2011年3月15日火曜日

怒ってもいい頃

 「大人の千羽鶴」・・・日本人、いや人類もまだ捨てたもんやないなあ。

 それにつけても、あー腹がたつ腹がたつ。さすがに、政府や東電とかは、所詮人間がすること、腹がたてることはもうなくなったが(ウソ)、地球!おまえじゃ、一番腹がたつのは。今回の件は、人類ゆえにお人よしなんで、はっきり言わへんけど、地球が全面的に悪い。100%悪い。人類みんな心の底ではそう思てる筈や。反省しとんのか、ぼけ。
 人類かて、 そりゃ悪いとこあるかもしれんが、ここまで、酷いことはないで。カワイイもんじゃ、地球に比べたら。地球、アホボケカス、何考えとんじゃ、このあほんだら、空気読めんのか、エエ年こいて。おまえにとって、ちょっとした気まぐれみたいなことかもしれんが、人類とか動物とか植物とかは、大迷惑なんじゃ、ぼけ。ちょとは考えて行動せんかい。十六年前といい、今回といい、もうガマンできん。


 あと1000年は津波とマグネチュード8以上の地震起こすな、プレートがズレたとか情けない言い訳すんな、ぼけ。
 都市部では、震度換算で6以上起こすな、ぼけ(というてるそばから、震度6の地震また起こしやがった、売ってんのかボケカス!)。
 CO2ちょっと増えたからちゅうて、思春期の女の子みたいな底意地の悪いイジワルすんのやめぇ、いくつになったちゅうねん。
 だいたい、何億年かしらんが、図体だけでかく、なーんも考えんと生きとるからこうなんねん。今からでも遅ない。
 ええ気になっとったら、他にも、水金火木土天海冥、小惑星、太陽系にはまだなんぼでも惑星あるんじゃ。 引っ越すぞ。

 ・・・・山とか海とか川とか行ったら、必ず、どこぞで立ちションしたる、山登ったらヤッホーの代わりにアホと叫んだる・・・・てなアホなこと、阪神大震災の2,3日経った頃、何故か、腹が立って腹が立って、どうしようもなくなったとき、こうやって、地震そのものに対して怒ってみたら、ほんのチョッとだけスッキリしました。ま、すぐ、現実に引き戻されるけど。地球を憎んで人、特にご自分を憎まずといいます。

 地球のアホ、負けへんでぇ。何代かかっても、いつかは必ず勝ったるでぇ・・・やっぱ、人類として生まれた以上、地球に始終ケンカ売ってる覚悟でこれからも、生きていきたいものです。でも、明日、鶴二羽、はちょっとシンドイかなあ。

   

2011年3月10日木曜日

まぁ、うかつでした

 げ。3月最初の更新か。カートリッジの聴き比べ、ちゅうのをやったら、収拾つかんようになってもた。

 民主党ネタは疲れる。誰か一人ぐらいマシなヤツはおらんのか。政権取った途端、みんな揃ってバカになったのは、不思議である。
 今回、竹島、売り飛ばす、というより、そもそもウチの国から無かったことにしようとしたアホな議員、ウチの選挙区の人やんけ。選挙中、選挙カー何故か、うちの近所にはまわってこないので、入れたこと無いが、二人区なので、自民とセットで、デフォルトで受かってしまうのだ。こんなん、国会議員にしたのは、選挙民の責任ですわ。すんまへん、アホな議員出してしもて。
 いや、もし、それがちゃんとした信念があって、その信念に命かける、ぐらいの気持ちを持っての共同宣言ならまだしも、早速苦し紛れの言い訳して、「まぁ、うかつでした」やもんなあ。情けない。ちゅうか、それやったら、ロシアや中国行こうもんなら、「まぁ、うかつでした」で、あの島この島関係で同様の共同宣言して来る、ちゅうことになる。そいで、アメリカ行ったら、国毎・・・。

