

1. きりきり舞い
2. 狙いうち
3. じんじんさせて
4. 狂わせたいの
5. 燃えつきそう
6. ぎらぎら燃えて
7. どうにも とまらない
8. 個人授業
9. ちぎれた愛
10. ルイジアナ・ママ
11. 甘い十字架
12. 涙の太陽
13. ダイアナ
14. ある愛
15. 追憶 (+Plus)
16. ひと夏の経験 (+Plus)
17. グッド・バイ・マイ・ラブ (+Plus)
18. 激しい恋 (+Plus)
19. 私は泣いています (+Plus)
20. 花とみつばち (+Plus)

 7曲目まではおなじみの山本リンダのヒット曲が並んでいるが、そのあとのカヴァー集がスゴイ。当時の山本リンダは、お色気過剰という生やさしいもんじゃなく、「襲ってくる」獣性過多な邪悪なオーラを放ちまくっており、アイドル系のちょっとした憧れとかを肉欲に変えてしもて、スゴイことになっている。


 お得の巻き舌を駆使した「ルイジアナ・ママ」や、珍しいレゲエ調「ダイアナ」とかは、青山ミチのヴァージョンに匹敵するハマり具合の「涙の太陽」とかは、まともなカヴァーなのだが。
 フィンガー5の「個人授業」が持っていた、小学生の先生への爽やかな憧れは、山本リンダが唄った瞬間、ずばり「タイトスカートの女教師モノ」の淫靡な淫靡な世界である(まあ、聞き手の品性というものも多少ありますが)。

 山口百恵の思いつめた緊張感バシバシの「ひと夏の体験」、この思春期を唄った曲を「うわきぐせはなおらないのよ」(「きりきり舞い」歌詞より)の山本リンダにカヴァーさせること自体、不道徳の極みである。熟しきった山本リンダが「あなたに 女の子のいちばん大切なものを あげるわ」と低い声で歌うのである。「愛する人に捧げるために守ってきたもの」をくれる、というのだ。セーラー服を着た山本リンダが像を結んだ瞬間、トンデモナイイメージが広がってくるわけである(まあ、聞き手の品性というものも多少ありますが)。でも、噂を信じたらアカン、ほんまは、山本リンダは山口百恵よりずっと、「うぶ」やったのかも(「どうにもとまらない」より)。


 郷ひろみ筒美京平の名曲『花とみつばち」 はリンダは抑えた甘い声で歌っており、びしっと決まっている。ただし、花は花でも、食虫植物がミツバチを狙っている緊張感は、絶えず、感じさせるから、たいしたものである(まあ、聞き手の品性というものも多少ありますが)。


 まあ、こうした芸当ができるのも、かなりの歌唱力と一連のかなりインパクトのあるヒット曲によるパブリックなイメージを持っているから、であり、スゴイことなのである。ジュリーのカヴァーや「グッバイマイラブ」などは、かなり聴かせる出来になってます。




 ちゅうことで、『電撃的東京」のカヴァーのおもしろさよりも、山本リンダがカヴァーして元歌の持つ世界観を破壊しまくるラジカルさが、今はおもろうて(多分、やがて、哀しき・・・となるのであろうが)ね。

2010年8月20日金曜日

アホやっアホやっアホやっ

「防衛大臣は自衛官ではないんですね」と首相 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

ただ、首相は19日の会談冒頭、同席した北沢防衛相に「昨日予習したら、大臣は自衛官ではないんですね」と発言。あいさつでは「改めて調べてみたら、首相は自衛隊の最高の指揮監督権を有している」などと述べた。

[From 「防衛大臣は自衛官ではないんですね」と首相 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)]

経済対策、政府内に温度差 荒井経財相は前倒し実施強調;

円高進行などに対応する経済対策を巡って政府内の温度差が目立ってきた。荒井聡経済財政相が20日、菅直人首相に経済対策の原案を報告するなど検討が本格化してきたが、財政出動に慎重な財務省は「景気動向の見極めが必要」と主張。円高是正を優先すべきだとの声もある。9月14日投開票の民主党代表選を控えて各省が積極的に動きづらい事情も影を落としている。

[From 日本経済新聞]
小沢氏出馬論強まる=来週にも要請へ-民主代表選

9月の民主党代表選について、小沢一郎前幹事長の出馬を求める声が党内で強まった。同党の樽床伸二国対委員長、三井辨雄国対委員長代理ら中堅議員は20日夜、都内で会談し、「小沢氏でなければこの難局は乗り切れない」との認識で一致。また、山岡賢次副代表は来週にも出馬を要請する考えを表明した。これを受け、小沢氏も近く判断する見通しだ。

