2015年12月12日土曜日

圧巻参観

 ようやっと、iPadのShowroomのバージョンアップしたアプリ、慣れてきた。時折いきなり落ちるものの、10連打失敗するのも減った。MacとiPad、行ったり来たりすること少なくなった。

 このブログをお読みの方は、先刻ご承知のことと思うが、オレは、カッコいいもん、スゴいもんが大好きである。それに気がつかないと、自分に腹が立つ。それは、過去のものであろうが、現在のものであろうが、関係ない。そして、だから、探しまくっている。
 このところ、というか、ず~~~っと、過去のものが多くなってしまったが、今日は、「今」である。

『影浦由佳の今からお喋りしますので。』 (初めての方は、Showroomのトップページへ)
(配信時間に注意。やってなかった場合、右上の♡をクリックしとくと、教えてくれる)

今の影浦由佳さんのShowroomは、スゴい。
先週日曜日の「プロの本気」ちゅうのを見せつけ、リスナー(Showroomの配信を見に来た人たちのこと)を興奮の坩堝に巻き込んだ配信以来、確変に入った。太宰治の「女学生」の朗読あり太宰治大キライのオレですら惹き込み、ゲームキャラの声やった時は、キャラクターへの思い入れが入りまくり、もう、神がかっていた。

そして、もう、お気づきと思うが、この3つ、すべて、ジャンルが違うのである。そして、まだまだ、こんなもんじゃないのである。
オレなんか、1ヶ月か2ヶ月前、フランス革命からナポレオンの没落まで、3分もかからず、すらすら、完璧に説明された瞬間、電撃が走った。

 なんというか、2字熟語いっぱい集めたとこから、目をつむって、2つ取り出しただけ(ブログ名悩んでたんで)、な~んの意味もなかった当ブログ名「圧巻参観」が初めて意味をなした。
「圧巻」なんで、こちらは、ただただ、「参観」するしかない。

 HP 影浦由佳の「ゆんのお砂糖仕掛けティータイム。」
撮影会とかのスケジュールがあったら、行くこと。

Twitterアカウント、https://twitter.com/kageurayuka
(影浦由佳さんの写真があるやつには、たいてい、リンクが貼ってあり、そこをクリックして、行ったとこの写真全部投票すると、偉い)

 そして、Showroomには『イベント」と呼ばれる、ポイント争奪戦みたいなヤツがあるが、明日が最終日である。このブログを見ている方も、FacebookかTwitterアカウントあれば、観ることができる。

Showroomは基本無料である。だけど、初めてのあなた方に、星集め星投げせぇ、とは、オレは常識人なので、云わない。第一、星集め3年星投げ8年という世界(うそ)である。
素直に、星の下にある「課金」の例えば東京タワーとか、投げると、あっというまに、Showroomの一番おいしいとこを体験できるだろう。
明日なんか、イベントの最終日であるからして、10本ほど投げると、Showroomのすべてがわかる。それよりもなによりも、もう、スタア並の賞賛を得られるであろう。みんなにちやほやしてもらえる。ひょっとしたら、歴史に残るかもしれん。いや、オレが残してあげよう。
 全くの初めての人に対して、なんと良心的なシステムであろう。

 『影浦由佳の今からお喋りしますので。』 (初めての方は、Showroomのトップページへ)
(配信時間に注意。やってなかった場合、右上の♡をクリックしとくと、教えてくれる)

というわけで、今は松原智恵子どころの騒ぎじゃないのである。

2015年12月8日火曜日

12月8日

 今日もプール行ってきたんだが、帰ってから、もう、体中ほわんほわんし、頭もふわふわ感。つまり、気持ちいいんであるが、ただ、いつも泳いで帰ってきた時の感覚とはあきらかに、異なる。どっちかというと、ゆったり温泉につかり、魅惑のマッサージチェアに500円両替して全部ぶち込んで、だらだらし、ポカリスエットがぶ飲みした時の感じなんである。
 云うか、からだも脳も、完全に温泉行ってきたもんと勘違いしとる。
 すこーん、と抜けた、あのランナーズハイみたいなスウィマーズ・ハイじゃない。

