2014年4月27日日曜日

平成26年4月27日

 なんか、スワローズが勝っても、「夢じゃ・・・夢でござる夢でござるよ」の境地。

 次のクルマはホンダの軽自動車にした。今のクルマの車検切れギリギリ納車のリミットが今日だったんで、契約までしてきた。なにも強引に値引きするつもりはなかったが、「ここで、アカン云われたら、あとはもう、ミラショコラ(ココアの間違い)しか残されてないねん」とミラショコラ連発で、営業を笑わせ、「ホンダやったら、なんやかんや云うても本田宗一郎のホンダですよって」でトドメを刺しギリギリまで、値引きしてもろうた(もちろん、向こうの想定内であろうが)。

 本来、値引き交渉ちゅうのは邪道かもしれない、でも、日本では、こういうとこが、いわば、クルマを買うことのオモシロさの一つになってしまっているのでしょうがない。

 実際、今の軽自動車はスゴい売れているらしいのだが、実際、ワシらおっさんがいざ選ぶとなると、まあ困ったこと困ったこと。

 ここまでやるか、ちゅうぐらいの燃費競争、ここまでやるか、というぐらいの装備、今度買うヤツですらベンチシートでクルーズコントロールまでついている、アメ車じゃあるまいし、とか思うワケだ。最初はアレもイランこれもイランと思っていたのであるが、メーカーのHPで見積もりごっこができるのでやりまくってたら、遂に「プッツン」来て、ええええええい、全部ついとってかまへん、とクソ高いクソ高い最上級グレードにした。10年乗れば、年間数万の差である(まあ、このロジックでいかにオレが無駄遣いしたことか・・)。

 ワゴン系はヤンキーという強い固定観念を持っているし、しかも、軽自動車といえ、今や広大な空間が用意されている。あの広大な空間をせいぜい、粗大ゴミ運ぶに便利やなあとしか思わないし(今の懸案事項の一つは、机と本棚の処分なのである)、ズボラなオレである、数年経てば、どうせ動くゴミ屋敷の様相を呈するに決っているんで、最初から買うつもりなかった。

 ワゴン系じゃない軽自動車は、ほぼ、ミラショコラはもちろん、ほぼ、若い娘さん仕様になってしまっておるか、あるいは営業車でよく見るようなヤツしか残っていない。

 ここでは熾烈な燃費合戦と若い娘さん若い奥さん向けにこれでもかこれでもかと、例えば車内に匂いの漂う香水みたいな感じのヤツの付録で勝負しとる(という感じがする・・あくまでも個人的な感想です)。実は今度のオレのクルマもそっち方面に振られており、ベンチシートや坂道発進補助装置とか見つけるたんびにケチつけたろうケチつけたろうという思いがもたげるたびに、「本田宗一郎本田宗一郎」或いは「F1で一等賞とったホンダ」「アイルトン・セナアイルトン・セナ」と言い聞かせ、商談を乗り切ったのである。

 まあ、どうであれ、大学時代の初代シティ、卒業後の二代目シティ以来になるホンダ車である。どっちもかなり大きな欠点があるにもかかわらず、オモロいオモロいクルマであった。今でも、いくつでも、いろんなエピソードを思い浮かべることができるほどだ。

 時代が時代だ、贅沢は言うまい、でも、ほんのちょびっとでもいい、ほんのちょびっとでも、当時の片鱗が今度のクルマからも感じられますように。当時の片鱗ってやつが、オレ自身に残っているかは、また別の話として。

 納車はまあ、今の車検切れの6月終わりになるだろうが、今のうちだけでも、「待ち遠しい」ことにしておく。

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