2008年1月14日月曜日
お色気考試案
昨日の You Tubeの動画、題名書くのを忘れていた。
ナンシー・シナトラの「ブーツは歩くためのもんでっせ」(These Boots Are Made For Walkin' )。
そもそも、(キャメロン・ディアス&女の子出演ソフトバンクCM曲 「Sugar Town」)、が気になってYou Tubeで見つけたのが下のような、地味なやつ。
そいで、つい、「関連動画」にあった、These Boots Are Made For Walkin'の方が、昨日のように、めっちゃありがたいありがたい動画だったんで、そっちに気を取られ、肝心のシュガー・タウンの方忘れてしもた。
まあ、今、あらためて、シュガー・タウン(邦題は「シュガータウンは恋の街」)のヤング101風健康的なお色気とThese Boots Are Made For Walkinの西野バレー団風というかもう大人風お色気を見比べて、この数年のオレの懸案事項である「お色気」について、考えてみたりしとる。
もちろん、アホなので、結論は「ようわからん」なのだが、ナンシー・シナトラが平たく云うて「美人じゃない」ちゅうとこに、「お色気」というものの謎があるのではないか、と思うわけだ。
「美人じゃない」からこそ、「お色気」が宿る、というのか、悪人だからこそ救われる「悪人正機説」みたいな感じなのかも知れん。同じポーズしても、美人だと、どーってことないが、そうじゃない方がすると、おおおっ!となる、みたいな・・・
(と書いている最中に、You Tube検索しとったら、Japanese Diva MICO !、という題名の、弘田三枝子の200本以上にも及ぶスゴいのを見つけてしもたがな。弘田三枝子じゃひっかからないんで、今まで気がつかなかったが・・まさに、人類の宝である)
ちゅうことで、しゅしゅしゅ。しゅしゅしゅしゅしゅがたうん、ちゅうことで。
2008年1月13日日曜日
音楽三昧
4枚組100曲入りで6000円。
1962年のスリー・キャッツ「黄色いサクランボ」から1991年の島倉千代子「今日も初恋」まで。もちろん、オレをハメた「ドライヴィング・ラブ」や、大好きなCM曲「あたしのカローラ」もちゃんと入っとる。
オレは歌手単位で聴くタイプなので、同じ作曲家や作詞家とかの曲を続けて聴くというのは、苦手なのだが、この4枚組なんか、どの曲も、変に一生懸命でないとこがエエ感じである。
浜口庫之助メモリアルコレクション100
まあ、曲の感想はまたおいおい書くとして、ジャックス、久々に聴いたら、「ぼくの旅は終わらない」ちゅうライブ盤にしか入っていない曲のカッコ良さにまいる。ムーディーなかったるい曲で、アウト・オブ・キーなボーカルが自由気ままなフルートに、おさえ気味にからんでいく。
最初聴いた時は、気にもとめなかった曲だが。
で、ついでだから、と「ピコの歌」探したが、どっかやってしもた。
iTunes Music Storeで、あんまし曲とか買わないのだが(歌謡曲めぼしいのあんまし無いもん)、正月休み、ロックの方を、うろちょろしてたら、かつて、クソ高かったり、手に入りにくいもんが、けっこう、あり、それも、プレミアつかない一曲150円、アルバム1500円だから、買うたらアカン買うたらアカンとつい。そいで、あれやこれや買い込んで、ついには、ナンシー・シナトラのこんなもんのまで(iTunesでは、動画は売っていなかったんで曲だけ・・こんな素晴らしい動画がYou Tubeにあるなら、曲買わなくても良かったかも)。
曲は、These Boots Are Made For Walkin' 、1966年昭和41年。
すばらしい!