 理由はわかっている。プールについとるジャグジーである。泳ぐ前、30分近く入ってた。冬なんで、しょうがない。

 その後、30分ほど泳いで、また、シャワーと風呂である。
 こうやって、書き出してみてようやっとわかったけど、プール行ったんじゃない、お風呂行って、ちょびっと、運動してきただけである。
 泳ぐ前のジャグジーがアカン。ばしっと泳いだらんかい。
 ジャグジーの無い、西代の県立プールにせなあかんと思うのだが、あそこは、ジャグジーがついていないから、行く気が起こらない。
 
 そうなのである。
 人類がジャグジーにさよならを云う方法はまだ、見つかっていない。
 
 ここまでを読み返してみてあまりにもしょうもないが、頭が働きません。
 あ、そうか、チャンネルNECOオンデマンド日活映画月額見放題でみた日活の映画のメモみたいなの書こうと思ってたんだっけ。何観たか、あとで、すっかり忘れる前に、ちょっと書いとかな。
 

2015年12月5日土曜日

12月5日

 星集めと星投げがようやっと、うまくなってきたことを実感する今日このごろ。しかし、まだ、10連打、ときおり失敗しよるし、星集め時間かかってしまうことがあるし、まだまだ、修行中だ。Macでやろぅっと。
あと、実はポジティブにならんとあかんのは、ワシらリスナーの方である、と、つくづく、そう思いました。

三上寛=カニ食いたい の等式が何故か、頭に浮かぶ。しもた、もう、忘年会シーズンかな。1月になると、雪積もったら厄介やし、どうしましょ?

とワケのわからんことを書いたけど、歯医者行かなあかんなあ。

プール、今日ようやく、ほぼ2週間ぶりに、行く。こう寒いと、行く気がしなかった。まあ、季節の変わり目、ちゅうやつですわ。もちろん、行けば、温水なので、あるけれど。まあ、気持ちの問題だ・・・と書けば、カスみたいだが、身体が季節の変動に順応するまで・・・、一緒か。



Macのディスプレイ(モニタ)、片一方を、960×540(HiDPI)に変更してみる。HiDPI、なんか、ようわからんが、それはありがたいありがたいもんらしい。もちろん、オレのディスプレイはそのHiDPI対応ディスプレイじゃない。あたりまえだ。
Mac OS El Capitanやったら、フツーに、


実際、字がバカでかくなって、見やすい。スクロールがめちゃくちゃ面倒くさいが。
で、Blu-rayサイズの動画も、画質が良くなる画質が良くなると十回ぐらい唱えて観ると、画質が良くみえる(念のため、実際はよくわかりません)。

で、バージョンアップするたんび、インターフェイスがイモくなって、イライラしどおしの、iTunes、やってみたら、おお、なんと、細かい字が、見やすくなっているではないか。と思って調子乗っていると、やたら落ちるようになりました。なんでやねん?


2015年12月3日木曜日

12月3日

 大学時代、オレは学部で、何人いたか知らんがその中で、出席時間数最小で卒業したのではないか?というほのかな疑問がふっと、浮かぶことがある。理系で研究室に入ってカンヅメになるので、サボれないのがフツーだが(いや、A立君やF谷さんの方が上か)。

 あと、昔いた会社(悪口じゃありませんよ、誇りに思ってますよ)の今のブラック企業が裸足で逃げ出すような、何ヶ月もの徹夜続きの業務(マックス1ヶ月440時間)で、のべにすると何百人もの中、一番サボっていたのは、オレではないか、という疑問が、浮かぶことがある。喫煙コーナーに入り浸ってたし、起きてるフリして寝るのが得意だった。じっさい、仕事何してたか思い出せない。そのくせ、楽しかったことばかり思い出す。
 ま、気のせいでしょう。
 あと、オレだけかもしれんが、人生、勉強も仕事もサボってなんぼ・・・・・・。


