2013年11月1日金曜日

迷惑メール(園遊会とiPhone編)対策

 秋らしくなってきた。プール一応、次の三ヶ月定期を購入しておいた。極寒期、行く根性が無かったら、オレの負けだ。

 ルー・リード亡くなったんで、ルー・リードソロ時代のアルバム聴いているうちに、もの足りなくなり、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド聴き始め、生まれて初めて、「Ocean」(The Velvet Underground Live With Lou Reed, Vol. 2に入ってる方)ってイイなあ、と思った。単に長いだけと思っていた。

 園遊会で、あからさまな「狂気」を見た(http://www.youtube.com/watch?v=HyJnFvqm41Q)。怒っている方多いと思うが、オレは背筋がゾッと。
 一議員が陛下に「迷惑メール」手渡しよった。
 本人のいいわけも聞いたが、ポイントがズレている。

 自分を特別視するあまり、園遊会に招かれた全ての客が彼と同様なことしたら、どうなるか、或いは陛下が訪れるありとあらゆるところで声を交わす人みんなが手紙を手渡ししたらどうなるか、という視点がずっぽり抜けているのが怖い。相手が陛下ということ以前に、パーティで見知らぬ他人がイキナリ自分を呼び止めて手紙を渡そうとしたら、オレなんかは恐怖感が先に立つ(微笑みを絶やさずお受け取りになった陛下はやはりスゴい)。
 
 彼の行動は、園遊会というお手紙交換パーティーじゃない会で、自分の手紙の内容だけが、陛下にお見せする価値があるものと思い上がった、まさに自分勝手なストーカー気質そのもの、空恐ろしい不気味さを感じてしまう(個人の感想です、あくまで)。

 この人の今回の行動、愉快犯的におだてる向きもあるようだけど、そういうや、オウムも最初の頃は、中沢新一やらおだてるニューアカの学者がおった。
 こういう、何か大きなものが失われてしまっている人を国会議員にしてしまった以上、もっともっと、トンデモナイことしでかすような気がする(個人の感想です、あくまで)。
 政治利用がどうのこうの、懲罰がどうのこうの、とかいう前に、女子校やらで卒業前にやるマナー教室とかに通わせた方が早いかもしれない。

 もちろん、園遊会じゃなく、「陛下にお手紙をお手渡しする会」なら話はまったく別だ。

 まあ、こういうオレには似つかわしくないことを書くのも、今、迷惑メールにナンギしとるからだ。だから、陛下のお気持ちも少しは・・・・(以下はナンボなんでも恐れ多くも畏くもよう書けまへん)。
 



 iPhone、このところ、再び、迷惑メールが増えてきた。放っておいてもいいのだが、少数ならともかく、同じような文面で、何千万(円とは書いていないのがミソ)捨てたいのだが、受け取って欲しいとかのが、ビシバシやってくるようになった。当然、下記の設定にしてある。

ソフトバンクモバイルの「マイソフトバンク」ー>メールサービスー>迷惑メール対策の設定

 迷惑メールブロックの設定
 迷惑メールフィルター 強
 なりすましメール   受け取らない
 URLリンク付きメール URLを含むメールを全て受け取らない

 こいでも、日に日に増えていくわけだ。
 そいで、
 迷惑メール対策の設定ー>迷惑メールブロック設定の下の方にちっこくある「個別設定」から
 「受信拒否設定」で

 .bizとか.org

 とかまあフツーの迷惑メールによくある送信元メアドを設定してみた。

 ところが、いっこうに減らない。しかも、メアドが.bizのヤツが増えたような感じ。

 ちょい、本気になってもた。意地になってもた。

 iPhoneの場合、メールのヘッダ情報が見れないという弱みがある。
 そいで、わざわざ、MacのMailでiPhone宛に来たメール受け取れるようにして、
 いったん、その迷惑メールをデスクトップにドラッグアンドドロップし、
 テキストエディットで開けるとメールのヘッダ情報がようやっと見ることができる。
 送信元みてびっくり、、.bizとか.orgで来るメールも、送信元はsoftbankのケータイからだったりする。
 
