2010年12月10日金曜日

インメンツのMeet the Beatles - Live in Paris (Bonus Tracks)

 ビートルズばっか聴いとると、風呂に長く長く長く浸かっているような気になってくるのは、オレだけ?

 しかも、このところ、テレビつけてたら、 Norwegian Wood (This Bird Has Flown)ばっかかかって、なぜか、優しくなって、日本人初の孔子平和賞受賞にちゃれんじしたくなってくるぅ。
 アカン。ビートルズ聴くと(あくまでもオレ個人の場合)、人間がダメになってくるぅ。菅直人みたいに何もわかっていないのに語りたくなってくるぅ、仙石なにがしみたいに知ったかぶりなってくるぅ、脳内が小野洋子みたいになってくるぅ(くれぐれも、名前を挙げた方々に悪意はひとつもありません。それどころか尊敬してます。念のため)。このままじゃ、2万円のモノじゃないの方のビートルズの日本版のボックス、Amazonでぽちりそうで怖い。


"ザ・ビートルズ・モノ・ボックス(アンコール・プレス)" (ザ・ビートルズ)

 
 シャキっとせなあかん。
 所詮ビートルズはワシら一般庶民には高度すぎるのであーる。

 

"Meet the Beatles: Live in Paris" (Inmates)

[1] Little Child
[2] I'll Get You
[3] She's A Woman
[4] You Can't Do That
[5] Day Tripper
[6] Back In The USSR
[7] We Can Work It Out
[8] I Wanna Be Your Man
[9] Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
[10] Birthday
[11] I Saw Her Standing There
[12] Get Back
[13] I'm Down
[14] Hey Jude
ENCORE:
[15] Dirty Water
[16] Jeannie Jeannie Jeannie
[17] Tell Me What's Wrong

 そこで、インメンツの「Meet the Beatles - Live in Paris」(1988)、ぶっ聴く。デカい音量にしたいが、年取ってヘッドフォンでの大音量しんどくなっているからほどほどで。


 3曲目のShe's A Womanから、You Can't Do That、Day Tripper、Back In The USSR、We Can Work It Out、I Wanna Be Your Man、Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band、Birthday、I Saw Her Standing There、Get Back、I'm Down、Hey Judeまで、全力疾走息継ぎ無し疾走、疾走、疾走あるのみ。あのほんわかしたバースデーすら、海老蔵のあの一夜並の出血覚悟のワイルドさだ。ヘイ・ジュードはさながら、小林麻央の頭下げる姿を彷彿させるほど過剰な感情移入してやっている。

 ビートルズマニヤの方に怒られそうだが、このアルバムを、まあ、わかりやすく、かなり歪曲し翻案し意訳し「喩える」と、ビートルズがハンブルグへ出稼ぎ行ってた頃のノリを30%ほど増幅した感じ・・といえば、おわかりいただけ・・・ないわな。あかんあかん、これじゃインメンツファンも怒らせてしまうか。まあ、ビートルズのみんなが大金持ちになりライブをイヤがりみんなインテリぶってしかもワガママ言いだしてバラバラになりかけた頃の曲もたくさんやっているわけだが、その中期以降の曲、ハンブルグのノリでやったら、こうなるのかなあ、ちゅう感じがして、オモロかった・・あくまでも、オレの個人的な感想。
 
 今聴き終わったのだが、爽快爽快。
 シャキッとした。
 さっぱり。後腐れ一切なし。
 ビートルズ、聴くのはええが、なにか、後に残るもんなあ。
 ま、これで、CMでノルウェイの森聴いても、理屈をオシャレに捏ねることなんかやめて、直子も緑も腰が抜けるまでイヤになるまでヤッたらええねん、と思えるまで復活した。

 また、中学時代、ビートルズ聴いたあと、中学校時代のオレがキンクスやザ・フーに走った理由が今なんとなくわかった。
 
 インメンツについては殆ど知識皆無で、ここらへんを参考にしていただきたい(http://www.beat-net.info/inmates/)。

 しかし、上のアルバムAmazonでは廃番でクソ高い中古しかない。そいで、不思議なのはオレはiTunes Music Storeで買った(2006年2月)のだが、今調べたら、外されていた。

 

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