 だるまとんろう氏と、牡蠣喰いに行く。自分で、焼いて食べるタイプのやつ。えー、大蔵のかき小屋「ブリッジテラス大蔵」。

 入ったところで、殻付きの牡蠣やらその他貝類やソーセージ等を買って、それをテーブルの炭火で焼く、スタイル。

 殻付き牡蠣1.2キロ(15コぐらい?)にした。
 オレは、牡蠣は3つぐらいでちょうどいい(実は小学校の頃、唯一キライな喰い物だった)んで、3つ。後は、牡蠣が好きなだるまとんろう氏が全部喰った。まあ、焼き方にコツがあって、やはり、最初の頃はいろいろ試行錯誤するもんです。だるまとんろう氏はついに、そのコツを見つけたみたいであるが、オレは、まあ・・・。
 今日は特別に寒い日だったんで、海からもう風がビュンビュン来て、もちろん、カバーしてあるものの、寒かったです。

 あと、つくづく、思ったのは、やはり、牡蠣屋は牡蠣を喰うところ、だ、というシンプルなことでしょうか。
 
 あと、新長田の「大」に行って、いろいろ喰った。韓国風冷麺は国際的な諸問題によって、個人的に「冷麺断ち」を行っているが、まあ、「盛岡冷麺」だったんで、日本由来のものなので、喰いました。ちょっと甘かったけど、久しぶりだったんで、旨かったです。

2015年12月1日火曜日

The Man in the High Castle


The Man in the High Castle 米Amazonでも、プライム会員向けに公開しはじめよったがな。
 あー「高い城の男」、早く観たい、日本でも観たい、いや、今すぐ観たい。すべての日本人は観る権利を有するはずである。あー不自由の女神見たい、竹の家〜ブレードランナー以来のデタラメ日本化されたサン・フランシスコとか観たい。
 はっ。
 おっ。
 !!!
 
 ・・・・Youtubeはアカンが、そうか・・・。Amazonへ嘆願書書くまでもなかった。
 観るでぇ。

 続編ができたら、いいのに。現実と妄想とのもう、ぐっちゃぐっちゃ感続編でやったら、ドグラ・マグラ超えるで。

2015年11月30日月曜日

11月30日

 納税し、ごっそり何かを持って行かれた(まあ、「何か」もクソもお金ですけどね、少額ですが、まあ、言葉の綾)気分になり、その喪失感に身をしばらく、ゆだねていると、11月30日は、誰が決めたかしらんが、「いいお尻の日」で、主にグラビアアイドルの方々のそれはありがたいありがたいリツイートしたり♡したりしとると、水木しげる氏の訃報があらわれ、まあ、いわゆる大往生のようだし、御存知のとおり、もう既に霊界と冥界とこの世とサヨクの世界を行き来しまくったお方なので、とりあえず、心を無にし、合掌して、ふたたび、ちょっとTweet界を浮遊しとると、こうしたTweetにぶちあたり、ああ、水木しげる御大もジャマイカ行ったんかと、半ばお祭り状態になっている「お尻の日」が気になりながらも写真の記事を読んでいたら、突然、涙が頬を伝わっていくのを感じた。

写真では、ジャマイカにはじめて訪れた水木しげる氏が教会で「音」に触れた体験を語っていた。

https://twitter.com/raggawa/status/671238659895521280

「日本にない1段低い音、しかも、耳が落ちるくらいの大きい音ですよ」

すべて、である。
これが、すべて、だったんである。


「日本にない1段低い音、しかも、耳が落ちるくらいの大きい音ですよ」。そして、これを体験した人のすべてがそうであるように、ず~~~っと、そして、いつも、この音を、探し求めている。そうじゃない人もいるかもしれないが、そんな人とは、口きいてやんない。 

 ああ、オレはこの言葉が自分の中から探し出せないで、どれほど、たくさんの言葉を費やしてきただろう、400年も(注400年はレゲエ用語で長い間という意味)。どうだ?「耳が落ちる」んだぜ。

 たしかに、日本にも、今や、たくさんのたくさんの、サウンドシステムがあり、そのいくつかは、確実に往年のジャマイカのサウンドシステムに優る気持ちいい低音を出すことができるだろう。でも、それは、日本で出す以上、やはり、どこまで行っても、日本だ。日本にある音なのである。