ジェシカ・シンプソンがちょっと前、カヴァーしたもんが、これ。
もちろん、ジェシカ・シンプソンちゅう女の過度のセクシーさも捨てがたいが、やっぱ、ここは、あくまでも「お色気」で勝負しとるナンシー・シナトラの勝ち・・・・でも、ジェシカ・シンプソンちゅう女もエエなあ。「セクシー」もええし、「お色気も」エエし、ま、どっちも好き、ちゅうことで。
2008年1月11日金曜日
三浦恭子「女は生きるために泣く」
スポニチ Sponichi Annex 社会 米大統領選
まさに、「女は生きるために泣く」。
ちゅうことで、東宝映画「コント五十五号 世紀の大弱点」(昭和43年1968年)より、三浦恭子「女は生きるために泣く」((作词なかにし礼,作曲鈴木邦彦,编曲クニ河内)、ヒラリー・クリントンに捧げます(選挙違反とかになるかな?)。
またも、莫大な時間かけて作って、You Tubeにかなり前に上げたもんだが、何故か、サイズが広がってしもているんで、直そうと思たが、まあ、ええわ、ちゅうことで。
かっこいいオルガンにファズをじぃじぃ云わしたギターがからみつく、捨てられた女の哀情を、歌詞の作り出す世界をせせら笑うようにどーだっていい感じでのびのび唄う。いいねぇ! 表情は極力抑え、視線だけがどんどん妖しく光を放ち始める三浦恭子の色っぽさ、クール!うーん、たまりまへんなぁ。
いなせ、ってこういうことを云うんだろうか?
唄った後も、映画ではけっこう重要な役を演じます。
三浦恭子だけど、もちろん、リアルタイムの記憶とか全くない。んで、
調べたら、中国語のページになぜか、あって、1947年東京生まれで、日劇ダンシングチームのダンサーだったらしい。
三浦恭子 - 騷音館伴・大中華お色気国
1964年17〓〓加入日劇ダンシングチーム(NDT),与西川純代、近江ツヤ子、川本芳子及桜井節子等人同期。〓然从1965年起能登上宣〓册的封面,但此〓〓〓正〓第二黄金期,老一〓的上條美佐保和藤井輝子等依旧活〓,后〓森田敏子、内田繁子及西川三知代等日〓出彩,〓〓之必要性〓得格外迫切。1967年9月在〓〓演出“秋のおどり”上与川本芳子一同演唱了《Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band》,受到〓大〓迎。因此被東芝看中,于1968年9月〓表了〓女〓曲《女は生きるために泣く》。
週刊プレイボーイ1969年2.4号ではこんな感じらしい。別人みたいな感じ。

三浦恭子「女は生きるために泣く」、オレが初めて聴いたのは、何故か、キューティポップ東芝エディションの中で。
キューティやないけど、カッコ良すぎるんで、許す。
当然、廃盤ですが。
"PINK LIPSTICK" (オムニバス, 鍵山珠里, 恵とも子, 奥村チヨ, 緑魔子, 槙みちる, ザ・パピーズ, 越路吹雪, 山内賢, キューティ・Q, 星乃ひとみ)
2008年1月9日水曜日
えべっさん
伝統ある宗教行事や貴重な伝承を失わせた明治の構造改革ちゅうことやねん。 ホンマのえべっさんは、もっと怖い。いざなぎ・いざなみの非嫡子などではなく、もう、外から来た何か、なのだ。
やがて、明治維新となる。国学者たちが拠った明治政府は王政復古、神武創業の始めに基ずく政治政策を遂行し そのために祭政一致を目標とし神社を国家統合のための機関にしようと意図していた。そこで伝統的な神仏習合の 信仰形態を一掃し国家神道としての体裁を整えるために神仏分離政策が行われた。 牛頭天王を祭神としていた神社に対しては、全てその祭神をスサノオ尊に変えるか、もしくわ、祭神のなかから牛頭
天王を除外することを求めた。
