2013年8月8日木曜日
8月8日
今日も泳ぎに行く。だんだん、調子が戻ってきた感じ。ただ、どんどん、アホになっていく感じもする。 「あまちゃん」で夏ばっぱが云うていたが、酸素を一番使うのが頭、頭使わんかったら、長く潜れる、を実践している感じ。潜るんも、泳ぐのも、まあ、一緒。
スワローズ、3連勝。奇跡。
「紅の流れ星」ようやく、DVD化された。もちろん、8月初めに届き、そっから、何度も観返してる。
それまでは、VHSをすごい苦労して、mp4に変換したヤツ観ていたんであるが、やはり、画像の美しさ、映画のサイズからテレビの画面サイズに変換がどうのこうので、VHSではカットされてた、画面の端っこ部分もちゃんと観ることができて、嬉しいのってなんのって。
最初に言うたように、ただでさえアホなオレが、泳いで、余計にアホになっているんで、今のところ、こんなことしか書けないが、ちゃんとしたヤツ書きたい(よう考えてみたら、ブログ始めて、この映画の感想は、数回は書いている筈)。
まあ、オレが日本映画、いや映画では一番好きなヤツだからしゃあない。
2012年1月12日木曜日
ストップ・メイキング・センス、観た

Talking Heads - Stop Making Sense [DVD] [Import]
(註 オレは、英Amazonから安くやすく買った)
ちょっと、このごろ、70年代前半のグラム・ロックやら、売れない頃のモット・ザ・フープルとか聴いているのだが、やっぱ、このトーキング・ヘッズのライブ観ると、ホッとする。
まあ、パンクやニューウェーブ、今でこそあれやこれや、云われているが、実は、ミュージッシャンとその音楽を聴く者の垣根の無さ、ぶっちゃけて言うと、「これぐらいならワシらでもできる・・・!」感にあるのだろうと思う。
有名なオープニングで、デヴィッド・バーンがアコースティックギター一本とラジカセ持ってあらわれ、弾きながら歌っているうちに、途中、ケッタイなリズムが混入しはじめて植木等ばりにずっこけそうになるとこなんか、カッコ良すぎてカッコ良すぎて、もう、どうしようと思う。恥ずかしながら、マネしたくなるのだ。まあ、その後、曲を続けていくうちに、1曲毎にベースが入り、ドラムスが入りして、どんどん音が変わっていくとこも、エエ。
デヴィッド・バーンの敷居の低そうな(ホンマはもの凄く高いのかもしれんが)、カッコ良さに、「・・・カッチョいい」と思った。
おそらく、今回、十・・いや二十何年かぶりに観返してやはり、多分、当時と、まったく同じところで、「・・・カッチョいい」と思ったに違いない。時間が止まっていた。懐かしい、すら思わないから。
デビット・バーンは、ヘッドスパンクし、走り、ライトを倒したり、そのカッチョいいと思ったシーンをひとつひとつ挙げていくとエラいことになるので、あと一つだけ、最後の「Crosseyed And Painless」の始まりが、まるで、AORみたいにソフト&メローで始まって、こっちがうっとりし始めた瞬間、堰を切ったように始まる怒濤のノリか。あたりまえすぎて申し訳ない。
・ちゅうことで、中学高校の頃聴いた音楽、今聴こうとすると、「あー、ひょっとしたら、当時、こういうのがカッコ良いと思ってたんだろうなぁ」とスゴいしんどいのであるが、今の価値観やカッコ良さを感じる心のまま、聴いても、素直でいられるから、楽である。
でも、これだけ、トーキング・ヘッズのスゴいステージ観ても、曲そのもの一番好きなのは、トム・トム・クラブ(トーキング・ヘッズの中のベースのティナお姉ちゃんとその旦那のグループ)「Genius Of Love」だから・・もっと進化していないのかもしれん。昔から、むさ苦しい兄ちゃんやおっさんが、「ロック」をやり、それに男が熱狂する、ということには、非常に大きな疑問を感じていたわけである。ティナ・ウェイマスはなぜか生活感を感じてしまう容姿だが、ガニ股横走りしてくれたので、良しとしよう。
2009年12月3日木曜日
アハハ編
月末、県と市に納税無事すまし、ようやっと、ほっと。
昨年度放映されていた「おねがい!!マスカット」の総集編DVD「アハハ編」、早速届く。
早速観る。早速見終わって、また、早速見返す。早速、同じ箇所で声に出して笑う。
大満足である。
これほど笑ったのは、「おねマス」の番組そのものを除くと、「ゲバゲバ90分」のDVDに入っているど突き家族のシーン以来である。
まあ、このDVD,それよりもなによりも、日本人が否、人類が、今後長きにわたってずっと記憶されるべき瞬間、すなわち、「私を窓辺に飾ってよ いい花咲くよ」と「あんまりほっておくと、月へ帰っちゃうよ」が、この世に吉沢明歩から生み出される瞬間が記されているのであーる。この二つの場面、一瞬、「聖なるもの」がよぎるのであーる。日本のテレビが50年か60年かけて到達した一つの頂点であろう。
ただ、90分のDVDだ、まあしゃあない、大久保さん乱入シーンも納められているが、大久保さんが乱入する布石となった、前週放映分の蒼井そらのスカットテレフォンが入っていないので、なんかようわからんもんになっているが、ここでは、おそらく、オレがこの番組にハマるきっかけとなった蒼井そらの「やめろよ」「やめろよ」「やめろって!!」が観られるし、窓辺や月へと並ぶ「テメー、何センター坐ってんだよ」という「おねマス3大名ゼリフ」の一つを、蒼井そら、初音みのり2連発、そして吉沢明歩の豪華競演がみられる(もっとスゴかった気がするが、実際の放映ではどうだったのか・・・YouTubeではもう観れないのが惜しまれる)。
