このところ、「巨人の星」を読んでいた。連載時リアルタイムで読んで以来、数十年ぶりであるが、今、猛烈に感動している。ここに野球のすべてがあった。讀賣巨人の提灯持ちマンガと長い間誤解していたことを深く恥じ入るものである。まさにこれは、今の弛んだプロ野球界に活を入れる名著である。
讀賣の心ある投手諸君は全員、大リーグボールを練習していただきたい。この「巨人の星」には投げ方練習方法すべて懇切丁寧に書かれているのだから、簡単だろう。一号二号三号全部取得してこそ、栄光の巨人軍の投手と云うものである。もちろん、大リーグボールなのだから、選手生命は2年と心得るべきである。それが栄光ある巨人軍の宿命なのである。また、阪神の心ある打者諸君はすぐさま花形満を見習い、鉄球を打つ練習をすべきであり、中日の外人選手はオズマを見習い見えないスウィングの取得に励むべきであろう、中日の日本人選手はもちろん伴忠太を見習いバッターボックスに入るまで、逆立ちである。太洋・・・横浜ベイスターズの選手諸君は左門豊作を見習い、全員、木造アパートに引っ越しすべきである。もちろん、スワローズ(当時はアトムズ)や広島の選手もこの本にあやかって何かするべきなのだろうが、いかんせんお手本となる選手がおらん、よって何もせんで今のままでヨロシ。
昨日、クルマでふらりと出かけたら、渋滞がひどく、それも、他府県ナンバーや通常深夜しか走っていない、もしくは走れないたくいのクルマがびっしり道路を塞ぎ、神戸駅行くまで小一時間かかるという体たらく。で、本日は洗車ワックス掛け、という生産的なのか非生産的なのか、考え出したらようわからん作業に徹する。水払いに近所をクルマで一回りしたら、驚いたことにもう、桜並木の中にはもうほころび始めているのを発見する。もうすぐ春ですね。ちょっと・・・。
2010年3月22日月曜日
ただの日記
2010年3月11日木曜日
DVD付きジミヘンのオリジナルアルバム再発分を聴き流す
昨日泣いたせいか、今日はスッキリ。しかも、晴天ぴーかん。
しかも、ずいぶん前に注文していた、ジミヘンのオリジナルアルバムの再発分が届いたので、iTunesに落とし早速流して聴いている。
ファーストから幻の4枚目まで、あまり音量上げないで、ぶっ通して聴いとるのだが、いろんな音が混じっとって、気持ちいい。ヴードゥチャイルやら長い長い曲なんかはすっと飛ばして次の曲聴いている。
まあ、じみへんに関してじみへん音痴のオレが能書き垂れると、たぶん、またどこぞで大きな地震が起きたりすると困るので、 ひかえるが、しかし、Amazonでオレが買った時は一枚1,000円程度だったのが、今は、かなり値上がっとるような気がする。今の値段なら到底買わなかっただろう。
また今回の再発では、何故か、DVDがついているが、そっちはまだ観ていない。
10年にいっぺんぐらい(かな?)ジミヘン、思いクソ聴きたくなる時があるのであーる。ジミヘン好きの方々には申し訳ないが、ジミヘン聴いても、レイモンド・ルフェーブル楽団のフランシス・レイ特集、聴いても、同じ感想「気持ちええ」しか感じないのである。ひょっとしたら、ジミヘンの三枚のアルバムはBGMとしても、とてつもなくスゴイもんかもしれん。
Are You Experienced (Bonus Dvd) (Dig) [Import] [from US]
Axis: Bold As Love (Bonus Dvd) (Dig) [Import] [from US]
Electric Ladyland (Bonus Dvd) (Dig) [Import] [from US]
まあ、次のアルバムは幻の4枚目ということだ。さすがに、今日は全部聴けそうにない。
First Rays of the New Rising Sun (Bonus Dvd) (Dig) [Import] [from US]
三枚のジミヘンオリジナルアルバム聴き通して、スッキリしたが、もちろん、愛犬がいなくなったさびしさはなんら変わるわけない。