このとき京都の祇園社自身もその名を八坂神社と改め祭神をスサノオ尊に変更した。
えびす - Wikipedia上に「水死体のことをえびすとよんだりする地域もあり」というのがあるが、オレも、それで思い出したことがある。 出典はちょっとわからんが、しかも、うろ覚えだから、例によって話半分ちゅうことで。 それによれば、もっと大雑把に初期のえびす神社、ちゅうもんは、海岸に水死体が流れついたり、下手したら、どこぞ別のところから辿り着いた漂着民とかいると、まだ生きているのに死んだ状態にして(婉曲表現)、むりやり「えびす」を作り出したとも云う。それで、湾岸地域の住民たちは、大喜び、ご神体がでけたわい、えびす神社作ったれ、ちゅうノリだったという。もちろん、今宮戎も西宮神社とかがそうだというわけではないが。海岸沿いの神社にえべっさんは何故かある。 まあ、怖い神さんほど、ご利益はデカい、ちゅうことですわ。 水死体だとあんまりだから、わんぱくフリッパーみたいなお茶目なイルカが海からなんぞ取ってきては、湾岸地域の住民たちに持ってきてくれて、ありがとうの意味で神社にしたんかもしれんけどね。 だいたい、サブプライムローンが破綻とか株暴落とか、アメリカ人も大統領選で浮かれている場合ではなく、もう、大挙して、戎神社で、笹持ってこーい、せな。 ま。今年こそは、商売繁盛といきたいものですね。
様々な記紀神話の神に当てられるえびす神だが、いずれの神も後世の付会であって、元来の姿ではない。えびす神の漢字に戎や夷などが当てられている事は、中央政府が地方のまつろわぬ民や東国の者をえみしやえびすと呼んで、戎や夷の字を当てたのと同じことで、いずれも異邦の者を意味している。「えびす」という神名の文献における初見は平安時代後期の『伊呂波字類抄』であるが、そこには「夷 エビス 毘沙門」と記されている。少し時代が下った『諸社禁忌』には「衣毘須 不動」とある。古い時代には、えびす神は毘沙門天や不動明王を本地仏とする神格として信仰されていたことがわかる。えびすの神像も、古い時代のものほど威厳に満ちたものとなっており、この時代のえびすは「荒々しい神」として信仰されていたものとみられる。
端的にいえば記紀神話以外の外来神・蕃神である。
そこからもわかる通り、もともとは異邦より村に時たま訪れる外来の神であり、海の向こうからやってくる水の神である。漁村では近年までイルカやクジラなどをえびすとよんだり、水死体のことをえびすとよんだりする地域もあり、漁のときに水死体を拾うと大漁になるという信仰もあるという
2008年1月7日月曜日
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2008年1月6日日曜日
初詣
牛頭天王 - Wikipediaただ、それも、オレは子孫だから永遠に大丈夫かと云えばそうじゃないわけで、八坂神社の牛頭の天王(牛頭天王 - Wikipedia)という気が短く、けっこう執念深く、しかも大雑把で残虐な神さんにちゃんと確認しとかなあかんワケや。 八坂神社は、タテマエでは、素戔嗚尊を祀っとる ことになっているが、本当はインドの祇園精舎出身祇園信仰 - Wikipediaの牛頭天王祀っているわけや。 上の、巨丹将来と蘇民将来のエピソード、ソフトに書いてあるが、オレが聴いた話(よって、ええ加減かもしれんが)では、もっとストレートに、牛の頭を持つ牛頭天王が怒りまくって「直接」もう手当たり次第殺しまくった状態だったみたいで・・・えーっと、蘇民将来と巨丹将来とは兄弟やったら、蘇民将来の子孫=巨丹将来の子孫でもあるわけで・・・ウソですウソです! まあ、ちゅうことで、こういう怖い怖い神さまはちゃんとお参りしとかアカンわけで、社殿で1500円のちゃんと「蘇民将来之子孫也」と書いてある六角系の木製のお守りも買いました。これで、タチの悪いインフルエンザが流行っても、大丈夫、ちゅうもんや。 帰りはさすがに疲れ、タクシー乗ったら、1050円でした。今度から、絶対地下鉄乗らんとこ。