 ちゅうので、せっかくここまで、やったんで、迷惑メール相談センター(http://www.dekyo.or.jp/soudan/index.html)の情報提供のお願い(http://www.dekyo.or.jp/soudan/ihan/howto.html)に記載してあるとこへ、今後来る迷惑メール全部、ヘッダ情報毎送ることにした。
 もちろん、こんなんで、迷惑メールが減るとかの効果なんか期待してない。

 この迷惑メール送りつけてくれる連中と 山本太郎議員と、どう違うのか?陛下には、迷惑メール相談センターすらないのである。

 ともかく、誰であれ、誰に対してであれ、相手が望まない時に一方的に手紙送りつけるんは、アカン。

2013年10月28日月曜日

ルー・リードと岩谷時子

 昨日神戸市長選。また、元官僚出身。似たような名前のオッサンが立候補してたんで、だいぶ、票損したんじゃ??

 神戸市、思うんだが、ハーバーにしても新長田駅界隈の再開発地域にしろ、行ってみたらわかるが、駅から目的のとこに行くまで、階段、エレベータいくつも経由してわかりにくいのってなんの。思うに、設計した人や神戸市の担当者は、実際に、フツーの「買い物客として」の検証していないんだろう。そいで、ようやっと、いくつもの店が客不入りで潰れたり、苦情がある程度集まってようやっと、手を打つのだが、それも、実際に、フツーの「買い物客として」自分が歩いてみて、じゃないから、余計、要らんもんを作るだけ(例新長田駅前の広場からジョイプラへ行く歩道橋)ごちゃごちゃしてしまう。だから、住みにくい住みにくい街にどんどんなっていくのである。

 神戸市長選のあれやこれやを見ようとして、神戸新聞夕刊の第三面あけたら、ビックリ、訃報が二件、そのお二方とも、大好きな人だったんでビックリ。

 岩谷時子とルー・リード。97才と71才。ご冥福をお祈りします。合掌。

 岩谷時子については、今さらオレがどうのこうの、云うまでもないだろう。


愛の讃歌~岩谷時子 作品集


 最近、フランス・ギャルの「夢見るシャンソン人形」の日本語詞が岩谷時子であったことにびっくり仰天したところだ。
 あと、小学校の頃ゴジラと併映された加山雄三の若大将シリーズで、加山雄三にカブれて、須磨の海岸に出ては、「君といつまでも」を突堤に腰かけながら、ガナって、ドブ川でダムを作ることに熱狂してた同級生を横目に気取ったもんである。ただ、カッコつけにならんかったんは、セリフ部分の相手がおらんかったことである。

 阿久悠やら安井かずみに比べ、歌詞だけその唄の世界を完結させようというんじゃなく、シンプルな誰でも使うような日本語で枠組みとなるイメージを構築しといて、あとは、「歌手」「作曲家」「編曲家」、特に歌手の表現力と聴く側の感性に委ねるとこがあるような気がする。

 ご冥福をお祈りします。合掌。

 ルー・リードについても、また、今さらオレがどうのこうの、云うまでもないだろう。


Lou Reed (Original Album Classics)


 オレの場合特に、高校時代のいっとき、ルー・リードの「コニー・アイランド・ベイビー」と「ベルリン」ばっか聴いてた時がある。当時、「コニー・アイランド・ベイビー」の歌詞の「He was she」というオレの英語力ですらわかるシンプルな一部分は、それだけで、腰をぬかさんばかりの驚きで、しかも、ルー・リードの全てがわかったような気になって、ハマりにハマった。そして、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドに至るんだが、当時、ロック好きな連中の中で、ルー・リード聴く奴なんか一人もいなかった。

 昨年だったか例の5枚のオリジナルアルバムひとつにした「Original Album Classics」聴き直してみたが、ルー・リードってフォーク歌手だったんだな、となぜか思った。

