2010年12月8日水曜日

ビートルズの「Mono Box」米盤

 海老蔵会見。目が充血してたため、見なかった。痛そうなのは、イヤです。

 開戦記念日。ありとあらゆる戦争の持つ悲惨さを度外視すれば、どう考えても、歴史のあの時点で、ウチとこの国が開戦に踏み切らねば、世界地図は今持って、戦前のまんま、つまり、ありとあらゆるとこ植民地だらけだったのは、ありますまいか?世界の殆どが少数の国の植民地だらけだったら、もちろん、凄惨な弾圧と内戦がボコボコ起きているが、あくまでも、それは「国内」問題であって、世界的にみれば、「平和」でもある。
 もちろん、ウチの国は敗戦時の重度のPTSDに60年以上経った今なお病んでいるわけであるが。負けた国にはいくら憲法がどうのこうのなんぼ云うても、実は平和をコントロールする力なんか誰も持たせてくれないのであーる。シリアス。
 合掌。

 iTune Music Storeで大大宣伝した挙句が単にビートルズがiTunes Music Storeで買えるようにだけだった、という事件から、幾星霜。まあ、あの時、変に、ビートルズ全曲プレビューというのしてしもて、ちょっと気分がビートルズ(©浅井愼平)になってもて、熟考を重ねた挙句、米Amazonから、「モノボックス」を注文した。ケチって船便にしたため、きっちり二週間かかり、先週末届いたのであるが。

 円高のおり、130ドル(約一万千円)+20ドル弱だから、税金で根こそぎ持って行かれたオレでも手が届いたわけで、なんぼ国粋主義者であるオレでも、その2・5倍以上もする国内盤が手が出ないし、そもそも、ビートルズにそこまで金使う気には到底なれなかった。マニヤじゃなく、30年以上前の中学の頃ファンだったに過ぎないのである。
 

"The Beatles Mono Box Set" (The Beatles)

 下のが日本盤。そりゃ歌詞カードやら訳詞に費用がかかるのはわかるが。価格差がひどすぎるのではないか。


"ザ・ビートルズ・モノ・ボックス(アンコール・プレス)" (ザ・ビートルズ)

 モノボックスというからには、全てがモノラールかと思えば、「ヘルプ!」と「ラバーソウル」には、モノラールとボーナストラックでステレオバージョンが入っている。また、ファーストの「プリーズ・プリーズ・ミー」から、「ホワイト・アルバム」までのアルバムまでの音源とシングルやら集めたパストマスターズのモノラール版モノマスターズまでで、「アビー・ロード」やら「レット・イット・ビー」やらは、最初からステレオ録音で出たアルバムは入っていない。そいでも、13枚組全213曲である。生まれて初めて、「マジカル・ミステリー・ツアー」アルバムで聴いたぞ!
 
 あと、友人とこで一度聴いて好きになったものの、それっきりになってた、「ヘイ・ブルドッグ」が三十数年ぶりに聴くことができて、ウレシイ。
 昔は「ラバーソウル」や「リボルバー」あたりの音が好きだったのだが、今は、初期の「アンナ」やら「ベイビー・イッツ・ユー」や「 Do You Want To Know A Secret」や「Devil In Her Heart」「You Really Got A Hold On Me」「I'm Happy Just To Dance With You」とか胸キュン系がエエ。特に「Devil In Her Heart」なんか、最高やんけ。

 Amazonのカスタマーレビューとか見ると、「ステレオ」か「モノ」であれやこれや、マニヤ特有のあれやこれやの議論が盛んだが、まあ、オレの場合、単純に、モノラールの音の方が好きというか、エエ音悪い音考え無くて済む分、音楽に集中できるのであーる・・・とここまで書いて、日Amazon見てたら、こーゆーのが、なんと、2万円ポッキリで。


"ザ・ビートルズ BOX(完全限定盤)(DVD付)" (ザ・ビートルズ, ザ・ビートルズ with ビリー・プレストン)

 全アルバム入って、しかも、DVDついているし・・・。最初からこの価格で出てたら、こっち買ってたのに。
 後悔先に立たず・・・「レット・イット・ビー」「アビー・ロード」なんか要らん、一曲百遍聴いたら意自ずから通ず、歌詞カードや訳詞なんか要らんわい。DVDなんか邪道極まる。やっぱ、ビートルズはモノラールで聴くもん、音かてモノの方がエエんじゃ。モノラールの方がエエんじゃ・・・。

 ビートルズに関して、素直な感想云うと、それこそ、世界中で億単位の「敵」を作ることになるし、それどころか、子々孫々に至るまで祟るであろうから書かんが、音そのものが「イモ」臭いのはなんとかならんのか?

 

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