2007年12月29日土曜日

西城慶子の「いるかに乗った少年」2007/12/29

 年末。まあ、道が空いているので、よろし。
 
 前回書いた沢知美のアルバムと同じ1969年に出た西城慶子ちゅう人のアルバムを聴いとる。
 当時売れたんか売れなかったんか知らん、しかし、2007年の今、こうしたアルバムが再発されるというのは、素直にうれしいもんである。リアルタイムでもし、オレが今の年齢だったら、こうしたアルバム聴こうという気になったか、そうした歌手がいたことも知らずそのまま地味に生きとっただろう。実際、歌謡曲の「黄金時代」は、過去に出たソフトをリアルタイムの時よりずっと手軽に聴くことのできる「今」なのである。
 ・・・ワケのわからんことまた書いてしもた。

 

慶子の気も知らないで
西城慶子
コロムビアミュージックエンタテインメント 2007-10-24

by G-Tools

1. 人の気も知らないで
2. 雨に咲く花
3. 別れのタンゴ
4. 小雨の丘
5. 水色のワルツ
6. 並木の雨
7. 雨のブルース
8. 夜のプラットホーム
9. 湖畔の宿
10. 別れのブルース
11. 白い花の咲く頃
12. 別れても
<ボーナストラック>
13. いるかに乗った少年
14. 時計
15. 別離
16. 四つの壁
17. 愛の讃歌


 西城慶子、声がええ。帯には「甘い歌声」とあるが、まさに、そうなのであるが、無理矢理、オレなりに表現すると、声に鋭角部分がなく、鼓膜に優しいというか、やたら変なところで、「ココが勝負や!」とばかり、力んだり、「アタシ、ここまで声が伸びるのよ」とばかり、変に声を高くしたり、ちゅう「ハッタリ」の部分がない。落葉をそっと踏みながら歩くみたいに、そっと歌っとる。じゃ、どこで勝負しているかというと、声の湿度を自在に変えているというか、声のしっとり感、保水力が自由になるというかコラゲン系のサプリ不要の声というか・・・書かんかったら良かった。「ハイセンスな甘い歌声」でええ。

 ボーナストラックの「いるかに乗った少年」とか「時計」とか大好きなのだが、アルバム部分も効果的にスキャットが入ったり、ジャジーな演奏で、カッコええわけですわ。てっきり、昭和44年当時の歌かと思いきや、昭和25年の双葉あき子の曲だったりする。原曲を知っていたら、もっとオモシロいと思うが、いかんせん、聴いたこと無いからなあ。歌謡曲は奥が深い。

 今、永久リピートしながら聴いているのは、「いるかに乗った少年」である。歌を水平方向へすぅっと伸ばしながら、日本語歌詞から英語詩へ移るとこ、英語詩からルルルーに移るとこなんか、絶妙である。

 この曲、調べてみたら、城みちるのじゃなくて、映画の主題歌、それもソフィア・ローレンの主役の何やらありがたそうな「島の女 映画
」(原題がBoy on a Dolphin)の主題歌らしい)。


https://dai.ly/x83mu2h
 ソフィア・ローレンの海女さん物か。

2007年12月26日水曜日

沢知美の「メランコリー」

 しかし、最近、やたら食いもん番組が増えているのは、まあ、しゃあないとして、それを食っているヤツをさも羨ましそうに嬌声(で、しょう?)をあげているシーンが多すぎる。もちろん、演技だろうが、どんどんエスカレートして、最近では、もう殆ど「よがり声」の域に達しとる。ほとんど、犬か?
 おいしく食うのはエエと思うが、他人の食うとこ見ながら大騒ぎするのは、なあ。

 秋頃から、またもや、歌謡曲のオレのスキそうな歌手(まあ、おねえちゃん系が多いが)のアルバムが再発されたり、或いはベストアルバムとして、どっと出ておるんだが、いかんせん、秋、タイガースやスパイダースのDVDボックス買ってしもたんで、すっからかんになって、手が出なかった。

 しかも、タイガースやスパイダースの映画ばっか観てたら、そりゃ、気分は、でっかい太陽が恋の女神なのさ、シーサイド・バウンド、ゴーバウンドシーサイド・バウンド、ゴーバウンド(へいへいもう一丁)シーサイド・バウンド、ゴーバウンド!、ちゅうもんで、そういうおねえさま方のアルバムの世界へは、大人すぎて怖く、ちょっと、ちゅう感じやったんや。

 ちゅうことで、季節は変わり、さすがにグループサウンズにも飽きが来たのか、今日、ようやっと、沢知美の昭和44年(1969年)アルバムの再発「人の気も知らないで」流していたら、その中の「メランコリー」にはまった。で、例によって、今、リピートさせて聴きまくりながら、ここ、書いとる。このパターン、久しぶり。

 

B000VAL0DK 人の気も知らないで
沢知美
コロムビアミュージックエンタテインメント 2007-10-24

by G-Tools

収録曲
01. 知りすぎたのね
02. つめ
03. 思案橋ブルース
04. 素敵なあなた
05. ロンリー・ブルー・ナイト
06. メランコリー
07. 人の気も知らないで
08. 夜にとけたい
09. ポート・ヨコハマ
10. ウナ・セラ・ディ東京
11. 夢の終り
12. あいつ
【ボーナストラック】
13. 私にいわせて
14. アンブレラのブルース
15. ひと夏の恋だった
16. モーニング・ブルース
17. 私はかもめ
18. 罪ある女
19. 夏の女
20. ブルー・モーニング・ブルース

 沢知美は、なんか、元々は女優として出て、このアルバムの出た1969年は、「イレブンPM」11PM - Wikipediaのカヴァーガールしてたそうだが、ジャケットで観る限り、なるほど、メッチャクチャええ女や。

 他のコンピに入っていた「モーニング・ブルース」やら、派手なやさぐれ系統は今は気分じゃないんだろう、それに以前、聴いたことあるせいか、あんまし、ピンとこず、あんまし期待しなかった、「知りすぎたのね」やら「つめ」とかカヴァーが主のアルバム部分(1−12まで)に惹かれている。もう、殆ど、昭和44年頃の赤坂あたりのナイトクラブにおるような気分である。

 で、今聴いとる「メランコリー」。よう知らんので、調べたところ、元はそれこそビング・クロスビーあたりみたい、わが国では越路吹雪を始め石原裕次郎やらカヴァーしまくっておるんだが、オレにしてみたら「聴いたことあるなあ」というほんわりした感じだけで、沢知美のこのバージョンが誰のカヴァーのカヴァーかわからんが、声がしっとりしていて、全く素直に、しかも、なめらかに音符を追っていく感じで、くりかえして聴いても、聴き疲れが全くしない。
 
 特に、歌詞の最初の「メランコリーやるせなく」の部分が気持ちええ。メラン・・コリーで、「コリー」のところすぅうううっと伸びて、息継ぎを入れず(越路吹雪のバージョンではそこで深い息継ぎが入る)そのまま、残りの息をうまいこと使って、さっと「やるせなく」につなげていく部分なんか、おいちゃん、メロメロになってまいます。ここの部分が素晴らしいので、あと何度かくりかえされるから、もう「勝った」ようなもの。

 やたら「溜息」を入れたりしなくても、フツーになめらかに感情を少し入れて歌うだけで、これだけ、セクシーなのは、スゴいと思います。

メランコリー (MELANCOLIE) 越路吹雪 歌詞情報 - goo 音楽


メランコリー やるせなく

しのびよる淋しさ

酒と煙草に 溺れて

涙ぐむ 女ごころ



夜毎に しのびよる

はてなき かなしさ

酒をくみかわしながら

夜明けまで狂う



恋人も明日も いらぬ

なんにも いらない

酔いしれては 飲み明かそう

気の狂うまでは



メランコリー おそいくる

心のむなしさ

ひとり涙をこぼして

酒を飲む夜よ



恋人も明日も いらぬ

なんにも いらない

酔いしれては 飲み明かそう

気の狂うまでは



メランコリー おそいくる

心のむなしさ

ひとり涙をこぼして

酒を飲む夜よ



 もちろん、「メランコリー」だけがええ曲ちゅうわけでもなく、この水準をアルバム全体の各曲に対しては、いわば、最低保障してあるようなもんで、「11PM」のカヴァーガールやちゅうても、凄いもんである。ボーナストラックの方では、「夏の女」とか「ブルー・モーニング・ブルース」とかアルバムとは別系統の歌も、かなりの消化力を持って歌っている。

2007年12月25日火曜日

本日のアート

・・・なんか、もう・・ モーフィング、ちゅうやつだ。昔、一時期、そういうソフトが流行って、ちょこちょこ遊んだりしてみたが、ここまで連続したのは、初めて。  女優編もある。ずっと見とると、もう諸行無常の響きあり、ちゅう感じになってくる。ルックスって一体何なのだろう?

2007年12月23日日曜日

サンドイッチマン

 落ち着いたようなので、ブログ名前、元に戻しました。「来純」だと、けっこう、固有名詞に多いみたいですなぁ。過去のログどないしよ?  SANSPO.COM > 「来年こそは絶対に日本一だよ」G・阿部が沖縄で子供たちに誓う    この記事、なんか、胸一杯になってもたがな。そうか、そうか、中日にかっさわれたことがそんなショックやったんか・・せっかく、歓迎会開いてくれたガキ相手に愚痴るようになってもたら、もう、末期症状ちゅうもんやでぇ。  百四十何試合か、戦ってようやっと首位になっても、その後がぽけーっとしとったら、日本一になれへんもんな。実際、かつて同様にリーグ優勝逃したソフトバンクなんか、もう、後遺症ひどいもん。  こーゆーしみじみとした記事を読むと、ああ、オレはなんという狭い心の持ち主であろうか、と思わざるえない。    選手生命の一番の盛りの時をスワローズでガンガンにやってくれた選手が、球界の介護施設みたいなチーム、というと語弊があるんで、今の流行りで云うてみたら、球界の独立行政法人みたいなチームへ天下っていくことに対し腹を立て、あれやこれや云うてみたが、彼らにも、彼らの「後の人生」ちゅうもんがあることを思いやらなあかんかった。  かつてのペタジーニみたいに、スワローズで低賃金で、フル稼働した後は、夫婦揃って楽なチームへ行って、のんびり仕事をセーブしながら、気が向いたら故郷に帰ったりしながら、沢山のお金を貰う野球人生があってもいいんであーる。  SANSPO.COM > ラミレスも巨人!2年総額11億円で合意、週明け正式発表  ラミレスもグライシンガーもご苦労さんでした。スワローズでは他に打つ人投げる人がおらんので、苦労かけたけど、今度行くチームは、楽できるでっしゃろ。ただ、グライシンガー、欲がないことで、もっとぼったくっても良かったのに、ね。   SANSPO.COM > グライシンガーG投入り決定!他球団下回る2年5億円で契約  石井一久もそろそろセ・リーグではしんどなってきたとこあったんで、後は高井雄平やら若い選手に任せて、パ・リーグでのんびりやればいいんであーる。 SANSPO.COM > 燕の浦添春季キャンプは実戦中心!新人・由規&加藤も登板候補  うん、うん、うん。これで、いい。年寄りばっかのチームよりは、ずっとエエ。  M-1見る。途中から、見たのだが、チャンネルひねったところ、たまたま、サンドイッチマンやってた。ヤー公というか、地上げ屋みたいなヤツと、そこいらの公園で暇つぶし手いるような失業者面したヤツとのコンビ、これが、関東のグループみたいなのだが、しゃべくりで、けっこうオレのポイントつく笑いで、今回の出場者の中ではもちろん、近年希なぐらい、オモロかった。  

2007年12月21日金曜日

 歯医者に通い始めているのだが、また、長引きそうで、困っておる今日この頃、みなさん、いかがお過ごしでしょう。  今年の紅白、しかし、Pabo 出ない以上、あとは、リア・ディゾンしか、強烈に聴きたい見たいちゅうのがおらん。後、布施明が「君は薔薇より美しい」歌うのがちょびっと、嬉しい。嬉しいが、また、変な演出、臭い演出がつきものだから、なあ。 <紅白歌合戦>常連組は阿久悠さんの歌で…曲目決まる  | エキサイトニュース]  あみんやら寺尾聡とか、リアルタイムであんまし好きじゃなかったので、もし、ワシら世代に気をつかって彼女ら彼を選んだとしたら、いわゆる有り難迷惑、ちゅうもんだ。まあ、エエか。  あと、つくづく思うに、紅白がアカンようになったのは、和田アキ子、美川憲一、小林幸子といった、いつのまにか「紅白レギュラー」みたいになった人たちやと思ったりする。なんでなんだろう? どーせなら、伊東ゆかり、中尾ミエ、園まりのナベプロ三人娘ばしっと出したらんかい。  あと、視聴率稼ごうと、変にスケベ心出して、出たくもないヤツに頼み込んで断られるようなみっともないマネするようなら、時間短縮して、以前のように、9時から始めるようにして、もう出られる人を絞り込んでいく方向の方がええんとちゃうか?     だいたい、もう昔のようにたくさんCDが売れる時代は終わって、ファンの囲い込みが進んでいるんで、みんなに人気のある歌手ミュージッシャンちゅうのが、少なくなっとるわけやねんから、4時間以上もぶっ続けでやる必要あるんか、どうか、やな。まあ、景気の悪い企業なら、まっさきに取る手だが、聴取料、黙っててもバコバコ入ってくる親方NHKやから、なあ。  まあ、NHK、チャンネルいっぱい持っているんだから、ひとつぐらい裏番組で昭和42〜45年あたりの紅白丸ごと再放送してくれたら、一番嬉しいんやけどね。    「歌謡曲、聴きたい時には、歌謡曲無し」合掌。

2007年12月18日火曜日

半田健人はスゴい

 今日のお祈り いつかのジョン・レノン追悼コンサートで、ポール・マッカトニーが「How Do You Sleep?」唄ってくれますように。  かつて、日活アクション、ちゅうもんに目覚め、そこいらのヴィデオ屋で借りたヴィデオ、UHF局の深夜放送、或いは野毛や浅草新開地の映画館等でカッチョイイー!ぎゃははは、ちゅう感じで観ていた頃、矢作俊彦(矢作俊彦 - Wikipedia )の「夢を獲える檻」(「複雑な彼女と単純な場所」所載)ちゅうのを読んだら、ぶったまげた。  オレが観ていた同じ映画をまったく異なった視点から深く深く観て、しかも、「思い入れ」の強さからか、とんでもない解釈やまったく新しい解釈が導き出されており、目からウロコがおちまくったもんである。    実際、上のエッセイとか「ドライブ・イン・シアター」(「ドアを開いて彼女の中へ」では、映画もう丸ごと粗筋をそっくりそのまま、紹介しているのだが、映画そのものより、熱い情熱が伝わってきて、映画そのものよりオモロイという逆転現象すら感じることができるのである。  この時ほど、オレの好きさ加減と矢作俊彦の好きさ加減の差の大きさにへしゃげたことはない。好きになる、ということは、自由になることなのね。  それはさておき。さておいといかんと、ダラダラ書いて、愚痴ついでに、スワローズのこと書いて、讀賣か阪神の悪口でしめる、ちゅうパターンになってしまうんんで、    かくして、またも、歌謡曲においてもスゴい人がおるもんで、半田健人(半田健人 - Wikipedia)という人のスゴさに驚いた。手に入らんレコード持っている人とかには羨ましいとか思わんが、ココまで好きになられると、オレも、嫉妬の嵐が吹き荒れてしまうわけだ。  歌謡曲においては、作曲家より実は編曲家の方がスゴい(と、言うとまた語弊があるので、同等以上)ということが端的にわかる映像である。  なにせ、歌手抜きのフル編成のバンド、オーケストラ用意しているんだから。  しかし、スゴいこと、してくれるもんである。まあ、そういうのは、金や暇さえあれば誰でもでける。でも、腹が立つのは、それぞれ楽器、パート毎に楽しむ、という贅沢極まりない楽しみ方をしとるとこだ。くーっ、そういう「楽しみ方」があったとは!     金や能力、若さ(ルックスも付け加えたいが、付け加えないところがオレの人間の小さいところ)で負けるんはしゃあないが、「好きさ」加減で負けるんは、腹が立つ。  最近、ダレまくっとったが、こりゃ、気合い入れて歌謡曲聴かなあきまへん。  とは、いうものの、シェリーのゴールデン・ベスト、まだ、買う決心のつかないオレは。
B000UJJBGUGOLDEN☆BEST
シェリー
ビクターエンタテインメント 2007-09-21

by G-Tools

2007年12月16日日曜日

非歌謡曲もん2点

 今日のお祈り;リグスが薬物やっておりませんように・・     三宮。ルミナリエ期間中なので、クルマは使いもんにならないの、まるわかりなんで、JRで。ルミナリエみる人は元町駅で降りることになっているので、三宮まで。そいでも、いやはや、なんとも。スゴい人である。まあ、駅の周辺で、と思い、ミント神戸というスーっとするガムみたいな名前のビル、そこの、タワーレコード寄って、シェリーや三東ルシアやら見繕ってみるが、あかんあかん、J-Popという膨大な量の中に紛れ込んでいて、見つからん。いや、根気と根性と日本魂があれば、そいでも、見つけられたと思うが、嗚呼、習い性とは怖ろしいもの、いつのまにか、J-Popの島を遠ざかり、ふと、気がつくと、売り場の隅の、レゲエコーナーへ。そこで、ふと、目についたマーシャ・グリフィスのトロージャン編集もの、
B000I2J3K8Play Me Sweet & Nice
Marcia Griffiths
Trojan 2006-11-20