[From 時事ドットコム:小沢氏出馬論強まる=来週にも要請へ-民主代表選]

<民主党>「平賀源内研究所」構想 国がタイムマシン助成?(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

奇想天外、反主流の研究大歓迎--。民主党の文部科学部会が、こんな科学研究拠点の創設を提言した。その名は「平賀源内記念研究所(仮称)」。新たに発行する「科学宝くじ」の収益を、タイムマシンなど実現不可能とされる研究や常識にとらわれない研究に投じる。事業仕分けで「投資に見合う研究成果を」と強調してきた民主党が、成果主義で買えない「夢」を育てることができるか

[From <民主党>「平賀源内研究所」構想 国がタイムマシン助成?(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 オレのブログでは、政治ネタはタブーなのだが、先日高速無料化でひどい目にあったんで、ネットで民主党が今何やっているかを調べてみたら、このアリサマだ。
 一番目のは、口ばかり達者なエエ加減なナマケモノの男が、そいでも、まあ、「予習」したからよしとしよう。一歩前進である。次回の会談までに、分かる範囲でいいから、「シビリアン・コントロール」を勉強してみようね。「改めて調べてみたら、首相は自衛隊の最高の指揮監督権を有している」・・・って、くれぐれも、「悪用」したらアカンよ。なんか、ちょっと怖い気がするが、オレの心配性ゆえのことである。あとは、彼の在任中に「有事」や阪神大震災並の災害が起こらないことを願うばかりである。

 次は、円高がこれからどんなに進もうと民主党代表戦が終わるまで、「なーんもしませんよ」というように取れるが、新聞の書き方か、オレの読み方のどちらかが、間違えているのだろう。政権与党ですもん。

 じゃあ、その代表戦終わったらちゃーんと出来るのかと思えば、小沢が出てくるという。民主党がどーなっているのかわからんが、小沢氏が代表になったら、だいぶ、ゴチャゴチャになってしまうような気がして、「経済政策」速攻で打てるとは思えないが、まあ、オレの考えすぎであろう。
 
 最後のは夢どころじゃない、民主党は本気であろう。そうなのである。タイムマシーンさえあれば、いいのである。おそらく、今の円高とか諸問題、特に、半島問題もタイムマシーンさえあれば、一発で解決で、戦後処理(まだ、残っているらしい)いやそれよりもなによりも、タイムマシーンさえあれば、赤字国債から地球温暖化からエコロジー、不況、少子化までなにからなにまで、全部解決可能だ。オレが浅はかだった。そこまで考えていたか、深い。民主党侮るべからず。

 ・・・・「政治的亡命」したくなってきた。
 

2010年8月19日木曜日

A Woman Am I

 スワローズ、快勝。

 お盆休み、15日は旧友だるまとんろう氏と日本海へ行って、岩ガキを喰ったのだが、帰り、どこぞの阿呆が舞鶴自動車道を「無料」にしたため、意味のない渋滞があり、バカみたいに時間がかかった。もちろん、篠山あたりで降りたら、下の道路はガラ空き。スイスイスーダラダッタスーイスイと宝塚まで行けた。オレは生まれて初めて、「政治」による実害を受けた。今さら解散総選挙せい、とはいわん、でも、誰かナントカ今のうち、ちゃんと政治ちゅうもん、幼稚園のレベルから教えたれよ。

 このところ、ちょいとした「野望」があり、まあ、おれにとっての「野望」つうても、国会に乗り込み、ルーピー鳩山と小沢だまして財産全部掠め取ったろう、とか、その手の野望ではなく、新しい、マック、いっちょう買うたろうかいな、ちゅう、ささやかなれど、オレにとっては経済面が主だがかなり、どでかい「野望」になる。


 今使っているMacを下取りに出さんとアカン。で、てはじめにハードディスクを整理・・というより、コピーしてデリートして、を500回ほど繰り返したのであるが、まあ、500GBのハードディスクを2つ空にした。空にしたのはいいが、熟慮の末、 いっちょう、購入資金の一部にしようと思って、再び、ディスクユーティリティの消去にある「セキュリティオプション」の「データをゼロ消去」それも、7回消去をやってしもた。バカみたいに時間がかかり、しかも、ハーディスク触ってみるとメチャクチャ熱くなっていた・・・・が、まあ、ほぼ一日(実際にはもっと少ない時間で終わっていたと思うが、24時間、放ったらかしにしてたため)、かけて終わった。外付けの「お立ち台」でやったので、別にMacで作業しても良かったのだが、前に述べたようにハードディスクが熱くなっていたので、そばに扇風機ぶんぶん回してたため、なーんもせんかった。で、もう一個はゼロ消去を七回繰り返すというのが、いかにアホで意味のない作業とわかったので、一回だけの消去にした。
 
