2007年8月31日金曜日

八月三十一日

スワローズ、順当に負け。こういう試合ばっかなんで、悔しくも何ともなくなっている。しかし、なんかなぁ。しかし、誰やねん?高橋光。    月末。今頃になって、退屈な鳴き声のクマゼミにかわって、ようやっと、ツクツクボウシが鳴き出した。リズム的にはツクツクボウシがノリやすい。  今まで、ホームページ用に持っていたとこ、八月いっぱいで解約したもんで、データバックアップしたりしていた。  5年ぐらい使っていったんだが、cgi使えたし、安いし、良かったんだが。  まあ、これで、そこのメアド宛に日に200通来ていたスパムから解放される筈。なんか、そこで更新やめて1年経つのに、スパムだけが増えていったような気がする。8割が外国から2割が国産ちゅう感じか。ほとんど、見ないどころか、サーバー上にある段階で、一括選択でざくっざっくっと削除していたんで、スパムじゃない、いくつか重要なメールが含まれていたかも知れん。  .Macの方だが、なんか、引っ越し決めてから、10GBに増量されよった。ちょっと裏目か。まあ、ええわ。  ちゅうことで。      

2007年8月30日木曜日

岡崎友紀 DoYouRemenberMe

とうとう、夏の疲れがどっと来て、ついに、風邪をひいてしもうたみたいで、調子悪い。今日はそういえば、朝方、ちょっと冷えたからなあ。
 ちゅうんで、午後からの休み、寝てましたわ。そしたら、当然クソ暑い。クーラーつけると、風邪引いているもんで、気持ち悪くなる。こんなときは、そうだ、熱い風呂だと、過去の経験を思い出し、風呂に入ったら、立ちくらみ、そして、めまい、年だなあ。でも、どっと汗かいたんで、もう大丈夫でしょう。

 こういうときに、元気の出るヤツと、You Tube探したら、岡崎友紀のDoYouRemenberMeが見つかった。

 いつもみたいに、エンベッドでけへんので、リンク先 http://jp.youtube.com/watch?v=c7UmAu9QFY8

 いつもながら、こういうのをYouTube で聴かせていただくことができて、しあわせ、である。

 1980年の曲。You Tubeのやつもそのあたりなのか?

 作詞安田かずみ作曲加藤和彦ちゅうある意味強烈な夫婦コンビ、80年代初頭どっと出たウソのフィフティーズ、当時ぼんぼん量産していた筈だ。
 ホンマ最初聴いたときは、フィル・スペクターがマイナーなガールグループに作ったヤツのカヴァーと思ったぐらい、いわゆる「Wall of Sounds」の世界だ。それも当時、全盛期をはるかに過ぎた岡崎友紀に歌わせる。全盛期の岡崎友紀ちゅうと、実は「風に乗って」とかでA&Mサウンドの和製化に成功しとるんよ。

 
 まあ、数年前リバイバルしたというか、なんでも、ドラマの主題歌で使われたみたいで、その時出たシングル買っておいてあったからいいようなもの"当然廃盤になっていて、他のCDとかでも聴きにくいんではないだろうか。


"ドゥー・ユー・リメンバー・ミー>岡崎友紀

 

このマキシシングル、カラオケ込みの4曲入りだが、他の2曲、You make me happyやらストーンズのAs Tears goes Byやら入っていて、これもまたスバらしいわけよ。
 それが、80年初頭やたら出た80年代風フィフティーズサウンドの典型みたいなウソくさい胸キュンサウンドだが、それが、わかっていても、もうだまされてもいいや!、と半ばヤケクソになっても、胸キュンしてしまう。
 80年初頭のある時期、奇跡的にカヴァーをする時、本来のおいしいとこだけは変にさわらないで出すのが流行ったんはホンマ奇跡としかいいようがない。
 後世、ずっとその時代時代にカヴァーは作られているんだが、どうも、ナウいことへのスケベ心が過大で、そっちへ色目ばっかつかうせいか、ロクなもんあまりないのだ。

 このマキシシングルの元になった80年に出たアルバムの方の(こっちはアルバムの画像すらない)

ドゥー・ユー・リメンバー・ミー岡崎友紀
1. ドゥ・ユー・リメンバー・ミー
2. ウォッカ・ツイスト
3. ユー・メイク・ミー・ハッピー
4. アイドルを探せ
5. アズ・ティアーズ・ゴー・バイ
6. メランコリー・キャフェ
7. 雨の街
8. 恋のジャック&クィーン
9. さよならフォー・ユー
10. タキオン

もCDで復刻されておるんだが、既に廃盤、曲名みているだけで、よだれがでる。このアルバムに入っている「アイドルを探せ」は下のコンピで聴くことがでけるが、これも、オリジナルのおいしいとこに忠実で、オリジナルのシルヴィー・バルタンのほわほわほわしたあたりが残されていて、好感が持てるちゅうもんよ。


"フェイヴァリッツ魅惑のポップス・カヴァー

 で、肝心の「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー」 聴けるアルバムちゅうと、オレが調べた限り、下のコンピぐらいか。


"CITY POP ~WARNER MUSIC JAPAN edition"

 アルバムの方の「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー 」再発を強く希うものであーる。 
 おお、「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー 」やらたっぷり聴いたんで、風邪が治っている!死ぬかと思ったが、no music,no lifeちゅうけど、lifeって命のことだったんだね。
 それはそうと、今、TSUTAYAで「奥さまは18才」のDVDがレンタルで出てたの思い出した。うーん、借りても、エエが借りたって、全部観る根性はないからなあ。どうしましょ?

ecto使ってみる

 ブログちゅうんは、たいていは、ブラウザ上で書いて、そのまま投稿する、ちゅうんだろうが、それでは、ログというか、バックアップが残らない。  まあ、フツーの時はそいで十分なのだが、長いことやっていると、過去書いたもんの処理がめんどーくさいわけであーる。  それに、ブラウザ上で書くちゅうても、今はそうでもないんだろうが、やたら重かったり、ヒドいときには、書いている途中ブラウザ自体が落ちたりしよる。書いたもんがあっというまに、パー。  いちど、ツールを使って、マック上にデータを残しておいてから、そいで、サーバーに上げるちゅうんに慣れてしもてるんである。  アップルの.Macでやっているときは、iBlogというのをつかっていたんだが、ここBloggerにうつってからは、さすがに、ちょっとしんどいんで、ectoというのに変えてみた。    アマゾンへのリンクとかも簡単で、      こういう感じになるわけであーる。