 ご冥福をお祈りします。合掌。

2013年10月25日金曜日

音楽をガンガン聴く

 元アイドリング!!!2号小泉瑠美あらため、あらため長谷川るみ、ついにCMYou are LIQUIDMAN: HALLS ICE CUBE)に登場(最初に出てくるメガネかけたおっさんが長谷川るみではない、念のため)。メガネも似合う。で、このCMの次のバージョンでは、今変な踊り踊っているおっさんのかわりに長谷川るみが踊り始めるヤツになるんじゃないか、と、勝手にドキドキわくわく(出てくる情報が少ないので、こんなことでも、大喜びしている)。

   


 雨。昨日一昨日と、台風が怖かったんでプール行かんかったんだが、こっちはあんまし大したことなさそうなので、今日は行く。遂に、体重が73キロ台に突入する(4キロ減量した結果です)。プール女性は多いのだが、オレより年上の方ばかりな気がする。

 まあ、ホテルのあーだこーだが問題になっとるが、オレがガキの時、ようやっと不二家のお子様ランチを卒業し、フツーのレストランに連れて行ってもらえるようになった頃だ。当時、神戸で一番のホテル(今は名前だけが全然別の場所で一部残っている)のフレンチレストランで、デザートのアイスクリームにガラスの破片、それも、デカいのがボコっと入っており(割れたグラスの破片)、しかも、口にして気がつくという事件があって以来、ホテルのレストランというと、凄い警戒感を持つようになっており、今話題になっている事件があっても別に、あーそういうもんだろな、とかしか思わない。

 TIMEDOMAINのLightというスピーカー手に入れた話はしたと思う。
 以来、けっこう、オモロくて、そんなにエエ音とは思わないが、小音量でも、聴ける音が出るんで、調子に乗って、パソコンのiTunesから音出して、ガンガン聴いている。三日前はキンクス、一昨日はTraffic、昨日は小川知子、と云う風に、一アーティストの曲ばっか、聴いている。今は寺内タケシとバニーズ。最強のGSであろう。

 まあ、今日はこんなところで。

2013年10月23日水曜日

OS X 10.9 Mavericks

 雨。また、台風が来るらしいんで、それも、2コ、上陸はせえへんみたいやけど、きっちり、日本列島は、ひどい暴風雨になるらしい。ナンギやのぉ。

 「笑っていいとも」もついに終わるそうで、ちょっと寂しいが、まあ、しゃあないやろ。「テレフォンショッキング」がショッキングじゃなく、スケージューリングされてしまったし、このところ、タモリが全コーナーに参加していない。

 ホンダがモーターショーでS660出しよったが、クソ高くなりそうな感じ。それよか、今ホンダが出している軽自動車、マニュアル車も選択できるようにしてくれた方が、オモロイんだが。ホンマ、クルマ買い換えたいが、いつのまにか、AT、CVTしか選べない状況になっていることに愕然としている。まあ、日本車は例によって例の如し、目の前の客を見ないで隣のライバル会社しか見ず、燃費競争にあけくれているし、困る。また、外車か・・・。

 昨日、Mac、OSXのバージョンアップが発表され、OS X 10.9 Mavericks、それも、無料。
 早速、バージョンアップしたら、バカみたいに時間かかった。ダウンロードとインストールで計3時間ほどか。
 
 こんなに時間かかるんやったら、その間、プール行けたのに。

 新しいOSインストールしたら、外付けハードディスクを認識しなくなったんで、ちょっと焦った。SATAカードのドライバー認識してなかったんで、ドライバーインストールしたらエエだけやと思い、製造元から最新のドライバー、と云っても、2010年のヤツだが、それをダウンロードして、インストラー起動させようとしたら、「開発元が未確認のため開けません」ちゅうメッセージ出しよったんで、また、ちょびっと焦った。強引に右クリック(CTRL+クリック)で「開く」して強引にインストラー起動させたら、フツーにインストールできた。外付けも認識した。

  そいで、バージョンアップして、うんと便利になったそうであるが、なんとなく、その恩恵が実感できん。デュアルモニタしてたら、その二つともにメニューバーが表示されるようになったぐらいか。便利だが、便利というだけ。

 まだ、バージョンアップしたばっかりでろくすっぽ使っていないが、「おおぉぉぉ!!!」という経験はしていない。云うか、スティーブ・ジョブズ亡き後、インターフェース、やっぱ、見た目はカッコよくなったが、「直感的」から遠くなって来ているような気がする。