2010年3月10日水曜日
愛犬逝く
愛犬が死んだ。享年は不明である。2年前のちょうど今頃の三月、広島で「はぐれ犬」として保護された犬が、様々なそうした犬を助けようとする方々から回りまわって飼うことになったのである。享年はだから不明であるが、来たときは7歳という見立てであったが、年齢はもっといっていたのではないか。あるいは、放浪中、或いは、保健所での苦労は、その分、かなりのストレスとなっている筈で、年齢以上に弱っていたのかもしれない。また、知らない土地で知らない人間とまた新たに暮らす、ということも。
というわけで、たった二年のつきあいだったが、まあ、この喪失感はなんとも言えん。子犬の時から飼っていた今までの犬との別れとなんら変わることない悲しみである。
たぶん人生(犬生)苦労しまくった筈の犬だったが、高度な(ひょっとしたら元盲導犬という説も出たほどの)しつけがきちんとなされており、少々頑固なとこもあったもののおとなしい犬であった。苦労しているのか、馴染みも速かった。
散歩中、他の犬から犬からはよく色目を使われても、それを無視するかのように、しゃなりしゃなりと気取って歩いていた。で、思わず、テンプターズの「気取ったあの娘」を口ずさんだものである。
あと、この数カ月、徐々に具合が悪くなっていたのであるが、時折、すがりつくような眼で何かを訴えていたりしたのだが、それが充分理解できなかったのが悔しいところである。ちゅうことで、こんなとき、ダイナマイツの「恋はもうたくさん」を思い出して、刹那く思ったものである。
昨年夏ごろから、日和見感染ちゅうやつで皮膚を患い、以降、徐々に弱っていき、今日を迎えたのであるが、それでも「犬はもうたくさん」、とは、思えないのが、哀しい。合掌、あばよ、ダチ公。
2010年3月1日月曜日
真央がアイスにエッジとられてもらい泣き
パシュートをパラシュートと言って今日一日過ごしました。
そろそろ、ほとぼりが冷めて来とるから、こっそり、告白してしまうと、キム・ヨナに惚れてもたがな。
だいたい、ショートプログラム、テーマに007を持ってくるちゅうので、悪い予感がしとった。
しかも、007のテーマといいつつも、じゃんじゃかじゃじゃじゃん、じゃんじゃかじゃじゃじゃん、ちゃららあー、というお馴染みの部分が出てくるまでが、遅かった。なんか別の曲みたいな構成だ。いつおなじみのあの 、じゃんじゃかじゃじゃじゃん、じゃんじゃかじゃじゃじゃん、ちゃららあー、が出てくるか、出てくるか、と、こころよい焦れとともに、どんどん気分が高まってくる。それに同調して、フィギアのことなんかなーんも知らんオレですら、キム・ヨナのダンスに惹きこまれて行くわけだ。そして、遂にあの、じゃんじゃかじゃじゃじゃん、じゃんじゃかじゃじゃじゃん、ちゃららあー、が出てからは、アカンアカン真央の敵じゃ心許したらアカンアカンと思いつつも、既に、心の大股開き状態、ああもうどうにでもしてください、よしなに・・状態。トドメはあの演技終了後の、明らかにオレのハートに狙った(もちろん、狙っていない・・・わかっている、ソンなワケないけど、まあ、しがない中年男にはそのくらいの妄想はIOCで許可されているハズだ)、彼女の指鉄砲からの一発は、確実にオレのハートをぶち抜いてくれたぜ。
惚れた。ああ、小学校入学直後、同様にキム・ヨナと同じ国籍のおんなのこに一目惚れして以来である。そういえば、似とるとも似てないとも。
キム・ヨナに惚れる前は、もちろん、浅田真央に惚れてたわけであるが、今回は、ちょっと裏切られた気分である。 もちろん、金メダル取れた取れなかったというさもしい根性からではない。今回の真央の演技では、一瞬にして哀れな中年男をふわぁああっと夢心地にする瞬間が少なかった。それだけ「隙」がない、緻密なものだった、ということかもしれないが、それを言うならキム・ヨナだってそうである。