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2007年8月28日火曜日

八月二十八日

 高井雄平、オレが最も期待しているピッチャーなのだが・・・と今日は土日に観たDVDや読んだ本の感想文書くつもりだったが、今はその気力がないんで、また、今度。サラリーマンNEO観てけっこう復活したかと思ったんだが。

2007年8月27日月曜日

こりゃダメだ

 あいかわらず、暑い。動物園のキリンが熱中症で死んだニュースに思わず涙。
asahi.com:水飲みすぎてキリンが死ぬ 酷暑も一因か 徳島の動物園 - 社会
 徳島市渋野町の市立とくしま動物園の人気者だったキリンの「ウメノ」が死んだことがわかった。4歳7カ月の雌で、アフリカのサバンナ地帯を生息地とするマサイキリン。死因は消化器系統の機能障害で、暑さのために水分を取りすぎ、水に混ざった砂が胃に急激にたまったとみられる。酷暑による体力低下も一因とされ、関係者は予想もしなかった事態にショックを受けている。
 で、内閣改造。  これじゃ、アカン。  アカンちゅうんは、安倍内閣に持っていたある種の「幻想」がぶっこわれたしまったことにある。  まあ、最初のは、村山首相の震災時のいい訳「なにせ、初めてじゃけん」と一言云うてくれたら、ボロボロでもかまわなかった。  で、今度が勝負やと思てた。    ガッカリだぜ。  実は、本人は気がついていないが、たとえていうなら、八月十五日堂々と靖国参拝するような首相を期待していたんである。例によって例の如く、朝日を中心としたそのスジのメディアが大騒ぎ、おとなりの半島やら大陸部の国ではまたもやヒステリックな反日運動しよるだろう、それを堂々と論破する、そういう人物だと、思っていたんであーる。いや、期待していたんであーる。もちろん、それはオレだけではないだろう。  今回、そうした期待は単なる「幻想」ということがわかった。党内ですら、これほど、顔色伺っているんである。  まあ、朝日=讀賣=日経は、「幻想」とわかっていても、依然、追い落としの手をゆるめないだろう。組閣にあたって、身辺調査やったそうだが、メディアが本気になったら、なんぼでも、重箱の隅から、あれやこれや出てくるんじゃないか。  いつまで続くかわからんが、せめて、拉致問題だけは、いかなる手段を使ってもええから、スッキリさせてから、辞めてくれ。

2007年8月26日日曜日

八月二十六日

 まさか、まさかの、スワローズ、奇跡の三連勝、いや、4連勝!やれば、できるじゃん。  憎きタイガースにも、勝とうスワローズ。  まあ、阪神が負けたり中日や巨人や横浜が勝つことを期待するなど、私的ネガティブキャンペーンばっかしてると、昔の社会党みたいな性格になると困るんで、Yahoo!の予想ちゅうんで、スワローズが勝つことに、賭けてみる。昨日やったら、見事最初の持ち点200ポイントが2.2倍になった。        またも、クソ暑い。三宮出かけるも、この暑さにほとほと嫌気が差し、軽く蕎麦喰って、そのまま、六甲山へ。こういう時、すぐに山がある神戸は便利である。表六甲ドライブウェイから登り、六甲牧場から展望台あたりを軽く流し再度山ドライブウェイから降りると、夕方になってはいたが、クルマについている気温計では34度、だめだ、こりゃ。    本とCDいくつか買う。          

2007年8月24日金曜日

八月二十四日

 またも暑くなる。でも、さすがに、夕方など、風がいい感じで吹くようになってきた。  スワローズ、珍しくも、サヨナラで勝つ。  最近、食いもんの話を書いていない。まあ、あんましロクなもん喰っていないからしゃあない。  この前焼き肉屋で、メニューにヒレがのっていたんで、高かったが頼んでみたら、これが。    これが、うまかった。久々の陶酔の味。    だいたい、ただでさえ脂分の少ない部位、それを焼肉サイズに切ってあるのを、網で焼くわけだから、要らぬ脂は落ち、肉の中の脂はほどよく溶ける。  となると、もう、口の中に入れた段階で、牛肉のアミノ酸の旨い部分だけが肉汁となって、広がるわけだ。しかも、やわらかいやわらかい部位、そっと噛むだけでも、歯が研ぎたての包丁のように、すっと肉をわけていく。  ステーキとかだと、鉄板だから、脂が残るし、だいたい、下味のコショウやらニンニクの味で邪魔されてしまう。牛刺しとか生系だと、肉の中の脂が溶けていないんで、口に残ったりするんだが、それが無いんである。    さすがに、年相応に脂肪分解力の弱った胃でも、いくらでも、喰えるわけである。    いやあ、病みつきになりそうだが、唯一にして最大の弱点は、クソ高いことである。    ・・・・腹減っている今、こういう話題書いたらあかんわ、腹がくぅくぅ鳴ってきた。水がぶ飲みして寝ますわ。    

2007年8月23日木曜日

八月二十三日

 満塁ホームランは感染する。  昨日の佐賀北の満塁ホームラン病がとうとう、すわろーずにもうつりました。満塁ホームラン打たれ病は阪神タイガーズが罹ったみたい。どっちも、慢性になりますように。  とりあえず、よかったよかった。  なんか、夕方、子どもの乗った自転車が大量に走り回っており、近所のお地蔵さんは少年少女諸君が列をなして、お接待を貰っていた。  そう、もう、夏の終わり、地蔵盆である。  甲子園が終わり地蔵盆というと、もう、夏の中に秋の訪れの気配を感じる、ちゅうパターンだが、なぜか、今年は、今頃になって、ようやっと、「真夏」という感じがしてきた。  今日の神戸の最高気温30度。オレがカラダで覚えとる夏の暑さちゅうたら、この程度、せいぜい、30度か31度程度まで。これで暑いなあ、あせだくですわ、ちゅうとったわけや。毎日最高気温35度とか、あんなもん、ヤクザやんけ。    だいたい、オレ思うに、地球、エエ気になっとるんと違うか。アホな連中が「地球にやさしい」とかちゅうて甘やかすから、増長しとるんや。人類が一生懸命、二酸化炭素、まきちらそうが、オゾンホールでっかくなっても、地球にとっては、へのかっぱ、なんともないわ。ゴミかて、今の自然じゃ分解でけへんでも、1億年ほど経ったら、ゴミ分解する微生物ができる筈や。「地球」ごときにワシらみたいな矮小な存在が「やさしく」してやる必要はいっこもない。  だいたい、恐竜なんか、一生懸命何億年かかけて進化したのに、地球のちょっとしたきまぐれで、あっというまに絶滅や。地震は好き勝手に起こすし、自転かて、ときどき、サボるし。今は、温暖化温暖化ちゅうても、何万年先には、きっちり氷河期がちゃんと来るんやし。地球はワガママ、好き放題。こんなもん、これ以上甘やかしてどうするねん。なんかもう、「地球にやさしい」という美辞麗句の裏で、どす黒い金が流れとるんやろな。 「地球上の生き物にやさしい」ならわかるでぇ。  しかし、なんで、こういうことまで、偽善っぽいやらしいキャッチフレーズ考え出すんだろう。  そう考えると、同じ偽善っぽいフレーズでも、笹川良一は偉大やったなあ。  

