節分。しもた、恵方巻喰わず。
オーストリアでは大洪水で大変。ウチの首相は国政はちょっともうエエから、お見舞い道中行ったらええねん。火山鳥インフルエンザ大雪のお見舞い終わったら、オーストラリアまでお見舞いに行ってきたらええねん。そのまま、亡命しろ、とは云わない。火山の噴火しているとこまで行って火砕流のスゴさを体感し、鳥インフルエンザの鳥処理手伝い、大雪かきのお手伝いして、地元の人たちの苦労を共有する。オーストリアでは、日本の古来の風習バケツリレーでアピールだ。カイワレ大根の時の精神、忘れたらアカン。できもしない大きなことより、できることからこつこつと、の精神やで。たかが、オザワ問題に何ヶ月かけてねん。
ようやっと、ちょびっと、温かくなってきたので、長田まで行って、懸案のiPhone3Gの電池交換。電池交換もなにも、本体毎交換なのだが。9,800円也。今年中にiPhone4に替えようと思うが、まあ、しゃあない。必要経費というもんである。
最近はご存知のとおり、アナログ聴いている。
米AmazonでNUMARKというメーカーのCS-1というDJ用カートリッジが安かった(40ドルほど)ので、三つほど買い込んだ。まあ、配送料やら税金やらかかるが、そいでも、日本円でひとつあたり、4,000円そこそこで済んだ。このオルトフォン・コンコルドもどきカートリッジ買うの初めてで、しかも、MadeInJapanだったし、日本でも、一番安い店では4,700円というから、アメリカのGDPに貢献することもなかった。
しかし、この一体式のラクチンさは感動した。オレが夜遊びしてた時分、まだ、レゲエの世界にはコンコルドは来てなかったもんな。
今まで、カートリッジ買ったというと、老眼に鞭打って、4つのリード線を4本の細いほそい棒に色合わせながら、くっつけ、その後、シェルにちっこいちっこいネジでしめつけ、ようやっと、くっついたと思ったら、オーバーハングかなんかしらんが、調整しとるうちに、シェルが曲がってくっついてしもたり、不精なオレのことだ、針くっつけたまま、やって、カンチレバー(針のくっついている棒)をひん曲げて、針おジャンにしてしもたりして、ひと騒動なのだが、このタイプは、単にプレイヤーのアームにくっつけ、締め、針圧ちょちょいとあわせるだけだ。
そいで、音だしたら・・・。
なんじゃこりゃ、という音がした。
悪いほうに、なんじゃこりゃ、である。
朱里エイコかけたら、沢たまきに聴こえた・・・「若いって素晴らしい」かけたら、老婆の御詠歌に聴こえた・・というのはオーバーだし、そうした音の変化をもたらすのなら、逆に貴重であるが、高音が全然伸びず、伸びないなら出さんかったらエエのに、無理して出そうとするから、ケッタイなかすれたようなハスキーな高音になってしまう。じゃ、低音はというと、ベース音が塊になって団子状態である。頼みの中音域はまあ、なんとか。
40ドル=3000円ちょっと、の音だから、しゃあないか、と思い、15年落ちのShureのM44Gに変えようと思ったが、安いとはいえ、3000円あったら、テッチリ(養殖物)たらふく、喰えるのである。 元は取らなアカン。ちゅうので、そのまま、DJ用の強み、針圧が3グラム以上というので、ひん曲がって聴けなかったレコードやら震災でジャケットを捨ててしもてホコリまみれになったレコードやら、を、根性で針圧かけて、流していたら、これぞ「慣らし」というのか、単にオレの耳が妥協し始めただけなのか、徐々に、気にならなくなった。しわがれてた高音もなめらかになめらかになっていき、フツーに聴けるようになってしもた。
昨日なんか、キング・クリムゾンの「アイランド」聴いたし(聴いた記憶はおろか、持っていることさえ忘れてた)、今なんか、EVERYTHING But The Girlの「EDEN」(なんで、オレがこんな上品なレコード持っているか、定かではない)、アコーティスックもん、繰り返して聴いとるんだぞ。最初の頃のような、イヤな音は、だんだんと、しないようになってきている(気がする・・・あくまでも個人の感想です)。
まあ、一五年落ちの1200MK2廻して、地域社会でつまはじきにならない音量で、この前ウーファー毎交換した一五年落ちのちっこいスピーカーで、夜間、聴いているせいもあるが、このカートリッジで、十分な気がしてきた。てっちり喰うのをガマンするだけの、ことはあった。しかし、こいで味をしめてしもたのも事実。DJ用カートリッジいろいろ試してみたい気がするが、・・・・・なぁ。