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2016年3月20日日曜日

3月20日

 リー・ペリー御大、今日、80歳の誕生日。おめでとうございます。

 昨年末あたりの、自宅全焼事件のニュース、つい、笑ってしまってすみませんでした。だって、2度めでしょ。まさに、1回めは悲劇として、2回めは喜劇として。
 今年に入ってからは、またもコンサートにお忙しそうで何よりです。23日からドイツツアーがんばってください。
 御大とほぼ同年代の小池一夫がTwitterでもっともらしいことツイートしては、若い子たぶらかしてるけど、オレはジジイになったら、リー・ペリーみたいになりたい。ボケたら、もう、朝から晩まで、そして死ぬまで、「Dreadlocks In Moonlight」(https://www.youtube.com/watch?v=kjPL2oCrddM)くりかえしてくりかえして聴いてやるんだ。
 


   最新=最高、最新=大好き、と思えなくったら、おしまい。こういう感じね。大昔の話だ。もちろん、「大阪で生まれた女」の節でみんな唄ってやってくれ。

 踊り疲れたダンスの中、これで青春も終わりかなとつぶやいて
 18インチウファー ながめながら
 低音やせたなと思ったら泣けてきた
 ジャミーズで育ったオレやさかい、ジャミーズの音を、よう捨てん。
 スタラグで育った男やさかい、エクスターミネーターには、ようついていかん。
 踊り疲れたダンスの帰り
 BujuのRing The Alarmがしみついた夜(注 その夜は、このブジュとテナー・ソーのヤツ以外、オレがハマれる音がなかった)


 たどり着いたら、スタラグの音 
 Ring The Alarm回して、また消して(この時聴いたのは、テナー・ソー、オリジナルの方)
 テナー・ソー思い出しながら
 終わりかなと思ったら、泣けてきた


   ジャミーズで育ったオレやけど、ジャミーズの音に飽きよう。
 ジャミーズで育った男やけど、
 ダブにはついて行こうと決めた
 たどり着いたら、どルーツの世界
 ど低音でヘッドフォン震わせた夜。


 ジャミーズで育った男が きょう
 どルーツ聴いちゃうけど、
 ダンスは今日も活気にあふれ
 また、どこかで、DJが生まれる
 ふりかえると、そこは、赤黃緑の世界
 青春のかけらすら、燃え尽くしてくれた音
 青春のかけらすら、燃え尽くしてくれた音


   
・・・・美化したった。もともと、ジャミーズ全盛時代から、スカからダブからルーツから聴いてた。当時はみんな、そう。  これは某店の大晦日のオールナイトのパーティでの話。オーナー、MC連中、客のほとんどとは顔見知り。でも、人生で味わったこと無い孤独を感じた。だって、みんな盛り上がっているのに、オレだけ、覚めてるの。もちろん、ちょっと頼めば、オレの好きな音楽ばっかかけてくれる時間作ってくれただろうけど、それは、それで、もっともっと淋しい。最新=最高、最新=大好きと思えなくなったオレが一番悪いのだ。

2014年8月17日日曜日

ラスタファリアンになろうぜ

 小川で負ける。なんか、小川が復帰し新垣が入り、先発のコマが揃ったな、と思ったのに・・・。

 「軍師官兵衛」。なんか、今夜は、荒木村重(道薫)の愁嘆場。それはそうと、おそらく、黒田官兵衛が一番(二番目は裏関ヶ原)活躍したであろう「秀吉の織田家潰し」の描き方がきわめて、おざなりで、こんな、どーでも、えーことに限って描写が細かい。

 リターン・オブ・スーパー・エイプのAmazon評みてたら、「本当の意味で戦争の抑止力となるのは、核兵器なんかじゃなくってこんな音楽なんじゃないかな。」といわゆる、例によって例のごとく、日本特有の「脳内お花畑」イデオロギーに毒されたことが書いてあった。「戦争の抑止力」があるとするならば、罵声ばっかがなり立てる反原発運動のデモや国会前での反集団的自衛権デモの「抑止力」ぐらいチョロい筈で、もし、反原発運動のデモや国会前でのデモとかで、デモやっている連中に大音量で「リターン・オブ・スーパー・エイプ」をかけたら、デモするのがアホらしくなる筈である。デモ抑止力になるわけだ。

 「反原発運動のデモや国会前でのデモは正しいデモだから」と云うなら、戦争の本質をわかっていない。戦争はいつも正義と正義の殺し合いである。また、数十人規模のデモの抑止力にすらならんのが、どうして、何万人規模の戦争の抑止力となりましょうや。

