2007年12月29日土曜日

西城慶子の「いるかに乗った少年」2007/12/29

 年末。まあ、道が空いているので、よろし。
 
 前回書いた沢知美のアルバムと同じ1969年に出た西城慶子ちゅう人のアルバムを聴いとる。
 当時売れたんか売れなかったんか知らん、しかし、2007年の今、こうしたアルバムが再発されるというのは、素直にうれしいもんである。リアルタイムでもし、オレが今の年齢だったら、こうしたアルバム聴こうという気になったか、そうした歌手がいたことも知らずそのまま地味に生きとっただろう。実際、歌謡曲の「黄金時代」は、過去に出たソフトをリアルタイムの時よりずっと手軽に聴くことのできる「今」なのである。
 ・・・ワケのわからんことまた書いてしもた。

 

慶子の気も知らないで
西城慶子
コロムビアミュージックエンタテインメント 2007-10-24

by G-Tools

1. 人の気も知らないで
2. 雨に咲く花
3. 別れのタンゴ
4. 小雨の丘
5. 水色のワルツ
6. 並木の雨
7. 雨のブルース
8. 夜のプラットホーム
9. 湖畔の宿
10. 別れのブルース
11. 白い花の咲く頃
12. 別れても
<ボーナストラック>
13. いるかに乗った少年
14. 時計
15. 別離
16. 四つの壁
17. 愛の讃歌


 西城慶子、声がええ。帯には「甘い歌声」とあるが、まさに、そうなのであるが、無理矢理、オレなりに表現すると、声に鋭角部分がなく、鼓膜に優しいというか、やたら変なところで、「ココが勝負や!」とばかり、力んだり、「アタシ、ここまで声が伸びるのよ」とばかり、変に声を高くしたり、ちゅう「ハッタリ」の部分がない。落葉をそっと踏みながら歩くみたいに、そっと歌っとる。じゃ、どこで勝負しているかというと、声の湿度を自在に変えているというか、声のしっとり感、保水力が自由になるというかコラゲン系のサプリ不要の声というか・・・書かんかったら良かった。「ハイセンスな甘い歌声」でええ。

 ボーナストラックの「いるかに乗った少年」とか「時計」とか大好きなのだが、アルバム部分も効果的にスキャットが入ったり、ジャジーな演奏で、カッコええわけですわ。てっきり、昭和44年当時の歌かと思いきや、昭和25年の双葉あき子の曲だったりする。原曲を知っていたら、もっとオモシロいと思うが、いかんせん、聴いたこと無いからなあ。歌謡曲は奥が深い。

 今、永久リピートしながら聴いているのは、「いるかに乗った少年」である。歌を水平方向へすぅっと伸ばしながら、日本語歌詞から英語詩へ移るとこ、英語詩からルルルーに移るとこなんか、絶妙である。

 この曲、調べてみたら、城みちるのじゃなくて、映画の主題歌、それもソフィア・ローレンの主役の何やらありがたそうな「島の女 映画
」(原題がBoy on a Dolphin)の主題歌らしい)。


https://dai.ly/x83mu2h
 ソフィア・ローレンの海女さん物か。

2007年12月26日水曜日

沢知美の「メランコリー」

 しかし、最近、やたら食いもん番組が増えているのは、まあ、しゃあないとして、それを食っているヤツをさも羨ましそうに嬌声(で、しょう?)をあげているシーンが多すぎる。もちろん、演技だろうが、どんどんエスカレートして、最近では、もう殆ど「よがり声」の域に達しとる。ほとんど、犬か?
 おいしく食うのはエエと思うが、他人の食うとこ見ながら大騒ぎするのは、なあ。

 秋頃から、またもや、歌謡曲のオレのスキそうな歌手(まあ、おねえちゃん系が多いが)のアルバムが再発されたり、或いはベストアルバムとして、どっと出ておるんだが、いかんせん、秋、タイガースやスパイダースのDVDボックス買ってしもたんで、すっからかんになって、手が出なかった。

