2008年1月28日月曜日

今東光和尚の「毒舌日本史」、読み返す

 相変わらず、寒い。ガソリン入れに行ったついでに、洗車機に入れ、終わった途端に雨が降り始めた。まさに、これが、人生だ。  






 今東光和尚の「毒舌日本史」、読み返す。

 ちゅうても、まあ、寝る前読んで眠くなったら寝るパターンで一週間かけているけど。

  この本は、文春の社長が今東光の話を引き出すという形式。
  30年以上前の1972年に出たやつで、「日本史」も以降いろんな新事実が発見されたり、研究が進んだりと、古くなっても、当たり前なのだが、それでもなおかつ、オモロイ。

  ちゅうのも、今東光は、天台の大僧正であり、中尊寺の貫主でもあったわけで、「そっち方面」の歴史観が非常に深い、あと今東光氏は知っている人は知っているだろうが、当然、どスケベで女好きで下品なわけで、「こちら方面」の歴史観も非常に深い。 

 ・・・ちゅうわけで、このまさに「聖と俗」をほとんどごっちゃにしながら、また自身の交友関係とかもからめて、日本歴史を自由に語るわけだから、つまらんワケないのである。
(今東光のwikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/今東光  )

 また、読んでいて、司馬遼太郎が同じ事書いてたら、「うん、なるほどなるほど」となるところ、同じ事を今東光がしゃべってたら、何故か、「そんなアホなことあるかい」とついつい思ってしまうのは、なんでなんだろう?  

 もちろん、なーんも考えていないでも「うん、なるほどなるほど」は思うことできるが、「そんなアホなことあるかい」は、何か考えていないと思わないんであーる。  「歴史」、ちゅうのは、やっぱ、「過去あった事実」でもなんでもなく、ある時点で、その時代の人が「あの時のあれ」は、こういうことにしときましょ、ちゅう「了解事項」に過ぎないことがわかるのである。

  あと、今東光、歴史関係のこの手の本、もっと出してたら、司馬遼太郎をやたら持ち上げたりする変な風潮がそんなひどくなっていなかったろうに、と思うのである。坂本竜馬ばっか持ち上げられ、中岡慎太郎が殆ど忘れ去られてしまう、ようなケッタイなことには。

2008年1月27日日曜日

日記

BS1でやってた、BSドキュメンタリー 証言でつづる現代史 「こうしてベルリンの壁は崩壊した [前]」、観る。まだ、旧体制の東ドイツ、ライプチヒでのデモの話なのだが、めちゃくちゃ感動する。この僅か9日後にホーネッカーが失脚するのだ。

 大阪府知事選、橋下、圧勝。まあ、兵庫県民であるオレには関係ないのだが、対抗の候補、途中、苦し紛れか、ネガティブキャンペーン、それも、あんまし、キレイなやり方とは云えないやりかた(チラシ事件)やってもて、完全に勝負決まってもた。大阪の人は、あれでも、アホやないんや。相手が「悪」だから、相手を罵っている自分が「善」かのように、錯覚させる(時には本人までも錯覚してしまうから、怖い)ちゅうのは、ホンマ云うと、それこそ、ヒトラーがライバルの政党蹴落とすとき使った方法や。
 ライプチヒのデモ、とは大違いや。
 
 クルマ、4年目の定期点検したついでに、iPodインターフェースセットちゅうのをつける。
 そいで、ついでに、iPod nano、但し動画が映らない旧型のヤツ、インターフェースセットに12,000円プラスだったんで、一緒に買う。
 今まで、初代ShuffleをFMで飛ばすヤツで聴いていたが、ノイズがやっぱ入ったし、コントロールもいちいち本体でやらなあかんかった。

 純正のカーステ用なのだが、CDチェンジェー用のインターフェースをうまいこと利用してあり、しごく便利で、ああ、こんなに便利なら、もっと早くつけといたら、良かった、と思ったくらい。もちろん、そのかわり、CDチェンジャーが使えなくなるらしいが、初手から、そんなもん、つけてまへん。

 nanoの方のプレイリストの名前を、XXXX1,XXXX2~XXXX5、というふうに末尾数字にしとおくと、例えば、XXXX1はCDチェンジャーのCD1として認識してくれる。これが非常にエエ。オレのように歌謡曲がメインだが、レゲエも聴くし、60年代の毛唐グループサウンズも聴く、とかなると、これは、ホンマ、助かる。