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 そいで、やっぱり空いているブルースコーナー、ちらりちらり歩いていたら、こんなのが。メチャクチャ古いオッサンの筈。ロバート・ジョンソン、ちゅうたら数曲あるだけのような気がするが、まあ。でもなんで、こんな上等な装幀のもんがでているんだろうか、と思ったら、マンガの影響らしい。
B0001FAFMMコンプリート・レコーディングス
ロバート・ジョンソン
Sony Music Direct 2004-03-24

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 帯にエリック・クラプトンやキース・リチャードの賛辞がわざとらしく載っているが、こういう売り方キライだがしゃあない。  三宮駅周辺の某所で冷麺を喰い、元町まで歩くが、ルミナリエが始まっており、もう、スゴい人でしたわ。

2007年12月14日金曜日

 歯医者行って、全精力を使い果たした。んで、一回休み。

2007年12月13日木曜日

 今日のお祈り; 藪が阪神に戻ってきますように。  こっちのブログ移ってきて、前のとこでは、どばどば来ていた検索エンジンからのアクセスがほぼ皆無という状態で、ちょっと、ほっとしとる。    今日は、塩屋の桃山台付近に最近でけたという函館市場 | SAINT MARC HOLDINGという高級くるくる寿司に行く。ここは、「載せる寿司」じゃなく、一応、手袋越しとは言え、ちゃんと握っとる。昔懐かしい「色皿制」をとっており、ひと皿、100円から480円(以上かもしれん)あたりまで、幅があるんで、色を間違えると飛んでもない価格を請求されることになるが、オレの場合、幸い神戸の湾岸地帯の育ちなので、カニとかウニとかイクラとかトロとか須磨の浜で取れないネタはあんまし、好きじゃないんで、思いクソ食っても、二千円強であった。まあ、そいでも、それだけあれば、須磨のフツーの寿司屋とか垂水の増田屋では、オートメーション工場の流れ作業の女工みたいな思いしなくても、十分、喰えるんだから、微妙なとこである。  チャンネルNecoで「新・平四郎危機一発」(1969年・国際放映=TBS・1話60分・カラー 監督:瀬川昌治 他出演:宝田明 川口恒 小山ルミ 奈美悦子 河原崎長一郎 横尾忠則 菅原謙二)ちゅうの、初めて観る。(プログラム)  オレは宝田明がちょっと苦手・・・なので、今まで、観なかったんだが、私立探偵もんで、しかも、奈美悦子、小山ルミ、ミニスカでフツーに時折、極めて自然な形の微妙なパンチラがあり、良かった。しかも、ああ、こういうところで、オレの「幸運」使っても、いいんだろうか、ゲストが杉本エマである。これで、運を使ってしもたんで、年末ジャンボ買っても、当たらなくなるのだが、杉本エマも当然ミニスカで、ウレシかった。  かつては、ここの前の前のサイトぐらいで、ミニスカミニスカちゅうて書いてたら、どこぞのマニヤの大学教授がえげつない事件を起こした。音楽でもなんでも、「マニヤ」にはいつも迷惑させられる。オレのように、ほのぼのしたミニスカファンも、手鏡マニヤ野郎のお陰で、いっしょくたである。  パンチラには一家言があるのであーる。「プレイガール」みたいになってしまうと、しんどいし、近頃のドラマみたいに、ミニスカはいてるのに、どういう姿勢とっても、何故か、ぜったいに見えないちゅう不自然さもない。ちらっと見えたかな・・・ちゅうあたりに、男の本当の「しあわせ」があるんである。あくまでも100%受け身でこそ、「幸運」感が強いわけで、しばしの間、「幸運感」にひたることができるちゅうもんである。こちらから能動的に動いて見えたところでそれは、「幸運」でもなんでもない、単なる変態、ちゅうもんである。    このあたりの微妙なところ、映画にしてもドラマにしても、きちんと押さえているのが、60年代後半なのだ。    まあ、アクセス数が多いと書けないことも、こうやって書けるのであーる。まあ、これで、また、ワケのわからんフーゾク系スパムが増えるだろうけど。

2007年12月12日水曜日

 今日はなんか、目が凄く疲れておる。DHCのサプリ、ブルベリーを4コほど丸呑みしたら、ちょっとは良くなった。  昨日の船場吉兆の女ボス、怖かったなあ。ウソ泣きが上手すぎるわ、あーもスゴいのか。まさに「人三化七」。  今日は、今日で、橋下弁護士の出馬表明。まあ、いろいろあるんだろうが、オレとしては現知事が就任当時より明らかに色気づいとるというか、ど派手になったというか、女子高校生の夏休み明けじゃあるまいし、いったい任期中何があったか、思うと、怖いものがあるね。  スワローズねたは、この前、石井一久が西武行くことが決まった時点で、もう「笑ってしもてる」ワケで、これ以上、人として、どういうレスポンスを行えばええのかわからんのだが、とうとう、最多勝投手グライシンガーが巨人に行ってまう。ま、ここまで、主力がごそっと抜けるちゅうんは、西鉄ライオンズの黒い霧事件並みである。  もう、こうなったら、逆に、育てゲー的に、球界の「たまごっち」として、みんなに愛される球団になってほしい。高井雄平、がんばってね。。    ほのぼのした、心温まるニュースもないでもない。 阪神球児が来オフのメジャー移籍を直訴 - プロ野球契約更改2008ニュース : nikkansports.com  本当に日本球界を代表する選手で、もう、投手の世界遺産みたいなもの、是非とも、「来オフ」と言わず、来季にはメジャーでバリバリ活躍してもらいたいものである。松坂と球児の投げ合い・・・想像するだけでも、オレ以外の野球ファンなら、興奮するはずである。  YouTubeでとうとう丸善石油の小川ローザもんが出た(ちゅうても、ようやっと見つけただけですが)。 YouTube - まるぜんガソリン-1969  ありがたいことである。  3人になってからのゴールデン・ハーフもんも、見つかった。 ありがたいことである。

2007年12月10日月曜日

 月曜日。  週末、先日夢にまでみたサザエ、寿司屋で食うが、よく考えてみると、今は、シーズンオフ。ちっこかった。サザエは、夏に食わなあきまへん。  12月に入って、まあ、さすがにちょびっとだけ、忙しい。  なんか、週末あたりから本日にかけて、ニュース番組、忌野清志郎がビートルズの「Don't Let Me Down」唄うシーンばっか、やってた。ガンが治った良かった良かった、めでたしめでたし、ちゅうニュースかと思えば、小野洋子も出てきて、また、ラブ&ピース主体のワケのわからん事云うてやたら感動的に云うており、ああ、ジョン・レノンの命日がどんどん、宗教的な何かになっていきよるな、とか思う。    タイガース(グループサウンズの方の、でっせ)の映画のDVD,あいかわらず、喜んで見ているが、本来、これは「男子」が観るべきものではなく、やはり、「女子」のものであることを痛切に感じた。まあ、男子も年を取ると「おっさん」に晴れてなれ、面白がって見れるわけで、年は取るもんである。  よくよく、記憶をたどってみると、タイガース全盛期、放課後、ホウキでGSごっこして、オレが「君だけに愛を」を唄うと、女子たちに露骨にイヤな顔をされたものである。音痴だし、オレのルックスそのものが、ジュリーとの落差が激しいので、しゃあないと言えばしゃあないが、明らかに、「男子禁制」のグループであったのだ。  まあ、歴史をひもとくと、1966年のビートルズ来日によって、スゴい刺激があったらしく、東京ビートルズやエミー・ジャクソンを経て、それまで、ヴォーカルなしのエレキバンドがどっと、ヴォーカルを入れ、「グループサウンズ」となって、気がついたら、いつのまにか、「女子」だけ、のものとなっていたわけである。    このあたり、オレが思うに、タイガースかもしれん、それともスパイダースかもしれん、もともとのビートルズやらの「ロックグループ」を一生懸命マネしようとしてたのに、いつの時点かで、ウチの国だけで戦後連綿と続いていた「少女マンガ」の文化が「融合」してしもて、それこそ、英国や米国の「ロックグループ」とはまったくちがったもんに変わってしもたんではないだろうか。そやから、「女子」だけの世界になってもたんや、と、アホなことを考えてみる。映画で映像として観ると、グループサウンズのメンバーたちは、まるで、少女マンガの世界なのだ。  となると、1990年代、故黒沢進氏により「カルトGS」として発掘されたマイナーなグループサウンズの音こそ、ようやっと解放された「男子向けのグループサウンズ」と云えるわけであーる。  まあ、歌詞を明星でファンから公募したという「花の首飾り」の、どこぞの田舎でそこいらに生えている野草で花の首飾り作ってた少女たちが、なぜか、白鳥(しらとり)に変身し、湖に浮かんでしまう、元の少女に戻りたいから花の首飾りかけてくれ、という、サイケもシュールレアリズムもダダもぶっとぶ歌詞、と、それを見事に映像化した「世界はボクらを待っている」のシーンの印象があまりにも強いからかも知れんが、そうじゃないかも知れんし、そうかも知れん、ようわからん。  

2007年12月6日木曜日

フラワーズの

 えー、久々の更新となりました。  

・・ちゅうのは、夜逃げして身を隠さないとあかんかったわけでも、師走なのでかけずり回っていたわけでもなんでもなく、12月に入って心機一転、いっぺん、You Tubeに動画でも、あげてもたろ、と思い立った・・は、いいが、それからががバカみたいに時間ばかりかかってしもて。

   DVDからHandBrakeで丸ごとmp4化 
-> 
 Quicktimeで該当場所をトリミング
ー>
  VisualHub  で.flv化。そいでアップ。 

  VisualHubはシェアウェアだが、優れもの。

 一番苦労したのが、Quicktimeでの小さくて細かいコントローラー使って、の位置合わせか。

  他にもっとええ方法、もっと簡単にでけるやり方、今、思いつくだけでも2,3あるが、しゃあない。

  で、でけたのが、下のやつ。はっきりいうて、内田裕也がやたらカッコつけて踊りながら歌うシーンは、大キライだが、麻生レミのラスト・チャンスが映像付きで見れるのがうれひぃ。

 けど、2曲あわせても、たったの3分20秒ほど・・嗚呼、その50倍は時間かかったぞ。  映画は東宝、1968年の「コント55号 世紀の大弱点」声が変な水垣洋子やら声がやたら低い真理アンヌやらが出ている。三浦恭子の「女は生きるために泣く」を歌うシーンもあり、そっちも、また暇があって気が向いて金が無く外へ出られない時があったら、You Tubeにあげてみましょう。



 

コント55号 世紀の大弱点
萩本欽一 坂上二郎 三浦恭子
東宝 2006-03-24


  もちろん、天下のYou Tube、市販品DVDからのアレだから、怒られると思うので、数日後にはプライベートモード(他人には見られない状態)にしてしまうやろけど。

2007年11月30日金曜日

収賄の品格

 なんか、今日はボクサーと相撲取りの謝罪会見があった。もう、謝りたくないのに無理矢理するから、変な案配になってしもてる。男のプライドにこだわるなら、なんで、きっぱり、別の職業探さんのだろう。

 防衛省の問題も、腹が立つ。なんで、こうセコい収賄なのか。男が収賄したるのであーる。海外の高級リゾートに別荘何軒も建ててもろたとか、牧場もろたとか、地中海の島もろたとか、油田もろたとか、ある日出張先のホテルに何故か、泥酔状態じゃないしらふのパリス・ヒルトンが忍んできたとか、そういう引田天功ばりのエピソードが欲しい。

 せこい国内のゴルフ旅行とか焼き肉屋で飯奢ってもらった程度で、「便宜」図ってやったらアカン。奥さんサービスのためかどうか知らんが、せいぜい何百万何千万単位で、「転んで」もらったら困るのである。

 事務方のトップでこの程度ですむなら、こんなもん、オレが他の国やったら、スパイたちを防衛省に放ち、中の職員、誰彼構わず、ゴルフ旅行に誘い、防衛省の機密丸ごと盗んでやる。防衛省の事務方のトップともあろうものは、せめて、百億貰わんと便宜を図ってあげたら、アカン。

 だいたい、奥さん、逮捕された時、お顔を拝見したが、あのオッサンがカワイそうになってしもたわ。頭上がらへんのだろう。ワルなんやから、奥さんは妙に若くてケバいぐらいじゃないと。役人に収賄するな、ちゅうのがアカン。「収賄の品格」やで、必要なのは。

 まあ、過去はユダヤマネーが世界を経済支配しようとしとるとか戦前ヒトラーそれで政権取ってジェノサイドやった文脈でちょっと騒いでたとおもたら、ちょっと前までは、アメリカマネーがハゲタカファンドやなんやかんやでエゲツない企業買収しとるとか云うてたが、結局はオイルマネーが勝ったみたいで、アメリカのシティ・バンクなんかはアラブ首長国連邦のオイルマネーに買い取られてしもたそうである。

 アラブに生まれたかったわ。税金ないんやろ。

 しかし、ホンマ日本人ちゅうのは、難儀なもんですな。石油もないロクな資源がない、狭い島国、しゃあないから、安い原料を外国から仕入れてきて、ちまちまとした涙ぐましい努力を積み重ね、ようやっと工業製品にし、熾烈な国際競争を勝ち抜いたのに、なおも、買いたたかれ、ようやっと、得た雀の涙ほどの利益も、イタ公やらフランス野郎が暇つぶしにつくった革細工のカバンや香水に。

 

 みてのとおり、今のオレも「荒れている」。それもその筈、本日、ようやっと、税務終了。無事、市民税県民税納める。大事に使ってくれたらエエが、ちゃらんぽらんやもんな。

 ど貧乏になりました。革命起こしたいが、市にはゴミ収集してもろているからなあ。

 沢知美、エエ。「夏の女」。「七月恋した女は、青い肌、泣き泣き、焦がすの〜」最高。・・・しもた、最初からこのネタで行けばよかった。アルバム単位で聴くの、しんどいかな、と思ったら、全然破綻無く、すんなり聴ける。

"人の気も知らないで" (沢知美)