 売国奴、ちゅうのは褒め言葉、ちゅうのが初めてわかった。だって、売るならこっちも何かもらってくるわけやもんな。

2011年2月26日土曜日

聴いたアナログ ザ・フー「四重人格」

 ザ・フーの「四重人格」、聴く。
もちろん、映画「さらば青春の光」原作アルバムである。
 高校時代買ったものだ、
 30年以上は経ったアナログでも、フツーに聴けるから不思議である。もちろん、当時つけたレコードの「傷」もブチブチいうが、あんまし気にならない。当時聴きまくったのでCDで改めて聴く気にならず、この2枚組、通して聴くのは、だから、30年ぶりぐらいだ。やはり、スカっとした。あたりまえであるが、トミーなんかよりずっとずっと好きである。

 しかし、もっと腹が立つのは。

 Amazonの

"四重人格" (ザ・フー)

四重人格
ザ・フー | 形式: CD
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)

[From Amazon.co.jp: 四重人格: ザ・フー: 音楽]
 Amazonの評価、26人の殆どが★5つということである。実際カスタマーレビュー読めば、絶賛の嵐だ。
 ・・・・・ウソやろ?
 映画「さらば青春の光」と一緒くたにしとるんとちゃうか?
 ザ・フーやぞ。
 ザ・フーに雇われたサクラじゃないとしたら、日本も捨てたもんやない。GDP3位でも、民主党が幼稚園児みたいな政治しようが、日本は大丈夫である。 ちっ!30年ほど生まれるのが早すぎたぜ!

  高校時代、当時のいわゆる「クソ」アルバムのひとつである。

 友人に貸したらたいていは一泊で帰ってきた。ワケがわからない、というのが理由である。四重人格がメンバー四人を象徴しており、しかも、アルバムにはそれぞれ、テーマの曲があり、最後の曲ではその4つの曲がいり混じってひとつになる。それを裏打ちするため、かなり複雑なおはなしがついており(映画「さらば青春の光」観てなかったら、ナンノコッチャさっぱりワカランし、今読み返してもやっぱ、ワケわからん)、親切丁寧にもその「おはなし」をもとにした、ぶあつい写真集がついておる。これも、その「おはなし」をフォーローするどころか、余計ワケわからん状態にし、その上、音楽聴きながら、歌詞カードの和訳とかに目を通そうもんなら、完全にアウトである。

 オレの友人たちは、それにごまかされてしもたのだろう。ザ・フー一流の「ハッタリ」にひっかったのであーる。
 オレはキンクスの「プリザベーションACT1」と「ACT2」で鍛えられていたのだが、みんな、ジョン・レノンやらピンク・フロイドやら聴いてたため、意味がありそうなアルバムはその意味も理解しないとアカンねんというのにとらわれていたのであろう。ザ・フーちゅうたら、音だけ、或いは、気に入った曲だけ、を聴けばそいで、エエのだ。ザ・フーは中身あるようで実はない。ただ、大音量で聴けば、気持ちエエように作っている。気持ちエエように感じへん人はあっち行って、ちゅうわけや。レッド・ツェッペリンやストーンズみたいに、「これであかんのやったら、こういうのはどうでっか」的親切じゃないのだ。

  後半、いつ、藤山寛美がベスパ乗ってベルボーイマジメにやっているスティングの前に現れ、「人生双六、あんたの勝ちやったなあ」とに云うか、心配したほど、松竹新喜劇度が高かった人情モッズ映画「さらば青春の光」が公開される6年前だ。仕方ない。

"松竹新喜劇 藤山寛美 人生双六 [DVD]" (松竹ホームビデオ)

 (オチがつけられへんので、4,700円のNumark CS-1が一生懸命、「四重人格」をトレースしとるとこ、CS-1レコードに映っているとこ、カッコええやろ?)

201102260314.jpg  


2011年2月23日水曜日

今日聴いたアナログ 「ユートピア」

 ホンマ、震災は怖いで。地球なんか、「救ったり」「守ったり」「優しく」するもんやないで。もっともっと、怖くて強いモンやでぇ。
 
 あかん。あかん。
 歌謡曲聴き始めて、いつかはこういう事態に陥ることを危惧していたのだが、訪れる春の予感に惑わされ、ついに、松田聖子「ユートピア」「Canary」のアナログ、ハードオフで105円で購入してしまった。世代が世代だけに、どっかで聴いているのであろう、懐かしさも手伝って、けっこう、「ユートピア」繰り返して聴いてしまった。