2007年8月22日水曜日

八月二十二日

スワローズ、意地見せるかと思いきや・・・・、まあ、ええわええわ、所詮人生なんてそんなもんや。

 佐賀北、すごかったねぇ。満塁ホームランは伝染する、という昨日とかアホなことを考えてみたが、佐賀北にもうつってしもた。鳥インフルエンザが豚に感染したようなこっちゃ。感染力が強いみたいですなあ。

 昨日はちょっとエキサイトしてしもて、ここへ書くんはしょってしもたが、You Tubeで山口百恵みとった。
 そいで、あらため思ったわけだが、エエ女やんけ。

 オレの場合、中学の頃、ラジオで、森昌子「せんせい」、聴いた瞬間、阿久悠とその一派の歌謡曲マジックにかかって、もう、好きとか嫌いとかわからんまま、妙に耳に残り、授業中も「それはせんせーぃ」とか口ずさむありさま。
 こりゃ、いかん、ということで、シングル買いに行って、オレがイメージした森昌子と、ジャケットで初めて遭遇する森昌子のじっさいとの、あまりのギャップに、ギャフンとなり、強烈なトラウマとなり、同時に売り出された桜田淳子も山口百恵も「森昌子」に似ているような気がして、つまり、ぶっちゃけ、花の中三トリオはブスばっか、という先入観を持ってしもたわけだ。このあたり以前も書いたと思うが、まあ(念のため、くれぐれも。もし実生活でかの三人風ルックスおったら、じぇんじぇんオーケーですよ。ハードル地面すれすれ男ですから)。

 まあ、そういう、こと。
 で、昨日はYou Tubeで百恵ばっか聴いとったが、今はもう、ええわ、ちゅう状態になっとる。なんやかんや云うて、一生懸命歌っていんやろけど、基本的に無表情やろ、山口百恵。オレとしては、やっぱ、スケベな歌は思いクソスケベに歌う(たとえば、です)タイプの歌手が好きなんや。

 70年代の歌謡曲って、もう、なんか、ヒットさせるシステムが確立してしもたんか、くりかえして聴くと、計算づくの演出があざとく、感じてしまうんや。


 ちゅうことで、60年代末期、全員ミニスカだけが売りだった女性グループサウンズ、ピンキー・チックスと、大映とかでエグイ色気を発散させとった安田道代が、「抑制」とっぱらって、思いクソ歌っている下のようなヤツにやっぱ、戻ってしまうのであーる。当時の映画からのシーンらしいが、このシーンだけ目当てでも、DVD出たら買ってしまいそう。ここで聴かれる、邦生ばりのキェーちゅう声山口百恵には百万年かかっても無理だろう。
 

 

2007年8月21日火曜日

もう、こんなん、シャレですまへんわ

一部の球団で、満塁ホームラン打たれ病という悪質の病気が流行っています。気をつけましょう。今、最先端の研究から、予防策の一つとして、打たれそうならもう、危険球にしちゃうというのがありますが、そういうのは、野球がガラの悪くなりますから、オススメできません。勝てばええ、というのは、あきまへん。 ・・・とか、もう、こんなん、シャレですまへんわ。

 「ああいうことを許していたら、野球にならない」とヤクルト・古田監督は感情ムキ出しで怒った。7点リードをひっくり返されたことではなく、二回に武内がジャンから頭部に投球を受けた場面だ。5点を失い、さらにボークの判定に不満の色を示した後の危険投球だ。打席の武内は「周りには(ボールになった)1球目から狙われてる…といわれたけど…」と困惑気味。同監督は「ボクは故意だと思う。(ボークと判定した)審判に対してやっている」とやり場のない怒りをぶちまけた。 [FromSANSPO.COM > ニュース速報]

 久々に古田がええこと云うとるのも喜ばしいことであるが。  実際、感じ悪かった。まあ、その感じの悪さも明日の関西のスポーツ各紙では、満塁ホームランとかで7点差をひっくり返したこと、とかで埋め尽くされて、例の脳みそ全く使わず書いたような、ばんばんじゃーいようやったようやっったモードで、見事隠蔽され、無かったことにされてしまうだろう。 

 そいじゃあんまりだから、オレも魂を悪魔に売る。たった今から、大嫌いな球団だが仕方ない、巨人と中日と横浜、応援する。

2007年8月20日月曜日

三島由紀夫に捧ぐ

またも、模様替えしてみる。・・・が。このBloggerで用意されているテンプレートをちょこっといじっただけなのだが、バカみたいに時間がかかる。
 
 三島由紀夫の文化防衛論読んだ。

 これは、本のタイトルの論文は、読んだんがオレだから例によって例の如く、なにかようワケわからんが、そのあとに載っている、学生たちとの討論とかが、オモロイ。

 それこそ、当時は60年代後半、激動の時代。
 本は大学紛争まっただなか、チェコでは自由化運動である「プラハの春」がソ連軍の侵攻を呼び、フランスでは5月革命がド・ゴールにうまいことまるめこまれ、ベトナム戦争は世界各地に反戦運動を呼び、中国では文化大革命とかで紅衛兵が暴れる・・・エトセトラエトセトラの60年代後半まっただなか、三島由紀夫が単身、大学に乗り込んで、サヨクじゃない根性のある左翼思想かぶれ暴れまくってた当時の学生たちとの討論会だ(後ろに年表が載っていて、当時の世界での出来事見ているだけでも、興奮してくる)。
 
