ついに、Amazon.co.ukで「高い城の男」( The Man In The High Castle リンク先英Amazon)が公開になったそうである。このところ、2月書いたヤツが何故かアクセス数多く、それも海外から多く、オレもインターナショナルになったんかな、と思ったら、こういうことだったか。観たい。
ということで、「恋のつむじ風」。
「恋のつむじ風」1969年、日活 監督:鍛冶昇 主演 松原智恵子、太田雅子(梶芽衣子改名前)、杉良太郎 その他配役等は、「華麗なる日活映画の世界」を参照いただきたい。
念のため、GyaOの有料の、チャンネルNecoで、iPadのちっこい画面で観た感想ということを記しておく(映画館のバカでかい画面でみたい)。
あと、感想文であるが、この映画は、グループサウンズ愛好家のオレとしては、もう、垂涎の麻生レミ在籍時の内田裕也とザ・フラワーズライブシーンがある、映画ということとと同時に、あと非常に厄介なことに、松原智恵子の主演映画でもある。
とてもじゃないが、この二つの好きなもん(ただ、松原智恵子に関しては、オレは本当に好きなのか、最近自信がなくなってきた・・)をひとつの感想文でやろうとすると、オレの能力がオーバーフローし、めちゃくちゃになってしまう(実はひと月前から感想文書いてたんである)。
で、今日は、音楽面だけ。
主人公たちがゴーゴースナック(きっと実在のディスコなんだろうけど、名前わからん)入った瞬間、フラワーズが「レッツ・ゴー・フラワーズ」やる。
アフターレコーディングじゃなく、ちゃんと演奏している感じがする。ホンマのところはどうかしらんが、そんなの関係ない、内田裕也とザ・フラワーズのライブと思って興奮しながら、観た。
伝説のエレキ・スティール・ギター見ることでができ、もう、興奮である。
踊っているんが、ズベ公高校生役なれど、カッコいいカッコいい久万里由香(真理アンヌの妹)が、ミニスカで踊りまくってくれている(一緒に踊りたいよぉ)。
松原智恵子は誘われるが例によってカマトトぶってダンス断りよるわけだ。そんなワガママ云うてるから、日活潰れるんじゃ、松原智恵子もガンガン踊ったらんかい!(てなことになってくるから、松原智恵子がらみ、は次回の感想文にしとく)。
映画の筋とは関係なく、いしだあゆみのごぞんじ「ブルーライトヨコハマ」と、これまた、ごぞんじ「グッド・ナイト・ベイビー」のPVみたなのが入っている。
Youtubeで観ることができる当時の動画は、テレビ由来のものが多く、画面が汚いが、これは、あたりまえだが、きれい。
当時麻生レミは、和製ジャニス(・ジョプリン)と云われ、後世和製グレース・スリック説が出た。
麻生京子名義で1962年デビュー、弘田三枝子や伊東ゆかりの翻訳ポップス時代だ。当時のCD出てるいる。聴いたが、弘田三枝子や青山ミチの前には・・・。
ただ、フラワーズ時代は、オレは好きである。シャウトしまくってるやつより、この「ラスト・チャンス」みたいに、伴奏にまとわりついていくような、くねくね感がたまらん。
フラワーズ辞めた後アメリカ行って帰ってきて、いくつかのアルバムを出し、それが、ちょっと前、CD化されたけど、迷っているうちにもう廃盤だ。
あと、映画の挿入歌として、かなり、内田裕也とザ・フラワーズの曲が入っているが、ここまでで、力尽きた。
大昔なら、こういう映画の音楽の場面だけ、切り取って、動画でYoutubeに上げて、それリンクするということできたのだが、今は速攻でアカウント削除されてしまうんで、アカン。
で、感想のまとめ。
当時の映像付きだとこうも違うものか。当時の雰囲気、音楽の楽しみ方というのを味わえた。なにより、当時の空気感がたまらない。CDで音楽だけ、当時の音楽を聴く、というまどろっこしさが一挙に解消できた。
タイムマシンで、久万里由香ナンパしたい・・・。