「ロック」ってもんが、ワシらが若いところで、いうとこの、「浪曲」とかなんちゃらの老人が好むジャンルになっているのは、まあ、しゃあない。
まあ、若いところの「ロック」ファンって、今でいうところの「アニメおたく」とかと変わらないとこがあった感じがする。女にモテようと、なんぼ自分がカッチョいいと思う音楽聴いても、ごくごく一部のかなり困った女にしか、伝わらないとこ、とか似てる。
キンクスファンだったので、しかも、RCA時代のキンクスだったので、その点大丈夫。リアルタイムで、「プリザベーションACT1」の「日なたぼっこが俺の趣味」にどハマリしてたヤツにいかなる救いもない。
聴く音楽でモテようという、同世代のみんなが試みた無用の努力から解放されたのは、でかかった。
「SPY×FAMILY」をビートルズとするなら、「ボッチ・ザ・ロック」がストーンズ、レッド・ツェッペリンは、「チェーンソーマン」、あと、で、オレが今季ハマった「転生したら剣でした」「アキバ冥途戦争」がキンクス・・・。
ブロンディのボックスセットは6万ぐらいしたのが、円高で4万円切り、どーしようか考えていたが、ふと、キンクスの下の『マスウェル・ヒルビリーズ』と『この世はすべてショー・ビジネス』のスーパー・デラックス・エディションが1万5千円台だったので、すかさずポチった。
マット・ラミネートとスポットグロス・カードのデラックス・ボックス:LP6枚、CD4枚、ブルーレイ、52ページブック、バンド写真プリント、Muswellマップ、缶バッジ
<6 x LP>
『Muswell Hillbillies』2014年ゲートフォールド・デラックス2LP、新発見のレイ・デイヴィスのオリジナル・マスターテープからリマスター、カラー・ヴァイナル
『Everybody’s In Show-Biz – Everybody’s A Star』2016年ゲートフォールド・デラックス3LP、オリジナル・マスターテープからのリマスタリング、カラー・ヴァイナル
『Muswell Hillbillies』&『Everybody’s InShow-Biz』レイ・デイヴィス新曲リミックス11曲入り1LP、特注新アートワーク、ヘビーウェイトブラックビニール
<4 x CD>
『Muswell Hillbillies』と『Everybody’s In Show-Biz』のオリジナル・アルバムは、ゲートフォールド・ウォレット仕様でリマスターされ、オリジナル・アートワークが施されています
レイ・デイヴィスの新曲リミックス11曲(未発表曲)、ゲートフォールド・ウォレット、特注新アートワーク付き
The Kinks 1971 US Tour Travel Montage (レイ・デイヴィスの新曲リミックスを収録。そのうちの1曲は未発表曲)
<Blu-Ray> レイ・デイヴィスの1971年のホームムービーをデジタル修復した未公開作品、レイのナレーション入り(15分)。
もったいなくてまだ、開封していないが、たった、1万5千円ほどで、LP6枚CD4枚ブルーレイ1枚、あとバッジやらなんちゃら。
人生に勝利した気分である。キンクスファンにキンクスのアルバムの評価を求めても、「良いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」×回数になるだけなのでおよしなさい。
ただ、「プリザベーションACT1」と「ACT2」のスーパー・デラックス・エディションとか出ても、買うかどうかは定かではない。