 新しいMacの購入資金の一部になれば、と思い、ハードオフに持っていたら、500GBハードディスク一個800円という価格で引き取ってくれた(7月末頃の相場ね)。
 800円返すから、オレの人生返してくれぃ・・・まあ、しゃあない。荒ゴミの日に出して、ある日高架下で売られたりするよりはマシだ。と思ってた。しかるに、だるまとんろう氏がいうには、持っとって使ったら良かったと云われ、おっしゃるとおり、500GBのハードディスクちゅうと、DVD100枚程度の容量があるわけで・・・。

  ちゅうわけで、盆休み、すぐに下取り持って行けるように今のMacの環境にしようと思ってたが、めんどいので、なーんもしてまへん。
 まあ、神戸のソフマップに新しいMacPro、まだ、入荷していないみたいだし。

 今、聴いているのは、弘田三枝子「 A Woman Am I」という曲。ランダムでいろんな曲聴いていたら、カッコいいイントロやなあ、でも長いなぁ、とか思って聴いてたら、弘田三枝子のヴォーカルが出てきた瞬間、そっからはもう、どっぷり。12分30秒の長い曲で、とちゅう、ホルガー・チューカイっぽくなったり、アラブ風になったり、かなり激しい変化を見せるが、これらのノリを全て吸収して、最後はまったりとしたヴォーカルから弘田三枝子独自のノリでノリまくって終わる。下のアルバムは、ジャズライブとなっているが、「弘田三枝子」そのものがジャンルなのであると再確認した(と、ワケのわからんことをいうておく)。声や容姿は老化するかも知れんが、いつでもどんな音楽をやっても、そのたんびに、独自の「ノリ」を作り出す人は強い。

 このアルバムが50才の時か。負けたらアカンなぁ。
  


"MICO JAZZ LIVE IN KITAKYUSHU(ミコ・ジャズ・ライヴ・イン・北九州)" (弘田三枝子)

2010年8月13日金曜日

メイクミルミル

 東京ヤクルトスワローズ、10連勝!
 スワローズファンでいてよかった。

2010年8月10日火曜日

七連勝するなんて・・・

 東京ヤクルトスワローズ、サヨナラ死球で勝つ。延長11回裏二死満塁、打者は福地。今、スワローズを引っぱっている選手である。ここで凡退しようものなら、今後、引きずってしまうようなところもある選手である。
 それが、いきなり2球目でデッドボールだ。
 この一瞬、あの讀賣というチームに「心の野球」を見た、というか、見たような、ちゅうか、もう、「心の野球」という負けが込んでる上に勝てそうにない試合を続けているチームを応援するための、いわば「方便」はもう必要ないのかも知れん。でも、
 これで7連勝である。信じられない。
 ただ、もっと信じられないのは、この前、横浜に3連勝した時、なぜか、目下の目標3位チームとのゲーム差がひとつも減らなかったことである。不思議でしょうがない。  その前の中日戦、スワローズは心の野球で、次に対戦するチームが戦いやすいように、3連勝しておいたというのに。不思議である。敬老の精神にあふれたチームだから、しゃあないか。
 
 しかし、また、ウチの首相、イラン事しよったみたい。ちゅうか、最近、静かに地道に人生やってると思たら、コレだ。
 内容についてはもう、いろんな人がいろんなこと云うてるからオレはスルーするとして、民主党が政権取って1年も経っておらず、首相も成り立てで右も左もワカラン状態(失礼ヒダリはわかっとるか)で、イキナリデカいテーマで何やらいうのはどういうことなのか。だいたい、ワシらに予算組ませたらなんぼでも金湧いていくる事業仕分けしたらなんぼでも金が湧いてくる・・・と先にバラまいて、経済破綻しそうで、慌てて、消費税持ち出して、みんなからボロクソ云われ選挙大敗したところではないか。普天間移設だって、たった数ヶ月のうちに180度方針変えたのではなかったか? 外交問題にしたって、実際、何年かやってみてようやっとわかることがある筈、それなのに、数ヶ月総理したぐらいで、外交問題に歴史問題が加わった、こういうデカいテーマにチャレンジするのは、なあ。それだけのしっかりした勉強して、それなりのしっかりした覚悟の上の行動とは思えんのよ、どうしたって。
 後になって、「・・・エラいことしてしもた・・」と思わんことである。工作員釈放する署名した時のように。
 謙虚になって欲しいものである。