2013年10月16日水曜日

TIMEDOMAINのLightというやつが一万円しない価格で売っていたんで、衝動買い

 昨日、バカでかい台風が来るというので、ちょっと緊張していたら、朝起きたら、晴れていた。風は強かったが。だが、伊豆大島とか大変なことになっており、ほんま、大変である。

 CS。讀賣が勝ってた。結果しか見ていないのでノー・コメント。広島はやっぱり広島なのねと、だけ、云うておく。

 一昨日だったけか、掛布雅之氏のなんちゃらちゅうのやってて、ほんのり、観ていたのであるが、ホンマ、阪神ファンのコアコアなファンというのは、ホンマ、業が深い。凄いなあ、と思う。今こういう類の事件が多く、コメンテーターの精神科医とかがわかったようなことを云うて小銭を稼いでいるが、「愛」を突き抜けると「憎」に変わるというのは、人類にとって、きっとまだまだ、大きな謎のままじゃないのか。

 ここは、昭和歌謡のブログなのである。中年、いや、初老の人間の脳内に浮かんでは消えるような、しょうもないしょうもない書く価値のないことを書くブログでは本来無いのである。

 一ヶ月ほど前、HARD OFFでTIMEDOMAINのLightというやつが一万円しない価格で売っていたんで、衝動買い。ついていた保証書の日付が21年だから4年落ちということになる。
アンプ付きのちっこいちっこい、スピーカーである。



TIMEDOMAIN light



上のAmazonんとこリンクみてもらったらわかるが、レビュー件数が50件を越しており、概ね、好意的、☆の数でいうと、平均4超えている。
くれぐれも、云うておくが、Amazonのレビューで高評価なんは、逆に、眉にツバをつけてかからんと、あかん。経験則である。

 実際、読んでみると、商品レビューなのか、自分の持ち物自慢かわからんヤツ、過剰なまで絶賛しまくっている方、逆に低評価の方もおられる。

 オレがなるほど、と思ったのは、「 人の声を聞くのに適したスピーカ」というレビューである。

 ちゅうのも、買ってすぐ、弘田三枝子「甘い嘘」、伊東ゆかり「恋する瞳」美空ひばり「むらさきの夜明け」、小鹿しおり「恋は片道切符」、緑魔子「信じていいの」平山三紀「スプーキー」西田佐知子「涙のかわくまで」越路吹雪「メランコリー」とか、オレの大好き中の大好き歌謡曲、通算数百回は聴いているヤツを聴いてみた。

 確かに、ヴォーカルを中心に聴く限り、オレの手持ちのスピーカーやヘッドフォンより、より集中して聴ける。

 例えば、弘田三枝子の声はよりホンモノの弘田三枝子みたいに聴こえる、のである。ま、そういうふうに自己暗示しているだけかもしれんが。

 ただ、一曲リピートさせて聴いてると、そのうち、「聴こえすぎてる」感じになって、ヴォーリュウムを絞りたくなってくる。ヴォーリュウムを絞ると、音量は確かに小さくなるが、聴こえにくくなることもなく、自然に聴こえるのである。
 確かに、不思議なスピーカーではある。
 結論としては、ま、買って良かった。

 ま、オーディオ、つまるところは、某氏曰くの「何億もするストラストヴァリの音がまったくそのまま、紙(当時のスピーカーの振動部は紙素材中心)から出てたまるか」、である。

