2010年11月1日月曜日

あらためて、Yardbirds、聴く

 この前、CDやiTunes Music Storeでそろえたヤードバーズ、聴いて、ブログにも不満を書いているが、ようやっと、聴きたかった「Live Yardbirds Featuring Jimmy Page」をアナログで聴いて、満足した。ともかく、何年もほったらかしにしていたため、レコードの保管状態は最悪なのだが、奇跡的にこのアルバムはレコードに変なゆがみも溝にこびりついたホコリも少なく、きれいに残っていた。どうせ、正規盤ではないのだろうが、今となってはようわからん。
 (ヤードバーズって何?という方は、wikiで http://ja.wikipedia.org/wiki/ヤードバーズ

 まあ、このアルバム、1968年の発売直後、Jimmy Pageが必死になって回収したというぐらい、イロイロ問題があったようだが、なにせ、後追いでオレが聴いたのがパンク全盛期70年代後半、しかも、ハードロック大キライなオレのことだ、聴いた瞬間、なぜか、めっちゃくちゃカッコ良く聞こえたわけだ。最初のトレイン・ケプト・ローリンから、もうノリノリである。
 録音状態のせいかどうか知らんが、ノイズも歓声(闘牛場の歓声を無理矢理くっつけたらしい)も各楽器の演奏もヤケクソで、やけっぱちなキース・レルフのヴォーカルもいっしょくたになって、音の塊となって、ほとんど、切れ目無く、ぶっ続いていくのは、やはり、快感で、当時、90分カセット片面にアルバム全部放り込んで、ぶっ通しで良く聴いたものである。
 
 ヤードバーズ、ちゅうのは、なにせ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジが続け様にギタリストしてたため(ジェフ・ベックとジミー・ペイジが重なって在籍してたこともある)過大に評価されているが、オレとしては、数曲好きな曲があるだけで、アルバムはヒット曲の寄せ集めとライブが殆どだし、そんな大したことはないと思っている。けど、このライブアルバムは大好きである。キース・レルフのヴォーカルとロバート・プラントを比較することがすべての間違いの始まりであろう。

バンドはイギリスでの人気は落ち目であった。しかし海外ではまだ需要があったため、アメリカやヨーロッパ各国を回るツアー三昧の日々が続いた。ライブ演奏を楽しんでいたペイジをよそに、他のメンバー達は意欲を失いつつあった。レコード・セッションにも参加せず(させてもらえなかった?)、マッカーティはドラッグ漬けで時折演奏不能に陥ったり、元々低めな声のレルフは、ラウドになってゆくバンドのサウンドに付いて行けず声が破綻寸前だった。解散後に発表されたライブ盤『LIVE YARDBIRDS FEATURING JIMMY PAGE』は、そんな状況をしっかりと刻んでいる(後のレッド・ツェッペリンの初期のナンバー『Dazed And Confused』も歌詞以外ほぼ同じに演奏されている)。

[From ヤードバーズ - Wikipedia]

米国盤のCDが出ている。


"Live Yardbirds! Featuring Jimmy Page" (The Yardbirds)

LIVE YARDBIRDS FEATURING JIMMY PAGE(1971年、1976年)
1968年5月、ニューヨークで行われた解散間際のライブ音源。ペイジの意向で発売後10日間程で回収されたいわく付きのアルバム。ペイジの発言によると、ライブ当日のエンジニアは「エレクトロニクスを使えば何でもできる」と言い、ドラムセットの上にマイクを吊るなど目茶苦茶なセッティングを施されたという。そのため、バスドラムの音が聞き取りにくくなってしまっている。更には演出のため、闘牛場の歓声を故意にミックスされている。本作は、ブートレグが多く出回った。ブートレグであるにも拘らず、元メンバーのインタビューがライナーに掲載されたこともあるという。また1976年には、コロムビア・レコードから本作の会員向け限定盤が配布されている。

[From ヤードバーズ - Wikipedia]

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