最後の一本

DocScannerで送信
峰というタバコ昨年末で、生産終了してしまった。
買い溜めしておいたのだが、それも三月には底をついた。
ほぼ三十年のつきあいだ。あたりまえだが、いちばん、旨い…と思ってたから、吸ってた。
1本だけ、節目の今日までとっておいた。
今、その最後の一本を吸う。
切れのあるさっぱりしたこのうまさ!
「峰」よ,さらば!

2010年8月6日金曜日

In Memory Of マイキー・ドレッド

 8月6日。黙祷。
 クソ暑い。風呂上りの今、もう脳みそがふわふわ浮遊しとる。東京ヤクルトスワローズも16点取ってしまうという、四月あたりの極貧打が、まるでウソみたいの勝ち方するもんだから、幸福感も加わって、ふわふわ。
 しゃあないので、マイキー・ドレッド(Mikey Dread)のぶっとい低音のダブと早口のネズミ声による浮遊感でこのふわふわ感を増強しようと1982年に出て当時クルマで聴きまくってた「S.W.A.L.K」(Sealed With A Long Kissの略らしい)を聴く。 ネット調べたら、2008年の3月に亡くなっていた。最近レゲエから遠ざかっとったから、たまに気合いれると、先日のシュガー・マイノットといい、いつのまにか、大好きだった人が亡くなっておるのに気づく。
 
 

マイキー・ドレッド (Mikey Dread) としてよく知られるマイケル・ジョージ・キャンベル(Michael George Campbell、1954年6月4日 - 2008年3月15日[1])はジャマイカ出身の歌手、プロデューサー、DJ。ジャマイカで初めてレゲエだけを流すラジオ番組『ドレッド・アット・ザ・コントロールズ』を企画し、DJを担当した。[2]。(中略)イギリス時代 [編集] キャンベルの音楽はイギリスのパンク・ロックバンド、ザ・クラッシュに注目され、彼らのプロデュースのためイギリスに招聘されることになる[4][5]。最初はこの異邦人を疑っていたが、キャンベルはシングル「バンクロバー」のプロデュースを通じてすぐにバンドと打ち解け[6][7]、1980年のアルバム『サンディニスタ!』では数曲のボーカルを担当した[8]。キャンベルはクラッシュに帯同してイギリス、ヨーロッパ、アメリカツアーを巡り、新たなファンも獲得していった[8]。

[From マイキー・ドレッド - Wikipedia]

 極東のど田舎国に住むオレは、マイキー・ドレッドがクラッシュの「サンディニスタ」に参加していたので、そっから、ジャマイカの音楽への興味が怒涛のように募っていったわけである。ちなみに上の伝説のラジオ番組「ドレッド・アッツ・ザ・コントロールズ」の語感があんましにもカッコよかったので、サイト名マネしてたこともある。

 享年53歳、合掌。

 CDも今はあんまし手に入らないようになっているみたいだが、iTunes Music Storeではほとんど網羅されているみたいなので。まあ、

2010年8月3日火曜日

暑さむんむん

 いつのまにやら、8月。
 あいもかわらず、クソ暑い。夕方、夕立が降るが、涼しくなるどころか、むんむん。
 東京ヤクルトスワローズ、中日に勝つ。よかったよかった。
 ちょいマス、ようやっと、某中国系のところで、観る。もちろんYouTube並の画質というわけにはいかない。
 15回放送分の「第三回口喧嘩王決定戦」、スゴイことになっていた。キーワードは「もう一回最初から云ってもらってよろしいですか」である。

 先日、本屋覗いてフラフラしていたら、「レコードコレクター」という雑誌、特集が「日本のロックフォークアルバム・ベスト100」とあり、「60〜70年代篇」だったので、立ち読みもせず、買う。買って、くりびつてんぎょう。
 1位はっぴいえんど「風街ろまん」から始まり2位ジャックスファースト3位シュガーベイブ後は細野晴臣大瀧詠一村八分はちみつぱい高田渡という、10年一日・・・いや、30年一日とはこのことである。43位にようやっと、スパイダースのファーストが出てきて、PYGの86位、加山雄三のすべてが98位。あとは、雪村いづみやいしだあゆみがティンパンアレイと組んだアルバム程度。