 以来、Macつけてる時は、iTunes立ち上げ音楽流しっぱなしにしている。

ただ、レゲエ聴いていると、突然、ヘッドフォンに変えてフルヴォリュームで聴き直したくなる。レゲエはやっぱ、ど低音あってのもんである。

あと、途端にカーステレオの音がショボく聴けたもんじゃない、と思い始めている。

2013年10月14日月曜日

平成25年10月14日

快晴。
10月10日がいつのまにか、「体育の日」じゃなくなったが、今日の「体育の日」は快晴。
でも、台風が近づいているらしい。

3連休の終わり、こういう日は、県の体育館、公共施設の哀しさ、いろんな団体のいろんなイベントがあって、駐車場が混んでいたりするんで、警戒して、午後6時に行ってみると、駐車場もプールも、ガラ空き。
混んでいる時は、バサッバサッバッシャーンバッシャーンと、マグロの養殖所かイルカショーのエサの時間みたいな様相を呈しているのであるが、どのコースもゆったりと、
一コース2名という感じ。しかも、みなさん、まったり泳いではる。オレも、思いクソ、たらたら、だらだら泳ぐ。一緒のコースで泳いでいた方が、横泳ぎ、していたんで、教えてもらう。おそらく、オレより20は年上の方と推察する。だが、下手なんで、耳に水入りまくり。くすくす笑いながら楽しく泳いだ。

Youtubeで矢作俊彦・村川透、高橋源一郎による、「ゴタールについて語る」(http://youtu.be/sqyUB8G3QKw)というのを見つける。が、高橋源一郎が大キライ(人物じゃなく作品だけど)なもんで(ワケがわからんが内田樹とこの人は文章が生理的に受け付けない・・・だいたい、10歳年上、となると、敬意より敵意が先に立つタイプなんで)、すぐ、退屈して(だって、勝手にしやがれ何回観た、始めて気狂いピエロ、見終わった時、立てないほど感動したとか、自慢話ばっかだもん、矢作俊彦の自慢話は大好きだが、高橋源一郎の自慢話聞くほどこっちは暇じゃないわいな)こういうのを見つけ、興奮する。

 




多分、馬車道の角っこ「珈琲屋」のおっさんだろうと思う。花咲町に住んでいた頃、フツーに行っていたが、越してから矢作俊彦の文章とつきあわして、始めて、スゴい人と気がついたんだが、時既に遅し、というやつだ。短編「不敵に笑う男」のモデルは多分この人というのは、この短編が発表されたとき、ヨコハマから越していたんで、まだ、諦めがつくが、それよりなにより「マイク・ハマーに伝言」に正々堂々と登場していたのだ!!(りょうがホットドック持って帰らされるシーンを思い出せ)。
 嗚呼、不良になりたい。

2013年10月13日日曜日

CSに「心の野球」の真髄をみた

 こん前、ここ、更新したのが、9月25日。なんか、「あまちゃん」のこと書いてる。今はもう「ごちそうさん」の時代なのに。
 ひしひし、隔世の感。そうか、DeNa戦で3冠王狙っていたバレンディンのライバル、ブランコに村中がわざわざ2本もホームラン打たれ、怒りというより、脱力感に襲われていた。全部四球でええのに、アホやで・・・(まあ、心の野球と言おうと言えば言えるが、やっぱ、アホさが勝つ)。9月30日の試合、まあ、遠い遠い昔のこと。


 CS。
 広島カープが「心の野球」というのをやるとは思わなかった。もちろん、それまでの球場を覆う、不穏な空気からして、あのまま終わったら無事に五体満足で広島に帰れなかっただろう(ただ、最近の阪神ファンは相手チームより自チームの首脳陣に攻撃の対象が向かうことが多いので、確証はないが)。
しかし、、9回裏、引退する桧山選手に現役最後のホームラン打たすことによって、球場の空気は一変、阪神ファンの心はもう、CSシリーズの勝敗なんかもうどうでもエエようになって、ひたすら桧山選手の現役最後の打席でのホームランに大喜び。やがて、感極まって、泣きはじめる始末、さすがである。

もちろん、カープの付け刃的な「心の野球」なんぞ、吹き飛ぶようなもっともっと大きな「心の野球」をしたのは、阪神タイガースであろう。ビジターチームにここまでするか、という具合に、ハンブルあり、暴投(捕逸?)あり、ビジターである広島カープに点をあげよう、あげよう、という、今度の東京オリンピックがお手本にしたいような、「お・も・て・な・し・オモテナシ」の心に溢れていた。