2007年11月26日月曜日

1984年のイエローマン

 

  You Tube、歌謡曲ばっかサーチしてた筈なのに、いつのまにか、熊田曜子等の系統ばかりのところに入り込み、へらへら、にこにこしとるうちに、あっというまに時間がたってしまい、このところの懸案事項であったのだが。

  もちろん、オレも、典型的な’関西のおっさんの日常のあいさつ「お好きですか?」「お好きです」’が平気でできるタイプのおっさんなのだが、しかし、昭和の年増の濃厚なお色気をこのところ、テーマにして、邁進しとる中、今日日の小娘の色香に惑うとは、まったく面目ない。

  そいで、今日はレゲエ関連。
 80年代前半の最盛期には、タイガース時代の沢田研二並みにジャマイカで若い女性に人気があったDJ、イエローマンである。  
  まあ、ヴィデオとかで出ているんだろうけど。

2007年11月25日日曜日

サザエの壺焼き食いたい

 なんか、食いもんのユメを見てしまう。ミシュランミシュランと、ニュースとか情報バラエティとかで、大騒ぎしてたので、その影響だろう。
  タコ焼き屋に入ると、シジミの貝のお澄ましからわざわざ取ったという出汁のがあり、まあ簡単に言えば、シジミのお澄ましから、単にシジミ貝を捨てただけだが、それを聞いて「なんと贅沢な調理法だろう」としみじみ思う。
 もちろん、高いのだが、勇気を振り絞って注文すると、これがメチャクチャ旨い。
 ああ、なんで、こういう組み合わせ考えなかったのだろうか、としみじみしじみの貝のおだしにタコ焼きをつけて食っとると、世にも旨そうな匂いが漂い、そちらをみると、サザエの壺焼きを焼いていた。思わず、三個注文しようとしたが、高いタコ焼きを注文してしまったんで、「壺焼きふたつ」と叫んだ瞬間、ああ、三つにしとけばよかったかなぁ、と後悔する。  ・・・とまあ。なんで、ミシュランの星付きレストラン料理屋割烹寿司屋の映像から、こういう夢をみてしまうのか、わからんが。 

   タコ焼きの出汁に貝汁のものを使うのは、ホンマに旨いかどうかは、ちょっと微妙なところ(塩辛くなるような気がする)だが、サザエの壺焼きの匂い、だが、これはもう、幼少時の、三宮の裏通りにあったサザエの壺焼き屋台の記憶の残滓だろう。夕暮れ時、何台もの屋台が並び、会社帰りのサラリーマンが食っているんだが、もう、うらやましうて、うらやましうて。 

 いつごろかよく覚えていないが、例によって例の如く、「街の浄化」とかで、無くなってしまって、また伝説では、実はサザエの壺だけサザエで中身は別のものだった、というが、ともかく、あの匂いには、今になって夢で蘇ってくるぐらい、非常に食欲をそそられたわけである。 
  まあ、サザエの壺焼きぐらい、そこいらの寿司屋とか居酒屋で食えるだろうが、屋台でサザエの壺焼き食いたい。  

2007年11月21日水曜日

 最近、本とか映画の感想文書くようになって、ひとつ書くのに数日かかってしまうようになってもた。  毎日書かんと、あっというまに書きにくくなってしまう。  月曜日、ナイターがもうないし、他に観るもんないので、チャンネルnecoの石立鉄男の「水もれ甲介」観てるのだが、石立鉄男が早とちりして、それを自分でどんどん膨らましていって、ついには行動に出て、周りに大騒動起こすパターンは相変わらずで、それで、45分保たせるというのは、やはり、スゴいと思う。月曜日はそれに、山口いづみがゲストで出ていて、大人っぽいクラブ歌手の役で、その色っぽさに、惚れる。村地弘美も、リアルタイムでは、そんなにカワイいとは思わんかったが、月曜日の分では、「かわいい・・・」と思ってしまった。年取るって、こういうことなのね。  ・・・アホなこと書いているが。もう、いっちょう。  大相撲、朝青龍問題やらリンチ事件やら、相撲そのもの以外の話題が多い。  特に強いモンゴル勢と弱い日本勢というのが一番の問題で、朝青龍おらんでもなんのことはない、やっぱ、日本勢弱いし。  そこで、である。ご存知のとおり、斯界には「神風親方」というそれはそれはモンゴルというか元に強そうな名跡があるのである。弟子をとっておられないそうであるが、醜名だけでも借り「神風千代大海」とか「神風琴光喜」とかにしたらモンゴル勢に少しは強くなったりするんとちゃう・・・ちゃうか。そいでも、気分が違うだろう。今みたいに、やる前から、アカン、ちゅう雰囲気が、「ひょっとして」に変わるだけで大きい。また、把瑠都とかのロシア勢に強そうな名前なら、三笠とか東郷とか・・・。  ・・やっぱ、つまらんね、ごめん、しょうもないこと書いてもた。  

2007年11月19日月曜日

舛田利雄~アクション映画の巨星 舛田利雄のすべて~

 あれほど暑い暑いとブーたれていたのが、遙か遠い昔のように、日ごと寒さがつのります着てはもらえぬセーターを編んでいる(もちろん、そんなもん編んでませんが季語みたいなもんと思って欲しい)今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょう。    昨日はこっちでも木枯らしが吹いたそうで、すきま風があんまし寒いんで、意を決し部屋を掃除し、ファンヒーターの風で埃が舞い散らないようにして、暖房を入れました。そいと、今日はインフルエンザの予防注射をしてもらいました。  先々週、またも、映画の本、読んでしまった。  一日では無理だったが、ほぼ、一気に読んでしまった。  大好きな映画「紅の流れ星」の監督である。
4401751175Hotwax責任編集 映画監督・舛田利雄~アクション映画の巨星 舛田利雄のすべて~
舛田 利雄
シンコーミュージック 2007-10-25

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 高いしぶ厚いが、そのほとんどが、映画監督舛田利雄、のほぼ全作品について本人にインタビューした内容だから、見ていない作品の方が多いオレですら、かなりオモシロかったから、映画好きな人、特に日活映画とか好きな人にはたまらないだろう。  裕次郎旭赤木圭一郎らの日活黄金時代から、落ち目の日活、ニューアクション時代を経て、「トラ・トラ・トラ」の黒澤明のピンチヒッター、日活がポルノになってからは、宇宙戦艦ヤマトの監修やら戦争映画やら、数々の大作映画から近藤真彦のアイドル映画まで。池田大作の「人間革命」まで、撮ってなさる(その宗教団体とは全く関係ないそうだ)。  何度も書くようだが、オレは映画に詳しくなく、暇な時、たまたまチャンネル、かちゃかちゃやったら、チャンネルNECOやサンテレビとかで、日活アクションやってたら、観る程度だが、そいでも、ああ、これもあれもそれもこの人が監督だったんだ、と思うと感慨深い。リアルタイムで観た(それもテレビ落ち)のは「宇宙戦艦ヤマト」ぐらいか。  どうも、歌謡曲もそうだが、最近は、「天才」とか「巨匠」よりも、職業に徹した人の作品から、感銘を受けることが多い。もちろん、天才監督が、予算は青天井、キャストはオールスター、最高のスタッフを揃え、一週間も天気が自分のイメージ通りになるまで待ちながら作る人も立派だけれども、限られた予算、限られた人、限られた時間内に、お客さんが満足できる水準のものをつくる、ちゅうこともスゴいことなのである。まあ、実はそれが映画に限らずほとんどの仕事というものがおかれている条件であるから、年取ってそういうことがわかってきたからかもしれん、そうじゃないかもしれん。    まあ、ともかく、オレが愛してやまない、ラジカルでアナーキーなもんは、ATGなんかより、プログラムピクチャーの方に多いし、ヒップホップやパンクよりも、歌謡曲の方に多いのが、実のところなのである。    あと、以前、感想文書いたことああるが、小林旭の「完全な遊戯」も舛田利雄監督の作品であったのも驚きだったし、また、オレが見たとき、どうしても不可解というか、なんか終わり方が安易やのう、と釈然としなかったのだけど、やはり、上層部と映倫からクレームがついて、あれやこれやカットしたり、改変したそうである。シナリオのカットした部分がこの本には載せられていて、かなり、納得した。  
B00008DYR6完全な遊戯
小林旭 梅野泰靖 武藤章生
日活 2003-03-21

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2007年11月16日金曜日

やめてけれ、やめてけれ、パヤパヤ 2007/11/16 23:05

やめてけれ、やめてけれ、パヤパヤ!!!





 なんやねん、これ?来季、ラミちゃんが「そんなの関係ねー」やってくれるん楽しみにしとったのに。 

 <ヤクルト>ラミレスの退団決定…球団社長「合意できず」 | エキサイトニュース 

 昨夜のこれも、大概ショック受けてるのに。

  電撃!深夜の決断 石井一「西武移籍」 | エキサイトニュース 



 もう、笑ってしまうしかない。
 最下位チームから、エースと主力打者が抜け、来季、どないしてやっていけるのだろう。もう、わやや、や。  しかし、この前の広島の新井の件といい、なんか、球団間の貧富の差が大きくなってしもたな。貧乏ったれの球団は、低位にとどまって、しこしこ若手を育成しとれ、ちゅうんかいな。

2007年11月15日木曜日

ザ・レンジャーズ「赤く赤くハートが」考

 Mac、レオパードにしたら動かんようになったもんの中で一番イヤやったんは、iTunesの音をよくするVolume Logic(http://www.volumelogic.com/index.asp ただし、製造中止)というプラグインがアカンようになってもて、残念に思っていたら、ちゃんと、対処の仕方がのっていた。
MAC REVIEW
1. Volumelogicをアンインストール、または/Library/audio/hal/ にあるvolumelogicのプラグインを捨てる
2. Volumelogicを再インストール
3. SRS iWowの最新版(Leopard対応版)をダウンロードしてインストール(トライアルでOKだと思います)
4. /Library/audio/hal/からiWowのプラグインをデスクトップに移動
5. /Library/audio/hal/のVolumelogicのパッケージの中身をファインダで表示
6. デスクトップのiWowのプラグインのパッケージの中身もファインダで表示
8. iWowのプラグインのパッケージの中の/macOS/の中にあるiteaをドラッグしてVolumelogicのパッケージの/macOS/にコピー
 まあ、ややこしかったが、うまいこといった。  で、iTunesで聴く音がいつものに戻ったんで、音楽ネタ。 「夢見るような唇が、俺の心を迷わせる、たまらな・・たまらないほど、あの子があっあっ好きさ、赤く赤くハートが、あ、赤く赤くハートがあー、焼けるのさ」。 ( ザ・レンジャーズ「赤く赤くハートが」山口あかり作詞新井靖夫作曲 1967年 より)  タイガースの映画ばっか見とるとやっぱ、タイガースは当時の「少女の夢」を具現化したところがあり、それはそれで、当時の男子がどうしても踏み入れられなかったサンクチュアリに、今、ようやっと、足を踏み入れるという、スリルがあるんだが、それはそれ。まあ、あんまし、そういう世界におると、やっぱ、口直しに、ぶっとい曲、聴きたくなる。 ちゅうんでクルマでは、 「昭和元禄トーキョーガレージ」JAPANESE ROCKIN’PSYCHE&PUNK’65~’71
ザ・ターマイツ ザ・デビィーズ ザ・マミーズ
B000BONPCA
 という、ちょっと前出たコンピレーションを聴いているんだが、他にもいろいろいい曲が入っているんだが、レンジャーズのとこへ来ると、リピートしてしまう。  「赤く赤くハートが」は、もう、数年前、初めて聴いた時、もう、ぶちのめされた。昭和42年。1967年。もう、既にこのレベルまで行ってたんだと思うと、なあ。    男というかオスの早急な激しさがこれほど表現された曲は他にしらない。  「甘えてそっとよりかかる、肩が小さく震えてる オレを信じた、あの子のしぐさ、赤く赤くハートが、あ、赤く赤くハートが騒ぐのさ」    この、「肩が小さく震えてる」うーん、このシチュエーション、ええなあ。  「さよならなんて、辛いから、街の明かりが消えるまで、恋のしずくに、あの子と、あっあっ、濡れりゃぁ、赤く赤くハートが、あー、うずくのさ」    三番の歌詞なのだが、こうやって書いてみると、思いを遂げたように思われるのだが、尚も赤く赤く「うずく」ハート・・・・うん、うん、若いのぅ・・・完璧である。  あと、このコンピにはレンジャーズはもう一曲、「レッツ・ゴー・レンジャーズ」も入っている。この曲も、前向き、青春賛歌の歌詞なんだが。  ムダな余裕を聴く者からどんどん剥ぎ取り、せっぱつまらせ、煽って煽りまくって、前に向かって走らせる、とんでもない曲だ。そして、行く手に待っているのが、「まっかな太陽が燃える燃える」だから、そのまま、太陽に飛び込んで燃え尽きるわなあ。  今日日の、悲しいことやイヤなことがあってもともかく前向きでいましょう、というのとは根本的に異なるわけで、好きやわぁ。  ジャックスの暗さが何度聴いても「ワケのわからん暗さ」なら、こっちの激しさも何度聴いても「ワケのわからん激しさ」で、その「ワケのわからん」ところが、昭和40年代後半ちゅう時代特有なのである。 ザ・レンジャーズ・コンプリート・シングルズ*赤く赤くハートが
ザ・レンジャーズ
B00005MMDP
 

2007年11月13日火曜日

 この前「たちばな」というたこ焼き屋で「たこ焼き」食ったという、どーってことないの書いた。しかし、メール貰って思い出したが、オレが大学卒業がどうやら、できそうということが判明した時、いろいろお世話になった仲の良い友人たちに、珍しくも、おごった店であったのだ。    今でもみる悪夢の一つに、大学オレひとりだけ、卒業できない、というのがある。実際、卒業間際まで、単位取得状況が卒業できるかでけへんかギリギリのところだったのであーる。マイナスの方にギリギリだったといえるだろう。  入試や入社試験とかは落ちて元々というのが、基本的にオレにあるらしく、なんぼ落ちても、全然、平気の平左であるんだが、ひとり、卒業でけない、そのまま、残留するということは、怖かった。つまり、人間的にも学業的にも優秀な友人たちの助け無しには単位取れないような人間がひとり大学に残ってしまうということは、よほど、想像するだに怖ろしいことであったのだろう。  理系だから、学部に進むと地獄ときいていたが、楽しかった。教養の時よりも楽しかった、と断言できるほどだから、メチャクチャ楽しかったといえるだろう。まあ、その分、担当の助教授やら周りは大変だったかもしれんが・・・合掌。  今日は冷えた。  午後の休み、駒ヶ林の「あぐろの湯」へ久々に行って、ついでに散髪したりする。しかし、なんとなく、寒気を感じたんで、風邪をひいたらアカンので、とっとと帰る。  

2007年11月11日日曜日

メモれぇ〜

 ナベツネ問題もおさまりつつある今日この頃、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。アジアシリーズ(これやるの決めたのはナベツネがらみじゃなかったか?)、中日がようやっと勝ちました。

「風林火山」、NHKお得意の技、出ましたなあ。桶狭間の戦い、裏で勘助が動いていたちゅう技、昨年の大河で、山内一豊の妻、千代が関ヶ原の戦いの黒幕だったちゅうのに、匹敵する大技でした。

ひさびさに、タワーレコードやら、行く。  元町で降りて、センター街2丁目の「たちばな」でたこ焼きを喰う。旨いが、ちょっと出汁が薄いような気がした。新長田「ちえ」の味に慣れたせいかもしれん。

そいで、ぷらぷらと生田筋越えて、ホンマの「神戸センター街」へ突入する。まあ、うじゃうじゃと人の波である。疲れたんだが、やっぱ、街にミニスカが少ないことだろうと思う。ホットパンツみたいなんが流行っており、贅沢云うたらアカンのだが、やっぱ、ミニスカが多いと、ホンマに疲れが少ないのよ。

