まあ、それというのも、これというのも、1980年に録音されたという下のアルバムが突然、CD化され、しかも、iTunes Music Storeでも売り出され、しかも、かててくわえて、めっちゃエエアルバムだったからだ。アナログでも聴いたことないし、だいたい、当時実際売り出されていたかも疑問である。
かくして、レゲエ熱がぶりかえしてしもた。 こういうトンデモ無いもんが突然出てくるわけだから、長生きはせなアカン。
かなり、間が空いてしまった。夜逃げしていたとの噂もあるが、iTunes Music Storeで曲探ししていると光陰矢の如し、浦島太郎気分である。まあ、何せ税金がぼっと獲られたので、書いても、政治ネタ(憲法九条を守るためには個人が等しく持っている表現の自由すら平気で蹂躙する田母神批判への怒り、年内にナントカ給付金出そうにないことへの怒り)とかで、13ゲーム差ひっくり返された野球チームのファン並に荒れたもんになったであろう。
やっぱ、音楽。
iTunes Music Storeではジャケット画像を右クリックとかするとURLをコピーというのがでるのでこのURLでアクセスすれば目的の曲などにたどり着けます。Podcastなんかも同じ感じでたどり着けます。
Going My Way: iTMSへのリンクURLをitunes.com以下にして少し短くする方法
ちゅうことなので、リンク貼れる。
レゲエに関して云えば、iTunes Music Store、かなり、充実してきているように思える。Studio One音源もかなり出てきたし、トロージャンものも価格はともかくとして、けっこう出てきている。
ちゅうことで、アナログで聴きまくったものの、CDでは持っていない音源、しかも、CDは既に廃盤とか入手困難状態なもの、とか、iTunes Music Storeはとても助かる。
今大喜びしているのが、あまり熱意を持って探してたわけでないが、あったらええなあ、と思ってたアルバムが簡単に手に入ったことだ。
シュガー・マイノットの「GoodThing Going」というアルバム(オレをレゲエに引きずりこんだアルバムでもある)、実は今、アマゾンとかで手に入るCDとワシらがリアルタイムで聴いてた日本盤とは、曲がまったく違う。
Good Thing Going
曲目リスト
1. Now We Know
2. Can You Remember?
3. Lonely Days
4. Good Thing Going
5. Just Don't Wanna Be Lonely
6. Make It With You
7. Missing You
8. Show Me That You Love Me
9. Girl Is in Love
10. House Is Not a Home
上のアルバムは、今、容易に手に入るヤツである。でも、ワシらが1980年当時のトロピカルブームを当て込んだ軟弱で軽薄な日本製作のジャケットで聴いた曲とは、数曲の重複を除いて、かなり違うワケである。上のアルバムも、もちろん、メチャクチャいい曲揃いで、当時はむしろこっちの方が入手が困難であったほどである。
ところが、CDになってからは、見かけるのは上のバージョンのやつばっかで、どないなっとんやろな、と思ってたわけだ。もちろん、いくつも、コンピレーションが出ているアーティストで、その中にはいくつかの曲が納められてたりするのだが、やっぱ、
ところが、iTunesMusicStoreでなんの気なしにみてみると、日本盤と同じならびだったんで、驚喜したわけである。
http://itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?id=2531666&s=143462
Good Thing Going
High Up Above
Never My Love
House on a Hill
My Sisters
Jasmine
Life Without Money
Lonely Days
Walk On By
Family Affair
バカラックの誰でも知っている「Walk On By」やアメリカのソフトロック、アソシエーションの名曲「Never My Love」カヴァー、レゲエとしてのアレンジの素晴らしさ、もう珠玉のラヴァーズの名曲、「Jasmine」、胸を思わずかきむしりたくなるほど甘い甘い「High Up Above」シュガー・マイノットのシンガーとしての技を縦横に駆使して歌い上げる「House on a Hil」、自分の家族のことを次々と紹介していく「Family Affair」、かまろんしすたーかまろんしすたーの「My Sisters」・・ホンマ、聴いていて、その明るさ、甘さ、声を自由自在に操るシュガー・マイノットに、こてんぱんにやられてしもたものである。当時クルマで同乗者にも気兼ねせずフツーに聴くことができたほどポップさ。
ボブ・マーレイであらずんば、レゲエにあらず的風潮が、まだまだまかりとおってた時代、ラスタヘアーにガンジャ(今、またアホな大学生が逮捕されてるけど)きめて聴くのがレゲエだった時代、そうした風潮やオレの思い込みそのものを底からひっくり返してくれたアルバムである。
世界的に好セールスを記録したこのアルバム、その儲けでYouthPromotionを立ち上げ、若手を鍛え、この翌年か、Wackie'sから、今度はざらざらの音の「GoodThing Going」や問題直視しまくった「So Much Trouble」が入った「Wicked Ago Feel It」を発表し、「Good Thing Going」でファンになった連中をジャマイカの混沌とした状況にひきずりこむわけである。