ラベル 歌謡曲 クレイジー・キャッツ 映画 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 歌謡曲 クレイジー・キャッツ 映画 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016年4月17日日曜日

4月17日 梶芽衣子の「ばっきゃろー」 2016/04/17

 まあ、プール行ってまたもや、ほわんほわんしとる。今日は日曜日なので、混んでいたから余計に。
 脳みそがほわんほわんして、ネタ考える能力ないのでるので、今日は切り貼り。大好きな梶芽衣子。

名称未設定

 もちろん、梶芽衣子は、日活が潰れて(ロマンポルノ専門になって)以降のさそりや修羅雪姫やらの方がカッコええと思う人もおるだろう・・・まあ、大半だろう。

 でも、「野良猫ロックセックスハンター」(長谷部安春監督1970年9月)での、まあ、いろいろあって「畜生、あんな奴らにまわされて、たまるかい」、「肩で風きって歩けるかよ」、って、どんどん、自分で、気分盛り上げていって、大声で「バッキャロー」と爆発、と、一人で殴り込みに行く決心つけといて、「やってやろうじゃないさ、ズベ公らしく」ん時の笑顔、不敵な笑顔。


 やっぱ、「女囚さそりシリーズ」や「修羅雪姫」等、ありえない設定における、スーパーヒロインより、そこいらにおりそうな、ずべ公のおねえちゃん(うーん、やっぱ、そこらにおらんか)、だけど、本気になったら、めちゃくちゃカッコいい、方がなんか、好きだ。オレとタランティーノと根本的に違うとこは、ここんとこだろう(もっと大きな違いを度外視して書いてみました)。
 同じくどーだっていいけど、オレ、笑顔がエエ俳優が好きやし、笑顔がエエ映画が好きや。どーだってええか。演技なんかより笑顔の練習した方がエエと本気で思ってますよ。

 動画、何故かアップしたら、Youtubeにあがってもた。日活に怒られそうな気がせんでもないが、まあ、ええわ。



 バロン(藤竜也)と手を切る時の表情もいい。こんな表情、さそりや修羅雪姫に出てきっこない(あったら、ゴメン)。

Window と mpv 野良猫ロック セックスハンター m4v

2016年4月9日土曜日

4月9日

 桜もそろそろ、終わりかなと思いきや、東京ヤクルトスワローズ、負ける。石川で負けてしもうた。10対5だ。
 まあ、そういうもんであろう。ちょっとだけ、覚悟した。うん。まあ、一昨年もその前の年もそうだったし、慣れっこだ。


 ちゅうことで、ミッチー★サハラ(★は芸名のまま)の聞いてよ、お願い、聴く。いろんなアルバムやシングルなどのキング音源を集めたもの。主に1965年から66年の音源が多いみたいだ。聴いて、なんで、もっと、早く聴いたらよかった、というのは、セコいオレの常套句であるが、出たらすぐ聴いとくべきだった。


聞いてよお願い~キング・イヤーズ・コレクション(紙ジャケット仕様)

1. 聞いてよお願い
2. ラブ・イン・トーキョー
3. モア
4. 明日を忘れて
5. イパネマの少年
6. 愛の願い
7. 紅い、紅い花
8. 恋の一夜
9. 淋しくて
10. 夢みるシャンソン人形
11. ハロー・ドーリー
12. クライング・イン・ザ・チャペル
13. 春のときめき(シングル音源)
14. はだしで踊ろうよ(シングル音源)
15. 雨に消えた想い(コンパクト盤音源)
16. 風に吹かれて(コンパクト盤音源)
17. グリーン、グリーン(コンパクト盤音源)
18. 天使のハンマー(コンパクト盤音源)
19. 泣くための肩が欲しい(シングル音源)
20. そして今は(シングル音源)
21. そえから、そえからとせがむ僕(コンピ盤音源)

 1,7,14,19の4曲が、ミッチー★サハラ作詞作曲。  日本初の「シンガー・ソングライター」なのであるが、あまりそのことで評価されていない。けど、このアルバムがでたことで、ちゃんと評価され、昭和歌謡史そのものを見直すきっかけになれば、もっともっとウレしいが、まあ、無理だろう。ジャンル分けが細分化して、今や、全体を見渡せる評論家が誰もいない。
 あと、15から18までの曲は、「ミッチー★サハラのフォーク・ロック」というミニ・アルバムからの音源で、全部カバー曲なのだが、なんと編曲が東海林修先生。こういう言い方が許されるなら、東海林修感たっぷりである。

 なるほど、この爽やかさ、日本語で唄われているのに、日本語で唄われている感じがしないという日本土着感の希薄さは、(伊東)ゆかりとグリーンジンジャーの「LOVE」にどことなく似ている(単にオレが東海林修先生だから、「Love」に結びつけてしまっているだけかもしれんが)感じがする。プレ「Love」かも・・???)