素人のオレから見て、選曲がしんどかった。まったく知らん曲だ。曲のノって鑑賞できなかったので、しんどかった。 もちろん、キム・ヨナのガーシュインもチャンと正座して聴いたことはないものの、そりゃ、どこぞかしこで聞かされてきているわけで、馴染みはあったのだ。
浅田真央は、SPもフリーも、重苦しいクラシックかなんか知らん曲持ってきたもんで、(オレとしては)曲にノれず、どこで盛り上がっていくのか、それとも、今盛り上がっているのか、すらわからず、しんどかった。しかも、フリーでは、ワザと鼻に皺作って、ブス顔というか怖い顔作って、あのこの世のものと思われない彼女の笑顔に惚れていたオレとしては、イメージダウンもいいとこである。
オレなりにアドバイスするなら、SPでは007のノリに勝てる唯一の曲「バッドマンのテーマ」(ダークナイトの方じゃなくて、昔懐かしい、ジャジャジャジャジャン、バットマーンのオリジナルの方、フリーではもちろん、マイケル・ジャクソンの「BAD」で決まりである。
キム・ヨナって金姸兒って書くそうだけど、金瓶梅に出てなかったっけ。
キム・ヨナの母国に比べて、メダルが少ないやら言うヤツがおるが、こっちは真夏に平気で40度超える亜熱帯の島国である。寒い国と比較したらアカン。
そいとオリンピックのたんびに思うのだが、日の丸がキライで君が代がキライな連中がおるわけで、それ自体は公職についていない限り全然構わないと思うが、もしそうした人々は、もし自分がオリンピックで金メダルとったとき、日の丸や君が代に代わる何かを持っているのだろうか?それとも、表彰台のてっぺんでやはり座り込むんだろうか?
いっぺん、そうした人々に金メダル取らしてあげたい。
2010年2月21日日曜日
ザ・ピーナッツのオリジナルアルバム
昨年、復刻なったザ・ピーナッツのオリジナルアルバム群。なにせ、全部で21枚あるんで、ぼちぼち集めていこうと思う。調べ方が悪いのか、この膨大なアルバムを時系列に並べたヤツが見当たらなかったんで、アマゾンのデータで並べてみた。
今のところ、 12、17、18枚目と後期のカヴァー曲が多いヤツを中心に手に入れただけ。
ファーストアルバム
"可愛いピーナッツ(紙ジャケット仕様)" (ザ・ピーナッツ)
"ピーナッツ民謡お国めぐり(紙ジャケット仕様)" (ザ・ピーナッツ)ピーナッツ民謡お国めぐり
4th
"夢であなたに~ピーナッツのポピュラー・ムード(紙ジャケット仕様)" (ザ・ピーナッツ)
5th
"ピーナッツのザ・ヒット・パレード第2集(紙ジャケット仕様)" (ザ・ピーナッツ, スマイリー小原)
6枚目
"ピーナッツのザ・ヒット・パレード第3集(紙ジャケット仕様)" (ザ・ピーナッツ)
7枚目
"祇園小唄~ピーナッツのムード民謡(紙ジャケット仕様)" (ザ・ピーナッツ)
8枚目
9枚目
10枚目
11枚目
12枚目
13枚目
14枚目
15枚目
"ピーナッツ・ゴールデン・デラックス(紙ジャケット仕様)" (ザ・ピーナッツ)
16枚目
17枚目
18枚目
"華麗なるフランシス・レイ・サウンド!~ザ・ピーナッツ最新映画主題歌を歌う(紙ジャケット仕様)" (ザ・ピーナッツ)
19枚目
20枚目
番外
2010年2月19日金曜日
二月十九日
まあ、コケて銅メダルだから、コケなかったら、と考えそうになるけど、ウチの国は夏には平気で40℃越える亜熱帯の国なのだ、しかも、男子フィギアでは初のメダルなのだ。素直に喜んどく。織田信成選手、靴のヒモが切れるというアクシデント・・・まあ、残念だった。
話は変わるが、夕方クルマ乗っている時は、NHKーFMのミュージックプラザという番組聴くことがあり、特に月曜日のつのだひろ氏の歌謡曲、木曜日矢口清治さんの古めの洋楽がお気に入りなのだが、昨日、スイッチ入れたらいきなり、ジェーン・バーキンとゲンズブールの「ジュ・テーム」(Je t'aime moi non plus 1969年)が大音量でなったんで、ビックらこいた。まあ、聴く人の品性を試す曲で、もちろん名曲中の名曲であることは歴史が証明しとるが、慌てて、ボリュームを絞ったオレは、さらなる修行の必要性を痛感したものであーる。