このおねマスのオモロさ、どう伝えてええのかわからん。「単なるスケベ心やないか?」と思われたら、そうかもしれん、と答えるしかない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/おねがい!マスカット (2008年4月8日 - 2009年3月31日)
http://ja.wikipedia.org/wiki/おねだり!!マスカット (2009年4月6日 -)
ただ、今、ゴールデンでやっているような、CM後に期待させてちょん切ってCM再開後まただらだら同じシーンをつなげる、とか、 身内同士であらかじめ用意された身内ネタをしゃべっているのをえんえん聞かされる、とか、収入から云うて自前で金出して喰えばええねん、といいたくなるようなグルメもんを、大げさに旨そうに喰う嘘くさいシーンの羅列とか、自分の「好感度」を大事に大事に計算しながら、ヤバいことをセコくセコく暴露していくとか、一切、ないのであーる。それだけでも、充分なのである。
まあ、なりふりかまわず、一つの目標にむかっている沢山のおねーちゃんたち、それも全員、ミニスカ、という番組を観るのは、楽しい・・というだけかもしれん。
ぐだぐだ、ぐずぐず(この番組観るようになって初めて知った単語)、というのも、 この番組の持ち味で、オレがここで、ほめまくっているから、眠いの我慢して最初に「おねマス」観たら、えんえん30分、麻美ゆまがひとりで唄っているだけ(註 オレは大好きだけど)、というのがあっても、文句を云うてはアカン。
来春発売される「ウフフ篇」には蒼井そらのダメ出しドキュメントが入ってますように。
2009年4月19日日曜日
シェルブールの雨傘、日本盤DVD再発売
スワローズ快調。まあ、ボロが出るまで突っ走って欲しい。青木、絶対、日本で骨を埋めてくれぇ。あ、でも、讀賣いくぐらいなら、メジャーの方がええか。スワローズに一生おってくれぇ!
あーもーFA制度廃止せんかぃ。だいたい、日本の球団の貧富の差が大きいちゅうか、讀賣と阪神以外貧乏たればっかなんやから、単に、この二つの球団にエエ選手が集中するだけじゃ。フリーでもエージェントでもないわ。ぼけ。
ところで、長い間、何故か廃盤だったのが、7月17日にちゃんと出るらしい。
"シェルブールの雨傘 デジタルリマスター版(2枚組) [DVD]" (ジャック・ドゥミ)
ジャケットの青?イメージ的には、こういう青じゃないなぁ。
やっぱ、この映画ちゅうのは、素晴らしすぎるほどの音楽、それに加えて、登場人部全員のすべてのセリフが唄になっているほど徹底、映像は映像で、独特の原色基調の色づかいで徹底、平凡すぎるほどの陳腐なストーリー(遠距離恋愛ではよくあるパターン)で観客を「感動」まで持っていくのだから大したもんである。さすが、フランス人である。第二次世界大戦、実はドイツにぼろんちょんにやられ、降伏してれっきとした敗戦国やったのに、あの手この手つかいまくって、いっちょ前に「戦勝国」になって、国連じゃ拒否権まで持ったことあるわ。
実際、オレが最初、映画館で観たときは、映像と音楽が気持ちよく、途中寝てしもて、最終シーンあたり起こされて、見てたら、涙ぐんでしもたほどである。まあ、奇跡的にも、寝る前のシーンで二人で考えたガキの名前、覚えていたこともあるが。それにそれまで、松竹新喜劇風べちょべちょのシーン連続だったのだが、最後のシーンが、途端にクールになるとこも、カッコええ。
それにしても、オレが今年の初め頃、ポンド安だったころ、意を決してAmazon.co.ukで買ってしもたのだが、1000円しなかった。だいたい、カトリーヌ・ドヌーブの昼顔やらなんちゃら入った5枚組のボックスセットですら、16.48ポンド=2415.566円だから。イギリス人は恵まれとる。
ちゅうことでDVD手に入れたものの、まあ、映画としては、オレみたいな野暮な人間は、やっぱり、今も観かえすたんびに、中だれしてしまうのだが、BGVとして、流しておいて、ポイントポイントで楽しむにはこれ以上の映画は無い。ホンマ、カトリーヌ・ドヌーブが、主題の音楽に乗せて、健気にジュテームジュテームと唄うシーンは最高である。
2009年4月14日火曜日
巨泉×前武 ゲバゲバ90分! 傑作選 DVD-BOX
"巨泉×前武 ゲバゲバ90分! 傑作選 DVD-BOX" (VAP,INC(VAP)(D))★当時のテープは残存しないとされていた番組ですが、今回の発売に至ったのは日本テレビ麹町社屋にて偶然、番組のテープが発見されたため。劣化したテープを最新のテクノロジーにより修復してのDVD化です。
ひさびさに興奮した。買うぞ!!「いいたいこといってら、いいたいこといってら、いいたいこと、いいたいこと、・・・・おっしゃってぇん」
2009年3月4日水曜日
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程、観てしまう
またも、寒くなってきた。
ずいぶん、間が空いてしもたが、そもそも、このオレが、"実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD]" (若松孝二)ちゅうDVDの感想文を書こうというのが、あまりにも無謀というか。まあ、しゃあない、観てしもたのだから。
だいたい、このDVD、見始めたはいいが、途中であんまりにあんまりなシーンが続いたもので、いったんやんぴして、二三日間を置いてあらためて、見返すというのがあった。