 唄はうまいのはエエのだが、なんかもう、松本隆の作詞に、細野晴臣やユーミンや来生たかおや甲斐よしひろや杉真理や財津和夫やら(あの上田知華さえも!)が、よってたかって曲作って、せっかくみつけた金づる・・・もとえ、素材松田聖子に対し、必死な感じがしてしまう。そいでも、松田聖子はけろっと自分の世界にひきこんでしまいあっさりと次から次へと歌う、というより、「曲をこなしていく」ようにオレなんか思ってしまうから、イヤやねん。松田聖子は、歌が巧すぎて、ワシらみたいな聴き方をする人間にとっては、なかなか、曲聴いていても、ハマる「とっかり」がつかめないのである。松田聖子の「声」が好きだったらええのだが。

 B面の一曲目「ハートをRock」、フィル・コリンズ版でもオリジナルのスープリームスでもええから、すなおに「恋はあせらず」カヴァーさせたら、凄い出来になる予感がするが、「恋はあせらず」に変に似せた中途半端な甲斐よしひろのオリジナル曲で歌わすもんだから、変な感じになっとって歯がゆい(こういうところから、印税がそんなに欲しいのか、とワシみたいにひねくれ者は思ってしまうのであーる)。

 
 昭和58年(おお、オレはまだ大学生だったのだ!)のアルバム。 そうやって、松田聖子は、団塊の世代と結託し、ワシら世代やその下の世代から、なけなしの、お小遣いやバイト代、ふんだくっていったのだ。
 松田聖子ならびにファンの方、ならびにその関係者の方々には申し訳ないが、まあ、レゲエばっか聴いてアホになった初老の男の戯言である。犬に噛まれたと思ってガマンしていただきたい。
 
 
 

 

"ユートピア" (松田聖子)

 「秘密の花園」、ちゅうて、海の入江の話だったのね。この歌詞、なんか、岬もでてくるし、きっと、フロイト的に解釈したら、メチャクチャ、エロいのかもしれんが、それって、サブミナル効果ちゅうやつちゃうか??? 

2011年2月21日月曜日

聴いたアナログ

 日差しからいうて、もう春かと思えば、まだ、ビンビンに寒い。
 尖閣諸島のかわりにパンダ八千万円で貸し付けられ、大フィーバー。神戸王子動物園のパンダ、まだ一匹生き残っているうちに、見に行っとかな。


 しかし、まだ、民主党政権続けるつもりなのだろうか、しかし、エジプトとかの独裁者が外交秘術やら秘密警察やらなんやら使いまくって30年かけて行った悪政の限りを、ウチの民主党政権というのは、たった一年やそこいらで、実現しているのだから、その意味では、天才的な手腕ではある。みんな怒っとるぞ。

"B Movie Matinee" (Nile Rodgers)

 ナイル・ロジャースというオッサンがおって、70年代後半、シックという女の子集めたグループに隠し味のようにちょっとしたカッコ良さ、ぱらぱらっとふりまいて一発あてディスコブームにのりまくり、以降、主にプロデューサー関連でビッグビジネスで荒稼ぎ展開した生粋の商売人だが、一儲けして落ち着き始めた1985年に出したアルバムである。
 
 まあ、なんでこんなモノがオレのレコード箱にあるのは、不思議でしゃあなかったが、針を落として納得。B面の一曲目「レッツ・ゴー・アウト・トゥナイト」。
 もう、B面も針落とすやいなや、いきなり日本語で、「今夜行こうよ、行こうぜ今夜、遊ぼうよ今夜」というネエちゃんのお誘いが入り、うううっと来てからはちょっと英語が続き、圧巻は延々と「すごくダンスしたい すごく踊りたい すごくダンスしたい 死ぬほどダンスしたい めっちゃくちゃ踊りたい すごく踊りたいなあ すっごくダンスしたい あーん、めちゃくちゃダンスしたい すごくダンスしたい 死ぬほどダンスしたい めちゃくちゃ踊りたいねぇ~ すごくダンスしたい すごくダンスしたい 死ぬほどダンスしたいねぇー すごくダンスしたい」とラップというより、そこいらのスキモノのネエちゃん風バカ丸出しのおしゃべりが、当時のオレはめちゃくちゃ好きだったことを思い出した。今さらながら、当時の自分は、何考えていたか、ホンマ、ようわけわからん。バッドフィンガー「だれも知らない(NoOneKnows)」で加藤ミカが「だれも知らない」と日本語で云うてるのと同じだろう。
 (YouTubeで検索したらこういうのがでてきた。サワリの部分だけだが、まあ、こういう感じの曲だ)