 そいで、あとがきの後ろの「果たして得ていない約束・・・私の中の二十五年」というエッセイというか論文というか短い文章がのっている。でも、こっちはわかりやすい。涙が出た。

 圧巻は、

「日本はなくなって、その代わりに、無機質な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目のない、或る経済大国が極東の一角に残るのであろう。それでもいいと思っている人たちと、私は口もきく気にもなれなくなっている」
 
 という、有名な一節であろう。
 
 1970年の11月のあの事件、何であんなことしたんだ、って、みんな謎だ謎だ、ちゅうとるが、これほどわかりやすいことばで、自らちゃんと書いていたんである。

 同時に、今の今まで、まったく、一字一句変わることなくウチの国をあらわしてしてしまうのが、悲しい。

 三島由紀夫があの事件を起こした1970年の時点なら、まだ、なんとかできたかもしれないが、もう、今じゃ、その修正は遅すぎるんだろう。いや、遅くないかも知れないかもしれない、ようわからん。
 
 ホンマ、ケッタイな国に生まれてしもたもんである。

 要するに、ウチの国のケッタイさの理由は、簡単、上の世代から下の世代への伝承が機能しなくなってるだけなのである。新しいもんが古いもんより必ず良ければ、文化がどーのこーの云わんでもエエやろが、そうじゃないからなぁ。どんどん、金ばっか増えて、考えへんで新しいもんに飛びついていくだけから、どんどん、ちゃらちゃらしたアホになるわなあ。

 釜が崎や山谷とか・・・失礼、今は安全らしいから、どこぞの国のスラム街を、ミニスカでノーパンで歩いているようなちゃらちゃらしたおんなのこが、六十何年か、今まで襲われなかったから、と云って、ミニスカでノーパンだからこそ、襲われないことにはならないのに、そう無理矢理信じ込んで、これからも、絶対、ミニスカでノーパンだけは変えませんよ、ちゅう国で、ほんまどこまでいけるんやろか。
 
 そいで、そのおんなのこは、パープーでアホやらから、時代が進めば、どんどんちゃらちゃらしよるわけや。
 
 もちろん、ボディガードかなんかしらんが、ケンカが強そうなだけで、ワガママで少々ノータリンの大男の後ろをひたすら、ついて歩くわけだが。
 
 オレなりにこの本から、無理矢理三島由紀夫の云いたいことを引き出すと、「ミニスカでノーパンでちゃらちゃらしたおんなのこ」じゃなくて、パンツを、いや、「フンドシ一丁」か?、でええから、おとこ」でボディガードなしで、ひとりで歩け、ちゅうことかもしれん。
 
 もちろん、男やから云うて、いろんな趣味の人がおるから、安全ではないけど、その時は、ケンカしなさい、ちゅうことなんやろな(フェミニストに怒られるか・・いや、三島由紀夫ファンにも、ウヨクの人にも怒られるか)。

 ノーパンならそうそうケンカなんかでけへんが、パンツないしはフンドシはいた瞬間でまわりとケンカができる状態になるわけだが。




2007年8月19日日曜日

八月十九日

 夏もそろそろ、後半。夕方は雷雨。久々に涼しい風が吹いてきましたわ。



 この夏猛暑でしたが、ずーーーーーーーーっと寒い寒いチームがございまして。今日はもう氷点下。



 満塁サヨナラホームラン・・・。



 この満塁サヨナラホームランに大喜びしとる人たちもおられると思うと、世の中、矛盾だらけだと思います。政治ではアベを応援してたが、野球選手のアベには、もう、これから、なにがあっても、あっても口きいてやらん。



 昨日は友人のご家族に不幸があり、お通夜へ行ってきた。礼服のズボン、縮んでしまったようで、ウェストがキツく・・キツくどころではなく、ジッパーも全部締まらないようになってしもた。不思議な縮み方で、縦方向には縮んで無く・・・アホらしくなったんで、やめるが、正直、オレのウェスト5年前より6センチも増えてしもたがな。はっきりいって、腹が出ました(正直者!)。



 ということで、今宵はこれにて、筆をおきたいと思います・・・満塁サヨナラホームラン・・ああ。 



 






2007年8月17日金曜日

八月十七日

 あいかわらず、暑い。  スワローズ、最下位街道をひっそり歩む。  昨日は、京都の大文字、行こうかと思ってたが、やんぴした。だって、NHKで中継やってたしぃ。  北白川に知人がおった頃なら、それなりにスポットが確保されていたのだが、宇治に引っ越したそうで、さすがに京都全体人があふれるんだから、ちょっとしんどなってもたがな。    三島由紀夫「文化防衛論」読む。  

2007年8月15日水曜日

八月十五日

 八月十五日。敗戦記念日。  今日でオレはお盆休み終了。明日は大文字なのだが。  スワローズ、バカ勝ち。横浜には悪いことした。    昨日は、渋滞を避けながら、六甲山へ、ひさびさに行く。下界より温度が低くて快適。まあ、あたりまえだが。

2007年8月13日月曜日

八月十三日

 晴れ。  さすがに、須磨の湾岸部はクルマと人でいっぱいである・・・ということが、わかりきっているのに、クルマで出かけ、出かけたと云っても、タコライス喰いに新長田へ行っただけなのだが、帰り渋滞でひどい目に当然のことながら、あう。  ガソリン入れたら、ハイオクで152円という高さ。タコライスと沖縄そばに島とうがらしをぶっかけ喰ったため、汗だく。おかげで、夏風邪が治った。    月曜日なんで、今日はプロ野球がなく、心静かに、フツーにフレンドパークを見て、フツーにチャンネルNECOで「雑居時代」見終わって、パソコン立ち上げたら、BSでザ・ピーナッツの歌伝説の再放送やっているとの、メールを頂いており、慌てて、最後の方、見る。ジュリー(沢田研二のことですよ)作曲の「東京の女」、あらためて、エエ曲やなあと思う。曲の完成度うんぬんはともかく、ひとり歌って、ひとりスキャットというパターン。フツーの月曜日じゃなく、やはりお盆の特別な日であることを実感した次第である。  ピーナッツの番組、ちょびっとしか見れなかったんで、悔し紛れにYou Tube探してたら、こういうのが見つかった。  You Keep Me Hunging Onの邦題が「恋はおしまい」とは。金井克子すごいなあ。