遠山美枝子役の坂井真紀の場面が凄すぎるのである。
それに、3時間はたっぷりある映画だし。
まあ、さすがに連合赤軍にかなり近い位置におった監督ということで、一方的に美化し、英雄視するような内容かと、ちょっと心配したが、学生運動の歴史とかちゃんと挿入してあって、小さな点はひっかかるものの、まあ、そういうのはこっちで修正できる箇所ばかりで、まあ、思想的にフラットな方だと思う。 以前、同じ事件を扱った映画、高橋伴明の"光の雨 特別版 [DVD]" (高橋伴明)があくまでも、密室に閉じこもった人間たちのあれやこれやで終わってしまったのに対し(これはこれでオモロイ)、こっちは、60年安保からの学生運動左翼運動の歴史の中の事件として捉えることも可能で、視野が広い。
あと、まあ、「光の雨」の方は永田洋子、こっちの「実録・・・」の方はなんといっても、遠山美枝子に、スポットライトが当たっているように思った。
ともかく、この映画で描かれているようなことは日本人なら知っておいてもらいたい。
仲間だった筈の人間を次から次へと断罪して、殺害していくわけであるが、他人の細かい細かい言動や態度、過去に遡ってまで、あげつらっては、「総括」する対象を見つけ出す永田洋子、その対象を次から次へと新手の「総括」の方法(かなりエゲツない)を考え出しては強要していく精神主義オンリーの森恒夫、このまるで夫婦漫才風コンピの良さ(実際、終わり頃、無理矢理に永田は坂口と別れ森と結婚してしまう)。正直に自己批判したら、即、総括というのがわかっているのに、尚かつ、自ら告白して、総括されて殺されてしまう(ダイレクトに処刑されてしまうヤツもいた)連中の健気なまでの正直さ真面目さ。
まあ、なんやかんやあって、ようやっと残った数人が逃亡の末、あさま山荘にこもってようやっと、ホンマの敵、つまり機動隊やらと銃撃戦を始めるのであるが、変な話、ほっとした。救われた気がした。
少数の人間で日本全体、いやひょっとしたら全世界にケンカ売ってしまうというムチャが底にあるわけであるが、ホンマに闘う前に、その少数の人間の中で、まず、「敵は己にあり」をやってしもうた。野村監督じゃないのである。
学生運動がらみの映画とか書籍とか読んでいつも思うことがある。ホンマ、日本はラッキーだった。よくぞ、「革命」を失敗しといてくれた。万が一、彼らの革命が成功していたら、その後、理想の国家を作るために、おそらく、終わりのない粛正、ホロコーストが待ち受けていたに違いないからである。
この事件があったのは、リアルタイムでは中学生、テレビにかじりつき、鉄球が山荘を破壊するシーンに熱狂し、後にリンチ事件が明るみに出てからは、クラスで「総括ごっこ」が流行したのであーる。まあ、「後の世代」としては、彼らがいくら真剣であろうが、彼らが大暴れしようがなんであろうが、何一つ成功しなかったし、その後の日本を、何一つ、いい方向へ持っていかなかった。リアルタイムでテレビ中継してるのを寝っ転がって観る限り、めちゃくちゃオモロかった。
まあ、それにしても、謎は残る。
なんで、東大医局員の待遇改善運動や学費値上げ反対運動、一大学の使途不明問題が、1年も経たずに大学相手に止まらず政府まで相手にした「革命」運動にまでおっぴろがり、やがては「世界革命」まで果てしなく目的がでかくなっていくのは、もう不思議でしょうがないのである。まあ、いろんな既存組織のあれやこれやがあったというが、やっぱ、そういう理屈じゃなく、時代のノリ、当時の若者の気持ちを支配していたノリとか、ワケのわからん「何か」と思いたい。
この映画はシリアスなものになってしまった。まだまだ、事件に関して遠慮みたいなものがあるのかもしれない。まあ、本当にこの事件が、「総括」されたら、「ゴッドファーザー」やら「仁義なき戦い」並の オモシロいエンターテイメントとなりうる題材だと思う。
http://ja.wikipedia.org/wiki/実録・連合赤軍_あさま山荘への道程
http://ja.wikipedia.org/wiki/山岳ベース事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/あさま山荘事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/全共闘運動
http://ja.wikipedia.org/wiki/新左翼_(日本)
2008年12月14日日曜日
邦画オールタイムベストテン
ガソリン、安くなってる。今日なんか、ハイオクで117円だったんで、驚く。夏頃のあのバカ高さいったいなんだったのだろうと思う。 あれじゃ、クルマ売れるわけないわなあ。まあ、経済について考えると頭が痛くなってくるんで(原油が安くなった分の金どこへいったんだろう?とか)、やんぴ。世の中も人生も、まあ、なるようになる。
邦画オールタイムベストテン、とかやってるとこあったんで、オレも参加しようとしたが、トラックバックがうまくいかん。
まあ、 お遊びとして。題名のリンクはYouTubeに動画があったやつ。
2「紅の流れ星」(1967 日活 舛田利雄監督)カッコ良さの標準。
3「狂った果実」(1956 日活 中平康監督) ラストあたりの密度が好き
4「男はつらいよ ハイビスカスの花」(1980 松竹 山田洋次監督) やっぱ、好きや。
5「風の歌を聴け」(1981 ATG 大森一樹監督)震災前の神戸の風景と最後のポップコーン。
6「阿寒に果つ」(1975 東宝渡辺邦彦監督) 五十嵐淳子!