 納税でごっそり持って行かれた心の「何か」が埋まった。お釣りが出るほど、この言葉で埋まった。

 「日本にない1段低い音、しかも、耳が落ちるくらいの大きい音ですよ」。これからのオレの一生のどこかで、まるごと、パクって、誰かに云ってやるつもりだ。あらためて、水木しげる氏享年93。合掌。


 こころは埋まったけど、預金口座のマイナスが埋まったわけじゃない。どないしよ。

2015年11月29日日曜日

11月29日

 このところ、Blogger、なんか、改行がうまくいかん。手でBR入れたら、2行改行しよる。
 そんなことよりなによりも、あした、納税の締め切りですわ。宿題1個もせんと、夏休みの最終日を迎える気分だぜ。
 PASSPO☆の昨日のフライトの画像がTwitterにぽろぽろ上がっているんだが、つい、思わず笑ってしまうもんばかりである。これにあのスゴい音楽の部分が加わると、どうなるか気になって仕方なくなってくる。
 んなことよりなによりも、あした、納税の締め切りですわ。小銭かき集めといて銀行から最小限の額だけ引き出すつもりですねん。
 そういや朝起きて、Twitterみてたら、菅直人が独裁政治にストップ云々とかツイートしてたもんだから、思わず、ドル70円代にしといても何一つ手を打たんと、そもそも為替システムすらわからんかったし、またわかろうともしなかった元首相が、今さら何を・・・とカッとして。ま、ええか、そっちにはオレの税金行っていなかった筈。
 んなことよりなによりも、あした、納税の締め切りですわ。書類も用意せなあきまへんねん。
 


2015年11月28日土曜日

映画「恋のつむじ風」感想文 音楽編

 ありがたいことに、11月28日は、いいニーハイの日だそうで、Twitterでは、それはそれはありがたいことになっていた。だいすき。

 ついに、Amazon.co.ukで「高い城の男」( The Man In The High Castle リンク先英Amazon)が公開になったそうである。このところ、2月書いたヤツが何故かアクセス数多く、それも海外から多く、オレもインターナショナルになったんかな、と思ったら、こういうことだったか。観たい。

 ということで、「恋のつむじ風」。
 「恋のつむじ風」1969年、日活 監督:鍛冶昇  主演 松原智恵子、太田雅子(梶芽衣子改名前)、杉良太郎  その他配役等は、「華麗なる日活映画の世界」を参照いただきたい。

 念のため、GyaOの有料の、チャンネルNecoで、iPadのちっこい画面で観た感想ということを記しておく(映画館のバカでかい画面でみたい)。



 あと、感想文であるが、この映画は、グループサウンズ愛好家のオレとしては、もう、垂涎の麻生レミ在籍時の内田裕也とザ・フラワーズライブシーンがある、映画ということとと同時に、あと非常に厄介なことに、松原智恵子の主演映画でもある。

 とてもじゃないが、この二つの好きなもん(ただ、松原智恵子に関しては、オレは本当に好きなのか、最近自信がなくなってきた・・)をひとつの感想文でやろうとすると、オレの能力がオーバーフローし、めちゃくちゃになってしまう(実はひと月前から感想文書いてたんである)。

で、今日は、音楽面だけ。

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 主人公たちがゴーゴースナック(きっと実在のディスコなんだろうけど、名前わからん)入った瞬間、フラワーズが「レッツ・ゴー・フラワーズ」やる。
  アフターレコーディングじゃなく、ちゃんと演奏している感じがする。ホンマのところはどうかしらんが、そんなの関係ない、内田裕也とザ・フラワーズのライブと思って興奮しながら、観た。

 伝説のエレキ・スティール・ギター見ることでができ、もう、興奮である。



  踊っているんが、ズベ公高校生役なれど、カッコいいカッコいい久万里由香(真理アンヌの妹)が、ミニスカで踊りまくってくれている(一緒に踊りたいよぉ)。
 松原智恵子は誘われるが例によってカマトトぶってダンス断りよるわけだ。そんなワガママ云うてるから、日活潰れるんじゃ、松原智恵子もガンガン踊ったらんかい!(てなことになってくるから、松原智恵子がらみ、は次回の感想文にしとく)。