   昭和歌謡のコンピレーションでいくつかの曲が取り上げられており、そのすばらしさにヤラれたオレとしては、こうして、キング音源のほぼ全部が聴けるのは、うれしい限りである。
 ちょっと、オレの手持ちだけであるが、まとめておく。

 愛の願い、ラブ・イン・トーキョー 60's キューティ・ポップ・コレクション〜スキ・スキ・エディット
 マッハで行こう 東京ビートニクス ハイ パノラミック シリーズ 池中くんの昭和歌謡 Japanese Lovely Song Graffiti
 聞いてよ、お願い 昭和ガールズ歌謡 レアシングルコレクション キングレコード編 ~イエ・イエ / 銀座ゴーゴー~
 愛の願い ナウなヤングだ!エレキ歌謡でGo!Go!Go! Now Exciting! 60's Japanese Guitar POP A G
 夢みるシャンソン人形 ジャパ・ヨーガク ~バババ~
 グリーン, グリーン ゴールデン・スタンダード集~ ロックアラウンド・ザ・クロック
 太陽は燃えている ゴールデン・スタンダード集~ レッド・リバー・ロック
 風に吹かれて、ラヴ・イン・トーキョー Tokyo Beat Anthology Vol. 2 Swingin' Tokyo 1964-1966

 「太陽は燃えている」「マッハで行こう」はキング音源ではないので、このアルバムには入っていない。
 これらのコンピレーションで、ミッチー★サハラに出会うたびに、クセの無い、自己主張の少ない唄い方に、もう灰汁の塊のような、しいてあげれば、オレがオレが感、、ワタシがワタシが感満載の他の昭和歌謡歌手たちの曲の中で、清涼感を覚えたものである。夢見るシャンソン人形の編曲や唄は、オリジナルを超えている。
 「愛の願い」(橋本淳作詞すぎやまこういち作曲森岡賢一郎編曲)は、朱里エイコらの「クレイジー・ラブ」の元曲であり、昭和歌謡の中でもとくに大好きな曲のひとつである。
 

 しかし、すばらしい。
 昨日聞いたポップ・グループの音の濃度と比べたら(こういう比較自体、まったく意味のない比較である、自覚している)、音の濃度がずっとずっと薄く、美しいので、また、ミッチー★サハラの声が好きな声なので、すーーーーーっと沁み入る。
 

2015年12月31日木曜日

平成27年12月31日



 昨日、Twitterをぽけーっと見とると、どんどん、ツイートを上げておられる方がおられ、?、と思ったら、UMB2015(ultimate MC battle)の決勝が行われており、その実況をTwitterで、つまり、文章で、現場から実況しておられたのであった。MCバトルだから、即興での勝負、そこから、的確に最小の字数ですくいあげるツイート、すばらしかった。

   小鹿しおりの「恋は片道切符」(恋「の」片道切符ではない)(1969)、美空ひばりの「むらさきの夜明け」(1968)、そして、弘田三枝子の「可愛い嘘」、ぶっ続けに聴いてると、歌謡曲「耳」が戻ってきた。
 この3曲、歌謡曲というより、もう、ひとりGS、和製R&Bというか。「グルーヴ」という単語使ってしまうのがもったいないほど。実は、黒い、んじゃないかと。

 そいで、ダメ元で、正体不明の小鹿しおりを検索すると、
三枝伸ひきいるヨコハマのGSベイ・ビーツのリードVo,出身の1人GS娘 小鹿しおりで「恋は片道切符」をどうぞ。作詞作曲:藤原国利、編曲:森岡賢一郎、演奏:ケニー・ウッド・オーケストラ。
って、クレイジーケンさんがらみのサイトで見つけてしまう。

 ベイ・ビーツ?
 と思って、Googleると、あっさり、「愛のモトマチ ベイ・ビーツ」がみつかってしまう。
 CD化されてんのかどうか知らんが、めちゃくちゃエエ曲やんけ!
 
ちゅうことで、今年の最終日に、このブログ、「昭和歌謡の感想文を書くブログ」にとりあえず、戻しておく。来年はどないなるんやろ?みなさまいいお年を。
 

Youtubeで小鹿しおりの「恋は片道切符」をみつけた。埋め込めないのでYoutubeで。https://www.youtube.com/watch?v=eKdJWSZky38

2015年12月29日火曜日

2015年12月29日

 年末。銀行とかあれやこれや。ソースの焼けた香りに誘われ「イカリ 新長田鉄人付近足湯横店(これが正式名称とは知らんかった)」で、ぼっかけ焼きそばを喰う。500円。

 ちゅうことで、「映画・チャンネルNECOオンデマンド 日活映画月額見放題」で観たやつの感想文、というよりメモ。映画のあれやこれや、は省略させてください。


 海の勝負師
 宍戸錠主演。始まってすぐの、中原早苗が、宍戸錠を探しながら、港湾労働者いっぱいの横浜港から、山下公園、ニューグランド前を経由して根岸屋(劇中では根本屋、伝説のジャズ酒場 )まで、ぐいぐい歩きまわるシーンが最高。ちょっかいかけてくる港湾労働者には、ばしっと啖呵を切りながら、すごいテンポ。中原早苗意識したことない(後年、深作欣二監督夫人)が、汗ばみながら、ぐいぐい人混み(全部港湾労働者)掛け分けていくとこなんか、ちょっと、きた。
 後は、まあ。




 抜き射ち風来坊
 宍戸錠主演。ヒロインになんと、松原智恵子(17歳!)。そいで、「悪役」に金子信雄、「宍戸錠役」に深江章喜。

 「宍戸錠役」って書いてしまった。あーあ、また説明が長くなる。まあ、小林旭主演の渡り鳥シリーズなんかで、宍戸錠がやってた役を深江章喜、この稀代の悪役俳優がやっている、ちゅうこと。