2010年2月18日木曜日
ショーン・ホワイトはごっつかった・・・
冬季オリンピック。服装がどうのこうの、は、ともかく、弁解会見があまりにもヒドい、という小沢一郎みたいな国母選手興味でハーフパイントちゅうの、観たが、とんでもなかった。ショーン・ホワイトのあまりのカッコ良さに背筋に電撃が走る。ちゅうか、まさに、びっくらこいた。もう、このスノボのハーフパイント、ちゅうのを発明したのは、こいつか、という感じ。中学生のカラオケ大会に突如マイケル・ジャクソンが現れた、ちゅうもんか。
しかし、冬季オリンピックちゅうのは、日本全土が雪国でないわけだから、弱くてあたりまえ。マスコミも日本選手日本選手日本選手メダルメダルメダルというので盛り上げないで、こーゆー神業的なスゴい人をもっともっと紹介しないと、ホンマ、オリンピックちゅうのに、今回みたいに日本国民全員が、くだらないくだらない服装論議しとる、中学の風紀委員会レベル、ちゅうのも情けない。
冬季オリンピックのたびに思うのだが、沖縄とか高知とか神戸とか名古屋とか静岡とか、雪が降らん地方にひょっとしたら、ショーン・ホワイトを越える能力を持った兄ちゃんや浅田真央越える能力を持った姉ちゃんがわんさかおるかもしれんのであーる。
ホンマの雪国の国にはかなわなくて元々、オリンピック行けたら万歳、メダル取れたら儲けモノ、ちゅう気持ちで行かな。今なんか、日本国民全員でメダル取った日本選手から「元気」や「勇気」を「貰たろう」「貰たろう」というセコくてきわめて虫のエエ気持ちが強すぎるんじゃないでしょうか。
元気や勇気を自分で出せないもんだからメダル取った日本人選手から奪い取ろうという確率の低いこと狙うより、外人選手に戦後間もないギブミーチョコレートよろしく、ねだったらヨロシ。オレなんか、今日、ショーン・ホワイトのあまりの素晴らしさに、「元気」や「勇気」、それに「感動」も貰いましたわ。
藤田まこと氏亡くなる。ファンというわけじゃないが、幼少時のお気に入り、あたり前田のクラッカーから必殺シリーズを経て今の今までずーーーーーーーーっとテレビをつければ、そこにおった、ちゅう、お方なので、正直、淋しくなる。ちゅうか、これから、ドラマ、つまんなくなるだろうな。合掌。
2010年2月9日火曜日
3ばか大将~外国TV映画 日本語版主題歌 、そして、「アッポ・しましま・グー」
せっかく新しい政党が政権とったものの、急激に古臭くなって行っとる。ちゅうか、昭和の自民党にどんどん似ていっているのはどういうわけだ?もともとキライな政党なのでアレやコレや言いたくないが、初心忘るべからず、やで。
昭和の御代、ワシらちびっこたちの楽しみのひとつに、海外アニメとかドラマちゅうのがあった。バッドマン、今でこそ、なんかめちゃくちゃ大層な存在になっとるが、当時のバッドマンは子供心にも幼稚やなあ、と思うぐらい、ペンギンがでてきたりナゾナゾばかり言うオッサンとか、しょうもなかったものである。
ちゅうような(バッドマンは入っていないが)海外TV映画の主題歌を集めたアルバムが出ていた。
あんまし期待しないで、聞いてみたら、ハマった、ハマった。ちゅうか、みた記憶ないのに、曲だけはしっかり覚えていたりして、たぶん、視ていたのであろう。景気のエエ曲が揃っている。最近はウソくさいウソくさい偽善をつめこんだエコ番組やらCMが多いので、げんなりしとるが、例えば、「宇宙怪人ゴースト」の主題歌なんか、聞くと、すかーーーーーっとする。あっちの主題曲にそのまま日本語歌詞をつけたものもあるが、作曲オリジナルのテーマソングが多いことに驚いた。
3ばか大将~外国TV映画 日本語版主題歌
このアルバムに収録されている曲(リンク先はYouTubeであったヤツ。動画入りのヤツもあれば、曲だけのものある)。
ソニー号空飛ぶ冒険/上高田少年合唱団
スーパーフューリーの歌/雪村いづみ