「本当の意味で戦争の抑止力となるのは、核兵器なんかじゃなくってこんな音楽なんじゃないかな。」・・リー・ペリーの音楽に対して、最大の侮蔑と受け止めておく。核兵器みたいな下賎なものと一緒くたにされてたまるか!!!
 フツーにリー・ペリー聴いたら地球否宇宙をぶっ飛ばさんばかりの、少なくとも核爆発以上のエネルギーを感じることができるというのに。

 こういう、オレのツッコミの無意味さ、わかっている。大人げない。
 ただ、しゃあない、オレはパンクにモロに影響された人間だ。音楽からは音楽以外の嘘や幻想を聴きたくない、音楽だけを集中して聴いていたいだけなのだ。もちろん、レビュアーの方のような「幻想」を抱いて、音楽を聴くのも、もちろん、自由である。

 でも、こうしたレゲエに対する「偏見」(あえて言ってしまう)や妙なイデオロギー化、にどれだけ、単に音楽としてのレゲエが好きなオレが、まどろっこしさ、隔靴掻痒感を、覚えたか、「フェアトレード」のMJBより不味いコーヒー何杯飲まされたことか。

 例えば、フツーにめちゃくちゃカッコいいリズム隊をバックにめちゃくちゃ巧い歌手の唄を、伊東ゆかりや青山ミチの極上の歌謡曲聴くのと同じレベルで聴いて何が悪いというのだろう。「焼けつくせ、燃やしつくせ今夜」であろうと、「起き上がれ、立ち上がれ」であろうと、「グリーン・ジンジャー・フライング」や「ミッチー音頭」聴くみたいに聴いて何が悪いというのだろう?


 オレはずいぶん長い間、レゲエを聴いているんだが、長い間レゲエを聴くコツ、というものがあるとしたら、真っ先に挙げたいのは、こうした「イデオロギー」の排除である。

 音楽はやっぱ、音楽として聴く。

 どうしても、「イデオロギー」にハマりたいのなら、たった一つ、「ラスタファリズム」という超強力で難解な宗教に帰依することである。ヘアスタイルをドレッドにしてマリファナ吸うだけでは、もちろん、ダメで、最低限、系図屋行って、先祖が400年前、アフリカ大陸から奴隷として日本に連れて来られたこと(そういや、信長に仕えたという弥助という黒人はどうなったんだろう?)にしないとあかん。そして、最低3年は、山の中で自給自足の生活をせなアカンが、そこまでやれば、初めて、故エチオピア初代帝王ハイレ・セラシエ一世をジャー・ラスタ・ファーと呼ぶことができるのだ!!!

 ところが、レゲエ聴くやつはなぜか、憲法九条命の旧左翼の政党、それも選挙用に云う「タテマエ」止まり、それも何ら疑問も感じず、レゲエを「イデオロギー的」に語ろうとするから、困る。

 ボブ・マーリィが世界進出に登場した1970年代初頭、挫折したヒッピーが、スコット・マッケンジーや以来のスタアとして歓迎したのはもちろんのこと、60年末徹底的に挫折した新左翼がどっと入り込み、ボブ・マーリィの歌詞から、「第三世界からの革命」を取り出し絶賛した。まあ、レゲエの悲劇があるとしたら、ここ、からであろう。
 そのおかげで、オレはボブ・マーリィをフツーに音楽として聴けるようになるまで、5年はロスした。
 

2012年10月4日木曜日

久々の小泉瑠美、久々のリー・ペリー 

 ようやっと、秋っぽくなってきたが、何故か、今、蚊が凄い。スワローズ、広島に勝つ。消化試合とは云え、よかった。

 よかったよかったよかったよかった。10月2日、ついに、小泉瑠美、改名して今は、長谷川瑠美の連続ドラマが始まった。ほんま、この日を待っていた!

