2018年8月13日月曜日

マリモの気持ち 戸川京子

 お盆。
 もちろん、海に泳ぎに行かない。プール行った。
 幼少の頃より、お盆といえば、漁師のおっさんから、強く強く言い含められておる2つの決まりがあり、ひとつは「盆にサカナ喰うたらアカンで」であり、ひとつは「盆に海で泳いだらアカンでぇ」である。
 なんで、お盆期間、サカナ喰うたらアカンかというと「死人がサカナ乗って海から帰ってくるから」であり、もちろん、泳いだらアカンのは、「死人に海中から足ひっぱられる」である。
 「死人」の表現であるが、大阪湾沿岸部、並びに淡路島沿岸部では(ウソです。うちんとこだけかもしれん)この前死んだ方も死人、3年前死んだおじいちゃんおばあちゃんも死人、300年前死んだご先祖様もみんな「死人」となのである。たしかに、みんな死んでる。非農耕民はシンプル。土用波が立ち、海難事故が多くなるから、「足ひっぱられる」という表現なのかもしれんし、そうじゃないかもしれん。やっぱ海中から、鬼太郎のお父さんがまだ、肉体を持ってた時の感じの「死人」の手がうようよ伸び、チャラチャラ泳いでる海水浴客の足をじっさい、ひっぱるのかもしれん。

 オレはまあよそ者だし、漁師さんでもないので、そんなんに縛られる必要も義理もないが、そこは。淡路島も含め、沿岸地帯は、「敬語」の観念が希薄なのである。非農耕民の特長。


   AppleMusicで「星くず兄弟の伝説」のサントラ見つける。なんか、続編みたいなのが今年公開されたみたいで、そのサントラも入ってる。
 大好きな映画であるが、オススメはとてもじゃないができないし、観返すのもかなり条件が整わないと観返す気がしない。そんな映画である(どっかにDVDあるのだが、どっかいってもた)。1985年手塚眞監督 (https://ja.wikipedia.org/wiki/星くず兄弟の伝説_(映画))。

 この映画の戸川京子が、けなげで、一生懸命で、かわい過ぎて、もう。そんな戸川京子の唄う「マリモの気持ち」だけは紹介したい。限定公開(怒られたら即削除)。

過去記事Archive