2008年2月7日木曜日

日記45

 すっぴんで、泣いておって、引退宣言かと思えば、謝罪であった。事情を知らんかったのだが、何でも、失言をしたそうで、それがエラい大騒動になっとったわけである。ただし、「失言」なのだ。男と駆け落ちして失踪し番組に穴をあけまくった、とかじゃないんであーる。


 そやから、オレは今の音楽がもうひとつ信用でけへん、ちゅうのよ




 

確かに、完全な無知による発言である。ぶっちゃけ、アホである。でも、歌手って、「アホ」であってもかまへんのでなかったか? 歌さえちゃんとしてたら。  まあ、こういう発言でもちろん傷つく人はぎょうさんおる、でも、アホがアホゆえに、する発言まで、まともにとって、怒るのはどうかとも思う。粋に「あの子、ホンマにアホやなあ」ですまへん・・・・やろなあ、街頭インタビューで怒っている人、本気で怒っておるわ。


 こういう謝り方が必要と云うことは要するに、彼女、個人名で活動しているが、個人名のようでいて、実は沢山の人たちの集まりである「プロジェクト名」、下手したら、会社みたいな組織体、ちゅうことであろう。だから、こういう責められ方をするし、実際、CMキャンセルとか名前を売ったパチンコメーカーとか、この失言による被害はお金の額に換算でけるわけである。たくさんの人に迷惑をかけることになるわけである。。


 

「歌」が歌が作る世界以外に邪魔されてしまうのは、裏を返せば、「歌」が歌以外の余計なもんに依存しまくっているということ。今まで、感動しまくって聴いていた彼女の音楽が、この発言を境に、聴くのもイヤになり、謝罪をして涙見せたら、その途端、彼女の音楽が再び、心にしみ入ってくる・・ウソや。音楽ってそんなもんじゃないだろう。

 

 
 ホントにイヤな事件である。  
 
 こういうイヤなことが起きると、清涼剤的に早川義夫さんの日記を読みたくなるわけだ。

今日の名言



僕も若い時、50、60、70歳の人の気持ちは全然わからなかった。自分より年上の人はみんな別世界の人に思えた。ところが、この歳になって初めてわかったことだけど、いくら歳をとっても20歳の頃と、心の中は何ら変わらないのである。こんな悲しいことはない。こんなにみじめなことはない。

[From 早川義夫 日記45]


 40になってから、うすうすそうじゃないか、と思っていたこと、ズバリ。
 意識的に「老け」ないとダメだ、ちゅうことやな。

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