 テンプターズもタイガースもゴールデンカップスすら入っていない、オレが高校時代よくプレイボーイとかの色ページでやってた「日本のロック名盤」と殆ど同じようなノリである。
 ランキングだから、ランキングでしかないわけだが、ましてや、マニヤによるマニヤのための雑誌でのことだから、仕方ないのであろうが、かなり強度の「保守性」みたいなものを感じてしまった。

 90年あたりから始まったGS再評価という流れが何一つ反映されていないというのは、 ちょっと、ある種ショックであった。ちょっと前、1969年の週刊平凡、古本屋で見つけ、人気投票のページみてたら、1〜3位が見事に、舟木一夫西郷輝彦橋幸夫の「御三家」で占められていたのと同じようなショックである。これはグループサウンズのブームがあっという間に終息したということかもしれないが、それでも、グループサウンズ、特にザ・タイガースやテンプターズの圧倒的な熱狂を知るもんとしては、時代が「後戻り」したような気がしたものである。
 
 こうした 「日本のロックフォークアルバム・ベスト100」に堂々と弘田三枝子の「ヒットキットパレード」やらオックスのライブが入ったりするようになったら、その時こそ、異文化であるロックを真の自分らのもんにしたと云えるんじゃないか・・・でもないか。まあ。でもやっぱり、聴くものの固定観念を破壊し、こちらの戸惑いなどおかまいなしに強引に引きずり込まれ、聴いた後、今までいた筈の周りの世界が全く新しいものに違って見える・・・ちゅうのを忘れてしもたら、アカンのではないか。

 オレがイチャモン入れたがるのは、このランキング、「60〜70年代篇」と「60年代」入れてしもうているのが大失敗であろう。選ばれている殆どが70年代のアルバムであり、60年代末期のジャックスやフォークルのアルバムを入れたいがためにの「60年代」としか考えらんわけよ。

 40年前先端だったものが新しい「価値観」の洗礼を拒否し、時が経ち、今はすっかり頑強な保守に変わるというのは、よくあることで、まあ、結局は古い古い体質の政党であった「民主党」が政権取るわけである。

 まあ、こうしたイチャモン、「野暮」の骨頂ということはわかっているが、オレも「初老」であるから、しゃあない。

"レコード・コレクターズ 2010年 08月号" (ミュージックマガジン)

2010年7月27日火曜日

この暑さが昭和歌謡愛好者にもたらす、影響など 2010/07/27 23:10

 暑い。脳味噌が茹だって蒸発していくのをじんわり感じる。こうやって、人間、ボケていくのであろう。
 というわけか、最近、かなりアホになっており、聴く音楽もそうした影響をかなり受けているものと思う。


 まずは、ニッスイの大きな大きな焼きおにぎりのCM。多分おそらくホリプロのあの方の声と思うが、確証を持てない。もとより、オレは、和田アキ子のシャウトが苦手で、あの方のシャウトを聴くと、何故か、耳直しに朱里エイコとか麻生京子のシャウトってる(動詞にしてみました)曲を無性に聴きたくなるほどだ。ただ、このCMには参った。やきおにお、よりその次の「小腹が空いたら」の輪唱の方が素晴らしい。




 先日書いた、恵比寿マスカッツの「オイクラ・マンボ」、日曜日クルマ運転中リピートにして、飽きるほど聴いた。おっちゃんはね、やっぱ、小便臭い小娘の癖に野望だけは小沢一郎並のウソくさい「イイ曲」より、こっちの方が安心できる、ちゅうもんよ。 その「オイクラ・マンボ」とセットにしてリピートさせて聴いたのは、鹿野番先生の「 」という曲であった。



 歌謡曲番外地 東宝レコードヴァラエティ編~お尻の歌だもんね" (オムニバス, アイドル・フォー, 田中邦衛, コントNo.10, 水城れい子, 雷門ケン坊, 陣野命, 西川三知代とヤング・ラバーズ, 黒沢年男, 鳳蘭, 大地真央)



 ジャケットみれば、賢明な御貴兄御貴女諸氏には、もう、お察しのとおり、ジャケ買い、ですわ。でも、東宝レコードということであんまし期待せず、買ったまんまにしていたのであるが、聴いたら、小鹿番(敦)の「特急ポッポ」という景気のエエ、豪快なこの曲で一挙にハマった。さすがにYouTubeには無いし、今アホな状態なので、もっともらしく説明でけんが、個性派俳優である小鹿番氏(この曲では小鹿敦名義)のユーモラスでなおかつ伸びる声でノリノリ。怒濤のような重いビートの伴奏に乗ってまさに気分は超特急だぜ。