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 映画の筋とは関係なく、いしだあゆみのごぞんじ「ブルーライトヨコハマ」と、これまた、ごぞんじ「グッド・ナイト・ベイビー」のPVみたなのが入っている。
 Youtubeで観ることができる当時の動画は、テレビ由来のものが多く、画面が汚いが、これは、あたりまえだが、きれい。


Voila Capture 2015 11 29 04 53 08 午前

後半は、「ラスト・チャンス」。麻生レミのヴォーカルが、たっぷり。 
 当時麻生レミは、和製ジャニス(・ジョプリン)と云われ、後世和製グレース・スリック説が出た。
 麻生京子名義で1962年デビュー、弘田三枝子や伊東ゆかりの翻訳ポップス時代だ。当時のCD出てるいる。聴いたが、弘田三枝子や青山ミチの前には・・・。
 ただ、フラワーズ時代は、オレは好きである。シャウトしまくってるやつより、この「ラスト・チャンス」みたいに、伴奏にまとわりついていくような、くねくね感がたまらん。

 フラワーズ辞めた後アメリカ行って帰ってきて、いくつかのアルバムを出し、それが、ちょっと前、CD化されたけど、迷っているうちにもう廃盤だ。

 あと、映画の挿入歌として、かなり、内田裕也とザ・フラワーズの曲が入っているが、ここまでで、力尽きた。

 大昔なら、こういう映画の音楽の場面だけ、切り取って、動画でYoutubeに上げて、それリンクするということできたのだが、今は速攻でアカウント削除されてしまうんで、アカン。
 で、感想のまとめ。
 当時の映像付きだとこうも違うものか。当時の雰囲気、音楽の楽しみ方というのを味わえた。なにより、当時の空気感がたまらない。CDで音楽だけ、当時の音楽を聴く、というまどろっこしさが一挙に解消できた。
 
 タイムマシンで、久万里由香ナンパしたい・・・。

2015年11月26日木曜日

11月26日

 まあ、昨夜の影浦由佳さんのSRは、このところ、アイドルってなんなんであろう?って思ってたオレにとっては、非常に興味深く、つい終わりまで観てしまった。今、オレが注目している方である。

 原節子が亡くなった。95歳。合掌。
 42才で引退、以来、ず~~~っと、鎌倉市の自宅で全く姿を見せない徹底した隠とん生活を送ったそうである。
 カッコええ。

 ほとんど、知らん。そもそも、オレが小津安二郎観るようになったら、世の中、おしまいである。

 しかし、原節子が、スタア、であることは間違いない。それも、大、大、大、スタアらしい。
誰だったか、当時の映画監督が、「映画は理屈やない、女優のアップさえとっときゃエエねん」みたいなことを云うてたらしい(例によって、うろ覚えなので、真に受けたらアカン)が、単に女優の顔を画面アップしていかに美しく撮るか、監督を始め制作スタッフはそのために命をかけ、結果、映画館は満員の客で埋まりみんな満足して帰ったという。

 原節子は、小津安二郎の常連だったから、演技力がかなりだったんで、あてはまらないんだろう。けど、オレはこのエピソード思い出すたんび、幸せな時代だな、と思うのだ。

 特に、このところ、GyaOのチャンネルNeco(有料のやつ)で、むかしむかしの、日活アクションや日活青春もんばっか観ているのだが、じっさい、ストーリーそっちのけで、宍戸錠が出てきたら宍戸錠に釘付け、松原智恵子が出る場面では松原智恵子に釘付け、である。

 宍戸錠なんか、表情、身のこなし、セリフ、いつかマネしたろぅ、いつかマネしたろぅ、てめえの年齢顧みず、観ているし、松原智恵子の場合は、何しでかすか、ハラハラとイライラの中間、でも、ずっと釘付けである。
 映画ちゅうもん、そいで、いいんじゃないか、とつくづく思いだしている。

 そいで、ハッと気がついたのだが、オレ、三船敏郎、一回もカッコええと思わなかったという事実に気がついた。クロサワ映画、大キライなのは、きっとそのせいだ!!!