 ちゅうことで、今日は、淡河あたりまで、軽く走ってみたのだが、快適快適。

 まあ、最近ガソリン、クソ高いんで、あんまし、ドライブとかしていなかったが、ちょっと遠出したい気分になった。

2008年1月24日木曜日

日記

雪がちらつく寒い日でした。最高6度ちゅうのは、困る。こんな寒いと、地球温暖化防止に協力する気力が萎えるちゅうもんです。
  まだ、歯の治療が終わらず、しかも、二週間に一回のインターバルですから、面倒くさいですわ。 
 先日、ユニクロで買った布団(ソフトエアテック掛けふとん - ユニクロオンラインストア[store.uniqlo.com])、ぺなぺなで、大丈夫かちゅう感じでしたでしたが、けっこういけます。布団何枚か重ねても、たいてい、何故か、朝方、一枚にくるまった状態で、寒さのあまり、目覚めてしまうのですが、これに変えてからは、一枚になっても、そのまま眠ったままですから、バカにはでけません。
 
 ちゅうことで、今日はユニクロの布団にくるまって(ユニクロもアフェリエイトしてくれぃ)もう寝ますわ。ほな。

2008年1月22日火曜日

空飛ぶモンティパイソン

 株価は下がるばっかですな。もういっそのこと、発展途上国の水準、時代で云うたら、昭和30年代頃に戻ったらオモロイのに、とかヤケになる毎日。  またもや、問題な作品が。問題、ちゅうより「悩ましい」か。  ホンマ、20年前だったら、即買いだったろう。・・・あかんか、当時は金なかった。 o  モンティパイソン(モンティ・パイソン - Wikipedia)、オモロイ、ちゅうヤツは信用しない。気どっているだけやねん。英国のひん曲がった原義通りの「ユーモア」なんか、ど日本人に、わかるわけ無いからね。放映時、前振りで今野雄二とかが、気どりやがってよぉ、わかったようなこと云うわけよ、ムカついたもんである。ロック野郎がイギリスに凝って、ついには自分がイギリス人みたいに勘違いし出す周りの日本人を小馬鹿にしだす・・・ホンマ、鼻持ちならんかったもんである。ディケンズでもしこしこ読んどけ、ちゅうのよ・・・ついエキサイトしてしもた。まあ、当時は日本はまだまだ発展途上国だった。    モンティパイソン=広川太一郎  なのである。
広川太一郎 - Wikipedia コメディー作品における台本にないセリフを吹き替えに収めて作品の魅力を引き出す超絶的な演技と、「ようっとな」「いいんでないかい」「なんともはや」「…っちゃったりなんかして」「はた?」「恥ずらかしい」「きらーん♪」と駄洒落を交えた台詞など、ファンの間で「広川節」「広川太一郎調」と呼ばれる独特の語り口で知られる。
 
「空飛ぶモンティ・パイソン」“日本語吹替復活”DVD BOX
B000X431A4エリック・アイドル(広川太一郎) マイケル・ペイリン(青野武) ジョン・クリーズ(納谷悟郎/近石真介)

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2008-02-20
売り上げランキング : 39

おすすめ平均star
star最高に楽しみです
star待望の吹き替え!
star信じられないっ!!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
 まあ、英国BBSのつまらんコメディ、と思ったらクソ高いが、日本の天才声優の技を買うと思ったら、安いわけであーる(と買え買えというオレの中の悪魔の囁きに乗ることする)。

2008年1月21日月曜日

本日の「恋から」

 なんか、讀賣にまたも鳴り物入りで新外人がやってくるみたいで、
スポーツナビ|巨人・ラミレス、本塁打王を意識=来日記者会見で抱負-プロ野球
アレックス・ラミレス外野手(33)が21日に来日、都内の球団事務所で記者会見し、「伝統あるチームの一員になり、とてもうれしい。(ノルマとして)100打点、30本塁打は常に頭にある。本塁打王も意識していきたい」と抱負を話した。
   どういう選手かようしらんので、わからんが、アメリカ人らしいビッグマウスの持ち主とみた。  今年は大きな事を狙わず、まずは日本の野球に慣れて欲しいものだ。    嗚呼、ケイト・ブッシュ聴いても、さんまの番組を思い出すようになってもた。くそ、最近観ていないので、ダンプの運転手とか元気にやっているんだろうか。  ケイト・ブッシュを聴いても、さんましか思い浮かばない・・・これが年を取るということなのね。  どうせ、毒をくらわば皿までじゃ、ある年の大晦日から正月まで耐えず繰り返しやってたCM、Rolling the ballも探したれと思ったが、見つからんかった。 ・・・と思ったら。    いやぁ、エエ。  伊東ゆかりとしばたはつみの強力ツインヴォーカルの後、本人が踊りだけで登場しとるような気がするが・・。  しかし、こんな曲やったっけか?