 しかも、タイガースやスパイダースの映画ばっか観てたら、そりゃ、気分は、でっかい太陽が恋の女神なのさ、シーサイド・バウンド、ゴーバウンドシーサイド・バウンド、ゴーバウンド(へいへいもう一丁)シーサイド・バウンド、ゴーバウンド!、ちゅうもんで、そういうおねえさま方のアルバムの世界へは、大人すぎて怖く、ちょっと、ちゅう感じやったんや。

 ちゅうことで、季節は変わり、さすがにグループサウンズにも飽きが来たのか、今日、ようやっと、沢知美の昭和44年(1969年)アルバムの再発「人の気も知らないで」流していたら、その中の「メランコリー」にはまった。で、例によって、今、リピートさせて聴きまくりながら、ここ、書いとる。このパターン、久しぶり。

 

B000VAL0DK 人の気も知らないで
沢知美
コロムビアミュージックエンタテインメント 2007-10-24

by G-Tools

収録曲
01. 知りすぎたのね
02. つめ
03. 思案橋ブルース
04. 素敵なあなた
05. ロンリー・ブルー・ナイト
06. メランコリー
07. 人の気も知らないで
08. 夜にとけたい
09. ポート・ヨコハマ
10. ウナ・セラ・ディ東京
11. 夢の終り
12. あいつ
【ボーナストラック】
13. 私にいわせて
14. アンブレラのブルース
15. ひと夏の恋だった
16. モーニング・ブルース
17. 私はかもめ
18. 罪ある女
19. 夏の女
20. ブルー・モーニング・ブルース

 沢知美は、なんか、元々は女優として出て、このアルバムの出た1969年は、「イレブンPM」11PM - Wikipediaのカヴァーガールしてたそうだが、ジャケットで観る限り、なるほど、メッチャクチャええ女や。

 他のコンピに入っていた「モーニング・ブルース」やら、派手なやさぐれ系統は今は気分じゃないんだろう、それに以前、聴いたことあるせいか、あんまし、ピンとこず、あんまし期待しなかった、「知りすぎたのね」やら「つめ」とかカヴァーが主のアルバム部分(1−12まで)に惹かれている。もう、殆ど、昭和44年頃の赤坂あたりのナイトクラブにおるような気分である。

 で、今聴いとる「メランコリー」。よう知らんので、調べたところ、元はそれこそビング・クロスビーあたりみたい、わが国では越路吹雪を始め石原裕次郎やらカヴァーしまくっておるんだが、オレにしてみたら「聴いたことあるなあ」というほんわりした感じだけで、沢知美のこのバージョンが誰のカヴァーのカヴァーかわからんが、声がしっとりしていて、全く素直に、しかも、なめらかに音符を追っていく感じで、くりかえして聴いても、聴き疲れが全くしない。
 
 特に、歌詞の最初の「メランコリーやるせなく」の部分が気持ちええ。メラン・・コリーで、「コリー」のところすぅうううっと伸びて、息継ぎを入れず(越路吹雪のバージョンではそこで深い息継ぎが入る)そのまま、残りの息をうまいこと使って、さっと「やるせなく」につなげていく部分なんか、おいちゃん、メロメロになってまいます。ここの部分が素晴らしいので、あと何度かくりかえされるから、もう「勝った」ようなもの。

 やたら「溜息」を入れたりしなくても、フツーになめらかに感情を少し入れて歌うだけで、これだけ、セクシーなのは、スゴいと思います。

メランコリー (MELANCOLIE) 越路吹雪 歌詞情報 - goo 音楽


メランコリー やるせなく

しのびよる淋しさ

酒と煙草に 溺れて

涙ぐむ 女ごころ



夜毎に しのびよる

はてなき かなしさ

酒をくみかわしながら

夜明けまで狂う



恋人も明日も いらぬ

なんにも いらない

酔いしれては 飲み明かそう

気の狂うまでは



メランコリー おそいくる

心のむなしさ

ひとり涙をこぼして

酒を飲む夜よ



恋人も明日も いらぬ

なんにも いらない

酔いしれては 飲み明かそう

気の狂うまでは



メランコリー おそいくる

心のむなしさ

ひとり涙をこぼして

酒を飲む夜よ



 もちろん、「メランコリー」だけがええ曲ちゅうわけでもなく、この水準をアルバム全体の各曲に対しては、いわば、最低保障してあるようなもんで、「11PM」のカヴァーガールやちゅうても、凄いもんである。ボーナストラックの方では、「夏の女」とか「ブルー・モーニング・ブルース」とかアルバムとは別系統の歌も、かなりの消化力を持って歌っている。