 宍戸錠がヒーローやっているんだが、小林旭や赤木圭一郎の映画で、「宍戸錠役」やっている時の、カッコ良さが無く、銃さばきなんか、むしろ、どんくさく見えてしまい、がっかり。日活アクションのヒーローは、人を殺さないのであった(例外ありまくりだが)。

 松原智恵子は、やっぱ、松原智恵子、まだ、日活入って、1年経つか2年経つかというのに、既に、松原智恵子であった(あたりまえか)。脚本どおり演出どおりやっているだけなのに、映画をとびこえて、松原智恵子のワガママさが伝わってくる。なんなんだろう?(と考えはじめると、また、スランプになる)。

 一歩も外を出るなと、わざわざ、深江章喜に電話してもらっているのに、電話切った瞬間、部屋を飛び出す(で、当然、ワルモンに捕まっちゃう)。やっぱ、すごい。十代だぜ。
 「宍戸錠役」の、深江章喜、もちろん、ものたりないけど、けっこう、おもしろかった。




 悪魔と天使の季節 1958年
 池部良主演。小林旭、中原早苗。
 池部良が赴任した高校に、不良グループがおって、あれやこれや、という話。小林旭が卒業してるくせに、その不良グループのボスやっている。
 ラストが妙に爽やかであるが、おそらく、どうにでもなった筈。「狂った果実」にPTA等が猛反対したというから、その影響か?
 エゲツない終わり方したら、文芸作になり、青春映画の名作になったりする(後年のATGなんか、そればっか)。ラスト、ぬるくて、よかった。オレには十分新鮮であった。
 クルマで東京から茅ヶ崎まで、渋滞なしの道をぶっ飛ばすとこが、好き。
 小林旭は、まだ、ブレイク前。でも、カッコつけすぎてるとこが、笑える。笑ったらアカンのだが。


  じゃ、今日は3本だけ。映画のあれやこれや、はもう、各自調べて。おもしろかった、おもしろくなかった、で云えば、おもしろかった。だって、最後まで、観た。

 今日の3本は、日活アクションでも、傍流中の傍流という気はする。宍戸錠主演(二谷英明)なら、やっぱ、「用心棒稼業」観てから、抜き打ち風来坊や海の勝負師が、どうのこうの、となるんだろうが、オレはまだ、観ていない。観たいけど、DVDにもなっていないから観ることができない。あー観たい。また、長くなってきた。以上。
 
       

2015年12月28日月曜日

12月28日

 ブログ更新のノリが完全に戻ってきた。今度から、スランプになったら、ともかく、更新しまくる、これが一番。 
 
 実は、イブに「邪悪」が届き、それはそれは、世界征服企んでるような「邪悪」だったので、思わず、財布に入れてます。 
 
 スターウォーズ、観に行こうと思ったが、レイア姫が出てるというので、途端に萎えてしまった。経年劣化という理由ではない。  
だいたい、最初のから微妙だったが、あのホログラムの雑な解像度にかなり救われ、そうでもなかったが、次のは、もう、酷かった(ドラッグばっかやってジョン・ベルーシみたいなアホと遊んでいたため、と云われている)、どんなセクシーな衣装してても、目を伏せたぐらいで、三作目ともなると、罰ゲームみたいなもんで、ルーク、兄妹でよかったなあ、ハン・ソロざまあ、という感じで、もう、スターウォーズの壮大なストーリーとはには集中できんようになっていた。ハン・ソロとどこぞ、銀河の片隅で細々とながら、仲良う暮らしました、めでたしめでたし、ではアカンかったのか。そっとしておいてあげたかった。 
 
  昨日、三宮行って、またいつもの蕎麦を喰おうと思ったが、ちょっと足を伸ばして、センター街の地下へ行ってみた。驚いた。こういう状況になっていたとは。勝手知ったる店もかなり健在な上、ベトナム料理屋はある台湾料理屋はある、しかも、驚いたのは、「長田」を名に冠した店が2つもあったことである。肝心の長田(といっても、新長田大正筋界隈だが)では見かけていない。うーむ、「長田」が一人歩きしている・・・と思った。 
 
 とか、アホなこと思っていても、しゃーないので、ベトナム料理屋に入って、ランチセットみたいなもん頼む。
   そこのちっこい丼のフォーを喰っていると、隣の方が単品のフォーを頼んでいたので、ひどく、後悔した。それほど、ちっこいフォーですら、旨かった。今は一件もないが、かつては、新長田大正筋界隈には、オレが行ったことあるだけで、4軒はベトナム料理屋があり、その中で、「ぼっかけ」フォーと今なら、メニューにだすような、フォーに、ぼっかけ、つまり、ホルモンを入れたフォーがもう、絶品で、こってりした肉の部分と、あのあっさりしたフォーのスープがもう、あと、それにパクチー等を放り込もうもんなら、それはそれはこの世のものとは思えない(注、一日のうち、最も空腹な時間にこれを書いてます、多少過剰な表現になっているかもしれません)絶妙な味であった。今回のフォーは鶏が入っていて、あっさりして、それはそれで、とても、美味しかったです。 
 あと、カフェ・バーのなれのはて、みたいな古い店に行って、タバコ吸う。でっかいテレビと、ウェストコースト系のポスター、それにアメリカンアメリカンしたネオンサイン(絶対に教えたらへん)。
 
