いつのまにやら、8月。
あいもかわらず、クソ暑い。夕方、夕立が降るが、涼しくなるどころか、むんむん。
東京ヤクルトスワローズ、中日に勝つ。よかったよかった。
ちょいマス、ようやっと、某中国系のところで、観る。もちろんYouTube並の画質というわけにはいかない。
15回放送分の「第三回口喧嘩王決定戦」、スゴイことになっていた。キーワードは「もう一回最初から云ってもらってよろしいですか」である。
先日、本屋覗いてフラフラしていたら、「レコードコレクター」という雑誌、特集が「日本のロックフォークアルバム・ベスト100」とあり、「60〜70年代篇」だったので、立ち読みもせず、買う。買って、くりびつてんぎょう。
1位はっぴいえんど「風街ろまん」から始まり2位ジャックスファースト3位シュガーベイブ後は細野晴臣大瀧詠一村八分はちみつぱい高田渡という、10年一日・・・いや、30年一日とはこのことである。43位にようやっと、スパイダースのファーストが出てきて、PYGの86位、加山雄三のすべてが98位。あとは、雪村いづみやいしだあゆみがティンパンアレイと組んだアルバム程度。
テンプターズもタイガースもゴールデンカップスすら入っていない、オレが高校時代よくプレイボーイとかの色ページでやってた「日本のロック名盤」と殆ど同じようなノリである。
ランキングだから、ランキングでしかないわけだが、ましてや、マニヤによるマニヤのための雑誌でのことだから、仕方ないのであろうが、かなり強度の「保守性」みたいなものを感じてしまった。
90年あたりから始まったGS再評価という流れが何一つ反映されていないというのは、 ちょっと、ある種ショックであった。ちょっと前、1969年の週刊平凡、古本屋で見つけ、人気投票のページみてたら、1〜3位が見事に、舟木一夫西郷輝彦橋幸夫の「御三家」で占められていたのと同じようなショックである。これはグループサウンズのブームがあっという間に終息したということかもしれないが、それでも、グループサウンズ、特にザ・タイガースやテンプターズの圧倒的な熱狂を知るもんとしては、時代が「後戻り」したような気がしたものである。
こうした 「日本のロックフォークアルバム・ベスト100」に堂々と弘田三枝子の「ヒットキットパレード」やらオックスのライブが入ったりするようになったら、その時こそ、異文化であるロックを真の自分らのもんにしたと云えるんじゃないか・・・でもないか。まあ。でもやっぱり、聴くものの固定観念を破壊し、こちらの戸惑いなどおかまいなしに強引に引きずり込まれ、聴いた後、今までいた筈の周りの世界が全く新しいものに違って見える・・・ちゅうのを忘れてしもたら、アカンのではないか。
オレがイチャモン入れたがるのは、このランキング、「60〜70年代篇」と「60年代」入れてしもうているのが大失敗であろう。選ばれている殆どが70年代のアルバムであり、60年代末期のジャックスやフォークルのアルバムを入れたいがためにの「60年代」としか考えらんわけよ。
40年前先端だったものが新しい「価値観」の洗礼を拒否し、時が経ち、今はすっかり頑強な保守に変わるというのは、よくあることで、まあ、結局は古い古い体質の政党であった「民主党」が政権取るわけである。
まあ、こうしたイチャモン、「野暮」の骨頂ということはわかっているが、オレも「初老」であるから、しゃあない。