 昨年、アイドリング!!!の一期時代のDVDを見始めたオレにとっては、ようわからんが、TVレギュラーは「アイドリング!!!」以来なのかもしれん。だとすると、ブランクがありすぎ、彼女がテレビに出ないことは、ホンマ、不思議でしょうがなかったのだ。

 ただ、深夜ゆえ見れないと思ったが、そこは、フジテレビとは異なり太っ腹なテレビ朝日、テレビ朝日YouTubeチャンネルで、まるごと観ることができた。(=> 2012.10.02放送分)  テレビ朝日 ガールズトーク ~十人のシスターたち~ 一回目というので、アイドリング!!!在籍時後期のキャラの発展系で、軽く様子見といったところか。「粘膜」のノリ=小泉真剣です、での「同一言葉連呼中わけがわからなくなっていくノリ」を思い出させ、ジェーン・バーキンのくだりはまさに森田涼花との知ったか対決で、蟻からアント、アントからミュージックそしてカーペットからタタミーへなだれ込んでいくノリを思い出した。まだまだ、序の口である。

 上記リンク先を参照していただければ、わかるとおり、下ネタ有り、というか、ほぼ下ネタばかりみたいな番組で、長谷川瑠美にとっては、アイドルやってた頃の「縛り」の一つから解放されるわけで、やはり、回を重ねて、番組に溶け込んで行き、ハマり、いい具合に彼女が本当の意味での「フリー」の状態になった時、なにか、とんでもない事態が起きる予感がする。小泉瑠美、いや長谷川瑠美の一番の凄さは、ルックスも歌もダンスも良いのだが、彼女の「言語感覚」だろうと思う。どこまで行くのか、目が離せない。

 天才は天才を呼ぶ、というのだろうか。上のネタで終わろうと思っていた。

 昼飯時、テレビを見てたら突然、リー・ペリーが現れたのには驚いた。

 夢でも幻覚でも、なんでもなく、「いいとも」の終わりんとこへライブの告知に来たのだが。そして、タモリとハグ。誰も気がついていないが、まさに歴史的瞬間。例えると、ガンジーと毛沢東がハグするような感じなのだが。オレが知らんだけで、実はリー・ペリー来日するたんび、テレビに出まくってるのかもしれんが、まあ、オレとしては本日、そのような感慨に勝手に、ひとりで、深く深くふけっとった。そういうわけである。このお二人は実は、同ジャンルなのである。






 来日ライブにはもちろん、行けない。日本のリー・ペリーファンの方々は、東京ヤクルトスワローズファンが東京ヤクルトスワローズに対して接するのと同様のアプローチでリー・ペリーに接する方々ばかり、なので安心である。どこぞの野球チームのファンみたいに、贔屓の引き倒しとかしない。どこぞのアイドルグループのファンのように、贔屓じゃないメンバーのわざわざアンチスレ作って罵倒するようなこともない。

 実はこのところ、クルマに乗れば、新しいカーステ調整がてら、弘田三枝子と「Na・Ga・Ra」とリー・ペリーばかり聴いていた。先祖返りというか三つ子の魂百までというか。

 リー・ペリーは、下の トロージャンから2008年に出た「Lee Perry - Reggae Legends 2」である。オレの場合、「ドレッドロックス・イン・ムーンライト」や「カーリィ・ロックス」とかの歌ものからリー・ペリーに入っていたので、この二曲さえ入っていたら、実はなんでもいいのである。
 
 が。しかし。
 
 この一見フツーのベスト盤みたいなこの、「Lee Perry - Reggae Legends 2」、「Disco Devil」や「Judgement In A Babylon 」という、クリス・ブラックウェル(アイランド・レコードの社長、つまり、トロージャンの社長でもある)がボブ・マーリィを殺した、ちゅう凄い曲が入っている。ディスコ・デビルの方はアルバムで出ているが、「Judgement In A Babylon 」はCDになっているかどうか。クリス・ブラックウェルは吸血鬼だ、とか罵詈雑言満載の歌詞も、曲もミリタントビートっぽく当時(1981年)のノリ。御大、一応、流行に、合わせようとしているとこがカワイイ。この二曲、YouTubeにもあったが、リンクするの面倒臭くなったんで、興味のある方は、後はよろしく。


 
Reggae Legends


01. (I Am) The Upsetter 3:05 02. People Funny Boy 2:35 03. For A Few Dollars More 2:12 04. Black Man Time 3:02 05. Jungle Lion 3:25 06. Stay Dread 2:09 07. Roast Fish And Cornbread 3:45 08. Dreadlocks In Moonlight 3:47 09. Bionic Rats 7:33 10. City Too Hot 8:37 11. Disco Devil 7:51 12. Curley Locks 4:09 13. Free Up The Prisoners 12:46 14. Judgement In A Babylon 7:13 15. I Am A Madman 5:49

 (アルバム紹介しといて、悪い。今Amazonでは入手不能状態かもしれん)。

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