昔、牛頭天王が老人に身をやつしてお忍びで旅に出た時、とある村に宿を求めた。このとき弟の巨丹将来は裕福なのに冷淡にあしらい、兄の蘇民将来は貧しいのにやさしく迎え入れてもてなした。そこで牛頭天王は正体を明かし、「近々この村に死の病が流行るがお前の一族は助ける」とのたまった。果たせるかな死の病が流行ったとき、巨丹の一族は全部死んでしまったのに、蘇民の一族は助かったという。
2008年1月3日木曜日
橋本治の「日本の行く道」
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2007年12月29日土曜日
西城慶子の「いるかに乗った少年」2007/12/29
年末。まあ、道が空いているので、よろし。
前回書いた沢知美のアルバムと同じ1969年に出た西城慶子ちゅう人のアルバムを聴いとる。
当時売れたんか売れなかったんか知らん、しかし、2007年の今、こうしたアルバムが再発されるというのは、素直にうれしいもんである。
リアルタイムでもし、オレが今の年齢だったら、こうしたアルバム聴こうという気になったか?、そうした歌手がいたことも知らずそのまま地味に生きとっただろう。
実際、歌謡曲の「黄金時代」は、過去に出たソフトをリアルタイムの時よりずっと手軽に聴くことのできる「今」なのである。
・・・ワケのわからんことまた書いてしもた。
慶子の気も知らないで 西城慶子 コロムビアミュージックエンタテインメント 2007-10-24 by G-Tools |
1. 人の気も知らないで
2. 雨に咲く花
3. 別れのタンゴ
4. 小雨の丘
5. 水色のワルツ
6. 並木の雨
7. 雨のブルース
8. 夜のプラットホーム
9. 湖畔の宿
10. 別れのブルース
11. 白い花の咲く頃
12. 別れても
<ボーナストラック>
13. いるかに乗った少年
14. 時計
15. 別離
16. 四つの壁
17. 愛の讃歌
西城慶子、声がええ。
ボーナストラックの「いるかに乗った少年」とか「時計」とか大好きなのだが、アルバム部分も効果的にスキャットが入ったり、ジャジーな演奏で、カッコええわけですわ。てっきり、昭和44年当時の歌かと思いきや、昭和25年の双葉あき子の曲だったりする。原曲を知っていたら、もっとオモシロいと思うが、いかんせん、聴いたこと無いからなあ。歌謡曲は奥が深い。
今、永久リピートしながら聴いているのは、「いるかに乗った少年」である。歌を水平方向へすぅっと伸ばしながら、日本語歌詞から英語詩へ移るとこ、英語詩からルルルーに移るとこなんか、絶妙である。
この曲、調べてみたら、城みちるのじゃなくて、映画の主題歌、それもソフィア・ローレンの主役の何やらありがたそうな「島の女 映画
」(原題がBoy on a Dolphin)の主題歌らしい)。
ソフィア・ローレンの海女さん物か。
2007年12月26日水曜日
沢知美の「メランコリー」
しかし、最近、やたら食いもん番組が増えているのは、まあ、しゃあないとして、それを食っているヤツをさも羨ましそうに嬌声(で、しょう?)をあげているシーンが多すぎる。もちろん、演技だろうが、どんどんエスカレートして、最近では、もう殆ど「よがり声」の域に達しとる。ほとんど、犬か?