まあ、今季の東京ヤクルトスワローズの殆ど仏教の「うさぎのエピソード」を思わすような、何点差で勝っていても最後は自らおのずと負けていく「心の野球」ぶり、には到底及ばないが。
猿、狐、兎の3匹が、山の中で力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢った。3匹は老人を助けようと考えた。猿は木の実を集め、狐は川から魚を捕り、それぞれ老人に食料として与えた。しかし兎だけは、どんなに苦労しても何も採ってくることができなかった。自分の非力さを嘆いた兎は、何とか老人を助けたいと考えた挙句、猿と狐に頼んで火を焚いてもらい、自らの身を食料として捧げるべく、火の中へ飛び込んだ。その姿を見た老人は、帝釈天としての正体を現し、兎の捨て身の慈悲行を後世まで伝えるため、兎を月へと昇らせた。月に見える兎の姿の周囲に煙状の影が見えるのは、兎が自らの身を焼いた際の煙だという

今日のエルドレッドの超プレイに代表されるように、今年のカープの守備(特に後半に入ってから)は素晴らしかった。スワローズも見習いたい(宮本がおらんようになっての、スワローズの内野守備に戦慄を覚えるのはオレだけだろうか、あ、外野守備も、あ、投手陣も)。

 スワローズネタ、毒しか吐けない状況だったんで、CS始まるまでは封印しとこうと思ったが、いつのまにか、このありさま。友よ、夜明けは近い(と思わなやってられん)。

2013年9月25日水曜日

9月25日

 クラッシュ、オレが書けばなぜか、めちゃくちゃウェットになってまう。なんでやろ。

 今日は暑かった。暑さ寒さも彼岸まで、というぐらいだから、来年の春のお彼岸までこうした天気なんだろう。

 スワローズに対しては、もう負けようが負けようが負けようが負けようが勝とうが(ピッチャーローテーションに基づく正確な表現)、ホームラン日本記録出ようが、明鏡止水、心は静かなままでおられるほど、達観してしまったが、讀賣に勝つと嬉しい(阪神さんには勝ってもろうて、最下位脱出の助けをしてほしかったけど)。
 
「あまちゃん」、やっぱ、すごい。今日のもすごかった。だいたい、なんぼ人気番組ちゅうても、最終週ちゅうたら、ぐだぐだ、ぐずぐず、になるとこ、これやもんな。

 音痴な筈の鈴鹿ひろ美(そう、もう、音痴と信じこんでしまっていた)が歌っているうちに、ぐわっとオーラが宿り、鈴鹿ひろ美から「薬師丸ひろ子」にメタモルフォシスしていくんだから。しかも、薬師丸ひろ子の歌で、若き日の春子、つまり「源氏物語的生霊」有村架純が成仏していくんだから、感動せなしゃあないやないか? 小泉今日子と薬師丸ひろ子の歌唱力の差を見事にここで使うとは・・。こりゃすごいわ。

 こんなに感動したんは、アイドリング!!!の一期生の大縄跳び23回跳んだ時(【公式】#340 ガンバリングSP 1/2【公式】#340 ガンバリングSP 2/2)以来である(なんぼ感動したちゅうても、言うまでもなく、小泉瑠美のぺしゃぽうとべろべろばーには及ばない)。

 宮藤官九郎のこと、だから、ストーリーの骨格平凡に、つまらんけど掘って掘って掘りまくったらなんか意味がありそうな無いそうな小ネタ小演技小ギャグぶちこんで、仲間内と少数のコアなファンをまず熱狂させ、その熱狂につられ、フツーの視聴者も知ったかし始めて、訳知り顔で講釈タレ始めるのを待ち、最後、カシコぶった派手、だけど完全に物語には、掟破りをやって、ちゅうんだと思っていた(たとえば、北三陸のメンバーは実は全員、震災と津波で死んでいて、亡霊というか残像だけが騒いでいただけ。最後の最後、我に返ったアキや春子や鈴鹿ひろ美等東京メンバーは震災直後の廃墟のまんまの北三陸で佇んでいる、とか・・このオチは多分日本で3万人は予想していた、と思う)。

 半沢直樹、最終回、あれでよかったと思う。観ていて、ずぅーーーーーっと、あの鶴瓶エピソード、ウザくてしゃあなかった。ビジネスに私怨絡めたら、結果はどうであれ、アカン。ああ、日活アクションが懐かしい。

