ちょっと、あれやこれや、ばたばたしとる。引越し先と行ったり来たり。オレが、ばたばたしてても、世の中はどんどん進んでいくわけだ。
ひいきにさせていただいている影浦由佳さん、フリーになったけど、影浦由佳さんは影浦由佳さん(フリーなのでさん付け)なので、オレの方は今までどおり、ひいきにさせていだくだけ。「ヘルプ!!!恋が丘学園お助け部」で日向菜々子のカード集めてるんだけど、なかなか・・。
スワローズでは由規が5年ぶりの勝利をあげて、うれしかったし、須磨のコンビニでは、さっそく、青少年有志による暴動(催涙スプレーで男女9人搬送 神戸、若者の乱闘発端か)があったりした。まあ、関西中の「今年の夏こそ弾けたい」と鼻息まんまんの青少年少女諸君が、こぞって、須磨海岸来るもんだから・・・さっそく、弾けまくったわけであーる。まあ、夏の須磨では、珍しくもない(ウソです、治安はめちゃくちゃいいです、やんちゃは地元でお願いします、あとゴミを駐車場に放置するのはやめましょう)。
Amazonから買った平岡正明「山口百恵は菩薩である」、あと本棚ひっくり返しながらようやっと探しだした平岡正明「菩薩のリタイア」。「菩薩である」で、西田佐知子の「銀座ブルース」、ジャンゴ・ラインハルト「月の光」、パティ・キムの「カスバの女」の三作品を、「エトランゼ」というキーワードで無理やり牽強付会で結びつけたスバらしい文章にぶちあたる。オレは上の世代には負けたくない方なので、「銀座ブルース」はCDで持っているので、ジャンゴ・ラインハルトやパティ・キム、Youtube、AppleMusic探しまわるが見つからず、見つからんでも、数時間はそのため費やし、ただでさえ、ばたばたしててしんどいので、ちょっと、イヤになって、今、セックス・ピストルズ聴いてます。西田佐知子「銀座ブルース」はあまり、好きな曲じゃない、というのが根本にあるし、ジプシー出身のフランスのギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトは、初聴きだが、ゴンチチ、ぽかったし、パティ・キムはAppleMusicにいくつかあったけど、ハングル文字表記だったので、「カスバの女」、どれだかわからず、片っ端から聴いてみたが、やはり、オレの好きな声ではない。
で、なぜか、こう、音楽的に疲労した際、オレの場合、不思議とピストルズ聴いたらシャンとする。そうだ、ジョニー・ロットン、「ロックは死んだ」っていってたよ、40年ほど前に。
で、シャンとして、本来の目的、ピンキラの「恋の季節」と西田佐知子の「恋の季節」、聴き比べ、書こうとしたら、さすがは、極左の中の極左組織、泥棒の始まりが石川五右衛門なら新左翼のはじまりはブント、そのブントの平岡正明だ、60年代後期の学生運動が成功し、革命政権樹立されてたら、日本のポルポトやら周恩来になってた人だ(左翼もサヨクも大キライなので、当然無知なので、おおざっぱに書いてます)。
ともかく、文章がスゴい。
「・・これは、アカシアの雨にうたれて死んでいる自分の硬直死体にあなたはどうせ、顔をそむけるんでしょうね、とつきはなし、つきはなすことがあなたがいなければ生きていけないというラブコールになる『アカシアの雨が止むとき』にはじまり・・・」(P171 「山口百恵は菩薩である」)
ようわけがわからんが、すごい。よう考えると、もっと、スゴい。だって、「硬直死体」が「生きていけない」んだぜ。わけわからんが、スゴい。今の「リベラル」界隈ではついぞ見かけない論理展開だ。
ただ、ピンキーとキラーズの「恋の季節」での、海でのちょっとした、ナンパ、土日の須磨海岸で夏の間そこぞかしこで行われているような「恋」を、マジでの「恋」と思ってしまったワガママ娘が不幸ぶって大げさに表現している「死ぬまで私を ひとりにしないと」の一節が、西田佐知子バージョンで聴いた場合、途端に、「死」が、ごぼう抜きで唄の主調に変わってしまう経験をオレは確かにしている。
ピンキーとキラーズでは、青いシャツ着た野郎は、もちろん、今陽子のことなんぞ忘れ、凝りもせず、今日も元気にナンパに勤しんでおるだろうけど、西田佐知子だと、もう、海の藻屑となってる。すなわち、死んでる。柿本人麻呂の世界。ジャックスの「からっぽの世界」におる。
そうか、そいで、オレは、西田佐知子の「恋の季節」聴いて、ピンキラには無かった強烈な「死」のイメージに、びっくらこいたのか、と自分を無理やり納得させて、明日もがんばろう。平岡正明の文章読んだら、なんか、もう、そのくらいしか書けまへん。
実は「恋の季節」、あの佐良直美も、カバーしている。けど、「青いシャツ」着てたんは、女性だろうな、と思ったていど。
ピンキーとキラーズの恋の季節、エエ動画Youtubeにないな。
ええい、ピストルズの1976年の4枚組ライブ(詳細不明)、買うぞ(このところ、バタバタしているので、バタバタした文章になりました)!
Sex Pistols Live ’76