 あー、カニ食いてぇ。 

 と、今日の更新、一丁上がり、なのだが。 

ギブ・イット・トゥ・ミー
 トミー・ザ・ビッチ。ず~~~っと、書き損ねてたCDの感想文あっさり書いちゃお。10月に買ったヤツ。70年代和製ディスコだ。なんか、最近、この手のもの、再発ブームである。
 
 トミー・ザ・ビッチ、と名前にビッチ入れたスゴい人。BBSやったけ、ちがうわ、元フラワー・キッスの方。 
 和製ディスコ・サウンド。「和製」だが、おそるべきことに、ちゃんとした、ディスコ・サウンド、B級感がまったくない。つまり、そこまで。オレのつけ入る隙がないわけである。変にしょぼかったり、ダサかったりすると、逃さないで、その部分にハマり、持ち上げ、そして、それを自分のスタンダードにしてしまう。これがオレの手口。このアルバムに関してはそれが、できない。どう聴いてもEW&Fっぽい曲あるけど、それもありありの世界がディスコ・サウンド。

 チークタイム用の曲なんか、絶品である。実際のディスコで使って、反応が良かったヤツをレコードにした感じすら、する(未確認)。 
 
 希望を云えば、せっかく、名前に、ビッチ、それも、ザ・ビッチ入れてんだから、ドナ・サマーの「I Feel Love」や「Love to Love You Baby」とか、もう、モロのが聴きたかった(今は、16分以上ある、聴いてます)。
 今年再発になったばかり、このアルバムのあれやこれや、知りたい人は、他のちゃんとしたブログをgoogleってください。
 
   

2014年2月20日木曜日

弘田三枝子、「東京27時」 と、「the GROOVE ROOM suite: また恋におちてしまった~ダーリン・オブ・ディスコティック/Remixed by 小西康陽」

 真央真央真央!!!

 やったやったやったやったやったやったやったやったぁぁ(ジャンプ8つ分)。人生、やっぱ、浅田真央やでぇ。

 久々に音楽の感想文。

 さて、ごぞんじのとおり、オレは弘田三枝子が大好きである。
 ただ、唯一、聴いて、腹が猛烈に立ったアルバムがこれである。


東京27時

 1. 東京27時
2. レオのうた(readymade JBL mix)
3. VACATION(ESCAPE mix)
4. 可愛い嘘
5. 子供じゃないの(ye[,]ye[,] mix)
6. あなたがいなくても

 1999年、プロデューサーはあの小西康晴、リミックス盤である。
 いろんなへんてこな音あざとく入れまくってるわけだ。

 まあ、数年遅れて聴いたもんでリズムトラックが既に古くさくなっており、陳腐でかっこ悪くかっこ悪く聞こえてしまったこともある。でも、何が腹が立ったかというて、「可愛い嘘」(オリジナルは1968年筒美京平作曲橋本淳作詞)、「あなたがいなくても」(1969年「人形の家」B面  作詞:橋本淳/作曲編曲:川口真)というオレの大好きな大好きな曲を選曲していることである。

 筒美京平作曲なら有名なまだ、「うわさ」シリーズなら許せたろう、大ヒットした「人形の家」なら許せただろう、よりによって、オレが好きで好きで好きすぎて誰にも教えたくない「可愛い嘘」「あなたがいなくても」はないだろう。
 
 しかも、原曲の雰囲気も肝心の弘田三枝子の声も台無しにしとる方向の音作りである。

 まあ、「レオのうた」でよかった。「たまごの赤ちゃん」だったら、もう、許せないところだ。
 なんぼ、ピチカート・ファイヴで大儲けしたとはいえ、これはヒドいだろう。

小西康陽、なんちゅうことするのだ

 である。

 だいたい、東京住んでいる時思っていたが、東京の私学出身特有の、あの、鼻持ちならない、特有の、金持ちぶった、オシャレぶった、いやらしさ、すら思い出して、猛烈に腹が立ったわけである。

しかも、東京27時 バージョンの「可愛い嘘」、「あなたがいなくても」・・・めちゃくちゃエエんである。敗北感にうちめされる、とは、このことである。  そいで、風のうわさに、小西康陽のピチカート・ファイヴで弘田三枝子をフューチャーした曲がある、と聴き、まあ、気が進まないまま、冬の滝に打たれ修行するつもりで、ピチカート・ファイヴのアルバム、ブックオフとかで漁り始めた。あくまでも、冬の滝に打たれ修行するつもり、である。

 そいで、前感想文書いたと思うが、やっと、下のマキシシングルの一曲目、the GROOVE ROOM suite: また恋におちてしまった~ダーリン・オブ・ディスコティック/Remixed by 小西康陽の3分40秒からの弘田三枝子のダーリン・オブ・ディスコティックを見つけることができた。


REMIXIES 2000 [Single] ピチカート・ファイヴ







1the GROOVE ROOM;また恋におちてしまった|ダーリン・オブ・ディスコティック
2ローマ
3シェリーにくちづけ
4ワン・トゥ・スリー・フォー・ファイヴ・シックス・セヴン・エイト・ナイン・テン・バービー・ドールズ
5ダーリン・オブ・ディスコティック
6パーフェクト・ワールド
7ジョリ・バブリ・ラブリィ





