2008年8月19日火曜日

浦沢直樹の「20世紀少年」

 朝夕、ちょっと過ごしやすくなったか、と思わせるぐらい風が吹くようになった。
 
  まあ、星野監督は名監督と云われているが実は・・・ちゅうのを書こうと思ったが、今日のヤクルト讀賣戦のあとではよう書かん。

 休みの間、浦沢直樹の「20世紀少年」(完結編「21世紀少年」上下あわせて、全24巻)、読み返そうと思ったが、途中であんましにも腹が立ってきたので、やんぴ。そのかわり、広瀬正の超名作「マイナス・ゼロ」を数十年ぶりに読みかえした。

 「20世紀少年」、だいたい、何巻か費やして、ようやっと、ついに次に「謎」がわかるかと思って、ワクワクしながら、ページをめくると、全く新しいエピソードが始まって、「謎の解明はどうなったの?」と思うが、その次のエピソードがそこは浦沢直樹の天才なところだろう、オモシロいので、ついつい、その新しいエピソードにひきこまれてしまう。これが、3回以上あったように思う。あんましにも、この手使うから、読み返した場合、もの凄く腹が立ってくるわけよ。

 小学校の時、遊んでた連中の中から、世界征服するヤツ(ジンギスカンかよ?)がおり、それを残りが「正義の味方」となって、 阻止しようとする・・・この設定はホンマ、スゴいし、最初の頃のまるで悪夢のような雰囲気は素晴らしい。でも、ひらたくいえば、まあ、数十年に渡る「同窓会」物語とも云え、そこの部分に酔ってしまった感じがするのだ。
 
 オモシロいのは、「よげんの書」までであとの「しん・よげんの書」以降は蛇足にしかおもえん。  
  映画も近々公開されるそうだが、マンガ読んでた時感じた「長すぎる・・・」感がなくなれば、スゴい作品になるだろう。

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