間があいた。9月25日に向けて「心の準備」というヤツをしていた。フツーなら斎戒沐浴するところだが、オダギリジョー&麻生久美子の「時効警察」をレンタルでみて、明鏡止水。百面相ならず「百表情」の麻生久美子、惚れてもたがな。
で、昨日は9月25日。
鳥取まで、早川義夫のライブに行ってきた。
遂に、である。鳥取では旧友さんどさんにお世話になった。サザエ等鳥取の海産物をたらふく食ったが、今、サザエもう一個喰っとけば良かったと後悔中。
今回ばっかは、なにせ、早川義夫である、舞い上がった。ライブ中、ケンカに行く時みたいな感じ。ここでクールなんかになれん。しゃあない。しかも、帰りし本買うたら、サインのみならず、握手までしてもろた。AKB48のファンの気持ちが初めてわかった。ライブの感想はこの時、ご本人に直接伝えることができたので、なんかスゴく満足した。おそらく意味不明瞭であろうが、目の前の早川義夫に対し声が出ただけでも自分をほめてやりたいところである。かつて、そばの工場へ出張で何ヶ月も行ってたくせに、中原の本屋さんには恥ずかしくて入ることすらできなかった男がである。
早川義夫の存在が強烈なのと、おれのいた場所から、見えにくいところにおられたため、最初の頃あまり気がつかなかったのだが、鬼太郎のネコ娘 を彷彿とさせる熊坂るつ子(鳥取駅で「ネコ娘号」の看板をみたのでしゃあない、このあたりまったくのオレの主観である)も凄い。るつ子さんが作詞なされたというネコの歌あたりから、凄く、まさに圧巻であった。アコーディオンソロちゅうのも、生まれて初めてであったし、アコーディオン特出し(変な表現だが仕方ないアコーディオンをひきながらライブ会場を縦横無尽に駆け巡ったのだ)もアコーディオンとまさに一体化し、なにかに確実に変化していた。
ネコの歌だが、曲名を忘れたが、今まで存在していたものが存在していないという空虚感空白感欠落感の描写が見事で、この3月愛犬を亡くしたばかりのオレには泣きそうになったが、そこはケンカモードだ、ぐっと我慢してやったぜ。ペットブームの今だ。この曲シングルにしたら、「トイレの神様」の次に泣ける曲として、確実に一発アタル筈だが。
これを書いとるのは翌日だが、まだまだ余韻が残っていて、言葉に出来ん何かがともすれば、わきあがってくる。そうなのであった。その言語にできんものをなんとか、へたれでもあてずっぽうでもちょっとウソがまじってても、エエ加減でも、ともかく書いたろう、ちゅうのが、この、ブログのテーマだったのである。東京ヤクルトスワローズの勝利を悦び、讀売や阪神、中日に「心の野球」を説くブログじゃなかったのだが、もちろん、それも、やめまへんよ。
音楽ジャンルに問わず音楽好きな善男善女は、ともかく、機会があれば、行っとくべきである。もう、二度と「伝説」にしてたまるか。