 そいで、Amazonフラフラしてたら、見つけんでエエもん、見つけてしもて、ついつい、買わんででエエモン、買ってしまうのが(そいで、数年後、「なんでこんなモノをオレは持っているのだろう、状態になる・・プチ輪廻)、常だが、オレはこの年でも成長しているので、HMVでこんなん買うてしもうた。CHICの4枚組ボックスである。HMV,輸入盤3枚まとめて買うとAmazonよりずいぶん安いのである。

"NILE RODGERS PRESENTS THE CHIC ORGANIZATION BOXSET VOL.1 "SAVOIR FAIRE"" (VARIOUS ARTISTS)

 あっと、忘れていたがここは、歌謡曲の感想文書くブログであったのであった。キングから出ているザ・ピーナッツの紙ジャケット仕様でまだ買っていないヤツ、寺内タケシの一連の再発もんとか、欲しい物いっぱいあるのに、今頃、CHICのボックス買っている時じゃないのであるが、買うたらアカン、買うたらアカン、と思いつつも、つい・・・これも、「業」というものでしょうか?
 まあ、日本語入っているから、「広義の歌謡曲」ということで今回は。

2011年2月16日水曜日

二月十六日

 ボーッとしとると、なぜか、無性に、チョコレイト食いたくなるこの頃、皆様如何お過ごしでしょう。一昨日の雪はいったいなんだったのだろう、と云うぐらい今日は晴れまくり、自らの日頃の行いを感謝する今日このごろでございます。


 最近は、レコード聴いとるんで、どうも、ペースが狂ってしもて、 ここ更新する時には、もう眠うなってます。iTunesで聴いとると、ネットうろちょろしたり、ここ更新したり、けっこう、忙しない(せわしない、ってこう書くね)のですが、レコード片面、ほぼ23分というのはようできた「間隔」で、まとまったことができないので、だんだんゆったりしてきて、ちょいと本でも紐解いたろか、ちゅう気になったりしますが、今はステューーディオワンのシングル聴いているので、ちょっと油断しとると、曲がすぐ終わって、真ん中の紙のとこへカートリッジが乗り上げたりして、大変です。

 この前の休日は、ニトリで290円で安売りしていた「木製ウォールシェルフ」というのと、アグロというホームセンター行って、直径8,5㎜(これがわかるまで、かなり試行錯誤したので、メモ替わりにちゃんと書いとく)の木材用ドリルの刃を買うてきて、簡易カートリッジ立てを作ったりしました。最近はカートリッジとっかえひっかえしているので、このところプレイヤーまわりで頻発していた不慮の事故がこれで防げそうです。しかし、カートリッジの針先のカバーどこへ行ってしまうんやろ?


, originally uploaded by tkot93.<</p>

 と、ここまで、書いて、ブログの管理ページ見たら、な、なんとコメントが。しかも、かなり以前に。滅多と無いことなので嬉しいです。

2011年2月3日木曜日

カートリッジ編その1

 節分。しもた、恵方巻喰わず。
 オーストリアでは大洪水で大変。ウチの首相は国政はちょっともうエエから、お見舞い道中行ったらええねん。火山鳥インフルエンザ大雪のお見舞い終わったら、オーストラリアまでお見舞いに行ってきたらええねん。そのまま、亡命しろ、とは云わない。火山の噴火しているとこまで行って火砕流のスゴさを体感し、鳥インフルエンザの鳥処理手伝い、大雪かきのお手伝いして、地元の人たちの苦労を共有する。オーストリアでは、日本の古来の風習バケツリレーでアピールだ。カイワレ大根の時の精神、忘れたらアカン。できもしない大きなことより、できることからこつこつと、の精神やで。たかが、オザワ問題に何ヶ月かけてねん。