うちのママは世界一/楠 トシエ
ポパイの歌/楠 トシエ
ミスター・エド/上馬キリ子
じゃじゃ馬億万長者/森川 信、香椎くに子、小林和夫、若水ヤエ子 ほか
3ばかソング/益田喜頓、ハニー・ナイツ
名犬ロンドンの歌/田辺靖雄
トムとジェリー/梅木マリ、フォー・コインズ
クマゴロー/中島そのみ
キャスパーと遊ぼう/上原ゆかり
わんぱくフリッパー/東京少年少女合唱隊
ターザンの歌/児童合唱団
大魔王シャザーン/上高田少年合唱団
怪獣王ターガン/みすず児童合唱団
ペネロッピー絶体絶命/ケーシー浅沼、コールアモーレ
スカイキッドブラック魔王/大塚周夫
ドボチョン一家の幽霊旅行/ザ・ラニアルズ
ドッチャカベッチャカ/グリーン・ブライト
モジャモジャロック/グリーン・ブライト
お化けの学校/ザ・ラニアルズ
********************************************************************************
あーしんど。まあ、探せばまだるかもしれんが、このくらいで。
YouTubeでは見つけられなかったが、最後から3曲目の「ドッチャカベチャッカ」というのが凄い。ナノダとかデシタという合いの手が入るのがワケ分からなくて、エエ。
ちゅうぐあいに、ふうふう云いながらYouTube探していたら、なんと、「アッポ・しましま・グー」(これは日本製の人形劇)のテーマを見つけた。
なんとまあ、 あの中村晃子が歌っている。http://www.youtube.com/watch?v=-exXLR0fW9w
まあ、この番組がはじまった頃はもう人形劇見る年齢じゃなかったので、番組自体、たぶん、見たことないのだが、近所の低学年のガキが声を張り上げ、この意味不明の歌詞を永久リピートで謳っていたので覚えていた。歌詞に意味があるというのを今日はじめて知ったところである。
2010年2月6日土曜日
サイケな街~ PEACOCK BABIES
音楽ネタから離れている。まあ、ちょっと一時期、CDをあまり買わなくなってたりした。理由は「高いから」に尽きる。だいたい、渾身の作品「ダークナイト」やマイケル・ジャクソンのDVDが1000円で買える時代だ、果たして、3000円近くするCD、買うのには、セコいオレとしてはかなりの勇気がいることになるわけだ。
ただ、DVDは観るのに2時間はかかるわけで、毎日見るというわけにはいかない。それに、音楽なしじゃ、それじゃ、人生、さびしすぎる、ちゅうもんだ。
で、年末から意識して買うことにしたわけだが、どーも、たった数カ月ブランクがあっただけなのに、CD買うのがすごく下手になってしもて、買えば、クソCD,買えば、手持ちと重複している、買えば、マイナー過ぎる・・・で、しかも、今、実は、キングからザ・ピーナッツの全てのアルバムが復刻されており、買わなアカン買わなアカン、と思いつつ、どうも、その数に恐れをなしているもんだから、こうして失敗したCDを買うたんびに、「ああ、フツーにザ・ピーナッツのアルバム買っとけば良かった」と後悔する始末だ。この分では、たぶん、しばらくして、ザ・ピーナッツのアルバムが入手不能とかになりはじめて、慌てるのだ。
ということで、今日は、そうした「失敗してもたなあ」というCDの中からひとつ。
1. アンチェイン・マイ・ハート(江利チエミ)
2. ちっちゃな時から(浅川マキ)作詞:浅川マキ 作曲:むつひろし
3. 虹色の湖(中村晃子)作詞:横井 弘 作曲:小川寛興
4. 恋の十字路(欧陽菲菲)作詞:橋本淳 作曲:筒美京平
5. サイケな街(万里れい子)作詞:水木ひろし 作曲:櫻井順
6. ブラックルーム(黛 ジュン)作詞:なかにし礼 作曲:鈴木邦彦
7. 本牧ディスコティック(牧陽子)作詞:吉岡治 作曲:中川博之
8. 恋はもうたくさん(ザ・ダイナマイツ)
9. 狂わせたいの(山本リンダ)作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一