2007年12月25日火曜日

本日のアート

・・・なんか、もう・・ モーフィング、ちゅうやつだ。昔、一時期、そういうソフトが流行って、ちょこちょこ遊んだりしてみたが、ここまで連続したのは、初めて。  女優編もある。ずっと見とると、もう諸行無常の響きあり、ちゅう感じになってくる。ルックスって一体何なのだろう?

2007年12月23日日曜日

サンドイッチマン

 落ち着いたようなので、ブログ名前、元に戻しました。「来純」だと、けっこう、固有名詞に多いみたいですなぁ。過去のログどないしよ?  SANSPO.COM > 「来年こそは絶対に日本一だよ」G・阿部が沖縄で子供たちに誓う    この記事、なんか、胸一杯になってもたがな。そうか、そうか、中日にかっさわれたことがそんなショックやったんか・・せっかく、歓迎会開いてくれたガキ相手に愚痴るようになってもたら、もう、末期症状ちゅうもんやでぇ。  百四十何試合か、戦ってようやっと首位になっても、その後がぽけーっとしとったら、日本一になれへんもんな。実際、かつて同様にリーグ優勝逃したソフトバンクなんか、もう、後遺症ひどいもん。  こーゆーしみじみとした記事を読むと、ああ、オレはなんという狭い心の持ち主であろうか、と思わざるえない。    選手生命の一番の盛りの時をスワローズでガンガンにやってくれた選手が、球界の介護施設みたいなチーム、というと語弊があるんで、今の流行りで云うてみたら、球界の独立行政法人みたいなチームへ天下っていくことに対し腹を立て、あれやこれや云うてみたが、彼らにも、彼らの「後の人生」ちゅうもんがあることを思いやらなあかんかった。  かつてのペタジーニみたいに、スワローズで低賃金で、フル稼働した後は、夫婦揃って楽なチームへ行って、のんびり仕事をセーブしながら、気が向いたら故郷に帰ったりしながら、沢山のお金を貰う野球人生があってもいいんであーる。  SANSPO.COM > ラミレスも巨人!2年総額11億円で合意、週明け正式発表  ラミレスもグライシンガーもご苦労さんでした。スワローズでは他に打つ人投げる人がおらんので、苦労かけたけど、今度行くチームは、楽できるでっしゃろ。ただ、グライシンガー、欲がないことで、もっとぼったくっても良かったのに、ね。   SANSPO.COM > グライシンガーG投入り決定!他球団下回る2年5億円で契約  石井一久もそろそろセ・リーグではしんどなってきたとこあったんで、後は高井雄平やら若い選手に任せて、パ・リーグでのんびりやればいいんであーる。 SANSPO.COM > 燕の浦添春季キャンプは実戦中心!新人・由規&加藤も登板候補  うん、うん、うん。これで、いい。年寄りばっかのチームよりは、ずっとエエ。  M-1見る。途中から、見たのだが、チャンネルひねったところ、たまたま、サンドイッチマンやってた。ヤー公というか、地上げ屋みたいなヤツと、そこいらの公園で暇つぶし手いるような失業者面したヤツとのコンビ、これが、関東のグループみたいなのだが、しゃべくりで、けっこうオレのポイントつく笑いで、今回の出場者の中ではもちろん、近年希なぐらい、オモロかった。  