そいで、HMVやらその他の店なんかをちょっとだけ覗いたりして、ぷらぷらと、ようやく、新聞会館もとえミント三宮のタワーレコードに辿り着いて、欲しかったCDチョイスしていったんだが、ミュージッシャン別アイウエオ順に商品が並べられているんだが、アホなので、歌手の名前を忘れてしもた。もちろん、アルバム名など覚えてもいない。

ちょっと前までは、歌謡曲コーナーがあった筈で、それなら、ざっと、見るだけで、あ、これや、とあたりがついた筈。そのコーナーは消えており、「J-Pop」に統合されているみたいだ。誰が考えたか、J-Pop。膨大な量のCDがあるわけで。しかも、ど歌謡曲と云っていいアルバムなのに、神戸で確実にあると思われるのが、タワーレコードという皮肉。  まあ、今、アマゾンで確認したところ、あっさり、判明した。


西城慶子・慶子の気も知らないで


 で、ある。慶子だけ覚えておいて、「西城」が出てこず、あー、もちろん、アルバムの名前ももちろんうろ覚え。


 で、しゃなないから、ア行からひとつひとつ見ていけば思い出せるだろうと、そう思い・・・。
 店の人に聞こうかと思たけど「えー、なんとか慶子ちゅう人の、えー、なんやったっけ、なんとかの気持ちも知らないで」。まあ、アホを晒すようなもんである。まあ、ぼちぼち見ていこか、と。  ぼちぼちみていくと、ア行からウ行で。



上田正樹と有山淳司・ぼちぼちいこか+6tracks(紙ジャケット仕様)


アナログで持っているが、以前1000円でCD化されたけど、いつでも買えると油断してたら、廃盤、中古ではクソ高いプレミアがついていたのが、再発となっていた。紙ジャケで6曲ボーナス、2000円だ、よし、買い!。    そいで、ウ、エ、オ。オといえば、大瀧詠一。アカン、もう足洗った筈でしょ、あかんあかん。



大瀧詠一 ・多羅尾伴内楽團 Vol.1 Vol.2 30th Anniversary Edition

カキクケコ、サ・・・。しかし、こんなんでてたんなら、話は別でしょう。  カ行抜かし、サ行は今日買う予定だった、もう一枚を、確保。

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沢知美・人の気も知らないで


ジャケットもええなあ。
あと、サ行、なんやねん、なんやねん。こんなんまで出ておるではないか。
三東ルシア・太陽の季節

しばし、ジャケットを手に取り、しかし、エエジャケットじゃ。思い出に浸る。おさかになったアタシ。まあ、一応。

そいで、ス行で、予定分の


スリー・キャッツのセクシイ・ムード

を。

シ行で、これは前回、迷いに迷った純アリス。


純アリス・花模様(紙ジャケット仕様)




しかし、犯罪やな。明らかにどす黒い意思が、ワシら世代の琴線を狙い打ちしとるとしか思えんじゃないか。

例えば、同じ系統かと思える安西マリアやら夏木マリなら、歌としても、ある程度期待できるが。三東ルシアと純アリスは・・・。  そのすぐそばに、



シェリー ・GOLDEN☆BEST


シェリーが歌を歌っていた記憶はないが、揺れるわぁ、シェリーって、「噂のチャンネル」出て、和田アキ子やらデストロイヤーにぼこぼこにされている印象が強いのだが、実は、ちょびっと好きやったんや。このはのこもおったなあ。


のこいのこ・のこいのこ大全

うっ。木の葉のこ=のこいのこ?(別人です)、まさか?、でも! ・・・。



まあ、てな具合に、中年男こうやって、棚を順々に見ながらとうとうラ行まで行き、それでも、「西城慶子」は思い出すことなかったのでありますよ。
でも、気になったのを長考しては、ピックアップしていったんで、セコい中年男でも、片手で持ちきれない量になってしまいました。

さて、キャッシャーに向かう段となり、急に寒気が背筋を走り、腕を組み考えること1分、はっと我に返り、買いに来たもん買わずしてなんとしよう、と思ったのでありますよ。また再び、CD棚に戻り、持っていたCD一枚一枚、それはていねいに元あった場所に戻し、アマゾンで買お」と店を後にしたのでございますよ。

しかし、肝心の「西城慶子」をど忘れしてしまうとは。

やっぱ、メモして行かなアカンみたいですな。
若かりし頃、仕事で、北海道出身の先輩が、今も変わらず、いや、今よりひどかったかもしれない、中年男のど忘れの多さに、あきれ果てたのか、いつも、「おい、メモれぇぇ」と、山羊が鳴くような特有のイントネーションで云われ続けたことを思い出しました。メモ取っても、字が下手で、後から見てもなんのことかさっぱりわからないんで、メモ取る振りしてその場その場を誤魔化していたのですが、きっと、その祟りでしょう。

まあ、全部買っていたら、とんでもないことになっていたのは確実なのですが。  合掌。

2007年11月9日金曜日

 実は先々週、うちのMac、新しいOSX、leopardにバージョンアップしたんだけど、あっさり入っちゃったんで、セットアップがらみでいろんな愚痴をつらつら書けへんのよ。もちろん、問題が皆無というわけでなく、使えなくなったアプリとかぎょうさんあったけど、まあ、それは、いずれ、アプリの方でのアップデートを待てば良い話。  しかし、前がタイガーで今回がleopard、豹のことらしいが、もちろん、ワシら世代はleopardといえば、加山雄三がCMやってた日産のleopardである。レオパード、と云っていたような気がするが、自信ががない。  当時、すんげー、高いクルマが出るちゅうんで、話題になったが、すぐにソアラ(おっさんになったんだから、そわら、と発音しようね)が出たらあっちゅうまに影が薄くなった。まあ、どっちも、乗ったことすらない、オレには関係ない世界のことだけど。  http://ja.wikipedia.org/wiki/日産・レパード  まあ、どんな車種にもコアなファンはおるみたいですな。  You Tube調べてみたらさすがに加山雄三の出ている一番最初のモデルのCMは見つからず、1988年のモデルが見つかった。  しかし、このCM,何が云いたいねん?素直に解釈すると、ドレス姿でヒッチハイクしとる外人女がホイホイ乗ってくるぞ、ちゅうことなのか。どう考えたって、そうとしか、取れん。自慢じゃないがそうしたシチュエーション、オレは経験したことがないぞ。  まあ、しかし、当時も、今もそうかもしれんが、クルマのCM、やたら、外人使ったり、外国のどこぞの街を走らせたり、あるいは、到底考えられないほど、空いた道をスイスイ走ったり、誰もいない海やら山やら、ホンマ、非現実的なパターンが多いもんですなあ。    今も外人が出てくるクルマのCMけっこう多いのかも知れん。  これもよう考えてみたら、戦争負けたことが遠因となっているのか、それとも、ペルリの黒船来襲以来のことか、或いは、もっと昔昔の遣唐使遣隋使以来のことなのだろうか? ワシら日本人は外人になりたいんだろうか? そいとも、そんなに外人が好きなのだろうか。少なくとも、外人はデフォルトで「カッコええ」という共通認識はあるみたいだ。  ・・・てなこと考えてしまうのも、最近、またグループサウンズばっか聴いとって、やっぱ、掛け声が「英語」が多く、ときたま、聴いていて恥ずかしくなってしまうからなの。  と強引に音楽のネタにひっぱいておいて、今日はおしまい。

2007年11月8日木曜日

 寒くなって来た。しかし、立冬としては、あったかい。  3日ほどサボってしもた。DVD見てたらそのまま、眠ってしまうんで。GS映画ついでに、オースティン・パワーズまで観てしまう。    この前、またもや、苦手の時事問題を書いてみたら、案の定、予想は見事、外れた。ほんま、時事問題は、苦手である。  小沢=謙信、福田=秀吉説というのをアホなりに考え、ひさびさに、こりゃ、ヒットじゃわいと思っていたら、さにあらず、ナント、まあ、裏でナベツネが動いておったとは!  しかも、事実はどーかわからんが、両方に同じ事云うて、連立を画策するとは、さすがナベツネである。  巷間ではあれやこれやいろんな推測がなされておるが、オレは、ジャイアンツの今年、日本シリーズに出られなかっ腹いせにこういう政治がらみのことしたと思っている。いや、信じとる。  だって、ペナントせっかく珍しく一位になれたのに、チャレンジシリーズであっさり負けてしもたんで、ナベツネにしてみれば、最悪のパターン。もう、必ずといっていいほど、ナベツネのことだから、はらわたにえくりかえっている、筈である。  こういう時、シーズンオフ、プロ野球の制度がらみでケッタイな事をしたり、札束に物言わしたりして、非ジャイアンツファンの心を逆撫でしてきた過去があるのである。  でも、そのフラストレーション、いや、ルサンチマンか?、怨念か?、ともかく、今回の中日優勝を横目にふつふつと湧き上がったどす黒く、激しい、何かが、政治の方向へ行ってくれて、良かったと思っている。 

2007年11月5日月曜日

老人と子供のポルカ

 もちろん、当方、オッサンであるからして、NHK大河は欠かせない。まあ、見とる。信長秀吉家康ラインだと、こっちもある程度知識があるんで、あれやこれや、いろいろツッこめるんだが、さすがに、信玄ー謙信となると、基本的に知識が無いんで、ツッコミようがなく、素直に面白がって見ている。  ただ、ひとつ、上杉謙信に関して読んだことがある本というのが、 上杉謙信は女だった (八切意外史)
八切 止夫
上杉謙信は女だった (八切意外史)
曲名リスト
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というケッタイな小説であり、もちろん、「そんなアホな」で終わってしまうような一つのアイディアを膨らましまくって、小説に仕上げたんだから、そこを味わうもので、まあ、「史実」がどうのこうのでそっから教訓を得ようという司馬遼太郎的な小説ではないのだが・・・、そもそも、この作家、「信長殺し、光秀ではない (八切意外史) 」という本で一世を風靡したほどだから、して。    しかし、今回の大河の謙信役というのが、けっこう、キレイな方というか、上杉謙信は女だった、という仮定が入り込めるだけの余地があるルックスをしてはるんで、将軍や関東管領の権威に弱いのはヴィトンやシャネルが好きと同じで、ブランド志向のあらわれや、とか、やたら京都行きたがるんはやはりディズニーランド好きで年に何回も行く女みたいなもんか、とか、生涯不犯、ちゅうのも、そりゃ女やったら、対象を「女」とした限りにおいては「不犯」でも、きっちり美少年遊び(稚児あそびですな)はしてはった、そうやからなあ。  とか、まあ、アホなこと考えながら、見ている。不思議なことで偏見もって見ていると、本当に「上杉謙信は女だった」と思えてくるから不思議だ。  しかし、現実は、戦国時代より妙なり、ちゅうもんで。  福田康夫が秀吉ばり(まだ完全に服従していない家康のとこへサシで会いに行き、いろいろゴマすりまくって、翌日、秀吉に服従させる芝居をしてくれるよう土下座して頼みこんだ)の手を使ったかと思うと、今日は、小沢が謙信ばり(先週か先々週か、謙信、拗ねて、すべてを放りだして単身高野山いくのがあったでしょ)のスネ方をして、バラバラの民主党をまとめようとしとるし。まあ、歴史は繰り返す、ちゅうもんかもしれん。  さて、ワケがわからなくなって参りました。  オレのように、福田も小沢も大キライで、前の首相がワリと好きな人間は、こういうタヌキ同士の芝居ぶりをみていると、やっぱ、前の首相のあまりの正直ぶりは、大好きな故左卜全翁と重なって見えて仕方なく、ドゥビドゥバーと復活して欲しいものである。  ちゅうことで(ちょっと、こじつけ、強引すぎるか)左卜全とひまわりキティーズ「老人と子供のポルカ」だ。せっかく見つけたから、しゃあない。    昨日はまおちゃんと迷ったが、大河の方をみていしまい、後悔しとるわけである。浅田真央、ようやった!!  

2007年11月1日木曜日

ふくし君にまた会えそうなので、ウレシいことであるのだが

 日本シリーズ終わる。
 53年ぶりとは驚いた。他人事ではなく、今世紀中、スワローズももう一度、日本一になれるか、心配になってきた。

  心情的に日ハムを応援していたが、なにせ、中継、ランダムに、のべにして1時間ほど見ただけ。エラそうなことは云えない。

 稲葉、今シリーズではすごいブレーキに。

  しかし、8回までパーフェクトしてた若い投手、容赦なく、9回には変えよったのは、びっくりした、というか、まあ、これが、落合なんだろう。

 落合らしいといえば落合らしいが、しかし、ど地味野球なのね。あの鉄板野球、石橋でも叩いて一度ぶっ壊して新たに鉄筋で作り直すような野球が売りの往年の森監督でも、こんなことせんやろう。

   試合後、野村監督が「9回、一本ヒット打たれたら、その時点で変える」と云ってた。オレも同意する。  もちろん、結果論で、9回、ちょっとしたきっかけで往年の松岡弘みたいに崩れ、ノリ始めたら止まらない日ハム野球、怒濤の攻撃で逆転、そのノリで、球場揺らすファンのおる札幌行って、ポイントポイントで、観客のジャンプによる、球場全体揺らす、ピンボールで云うところの「チルト」使いまくられ、ぼこぼこ点を入れられ、中日日本シリーズ敗退ちゅうこともあるころはそりゃあるだろうが、まあ、それにしても。


 しかし、シーズン中(夏あたりから 笑)、わたしたちスワローズファンを最も悩ませたのは、ナベツネか落合か?、という究極の選択であっただろう。

  ナベツネのとこ優勝逃させたら、また、ムキになって、貧乏球団がせっかく手塩にかけ、蝶よ花よ乳母日傘で大事に大事に育て上げた選手、札束でほっぺた叩きながら持っていってしまうわけで。    

2007年10月30日火曜日

タイガースをキライなヤツは信じない、誰だって。2007/10/30 23:31

「ストーンズを嫌いな奴は 信じない。世界中の誰だって。」加藤和彦。
「タイガースを嫌いな奴は信じない。世界中の誰だって。」tko。


 ・・・アカンアカン、阪神タイガース、オレは嫌いや。まあ、GSのタイガースちゅうことで。



 ようやっと、東宝GS映画ボックスが来て、ちょぼちょぼ観よか、と思てたら、つい・・・。タイガースの「世界はボクらを待っている」を観てしまう。もちろん、初めてではないのだが、放送と違ってディテール確認とかできるんで、つい・・・。そいで、あかんがな、はまってもたがな。もう、3度目観てるわ。

ザ・タイガース

 ここまで、アホ(アホはオレのボキャブラリの中で最高のほめ言葉である)に徹底しとるとは!すばらしい!