 まあ、今季は野球あんまし観なかったんで、テレビをよく観ました。

2013年9月17日火曜日

If Music Could Talk

 1ヶ月、2キロ減らせた。

 今日の「あまちゃん」はオモロかった。ゆいちゃんに火がつくシーン、歴史に残るだろう。

 今、クラッシュ、聴き返している人、世界で何人いるんだろう?
 英Amazonで買ったクラッシュの超豪華ボックス「Sound System」、今日着いた。送料込で81ポンドほどだった。

 うわぁ。ここ、すっかり忘れてた。そうか、渡哲也主演の「紅の流れ星」のDVDの感想書かなあかん、書かなあかんと思い、渡辺武信の「日活アクションの華麗な世界」を読み返したら、つい「太陽への脱出」観たくなり、観たら、つい悪ノリしてしもて、「嵐の勇者たち」観たら途中で寝てしまった。矢作俊彦の「夢を獲える檻」を読み返したら、背筋がピンとして、小林信彦も書いてたような気がして、氏の著作ひっぱり出しているうちに、「紳士同盟」見つけ、一気読みし、「続・紳士同盟」も勢いで読み、ぐっすり寝た。四方田犬彦「ハイスクール1968」での「紅の流れ星」が、「勝手にしやがれ」のパクリとして扱っていることに、心底腹立てて、あまりのことにねむれなくなった。けど、プール行っていたんで、肉体的疲労でぐっすり、寝た。

 本ばっか読んでたらアカン、映画は現場で撮られている、そうだ、外にでよう、と、「紅の流れ星」の神戸部分46年後のロケーション・ハンティング試みたが、なぜか某女子大前の狭い細い坂道に入り、にっちもさっちもいかなくなり、校門前で引き返しながら、いやいや、この映画の中の神戸は、神戸でなく、あくまでも日活の「神戸」なわけで、そんな無粋なことして何になる、と思い、そのまま、県民プール行って、その夜はぐっすり寝た。

 それから、東京五輪は決まるわ、バレンティンはホームラン57号まで打つわ、台風は来る、で今日をむかえているわけであーる。

 今、クラッシュ、聴き返している人、世界で何人いるんだろう。
 クラッシュ、1枚目から聴き始めて、今、ロンドン・コーリングが終わって、サンディニスタ!に入るとこ。
 
 サンディニスタ!、まあ、人生を変えたアルバム、ちゅうのはウソ臭いんで使いたくないが、ともかく、オレの音楽の聴き方を変えたアルバムであることは確か。まあ、ぶっちゃけ、このアルバムと、ブラック・マーケット・クラッシュは、オレをレゲエの大海に引きづりこんだのだ。かわいそうに、オレはまだ、その大海のどまんなかで、迷子になって、途方に暮れているまま、である。

 当時のジャマイカのフォーマットに従った、ちゃんとしたレゲエが、たかが英国の白人パンクグループごときの商業アルバムにフツーに放り込んであるんだから・・。

 トロピカル風にしたくてレゲエやってみました、とか、今、一番、この音がナウイんだぜ、とか、これからはダブだダブだダブダブ!!!とか、わたくしはボブ・マーレイに崇拝しています信仰しています理解者です、ジャマイカも何回も行きました、じゃーらすたふぁーらい、とか、という当時、あまたあった「レゲエ」の扱い方を一変する、「そこいらにある」音楽の一つとしての「レゲエ」だった。ラスタファリアンじゃなくても、ジャマイカ人じゃなくても、「そこいらにいる」連中、つまり、ど極東のど黄色人種のど日本人の育ちが良く(3秒ルールで拾い食いはするが)金持ち(パチンコに勝った時だけだが)で成績優秀(まあ、留年はしたけどね)品行方正(日常的にサボりはしてたけどね)のど大学生のオレが、フツーに好きなように聴いてもエエ、と思わせた、はじめての音であった。

 今からだからこそ、云えるが、パブリック・イメージ・リミテッドやポップ・グループやスペシャルズ聴いて、当時のオレが、ジャマイカの音楽の大海へ漕ぎ出せたか、と云えば無理であったろう。サンディニスタ!の例えば、「If Music Could Talk」とそのダブというかDJ版「Living In Fame」の甘ったるさがあればこそである。

