2010年11月17日水曜日

ビートルズがiTunes Music Storeにやってきた、(一応)ヤァヤァヤァ

 ビートルズがiTunes Music Storeにやってきた。 となると、後ろに「やぁやぁやぁ」、をくっつけたいところだが、中国の首相とすれ違った卑屈な菅直人みたいで、困る。政治の貧困はこうしたところまで影響を与えるのである。

 まあ、オレみたいに、今では、もう下手すりゃ、アンチファンみたいなヤツでも、 喜ばしい。苦労の甲斐あって、今やオレの音楽環境で、LP、いな、アナログ・レコード、いな、「ヴァイナル」(って、今は黒いレコードのことを云うらしい)で聴くことができるので、iTunesやCDで買ったりすることはないけど、なんちゅうのか、安心感みたいなものがある。オレみたいなアンチファンでも、ある時ある瞬間、ビートルズのある曲が無性に聴きたくなるのが数年に一度ぐらいあることだし。


 ビートルズの音楽そのものがキライなワケじゃなく、ビートルズファンやマニヤの方々が怖いのである。 中学時代以来、不用意にビートルズの何々がエエのぅ、とつぶやいたら最後、友人の長々としたビートルズに関する難解極まりない講釈が始まり、一言も口をはさめないまま、数分後には、人格が完璧なまで打ちのめされる目には何度もあってるのだ。ビートルズファン(マニヤ)というのは、オレみたいな上っ面のミーハーの存在をけして許してくれないのだ。そのくせ、いつまでも、世界で一番人気がないとアカンという矛盾した存在なのであーる。

 また、オレより10コ上の、団塊世代の方々やそのフォロワーの若い方々の中には、マルクス、レーニン、毛沢東と続く「ある流れ」の先に、ビートルズもしくはジョン・レノン置いているような方々もたくさんおられ、その方たちは、音楽で世の中を変えることができるとかたくなに信じている、と風のウワサにきく。
 つい先だても、ビートルズはモノラール録音で聴かなアカン、と力説された記述をAmazonで見つけ、中学時代以来のビートルズファン(マニヤ)のテイストを味わったところであーる。
 
 記念の「1964年2月11日のワシントン・コロシアム コンサートのビデオ完全版」というのを見て、23,000円のThe Beatles Box Setを「全曲プレビュー」(各曲頭の30秒だけ無料で聴けるやつね)しとるところであーる。I Saw Her Standing Thereから30秒単位で、ぶっ通しに聴いている。こういうミーハーでセコい楽しみ方ができるのも、オレぐらいなもんであろう。今、サージェント・ペパーズまできたところだ。ここまで来たら、もう、最後まで行きたいが、眠さも襲ってきている。さて、「全曲プレビュー」できるだろうか。

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