7「 犬と私の10の約束 」(2008 松竹 本木克英監督)これで泣かんかったら人類とちゃう。
8「ゴジラの逆襲」(1955 東宝 小田基義監督)3歳の時、映画館で生まれて初めてみた映画。リバイバルだったのだろう。以降ひどいトラウマになる。この時のあまりにもヘタレなアンギラスへの深い愛情みたいなものが多分、スワローズとかについ肩入れしてしまう素地となったんだろう。
9「八月の濡れた砂」(1971 日活 藤田敏八監督)ビールを飲みながら、うとうとしながら、観ると、気持ちいい
10「青春の蹉跌」(1974 東宝 神代辰巳監督)また観たい。
3歳のとき観たのが1本、高校時代に観た映画2本、浪人時代1本、大学時代1本、あと日活アクションは全部30代以降になってからだ。 日活アクションとの出会いが、小学校とか中学あたりが理想だと思う。五十嵐淳子は歌だけあった。
2008年10月27日月曜日
1969年の日活映画「愛するあした」
はつよさんのご厚意により、念願の1969年の日活映画「愛するあした」(愛するあした(1969))を観ることができた。いやあ、ホンマ素晴らしい映画である。
ブログ更新間が空いたが、この映画観たら、いろんなことを書きたくなって、書いたら、例によって収拾つかなくなって、まあ、ここはひとつ、じっくり書いてやろうと思たわけだ。まあ、税金の季節でもあるので、まあ、ゆっくりと。
1969年の日活映画「愛するあした」、久々にハマってしもうたがな。
基本的に、音楽めあてで観たのだが、どっこい、映画としてもオモシロかった。感謝感激雨あられですわ。
おかげで、このところの「赤いスイートピー」症候群が直り、暇でぽーっとしている時など、「赤いスイートピー」じゃなく「愛するあした」を口ずさむようになり、気分よい。まあ、そばで聴いている人がいたら、どっちも、似たような「唸り」かもしれないが、それはそれ、あれはあれ、である。
さて、映画「愛するあした」、伊東ゆかりの超名曲「愛するあした」(東海林修作曲安井かづみ作詞)をフューチャーした「歌謡映画」というジャンルに入る映画である。
主演は、伊東ゆかり、松原智恵子。和田浩治、中山仁、ワイルドワンズ、あと内田裕也がターッとかトゥーとかしか云わない役、東宝の「久太郎」有島一郎、おばけのQ太郎の曽我町子、左とん平とか。日活ゆかりの脇役が出てないような気がするが、製作が芸映社だからか時代が時代だからか、そいでも、配給は日活映画でちゃんと日活のマークで始まる。
舞台は1969年のどこぞの私立大学、学生運動もそろそろ下火になった頃である。伊東ゆかりと松原智恵子は学園のマドンナというかアイドルというか、彼女たちが出る授業は全員出席、立ち寄る飯屋はいっぱい、広末入学時の早大よりスゴいか。彼女たちをストーカーしている専門の盗み撮りグループ(これが、ザ・ワイルドワンズの面々というのであーる)さえ存在する・・・。
松原智恵子にからむのが日活の生え抜き和田浩治、それにふりまわされるのが、伊東ゆかりと中山仁という図式。
松原智恵子の文通相手ブラジルの大富豪中山仁(日系三世のブラジル人という設定)が彼女に会いに来ることになって、大騒動、恋人和田浩治を伊東ゆかりに預けて、大騒動、文通相手に会って大騒動、あれやこれや、で途中、伊東ゆかりの孤児院が経営不振で閉鎖するかもという状態がわかり、あれやこれや、というお話である。
今回は、伊東ゆかりと、オレの大好きな曲「愛するあした」を中心にこの映画を感想を書く。
「愛するあした」以外では、伊東ゆかりでは「朝のくちづけ」(有馬三恵子作詞鈴木淳作曲森岡賢一郎編曲)、「汐風の二人」(安井かずみ作詞平尾昌晃作曲)「知らなかったの」(山口あかり作詞平尾昌晃作曲)、あとクレジットされていないが、童謡「あのこはだあれ」「浜千鳥」を歌うシーンがある。もう伊東ゆかりが歌手として全盛期の映画なので、童謡のシーンも新鮮で良かった。伊東ゆかりの「小指が痛い」も、和田浩治と子供達によって唄われてたりする。
GSでは映画出演は珍しい、ザ・ワイルドワンズが出てて、「昨日に逢いたい」「バラの恋人」「マーシー・マイラブ」「すべてを捧げて」。まあ、扱いがなんか半端な感じがするが、それでも、伊東ゆかりと和田浩治の仲に悶々としながら唄う「すべてを捧げて」は、笑えた。
でも、やはり、「愛するあした」(東海林修作曲安井かづみ作詞)である。オープニングと終わりの伊東ゆかりの歌が入ったパターン以外にも、映画中、インストでいろんなバージョンが入っとる。
・ギターアコースティックバージョン (松原智恵子がひとり部屋でいるシーン、行きしのタクシー内、松原智恵子・中山仁が競技場)
・サンババージョン (松原智恵子・中山仁ダンスシーン)
・ムードミュージック風バージョン (松原智恵子・中山仁ナイトクラブにて)
・マーチ風バージョン (ヨコハマ港外国客船)
多分他にもあるんだろうけど、オレが見つけたのは以上。
これらの曲がまた、程よくロマンチックだったり洒落てたりしてシーン(主に松原智恵子が出演しているシーンに多い)に溶け込んでいるわけである。「愛するあした」という曲が、いかに当時の歌謡曲としては異質か、よくわかる。まあ、例えば、映画中で伊東ゆかりが唄う「朝のくちづけ」「知らなかったの」、或いは、大ヒットした前年の「小指が痛い」でも、90分なりの映画のテーマミュージックとして、インストをボサノババージョンとかサンババージョンとかシーン毎に変形されての使用に耐えられたか、どうか?