「日本映画史100年」 四方田犬彦と「邦画の昭和史」 長谷部日出雄

 今日は本の感想文。
 
 「日本映画史100年」 四方田犬彦著
  新書で日本映画100年をざっとではなく、かなり詳細に解説してある。すごい情報量である。ただ、やっぱ、それだけの情報量をまとめるので、イデオロギーっぽいのを使っているんで、70年代あたりのオレのキライなATGやら独立プロの作品、やたら、持ち上げているあたり、香ばしい。あと、日本映画を形容するのに、ほら、ブニュエルとかパゾリーニとか持ち出したりする。こういう感覚自体古くさいということがわかって書いているんか、無意識のうちに、やはり、こうした古い文体に頼ってしまっているのか。

 それはしゃあないとして、日活のところに入ると「率直にいってわたしは、この瞬間のために、本書のこれまでの部分を執筆してきた気がしている」と、おおおおおっ、と思わせておいて、2ページほどで終わってしまう。うーん。
 
 「邦画の昭和史」 長谷部日出雄 
 こっちは、「スターで選ぶDVD」と副題、帯の惹句が「失われたかっこよさを求めて」
 という割り切り方がいい。
 こっちの方が、当然上記の本より、明快、わかりやすい。そして、若々しいのである。


 四方田犬彦は5つ年上の1953年(昭和28年)生まれ、そして長部日出雄は25年上の1934年の昭和9年生まれである。
 
 本の性格そのものが違うんで、同列で比較するんは、良くないが、ともかく、映画産業そのものが落ち目で、他になんぼでもオモロイことがある中、何らかの理屈付けをせな、わざわざ映画館に足を運べない世代と、映画が全盛で、そこいらに映画館がフツーにあって、しかも映画館がほぼ満員ちゅう時代において、映画そのものがごくごく自然にカラダの中に入ってしまっている世代との差を感じた。

 まあ、オレとしては、映画はキレイ姉ちゃんが出てて、音楽が良かったら、そいで、エエ、ちゅう程度ですよって。


 

日本映画史100年
 
  
 
 

邦画の昭和史―スターで選ぶDVD100本

2007年8月12日日曜日

DVD三昧

 お盆に突入。  スワローズ、またも、勝負弱く、終盤逆転負け。今年のオフはみんなして、寺にこもって精神力鍛えなアカンわ。  夏風邪ひいてしもたがな。  ちゅうことで、一昨日と昨日にかけ、松本大洋原作の「鉄コン筋クリート」、「野獣死すべし」(ただし、松田優作のではなく、1959年の仲代達矢のヤツ)とかみる。「鉄コン筋クリート」、宝町の風景(ウソの昭和+ウソの東南アジア)がすばらしく、また、凝りすぎてるんで、肝心のストーリーに集中でけん。それに、最後あたりのあれはもう、スターウォーズでもうイヤというほどやったテーマ、それをえんえんやるんで、退屈してしもたがな。  それはそうと、とんとマンガとか読んでいないのだが、松本大洋って、いつのまにか、大友克洋みたいな扱いになってもたんやな。この勢いで、「花男」もアニメ化してほしいもんです。  で、はっと気がついたが、このアニメしんどかったんは、マンガでの松本大洋の背景って思いクソ手を抜いてあったりしてそれがよかったんやけど、今度のアニメはその逆に背景に力入れすぎとるから、その違和感か?    「野獣死すべし」は松田優作のとは違って、原作そのままではないが、まあ忠実。1959年ちゅうことは、すでに石原裕次郎によって「不良」がアップデートされており、さしもの伊達邦彦も「映画」の中では、大人しくみえてしもた。ホルモンバカ食いするシーンとか入れとかな。あと、白川由美と団令子の役が逆だったらなあ。  今は、たけしの「ソナチネ」みて、「ブラザー」みているんだが、もうすぐ、終わ・・・った。  両方とも、退屈もてあまして、大の大人が仲良く、しょうもないことして遊んでるシーンがええ。    

2007年8月10日金曜日

八月十日

 快晴。暑い。
 やっぱ、ブログのタイトルちゅうたら、梶芽衣子に決まっとる・・・のだが、うーん。

 もう、スワローズはスワローズはスワローズは・・・・。おもわず、ジャックスの「堕天使ロック」歌ってしもた。もう、こないなったら、ころがっていけ、くずれていけ、おちるとこまで、おちていけ、の気分だ。
 さあ、みんなで東京音頭を踊ろう。


 

 昼飯時、ディリースポーツ、見てたら、やっぱ、神懸かりになってきとる。


デイリースポーツonline


「伝統の一戦」第3ラウンドは延長十二回引き分けに終わった。最後は阪神・藤川球児投手(27)が2回無失点。七回以降、JFKがG打線の前に立ちはだかり、3人で6回0封に抑え込んだ。またも岡田彰布監督(49)が予言した通りの展開。1点を争う緊迫した戦いとなった


 とくにここの部分だ。


 またも岡田彰布監督(49)が予言した通りの展開。1点を争う緊迫した戦いとなった。


 ネットで出ている記事では、この程度で抑えてあるが、紙面では一面1/4は岡田監督がいかにこの讀賣3連戦を予言しまくって的中させたか、力説し絶賛してあった。裏の二面では江夏が、野球の素晴らしさを熱っぽく語っていた。

 試合は単に引き分けで、勝ったわけでないのに、紙面では、引き分け=負けではない=勝ちと一緒、と強引な論理展開が昨日の試合において、記者ファン選手監督全員に、暗黙のウチに行われているらしく、もちろん、そんなことがわからない東京ヤクルトスワローズファンのオレは、読んでて非常に孤独になったものだ。ボークを出して日本記録を出したジャンだけが、極めてユーモラスに揶揄されている程度、後は、絶賛絶賛絶賛である。

 イヤな傾向である。
 今夜も勝ったし、ますます、こうした、超自然的な何かに言及した記事が増えると思う。




 岡田監督も今は細木数子程度の予言を的中させているだけだが、そのうち、どんどんスピリチャルの領域に入って、江原啓之並みに、絶頂期の江夏や村山を今のピッチャーの誰やらに憑依させたり、、1985年や2003年2005年・・下手したら1964年の試合を今に蘇らせるようになるかもしれん。
 
 東京ヤクルトスワローズファンのオレが推測するに、おそらく、3位に入ってプレーオフ制して優勝、ということがもう、ファン、球団、選手、メディア内でもう暗黙の了解事項になっているような気がする。いや、3位に入って・・・はこういうテンション時の阪神ファンの頭には、今までの経験から云うて、余計かもしれない。そんなまどろっこしいこと考えへん。ということは、ペナント1位、そのままセ・リーグ優勝、ひいては日本一が既に了解されているのかもしれん。

