2012年9月12日水曜日

ダミ声ロックンロールよ、永遠に

 この夏、オーバーヒートさせてもたクルマ、修理代、34万との見積り、来年早々、10年目の車検を迎えることもあり、廃車することにした。涙目。粘りながらゴマカしゴマカし乗ろうと思っていたのだが。

なんか、わけのわからんうちにフェイスブックなんぞやったため、プロ野球ネタ、そっちで、記事に、「いいね」ボタン押したら、なんか満足してしまうようになって(注;もちろん、東京ヤクルトスワローズが勝った時だけだが)、こっちのブログの方がおろそかになる。まあ、数年前ミクシーやった瞬間、やはり、ブログがどうでもよくなったこともあり、つくづく、オレは。ネット的な並行作業というのには、向いていない。まあ、ファイスブック、「いいね」ボタンしかないのは、困る。東京ヤクルトスワローズが負けた時の、「アカンね」「惜しかったね」「ヤバいね」等ボタンがまず、欲しい。あと、具志堅用高氏じゃないが「ちょっとね」、「イマイチね」が欲しい。あと、「金本さん、せっかく引退表明したのに、長打性のあたり、ミラクルプレイでとってしもうて、ゴメンね」が今日、つくづく、欲しかった。

音楽ネタ。

Complete

ザ・スミス(ザ・スミズかもしれん)の8枚組、コンプレート・ボックスちゅうの、つい、ノリで買ってしもうて(4,300円だった)、このところ、流している。リアルタイムでは聴いたことない。ちょうど、当時はもう、パンク・ニュー・ウェイブにすらオレは飽きて、ズボズボっと底なしのジャマイカの音楽に、頭のてっぺんから急降下するように、ツッコミ始めてた頃である。だから、名前もしらんかった。POP GROUPやらの、ラフ・トレードからレコード出してたから、知っててもいい筈なのだが。


まあ、1982年、マンチェスターで結成とあるから、それこそ、ジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティス死後、ニュー・オーダーやら「24ハッピーアワーピープル」の喧騒が終わったあたりなのか。このあたり、カラミはあるのか、無いのか?・・・まあ、どうでもいいことだけど。


辛気臭い、あんましヤル気が見えないヴォーカル、あんまし、展開のない楽曲、刺激的な音が意図的にか排除されているような気がする。なんか、70年代の、シラケた世代の、我が国のフォークソングみたいだ。ニュー・サディスティック・ピンクとか、ディラン2とか。


こういうこというと、ファンの方、マニアの方(アイドリング!!!の話題を書くようになって、非常にこうした方々に神経使うようになってもた)には申し訳ないのだが、なんか、全部おんなじに聴こえてしまう。一曲一曲歌詞を理解し、何度も繰り返し聴き、その背景を理解し、の、感想じゃないので、申し訳ない。ただ、逆にだからこそ、この8枚組、流して、ぶっ続けに聴いても、ある程度まで、聴ける。



そいで、ここからが本題である。

スミス流して聴いて、モリッシーのともすれば脱力なヴォーカルに飽きたとき、ダミ声のヴォーカルのロックンロールが無性に聴きたくなった。魚屋八百屋浪曲浪花節ばりのダミ声ヴォーカル。もう、グイグイ来て欲しいわけだ。

そいで、ドクター・フィールグッドの「ノ・モド・ヤ・クモ」聴いたら、ハマったハマった。ダミ声のダミ声のための曲だ。




スミスではついぞやしなかった一曲、永遠リピート状態にして、聴いた。イカす、カッコええ!シビれる!




Ua Years

A Case of the Shakes


ご存知のように、ドクター・フィールグッドちゅうと何故か今は初代ギタリストが、ウィルコ・ジョンソン、ウィルコ・ジョンソンちゅうて、神格化されているが、オレが大好きなのは、ヴォーカルのリー・ブリロー、このダミ声。ホンマ、シビれる。ちなみに上のアルバムのギターはウィルコ後のジッピー・メイヨ。


まあ、オレのダミ声好きは、レゲエ聴くようになって、アグリーマンやアドミラル・ベイリーやメジャー・ウォリーズ等のそうそうたるダミ声DJに引き継がれるわけであるが、ロックだと、今、さっと思い浮かべることができるのは、アルコールとドラッグとあと放蕩によりヤサグレた、マリアンヌ・フェイスフルぐらいなもの。エリック・バードンやヴァン・モリソンはサビで使うけど、ちょっと違うし、うーん、ダミ声のカッコええヴォーカル誰なんだろう?

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