 それもそのはず、作曲はクレイジー・キャッツの名曲の数々を作曲した萩原哲晶。当時の各地の特急列車の名前と土地柄を盛り込んで、「特急特急特急特急ポッポポー」でノリを損なわずつなげた作詞は 坂口宗一郎という方。
 おそらく、この曲など一回聴いたら、強烈な印象があるから、ちょっと前スーパーの魚売り場行けば、「サカナサカナサカナをたべればー」が永久リピートされていたと同様、駅の特急線ホームとか鉄道マニアの集まる店とかで大音量で永久リピートさせたりすると、盛り上がると思う・・・けど、まあ何の意味もないけどね。
 (小鹿番氏を調べていたら、2004年に逝去なされていました。合掌。 http://ja.wikipedia.org/wiki/小鹿番

 

 

 

2010年7月22日木曜日

OECURA MAMBO

 ホトボリさめているだろうから、ちゃお、参院選について、考察するマンボー。
 だいたい、比例区、であるウー。昔は全国区といい、それはそれは、楽しい楽しい選挙であったまんぼ。小学校の頃、参院選となると、もう、新聞をなめまわすように見たものである。上は青島幸男石川慎太郎から、下はいわゆる、「泡沫候補」と云われる、たかだがん先生を始め、東郷けん先生とか、当時の、全国区はホンマ、多彩な人物が立候補しとったものである。立候補時の選挙公約見るのも楽しかった。みなさん、「泡沫」と云われておろうが、なんのその、志はデカく、日本一国に留まらず、でっかく世界を相手に、というのだから、時折、腹を抱えて笑えたものです。そして、紅顔の美少年であったオレは、選挙権とったら、赤尾敏先生に投票するんだ、と強く決心したりしたのまんぼ。でも、選挙権行ける年になったら、コロッと忘れてしもたりした。
 今の比例区はホンマ味気ない。
 
さて、久々に歌謡曲の話題。
 先週買い込んだレゲエのCDぶっ続けに聴いたので、 ちゃお、耳と心のストレッチ効果で、うーっ、歌謡曲聴くと新鮮まんぼ。

 ぬなぁにが、 「トイレの神様」じゃい!あざとい曲つくりやがって、泣いてもたやないか。ただ、曲そのもので泣いたのではない、歌詞で泣いてもただけである。弘田三枝子のヴァケーション、心の準備せず聴くと、泣いてしまうことがあるのは、心地良すぎるからであるが、歌詞で泣かそうというのは、やっぱ、オレとしては、邪道と思う。なんぼ、年取って涙もろくなっているからと云うて、こういう泣き方させられた腹いせに今頃ながら、恵比寿マスカッツの新曲「OECURA MAMBO」のマキシシングル買ってしまう。

 同じヤツが3つ出ているのだが、さすがに、三枚も買うんは、おじさん、シンドイんで、大好きな小川あさ美が写っているジャケのヤツにした。

 まあ、基本的に大量の若いねえちゃんたちが唄うというのは、エエもんである。しかも、大人数の声がマンボのリズムに乗り、あちこちに飛びまくり一緒になったり離れたり、ところどころ、ソロのパートが入り、めくるめく世界が広がる。
 一度聴いたら耳にこびりつき、会話途中に、うーっ、入れてリズム取るようになり、二度聴けば、ちゃお、を接頭語にせずにいられなくなり、あとは、まんぼまんぼ、なんぼーなんぼー、けっこー、けっこー状態になる。

 エグゼな秋元康のAKB48や島田紳助とその仲間たちに唯一対抗できるのは、今や、うーうーっ。人数から云うて恵比寿マスカッツしかないわけで、うーっ、で、まあ、ファンの青少年方は、AKB48に対抗して、各種最低100枚は買って、悲願の紅白歌合戦出場に一役買って頂きたいまんぼ。


 

"OECURA MAMBO/私マンボー【type A】" (恵比寿マスカッツ)


"OECURA MAMBO/私マンボー【type B】" (恵比寿マスカッツ)


"OECURA MAMBO/私マンボー【type C】" (恵比寿マスカッツ)

