ホンマ、震災は怖いで。地球なんか、「救ったり」「守ったり」「優しく」するもんやないで。もっともっと、怖くて強いモンやでぇ。
あかん。あかん。
歌謡曲聴き始めて、いつかはこういう事態に陥ることを危惧していたのだが、訪れる春の予感に惑わされ、ついに、松田聖子「ユートピア」「Canary」のアナログ、ハードオフで105円で購入してしまった。世代が世代だけに、どっかで聴いているのであろう、懐かしさも手伝って、けっこう、「ユートピア」繰り返して聴いてしまった。
唄はうまいのはエエのだが、なんかもう、松本隆の作詞に、細野晴臣やユーミンや来生たかおや甲斐よしひろや杉真理や財津和夫やら(あの上田知華さえも!)が、よってたかって曲作って、せっかくみつけた金づる・・・もとえ、素材松田聖子に対し、必死な感じがしてしまう。そいでも、松田聖子はけろっと自分の世界にひきこんでしまいあっさりと次から次へと歌う、というより、「曲をこなしていく」ようにオレなんか思ってしまうから、イヤやねん。松田聖子は、歌が巧すぎて、ワシらみたいな聴き方をする人間にとっては、なかなか、曲聴いていても、ハマる「とっかり」がつかめないのである。松田聖子の「声」が好きだったらええのだが。
B面の一曲目「ハートをRock」、フィル・コリンズ版でもオリジナルのスープリームスでもええから、すなおに「恋はあせらず」カヴァーさせたら、凄い出来になる予感がするが、「恋はあせらず」に変に似せた中途半端な甲斐よしひろのオリジナル曲で歌わすもんだから、変な感じになっとって歯がゆい(こういうところから、印税がそんなに欲しいのか、とワシみたいにひねくれ者は思ってしまうのであーる)。
昭和58年(おお、オレはまだ大学生だったのだ!)のアルバム。 そうやって、松田聖子は、団塊の世代と結託し、ワシら世代やその下の世代から、なけなしの、お小遣いやバイト代、ふんだくっていったのだ。
松田聖子ならびにファンの方、ならびにその関係者の方々には申し訳ないが、まあ、レゲエばっか聴いてアホになった初老の男の戯言である。犬に噛まれたと思ってガマンしていただきたい。
「秘密の花園」、ちゅうて、海の入江の話だったのね。この歌詞、なんか、岬もでてくるし、きっと、フロイト的に解釈したら、メチャクチャ、エロいのかもしれんが、それって、サブミナル効果ちゅうやつちゃうか???