2007年12月21日金曜日

 歯医者に通い始めているのだが、また、長引きそうで、困っておる今日この頃、みなさん、いかがお過ごしでしょう。  今年の紅白、しかし、Pabo 出ない以上、あとは、リア・ディゾンしか、強烈に聴きたい見たいちゅうのがおらん。後、布施明が「君は薔薇より美しい」歌うのがちょびっと、嬉しい。嬉しいが、また、変な演出、臭い演出がつきものだから、なあ。 <紅白歌合戦>常連組は阿久悠さんの歌で…曲目決まる  | エキサイトニュース]  あみんやら寺尾聡とか、リアルタイムであんまし好きじゃなかったので、もし、ワシら世代に気をつかって彼女ら彼を選んだとしたら、いわゆる有り難迷惑、ちゅうもんだ。まあ、エエか。  あと、つくづく思うに、紅白がアカンようになったのは、和田アキ子、美川憲一、小林幸子といった、いつのまにか「紅白レギュラー」みたいになった人たちやと思ったりする。なんでなんだろう? どーせなら、伊東ゆかり、中尾ミエ、園まりのナベプロ三人娘ばしっと出したらんかい。  あと、視聴率稼ごうと、変にスケベ心出して、出たくもないヤツに頼み込んで断られるようなみっともないマネするようなら、時間短縮して、以前のように、9時から始めるようにして、もう出られる人を絞り込んでいく方向の方がええんとちゃうか?     だいたい、もう昔のようにたくさんCDが売れる時代は終わって、ファンの囲い込みが進んでいるんで、みんなに人気のある歌手ミュージッシャンちゅうのが、少なくなっとるわけやねんから、4時間以上もぶっ続けでやる必要あるんか、どうか、やな。まあ、景気の悪い企業なら、まっさきに取る手だが、聴取料、黙っててもバコバコ入ってくる親方NHKやから、なあ。  まあ、NHK、チャンネルいっぱい持っているんだから、ひとつぐらい裏番組で昭和42〜45年あたりの紅白丸ごと再放送してくれたら、一番嬉しいんやけどね。    「歌謡曲、聴きたい時には、歌謡曲無し」合掌。

2007年12月18日火曜日

半田健人はスゴい

 今日のお祈り いつかのジョン・レノン追悼コンサートで、ポール・マッカトニーが「How Do You Sleep?」唄ってくれますように。  かつて、日活アクション、ちゅうもんに目覚め、そこいらのヴィデオ屋で借りたヴィデオ、UHF局の深夜放送、或いは野毛や浅草新開地の映画館等でカッチョイイー!ぎゃははは、ちゅう感じで観ていた頃、矢作俊彦(矢作俊彦 - Wikipedia )の「夢を獲える檻」(「複雑な彼女と単純な場所」所載)ちゅうのを読んだら、ぶったまげた。  オレが観ていた同じ映画をまったく異なった視点から深く深く観て、しかも、「思い入れ」の強さからか、とんでもない解釈やまったく新しい解釈が導き出されており、目からウロコがおちまくったもんである。    実際、上のエッセイとか「ドライブ・イン・シアター」(「ドアを開いて彼女の中へ」では、映画もう丸ごと粗筋をそっくりそのまま、紹介しているのだが、映画そのものより、熱い情熱が伝わってきて、映画そのものよりオモロイという逆転現象すら感じることができるのである。  この時ほど、オレの好きさ加減と矢作俊彦の好きさ加減の差の大きさにへしゃげたことはない。好きになる、ということは、自由になることなのね。  それはさておき。さておいといかんと、ダラダラ書いて、愚痴ついでに、スワローズのこと書いて、讀賣か阪神の悪口でしめる、ちゅうパターンになってしまうんんで、    かくして、またも、歌謡曲においてもスゴい人がおるもんで、半田健人(半田健人 - Wikipedia)という人のスゴさに驚いた。手に入らんレコード持っている人とかには羨ましいとか思わんが、ココまで好きになられると、オレも、嫉妬の嵐が吹き荒れてしまうわけだ。  歌謡曲においては、作曲家より実は編曲家の方がスゴい(と、言うとまた語弊があるので、同等以上)ということが端的にわかる映像である。  なにせ、歌手抜きのフル編成のバンド、オーケストラ用意しているんだから。  しかし、スゴいこと、してくれるもんである。まあ、そういうのは、金や暇さえあれば誰でもでける。でも、腹が立つのは、それぞれ楽器、パート毎に楽しむ、という贅沢極まりない楽しみ方をしとるとこだ。くーっ、そういう「楽しみ方」があったとは!     金や能力、若さ(ルックスも付け加えたいが、付け加えないところがオレの人間の小さいところ)で負けるんはしゃあないが、「好きさ」加減で負けるんは、腹が立つ。  最近、ダレまくっとったが、こりゃ、気合い入れて歌謡曲聴かなあきまへん。  とは、いうものの、シェリーのゴールデン・ベスト、まだ、買う決心のつかないオレは。
B000UJJBGUGOLDEN☆BEST
シェリー
ビクターエンタテインメント 2007-09-21