ともかく、「愛するあした」以外がテーマミュージックなら、映画の印象全く違ったものになっただろう。団体行動が中心の学生運動終焉後、ようやっと個人に戻り、それぞれの学生生活に戻りつつあり、そして学生運動とはまったく別の次元でみんながまとまってみせる、というこの映画では、オレは他の曲じゃやっぱ無理だと思うのだ。
ラスト近く、伊東ゆかりのソロによる熱唱、学生運動の闘士たち応援団のむさ苦しい連中あとフツーの学生とか孤児院のガキ共巻きこんで全員との合唱シーンであろう。ただただ感動する以外ない。
上の映像で伊東ゆかり、メッチャクチャきれいに映っているが、映画でもそう。伊東ゆかりが「うふっ」を使いまくるがメッチャクチャカワイいぞ。
まあ、一週間かけて、この程度・・・か。まあ、しゃあない。
ちゅうことで、次回は、この「愛するあした」は同時に、松原智恵子と和田浩治の日活映画でもあるので、そっち側から、書いてみようと思う。
2008年9月19日金曜日
2ゲーム差だって・・・
対岸の火事ですな・・・。まあ、他にもオリックスが妙に強くなっているし、プロ野球オモロイのだろうが、スワローズは静かに潜行中。まあ、今日はラッキーにも雨天コールドで勝ったけど、福川がケガした・・・。
2008年8月28日木曜日
RURIKO" (林 真理子)読む
RURIKO、読む。
「小説」とある以上、「ノンフィクション」じゃないわけだが、まあ、事実にかなり基づいていると考えられる。林真理子、苦手な作家・・・ちゅうより、男が読むことを拒否している部分があったりするので他の本は読んだことはない。それでも、この本は、一気に読んだ。
のっけから、舞台は戦前、満州国の描写からはじまり、やがては、あの満映の甘粕正彦が登場し、4歳のルリ子を見た瞬間、父親に「女優にしなさい」と託宣するかのように言い放つのである。正直、林真理子、文章が大嫌いなのだが、このあたり、ツカミの力はスゴい。甘粕正彦・・・アナーキスト大杉栄を虐殺し、やがては満州国という国をでっちあげてしまう人物で、オレなんかは、ある種の想像力をひどくかき立てられる人物で、かの矢作俊彦氏がアマ★カス!なる小説を・・・まあ、どうでもええか。
浅丘ルリ子、やがて、終戦のドサクサが終わりあれやこれやで、15歳になって3000人の中からオーディションで、当時、再開したばかりの日活に入って、以降、子役から娘役へ、そして大人の女優になっていくわけである。これからは、びっくりするようなスタアたちとの恋愛が明らかにされるが、まあ、こういうところ、林真理子の林真理子、みたいなもんで、読んでいただくしかない。 オレは、「憎いあンちきしょう」(アマゾンへのリンク "憎いあンちくしょう" (蔵原惟繕))、猛烈に観返したくなった。そう、あの映画、かなりホンマモードだったのであーる。
以降、石坂浩二との結婚やら、昭和末期の石原裕次郎や美空ひばりの死を経て石坂浩二と離婚やらの現在に至るわけだが、何度となく美空ひばりとルリ子の電話での会話が挿入され、それが、ひばりのその時折の状況や、二人の別のタイプの「スタア」のタイプの違いを際立たせており、涙なくしては読めない部分もある。オレの美空ひばり観が変わった・・・つまり、美空ひばりがほんのちょっと好きになりかけている・・ほどである。いや、小林旭観も石原裕次郎観も変わってる・・・・・これぞ、おそらく林真理子の作家としての力であろう。
そやけど、まあ、不満を言えば、映画がアカンようになり日活をやめて以降も、テレビ、テレビで主演ができないようになると、演劇で成功、と時代や自分のライフサイクルの変化に見事に順応できたのが、なんでか、もうちょっと、深く・・・そしたら単行本一冊で終わらないか。
あと、この本を読んで、浅丘ルリ子像を確立させて、変に偶像化して神棚に納めて、柏手を打つような存在にするのは良くないと思う(注 そういうノリで書かれている)。
そうやって、昔の日活アクション見たら失望するのがオチである(芦川いづみの方がずっとカワイい時があった)。
ちゅうことで、本の感想はここで終わるが、浅丘ルリ子のこと、もうちょっと書きたいんで。
オレとしては、ようやっとチャンスを掴んだ小林旭を何度も流れさすらわせは何度も迎え、次の手が打てなかった太りかけの石原裕次郎に再び光を放たたせ、寡黙な渡哲也を饒舌に軽薄にし、そして、あの寅さんにプロポーズさせた(註 全部映画の話である)浅丘ルリ子。そっちのノリで70年代以降も乗り切って欲しかった。彼女の相手役を務めることで、多分、男のスタアが何人も生まれただろう。
かえすがえすも、60年代、ウチの国から「映画」という一つの産業が消滅してしまったことが悔やまれる。
2008年8月12日火曜日
「100発100中 黄金の眼」より沢知美「モッカラ・ゴーゴー」12th August 2008
"100発100中/100発100中 黄金の眼(ツインパック)" (宝田明, 佐藤允)
おばんでやんす。
沢知美の動画、YouTubeにアップした 。
宝田明主演の東宝映画「百発百中・黄金の眼」
ワケのわからん言葉で歌っているが、さすがは昭和43年の映画、これぞ、昭和元禄ハレンチの象徴みたいに、次から次へと衣装がかわってカッコいい。
この映画の主題曲の方もジャジーで(この単語、生まれて初めて使った)カッコいいスキャットがグッとくるのだが、下手したら、同じく出演している前田美波里の方かもしれず、確認中。
この映画、映画マニヤの人はどうかしらんが、だいたい、
前田美波里・
沢知美