10. 0のバラード 女の爪あと(杉本美樹)
11. 気分を変えて(香坂みゆき)作詞曲:山崎ハコ
12. ピーコック・ベイビー(大原麗子)
13. 夕焼けのあいつ(泉アキ)
14. 裸足のブルース(中村晃子)
15. 悪魔のベイビー(寺内タケシとバニーズ)
16. やさしいにっぽんじん(緑魔子)
17. ママリンゴの唄(デイヴ平尾)
昨年の4月に出たアルバムで、ピーコックベイビーズというパンクのグループのカヴァー集である。
上記の曲を見て、まあ、フツーの歌謡曲ファンならヨダレ垂れ流し状態にところである。
だが、聞いてみて、どこがパンクなのか、ようわからんかった。まあ、オレが書くことだから、真に受けてもらったら困るが、パンク度で言うたら、遥かにオリジナルのほうが「パンク」っぽさを感じてしまう。いたって、フツーの音に聞こえてしまう。なんじゃコレは?
あの大原麗子の超パンクな曲をこうフツーに歌って演奏してもたらアカンだろう。他の曲も、アナーキーさ、ラジカルさ、過激さ・・それらの要素でオリジナルにまさるものは少ない・・。だいたい、あの泉アキのつんざくようなシャウトですら、どうも、このカヴァーでは腰が引けて、恥ずかしがっているように見える。どうせやるなら、なりふり構わず、もっと、わりきってやってほしかったものである。
ホームページみたいなところへ行ってみると、ああ、なるほど、と納得。
インタビュアー:メンバーみんなが、歌謡曲をカッコイイものと解釈してる?
[From PEACOCK BABIESさんのMySpaceブログ| ]
ヨージ:沢田研二って知ってる?ザ・タイガースっていうGSグループにいて、特に70年代、ソロで活躍した歌手。日本版デヴィッド・ボウイさ。日本の歌謡界における、ギンギンのグラムロッカーだよ。子供の頃の憧れだった。
賀句:60年代の歌謡曲を調べていくうちに、村井邦彦や筒美京平は日本のバート・バカラックだと思ったね。たくさんヒット曲を書いてる。そして、最もすごいのは阿久悠だ。阿久悠は歌謡曲の歌詞における革命家と言える。
沢田研二が日本版デヴィッド・ボウイ???、村井邦彦や筒美京平は日本のバート・バカラック???・・・・意識が低すぎるではないか。そうなのである。まだ、信じられないことだが、彼らの頭の中では、デヴィッド・ボウイやバート・バカラックが上の方にあるのだ。沢田研二も村井邦彦も筒美京平ですら、毛唐越しにしか、理解できないのである。だから、穿った見方かもしれんが、上目線、つまり、ワシら今のカッコええカッコええパンクバンドがわざわざ、これらの曲を取り上げてやっているんだ、ちゅう意識すら、感じてしまう。
鹿鳴館時代の意識でカヴァーしてもろたら困る。同じ問題に悩んだ夏目漱石、読むことからはじめてほしい。
「ロック」の人は、権威に弱くて、エエカッコしいが多いから、しゃあないが。
まあ、威勢のエエこというから、オレも好き勝手云うてしもたが、まあ、オリジナルで勝負するより、カヴァーで勝負する姿勢は買える。それに選曲も60年代70年代混在はともかくとして、まあ、エエ(だから、オレが間違えて買うてしもたのだが)。
願わくば、これのオリジナルをあつめたコンピレーションアルバムが欲しい(緑魔子の「やさしいにっぽんじん」、オリジナルまだオレ聴いたことないのだ)。
ネガティブなことを書いてしもたが、まあ、 ザ・ピーナッツのゴールデンアルバム買わないでこっち買ったのだ、許して欲しい。それにオリジナルとどうしても、比べてしまうから、つい、不満が出てしまう。しかも、アルバム通して10回は聞いての感想である。
そいと、このアルバム、アマゾンでは今は買えないみたいだが、iTunes Music Storeでは1500円で買える。
2010年2月4日木曜日
ACLのばかやろう
ここの更新、なんか、サボリ過ぎで、幾星霜。その間、月は変わるわ、小沢一郎は起訴されずバックれに成功するわ、朝青龍はバックれずついに引退するわ、高井雄平は野手転向するわ、世の中、間違っとるよ。