 ようやっと、ちょびっと、温かくなってきたので、長田まで行って、懸案のiPhone3Gの電池交換。電池交換もなにも、本体毎交換なのだが。9,800円也。今年中にiPhone4に替えようと思うが、まあ、しゃあない。必要経費というもんである。
 
 最近はご存知のとおり、アナログ聴いている。
 米AmazonでNUMARKというメーカーのCS-1というDJ用カートリッジが安かった(40ドルほど)ので、三つほど買い込んだ。まあ、配送料やら税金やらかかるが、そいでも、日本円でひとつあたり、4,000円そこそこで済んだ。このオルトフォン・コンコルドもどきカートリッジ買うの初めてで、しかも、MadeInJapanだったし、日本でも、一番安い店では4,700円というから、アメリカのGDPに貢献することもなかった。


 しかし、この一体式のラクチンさは感動した。オレが夜遊びしてた時分、まだ、レゲエの世界にはコンコルドは来てなかったもんな。

 今まで、カートリッジ買ったというと、老眼に鞭打って、4つのリード線を4本の細いほそい棒に色合わせながら、くっつけ、その後、シェルにちっこいちっこいネジでしめつけ、ようやっと、くっついたと思ったら、オーバーハングかなんかしらんが、調整しとるうちに、シェルが曲がってくっついてしもたり、不精なオレのことだ、針くっつけたまま、やって、カンチレバー(針のくっついている棒)をひん曲げて、針おジャンにしてしもたりして、ひと騒動なのだが、このタイプは、単にプレイヤーのアームにくっつけ、締め、針圧ちょちょいとあわせるだけだ。

 そいで、音だしたら・・・。
 なんじゃこりゃ、という音がした。
 悪いほうに、なんじゃこりゃ、である。

 朱里エイコかけたら、沢たまきに聴こえた・・・「若いって素晴らしい」かけたら、老婆の御詠歌に聴こえた・・というのはオーバーだし、そうした音の変化をもたらすのなら、逆に貴重であるが、高音が全然伸びず、伸びないなら出さんかったらエエのに、無理して出そうとするから、ケッタイなかすれたようなハスキーな高音になってしまう。じゃ、低音はというと、ベース音が塊になって団子状態である。頼みの中音域はまあ、なんとか。
   
  40ドル=3000円ちょっと、の音だから、しゃあないか、と思い、15年落ちのShureのM44Gに変えようと思ったが、安いとはいえ、3000円あったら、テッチリ(養殖物)たらふく、喰えるのである。 元は取らなアカン。ちゅうので、そのまま、DJ用の強み、針圧が3グラム以上というので、ひん曲がって聴けなかったレコードやら震災でジャケットを捨ててしもてホコリまみれになったレコードやら、を、根性で針圧かけて、流していたら、これぞ「慣らし」というのか、単にオレの耳が妥協し始めただけなのか、徐々に、気にならなくなった。しわがれてた高音もなめらかになめらかになっていき、フツーに聴けるようになってしもた。
 
 昨日なんか、キング・クリムゾンの「アイランド」聴いたし(聴いた記憶はおろか、持っていることさえ忘れてた)、今なんか、EVERYTHING But The Girlの「EDEN」(なんで、オレがこんな上品なレコード持っているか、定かではない)、アコーティスックもん、繰り返して聴いとるんだぞ。最初の頃のような、イヤな音は、だんだんと、しないようになってきている(気がする・・・あくまでも個人の感想です)。
 
 まあ、一五年落ちの1200MK2廻して、地域社会でつまはじきにならない音量で、この前ウーファー毎交換した一五年落ちのちっこいスピーカーで、夜間、聴いているせいもあるが、このカートリッジで、十分な気がしてきた。てっちり喰うのをガマンするだけの、ことはあった。しかし、こいで味をしめてしもたのも事実。DJ用カートリッジいろいろ試してみたい気がするが、・・・・・なぁ。

 

