まあ、昨夜の影浦由佳さんのSRは、このところ、アイドルってなんなんであろう?って思ってたオレにとっては、非常に興味深く、つい終わりまで観てしまった。今、オレが注目している方である。
原節子が亡くなった。95歳。合掌。
42才で引退、以来、ず~~~っと、鎌倉市の自宅で全く姿を見せない徹底した隠とん生活を送ったそうである。
カッコええ。
ほとんど、知らん。そもそも、オレが小津安二郎観るようになったら、世の中、おしまいである。
しかし、原節子が、スタア、であることは間違いない。それも、大、大、大、スタアらしい。
誰だったか、当時の映画監督が、「映画は理屈やない、女優のアップさえとっときゃエエねん」みたいなことを云うてたらしい(例によって、うろ覚えなので、真に受けたらアカン)が、単に女優の顔を画面アップしていかに美しく撮るか、監督を始め制作スタッフはそのために命をかけ、結果、映画館は満員の客で埋まりみんな満足して帰ったという。
原節子は、小津安二郎の常連だったから、演技力がかなりだったんで、あてはまらないんだろう。けど、オレはこのエピソード思い出すたんび、幸せな時代だな、と思うのだ。
特に、このところ、GyaOのチャンネルNeco(有料のやつ)で、むかしむかしの、日活アクションや日活青春もんばっか観ているのだが、じっさい、ストーリーそっちのけで、宍戸錠が出てきたら宍戸錠に釘付け、松原智恵子が出る場面では松原智恵子に釘付け、である。
宍戸錠なんか、表情、身のこなし、セリフ、いつかマネしたろぅ、いつかマネしたろぅ、てめえの年齢顧みず、観ているし、松原智恵子の場合は、何しでかすか、ハラハラとイライラの中間、でも、ずっと釘付けである。
映画ちゅうもん、そいで、いいんじゃないか、とつくづく思いだしている。
そいで、ハッと気がついたのだが、オレ、三船敏郎、一回もカッコええと思わなかったという事実に気がついた。クロサワ映画、大キライなのは、きっとそのせいだ!!!