作詞・Maccoi、作曲・Jam&Lice
OECURA MAMBO
私マンボー
otsukare mambo(type A・teamマver)
四期生
ohisashi mambo(type B・teamンver)
安藤あいか、桜木凛、希崎ジェシカ、かすみ果穂
osagari manbo(type C・teamボver)
西野翔、初音みのり、小川あさ美、かすみりさ

[From OECURA MAMBO/私マンボー - Wikipedia]





 とは云うモノの、最近はもう「ちょいとマスカット」YouTubeで放送分が観れないので、ようわからんようになっているが、日本の「芸能人」としては王道を突き進む恵比寿マスカッツはガンバって「トイレの神様」に泣いてしまう今の音楽状況を変えて欲しいものである。
 トイレ掃除して寝ます。

2010年7月21日水曜日

一勝

 歯医者ようやく終了。最後に残った親知らず、抜かずにこれから何年か使うことができ、トクした気分である。ま、これで、焼肉、安いホルモン系が喰えるようになって、嬉しい。安い肉食うと、スジが歯に挟まって激痛がしていたのである。

 東京ヤクルトスワローズ、タイトルを「5連敗」にしようと、思ったが、最終回、奇跡的に抑えてくれた。まだ、まだ、若いチームなんだな、東京ヤクルトスワローズ。ようやく、讀売に勝つという「心の野球」を、在西宮球団はソデにして、首位奪還しよらへん、昨日、あんまりにもエゲツない勝ち方を相手チームにしたもんだから、今日は「ココロの野球」ちゅうことか。

 ゲゲゲの女房、はフツーにオモロイ。最近のNHKの連ドラ、やたら、若い女の子の「自分探し」をテーマにするもんだから、ウジウジした性格の主人公を、ケッタイな「前向き志向」で無理やりごまかそうとしている珍妙なストーリー展開が多かったんで、途中でややこしくなって、困ったものだ。
 今度のは、貧乏でも結婚しようが取引先が倒産しようが原稿料踏み倒されようが何が起きようが。マンガは朝から晩まで書き続ける、というシンプルさが嬉しい。まあ、戦争中、何度も死にかけておられるから、だろうが。
  松下奈緒の困ったような心配そうな表情も、エエ。

 あと、まあ、古いマンガファンにとっては、アレはだれ、これは誰、というのを類推するのも楽しい。大阪弁のど根性のヤツはまあ、池上遼一であるが、墓場でスカウトされたヤツは「つげ義春」だったりして。「墓場の鬼太郎」が「ゲゲゲの鬼太郎」となる歴史的瞬間も間近。

2010年7月19日月曜日

夢野久作の「犬神博士」

 

"犬神博士 (角川文庫)" (夢野 久作)

 ボロ負けの3連敗。9連敗時のチマチマした負け方じゃないので、まあ、良しとせなあかん。

 昨日、負けた後、夢野久作の「犬神博士」、何十年ぶり(オレもこういう時系列を語ることができるのであーる)に、読む。まさに、愉快・痛快、奇々怪々。スカッとする。

 まさに、主人公の犬神博士の幼少時代のチイちゃんと一体化して、心の中で、はしゃぎまわって、読んだ。読んだあと、スポーツをした後に感じるのに似た爽快感にひたる。本を読んだ後の感じではない。未完なのであるが、この読後の爽快さは、すばらしい。角川文庫の場合、解説先読んだら、ぜったいオモロイ小説とか思えないので、最初からは読まない方がエエ。のっけから犬神博士のこてこての九州弁による名調子を楽しむうちにドッとひきこまれていく。
 「ドグラ・マグラ」とは真逆の世界と云えるかも知れん。
 7才あたりの女装のチイちゃんが当時のオトナの世界、それも博打打ちやら芸者さんやヤクザや知事や右翼の大物たちを持ち前の深い観察力と小さなからだで、引っかき回すわけだから、ツマランわけはない。

 最初読んだ時は、レゲエも聴いていなかったし、今のように歌謡曲の知識なんぞ殆どなかったから、読み飛ばしていた部分、今回、読み返してみて、明治初期頃の、「芸能人」というものがいかなる存在だったかというのを再認識できた。この前、「日本の下層社会」ちゅうのを読んでただけに、当時の「芸能人」の生活ぶりがわかって、興味深かった。女親が三味線、男親が鼓とヴォーカル(といってもこの夫婦はチイのホンマの両親ではない)、でチイちゃんは女装したダンサーちゅうわけだ。天才的な踊りのチイちゃんとかなりの名手である男親の間には、いわば音楽的な共感があるのであるが、このあたりの描写の巧さは、さすがに夢野久作ちゅうもんや。