2015年11月22日日曜日

11月23日

 連休ということを忘れ、三宮。いつも停めている駐車場前に列が出来ていたので、花隈まで戻る。元町行くときいつも停める1時間100円のパーキングは当然、空いており、そこへ停めて南下して、元町駅の西側を経由し、元町通り。
 まあ、このあたりで、ふらふら、ひょいっと入った店で、ハズレは、まだ、ない。

途中、行列のできている店があり、みると、蕎麦屋。元町通りぷらぷら歩いて一周し、戻ると列もひいていたので、入る。せいろが860円。追加が640円。1,500円か。蕎麦作りに、凝り過ぎてるせいか、ちょっと高かった。でも、うまかった。

 てな、こと書いていたら、モーレツに腹が減ってきた。
 で、思い出すのは、妄想なのか、幻覚なのか、小学校の頃、ちょいとした超常現象の経験があるのである。

 小学校の頃、入院するほどの大病ではないが、フツーのご飯禁止になり、点滴だけで、一週間ほど、寝てばかりおったことがある。
 
 最初の頃は、あたりまえだが、病気なので、それどころじゃなかったが、治りはじめた後半は、もう、腹が減って腹が減って困った。なまじ、元気になっているもんだから、余計に、である。
 点滴でカロリーとか必要最小限の栄養はとっていた筈なのだが。そのうち、夜、あまり空腹で、よく目が覚めるようになった。

 目が覚めても、しょうがない、食いもんは、無い。後年、野坂昭如読んだら、そうか、ティーバッグほぐして紅茶の葉っぱ喰う、ちゅう手もあったと後悔している。枕元にお茶だけは用意されていたのである。節子・・・。

 腹が減って減ってしょがない。そのうちに、目を閉じた瞬間、恐るべきことに、喰ったものが、というか、ほぼ、映像となって、頭のなかに浮かんで、それが消えない。最初は旨いものだったり、好物なものだったんだが、何日か(といっても、2,3夜だろう)続くうちに、さすがに、妄想をすればするほど、食えるわけじゃないし、虚しいとガキのバカ頭でもわかったんだろう。パブロフの犬の逆バージョンだ。ついに、マズかったもんまで、頭に浮かびだした。

 バザーの時、近所の教会で喰った、明らかにメリケン粉入れすぎのこってりしたカレーライス、胡散臭いことで有名なうかいやの半分乾燥したような、ぱさぱさの寿司、匂いにつられ買い食いした、新装開店したばかりの串かつ屋で喰った中に火が通っていない串かつ、ワルガキ同士で勝手にいい加減に作った、生魚の生焼けの天ぷら等々。どれも、あまりのマズさに途中で喰うのをやめたものばかりである。

 そして、それらの食い物の、香り、温度、舌触り、当然、味まで、はっきりくっきり思い出した。

 そして、そして、そのマズいもんのマズさを、脳内で克明に再現しているにもかかわらず、腹は鳴り、口の中はツバでいっぱいになり、食欲が襲いかかってきて、「あー、あん時のあれ、喰ってたら、よかった」と猛烈に後悔しはじめていたのである。

 例えば、どうせ、バザーということで、料理作ったこともない女子高生あたりが適当に作った、クソまずいカレーも、飯の部分だけでも、じゃがいもの部分だけでも、喰っておけばよかったのに、いや、何を云うてる、あのカレー、カレーと思うからマズいわけで、カレー風味のメリケン粉溶かして熱したヤツ、と思えば、喰えないほどじゃなかっただろう、とか、意地汚くも、空想というか、その妄想の中で、ひどく後悔しはじめていたのである。
 
 以来、オレの人生では、多少マズいもんであっても、完食する、という特技を身につけたわけである。そいでも、食いもんが原因でオレはまだ、おなかをこわしたことがない。

 しかし、腹が減った。マズいもんでも、想像して、寝ようっと。

 

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