 クラッシュも変なこと悩まんと、「サンディニスタ!」、この路線で行ったら、もうちょい・・・やめておこう。

 ブログのファンであった「キエるマキュウ」さん、今、オレの方はこんな感じで「Sound System」を聴いています。合掌。
 
 

2013年9月4日水曜日

恋のダブルブッキング ランキン・タクシー、フィーチャリングLeyona

 


今日はプール休んだ。
 度付きのゴーグル、Amazonで買おうとしたら、レンズとそれくっつける部品一緒に、買わないとアカンので、めちゃくちゃ面倒臭かった。それにAmazon直販じゃなく、いちいち、送料が別にかかったりして。やっぱし、こういうのは、スポーツ店とかで買った方が良かった。


 ひどい雨。気温がギュンと下がった。こうなると、もう、「秋」を強引に感じてしまう。先週の気温が35度をすっかり忘れて・・・。

 こうなると、胸キュンな音楽を聴きたくなり、胸キュンな音楽というと、グループサウンズとその頃の歌謡曲と、レゲエ、それも、スタワンしか思いつかないほど、絶望的にオレは、つい、ランキン・タクシーとLeyonaのかけあい、「恋のダブルブッキング」につい、ハマっていしまうのであった。

 ランキン・タクシーは思想的にはその「遅れてきた全共闘まんまの価値観」(プラス広瀬隆ね)が大キライだし、若いころはともかく、60過ぎた今やレゲエDJとしては今やド下手な部類に入る、でも、ともかく、ある時期のある時点において、日本で唯一、ちゃんとした音を出すサウンドシステムを持っており、その恩恵にどっぷり浸かったオレとしては、やっぱし、大キライな部分もひっくるめ、好きである。

 往年のPENTHOUSE(雑誌じゃなくて、ジャマイカのレコードレーベル)っぽいあざとくも甘ったるいラヴァーズラヴァーズしたリズムトラック、老いて声が出なくなったところを強く押し込みながら、Leyonaという、すこぶるつきの女性シンガーに補ってもらい、夏の終わり、夏の終わりと共に終わった恋の思い出がつまった携帯電話の画像やメールを消去しながら、だれもいなくなった浜辺で終わった恋に思いを馳せる世界を構築してしまう。

 もう、胸がキュン、キュンしてたまりまへんわ。

 ワンズ(失礼、GSのワイルド・ワンズね)「思い出の渚」の「あのぉなつのひ」というフレーズを効果的に使ってるし、これは、もう、歌詞は全然違うが、まさに「思い出の渚」の世界、いや、60年代終わりあたり、突然流行ったGSや黛ジュンや弘田三枝子が好んで歌った海や浜辺が舞台の夏の恋のテイストが詰まっている。

 甘ったるい甘ったるいリズムトラックの選定といい、今どきアイドルソングでも書かないようなロマンちっく満載の歌詞といい、そうなのだ、ランキン・タクシーはラヴァーズやらせたら、ひょっとしたら、世界一じゃないかと思うことがある)。

 まあ、「遅れてきた全共闘」と書いたが同時に、ランキン・タクシーちゅう人は、かつて60年代終わりのGSや歌謡曲が持ってきた歌詞の胸キュンで臭いまでのロマンちっくな世界をレゲエのフォーマットを使って、蘇らせられる人だ。ともかく、この曲は、まさに、今の、「思い出の渚」だ。桑田佳祐なら照れてしまうところ、もう、正々堂々。

 反原発や革命もいいけど(オレは良くないと思っているが)、そんなん、某太郎議員に任せ、こっち方面、もっとやって欲しい。

まあ、例によって例の如し、オレの勝手な妄想であるけど、「恋のダブルブッキング」は今の気分にぴったっしでした。この夏、恋してないけど。

(今日書いた恋のダブルブッキングは下のDVDに入っていたライブから変換したヤツを観ながら書きました、Leyonaの足がまぶしくて)

RANKIN TAXIのボヨヨンNight

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