 ここでの、弘田三枝子は久々の全開、フルスロットルでノリノリでゴキゲンである。重度のノイローゼ患者うつ病患者ですら、その長年覆いかぶさっていた暗く重いダランとしたものを一気に吹き飛ばすような、「弘田三枝子」の声そのものであったからだ。

 特に前半が野宮真貴のオシャレで思い切り気取った(注 悪口ではありません、褒めているのです)の「また恋におちてしまった」に殴りこみをかけるように、弘田三枝子の「ダーリン・オブ・ディスコティック」が始まった時には、まさに、オレの意識が異次元空間へワープをするかの如き感動があった。ノリまくった弘田三枝子の彼女特有のパンチ、パンチ、パンチの連続である。
 弘田三枝子はジャズに傾倒して以来抑えて抑えた唄い方が多かったもんだがら、久々に解放しまくった開放しまくった「無敵」の彼女を聴けることは爽快であった。

 弘田三枝子から弘田三枝子を引き出してしまうとは、嫉妬のあまり、やっぱり、腹が立つがしゃあない、

小西康陽・・・ありがとう
 である。







2009年5月28日木曜日

あまい囁き

スワローズの館山、スゴい選手になりつつあるようだ。

【ヤクルト4―0オリックス】ヤクルトの館山は7回無失点で開幕から無傷の6連勝。昨年から続く連勝も「12」と伸ばした。打線は2回に田中の2号2ランで先行し、6回無死満塁で宮本が中前へ2点適時打を放った。オリックスは好機であと1本が出ず、13残塁。借金は今季最多の9となった。




 いつのまにやら、開幕から6連勝、いつのまにやら通しで12連勝!!! ホームラン打者ばっかりずらっと並んだ打線でも、調子に乗ったら球場ごと神がかりになり、ワケのわからん力を発揮するチームではなく、水前寺清子の「365歩のマーチ」ように、一点一点セコく細かく細かく刻んで点を取り、3点取ったら2点とられ、いや2点とったら8点取られたりするチームなので、本当、良くやっていると思う。もちろん、館山に限らず、他の投手もそうだが。

 さて音楽の話題。ここは、音楽のサイトというか聴いた音楽のことを書くブログのつもりだったが、何やらワケのわからんもんになってしまったが。

 まあ、一度耳に付いたらはなれないフレーズというかメロディというか、ある。「パローレパローレパローレ」ちゅうのがそうである。
 「甘い囁き」(レーオ・キオッソ (Leo Chiosso) とジャンカルロ・デル・レ (Giancarlo Del Re) が作詞、ジャンニ・フェッリオ (Gianni Ferrio) が作曲)という曲だ。
  1972年、イタリアのミーナ(弘田三枝子の「砂に消えた涙」唄った人だ)とアルベルト・ルーポが唄った(というのか)オリジナルだそうだが、オレが当時、一番聴いたのは、アラン・ドロンとダリダのフランス語バージョン、もしくは、細川俊之と中村晃子の日本語バージョン。もちろん。わざわざレコード買ってまで聴いたのではなく、当時はラジオとかテレビでガンガンかかってたので、覚える気がなくとも無理矢理覚えてしまうほど。


 特にオレなんかは、細川俊之のあまりにも歯の浮きまくったセリフが気に入り、いつか、「君という名の恋物語を ぼくはまだ おしまいまで読んではいない…」とか、「この世にたった一つ真実があるなら  それは恋さ ぼくと君の真実」「自分をいつわらずに もっと心を柔らかく そうこの髪のようにさ」(「あまい囁き」訳詞杉野明夫より一部引用)を粋なねえちゃんの耳元でささやいたるねん、と青雲の志ってヤツを立てたが、爾来数十年、達成できずにいる。

今までにカバーした日本の歌手は以下のとおり。
中村晃子、細川俊之(掛け合いの絶妙さが受け、『コサキン』『とんねるずのオールナイトニッポン』『うまいっしょクラブ(STVラジオ)』等の深夜ラジオ番組で人気を博す)
金井克子、野沢那智
宮下順子、水乃麻希(日本語詞をレズビアンの内容に制作)
ルー大柴、国分友里恵
山本リンダ、畠山昌久
烏丸せつこ、有田哲平(映画『パローレ』主題歌)


浜田雅功(ダウンタウン)がキッコーマンの焼酎のCMで歌っていたこともあった。

[From あまい囁き - Wikipedia]

「あまい囁き」JASRACのDBで調べたら、他にも、日本人では岸洋子、河合奈保子の名が見えるが音源あたったわけでないので。
 YouTubeには、なんと、オリジナルのミーナとアルベルト・ルーポの訳詞付きというのがあった。パローレ、ちゅうのは「言葉」ちゅうことやったわけですな。

 ダリダとアラン・ドロンのヤツのも日本語歌詞が付いたやつがあった。まったく、頭がさがる。



 両方とも、男が結局は押し切ることができず、女がパローレでうっちゃり、という感じか。で、下のようなお遊び(男と女のセリフ入れ替えたヤツ)が当然の如くあり、爆笑。



 で、日本の細川俊之と中村晃子バージョン(残念ながら、唄のみ)。訳詞との比較する限り、日本の方がキザでホンマに歯が浮くセリフだ。ひょっとしたら、日本人はジゴロとかヒモに向いているのではないか?しかも、「夜明けにはまだ間がある」で終わっているから、結局、女は押し切れてしまうパターンみたいな気がする。細川俊之はキザという点においてアラン・ドロンを凌駕しとる。