またもや、Mac、けったいなことになってしもた。どうも、SnowLeopard、アクセス権のなんちゃらがなんちゃらで、今回なんか、どういうきっかけかわからんが(まあ、オレが変なこといつのまにかしたに違いないが・・)、いくつかのフォルダが突然、アクセス不能になってもた。そいで、アレやコレやしとるうちに、まさに下のブログで説明されている状態、つまりフォルダのみならず、ハードディスク単位でアクセス不能になってもた。
普段はMacを使っているんですが、このたびいろいろと大変な思いをしたので
[From Ani-Came! : Mac OSX 10.5.6(Leopard)のカスタムアクセス権解除に苦労しました]
此処に書き記しておこうかと思います。
Mac OS 10.5.6で、外付け、本体、すべてのアイコンにかぎマークが付いて
開けなくなってしまったんです。こんな風に。
上記のブログさんで丁寧に紹介されているように、オレのマックにおいても、くっつけてるハードディスクすべてに「総スカン」を喰ってしもて、アクセスできんようになってもたのでアール。上記のブログさんで教えてくれているようにやったら、無事、もとに戻ったのだが、「terminal」でコマンド打ち込むという、オレにとっては、職業的行為つまり金貰わんとやる気がしない行為を一円も貰わずせなあかんかった。プロのプライドが深く深く傷ついた。
けど、まあ、これで、くっつけたHDはアクセスできるようになったのだが、そもそも、こういうことになってしもたホームのフォルダのいくつかがアクセス不能になった原因がどうやら「ACL」(アクセス制御リスト)に関係するということらしいので、またもや色々調べたら
アクセス制御リスト(アクセスせいぎょリスト、Access Control List、ACL)とは、オブジェクト(受動体)に付属する許可属性のリスト。コンピュータセキュリティにおけるアクセス制御を実現するために、誰にどのリソース(受動体)に対するどの操作を許可するかを列挙したもの。例えば、ファイル X についてのアクセス制御リストに要素 (Alice, delete) があれば、Alice はファイル X を削除することができる。
[From アクセス制御リスト - Wikipedia]
・・・殺意と失望。その前に全く理解不能。突然Aliceが出て来よった。これ以上読んでウサギが出てきてハンプティダンプティやら女王の世界に誘いこままれると、その世界から帰りたくなくなってしまうと困るので・・・それ以上読むのをやんぴしたが、どうやら、Snow Leopardより一つ前の「Mac OS X 10.5 Leopard になってから’ACL’と呼ばれるアクセス権設定が有効になった」らしい。なんで?どうして?と疑問が蜂の子を散らすように湧いてきたが、それを一匹一匹潰して、他であれやこれや調べていくと、ありました。 terminal使わんでもインストールディスクからできるとのこと。
4.ACLの機能をリセットインストールディスクからMacを起動し、メニューのユーティリティからパスワードを起動する。その項目の中に、
[From Macのアクセス権がおかしくなった < DLab.]
ホームディレクトリのアクセス権およびACLをリセット
オレの場合、上書きインストールしたわけじゃないが、まあ、素直に、SnowLeopardのインストールディスクを捜し出し、やってみると、確かに・・・うまく行った。なんでか?どうしてなのか?という疑問をここで持ったりしたら、「負け」である。阪神大震災の時「地震のバカやろう」と云うて救われたように、オレはここで、そっと、だが、しっかりと、「ACLのバカやろう」と云っておきたいわけであーる。
これでもう大丈夫だろう。多分、おそらく・・・。 しかし、Macねたばっかりだが、ここは歌謡曲の感想文を書くサイトなんであーる、実は。