2007年11月15日木曜日

ザ・レンジャーズ「赤く赤くハートが」考

 Mac、レオパードにしたら動かんようになったもんの中で一番イヤやったんは、iTunesの音をよくするVolume Logic(http://www.volumelogic.com/index.asp ただし、製造中止)というプラグインがアカンようになってもて、残念に思っていたら、ちゃんと、対処の仕方がのっていた。
MAC REVIEW
1. Volumelogicをアンインストール、または/Library/audio/hal/ にあるvolumelogicのプラグインを捨てる
2. Volumelogicを再インストール
3. SRS iWowの最新版(Leopard対応版)をダウンロードしてインストール(トライアルでOKだと思います)
4. /Library/audio/hal/からiWowのプラグインをデスクトップに移動
5. /Library/audio/hal/のVolumelogicのパッケージの中身をファインダで表示
6. デスクトップのiWowのプラグインのパッケージの中身もファインダで表示
8. iWowのプラグインのパッケージの中の/macOS/の中にあるiteaをドラッグしてVolumelogicのパッケージの/macOS/にコピー
 まあ、ややこしかったが、うまいこといった。  で、iTunesで聴く音がいつものに戻ったんで、音楽ネタ。 「夢見るような唇が、俺の心を迷わせる、たまらな・・たまらないほど、あの子があっあっ好きさ、赤く赤くハートが、あ、赤く赤くハートがあー、焼けるのさ」。 ( ザ・レンジャーズ「赤く赤くハートが」山口あかり作詞新井靖夫作曲 1967年 より)  タイガースの映画ばっか見とるとやっぱ、タイガースは当時の「少女の夢」を具現化したところがあり、それはそれで、当時の男子がどうしても踏み入れられなかったサンクチュアリに、今、ようやっと、足を踏み入れるという、スリルがあるんだが、それはそれ。まあ、あんまし、そういう世界におると、やっぱ、口直しに、ぶっとい曲、聴きたくなる。 ちゅうんでクルマでは、 「昭和元禄トーキョーガレージ」JAPANESE ROCKIN’PSYCHE&PUNK’65~’71
ザ・ターマイツ ザ・デビィーズ ザ・マミーズ
B000BONPCA
 という、ちょっと前出たコンピレーションを聴いているんだが、他にもいろいろいい曲が入っているんだが、レンジャーズのとこへ来ると、リピートしてしまう。  「赤く赤くハートが」は、もう、数年前、初めて聴いた時、もう、ぶちのめされた。昭和42年。1967年。もう、既にこのレベルまで行ってたんだと思うと、なあ。    男というかオスの早急な激しさがこれほど表現された曲は他にしらない。  「甘えてそっとよりかかる、肩が小さく震えてる オレを信じた、あの子のしぐさ、赤く赤くハートが、あ、赤く赤くハートが騒ぐのさ」    この、「肩が小さく震えてる」うーん、このシチュエーション、ええなあ。  「さよならなんて、辛いから、街の明かりが消えるまで、恋のしずくに、あの子と、あっあっ、濡れりゃぁ、赤く赤くハートが、あー、うずくのさ」    三番の歌詞なのだが、こうやって書いてみると、思いを遂げたように思われるのだが、尚も赤く赤く「うずく」ハート・・・・うん、うん、若いのぅ・・・完璧である。  あと、このコンピにはレンジャーズはもう一曲、「レッツ・ゴー・レンジャーズ」も入っている。この曲も、前向き、青春賛歌の歌詞なんだが。  ムダな余裕を聴く者からどんどん剥ぎ取り、せっぱつまらせ、煽って煽りまくって、前に向かって走らせる、とんでもない曲だ。そして、行く手に待っているのが、「まっかな太陽が燃える燃える」だから、そのまま、太陽に飛び込んで燃え尽きるわなあ。  今日日の、悲しいことやイヤなことがあってもともかく前向きでいましょう、というのとは根本的に異なるわけで、好きやわぁ。  ジャックスの暗さが何度聴いても「ワケのわからん暗さ」なら、こっちの激しさも何度聴いても「ワケのわからん激しさ」で、その「ワケのわからん」ところが、昭和40年代後半ちゅう時代特有なのである。 ザ・レンジャーズ・コンプリート・シングルズ*赤く赤くハートが
ザ・レンジャーズ
B00005MMDP
 

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