東京ヤクルトスワローズ、勝つには勝ったが、フツーの敗戦の少なくとも4倍は疲れた勝利であった。最終回のカーペンター、1点に抑えたのは、100%運だけだぜ。
ジャッキー・吉川とブルーコメッツの問題作「G.S.R」。1,971年。
グループサウンズ(GS)の有名曲をのカヴァー集なのだが、音が凄い。
これぞ、ポスト・GSであり、メタ・GSである。そして、もっとスゴいことに、(当時の)ロックのパロディにもなっている。
カヴァー集なんで、どの曲の歌詞にもメッセージなど見当たらないが、このアルバムほど、その音から、メッセージをビンビン感じたアルバムは無かった。
そのメッセージを関西弁でオレなりに解題すると、「あんたらが崇拝してる欧米のロックの音なんか、ワシらが出そうと思えばすぐ出せる、その程度のもんやんけ」となる。
当時、このアルバムが黙殺に近い扱いを受けたのは、不幸だと思う。ジャッキー・吉川とブルーコメッツにとって不幸なんでなく、ワシら聴き手にとって不幸なことだったんである。
1971年、まさに時代の分岐点。