2008年1月20日日曜日

上田正樹と有山淳司の「ぼちぼちいこか」(1975年)

 ちょっと、まとめて、動画見ていたので、金曜日、更新サボりました。どっと疲れて、今も、眠気をこらえて更新しとります。  雨。  ハーバーまで。ナイキのエア・モーガンというモデル、履きやすそうだったし、安かったんで、買う。    ちょっと、最近、今までフツーに履いてた靴が窮屈になってきているんであーる。  靴が縮んだのではなく、足が太ったのであーる。  足だけではない、実は、アルコールをほとんど飲まなくなって、どっと、太ったんであーる。  不思議だが本当だ。  ダイエットのため、ちょっと、アルコール、飲まなアカンような気がしている。    音楽のネタ。  上田正樹と有山淳司の「ぼちぼちいこか」(1975年)、ようやっと、手に入れる。まあ、アナログで聴きまくったアルバム、CD化されるたんびに買っとこか、まあ、エエか、と思っているうちにすぐに廃盤になり、中古屋とかでクソ高い価格をつけられていると、あれほどアナログで聴きまくったアルバムとあきらめた筈なのに、何故かクヤシくなるから不思議だ。  で、聴いとるわけだが、上田正樹の声がエエ。  
ぼちぼちいこか+6tracks(紙ジャケット仕様)ぼちぼちいこか+6tracks(紙ジャケット仕様)
上田正樹と有山淳司 上田正樹とSouth to South


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
 一曲目の始まる前に、街頭の香具師のおっさんの口上が入っとる。これが最高なのだ。  「にいちゃんどんな時計はめてる? 時計無いんか、質屋か?」(ハハハ)「これなんぼすると思う? 八万八千?これ、今年上がっとんやで、去年まで八万八千やで、2割五分上がっとんねん、めちゃくちゃ上げとんねん。ワタシがここでウソをつくとな、とお兄ちゃんみたいにココの弱い人やったらそういうねん、ウソつけ、云うねん、ところが、な、うん、ココの賢い人は絶対そういうことは云わへんねん、なんでいうとな、ここの土地、一坪550万すんねん、土地がな、こういうとこで15年間も商売しとると、ひとことワタシがね、ウソをいうと大変やろ?どんな人とあってるかわからへんやろ、交番所(こうばんしょ)へ駆け込む・・・」  フェードインして、超名曲「大阪へ出てきてから」が始まるわけだ。  ようやっと、上の聞き写しでけたと思ったら、you Tubeに曲があった。  このアルバムはホンマ衝撃で、こてこての大阪の世界、それも、オカマやら服役中の変態おっさんとかの人たちの、どっちかと云えばコミックソングとして扱われていい(実際、「とったらあかん」は三枝がやっていた)素材をしっかりしたヴォーカルと絶妙のギターで、非常高度な音楽にしてしまったことであろう。  あと、このアルバムが示したのは、    ・アメリカのディープサウスのこてこてのブルースの世界も、大阪のコテコテさで十分対応可能。  ・東京弁ではのりにくい日本語歌詞も、大阪弁だと、ノープロブレム  ちゅう、日本の音楽が長い長い間、悩んでいたことをあっさり、解決してみせたんである。  それでも、やっぱし、当時は、ローカルで終わってしもて、9年後の「悲しい色やね」まで、ブレークしなかったのは、不幸としか云いようがない。外国の音楽の世界を日本(大阪)に移すより、大阪から東京に移すのが実はスゴい難しいことであったのであーる。アメリカのディープサウスのこてこての世界と大阪は、あっさり行ったのに、大阪と東京の 間には深くて暗い 川がある誰も渡れぬ 川なれどエンヤコラ 今夜も 舟を出すRow and Row Row and Row、ちゅうことやったわけだったわけですな。  このアルバムの9年後1983年にヒットした「悲しい色」はさしずめ、弘田三枝子の「人形の家」と、位置的に似ているんであーる(わかるかな?)。

2008年1月17日木曜日

なんどめの一月十七日になるんだろう。

午後の休み、宝塚まで。阪神高速北神戸線のおかげで、1時間ほどであっさり着いてしまう。神戸から宝塚へ行くのに2時間以上かけてた昔が懐かしい。なんか、300もの頂き物をもらって帰る。手ぶらで行ったのに。しかも、一応、お見舞いだ。  