2011年1月31日月曜日

日記モード

寒い日が続きます。皆様おかわりはないでしょうか(更新に間があいたんで、手紙風にはじめてみました)。

 大雪は降るわ火山は噴火するわ小沢は離党もせんと居座るわ、ホンマ、民主党政権メチャしよるなあ。早よ、辞めてくれへんかなあ。ずっと目が死んで、政権やる気がないの丸わかりなのに、なんでかなあ。

 昨日は、阪神高速北神戸線で、三田まで。ブックオフあったんで、ふらーっと入ると、三島由紀夫全集が一冊350円というバッタ価格で売ってたので、つい、どっさり買い込んでしまう。
 
 最近は、三島由紀夫の非文学系小説、本屋に行くたんびに、文庫をつまむようにして選んでは、読んだりしているが、これで、当分大丈夫というもんである。仮面の告白やら金閣寺は若い頃読んで、こりゃアカン・・・と思っていたが、昨年あたり、安部穣二つながりで「複雑な彼」を読んで、そのフツーなオモシロさに目覚めていたわけだ。三島由紀夫が女性週刊誌とかに連載していた小説(夏子の冒険とか)は、ひょっとしたら、金閣寺なんかよりずっと傑作多いのではないかと思ったりする。血湧き肉躍り・・という小説ではモチロン無いが、その時代の香りというか薫りというか匂いというか臭いというか、その時代にいないとわからない筈のものが、ちゃんと、今読んでも伝わってくるから、やっぱ、スゴイのだ。

 帰りは北神戸線、ついに阪神高速北神戸線に繋がったというので、柳原まで、ただ、あたりまえだが、神戸線、合流しても、前のまんま2車線だから、渋滞。素直に柳原で降りて帰る。
 
  アナログ・レコードいやヴァイナル聴くのはええのだが、 この季節、静電気がスゴく、ホコリが激しく、聴き終わったら、ホコリだらけになってしまう。拭いても拭いても静電気でホコリを吸い寄せよる。厄介です。
 しかし、なんでこんなん持っているんだろう、というレコード、否ヴァイナルがあってオモロイ。もちろん、万引きしたのではなく、買ったことわすれてしもてるだけですよ、念のため。今日は、ファニア・オールスターズのライブ・アット・チータ聴いたぞ。オレも、サルサなど聴いてたわけだ。

201102010226.jpg



ホコリもさることながら、レコード盤が歪みまくっていたけど、針圧3.5GのNUMARK CS1が根性で再生してくれました。

2011年1月20日木曜日

オーディオ地獄一歩寸前

(前回までのあらすじ 
 最近、アナログで持っているCDばかり買っていたこと(特にビートルズモノボックス)に気がつき、いっちょう、レコード(死語)でも聴くか、とプレイヤー(死語)引っ張り出し、久々にステレオ(死語)から音を出したところ、ダブでもないのに、ぶわんぶわんした音しかしなかったので、つい意地になり、まともな音を出そうと、カートリッジをいろいろ変えてみたり、ハードオフで二〇年前のアンプ買ったりし始める。でも、ヘッドフォンはともかく、やっぱり、かつていつも聴いていたスピーカーからの音がおかしいので、スピーカーのネットを開けてみると、開けてびっくり玉手箱、ウーハーのウレタンエッジがボロボロになっていた!ネットで検索すると、エッジを交換する方法があるというが・・・・音楽はMacやiPhoneで聴くもの、と割切ってしまうか、それとも、やっぱ、フツーにステレオでレコード聴けるようにするか、これぞ、10万円、7万円、5万円、運命の分かれ道!

 
 と、自分でもあらすじ書かなようわからんようになったぐらい、更新に間がしもうたが、祐ちゃん、スワローズに来て欲しかった。タイガースより人気球団になれたかもしれん(てな、呑気な事を云うていると、ロッテの小林宏之が大リーグ大リーグ云うてたと思たら・・・・。先生!讀賣体質の球団がセ・リーグには2チームもあって、貧乏球団はまっとうな野球ができません、不公平です。菅直人よ、子ども手当より貧乏球団手当やで)。
 あと、民主党、理屈はもうええから、即刻、総辞職総選挙やで。同じTPPでも消費税増税やっても、絶対フツーの内閣がやった時より、下手打つに決まっとるねんから。