by G-Tools

2007年12月16日日曜日

非歌謡曲もん2点

 今日のお祈り;リグスが薬物やっておりませんように・・     三宮。ルミナリエ期間中なので、クルマは使いもんにならないの、まるわかりなんで、JRで。ルミナリエみる人は元町駅で降りることになっているので、三宮まで。そいでも、いやはや、なんとも。スゴい人である。まあ、駅の周辺で、と思い、ミント神戸というスーっとするガムみたいな名前のビル、そこの、タワーレコード寄って、シェリーや三東ルシアやら見繕ってみるが、あかんあかん、J-Popという膨大な量の中に紛れ込んでいて、見つからん。いや、根気と根性と日本魂があれば、そいでも、見つけられたと思うが、嗚呼、習い性とは怖ろしいもの、いつのまにか、J-Popの島を遠ざかり、ふと、気がつくと、売り場の隅の、レゲエコーナーへ。そこで、ふと、目についたマーシャ・グリフィスのトロージャン編集もの、
B000I2J3K8Play Me Sweet & Nice
Marcia Griffiths
Trojan 2006-11-20

by G-Tools
 そいで、やっぱり空いているブルースコーナー、ちらりちらり歩いていたら、こんなのが。メチャクチャ古いオッサンの筈。ロバート・ジョンソン、ちゅうたら数曲あるだけのような気がするが、まあ。でもなんで、こんな上等な装幀のもんがでているんだろうか、と思ったら、マンガの影響らしい。
B0001FAFMMコンプリート・レコーディングス
ロバート・ジョンソン
Sony Music Direct 2004-03-24

by G-Tools
 帯にエリック・クラプトンやキース・リチャードの賛辞がわざとらしく載っているが、こういう売り方キライだがしゃあない。  三宮駅周辺の某所で冷麺を喰い、元町まで歩くが、ルミナリエが始まっており、もう、スゴい人でしたわ。

2007年12月14日金曜日

 歯医者行って、全精力を使い果たした。んで、一回休み。

2007年12月13日木曜日

 今日のお祈り; 藪が阪神に戻ってきますように。  こっちのブログ移ってきて、前のとこでは、どばどば来ていた検索エンジンからのアクセスがほぼ皆無という状態で、ちょっと、ほっとしとる。    今日は、塩屋の桃山台付近に最近でけたという函館市場 | SAINT MARC HOLDINGという高級くるくる寿司に行く。ここは、「載せる寿司」じゃなく、一応、手袋越しとは言え、ちゃんと握っとる。昔懐かしい「色皿制」をとっており、ひと皿、100円から480円(以上かもしれん)あたりまで、幅があるんで、色を間違えると飛んでもない価格を請求されることになるが、オレの場合、幸い神戸の湾岸地帯の育ちなので、カニとかウニとかイクラとかトロとか須磨の浜で取れないネタはあんまし、好きじゃないんで、思いクソ食っても、二千円強であった。まあ、そいでも、それだけあれば、須磨のフツーの寿司屋とか垂水の増田屋では、オートメーション工場の流れ作業の女工みたいな思いしなくても、十分、喰えるんだから、微妙なとこである。  チャンネルNecoで「新・平四郎危機一発」(1969年・国際放映=TBS・1話60分・カラー 監督:瀬川昌治 他出演:宝田明 川口恒 小山ルミ 奈美悦子 河原崎長一郎 横尾忠則 菅原謙二)ちゅうの、初めて観る。(プログラム)  オレは宝田明がちょっと苦手・・・なので、今まで、観なかったんだが、私立探偵もんで、しかも、奈美悦子、小山ルミ、ミニスカでフツーに時折、極めて自然な形の微妙なパンチラがあり、良かった。しかも、ああ、こういうところで、オレの「幸運」使っても、いいんだろうか、ゲストが杉本エマである。これで、運を使ってしもたんで、年末ジャンボ買っても、当たらなくなるのだが、杉本エマも当然ミニスカで、ウレシかった。  かつては、ここの前の前のサイトぐらいで、ミニスカミニスカちゅうて書いてたら、どこぞのマニヤの大学教授がえげつない事件を起こした。音楽でもなんでも、「マニヤ」にはいつも迷惑させられる。オレのように、ほのぼのしたミニスカファンも、手鏡マニヤ野郎のお陰で、いっしょくたである。  パンチラには一家言があるのであーる。「プレイガール」みたいになってしまうと、しんどいし、近頃のドラマみたいに、ミニスカはいてるのに、どういう姿勢とっても、何故か、ぜったいに見えないちゅう不自然さもない。ちらっと見えたかな・・・ちゅうあたりに、男の本当の「しあわせ」があるんである。あくまでも100%受け身でこそ、「幸運」感が強いわけで、しばしの間、「幸運感」にひたることができるちゅうもんである。こちらから能動的に動いて見えたところでそれは、「幸運」でもなんでもない、単なる変態、ちゅうもんである。    このあたりの微妙なところ、映画にしてもドラマにしても、きちんと押さえているのが、60年代後半なのだ。    まあ、アクセス数が多いと書けないことも、こうやって書けるのであーる。まあ、これで、また、ワケのわからんフーゾク系スパムが増えるだろうけど。