 帰り、昨日も書いたが、新長田の、今日開店という松方弘樹の本格廻鮮寿し 松の樹 - MSN グルメに寄ってみるが、さすがに列ができていた。そいで、おばはんらが店の窓のとこにへばりつき、店内をのぞき「あ、松方弘樹や」とかはしゃいでいた。これが新長田のタフさなのだ。オレもよほど家に戻って「893愚連隊」のDVDを持ってきて、サインしてもらおうかと、数秒本気で考えた。  並んでいるといつになるかわからんので、一ヶ月ほどしてほとぼりが冷めてから、行くことにする。  

 今日は一月十七日である。  例によって例の如く、

大震災の記憶をどう語り継ぎ、その教訓をどのように生かしていくのか。被災地の模索はこれからも続く。

[From asahi.com:阪神大震災から13年 夜も絶えぬ追悼の姿 - 社会]

 なのだが、あえて毒づくと、まあ、「教訓をどのように生かす」もなにも、なんぼの耐震性があるんかしらんが、超高層ビルぼこぼこおっ建つようになったら、アカンやろ。安全もその想定の強度以上の地震が来たら、アカン、いとも簡単に、ぶっ壊れる、ちゅうのは阪神大震災でビルや高速道路、橋とかで、イヤちゅうほどあった事例。来なかったらエエが、来て、しかも不幸なことにそうしたビルがボコボコぶっ倒れたら、こりゃ、とんでもないことになるわけで。ま、911の光景があちこちのビルで観られるちゅうことになります。 

 「語り継ぐ」のは、どうせ、聴く方も云う方もそのうちに面倒になると思うから、無理はせんと。でも、せっかくなんだから、なにか、ひとつだけでも、人類の一員として、「学習」はしていこうや。  
 でも、ま、今日もあったけど、みんなで、お祈りする時間だけは、これからも持ちたいものです。

  合掌。


2008年1月16日水曜日

スプーキー考

寒い日が続く。
 新長田行ったら、なんでも、明日の震災記念日に松方弘樹の寿司屋がオープンするそうである。

 震災復興ちゅうことで調子にのって、バカみたいにたくさんビル建てたものの、お店が中身スカスカのまんま、お店が入っても一年と経たないうちに閉店とかが多く、早くもゴーストタウンになりつつあるんで、まあ、いいことである。安くて旨くないと、アカンという地域なので、長く続けば、いいのだが。


本格廻鮮寿し 松の樹 - MSN グルメ

本格廻鮮寿し 松の樹

■1月17日午後3時松方弘樹の回転寿司店OPEN!

■毎日先着200名様!松方弘樹サイン&似顔絵入り手ぬぐいプレゼント!■オープンフェア同時開催!


 ちゅうことで、音楽の話題に移る。 今日のお題は、ダスティン(ダスティちゅう時期もあったそうである)・スプリングフィールドの「スプーキー」。 

 もう、大好きな曲である。

 この前のナンシー・シナトラついでに調べてみたのだが、You Tubeには無く、Daily Motionの方にあった。







Dusty Springfield - Spooky
 
Uploaded by skinandbones

 まあ、この曲、最近でも数回別のCMで使われていたぐらいだから、まあ、知っている人は知っているだろう。ダスティン・スプリングフィールドがオリジナルかどうかは調べきれなかった。

 ノリがホンマに正確無比という感じで、聴いている方が独自のノリでノって来そうになっても、ぴしゃっと絶妙のタイミングで、元のノリに戻されてしまう。

 平山三紀(平山みき - Wikipedia)もカヴァーしていて、それが、彼女特有の、あの蓮っ葉な感じで唄っとるわけだが、ところどころ、彼女特有のドスの効いた低音が混じり、ダスティン・スプリングフィールドがご覧のように、あっさり目に唄っているのに、平山三紀の方は大暴れしとる感じがして、もう大好きである。
 実際、彼女の曲の中では、「真夏の出来事」よりもたくさん聴いたかも知れん。


"GOLDEN☆BEST/平山三紀 筒美京平を歌う アンド・モア" (平山三紀)


 そして、平山三紀(1971年)より先にこの曲を日本でカヴァーしたのが(一番最初かどうかはわからん)、ゴールデン・カップス(ザ・ゴールデン・カップス - Wikipedia)。
 これも、本牧臭いゴールデン・カップスにしてみたら、この曲だけ、何故か「元町」臭い。


"アルバム第2集(紙ジャケット仕様)" (ザ・ゴールデン・カップス)

まあ、この「スプーキー」、カヴァーが多く、JASRACの曲検索で調べただけでも、60年代後半あたりだけでも、アンディ・ウィリアムスやらクリス・モンテス、ヴェンチャーズ、ウォーカー・ブラザースとかもやっていたりする。後には、上田正樹やアン・ルイスとかも。また機会があったら聴いてみたいものである。