という当時のハクい女優ツートップ体勢でほぼ、でずっぱりで、アクションシーンはあるわ、場面場面で衣装は変わるわ、オレなんかは大喜びである(昭和43年当時、フツー、世の中には、菅井きんさんや三崎千恵子さんの若いころみたいなおねえさま方たちであふれていたのであーる、今のように研ナオコレベルや山田花子レベルのおんなのこがうじゃうじゃしとるしあわせな時代ではないのであーる)
沢知美、過去、CDの感想文書いたことがあるが、女優や11PMのカヴァーガールしてたことぐらいしかわからん。googleったが、詳しい経歴わからず(出演映画はわかる沢知美 (サワトモミ))、また、CDもひっくりかえしてみたが、詳しい経歴等載っていない。
CDは映画の翌年、昭和44年(1969年)なのだが、上の動画のような、ぱっとした明るさなど微塵もなく、しっとりとした大人の薫りが濃厚で、たった1年で、進化というか変化の大きさに、昭和40年代の時代のスピードちゅうもんをひしひしと感じるわけである。
"人の気も知らないで" (沢知美)
2008年7月18日金曜日
祭りの後にさすらいの日々を
スワローズ、阪神に勝ち越しした上、今日も広島に勝ってもた。
しかし、「傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを」を読んだら、あたりまえだが、どないしても、「傷だらけの天使」最終回を観たくなるもんである。
だいたい、「傷天」で今もはっきりくっきり記憶しとるのは、中山麻里がゲスト出演した回のヤツで、当時、それはそれは強烈な印象を・・・収拾がつかなくなりそうなので、話を戻すが、最終回の殺伐とした雰囲気と夢の島で大八車(記憶違い リアカーだった)ひっぱっているショーケンの姿だけが覚えており、それが、「魔都・・・」を読んでいる時、記憶をたぐろうとしてイライラしたもんだ。
そいで、セコく近所のレンタルショップ廻ったが見あたらず、googleったら、「ファミリー劇場」でつい最近までやってたが終わったところだ。だいたい、オレのテレビで「ファミリー劇場」というチャネルが見れるというのに初めて気がついたのは収穫だが、まあ、そういうもんだし、その程度の人間である。で、しゃあないから、「傷だらけの天使」最終回の入ったDVD、アマゾンで買った。アマゾン、定価販売。
ちゅうことで、「祭りの後にさすらいの日々を」(脚本市川森一監督工藤栄一)食い入るように観て、感無量。たった、45分ほどなのに、驚くべき完成度である。
例によって例のごとく、名シーン、キャプチャー。
「辰巳さん、もう日本はダメよ。この国があたしに何をしてくれたっていうの?あたしはいつも裏切られてばかり、もうたくさん、もうたくさん。我にしあわせを与えた祖国、我が望みを絶つ祖国、永遠に、別れの口づけを!」
いつもとノリが違って演劇モード全開の岸田今日子。いつも余裕たっぷりの「綾部貴子」が初めて、不安定な表情を見せる。
ここでグッと来ないと男じゃないだろう。もう、この頃からええ年であるが、それでも力づくで、ええ女やなぁ、とまで思わせてしまうもんがある
「そういや昔、こんな場面どっかでみたことがあるような気がするな」
「『ペペ・ル・モコ』です」
「知っているよ。昔、新宿の武蔵野館で観た・・あの刑事、イカしたなぁ」
「僕の時代は池袋の人生座でした。 懐かしのジャン・ギャバン週間」
このシーンも気に入った。実は包丁持った辰巳が梅津警部に襲いかかって始まった格闘後のシーンなのだ。
「ペペ・ル・モコ」がジャン・ギャバン主演の「望郷」ということを、今、わかった。・・観たくなってしもた。
ちゅうことで、ショーケンや亮のシーン(亮のオカマショーもキャプチャーしたかったが、まあ)は、キャプチャーするもんでなく、動いているとこ観てもらうしかない。
つうとこで、このあたりまで。あとまあ、どーだってええことだが、オレ的には、矢作俊彦のデビュー作「マイク・ハマーに伝言」の舞台となったのは、長嶋茂雄引退の日(1974年10月14日)で、「傷だらけの天使」放映中( 1974年10月5日から1975年3月29日 http://ja.wikipedia.org/wiki/傷だらけの天使 より)がまさにその頃。この頃ヨコハマで、「令羽」(りょう)や克哉や雅史や英二が首都高横羽線でのあれやこれやを算段してたと思うと、ちょっと面白い。
しかし、ショーケンは癖になる。
まあ、オープニングシーンはYouTubeにありました。
2008年6月1日日曜日
一足さきに秋モード
プロ野球、来シーズン、非常に楽しみになってきた。ま、今シーズンは若い戦力が成長するのを見守るつもり。ま、あとイヤがらせ(特に讀賣と阪神)に徹して頑張って欲しい。
オリックス、こういう時に限って強い。んで、スワローズファンとしては、暑い夏を通り越して、こっちは秋がきてしもたがな。ちゅうことで、早くも、「芸術の秋」がきてしもたがな。阪神ファンの方々の「心の痛み」がちょっとはわかった。
で、フェリーニの81/2 (はっかにぶんのいち)、DVDで今観とる。「甘い生活」はもう、メチャクチャ大好きな映画だが、こっちは、アカンねん。映画館では挫折して途中寝てもたし、ビデオで観た時も通しで観ることできず、途中でやっぱ、しんどなってやめてもた。