写真見てみ。幼稚園に慰問に行ってるんじゃないねん。あの名曲「花の首飾り」歌いながら、一緒に踊りながら、例の、少女が白鳥(しらとり)になった悲しい場面をあらわしとるねん。ぶっ飛ぶぞ。



 確かにかなりクサい、いやクサ過ぎると云って良いだろう。しかし、今日日のミュージッシャンの決まり文句、「パワーをもらってありがとう」やら前向き礼賛とか、どこぞの悪い宗教もしくはタチの悪い催眠商法みたいな上から目線の説教クサさは、どこさがしても、一切ない。



 男がやる宝塚歌劇というか、江戸歌舞伎特有の悪趣味さとか、日本のアホな文化がすべてつめこまれてるとんでもないもんや。ここまで徹底していると、「ロック」なんかタカが単に英国や米国の白人が黒人の音楽パクって金儲けする手段だけの薄っぺらいもんにしかみえん。しょーもないこと、本気で堂々とやったら、カッコええんじゃ。



 まあ、もうちょっとしてから、ちゃんとした感想文書くつもりだったんだが。まあ、エエか。しかし、つくづく、思うのだが、オレもジュリーに生まれたかった・・・。





世界はボクらを待っている

2007年10月28日日曜日

roll over the Beatles

 

故黒沢進氏著「日本GS紀GS編コンプリート」この前、一挙に読んだ。


  オレの場合は、今みたいにある程度、GSもん、聴いてから、読む方が正解であった。
  1964年3月上旬(この速さ!)の「東京ビートルズ」結成、から始まるわけなのだが、もう、最初の一ページ目で、ガーンである。

 「以下は、このCDを聴いたファンからの感想で、自分が最も感動したものである」 として、 

  「ビートルズが日本に紹介された当初、彼らの音楽は雑音としてうけとめられた。その反映である東京ビートルズも当然ながら雑音と云われた。あれから30年、もはや、ビートルズは単なるニューミュージックにしか聞こえないが、東京ビートルズの方はあいかわらず雑音のままである。  どちらが偉大であるか、云うまでもないだろう」(日本ロック紀GS編 コンプリートより引用) 

   そうか・・・!  そうであったのか!!  
 と、いたく納得したものである。 

  オレも不思議に思っていたわけなのである。東京ビートルズ以降、かなり沢山のグループやシンガーが、日本語版ビートルズカヴァーを出しているが、そのどれもが、聴いていて、「エエなあ」(但し70年代初頭まで)なんだが、いざ、オリジナル聴いてみよか、とビートルズのビートルズナンバー聴いても、ピンとこず、なんか、退屈なだけだったんであーる。

   そこんとこ、オレなりにつきつめて考えて、ここで書いたら、オレの場合、多分ビートルズの単なる悪口にしかならず、全世界に億単位でおるビートルズファン、特に、その恐ろしさは、敵に回すと阪神ファンの比ではない(例 http://ja.wikipedia.org/wiki/ビートルズ論争)、で、書かんかった。  

 そうか、「単なるニューミュージック」にきこえていたのか。納得納得大納得、であーる。
  オレも勇気を振り絞って、正直なとこ書こう。 
 イギリスの室蘭みたいな港町出身でドイツくんだりまでどさまわりしていた田舎者臭いビートルズなんかより、花のお江戸の「東京ビートルズ」の方が、ずっとエエぞ!  



 これは4曲しか入っていないが、実はソノシート音源を集めた「 the sound of 1965」というCDも出ていたそうだが、今は廃盤みたい。

  まあ、いろんなコンピレーションがあるが、25曲とたっぷり入っているんで、次の二つ。荒削りながらも勢いの良さ60年代のものが多い前者と、もう、ビートルズが何者かわかってしまい、カヴァーとしての完成度が増した70年代80年代が多い後者。 





「らんちき騒ぎのダンスパーティだ
   羽目を外して踊ろうよ、
 夜の明けるまで」
(「ツイスト・アンド・シャウト」漣健児訳詞)。  

2007年10月26日金曜日

 ええじゃないか、ええじゃないか、あかふくもちはええじゃいか。伊勢のめぇいぶうつ、あっかふくもちはええじゃないか・・合掌。  いっぱいきけて、いっぱいしゃべれる。いっぱいきけて、いっぱいしゃべれる・・・合掌。  しかし、亀田一家は、またも、復活しよった。

2007年10月24日水曜日

「今日を生きよう」考

ネコが笑ってるとこを生まれて初めてみました。ありがとうございます。

 スワローズの新しい監督が高田になり、ますます、スワローズファンは苦難の道を歩まなあかんような気がする。


プロ野球ヤクルトは24日、日本ハムのゼネラルマネジャー(GM)を務めた高田繁氏(62)が次期監督に決まったと発表。 [From ヤクルト監督に高田繁氏決定 3年契約、25日就任会見 | エキサイトニュース]


 広澤はタイガース出身選手のフリしてタイガースのコーチしているし、池山は楽天だ。高井雄平中心に応援しようっと。

 実生活では苦難の道など一億円もろても歩むのはイヤやが、まあ、スワローズ、ちゅうことで。


 オレがCSでは、讀賣応援した(ちゅうても、中継も見ず、勝てばいいなあ、日に二度ほど思った程度)のは他でもない。
 どんな汚い手を使っても、勝ってさえいたら、ごきげんの讀賣が、日本シリーズに出れないとこういう結果が待っているのである。
 

日本シリーズ出場を逃した巨人が、今季限りで3年契約が切れるヤクルトのアレックス・ラミレス外野手(33)の獲得に向け調査を進めていることが21日、明らかになった。 [From 巨人“ラミちゃんゲッツ”しちゃうかも | エキサイトニュース]


 チーム強くするのに、今いる選手をどうやって生かして使うか、とか考えないチームやから、しゃあない。札束にあかしても優勝でけへんこと、まだ、わからん。
 愚痴っとてもしゃあない、まあ、ペタジーニ獲られた時みたいに、夜中、近くの神社行って、丑三参り、すればええことだけどね(ウソでっせ)。

 ともかく、スワローズファンはイバラの道が続こうとも、今日をいきていかなあかんねん。
 
 ここまで、前フリ。
 音楽のサイトですからね、ここは。

 ちょっと前、ラジオでグラス・ルーツの「今日を生きよう」(Let's Live for Today)がかかり、懐かしいなあ、と思って、早速、iTunes Music Storeで購入する。こういう時、便利である。
(歌詞と訳詞もあった! http://www.eigo21.com/03/pops/lvfrtdy.htm

 

 もちろん、テンプターズのカヴァーの方(1967年)が、日本人にとっては、印象深いかもしれん。

 少なくとも、オレの中では鮮烈。だいたい、なかにし礼訳詞(作詞?)、ショーケン(萩原健一のことですわ。)ヴォーカル、どう聴いても、ストレートな前向きな曲ではなく、なんか、女郎と心中しそこなったあげく、なんかとてつもない深刻な修羅場を乗り切った後、ようやっと晴れて「今日を生きよう」ちゅう感じの(オーバーなようだが、いきなり思い入れ過剰に「恋があるなら何もいらない、お前がいれば何もいらない、昨日のことも明日のことも悩むことなく、今ひととき、愛し愛され、今日を生きよう」だもん)

かなり濃度の濃い方が、エエ。
 

 しかし、調べたら、the Rokesというイタリアのバンドのがオリジナルらしい。サンレモ音楽祭で入賞しとる(http://60spunk.m78.com/liveforjp.htm)。調べたら、なんとまあ、You Tubeにあった。
 

 


 こいで、テンプターズの「今日を生きよう」がYou Tubeにあったら、ええんやけどねぇ。


2007年10月22日月曜日

「待ちくたびれた日曜日」考

昨日の遠藤賢司のボックス、CD6枚組と書いたが、ウソでした。CD9枚組+DVD1枚の10枚組。そいで、定価で15000円強だから、極めて、太っ腹。でも、まあ、当分、気分はGSやからなあ。

 ずいぶん、前に買って、いっぺん、何か書いた覚えがあるかもしれんが、錯覚かも知れん(過去ログ、やっぱ、全部載せとかな、逆に面倒かもしれんな)、イタリアの(正確にはちゃうんだが、http://ja.wikipedia.org/wiki/ヴィッキー)歌手で60年代後半、「恋は水色」で一発あてるわけだ。




"恋はみずいろ~ヴィッキー・ベスト・セレクション" (ヴィッキー)



 この中に、「待ちくたびれた日曜日」という日本語歌詞((作詩小園江圭子/ 作曲村井邦彦/編曲利根常昭))のヤツがある。この曲、歌詞だけじゃなく、作曲の村井邦彦氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/村井邦彦)は、これがデビューらしい。和製フレンチ(になるのかどうかわからんが)として、かなりすばらしい名曲である。
 
 ただ、歌詞がスゴい。最初はオシャレな感じなのだが。

 「髪も綺麗にとかしたし 靴もぴかぴか光ったし あなたの~好きな香水も~探して買っておいたのに~」
 
 まあ、最初はこんな感じでまあ、けなげな状態。
 オレなら、すっ飛んでいくね。
 で、まあ、この段階で行っとけば、まあ、ええんだが、

 「犬もお風呂に入ったし、小鳥のカゴも塗り替えた、あなたの好きなアネモネもほどよく咲かしておいたのに」

 かなりエスカレートする。これは、こわい。
 動物関係、あっさり歌っているが、犬を風呂に入れたりするんは、かなり重労働だし、鳥のカゴ、塗り替えるちゅうたら一日仕事や。鳥を何処か別の場所に移さなあかんし、乾くまでまたなアカン。それに、ペンキ塗り自体、ムラがでたりして、かなり重労働だ、
 つぎ、あっさり「(アネモネ)ほどよく咲かしておいた」と書いているが、これも難しい。この段階では、かなりの労力が必要なわけだ。
 それも、まあ、この段階で行っとけば、散々イヤミ云われるかもしれんが、そこは、なんとか、ひたすら逆らったり口答えしたり変な言い訳しないで平謝り、努力すれば、ゴマカシが効くと思う。

 「テーブルかけもとりかえた、おかしもこんがり焼け上がり、あなたの好きなあの歌も、みんな覚えておいたのに」
 
 怖い。
 歌の方も、こっからちょっとキーが上がって軽い焦りみたいなもんが出てくる。
 この段階でひょっこり行くと、まあ、血を見るでしょう。まあ、オレがその待たせている男なら、かなり怖くなって行くのはためらわれる段階だ。
 まあ、歌詞はここで終わっている。それでも、待つ女の切なさが、「ドナドナ」レベルの、ぎりぎりのところで、オシャレに表現されているから、ええ。

 この後、さらに「待ちくたびれ」さえたら、どえらいことになるだろう。
 もう、スティーブン・キングの世界、もしくは「危険な情事」的状況といった、かなり深刻な展開が予測されるわけだ、ワシらオッサンはこうした曲からも耐えず教訓を学んでいかなアカン。

 この次の歌詞は当然
 「家具も全部処分したし、貯金も全部おろした、あなたの好きな夜の仕事に、探してかえたのに、」
 というのがあって、その後は、
 「斧もきれいに研げたし、地下室の鍵も頑丈にした、あなたの好きなあのお経も、みんな覚えておいたのに」
 てな感じ?

 ・・・しもた。オックス(http://ja.wikipedia.org/wiki/ジ・オックス)もこの曲カヴァーしており、それを聴いての感想を書こうと思ったのであった。あの赤松愛が歌詞そのまんまでヴォーカルとっており、上のような怨念とか感じず、まったく別の曲に聞こえるから不思議だ。まあ、幼稚園の先生を待つ園児、ちゅう感じか?
 
"オックス・コンプリート・コレクション" (オックス)



おまけ、ヴィッキーの「恋は水色」

2007年10月21日日曜日

一番アホなのは・・

 まあ、セ・リーグはしかし、なんと地味なCSシリーズであったことだろうか。  ロッテと日本ハムの方が応援とか、観客の熱気とかスゴかっただけに、  そいで、今日は阪神タイガースの公式スポンサー、ジョーシンへ行ったら、ワケのわからんセールをやってた。欲しかったDVD買ったら、いきなり20%引きしてくれて、思わず「なんで?」ときいたら、「CD、DVD全品20%引きしてますねん」と、あっさりした感じで云われた。確かに、そこそこにビラが吊り下げてあった。  それにしては、なんか、熱気がない。  ははあん、とオレはすぐにわかったね。  タイガースファンの思考回路を熟知しているオレが推察するに、こりゃ、チャレンジシリーズ、おそらく、タイガースが最後まで勝ち抜くという極めて楽観的な予測に基づいて(おそらく、せめて中日ぐらいはやっつけるだろうと)、このセールを企画してたんだと思う。ところが、こないことになったんで、ひっこめようがなくなって、名前のない、ワケのわからんセールだけ残ったちゅうわけじゃないだろうか。    ひっこみがつかなくなったんや、アホやなあ、と腹の中で嘲笑いながら、まあ、ここはひとつ、ついでやからと店内一巡り・・・遠藤賢司の「実況録音大全」というCD6枚組のボックス、買うてしもたがな。これは半額セールのとこにあったから、つい・・。しかも、持ち合わせないから、クレジットで。アホや。


"遠藤賢司実況録音大全集1968-1976(DVD付)" (遠藤賢司)

 欲しかったことは欲しかったんだが、26日にはタイガースやらスパイダースの映画のボックス予約しとるから、なんぼ半額や、ちゅうても余裕なんかあらへん。11月は税金払わなあかん月やし・・・。  スワローズファンの分際で、タイガースの牙城で、つい、出過ぎた真似をしてしまいました。  "日本ロック紀GS編 コンプリート" (黒沢 進)が来たんで、熟読しています。

2007年10月19日金曜日

つまんなかった本

 まあ、このところ、わりかし本を読んでいるんだが、この前感想文(・・ちゅうてええのか?)中島らもの奥さん美代子さんが書いた「らも 中島らもとの三十五年」とか、山崎忠昭著高崎俊夫編の「日活アクション無頼帖」やら、もう文句なしにオモロかった本(ちょっと大当たりが続いた)、 がある一方、当然、「うーん」とか「なんや、これ?」ちゅう本があるわけで、今回はそれを紹介する。  今まではそうしたネガティブな感想を持った本や音楽映画については極力ここで書かないようにして来たが、ちょっと、今回はヒドすぎる。  


"ビートたけしと「団塊」アナキズム (集英社新書 402B)" (神辺 四郎)

 たけしのファンというかマニアみたいな人が書いたのか? 全盛期ならいざしらず、実際、今頃、事故起こして以来、たけしがそれほどのパワーを持っているとは思えず、だから、著者が「たけし」を持ち上げるたんびに、かなりの違和感を感じた。  オレのように「たけし」や「団塊の世代」とか「アナキズム」とかの「単語」に反応する人間を刺激するタイトルだが、「たけし」以外、「団塊の世代」についても「アナキズム」についても、あまりにも、中途半端な解釈。そしてひたすら、 たけし、たけし、である。なんか、ダマシにかけたような感じ。  それにしては、「たけし」の今後の戦略云々まで、予想(妄想?)してあり、ようわからん。  まあ、オレがこのブログで、大好きな弘田三枝子やヤクルトスワローズのことを書く場合、よく、おちいるモードに突入したまんま、本にしてしまったのか?  オールナイトニッポン時代ならいざしらず、もう、たけしじゃないなろう。今じゃ、爆笑問題の太田の方が、胡散臭さ、ミエミエの路線狙いがあり、たけしを危険と言うなら、太田の方がもっとキケンではないだろうか。


"物語消滅論―キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」 (角川oneテーマ21)" (大塚 英志)

 同世代の著者で、それまでは、納得できる部分がそこそこあり、今まで、ちょこちょこ読んでいたが、今回ばっかは、匙を投げた。  さっぱり、ワケがわからん。  途中から「オレはオレは」(注 この本での一人称は「ぼく」)が続き始め、読み進むうちに、ははぁんと納得する。「オレはエラい!」ちゅうわけだろう。だから、この本で述べてるワケのわからんことも、正しい、だから、オレの言うこときけ!・・・なんのことはない、今宵、すべてのバーでみられる飲んだくれの戯れ言レベルをカシコぶって書いてあるだけ、と納得。  ワシら世代がちょうど今ぐらいの年齢になると、酒のみに行くと、堂々巡りの話をグダグダしながら、要は「オレはオレは」の自慢合戦になるのを、本でやった感じがする(読み終えたところで、「語り書き」ということが判明し、ますます、納得)。    前者はタイトルに凝りすぎて、失敗、実際、著者はフリーライターだそうだが、何者やねん?  後者は『キャラクター化する「私」』云うてる著者自身のキャラが立っていない、もしくは、せいぜい酔っぱらいのおっさんキャラ以上のものではない。「語りおろし」ちゅうけど、アルコール入ってグダグダ云ってるのを、筆記させただけじゃないのか!  新書、ベストセラーになる本の影響か、本のタイトルと中身のギャップが大きすぎるのが多く、困る。そいで、まあ、最近読んだ本の中では特にそのギャップが激しいものをふたつ。  困る。

2007年10月18日木曜日

GS中年の憂鬱

 大毅、それでも、やっぱ、ワルを通して欲しかったもんや。もちろん、追放されるだろうが、ここまで来たら、矢吹ジョーが、どさまわりの草ボクシングから立ち上がったような、ストーリーを用意して欲しかった。ただ、あの父親が白木葉子の役では困るが。そうやって、再起したあとは、やっぱ、兄弟対決だろう。  ようやっと、耳も、グループサウンズに慣れてきた。  ずっと流していろいろ聴いていたら、ザ・サマーズの「あなたのそばが」(1968年)にはまった。単純な歌詞の繰り返しがなんとも云えん、  前書いたフラワーズのチャレンジ、全曲英語の歌詞というのは、繰り返して聴いていると、ええけど、どないしても、日本語歌詞が素晴らしい「ラスト・チャンス」やら「君恋し」の方を聴きたくなってしまう。    何故か過大に過小評価され、バカにされ、あくまでも「懐メロ」の一種としてしか評価されず、隅に追いやられていたGSを全く新しいところから光をあてまくった伝説の書が再発になっていた。よっしゃ、買うぞ!  