2007年12月12日水曜日

 今日はなんか、目が凄く疲れておる。DHCのサプリ、ブルベリーを4コほど丸呑みしたら、ちょっとは良くなった。  昨日の船場吉兆の女ボス、怖かったなあ。ウソ泣きが上手すぎるわ、あーもスゴいのか。まさに「人三化七」。  今日は、今日で、橋下弁護士の出馬表明。まあ、いろいろあるんだろうが、オレとしては現知事が就任当時より明らかに色気づいとるというか、ど派手になったというか、女子高校生の夏休み明けじゃあるまいし、いったい任期中何があったか、思うと、怖いものがあるね。  スワローズねたは、この前、石井一久が西武行くことが決まった時点で、もう「笑ってしもてる」ワケで、これ以上、人として、どういうレスポンスを行えばええのかわからんのだが、とうとう、最多勝投手グライシンガーが巨人に行ってまう。ま、ここまで、主力がごそっと抜けるちゅうんは、西鉄ライオンズの黒い霧事件並みである。  もう、こうなったら、逆に、育てゲー的に、球界の「たまごっち」として、みんなに愛される球団になってほしい。高井雄平、がんばってね。。    ほのぼのした、心温まるニュースもないでもない。 阪神球児が来オフのメジャー移籍を直訴 - プロ野球契約更改2008ニュース : nikkansports.com  本当に日本球界を代表する選手で、もう、投手の世界遺産みたいなもの、是非とも、「来オフ」と言わず、来季にはメジャーでバリバリ活躍してもらいたいものである。松坂と球児の投げ合い・・・想像するだけでも、オレ以外の野球ファンなら、興奮するはずである。  YouTubeでとうとう丸善石油の小川ローザもんが出た(ちゅうても、ようやっと見つけただけですが)。 YouTube - まるぜんガソリン-1969  ありがたいことである。  3人になってからのゴールデン・ハーフもんも、見つかった。 ありがたいことである。

