連休だが、まあ、カレンダー通り。この前、軽自動車のタイヤ交換したので、例によって例の如く、金がない。軽自動車、スバルのやつなのだが、そのスバルが軽自動車もう作るのやんぴするらしい。
まあ、今のオレの乗っている軽自動車は、スバルにしてみれば、珍しく、気合い入れて作ったみたいだが、実際いざオレが買おうとしたら、売る気があるんかい?と思ったほどだから、まあ、しゃあないんだろう。富士重は21年後半から軽自動車について順次、ダイハツからOEM(相手先ブランドによる生産)供給に切り替え、数年かけて全車種をダイハツからの供給でまかなう。スバルブランドの軽自動車の販売は続けるが、自社での開発・生産は行わない方針だ。
[From スバル、軽自動車から撤退へ トヨタは出資比率上げ提携強化 (1/2ページ) - MSN産経ニュース]
今日は本屋に行き、いろいろ。
以前から問題になってた"ハイスクール1968 (新潮文庫 よ 30-1)" (四方田 犬彦)はまあ、しゃあないから読んでみることにして、実際、もう読んでしまったが猛烈に腹が立っている。
要はワシら世代にとっては耳タコのあの世代特有の「オレは正しい、だから、オレはエラい、だから、オレ以外はまちがっている、許せない」なのだ。そのくせ、一度たりとも主人公ひとりになって戦おうとしていないんでつるもう、つるもう、としてるばかりだから、当然、つるんで戦おうとしたら、裏切られるのは当たり前である。それを「心の傷」で今の今までひきずっているとしたら、なあ。
もちろん、題名が題名だから、興味深いその時代特有の「単語」が出ている。でも、こうも無味乾燥に良く書けるものだ。例えば、ビートルズとかけっこういろいろ書いてあるが、ぐっと、こっちに来ない。この本読んで、例えば、後の世代の人間が、「ビートルズ聴いてみようか」とか思うヤツは皆無に近いのではないか。まあ、しょうもないもん、読んでしもた。村上春樹とか村上龍の「60年代もの」みたいなもん書きたかったんだろうが、プライドを捨てられんかったのね。
あと、 スワローズが負けた腹いせに書くのではないが、一番腹が立ったのが、高校でのバリケード封鎖とかの当時の高校における学生運動を正当化したいのか、「当時の高校生たちが提起した問題が教師と学校の側で真剣に検討されることもなく、蔑如(ないがしろ)にされたために、今日の教育の荒廃がもたらされたという論集である。(P.209)」 このクソ論理まだ生きていやがった!・・・むしろ、「当時の高校生たちが提起した問題」があまりにも見当外れで実情にあわないものにも関わらず大騒ぎし、そのまま放ったらかしにして出て行ったがため、ワシら後の世代がどれほど、迷惑したことか!鈍感にもほどがある、ちゅうもんである。ええかげん、戦う対象がまちがっていたのでは・・とか、ちょとは思て欲しい。
カシコの高校はそりゃええかもしれん、末端のアホな高校は学園紛争のあと「教師や学校に暴力ふるってもいい学校を破壊してもいい」だけが残ったのだ。まあ、実際、学生運動の頃、やたら叫んでいた「自由」って、他人に暴力ふるってもいい自由、以上以下でもなかったとオレなんかは強く信じとる。なにひとつ不自由がないし、何一つビジョンも描けないで、無理矢理、革命の動機、でっちあげて、革命ごっこする、ちゅうのだけは、もうやめてほしい。
口直しにこりゃ、早川義夫の「ラブ・ジェネレーション」読まなアカンわ。