 こうなると、野沢那智と金井克子のヤツも聴いてみたいが、さすがにない。 で、宝塚の倒錯した世界(してないけど)の「あまい囁き」。月影瞳と轟悠という方なのだが、どちらがどちらがわからんが、「女性」の方、お色気、スゴい!!・・・が、もちろん、それは男装したホンマは女であるとこの男役に向けられた「お色気」なわけで、ワシらおっさん向けにダイレクトに向けられたお色気じゃないわけで、・・実はワシらおっさんには非常に難易度が高いのであーる。


 はははははは。オチがついとる。さすが、関西。


2009年1月14日水曜日

小島麻由美の「あの娘の彼」

 紅白は良かったよ。全部はさすがに見る元気なかったけど、布施明「君は薔薇より美しい」で始まったのだ、文句言うたらバチがあたる。パフューム、DVD買ってしまうかもしれん。来年はジュリー出してくれぃ。

 しつこいようだが、昨日に引き続き、またも小島麻由美ネタ。

 今日、あらためて小島麻由美聴いているのであるが、遙か昔、店の中でかかっていて、そのままCDをひったくるようにしてレジに駆け込んだのは、「あの娘の彼」が入っているシングルだったような気がしてたら、今調べたらこの「真夏の海」のB面(CDだから裏表ないけど、まあ、便宜的に)だった。持っていない。

 


"真夏の海" (小島麻由美)



でも、下のアルバムあったから、そっちかぁ。当時のオレは今より金持ちであったんだろうな(1995年のデビュー「結婚相談所」から1999年の「ふうせん」までの8枚のシングルA面B面16曲に新録4曲入ったヤツで、どれもこれも、ローファイなやさしい音でエエ)。


"Me And My Monkey On the Moon" (小島麻由美)


 「あの娘の彼」、YouTubeにないみたいなので、またもJASRAC気にしながら、歌詞を全文引用するのだが、歌詞の面白さを書きたいわけだ、仕方ない。歌詞全部は以下の通りになる
あの娘のことは好きだけど、あの娘の彼は嫌いなの。 あの娘はこのことに気付いてない。 彼のことしか みてないからね。

あの娘は出来事すべて何から何まで報告する。
あの娘は あのことに気付いてない。
彼のことしか みてないからね。

あの娘のことは好きだけど、あの娘の彼は嫌いなの。
あの娘は 私の話さえ 右から左へ 通り過ぎる。

あの娘のことは好きだから、いつでも仲良くしたいけど
あの娘は そのことに気付いてない。
彼のことしか みてないからね。

あの娘のことは好きだけど、あの娘の彼が嫌いなの。
あの娘は このことに気付いてない。
彼のことしか みてないからね。
彼のことしか みてないからね....

(「あの娘の彼」1996年 作詞作曲小島麻由美あの娘の彼 小島麻由美 歌詞情報 - goo 音楽
 

 まあ、内容は女子同士のあれやこれやで、少女同士の仲良しこよし状態に片一方彼氏ができて、女同士の友情が壊れそうになっとる状態なんであろう、と推測される(断言はできない)。

 まあ、ワシらおっさんはこれまでの人生の中で、この手の、女子同士のあれやこれやに下手に手を出して、地獄を見た経験一度や二度や三度や四度や五度や六度や・・・もっと経験ある人もおるだろうし、いや日常茶飯事となっている人もおるかもしれん。 同情に堪えないがまあ、試練と思ってこれからもがんばって生きてください・・・と・・・話が逸れてしまった。


 歌詞に戻るが、何故かこの名曲、YouTubeにはない。でしゃあないから歌詞全部引用したんだが。

 「あのこ」と「あのこと」「このこ」と「このこと」という風に、文中韻踏み、というか、あのこのことがあのことでかれのこと、あのことの部分が「そのこと」、「このこと」と変化しつつも「のこと」だけが循環、それも分の途中で循環していくという、ワケのわからんオモシロさがあったわけだ。


 昭和歌謡スキャット評論家のオレとしては、あのこのことがあのことでかれのこと、の部分、だばだばだば、とか、しゅびどぅびば、とかのスキャットっぽく聞こえてしまうのであるが、スゴいことにこの歌詞そのものがスキャットなのかもしれん、そうじゃないかもしれん、ようわからん。

 曲自体もウッドベースのど低音から入り、どことなく怨み節的雰囲気があり、曲の終わりも「彼のことしか みてないからね.」の永遠リピートさせつつも、突如突然終わり、その後の多分男には永遠には理解できない、仲良しこよし女子同士特有の凄まじい怒りを想像させ、恐怖におののくばかりである。


 ここで、なんどもこぼしているように、近頃、もう殆ど新興宗教の勧誘ソングみたいなウソくさい前向き善人ソング、ポジティブ押しつけソングお母さん感謝ソングやら生まれた時初めて流した涙がどうのこうのとかいう感動押し売り系歌詞とか、千の風がとかの意味不明だけど意味ありげな歌が氾濫しとるが、心があらわれる思いである。