"日本ロック紀GS編 コンプリート" (黒沢 進)

2007年10月16日火曜日

日活アクション無頼帖

 しかし、亀田問題、処分が決まったが、あんなもん、一番悪いんは、ヨイショしまくったTBSやろが。  ロッテと日本ハムの試合、ロッテが満塁のチャンスを逸し、そのすぐ裏、日本ハムが一点取ったところで、「こりゃ、ハムが優勝じゃわい」と思って、以降、見なかったのだが、まあ、その後すごいことになったみたいで。    
日活アクション無頼帖日活アクション無頼帖
山崎 忠昭 高崎 俊夫


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 日活出身のシナリオライターの山崎忠昭という人の書いた「日活アクション無頼帖」、ちょっと前、読んだ。  1999年に亡くなった方だが、いろんなところに発表された文書をあつめ、こうして一つの本として出された編者の並々ならぬ熱意を感じる。  文体からして、さすが日活出身。全文章どこを拾っても「日活アクション」なのだ。テンションが高く、そいでいて、ムダがない。  1962年の鈴木清順「野獣の青春」の数々のエピソードから始まり、オレの好きな中平康やら、日活ニューアクションになってからブイブイいわす長谷部安春、ロマンポルノになってから神格化される神代辰巳とのあれやこれや、日活がああなってからは、ATGでポシャった企画やら、「ムーミン」のシナリオ書いてたとき、作者のトーベ・ヤンソンからのクレーム全文掲載やら。オレみたいにあまり映画に詳しくない人間でも、オモシロく読めた。  まあ、オレとしては、鈴木清順よりも、中平康のちょっととぼけて、そいでいて、粋でカッコ良くて大好きな作品、「危(ヤバ)いことなら銭になる」、かなり詳しくあれやこれや書いてあって、ウレシかった。    あと、    「港町、キャバレー、そこに巣食う悪の一味、バクチにマヤク、縄張り争い、強制立ち退きにおびえる善良な市民、そこへフラリとやってくる正体不明の流れ者と彼をつけねらうキザな殺し屋、いつも肩をつっぱらかしてヘタクソなおどりを踊る妖艶なショウダンサー、ヤサ男のフィアンセがありながら無節操にも映画の主人公に熱い思いを寄せる目の大きなヒロイン・・」(p.42より引用)。  こうして、さらっと、しかし、完璧に「日活アクション」を定義してみせるわけだ。まあ、いろんなパターンがあるけど、最高のは、小林旭、宍戸錠、白木マリ、浅丘ルリ子ですな。  そういや、なんやかんや云うて、浅丘ルリ子(日活アクションの中では)は「無節操」やったなあ、と思うわけだ。    60年代後半、日活は落ち目になり、70年代にはロマンポルノ路線になるんだが、かえすがえすも惜しいことをしたもんだ。  70年代入って、映画を見ることがようやっとできるようになった世代、つまり、オレなんか、一番、そのとばっちり受けたわ。ワケのわからんヒッピーがバイクとばしてそのうち殺される話やら、あとワケのわからん殺人者のイヤーな話だとか、何で、わざわざ金を払って映画館に観にいったんだろう。中学生がやで。  ワンパターンかもしれんが、映画としては、「日活アクション」の方がカッコ良くて、ずっとエエがな。  

2007年10月14日日曜日

 パ・リーグはともかく、セ・リーグ、チャレンジシリーズ、せんでもええんでないか?

2007年10月12日金曜日

だらだら

 このくらいの気温だと、ホンマ、音楽、ちゃんと聴けるようになりましたわ。暑い間は、デカいヘッドフォンかぶると、耳の穴の中に汗かいたりしてたもんなあ。  やっぱ、ここは音楽聴きながらその音楽のことを書く、ちゅう基本的な路線にそのうちに戻れるであろう。だが、最近サボりまくっていたんで、なんか文章、書きにくうて、アホになってしもたのか。ちゅうことで、そのリハビリかねて、今日のところは、ま、だらだらと。  あっというまに、高津、戦力外通知。あんまりや、ないか!ヤクルト球団、なんで、こんなあからさまなことをするんだろうか。  昨日の亀田弟負けて、みんな大喜びだが、「悪役」「嫌われ役」として視聴率の取れるキャラとして、確立してしまったことの方が、イヤだ。  昨日は、近所の百貨店で、北海道展ちゅうのやっていたんで、行く。広告のチラシで、ウニやらイクラとかカニとか満載のなんとか弁当、見たら、もう、最後、辛抱溜まらんようになって、よだれ垂れ流しながら、待ってたのだ。おばはん連中に混じって列並んで、なんとか弁当ちゅうの買ってむさぼり喰ってやった。  まあ、こういうイベントでの経験からいうと、ともすれば、鮑やウニ、イクラといった日本で何故かいつのまにか、高級になってしまい、テレビのバラエテとかで、わざとらしく目をトロンとさせ身をよじって息を荒げ声を張り上げながら喰っているような食材よりも、フツーのイカやら北寄貝、エビとかの方が旨い。  昔、仕事で2ヶ月ほど北海道出張があったが、もちろん、ホテルと出張先の往復・・・いや、ホテルにも帰れないことの方が多かったか、まあ、そういう調子なんで、徹夜用に、ほか弁ののり弁ダブル、徹夜明けはマクドのモーニングのクソ不味いエッグマフィンお持ち帰りか、、昼はデニーズより不味いけど値段はしっかり高い近所の地元チェーンのファミレスというありさま。そのファミレスはけったいで、ひょっとしたら、幻覚だったような気もしないでもないほどケッタイだった。    そのファミレス、ウェイトレスが明らかに常軌を逸していたのである。おそらく農作業の合間、パートに来ているであろうと容易に推測できるような年齢と体格体重のおばはん・・もとえ、おばさまたち、が、ほれ、アンミラ風制服を着ており、その組み合わせに対して、何故か強烈にお色気を感じてしまい、困ったもんである。ある意味、「コスプレ」だったわけで、そもそも巨乳(というより胸囲そのものが大きい)のおばさまの胸をより大きく見せるようなもん着ているんだから・・・・ま、今も懐かしい思い出である。  あー、何書こうとしたんだっけ。食いもんのことだった。ま、ガマンしてくれ。  そいでや、仕事も、いよいよ終わりが近づき、そのまま、出張先からそのまま帰京というあんばいになりそうだったので、持っている陰謀の手口を使いまくり、ありとあらゆる手練手管を使いまくり、最後は浪花節風泣き落としまでして、土下座一発したろかい、と思ていると、ようやっとオーケーが出て、ようやっとホテルの寿司屋で、それこそ、メニューを列単位で注文し喰いまくったもんである。この時は、一緒に行った体育会出身の先輩を遙か上回る量を喰い、以降、オレは一目おかれることになったが。  そいで、帰って、北海道出身のヤツに云うたら、思いクソ馬鹿にされたもんである。ホテルの寿司でぼったくられたこと(オレたちには喰った量に比して随分安かったがそれでも北海道出身のその人にいわせれば、ぼったくられた、そうである)まあしゃあないとして、ファミレス行くぐらいなら、そこいらの定食屋、なんで行かんかったのか、と。まあ、オレも納得した。  まあ、それを教訓に、また、いろいろ旨くて安い店も教えてくれ、今度北海道行ったら、云うとおりにしようと、思ってから、二十年近く経つわけですな。これが。

2007年10月10日水曜日

殺生な・・・

 王監督、かわいそ。  十月十日は体育の日・・・という意識が抜けません。かつて爺さん婆さんが国鉄のことを「省線」とつい云うてしまうもんでしょうか?  ようやっと音楽聴きながら、ここ更新できるようになりました。GSばっか聴いてます。  まあ、神戸西部湾岸部に限ったことではないが、関東弁に無く、便利な関西弁のひとつに「殺生な(セッショウナ)」という表現があります。「なあ、納期、3日前倒しにしてくれへんか」「殺生な!」とか、「もうワタシら、別れよ」「殺生な」。小学生の時なんか、異常に流行した時があって、そこいらの横町路地では、「殺生な・・・」が飛び交ってたことがあります。  で始めて、関東でも結構有効であったことなど書いたろと思って書き始めたのですが、あかん、それ以上膨らませることがでけへんので、溜まっている本の感想文。  関東で、ビジネスで、無理難題とかふっかけられたり、理不尽な場面に遭遇したとき、まあ、ダメもとで使ってみてください。結構、有効ですから。

らも―中島らもとの三十五年

らも―中島らもとの三十五年
中島 美代子

 ・まあ、オレ自身、中島らもは途中から、多分、「今夜、すべてのバーで」以降、アル中で再入院したあたりから、こりゃアカン、と読むのやめてたけど、奥さんが書いた文章なら別。  
 ・美代子夫人がらもとの出会いから別れまでを書いた本、しかし、あれやこれや、オモロく一気に読める。夫婦してセックス、ドラッグに明け暮れた日々とか。 

 ・らも美代子夫妻、遅れてきた「ヒッピー」なのだ。いうか60年代後半の価値観をそのまま35年つきとおしたとも。本当はタテマエとかハッタリとか、カッコ良く言うと単なる理想を積み上げてでけた「幻想」だったのに、それも本人わかりすぎるほどわかっていたのに、無理矢理、70年代以降も「現実」でやってしまったというか。

  ・ただ、らもも奥さんも、実家が超裕福(らもは歯科医の息子、奥さんの実家は神戸の人間ならあっと驚くような場所に5万坪!のご令嬢)。しかも、落ちこぼれながらも、なんのことはない、灘校のぼんぼんと聖心のお嬢との、カップルだし。そういう部分が多分、最初中島らもに熱中して、ある時(多分「今宵、すべてのバーで」後、アル中で再入院した時あたり)冷めてしまった原因かな、と思ったりした。

  ・わかぎゑふとの確執みたいなもんも出てくるが、ただ、わかぎゑふのアル中ぺい中中島らもがふにゃふにゃな時、ビジネスがらみの尻ぬぐいの苦労(並大抵ではないと想像できる)というかも考えると、なあ。 


  ・あの世代とワシらの世代の間には深くて暗い 川があるんである。ろーえんど、ろー。

2007年10月8日月曜日

21年

 ラミレスようやった、古田ごくろうさん、青木でかした・・・・てなこと云うてるうちに、あかんがな。スワローズ、最下位になってもたがな。  21年前、ちゅうと、あかん、1986年か。土橋監督の頃やな。あの頃はすごかったなあ。弱くて。あの頃やったっけ、「スワローズが相手の時は、安心して野球が観れる」とか阪神ファンに云われ、いたく傷ついたんわ。その後、関根監督になって、広澤池山が出てきて、ホーナー!ホーナー効果ちゅうて、広澤や池山がびゅんびゅんホームラン打つようになったんやった。
一昔前は常に最下位争いをしていたが、野村監督以降チーム力が格段と上がり最下位も1986年を最後に落ちていない。(平成になって最下位が一度もないのは巨人、西武、そしてこのヤクルトの3球団だけである。また5位も1990年を最後になく1991年以降2006年まで4位以上と安定した成績を保っている。)それに伴って監督在任期間も長くなり平成の18年で監督を務めたのは関根1年、野村9年、若松7年、そして現在の古田監督の計4名である。一時期に常に最下位争いしていた横浜(当時大洋)の9人、阪神の7人に比べると非常に少ない。 [From 東京ヤクルトスワローズ - Wikipedia]
 あかんあかん。平成になって、最下位になったことなかったのに。今年は勝負弱すぎたわ。選手の個々はそれなり、やったけど。足りんかったは、抑えのピッチャーが、3人ほど足りん・・・だけか。  往年のタイガースみたいになったら、どないしよ。  ホーナー。

2007年10月4日木曜日

名称未設定

今日はクルマのオイル交換とか、雑事に追われる。なんか、60%引きで3リッターで3,500円強の100%化学合成のヤツいれてみた。アクセルが軽くなった気がしないでもないが。
さっきから、豪雨。

うい、会わ、明日会わず。とっととお隣の半島、ひとつになったらええねん。但し、難民0でお願いする。
スワローズ、ドラフトでスゴいピッチャー当てたけど、来年も、今年みたいに平気で連敗モードに突入するチーム状態なら(かなり弱気)、楽天の田中みたいな感じで連敗ストッパーとして大活躍してくれるとウレシいが、高井雄平の例もあるし、ケガとかしないで、じっくり育ててやって欲しいもんである。

ビートルズのGS映画(まあ、そういう感じ)、ヘルプ!がDVDで売られるそうだが、なんで、今頃なんかわからん。しかも、ビートルズ関連だけあって、クソ高い(25%引きアマゾン予約で4200円ほど)。デラックスエディションなんか、天文学数字(同じくアマゾンで14,000円ほど)である。オレが欲しくて、今必死に金策に走っているタイガースやスパイダース映画のDVDボックス並みである。確かにGS映画としてオモシロいヤツだが、しかし、きょうび洋画の名画なんか、980円とかでぼこぼこ売っているのに、ちょっと、納得いかんとこがある。まあ、お金持ちのマニヤの人が買うものだろうか。



ザ・ビートルズ ヘルプ!(スタンダード・エディション)



ザ・ビートルズ ヘルプ!(デラックス・エディション)

まあ、オレは、今のオレはビートルズより、スパイダースが好きです、タイガースの方がもっと好きなので、ビートルズの「涙の片道切符」より小鹿しおりの「恋は片道切符」(カヴァーじゃないけど)の方が好きな人間やからなあ。