 これは、悪口でも何でもなく、オレがアンチタイガースやから、こういうこと書いとるわけでも、ない。
 
 それが証拠に上の記事は、下のようなテンションを遙か頭上3万メートル上空に保ったまま、しめられているんである。


デイリースポーツonline


試合後の通路に、この夜も無数の汗の滴を落とした。いばらの道も、笑顔で歩くと心に決めている。気力一瞬-。たとえ体が疲れても、心があるのだ。猛虎を支えようとする心に、限界はないのだ。




・・・老婆心ながら、ひとこと。なんやかんやいうて、体が一番ですよ。

2007年8月9日木曜日

八月九日

 八月九日。個人的にはあまり好きな日ではない。明日はもっと好きではないが。  暑い。  昼間、頭がぽーっとして、半熱中症状態。今日は午後が休みなので、久々に日本海のひとつでもぶんぶん飛ばしていったろか、と思ってクルマ走らせているうちに、暑さのため、頭がぼーっとしてきたんで、途中挫折して、結局、三宮東のMANYOちゅう古本屋行く。    ちょっと前まで、いかにも古本屋的な値段がついていたが、夏のせいか、それとも、ブックオフ現象なのか、100円の本いっぱいあって、しかも、中には三冊100円とか、あるんだが、結局何も買わずに出る。  しかし、日本古典体系という、それこそ、図書館にあるような本まで、100円コーナーにあり、食指が喉からよだれ垂らして伸びたが、今までの経験から云うと、こういう江戸時代やらの原文のヤツは、有名な書名にひかれ、つい買いすぎるのはエエが、古文モロなんで、一冊読むのに数ヶ月かかり、しかも、数ヶ月もかけたら、物語のすじとかわすれてしもて、読み終えたとて、「いったいどういう話だったんだろう?」となり、残りは面倒くさくなり、そのまま、どっかへいってしまうのだ(といいつつ、今、滝沢馬琴の椿説弓張月上下巻210円をケチったことを猛烈に後悔・・また行けばええか)。  マンガも考えたが、こっちは三冊100円のコーナー、物色してみたものの、全巻そろっているのがなく、断念する  しかし、夏休みからなのか、それとも、それに関係なくそうなのか、延々立ち読みしとる青少年おっさんおばはんらが多かった。  そいで、ビルを出て、三宮駅東、高架下の「十番」で冷麺を食う。立ち食いではないが、吉野家形式の店。もちろん、韓国風冷麺、味は新長田とかにあるちゃんとした店に及ぶべき点は無いが、唯一、ここは、キムチ取り放題が、嬉しい。しかし、暑さのため、食欲ないせいか、キムチバカ食いとはいかなかった。    明日ぐらい、新長田で、ばーんと焼き肉でも思う存分食うことを決心する。やっぱ、冷麺は食後に喰うもんや。  またもや、スワローズ大敗。まあ、こういう負け方はあきらめが早いうちについて、ええ。1点ぐらいリードしてて、後半、追いつかれ、そのまま、ずるずる、ちゅう最近のパターンよりずっとエエ。負けてもええねん。負けても・・・ウソじゃ。ばかもん!ヨコハマごときに、こんな負け方許さんぞ、勝て、勝つんだ、スワローズ!

2007年8月8日水曜日

小山ルミとヴィッキーの「マイ・スウィート・ロード」


 小山ルミの三枚のCDも来て、感想文かいたろ、と思てたが、よう考えたら、アルバム単位にあれやこれや書くんは苦手で、それを三枚も無理や。
 そうこうしとるうちに、ヴィッキー(ギリシャ人のくせにフランスで「恋は水色」大ヒットさせた歌手)のベスト盤も来た。

 そいで、小山ルミの「小山ルミ ビートルズを歌う」(1973年発売)というビートルズの曲を全部日本歌詞(山上路夫作詞)で歌っているアルバムの最後が、「マイ・スウィート・ロード」や。もちろん、厳密に言えば、ビートルズじゃなく、ジョージ・ハリソンがソロとして出したアルバム(1971年)からの曲だが、オレの大好きな曲やねん。


 ヴィッキーの方(いつのか書いてないが、71−73年あたりだろう?)にも「マイ・スウィート・ロード」が入っとる、それも日本語詩やねん。
 こりゃ、オモロイ、ちゅうわけで、ジョージ・ハリソンのヤツあわせて、3曲かわるがわる聴いとるわけや。

 小山ルミ、1973年ともなると、なんか、メチャクチャ、歌がうまくなっとる。声がすごく伸びるようになったのか、声を張り上げて無理矢理音符に合わせるという強引さがなくなり、すんなり、聴ける。このきれいなギターの音が特長な曲に、ぽこっと、はまりきっとる。
 ヴィッキーの方は声がなにせ、透明感あふれる曲「恋はみずいろ」で一発当てた歌手だ。ちょっと日本語歌詞故のたどたどしさはあっても、透明感の中にほどよく感情を入れた声。

 どっちも、ええ。

 
 
 もとのジョージ・ハリソンの方、ちゅうたら、知っとる人は知っとるやろけど(You Tubeでは、http://jp.youtube.com/watch?v=95LFNe3Uw-w
)、ジョージがインドに傾倒しまくってた時、えー、ややこしいから、引用すると



マイ・スウィート・ロード - Wikipedia



 
歌詞は当時ヒンドゥー教に大きく傾倒していた彼の神への信仰心を歌ったもので、楽曲は同じようなフレーズを繰り返す構成となっている。ハリスンのバージョンは同年の11月23日に自身のアルバム『オール・シングス・マスト・パス』からの先行シングルとしてアメリカで発売され、1971年1月にかけて世界各国でシングル発売された。


 マイ・スウィート・ロードちゅうんは、ハリ・クリシュナちゅうヒンズー教の神さん賛歌やねん(途中、コーラスの中に、ヴィシュヌやらいろんなヒンズー教の神々も登場するが)。上の絵がそうらしいんや。http://ja.wikipedia.org/wiki/クリシュナ

 歌詞の方は、呆れるぐらい、シンプル。
 
「My sweet lord
 Hm, my lord
 Hm, my lord

 I really want to see you
 Really want to be with you
 Really want to see you lord
 But it takes so long, my lord」