2008年6月13日金曜日

「日本一の裏切り男」と「日本一の断絶男」2008/06/13 23:27

 梅雨時の晴れ間・・・今日はそれに、湿度が低く、ホンマ云うと一年のウチでは、こういう天気が一番好きだったりする。プロ野球もないから、心乱れず、ヨロシ。

 今週、何日かかけて、植木等のゴクラク映画BOXに入っていた「日本一の裏切り男」「日本一の断絶男」を観た。


 まあ、それぞれ、1968年と1969年に封切られた、クレイジーが実は、 落ち目をとっくに通り過ぎて「生きた化石」みたいな感じだった頃の映画である。当時は時代の流れが今の10倍ぐらいだった。


 じっさい、オレなんか当時、小学校高学年だったが、その頃のクレイジー・キャッツといえば小学校低学年の頃を思い出して、「懐かしい」と思うような存在だった。あと2本ほどで、植木等やクレージー・キャッツの主演の映画が終わってしまう、そういう時期の映画である。



  しかも、小林信彦の著作「植木等と藤山寛美」とかでは、この二本は歯牙もかけられていない、そういう映画である。


 実際、オレも「クレージーの黄金作戦」以降は、観ていて、途中「長すぎるわ・・・」と飽きてしまうほど、イケイケパワーで疾走していつの間にかおわってしもてる感が感じられなくなっていた。
 
 で、結論から云うと、そうした末期の映画にもかかわらず、メッチャクチャ、オモロかったがな。

 




日本一の裏切り男」は 、終戦の玉音放送聞き間違え特攻機で特攻してしまい、しかも生き残った植木等がその後、1970年(1968年に作られたから、2年後の未来だ!)までの戦後を一気にたどっていく話。当時の学生運動華やかかりし頃の反体制のノリで作った映画らしく、戦後日本のインチキ臭さ丸出しの、かなりアナーキーな作品で、久々に植木等がアンチヒーローしている。なにせ、最後は「居抜き」で日本そのものを売り飛ばそうとまでする、痛快痛快。



浜美枝がいつもながら出てくるが、かつてなく、異常なまでお色気が充満してなんか、テカテカしとった。 当時流行しとった長い長いつけまつげの片方放り投げたりした場面にはグッと来た。キドカラーの飛行船(覚えてますか?)にハナ肇がぶらさがって行くシーンも、ワシら世代には「懐かオモロー」で、GOO!
 
 あと東京オリンピックの聖火リレーに植木等が混入するという、ついこの間さんざん見たような シーンまで入っとるし、田舎の農家の息子がテレビ何台もつけて、エレキギター弾きまくっているシーンとか、オモロイシーン多いと思う。




 「日本一の断絶男」は、前も書いたが、大阪万博の工事現場のシーンだけでも、貴重なのだが、オレの大好きな緑魔子が今までの浜美枝とかの代わりに出てくる。

 それだけで、なんか、植木等の映画、いや、東宝の映画とは思えない。実際、全体なんとなく、マイナーな感じが漂い、後半はモロ東映藤純子の「緋牡丹シリーズ」のパロディとか入ってくるが。まあ、オレは植木等大好きだが、それ以上に緑魔子が好きなので、緑魔子ばっか観てしもて・・・なにせ、最初の田舎から出てきたイモ姉ちゃんがバー勤めしたら、ヒッピー風な当時のカッコエエお姉ちゃんにすぐ変わって、ウシシシ。

 そいから、緋牡丹お竜コスチューム(緋桜お竜)、そして、当時フツーのパンタロンルック、真っ赤なミニスカ、と、そいだけで、充分楽しめてしまったのだ。こっちはストーリーより、緑魔子と当時の風景とかクルマとか一瞬出てくる奥村チヨとかを楽しんだちゅうところか。なべおさみの相手役の「アテンションプリーズ」に出とった女優さんも、良かった(名前、今未確認)

 あと、植木等の歌う 「静かな午后のひととき」(作詞:佐々木守、作曲:宮川泰、歌:植木等)もめちゃくちゃ気に入った。往年の「ハイそれまでヨ」の昭和元禄版というのか? 植木等のスキャットがフューチャーされたうっとりするようなソフトロックな前半部と後半のメチャクチャ過激な部分のギャップが素晴らしい。


 まあ、どっちの作品も、小林信彦的にクレイジー・キャッツをとらえている人には向かないが、オレみたいなヤツには充分楽しめた。


 キャプチャー入れるつもりだったが、そんなことしたら、あと2時間ほどかかってしまうので、ゴメン。(アマゾンでは下のボックス、もうフツーの値段に戻ってしもている。残念)



植木等のゴクラク映画ボックス(5枚組)

『日本一の裏切り男』(1968)/『日本一の断絶男』(1968)/『ハイハイ3人娘』(1963)/『若い季節』(1962)/『続 若い季節』(1964)のDVD5枚組ボックス!