とりあえず、名曲中の名曲、「恋は片道切符」が入ったアルバム。





幻の名盤お色気/キューティ・ポップ解放歌集:ポリグラム編 夜のメカニズム

2007年10月3日水曜日

時事問題にコメントする

 もう、10月もあっというまに3日だ。  クルマの中で、ひさびさにGSばっか入れたCD聴いていたら、夏の間、なんで、グループサウンズもん聴けなかったか、理由がわかった。ひさびさに、ポンと膝を叩いて納得したわ(信号待ちのときです)。    今年の夏はクソ暑い上に、だいたいセミが異常発生して、50匹ぐらいが夏の間ずっと、ジージー、ジージーと、えんえんとかなりの音量で鳴きまくっていたからや。グループサウンズの時代ちゅうのは、ギターのエフェクターがやたら流行った時代で、ともかく、なんちゅう名前のエフェクターか忘れたが、そいで、ギターをジージージージー云わしてた時代でもあったのだ。     どーせ、讀賣が優勝したんだ。新聞の方も朝日や日経とつるんで本格的に世論誘導しまくるつもりらしい。
 朝日、読売、日経が共同で取り組むサービスでは、年内に映画の製作委員会のような民法上の組合を3社で設立する。1社だけではできない広がりをもった内容の企画を打ち出してアクセスを集め、広告媒体としての魅力も高めたい考えだ。共同事業の検討は、今年に入ってから始まった。 [From asahi.com:新聞ネット事業、新サービス展開 朝日・読売・日経提携 - ビジネス]
 自社の野球チームのファンが国民の9割いないと不機嫌なとこと、とかく捏造と中国が好きなとこと、やっぱり中国が好きで経済のためにはできるだけ波風が立てたくないとこ、の、トリオ・・・しーらないっと。    ヤケクソで苦手の時事問題その2。  一説によれば、実際オリンピックがおこなわれている間、あの神社へ参拝したりしたら、またもや、過激なことになって、前みたいに収拾つかなくなって、選手団はともかく、オリンピックへ観に来た観光客がヤバいことになるかもしれんから、神社へ参拝する可能性0の今の首相になったとか。まあ、これが潰れて野党が政権とっても、こっちの党首が首相になっても、絶対安牌。ありそうなウソ。今考えました。    禁断の時事問題をもういっちょう。
「人として、まだまだ未熟だった」――女優・沢尻エリカさんが舞台挨拶での態度について自身のオフィシャルサイトに謝罪文を掲載した。そこには「責任を取る」という意味深なコメントもあり、業界では「引退するのでは」という見方もある。どうなるエリカ様? [From J-CASTニュース : エリカ様HPで「責任取る」 これは「引退宣言」なのか]
 エリカまで、つぶされてしもた。自業自得という意見もあるが、本来女優というのはアーティストなんだから、メチャクチャでエエんである。それが、文化、ちゅうもんである。もともと、芸能、とかは、はみだし者の集まり。  まあ、このところ、度を超えたバッシングで、首相をつぶし、横綱をつぶし、おそらく今のところ一番の女優をつぶし、日本はどこへいくのか。犯罪とかならもちろんアカンが、首相はともかく、サボっただけの横綱、予定調和がアホらしくなっただけの女優、ひとりやふたりいてもかまわんやろ。

2007年10月2日火曜日

 讀賣がいつのまにか優勝していた。ま、ここはひとつ、大きな心を持ってやなぁ、負けたスワローズを責めるより、勝った・・・(以降どないしても書けない)。  ま、今年の夏は暑かったからしゃあない。

2007年9月30日日曜日

フラワーズの「チャレンジ」

 寒くなりました。備えあれば憂い無しで、パッチを履いて更新しています。恐らく、最も早く、関西で、パッチを履いたオッサンのひとりであることでしょう。


"CHALLENGE!(紙ジャケット仕様)" (内田裕也とフラワーズ)


 ようやっと、音楽ネタ。
 内田裕也とザ・フラワーズの1969年のアルバム、「チャレンジ(+5)」が届いたんで聴いてます。
 ちょうどグループサウンズからニュー・ロックに変わる頃の、アルバムですな。ボーナストラック5曲入っている。

 実を云うと、三つ子の魂百まで、遙か昔の中学時代、昼飯二週間抜いて買った、フラワーズの後身バンド、フラワートラヴェリングバンドの「メイド・イン・ジャパン」聴いて、あまりのクソさが今の今まで、トラウマで残っていて、もうGSやニュー・ロックのバンドばんばん聴いた今でも、えらい警戒心を持って聴きました。
 
 もちろん、フラワーズ、アルバムで聴くのは初めてですが、いろんなコンピに入っている曲は聴いていて、特に、「君恋し」「ウィ・アー・フラワーズ」(これらは映画の音)、シングル盤として発売された「ラスト・チャンス」は大好きな曲ですし、グループ自体全然ちゃうのに、なにぶん、人間が小さいもんで、30数年前のフラワートラヴェリングバンドの怨み、まだ忘れられなんのわけですわ。


 で。
 聴いた。
 エエやんけ。
 

 曲の始まる前、外人か日本人かわからんけど、小さな英会話が入っているんですが、もちろん、ワケわからん。アルバム自体、日本語のロックなんか歌えるか、ちゅう内田裕也のバンドなんで、全曲英語なんですわ。
 
 自称したんかその辺知りませんが、麻生レミちゅうたら、「和製ジャニス」ちゅうだけで、ジャニス・ジョプリンの曲、ひい、ふう、みー、四曲、このアルバムではカヴァーし、麻生レミがヴォーカルしてます。ジェファーソン・エアプレインも一曲。

 「ふたりだけで」(コンビネーション・オブ・ザ・ツーのこと)、「サマータイム」についてはオリジナルを超えていないものの、ただ、これらの超メジャーな曲をカヴァーしようという心意気。

ジャニス・ジョプリンでは多分マイナーな曲「イントルーダー」では、オリジナルを大胆に変え、ついに、カッコ良さでオリジナルを遙か超えた出来になってるような気がします。

 和製ジャニスというキャッチフレーズがある一方、一説ではむしろグレース・リックに似ているちゅう意見もあるんでジェファーソン・エアプレインの曲も一曲あるんでオリジナルと聞き比べてみました。
 歌詞にメード・イン・ジャパンが入っているからか、これも渋い選曲な気もします(Crown Of Creationちゅうアルバムに入っとる「グリージー・ハート」。これも、原曲と聞き比べてみたら、このフラワーズの麻生レミの方がエエ。グレース・リックの唄い方ちゅうたら、ある程度溜めてから、こぶし入れたり抜いたり、くるくる回しながら、ばっと止める感じなんですが、似ていると云えば似てる。


 麻生京子の頃は二流の青山ミチみたいで、なんかもうひとつだったけど、麻生レミになってからの声はわりと好きです。
 今回英語でのヴォーカル聴いたんですが、ウチの国の歌手がよーやるように、聴いたまま、カタカナに直して歌っているという感じがしないし、逆に、変に英語慣れして、巻き舌エロキューション逆にイヤミとかいう気もせず、その点も、良かったです。
 
 まあ、原曲と聴き比べてあーだこーだ云うてもしゃあないわけです。まあ、オレの趣味ということで。

 英語でしかもオリジナルよりカッコ良くちゅう内田裕也のもくろみは成功したんかもしれません。まあ、いろいろ意見があるやろけど、当時としては、一度は、通らなアカンかった道、ちゅうやつでしょう。

 でも、オレとしては、ここはひとつ、素直に、漣健児に訳詞してもろて、やっぱ、日本語でのジャニス・ジョプリンのカヴァーとか聴いてみたかったりする。ちゃきちゃきな江戸っ子のジャニス・ジョプリンとか、粋でいなせなジェファーソン・エアプレインとか。

 今はこの5曲のボーナストラックに入っていた、グループ・サウンズ、グループ・サウンズ然とした曲、「夜霧のトランペット」(作詞橋本淳作曲筒美京平)の湿り気のある麻生レミのヴォーカルに聴き穂惚れている始末。

 最初にフラワートラヴェリングバンドよりも、このアルバム聴いていりゃなあ・・・・・

2007年9月28日金曜日

三島由紀夫はパンクだった

阪神タイガース、突然の七連敗にはこうしたオチが用意されてたのね。ハロー、なべつね。バイバイ、ふくし君・・・。

 野球ネタはこれまでにしといて、実を云うと、60年代後半から2007年の今まで、ウチの国ちゅうんは、あんまし進歩していないんではないか、と思っている。むしろ或る面では退化しまくっている。

 ややこしい国に思えるが、それはハッタリ、この30年ほど、景気が良けりゃ、明るくなり、景気が悪くなれば、暗くなる、の繰り返し、のいたってシンプルな国です。多分、これからも、このノリで行く気なんだろう、あーあ、やれやれ。

 「平凡パンチの三島由紀夫」読んで以来、「三島由紀夫」に対してのオレのイメージはガラッと変わった。

 実際、小説は、まだ若かった頃、いくつか読んでみたが、オレみたいにアホが読んでもあんましオモシロくない、というより、もうひとつワケがわからんかったんである。昨年だったか、オレが大好きな映画、フェリーニの「甘い生活」と同じテーマだ、ちゅうんで、「鏡子の家」読んだが、最後まで読むのが苦痛なくらい、登場人物の誰にも感情移入できんかった。

 「平凡パンチの三島由紀夫」という本で、小説を書いていた三島由紀夫とは、別の面を教えて貰い、そうやって、本屋行くと、小説以外にエッセイやら討論集やら、案外いろいろ出ていて、その手のを最近読んでいる。正直、オモロイ。

 ご存知のとおり、このところ60年代の昭和歌謡曲ばっか聴いているんであるが、いつも不思議に思うのは、なんで、時代時代というより、一年毎でごそっと全く変わったもんになるんか、不思議でしょうがない。だから、この当時の雰囲気を田舎の汲み取り便所並みに発散させている、三島由紀夫のエッセイやら討論集やら、アホで中年なオレでもオモシロく読めるのかも知れんが。

 「文化防衛論」中の当時、大学生とのやったティーチインの模様がわりとオモシロかったんで、今度は東大が全共闘に乗っ取られた69年(東大安田講堂陥落以前ということだ)に、三島由紀夫が単身のりこんで、議論した、ちゅう、下の「三島 由紀夫vs東大全共闘」というの読んでみた。

 ウヨクの三島由紀夫がサヨクの東大全共闘の巣窟へ殴り込みに行ったワケである。まあ、今の単なるフツーの国なら保守層なだけの「ウヨク」、憲法九条を敬虔に信仰する「サヨク」とは比べもんにならん双方ホンマもんのパワーがみなぎっているわけで、つまらんわけないだろうと期待して読んだが、数ページ読んだ時点で、全共闘側のあまりにもワケのわからん用語の羅列、ワケのわからん論理の展開ばっかで腹が立ってきた。


"美と共同体と東大闘争 (角川文庫)" (三島 由紀夫, 東大全共闘)


 さて、ほんま、全共闘が難解な用語をぐちゃぐちゃに使いまくっているんは、ワシら世代の暴走族やらがマッポだのシカトなどの符牒を使っているのとなんら変わりない一つのファッションであるとは理解できるが、ワケがわからんにはどうしようもない。
 
 そしたら、YouTubeにこのバトルの動画がのっていた。こっちの方が雰囲気がわかって、というか、なんやねん、ガキ連れて来た変なヤツは。



 まあ、これを観てから読みなおしてみたら、わからなさが、ちょっとはマシになった。まあ、わかってたまるか、やけどね。

 三島由紀夫が東大全共闘に対しての最後の捨てゼリフ、はカッコええ。

「諸君の熱情は信じます。これだけは信じます。他のもの一切は信じないとしても、これだけは信じるということはわかっていただきたい」

 うーむ、マンダム!カッコ良すぎる。

 まあ、オレとしてはうまい具合に、ややこしいことやむつかしいこと要らんから、その「熱情」だけ、抽出して味わいたいんだが、甘すぎるか?




平凡パンチの三島由紀夫 平凡パンチの三島由紀夫
椎根 和

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文化防衛論 (ちくま文庫) 文化防衛論 (ちくま文庫)
三島 由紀夫

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若きサムライのために (文春文庫) 若きサムライのために (文春文庫)
三島 由紀夫

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三島由紀夫vs東大全共闘―1969-2000 三島由紀夫vs東大全共闘―1969-2000
三島 由紀夫

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2007年9月26日水曜日

 最高気温は30度超えたが、朝夕過ごしやすくなった。ようやっと、秋というか、まあ、晩夏、ちゅう感じ。一ヶ月ほどカレンダー狂っているような気がする。  プロ野球が今頃オモシロくなったんで、ちゅうのも、某球団がこの期に及んで七連敗とかしてくれるので、他人の不幸はおもろうておもろうてやがて悲しき鵜飼いかな、ちゅう状態なもんで、まあ、他球団のことを笑うと鬼が笑うつうから、スワローズにもどすと、ようやっと、先発がしっかりしてきて、点が取れる場面でも、点が取れるようになってきた。    しかし、ここ、音楽ネタを中心にするつもりだったが、このところ野球ばっか、ちゅうのはアカンなあ。暑すぎたからしゃあないわ。実際、このところ、クルマでも、この暑さのため、エアコンのファンの音が大きすぎて(これが軽四だ!)、音楽かけて乗っていないし。    まあ、ぼちぼち、音楽ネタ増やしていきたいもんですねぇ。

2007年9月24日月曜日

 ようやっと涼しくなった。その代わり雨。久々にタワーレコードに行って、あれやれこやレコ屋。  スワローズ、最も負けたくない目下のライバル、広島にボコられるように負ける。 スワローズ、やっぱ、強くなったわけではなかったのね。  タイガースは・・・まあ、明日のスポーツ紙各紙(関西版)の内容がもう目に浮かぶ。おおげさやからなあ。エエ時も、今みたいな時も。昼飯時にでもどっか置いてある店行って熟読しよっと。  そやけど、この40年ほど、つくづく思うんやけど、ニュートラルなスポーツ紙、全試合の詳細を均等に記したスポーツ紙が欲しい。  だいたい、報知も含む関西で売られているスポーツ紙ちゅうたら、第一面から3ページほど、まるまるタイガースの、何かクスリでもやっているようなテンションの、デカい色文字ばんばん使ったサイケデリックな記事、あとは、ワケのわからん元阪神の選手やらやたら選手になれなれしい記者が、この前一緒に飲みに行った時、オレとホームラン約束してくれたとかの読んでてコイツ大丈夫かと心配になるような、プライベートな自慢話ばっかの観戦記とか。  まあ、慣れたけどね。

2007年9月23日日曜日

まさかの3連勝・・・

 悪い。
 ごめんなさい。
 ・・・もう、あやまるしかないわ。落合ふくし君なんか見たくもないねんよ、ほんまは。いやあ、ちょっと見たいけど、それだけ。

 まさかの対タイガース戦・・・三連勝。いやあ、最初は、シャレで一つでも勝てれば、首位争いでぴりぴりしている阪神ファンに対して、イヤがらせになるわい、と思ってたが、三連戦三連勝してしまうと、もう、怖くなってくる。
 フツー、ありえない、やろ??!!空気が読めないにもほどがある、ちゅうもんやね。

 最初のは、まあ、まぐれとして、昨日なんか、4点取られて逆転された時点で、今季のスワローズなら、いくらヒットが出ても四死球もらって塁が埋まっても、例え満塁となっても、何故か絶対に点は入らない、ようやっと点は入っても、その時点では、焼け石に水なほど負けている、といったパターンかと思ったら、あっさり逆転しよって、そのまま勝ってもた(オレは不実なスワローズファンなので、2ラン二個打たれ、ぎゃふんとなって、舌打ちして、チャンネル変えてしもた)。

 今日なんか、石井一久が完封・・・それも2安打完封だぜ。この時期、石井一久が完封するだろうか。
 今シーズンのパターンだと、石井に限らず、先発が、前半、いくらいいピッチングをしていても、後半、何故か、四球とかで突如崩れ、ピッチャーが変わったら、あとは、ひたすら、ボコボコに点を取られ、前半の一点にこだわった息詰まるような緊張感は、いったい何だったの?、という、よーなパターンだったような気がするが、気のせいかもしれん。まあ。


 わけがわからん。まさにオカルト。これは勝ったスワローズ側に原因を求めるより、球界きってのオカルト球団、阪神タイガースの方に超自然的かつ超科学的な原因があるとしか思えない。こればっかは、スワローズファンには決して触れることができない。
 
 そういえば、今日のスポーツ紙(日刊スポーツかスポニチか忘れたが、そのどっちか)、まあ、例によって例の如く、タイガースの誰それがどーしたこーしたばっかだったが、中に、誰か知らんOBが、昨日の連敗した時点にもかかわらず、「92年」のタイガースとスワローズが熾烈な首位争いしてた時(確かにその3試合3連勝したから、スワローズは優勝でけたんだが)のスコア出して、その類似性かなんか知らんがワケのわからん記事書いてた(下のはその記事ではないが、同じようなことを思っているファンの方)。