で、まともに観ちゃアカンと、今回は、まともに観ず、ネットとかここ書きながら、飛ばしたり戻したりして観とるんだが、そないして観ると、おおっ!けっこうエエ映画やんけ、と思うようになった。ま、映像もパートパートは素晴らしいし、音楽だって、すごくエエ。女優もクラウディア・カルディナーレやらアヌーク・エーメ(メガネがカッコええ)それに、乞食女! 気合い入れて観るよりBGV的に観るもんかもしれん。それに、若もんにはわからんで、このテーマ。
8 1/2 愛蔵版マルチェロ・マストロヤンニ
サザンが活動停止した、ちゅうニュースで、「え、まだやっとったんかいな」と思う程度なのだが、このグループ、多分、カラオケでどこぞのヨッパライが唄っている印象が強く、一晩、飲みに行くと、何度も聴かされたものである。オリジナルで聴いたこと無いが、カラオケで覚え、耳タコになっとる曲が10曲以上はある。
特にワシら世代など、カラオケの「安牌」として、何曲かキープしとるみたいで、たいてい「聴かしたるねん」オーラーを放ちながら唄いよるんで閉口したもんである。しかも、デビューした時期がカラオケが流行り始めた頃だし、だから、どうしても、「カラオケを意識して成功したグループ」としての印象しかない。まあ、これ以上、いつものとおり書くと、かなり遠慮無い悪口になってしまうので、やめるが、戦略を練った「あざとい」グループなんであーる。
2008年3月6日木曜日
の・ようなもの
| の・ようなもの 秋吉久美子 伊藤克信 尾藤イサオ by G-Tools |
「怪物のような荒川鉄橋をこぼれないようにクルマが走るのが見えるぞ」しんととしんとと。 「トランペットのべんちが聞こえない不気味な静けさ 深夜料金のバッチが光るタクシーが北千住方向へダッシュする その反対方向42.195キロにオレのアパート」しんととしんとと。 「東武と京成を乗せた綾瀬川を渡り お化けが出そうな鐘ヶ淵へ向かう 延徳寺を左へ折れようとする 昔はここらへんでカネボウ美人が作られたという」しんととしんとと。 「祭り提灯に誘われ抜け道を入ると 神さまは4畳半のせまさの中で明日を待つ」しんととしんとと。 「花薬師の駅前通りを歩行者が約一名 やけに目立つのかビニールの花が歓迎する」しんととしんとと。 「○○街道に入ると昔ながらの商店が蚊取り線香の匂いを立ててディスプレイしている。地下足袋一ダース380円○○焼き60円さくさくした○○クリーム100円、ひといき入れたい」しんととしんとと。 「三十過ぎの芸者衆と40過ぎの浮気男が向島の屋根の下で寝ている。もうそろそろ夜が明ける。夏の朝は○○が云うように早い」しんととしんとと。 「カラスがかあかあ飛んでいる、吉原上空に向かうのか 明烏 聴いてますか志ん生師匠、吾妻橋のビール工場まであと息。リバーサイドのジョギングコースを何故か歩く」しんととしんとと。 「隅田川の風が吹いてきた 眠そうにブレーキかけた東武線が隅田川をわたる ○○のビール工場は世界の終わりのように静かだ」しんととしんとと。 「吾妻橋を渡ると仁丹塔が見えてきた 浅草雷門に入る 観音様、しんととが朝一番でやってきました」 「人形焼きの匂いのない仲見世は淋しい、思い出の花屋敷に足が向く、いまごろどうしているだろう 国際劇場の踊り子たちはどうしているだろう」しんととしんとと。(以上 例によって、聞き取りで書き出してみた。細かいとこ間違えとると思うが、まあ。) で、ようやっと、たどりついたら、彼女が、原付で、ちゃんと待っててくれるのね。イイなあ! あと、まあトルコ嬢役の秋吉久美子もカッコ良く、一説によれば以降のその業界の人たちがこぞって真似したという(未確認)。
2007年9月14日金曜日
各社GS映画ボックスについて
昨日は、テレビ遅くまで、観てた。そりゃ、しゃあない。今、政治、オモロイもん。
オレは政治は安部晋三を安部晋太郎と間違えて、平気で連呼してしまうような人間だが、朝日新聞や筑紫哲也氏のお気に入りの人が、今度の総理大臣になりそうだ。
まあ、オリンピックもあることだし、まあ、ええご祝儀内閣になるだろう。なんやかんや云うて、ウチの国のあれやこれや考えるの場合、政党や政治家、或いはマスコミもコメンテーターも、実は、ウヨクもサヨクもおらん、親米派と親中派しかおらん、と割り切ってしまったほうが、わかりやすい。
まあ、どっち側が首相になるにせよ、どうせ、国を売るなら、まあ、せめて、高い値段つけた方に売って欲しいもんだ。
前も書いたが、GS映画のボックスセットが各社毎に10月26日一斉に出る。
値段が値段だけにかなり迷ったんだが、タイガースやテンプターズの東宝版とスパイダースの日活版買うことにした。アマゾンなら、発売日前に予約すると25%引きなんで、毎度セコい事情で申し訳ない。
おそらく、ケーブルで放映されたものについては、観ているんで、迷ったが、正直何度でも見返したいから、しゃあないわ。
松竹のボックスも同時に発売されるが、以前バラで出た際、購入したし、それぞれ感想文書いたが・・・しもた、ブログ引っ越しの際、どっかやってしもた。
GS映画、リアルタイムでは、もうボロクソ云われ、実際、映画としての完成度どうのこうのは低いんかもしれん。でも、映画館で観るんじゃなく、DVDなのである。手抜きのシーン退屈なシーン飯田蝶子は飛ばせば良いし、気に入ったシーンだけ取り出して観ることができるし。
少々長いタイガースなりテンプターズやらのGSのプロモーションビデオであり、同時に、当時の久美かおりやらのカワイ子チャンのイメージビデオであり、或いは、熱に浮かされていたような時代、60年代後半のドキュメンタリーでも、あるのである。それより何より、出てくる若い女の子のミニスカ姿は最低限担保されている!