 で、朽ち果ててしまっているエッジ交換、しようと思ったが、どうも、やり方ややこしそうだっし、短気で不器用で力のない色男体質のオレにはちょっとムリめに思え、JBLのHP見てたら、補修部品で、ちゃんとウーハーが載っており、
価格が7,000円
 だったので、少し熟考の上(前回の更新から先週の金曜日あたりまで)、素直に電話して注文し(7,000円×2+送料1,200円+消費税で計15,960円)、備え付けてある天井からスピーカーを下ろし、3ミリと4ミリの六角レンチを使って、スピーカーからウーハー取り出し、交換して、ようやっと、フツーに音が出るようになった。「フツー」というても、オーディオマニヤの人が見たらというか聴いたら、まあ、軽く40はクレームつくであろうが、ようやっとホッと一息、である。

  のべ3ヶ月、かかった費用もカートリッジ色々買ってしもうたので、伊達直人さんに恥ずかしいぐらいかけてしまったが、新たに買い換えるよりは、かなり安くついた。
 オレのステレオ(死語)はよう考えたら、震災(ああ、もう一六年も経つのね)あたりから、ほぼそのまんま、であるし、だいたいCDプレイヤーを使わなくなって一〇年は経っている(MacのiTunesで聴く)。ハードオフの垂水商大跡で、Control5みつけ、それが15,000円程度だったので、中古で買い換え、という安易な方法も考えたが、そのエッジもオレのと同じ状態になっていたので、もし買っていたら、エラいことになっていた(考え方を変えると、エッジがボロボロになったControl5は、あと+16,000円でウーファー毎交換するか、もしくは、エッジ交換(5,000〜)すれば、まともな音になるわけで、これが今のスピーカーと比べ、安いか高いか・・ワカラン)。

 参考資料

  JBL スピーカーシステムControl 5の仕様 1987年発売
  88年頃買った記憶があるから、なんと、二十三年落ち。これのウーファーのエッジがぼろぼろになってたわけであーる。

  修理について | ハーマンインターナショナルから、JBLユニット修理価格表(PDF: 340KB)をダウンロードすると、Control5のウーファーの型番は「C5003」で、価格は7000円とあったから、早速、お問合せ | ハーマンインターナショナル で、記載されている電話番号にかけて、注文すると、送金額、振込先教えてくれるから、そこへ振込、翌々日には、モノがついた。
 Control5の解体については、JBL コントロール5 スピーカーエッジの貼り替え、エッジ張り替えられた方のページであるが、Control5の分解からウーファー取り外し、取り付けまで懇切丁寧に写真入りで説明されており、非常に助かった。スピーカー解体用に、六角レンチが要るが、本体とウーファーのボルトのサイズが異なっており、3mmと4mmが必要であった(ホームセンターでバラ売りだと100円しない)。難易度としては、天井からスピーカーひっぺがすという重労働を度外視すれば、カーステのスピーカー取り付けよりずっと楽(あたりまえか)と簡単であった。ざっと一時間ほどの作業。ブログ上で申し訳ないが、どうもありがとうございました、大変助かりました。

  音については、今、すぐ近くに置いて、アナログレコード、ぶっかけているのだが、快適そのもの。Mac通して聴く音楽とはまた別の味わいがある。ウーファーからもちゃんと音出ているし、同じように劣化している筈のツイターからもフツーに高音域が出ている。昔聴いてた音だ、と云いたいところだが、昔聴いてた音そのものを覚えていないから何とも云えない。エージングなんか知らないよ。


 開けて思ったのだが、例によって例の如く、細い細い配線コード、貧弱で、ムラムラ悪い誘惑が起きたが、グッと抑えた。オーディオ無間地獄への崖っぷちに、今、オレは立っているのであーる。スピーカの線変えただけで、感動する人間にはなりたくない。AMラジオから流れる弘田三枝子に涙する人間で十分。

 この交換でどのくらい寿命が延びたのかわからんが、昔は満足していた音である、なるべく、長く使っていこうっと。元の天井のに設置するのは、また体力気力が充実してから、ちゅうことで。

(ウレタンエッジにアマオール塗ったら、長持ちするってホンマだろうか。思いクソ振りかけておいたが)

Control5.jpg

過去記事Archive