 の繰り返し。ほんま、インドに凝るのも、考えもんで、あらためて歌詞みて、この頃のジョージ・ハリソン、大丈夫かいな、と他人事ながら、心配になってくる。



 小山ルミの歌詞の方は、ヒンズー教に凝ることもなく、思い切り意訳してあり、フツーのラブ・ソングというか結婚式ん時の二人の誓いみたいな歌詞。

「マイ・スウィート・ロード
 あなたと私は
 生まれた時に 結ばれるのと
 決められてたの 愛の神によって

 (2番略)

 マイ・スウィート・ロード
 あなたと私は
 いたわりあって 傷つけあわずに
 生きてゆくのよ
 肌を寄せ合い愛の長い道を」

(1973年 訳詞千家和也)
 
 lordとroad取り違えているような気がせんでもしないでもないが、小さい問題だ。
 ただ、さいしょの「あなた」と「わたし」ちゅうんは、かなり、歌にのっていないというか、語感にかなり違和感がある。
 
 ヴィッキーの方の訳詞が誰かはCDのライナー裏ジャケくまなく探したが記載無し。JASRACで調べたら、星加ルミ子の名前があった。
 星加ルミ子の訳詞かどうか、はっきりしないまま、引用するが、こっちは、こういう感じ。
 
 「愛をなくし 生きることさえ
 あきらめていた 私だけど 
 神よ マイ・スウィート・ロード」(一部引用)

 
 さすがに、こっちも、失恋して、神に頼るちゅう話になっている。
 「神」がハリ・クリシュナとも、フツーにキリスト教の神さんでももちろん、ワシらの八百万の神々さんとでも取れる内容。しかも、神さんを頼みとする内容で、元の歌詞からさほど、離れていない。
 
 まあ、ちゅうことで、歌詞というか訳詞だけでも、これだけ、オモロイことが見つかるわけで、この頃の歌謡曲の太っ腹ぶりには感心するのであーる。

 ・・・しかし、構想2週間。




ビートルズを歌う-小山ルミ



恋はみずいろ~ヴィッキー・ベスト・セレクション-ヴィッキー




オール・シングス・マスト・パス ~ニュー・センチュリー・エディション~

2007年8月7日火曜日

八月七日

 例によって例のごとく、1点差で負ける。もう、なんか、1点差をつけられたら、なんか途端にプレッシャーに押しつぶされてる感じ。スワローズ、朝青龍みたいに、「神経衰弱」なんかもしれん。  SANSPO.COM > ヤクルト-横 浜 8回戦  今日はハーバー行ったり、Macいじってたりした。      

2007年8月5日日曜日

八月五日

模様替えしてみたが、簡単に模様替えがでけるんで、もうバシバシ模様替えするつもり。

 いやあ、今日日のブログちゅうんは、数年前から比べたら、もう、スゴいわ。21世紀やのぅ。
 左に動画とかでける。懐かしい「どんぶり5656」での、中島らもと竹中直人の強烈な勝負。

 スワローズ、今日みたいな大敗は、むしろ、アキラメがついて、よろしい・・・。わかった、もう腹を括ったよ。最下位さえならんかったら、良しとする。
 
 しかし、ワケのわからん時代になってもた。

 朝青龍については、ケガで休場してサッカーしとったんで、「けしからん」ということになって、半端じゃなく、叩かれていたが、朝青龍「神経衰弱、抑うつ」診断 親方は「辛抱も必要」 | エキサイトニュース、まあ、額面どおり受け取るべきじゃないが、ちょっとイジメ過ぎだったかも。前の農相といい、確かに本人が悪いんだが、あるところから、その人を明確に破壊してしまおうという容赦ないイジメがえんえんエスカレートしてしまうような気がする。
 
 そうかとおもえば、光市の事件のように、凶悪きわまりない犯人に対しては、何故か、大弁護団による、殺人犯でも悪くは無いんや、ちゅうワケのわからん弁護。強引に、死刑はおろか、無罪まで勝ち取ろうかという、あきらかに、被害者・犯人を度外視して、裁判での勝ち負けだけの、歪んだ「人権」裁判。
 裁判による死刑(体制による殺人と彼らは主張する)には、イチャモンつけるのに、マスコミによる私的なリンチでは見て見ぬフリ。まちがってござる。

 100%自分が安全な位置にいることを確認して、つまり、リスク0にしといて、「責め」るから、こういうことになるんだろう。
 
 今日は下におまけ、あり。

祝「恐怖のショック療法」再発売

ちょっと音楽、この前、iTmsで、ジェファーソン・エアプレインのBark買ってしもたり、ちょっと、気分はワナビーアメ公状態。


 だからではないが、アマゾン、久々にチェックしてたら、長らく廃盤になっておった、エドガー・ウィンター・グループの「恐怖のショック療法」(Shock-Treatment)がカップリングで、再発されていた。
 素直にうれシー。
 


They-Only-Night&Shock-Treatment

 中学生の頃つまり、70年代前半、ちゅうのは、ロックのブランド化みたいなのが激しく、ロックにも「名盤」というのが出そろった時期でもあった。

 聴いてエエのを聴くのではなく、誰かがエエというのを聴く風潮が最も高く、オレみたいに、オールマン・ブラザーズやバンドはふぬけたようにしか、聞こえず、ピンク・フロイドは単に退屈、キングクリムゾンはしんどい、イエスをは眠たくなり、ディープ・パープルは長い曲がしんどい、ジョン・レノンは小野洋子にたぶらかされたか脳内花畑ソング連発でさほどジョン・レノン信奉者でなかったんで、うんざりするだけだった。

 「シャキッとした短いの聴きたい・・」と思ってたオレに取っては、そうした音を出すグループを見つけるのはずいぶん、苦労したもんだった。

 そんなオレが、1974年に出された「恐怖のショック療法」というおバカな邦題のこのアルバムはまさに、オレが聴きたい音のオンパレード。ポップでミーハーで、気持ちいい音のオンパレード、もう、狂喜乱舞して、擦り切れんばかりに、聴きまくったものである。


以前再発されたヤツはプレミアついていて、今現在12000円ほど。・・・高すぎるわ。

 

2007年8月3日金曜日

細いナイフを光らせて、憎い男を待っていた

今日のNHKのプライム10は阿久悠(http://ja.wikipedia.org/wiki/阿久悠)。曲名は知らんし歌手が誰かも知らないが、曲や歌詞が強烈に残っている曲が多いのでびっくりする。
 