 ということで、今回読んでいて、一番、ノリノリになったのは、知事をはじめとする福岡の名士たちが一同勢揃いした座敷での、酔っ払った7歳児のチイちゃんが、ノリノリで踊りまくり、ほぼ全員がそのノリに巻きこまれ、やがて、お座敷のみんなが音楽的な狂気のまま、踊りまくっていくとこであった。ただ悔しいのは、「かっぽれ」あたりはオレも知っているのだが、この小説でほぼテーマミュージックと云って良い「アネサンマチマチ」がどんな曲かわからんのが、悔しかった。歯がゆかった。

何故かと言うとこの「アネサンマチマチ」は巡査が絶対に来ない村でしか遣らない一曲であった。つまりこのアネサンマチマチの一曲までは頗る平凡な振り付けに過ぎないので、普通の女の身ぶりで文句の通りのアテ振りをして、おしまいに蚊を追いながら、お尻をピシャリとたたく処で成る程とうなずかせるというシンキ臭い段取りになっていたのであるが、しかし是はその次に来る「アナタを待ち待ち蚊帳の外」の一曲のエロ気分を最高潮に引っ立てる前提としてのシンキ臭さに外ならなかったのだ。だから、お次の「アナタ待ち待ち」の文句に入ったら最後、ドウニモこうにも胡麻化しの絶対に利かない言語道断のアテ振りを次から次に遣らねばならない。そうしてそのドン詰めの「サチャエエ。コチャエエ」の処でドット笑わせて興業を終る趣向になっているので大方男親の手製の名振付だろうと思うが、タッタこの一句だけの要心のために吾輩が、いつも俥屋の穿くような小さな猿股を穿かされているのを見てもその内容を推して知るべしであろう。恐らく吾輩が好かない踊りの中でも、これ位不愉快を感ずる一曲はなかったのである。
 しかし吾輩が如何に芸術的良心を高潮させてみた処が、一円銀貨の権威ばかりはドウする事も出来なかった。今更に最初の約束が違うと言っても追付く沙汰ではなくなっていたので、泣く泣く男親の歌に合わせて「アネサンマチマチ」を踊ってしまって、ビクビクもので茣蓙の上にペッタリと横坐りしながら「アナタを待ち待ち」に取りかかっていると、まだ蚊に喰われないうちに、果せる哉、群集のうしろで、
「コラッ」
 という厳
いか
めしい声が聞こえた。同時にガチャガチャと言うサアベルの音が聞こえたので、吾輩はすぐに踊りを止めて立ち上った。群集と一緒に声のする方向を振り返った。

[From 夢野久作 犬神博士]
 な、な、こうまで書かれたら、「アネサンマチマチ」聴いてみたくなるちゅうもんや、で。イヤ、踊りひっくるめて観てみたい。

2010年7月16日金曜日

6連勝

 ATOK2010、ダウンロード購入。ATOK2008から。
 今使っているのだが、コンナ長い文章でも一発で変換してくれるというわけナノ稼働なのか、しかし、東京ヤクルトスワローズ、名、名、ナント6連勝(変換 こんな=>コンナ、なのかどうなのか=>ナノ稼働 な、な、なんと=>名、名、ナント)!まあ、こんなもんか・・・。
  しかしのう、阪神タイガースから来た藤本、何や年アレ、初回2回だけで3つもエラーしやがって、何か聴く話によると、試合終わったら、金本と飯喰いに行くちゅうやないか、大相撲ですらあーゆー風になっとるんだから、ちょっとは考えや(何や年アレ=>なんやねんアレ)ワザと関西弁で書いてみたらこういう案配・・・今度のATOK2010,まあ、ええのではないか。
  ちゅうことで。今日はこのくらいで。

5連勝

 ボケとる。昨日書いたヤツ、4連勝、とかになって、引用したニュースも一昨日のものだった。
 まあ、こんだけ、勝って勝って勝ちまくると、どれがどれやら、わからんようになってもて。
 東京ヤクルトスワローズ、昨日で5連勝。
 なんか、間違えてた。

5月26日に最大11・5ゲーム差あった3位中日と5・5ゲーム差に接近した。「(ゲーム差は)今いうことではない。その場を一生懸命やるだけ」と口元を引き締めた新指揮官。この勢いなら…。熱いのはGT首位攻防戦だけではない。ツバメが必死に竜を追いかける。

[From Yahoo!スポーツ - プロ野球 - ニュース]
 口元を引き締めて、やっていきたい。

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