おいしく食うのはエエと思うが、他人の食うとこ見ながら大騒ぎするのは、なあ。
秋頃から、またもや、歌謡曲のオレのスキそうな歌手(まあ、おねえちゃん系が多いが)のアルバムが再発されたり、或いはベストアルバムとして、どっと出ておるんだが、いかんせん、秋、タイガースやスパイダースのDVDボックス買ってしもたんで、すっからかんになって、手が出なかった。
しかも、タイガースやスパイダースの映画ばっか観てたら、そりゃ、気分は、でっかい太陽が恋の女神なのさ、シーサイド・バウンド、ゴーバウンドシーサイド・バウンド、ゴーバウンド(へいへいもう一丁)シーサイド・バウンド、ゴーバウンド!、ちゅうもんで、そういうおねえさま方のアルバムの世界へは、大人すぎて怖く、ちょっと、ちゅう感じやったんや。
ちゅうことで、季節は変わり、さすがにグループサウンズにも飽きが来たのか、今日、ようやっと、沢知美の昭和44年(1969年)アルバムの再発「人の気も知らないで」流していたら、その中の「メランコリー」にはまった。で、例によって、今、リピートさせて聴きまくりながら、ここ、書いとる。このパターン、久しぶり。
人の気も知らないで 沢知美 コロムビアミュージックエンタテインメント 2007-10-24 by G-Tools |
収録曲
01. 知りすぎたのね
02. つめ
03. 思案橋ブルース
04. 素敵なあなた
05. ロンリー・ブルー・ナイト
06. メランコリー
07. 人の気も知らないで
08. 夜にとけたい
09. ポート・ヨコハマ
10. ウナ・セラ・ディ東京
11. 夢の終り
12. あいつ
【ボーナストラック】
13. 私にいわせて
14. アンブレラのブルース
15. ひと夏の恋だった
16. モーニング・ブルース
17. 私はかもめ
18. 罪ある女
19. 夏の女
20. ブルー・モーニング・ブルース
沢知美は、なんか、元々は女優として出て、このアルバムの出た1969年は、「イレブンPM」11PM - Wikipediaのカヴァーガールしてたそうだが、ジャケットで観る限り、なるほど、メッチャクチャええ女や。
他のコンピに入っていた「モーニング・ブルース」やら、派手なやさぐれ系統は今は気分じゃないんだろう、それに以前、聴いたことあるせいか、あんまし、ピンとこず、あんまし期待しなかった、「知りすぎたのね」やら「つめ」とかカヴァーが主のアルバム部分(1−12まで)に惹かれている。もう、殆ど、昭和44年頃の赤坂あたりのナイトクラブにおるような気分である。
で、今聴いとる「メランコリー」。よう知らんので、調べたところ、元はそれこそビング・クロスビーあたりみたい、わが国では越路吹雪を始め石原裕次郎やらカヴァーしまくっておるんだが、オレにしてみたら「聴いたことあるなあ」というほんわりした感じだけで、沢知美のこのバージョンが誰のカヴァーのカヴァーかわからんが、声がしっとりしていて、全く素直に、しかも、なめらかに音符を追っていく感じで、くりかえして聴いても、聴き疲れが全くしない。
特に、歌詞の最初の「メランコリーやるせなく」の部分が気持ちええ。メラン・・コリーで、「コリー」のところすぅうううっと伸びて、息継ぎを入れず(越路吹雪のバージョンではそこで深い息継ぎが入る)そのまま、残りの息をうまいこと使って、さっと「やるせなく」につなげていく部分なんか、おいちゃん、メロメロになってまいます。ここの部分が素晴らしいので、あと何度かくりかえされるから、もう「勝った」ようなもの。
やたら「溜息」を入れたりしなくても、フツーになめらかに感情を少し入れて歌うだけで、これだけ、セクシーなのは、スゴいと思います。
メランコリー (MELANCOLIE) 越路吹雪 歌詞情報 - goo 音楽
メランコリー やるせなく
しのびよる淋しさ
酒と煙草に 溺れて
涙ぐむ 女ごころ
夜毎に しのびよる
はてなき かなしさ
酒をくみかわしながら
夜明けまで狂う
恋人も明日も いらぬ
なんにも いらない
酔いしれては 飲み明かそう
気の狂うまでは
メランコリー おそいくる
心のむなしさ
ひとり涙をこぼして
酒を飲む夜よ
恋人も明日も いらぬ
なんにも いらない
酔いしれては 飲み明かそう
気の狂うまでは
メランコリー おそいくる
心のむなしさ
ひとり涙をこぼして
酒を飲む夜よ
もちろん、「メランコリー」だけがええ曲ちゅうわけでもなく、この水準をアルバム全体の各曲に対しては、いわば、最低保障してあるようなもんで、「11PM」のカヴァーガールやちゅうても、凄いもんである。ボーナストラックの方では、「夏の女」とか「ブルー・モーニング・ブルース」とかアルバムとは別系統の歌も、かなりの消化力を持って歌っている。