"東宝GSエイジ・コレクション~東宝GS映画BOX(6枚組)~" (和田嘉訓, 山本邦彦, 内川清一郎, 岩内克己)
カラーテレビの本格放送開始で幕を開けた1960年代。池田内閣の「所得倍増計画」を越える経済成長を遂げ、生活・文化が豊かに花開いた時代。64年の東京オリンピックに合わせて新幹線が開業し、首都高速道路が開通。父親はマイカーを、息子たちはオートバイを欲しがったあの頃。ロカビリーの流行。吹き荒れるビートルズ旋風。エレキギターのサウンドに、若者たちがシビれた。彼らは髪を伸ばし、グループを組んで歌い始めた。それが、"グループサウンズ"。誰が命名したのか、この名に、日本中は熱狂した。「若大将」も「クレイジーキャッツ」も「怪獣ブーム」も、みんな60年代に始まった。底抜けに明るかった60年代。その最後の輝きこそが、グループサウンズなのだ。
■Disc-1「ザ・タイガース 世界はボクらを待っている」
カラー/本編88分/1968年度作品
※単品の「ザ・タイガース 世界はボクらを待っている」と同内容です。
■Disc-2「ザ・スパイダース にっぽん親不孝時代」
カラー/本編85分/1968年度作品
※単品の「ザ・スパイダース にっぽん親不孝時代」と同内容です。
■Disc-3「ザ・タイガース 華やかなる招待」
カラー/本編88分/1968年度作品
※単品の「ザ・タイガース 華やかなる招待」と同内容です。
■Disc-4「ザ・テンプターズ 涙のあとに微笑みを」
カラー/本編80分/1968年度作品
※単品の「ザ・テンプターズ 涙のあとに微笑みを」と同内容です。
■Disc-5「ザ・タイガース ハーイ!ロンドン」
カラー/本編83分/1969年度作品
※単品の「ザ・タイガース ハーイ!ロンドン」と同内容です。
■特典Disc
1.『太陽のあいつ』
ドラマ「太陽のあいつ」(TBS系・67年4月〓全13回)から、グリープ・サウンズ世代がグッとくる4つのエピソードを特別収録!
第7話「ケロヨン 今晩ハ!」
第9話「スタントカー大混乱!!」
第10話「とびだせ若大将!!」
第12話「若い突風!」
2.『TALKING ABOUT THE TIGERS(仮)』
元ザ・タイガースの関係者が語るGS映画の時代。撮影時の忘れられないエピソードや、当時の思い出を語る。
3.『GSトラック』
BOXに収録された映画から、歌唱シーンを集めた、音楽&映像集。
| ザ・スパイダース MOVIE COLLECTION ザ・スパイダース 松原智恵子 和泉雅子 by G-Tools |
スパイダース: Movie Collection - HMV
『ザ・スパイダースのゴーゴー・向う見ず作戦』
GSの第一人者、ザ・スパイダースの初主演作。「どんな障害でも越えてくれる人こそ私の恋人」というヒロインの言葉を真に受け、ザ・スパイダースの7人が横浜から東京へ歩き出す!交差点もビルも警察も彼らを止めることができず、ハチャメチャな行進はさらにエスカレート!エンターテイナーとしての魅力が満載の痛快爆笑ストーリー。
『ザ・スパイダースの大進撃』
アメリカ帰りのザ・スパイダースに次々と危険が降りかかる!実は、境正章が持ち帰ったタンバリンに秘密が・・・。悪の組織を歌と笑いでぶっ飛ばす!ビートルズの『HELP!』に強くインスパイアされた、ザ・スパイダースの主演映画の第二弾!!
『ザ・スパイダースの大騒動』
巻き込まれた交通事故をきっかけに美女・奈美と知り合うザ・スパイダース。 早速、井上順と堺正章は奈美にアタックを開始するが、二人の恋の鞘当ては白熱し、いつしか妄想の世界へ…。ミリタリールックにウエスタンスタイルと、スパイダース七変化も楽しめる、ラブコメディ・ミュージカル!
『ザ・スパイダースのバリ島珍道中』
ザ・スパイダースのメンバーは世界演奏旅行を前に多忙な日々を送っていた。一方そんな彼らを利用してひと儲けしようとする密輸団が・・・。ザ・スパイダースがなんとバリ島に上陸。南海の楽園を舞台に、歌って踊って大活躍!プルトニウムまで飛び出す、何でもありのドタバタコメディ!
「特典ディスク」
歌うザ・スパイダース集 (ザ・スパイダースの演奏シーンだけを集めたオリジナル映像!約35分)
メンバーのインタビュー(当時の懐かしいエピソードが満載! 約15分)
);
松竹のも一応。
『進め!ジャガーズ 敵前上陸』
『思い出の指輪』
『虹の中のレモン』
『落葉とくちづけ』
『小さなスナック』
| 松竹GSセレクション5 ヴィレッジ・シンガーズ; ザ・ジャガーズ; 尾崎奈々 by G-Tools |