【プロ野球】勝てば辛勝、負ければ大敗|酒のツマミはスポーツ観戦|スポーツナビ+


ヤクルトに2連敗の阪神。ここに来ての連敗は、なんだが92年の終盤戦を思い出します…。





 
 なんで、わざわざ「92年」と結びつけ、しかも、どっちかといえば、タイガースにとっては、あのぎりぎりのとこで優勝を逃した「92年」で、ネガティブな暗くなるようなことわざわざ書くのか、昨年一昨年あたりのデータと比較するならともかく、あたりまえだが、当時の「数字」と現在の「数字」が似ていたとしても、全然関係ないのだ。今は今、昔は昔、である。
 
 まあ、スワローズファンが思うに、そういう「92年の祟りじゃぁ!」ちゅう思考すること自体、他球団のファンには、理解に苦しむ。「オカルト球団」たる所以である。

 よう考えたら、オレ、生涯、何度も「アンチタイガースファン」になろうとしたが、いつも挫折している。
 どうしてか? 
 阪神ファン自体が実は強力なアンチ阪神ファンでもあるのである。
 タイガースファンの人たちと飲んでいて、よく、タイガースの悪口合戦・・というより愚痴合戦に遭遇することがかつては多かった(1986年から17年ほどだが)。
 その時のタイガースへの悪口は、微に入り細に入り、もう聞くに堪えないもんが多く、そのくせ、オレも調子にのって、ちょっとでもタイガースの悪口を口にしようものなら、途端にアンチが取れ、フツーのファンに戻って、他球団ファンのクセにと、怒られて叱られて、集中砲火。大変なのであーる。もちろん、謙虚な阪神ファンの方もおられることはおられるが。


 まあ、スワローズの方も、古田の退団が決まったことで、なんか、「重し」が取れた感じがしないでもない。この三連戦は、勝ったからかもしれないが、いつもの、こねくり回して結局空回りという場面が少なかったような気がする。
 古田が、なーんもしなければ、今年のスワローズは、実は、強かったんかもしれん、やっぱり、弱かったかも知れん、ようわからん(と誤魔化す)。


 

2007年9月21日金曜日

 ふぁっふぁふぁふぁ。久しぶりに勝たして貰った気がしますわ。田中浩が満塁で打点を上げるとこも久々な・・そんなことないか。  マジック点灯間近、熾烈な首位争いをしとる中、カモにしてたチーム、それも最下位争いしているチーム、かててくわえて、監督が辞任することが決まったチーム、に負けるというのは、さぞや、辛いことでありましょう。  シーズンオフ、ローカルの温泉番組で落合ふくし君の心温まる親孝行振りを観るのを、今年は楽しみしている毎日です。  夏の虫というのは、アホなとこがあり、夜中、明るいとこがあると、つい飛び込んでしまうわけですが、その習性を利用した誘蛾灯でも、かまわず、飛び込んでいくわけですわ。まあ、夏の虫を笑っている場合でなく、この前本屋行ったら、まずは買わない雑誌、ところが、表紙がアレだったんで、まさに夏の虫の如く、ふらふらっとその雑誌、レジへ持っていってしまいました。中身みたら1977年のインタビューみたいなのが載っていて、そこだけ読んだのですが、それは、まあ。実際、話題が多く、付録が多すぎるグループでしたが、要はシンプル「自分で物を考えろ」ですわ。まあ、今の自民党議員に読んで貰いたいですね。    ほんまに、未だ「音楽」というと、どこぞの誰か、やら、実は実体がない「みんな」、やら、要するに「他人」が「カッコいい」とハンコを押したもんだけが「カッコいい」音楽だと勘違いする輩が多く、困ったもんです。自分で「カッコよさ」をでっちあげる、までは行かなくとも、最低限、「感じる」だけでエエから、自分で「カッコいい」って、感じて欲しいもんです。そしたら、実は、なんぼでも、「カッコいい」音楽は沢山あることに気がつき、また楽しからず哉状態でみんなニコニコ、これこそが「パンク」の精神なんですわ。  しかし、そこんとこだけ読むのなら立ち読みで十分だったような気もせんでもない・・
rockin'on (ロッキング・オン) 2007年 10月号 [雑誌]rockin'on (ロッキング・オン) 2007年 10月号 [雑誌]


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2007年9月20日木曜日

 古田、残り試合全部スタメンで出たらええのにと書いたが、撤回。阪神戦以外、スタメンで出たらええのに、と修正しとく。阪神戦には総力戦で。だいたい、ジャンが故意に危険球投げた試合、あれ負けたから、スワローズも古田も、おかしくなったんや。  彼岸入り。なのに、暑い。  読書にいそしむ。  総裁選、もう決まっているのだが、麻生氏が出ていると、つい、観てしまう。かなりええこと云うとる気がするんだが。  なんか、近所の高校(と云っても私鉄駅で4つ隣)で事件があり、ちょっと騒がしい。もう、立派な刑事事件である。それも、極めて悪質な。最初、地方紙の夕刊で出たときは、ちゃんと高校の名前が出てたのに、今じゃ、「須磨区の高校」、だ。こういうの、どういう配慮なのか。こういうふうに変な「配慮」があかんねん。  

2007年9月18日火曜日

暑さでふらふらの状態でぐだぐだ書いてみる

 暑さ寒さも彼岸まで、のお彼岸まで、何日もないのに、相変わらず、暑い。就寝中、オレ、絶対、軽度の熱中症になっていると思うわ。クーラーつけたら、風邪を引く。ああ、この二重背反した状況はいつまで続くのか。フツーの九月、とはぜいたく言わん、せめて、フツーの年の八月後半程度の、最高気温30度とかの暑さになってほしいもんである。  ヤケクソになって、レゲエ、それも性懲りもなく、パーティ・タイムやらのリズムトラック使ったイエローマンとかのラバダブとか、を聴いたら、キモチ良かった。この夏、過ごし方を間違えたと反省するぐらい、このクソ暑さにぴったし。暑さでへろへろになってダウン寸前に聴くと、めっちゃキモチええ、ちゅうのは、大昔から気がついていたこと。すっかり、今年の暑さで忘れていたよ。まあ、キザな云い方すれば、気温の熱エネルギーを、汗を出し尽くした毛穴ひとつひとつから、体内にとりこむ感じ?(・・・暑さのせいで、ワケのわからんこと書くのは直っていないな)。  「パーティ・タイム」、まあ、スタワンで生まれ、リー・ペリーに鍛えられ、今も進化し続けている名曲中の名曲で、何回聴いたかわからんぐらい好きな曲だが、ようやっと歌詞がわかった。
PARTY TIME Lyrics - by HEPTONES : Lyrics And Songs
Time is short, so hear me man, come on
Let’s live the life the best we can
Time is short, so hear me man
Remember there’s another day(?)
 そいで、今は何故か、セックス・ピストルズの映画、「NO FUTURE」観とるが。もちろん、流している感じ。  まあ、元気はでるわ。最近は、歌謡曲やグループサウンズの流れから、60年代後半の全共闘やらの関連するもんわりと読んだりしとるが、なんで、英国じゃなく、まっさきに、ウチの国からパンクが出てこなかったか(真似っこは抜きにして)、悔しい。  村八分や頭脳警察とか、もちろん、無理矢理「パンク」と言い張るとこも出来るかも知れんが、やっぱ、「熱さ」の質が違いすぎて、アカン。  やっぱ、ウチの国の60年代後半の学生運動はカシコ過ぎて、ウソくさくなりすぎたんが、致命的であったと思うのであーる。
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セックス・ピストルズ


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   古田も退団も本決まりらしい。明日(19日)、記者会見するらしい。  もう、こうなったら、ケガがあるそうだが、残り全試合、スタメン出場とか、しないんだろうか。実はプレイイングマネージャーになった時から、それを楽しみにしてたとこがある。もう、最下位でもいいから。  今日、空気を読めないスワローズはドラゴンズに勝っとるが。まあ、これでええんであーる。どうせ、もう失うもんは何もない、次はタイガース虐めまくったれ!  スワローズの明日はどっちだ!?  まあ、総裁選の模様観てたら、日本の明日は、ないけど。中途半端な美辞麗句並べ立てる状況はもうとっくに終わってて、もっと格差社会を増長させて、パンクが出てくる土壌を作る、とか云うんじゃないと、もう、アカンでしょ。  

2007年9月14日金曜日

各社GS映画ボックスについて

もう、野球の季節はスワローズファン的には終わっとるわけだが、昨日など、臣人いや巨人に連勝したもんで、阪神ファンの人に褒められた。今日も勝ったが・・・今日は、臣人いや巨人がオカルト的勝利。「オカルトを制すものはペナントを制す」やで。
 
 昨日は、テレビ遅くまで、観てた。そりゃ、しゃあない。今、政治、オモロイもん。

 オレは政治は安部晋三を安部晋太郎と間違えて、平気で連呼してしまうような人間だが、朝日新聞や筑紫哲也氏のお気に入りの人が、今度の総理大臣になりそうだ。
 まあ、オリンピックもあることだし、まあ、ええご祝儀内閣になるだろう。なんやかんや云うて、ウチの国のあれやこれや考えるの場合、政党や政治家、或いはマスコミもコメンテーターも、実は、ウヨクもサヨクもおらん、親米派と親中派しかおらん、と割り切ってしまったほうが、わかりやすい。
 まあ、どっち側が首相になるにせよ、どうせ、国を売るなら、まあ、せめて、高い値段つけた方に売って欲しいもんだ。

 
 前も書いたが、GS映画のボックスセットが各社毎に10月26日一斉に出る。
 値段が値段だけにかなり迷ったんだが、タイガースやテンプターズの東宝版とスパイダースの日活版買うことにした。アマゾンなら、発売日前に予約すると25%引きなんで、毎度セコい事情で申し訳ない。

 おそらく、ケーブルで放映されたものについては、観ているんで、迷ったが、正直何度でも見返したいから、しゃあないわ。
 松竹のボックスも同時に発売されるが、以前バラで出た際、購入したし、それぞれ感想文書いたが・・・しもた、ブログ引っ越しの際、どっかやってしもた。

 GS映画、リアルタイムでは、もうボロクソ云われ、実際、映画としての完成度どうのこうのは低いんかもしれん。でも、映画館で観るんじゃなく、DVDなのである。手抜きのシーン退屈なシーン飯田蝶子は飛ばせば良いし、気に入ったシーンだけ取り出して観ることができるし。
 少々長いタイガースなりテンプターズやらのGSのプロモーションビデオであり、同時に、当時の久美かおりやらのカワイ子チャンのイメージビデオであり、或いは、熱に浮かされていたような時代、60年代後半のドキュメンタリーでも、あるのである。それより何より、出てくる若い女の子のミニスカ姿は最低限担保されている!


"東宝GSエイジ・コレクション~東宝GS映画BOX(6枚組)~" (和田嘉訓, 山本邦彦, 内川清一郎, 岩内克己)


カラーテレビの本格放送開始で幕を開けた1960年代。池田内閣の「所得倍増計画」を越える経済成長を遂げ、生活・文化が豊かに花開いた時代。64年の東京オリンピックに合わせて新幹線が開業し、首都高速道路が開通。父親はマイカーを、息子たちはオートバイを欲しがったあの頃。ロカビリーの流行。吹き荒れるビートルズ旋風。エレキギターのサウンドに、若者たちがシビれた。彼らは髪を伸ばし、グループを組んで歌い始めた。それが、"グループサウンズ"。誰が命名したのか、この名に、日本中は熱狂した。「若大将」も「クレイジーキャッツ」も「怪獣ブーム」も、みんな60年代に始まった。底抜けに明るかった60年代。その最後の輝きこそが、グループサウンズなのだ。

■Disc-1「ザ・タイガース 世界はボクらを待っている」
カラー/本編88分/1968年度作品
※単品の「ザ・タイガース 世界はボクらを待っている」と同内容です。

■Disc-2「ザ・スパイダース にっぽん親不孝時代」
カラー/本編85分/1968年度作品
※単品の「ザ・スパイダース にっぽん親不孝時代」と同内容です。

■Disc-3「ザ・タイガース 華やかなる招待」
カラー/本編88分/1968年度作品
※単品の「ザ・タイガース 華やかなる招待」と同内容です。

■Disc-4「ザ・テンプターズ 涙のあとに微笑みを」
カラー/本編80分/1968年度作品
※単品の「ザ・テンプターズ 涙のあとに微笑みを」と同内容です。

■Disc-5「ザ・タイガース ハーイ!ロンドン」
カラー/本編83分/1969年度作品
※単品の「ザ・タイガース ハーイ!ロンドン」と同内容です。

■特典Disc
1.『太陽のあいつ』
ドラマ「太陽のあいつ」(TBS系・67年4月〓全13回)から、グリープ・サウンズ世代がグッとくる4つのエピソードを特別収録!
第7話「ケロヨン 今晩ハ!」
第9話「スタントカー大混乱!!」
第10話「とびだせ若大将!!」
第12話「若い突風!」

2.『TALKING ABOUT THE TIGERS(仮)』
元ザ・タイガースの関係者が語るGS映画の時代。撮影時の忘れられないエピソードや、当時の思い出を語る。

3.『GSトラック』
BOXに収録された映画から、歌唱シーンを集めた、音楽&映像集。



ザ・スパイダース MOVIE COLLECTION ザ・スパイダース MOVIE COLLECTION
ザ・スパイダース 松原智恵子 和泉雅子

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スパイダース: Movie Collection - HMV


『ザ・スパイダースのゴーゴー・向う見ず作戦』
GSの第一人者、ザ・スパイダースの初主演作。「どんな障害でも越えてくれる人こそ私の恋人」というヒロインの言葉を真に受け、ザ・スパイダースの7人が横浜から東京へ歩き出す!交差点もビルも警察も彼らを止めることができず、ハチャメチャな行進はさらにエスカレート!エンターテイナーとしての魅力が満載の痛快爆笑ストーリー。

『ザ・スパイダースの大進撃』
アメリカ帰りのザ・スパイダースに次々と危険が降りかかる!実は、境正章が持ち帰ったタンバリンに秘密が・・・。悪の組織を歌と笑いでぶっ飛ばす!ビートルズの『HELP!』に強くインスパイアされた、ザ・スパイダースの主演映画の第二弾!!

『ザ・スパイダースの大騒動』
巻き込まれた交通事故をきっかけに美女・奈美と知り合うザ・スパイダース。 早速、井上順と堺正章は奈美にアタックを開始するが、二人の恋の鞘当ては白熱し、いつしか妄想の世界へ…。ミリタリールックにウエスタンスタイルと、スパイダース七変化も楽しめる、ラブコメディ・ミュージカル! 

『ザ・スパイダースのバリ島珍道中』
ザ・スパイダースのメンバーは世界演奏旅行を前に多忙な日々を送っていた。一方そんな彼らを利用してひと儲けしようとする密輸団が・・・。ザ・スパイダースがなんとバリ島に上陸。南海の楽園を舞台に、歌って踊って大活躍!プルトニウムまで飛び出す、何でもありのドタバタコメディ!

「特典ディスク」
歌うザ・スパイダース集 (ザ・スパイダースの演奏シーンだけを集めたオリジナル映像!約35分)
メンバーのインタビュー(当時の懐かしいエピソードが満載! 約15分)
);





松竹のも一応。

『進め!ジャガーズ 敵前上陸』
『思い出の指輪』
『虹の中のレモン』
『落葉とくちづけ』
『小さなスナック』


松竹GSセレクション5 松竹GSセレクション5
ヴィレッジ・シンガーズ; ザ・ジャガーズ; 尾崎奈々

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