B0011YNN62

2007年11月11日日曜日

メモれぇ〜

 ナベツネ問題もおさまりつつある今日この頃、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。アジアシリーズ(これやるの決めたのはナベツネがらみじゃなかったか?)、中日がようやっと勝ちました。

「風林火山」、NHKお得意の技、出ましたなあ。桶狭間の戦い、裏で勘助が動いていたちゅう技、昨年の大河で、山内一豊の妻、千代が関ヶ原の戦いの黒幕だったちゅうのに、匹敵する大技でした。

ひさびさに、タワーレコードやら、行く。  元町で降りて、センター街2丁目の「たちばな」でたこ焼きを喰う。旨いが、ちょっと出汁が薄いような気がした。新長田「ちえ」の味に慣れたせいかもしれん。

そいで、ぷらぷらと生田筋越えて、ホンマの「神戸センター街」へ突入する。まあ、うじゃうじゃと人の波である。疲れたんだが、やっぱ、街にミニスカが少ないことだろうと思う。ホットパンツみたいなんが流行っており、贅沢云うたらアカンのだが、やっぱ、ミニスカが多いと、ホンマに疲れが少ないのよ。

そいで、HMVやらその他の店なんかをちょっとだけ覗いたりして、ぷらぷらと、ようやく、新聞会館もとえミント三宮のタワーレコードに辿り着いて、欲しかったCDチョイスしていったんだが、ミュージッシャン別アイウエオ順に商品が並べられているんだが、アホなので、歌手の名前を忘れてしもた。もちろん、アルバム名など覚えてもいない。

ちょっと前までは、歌謡曲コーナーがあった筈で、それなら、ざっと、見るだけで、あ、これや、とあたりがついた筈。そのコーナーは消えており、「J-Pop」に統合されているみたいだ。誰が考えたか、J-Pop。膨大な量のCDがあるわけで。しかも、ど歌謡曲と云っていいアルバムなのに、神戸で確実にあると思われるのが、タワーレコードという皮肉。  まあ、今、アマゾンで確認したところ、あっさり、判明した。


西城慶子・慶子の気も知らないで


 で、ある。慶子だけ覚えておいて、「西城」が出てこず、あー、もちろん、アルバムの名前ももちろんうろ覚え。


 で、しゃなないから、ア行からひとつひとつ見ていけば思い出せるだろうと、そう思い・・・。
 店の人に聞こうかと思たけど「えー、なんとか慶子ちゅう人の、えー、なんやったっけ、なんとかの気持ちも知らないで」。まあ、アホを晒すようなもんである。まあ、ぼちぼち見ていこか、と。  ぼちぼちみていくと、ア行からウ行で。



上田正樹と有山淳司・ぼちぼちいこか+6tracks(紙ジャケット仕様)


アナログで持っているが、以前1000円でCD化されたけど、いつでも買えると油断してたら、廃盤、中古ではクソ高いプレミアがついていたのが、再発となっていた。紙ジャケで6曲ボーナス、2000円だ、よし、買い!。    そいで、ウ、エ、オ。オといえば、大瀧詠一。アカン、もう足洗った筈でしょ、あかんあかん。



大瀧詠一 ・多羅尾伴内楽團 Vol.1 Vol.2 30th Anniversary Edition

カキクケコ、サ・・・。しかし、こんなんでてたんなら、話は別でしょう。  カ行抜かし、サ行は今日買う予定だった、もう一枚を、確保。

>

沢知美・人の気も知らないで


ジャケットもええなあ。
あと、サ行、なんやねん、なんやねん。こんなんまで出ておるではないか。
三東ルシア・太陽の季節

しばし、ジャケットを手に取り、しかし、エエジャケットじゃ。思い出に浸る。おさかになったアタシ。まあ、一応。

そいで、ス行で、予定分の


スリー・キャッツのセクシイ・ムード

を。

シ行で、これは前回、迷いに迷った純アリス。


純アリス・花模様(紙ジャケット仕様)




しかし、犯罪やな。明らかにどす黒い意思が、ワシら世代の琴線を狙い打ちしとるとしか思えんじゃないか。

例えば、同じ系統かと思える安西マリアやら夏木マリなら、歌としても、ある程度期待できるが。三東ルシアと純アリスは・・・。  そのすぐそばに、



シェリー ・GOLDEN☆BEST


シェリーが歌を歌っていた記憶はないが、揺れるわぁ、シェリーって、「噂のチャンネル」出て、和田アキ子やらデストロイヤーにぼこぼこにされている印象が強いのだが、実は、ちょびっと好きやったんや。このはのこもおったなあ。


のこいのこ・のこいのこ大全

うっ。木の葉のこ=のこいのこ?(別人です)、まさか?、でも! ・・・。



まあ、てな具合に、中年男こうやって、棚を順々に見ながらとうとうラ行まで行き、それでも、「西城慶子」は思い出すことなかったのでありますよ。
でも、気になったのを長考しては、ピックアップしていったんで、セコい中年男でも、片手で持ちきれない量になってしまいました。

さて、キャッシャーに向かう段となり、急に寒気が背筋を走り、腕を組み考えること1分、はっと我に返り、買いに来たもん買わずしてなんとしよう、と思ったのでありますよ。また再び、CD棚に戻り、持っていたCD一枚一枚、それはていねいに元あった場所に戻し、アマゾンで買お」と店を後にしたのでございますよ。

しかし、肝心の「西城慶子」をど忘れしてしまうとは。

やっぱ、メモして行かなアカンみたいですな。
若かりし頃、仕事で、北海道出身の先輩が、今も変わらず、いや、今よりひどかったかもしれない、中年男のど忘れの多さに、あきれ果てたのか、いつも、「おい、メモれぇぇ」と、山羊が鳴くような特有のイントネーションで云われ続けたことを思い出しました。メモ取っても、字が下手で、後から見てもなんのことかさっぱりわからないんで、メモ取る振りしてその場その場を誤魔化していたのですが、きっと、その祟りでしょう。

まあ、全部買っていたら、とんでもないことになっていたのは確実なのですが。  合掌。

過去記事Archive