2008年1月14日月曜日

お色気考試案

ぐっと、冷えてきた。

 昨日の You Tubeの動画、題名書くのを忘れていた。
 ナンシー・シナトラの「ブーツは歩くためのもんでっせ」(These Boots Are Made For Walkin' )。

 そもそも、(キャメロン・ディアス&女の子出演ソフトバンクCM曲 「Sugar Town」)、が気になってYou Tubeで見つけたのが下のような、地味なやつ。


  そいで、つい、「関連動画」にあった、These Boots Are Made For Walkin'の方が、昨日のように、めっちゃありがたいありがたい動画だったんで、そっちに気を取られ、肝心のシュガー・タウンの方忘れてしもた。

 まあ、今、あらためて、シュガー・タウン(邦題は「シュガータウンは恋の街」)のヤング101風健康的なお色気とThese Boots Are Made For Walkinの西野バレー団風というかもう大人風お色気を見比べて、この数年のオレの懸案事項である「お色気」について、考えてみたりしとる。
 もちろん、アホなので、結論は「ようわからん」なのだが、ナンシー・シナトラが平たく云うて「美人じゃない」ちゅうとこに、「お色気」というものの謎があるのではないか、と思うわけだ。
 「美人じゃない」からこそ、「お色気」が宿る、というのか、悪人だからこそ救われる「悪人正機説」みたいな感じなのかも知れん。同じポーズしても、美人だと、どーってことないが、そうじゃない方がすると、おおおっ!となる、みたいな・・・


 (と書いている最中に、You Tube検索しとったら、Japanese Diva MICO !、という題名の、弘田三枝子の200本以上にも及ぶスゴいのを見つけてしもたがな。弘田三枝子じゃひっかからないんで、今まで気がつかなかったが・・まさに、人類の宝である)
 
 ちゅうことで、しゅしゅしゅ。しゅしゅしゅしゅしゅがたうん、ちゅうことで。

2008年1月13日日曜日

音楽三昧

ジャックスの「ロール・オーヴァー・ゆらのすけ」という曲の中で、「歯のない口からよだれをたらし草の生えていないお花畑に酔わせられ酔わせられ」とボロクソ(ただ、後半の「草の・・・」以降意味がようわからん)唄われていた浜口庫之助だが、オレは大好きである。ボックスが出たので、手に入れたのだが、以来、まあ、ずっと聴いている。



 4枚組100曲入りで6000円。

 1962年のスリー・キャッツ「黄色いサクランボ」から1991年の島倉千代子「今日も初恋」まで。もちろん、オレをハメた「ドライヴィング・ラブ」や、大好きなCM曲「あたしのカローラ」もちゃんと入っとる。

 オレは歌手単位で聴くタイプなので、同じ作曲家や作詞家とかの曲を続けて聴くというのは、苦手なのだが、この4枚組なんか、どの曲も、変に一生懸命でないとこがエエ感じである。



浜口庫之助メモリアルコレクション100





 まあ、曲の感想はまたおいおい書くとして、ジャックス、久々に聴いたら、「ぼくの旅は終わらない」ちゅうライブ盤にしか入っていない曲のカッコ良さにまいる。ムーディーなかったるい曲で、アウト・オブ・キーなボーカルが自由気ままなフルートに、おさえ気味にからんでいく。

 最初聴いた時は、気にもとめなかった曲だが。

 で、ついでだから、と「ピコの歌」探したが、どっかやってしもた。

 



iTunes Music Storeで、あんまし曲とか買わないのだが(歌謡曲めぼしいのあんまし無いもん)、正月休み、ロックの方を、うろちょろしてたら、かつて、クソ高かったり、手に入りにくいもんが、けっこう、あり、それも、プレミアつかない一曲150円、アルバム1500円だから、買うたらアカン買うたらアカンとつい。そいで、あれやこれや買い込んで、ついには、ナンシー・シナトラのこんなもんのまで(iTunesでは、動画は売っていなかったんで曲だけ・・こんな素晴らしい動画がYou Tubeにあるなら、曲買わなくても良かったかも)。

 曲は、These Boots Are Made For Walkin' 、1966年昭和41年。







 すばらしい!

 

 ジェシカ・シンプソンがちょっと前、カヴァーしたもんが、これ。





 



 もちろん、ジェシカ・シンプソンちゅう女の過度のセクシーさも捨てがたいが、やっぱ、ここは、あくまでも「お色気」で勝負しとるナンシー・シナトラの勝ち・・・・でも、ジェシカ・シンプソンちゅう女もエエなあ。「セクシー」もええし、「お色気も」エエし、ま、どっちも好き、ちゅうことで。


過去記事Archive