2007年12月10日月曜日

 月曜日。  週末、先日夢にまでみたサザエ、寿司屋で食うが、よく考えてみると、今は、シーズンオフ。ちっこかった。サザエは、夏に食わなあきまへん。  12月に入って、まあ、さすがにちょびっとだけ、忙しい。  なんか、週末あたりから本日にかけて、ニュース番組、忌野清志郎がビートルズの「Don't Let Me Down」唄うシーンばっか、やってた。ガンが治った良かった良かった、めでたしめでたし、ちゅうニュースかと思えば、小野洋子も出てきて、また、ラブ&ピース主体のワケのわからん事云うてやたら感動的に云うており、ああ、ジョン・レノンの命日がどんどん、宗教的な何かになっていきよるな、とか思う。    タイガース(グループサウンズの方の、でっせ)の映画のDVD,あいかわらず、喜んで見ているが、本来、これは「男子」が観るべきものではなく、やはり、「女子」のものであることを痛切に感じた。まあ、男子も年を取ると「おっさん」に晴れてなれ、面白がって見れるわけで、年は取るもんである。  よくよく、記憶をたどってみると、タイガース全盛期、放課後、ホウキでGSごっこして、オレが「君だけに愛を」を唄うと、女子たちに露骨にイヤな顔をされたものである。音痴だし、オレのルックスそのものが、ジュリーとの落差が激しいので、しゃあないと言えばしゃあないが、明らかに、「男子禁制」のグループであったのだ。  まあ、歴史をひもとくと、1966年のビートルズ来日によって、スゴい刺激があったらしく、東京ビートルズやエミー・ジャクソンを経て、それまで、ヴォーカルなしのエレキバンドがどっと、ヴォーカルを入れ、「グループサウンズ」となって、気がついたら、いつのまにか、「女子」だけ、のものとなっていたわけである。    このあたり、オレが思うに、タイガースかもしれん、それともスパイダースかもしれん、もともとのビートルズやらの「ロックグループ」を一生懸命マネしようとしてたのに、いつの時点かで、ウチの国だけで戦後連綿と続いていた「少女マンガ」の文化が「融合」してしもて、それこそ、英国や米国の「ロックグループ」とはまったくちがったもんに変わってしもたんではないだろうか。そやから、「女子」だけの世界になってもたんや、と、アホなことを考えてみる。映画で映像として観ると、グループサウンズのメンバーたちは、まるで、少女マンガの世界なのだ。  となると、1990年代、故黒沢進氏により「カルトGS」として発掘されたマイナーなグループサウンズの音こそ、ようやっと解放された「男子向けのグループサウンズ」と云えるわけであーる。  まあ、歌詞を明星でファンから公募したという「花の首飾り」の、どこぞの田舎でそこいらに生えている野草で花の首飾り作ってた少女たちが、なぜか、白鳥(しらとり)に変身し、湖に浮かんでしまう、元の少女に戻りたいから花の首飾りかけてくれ、という、サイケもシュールレアリズムもダダもぶっとぶ歌詞、と、それを見事に映像化した「世界はボクらを待っている」のシーンの印象があまりにも強いからかも知れんが、そうじゃないかも知れんし、そうかも知れん、ようわからん。  

2007年12月6日木曜日

フラワーズの

 えー、久々の更新となりました。  

・・ちゅうのは、夜逃げして身を隠さないとあかんかったわけでも、師走なのでかけずり回っていたわけでもなんでもなく、12月に入って心機一転、いっぺん、You Tubeに動画でも、あげてもたろ、と思い立った・・は、いいが、それからががバカみたいに時間ばかりかかってしもて。

   DVDからHandBrakeで丸ごとmp4化 
-> 
 Quicktimeで該当場所をトリミング
ー>
  VisualHub  で.flv化。そいでアップ。 

  VisualHubはシェアウェアだが、優れもの。

 一番苦労したのが、Quicktimeでの小さくて細かいコントローラー使って、の位置合わせか。

  他にもっとええ方法、もっと簡単にでけるやり方、今、思いつくだけでも2,3あるが、しゃあない。

  で、でけたのが、下のやつ。はっきりいうて、内田裕也がやたらカッコつけて踊りながら歌うシーンは、大キライだが、麻生レミのラスト・チャンスが映像付きで見れるのがうれひぃ。

 けど、2曲あわせても、たったの3分20秒ほど・・嗚呼、その50倍は時間かかったぞ。  映画は東宝、1968年の「コント55号 世紀の大弱点」声が変な水垣洋子やら声がやたら低い真理アンヌやらが出ている。三浦恭子の「女は生きるために泣く」を歌うシーンもあり、そっちも、また暇があって気が向いて金が無く外へ出られない時があったら、You Tubeにあげてみましょう。



 

コント55号 世紀の大弱点
萩本欽一 坂上二郎 三浦恭子
東宝 2006-03-24


  もちろん、天下のYou Tube、市販品DVDからのアレだから、怒られると思うので、数日後にはプライベートモード(他人には見られない状態)にしてしまうやろけど。

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