 ひょっとしたら、60年代末期の激動期、一番、ウチの国で「革命的」変化が起き、しかも、成功したんは、歌謡曲ではなかったんか、と思ったりする。

 阿久悠氏が亡くなって、実は、オレも大それたことに阿久悠について、書いたろと思たのだが、iTunesのオレのライブラリに、ジュリーのヤツはたった一曲「勝手にしやがれ」、ピンクレディも二曲あることはあるが、よりによって、「波乗りパイレーツのシングルB面」と「AMENIC-逆回転のシネマ」というどマイナーなありさま。石川さゆりや都はるみに至っては痕跡すらない。
 
 まあ、ジュリーにしてもピンクレディにしても、歌謡曲全盛の70年代という時代、旬の歌手の旬の曲というものは、オレの好き嫌いなどお構いなしに、また、こちらが一度たりとも積極的に聴こうとしなくとも、ありとあらゆるところから、信じられない回数聴かされて、力づくで、中に入ってくるもんなのであり、今になっても、そのtoo much感はぬぐえていないんであーる。そやからなあ、ジュリーやらピンクレディとかあらためて聴き直すには・・
(以下のリンク先は全部、JASRACの曲データ)。

思わず、かべぎわに寝返り打って、着ては貰えぬセーターを寒さこらえてあみながら、どんな嘘をついてやろうかと考えとるわけだ。手を合わせてみつめるだけで、わかりあえたらいいんだけど。
 
 愛というのじゃないけど、なにか、書きたいもんですな。
 
 ざんげの値打ちもないけれど。スワローズ、勝てる試合はちゃんと勝とうキャンペーン実施中にもかかわらず、負け。

2007年8月2日木曜日

八月二日

 いやはや、えらいことが起きるもんで。ロンドン橋落ちた落ちた落ちた・・・という唄があるが・・・おっと、またフキンシンなこと書きそうだった。合掌。  ちゅうことで、プロ野球の話が一番無難。まあ、以前よりタイガースの悪口を書きまくっているが、実は、タイガースほど礼儀正しいチームはないのであーる。  昨日は月替わりのビッグなプレゼント、今日も実は、最後にとっておきのプレゼントを実は用意してくれていたんであーる。それを素直に感謝して、振り逃げのひとつもして、いただいておけば、いいものを、若い田中君に、つい、つい、「遠慮」が出てしまった。それより、ピッチャーがピッチャーが。SANSPO.COM > 阪 神-ヤクルト 14回戦  と、ここまで、三行書くのに、1時間弱かかっている。荒れ狂った魂を抑えてのポジティブシンキング、というのは、そういうもんである。    試合後、今日も裕次郎の映画観て、この荒ぶる魂を抑えようと思ったが、今日のは、「太平洋ひとりぼっち」ちゅう、ヨットで太平洋横断した堀江青年の実話もの。映画そのものは悪くはないんだが、関西弁の裕次郎というのは、しんどいんで、やんぴ。だいたい、暗黒街での乱闘シーンとかないと、なあ。  ちゅうことで、しゃあないから、もう、寝ますわ。  

2007年8月1日水曜日

八月一日

 今日のスワローズは先の民主党並みの強さを珍しく発揮して、勝つ。  ま、今年のスワローズは接戦は弱いがこういう点差が開いたゲームでは、勝つ。あたりまえだが。    さすがは、阪神タイガース、気配りを忘れておらず、今日は、下柳のおかげで、ヘキサゴンを観ることができよかった。  ヘキサゴン、もちろん、めあては、こりゃもう、熊本出身のスザンヌに決まっちょる。あの三人娘のなかでなかなかスジのいい、かわゆいアホさである。里中某はちょっと上昇志向がみえてきて好感度を意識している分弱い。あとヤンキ娘もええんだが、スザンヌの「ことわざ」にあたる得意分野がないだけ、ちょっと笑えるポイントが絞れない。    あと今日は若槻千夏が出ていたが、ヘキサゴンレギュラーメンバーの中でもダントツなのだから、いかにスゴいかわかる。まさに「女王」である。バカ、ちゅうんは、訓練してなれるもんでもマニュアルどおりやったらできるというもんでも、もちろん台本どおりやればいいとか、いうもんでなく、刹那の勝負。  あと、コメントで教えていただいたが、ソニーが  http://www.sonymusicshop.jp/ordermf/fork/001.html  ちゅうやつをやっている。時任三郎とかはええとして、ヤング101やら、弘田三枝子ははずせませんね。  それよりなにより、ソニー、ごちゃごちゃ云わんと、とっとと、iTunes Music Storeへ曲出さんかい。

ジェファーソン・エアプレインの「Feel So Good」is Good

 さて、こっから、強引に音楽ネタに持っていくわけだが、こういう気分のいい時は、何故か、ジェファーソン・エアプレインの「Feel so Good」を聴きたくなるわけだ。    ジェファーソン・エアプレインちゅうと、もう、60年代後半、(ジャニス・ジョプリンより美人な)グレース・リック絶叫につぐ絶叫と、あと、ウェストコースト、ヒッピー、反戦、反体制、サイケデリックで、曲といえば、小川知子もカヴァーした「Somebody To Love」や「シュールリアリスティック・ピロー」であり、「ヴォランティアーズ」なのかもしれんが、オレにとっては、その暑苦しさ、そのメッセージ性やらその政治性、その変に確定してしまったポジションが鬱陶しく、音楽として一番好きなのは、 サーティ・セカンズ・オーヴァー・ウィンターランド-ジェファーソン・エアプレイン  という、1972年に出たライブ盤の中の「Feel So Good」に尽きる。  これは、電気ヴァイオリン・・えーっと誰だっけ、パパ・ジョン・クリーチちゅう名前やったと思うんだが、もう、ひょろひょろひょろびるびるびるちゅう感じで縦横無尽にヴァイオリンの音がとびまくって、スゴいんである。このライブでのインプロビゼーションちゅうんですか、めっちゃ長いけど、気持ち、ええんだ。これが。オレ自身、ロックが嫌いな要因の一つとして、この長い、楽器のかけあいとかあるんだが、これは別、やっぱ、電気バイオリンの音は気持ちええ。    YouTubeで探したが、60年代のヤツばっかでようやっと、「Bark」ちゅうアルバムからのPretty As You Feelという曲がみつかった。けっこう、メローな曲で、パパ・ジョン・クリーチの電気バイオリンが、もう、サキソフォン的にむせび泣くように使われとる。      

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