2012年1月25日水曜日
温暖化はどうなっているのだ?寒すぎる・・・
今年は久々にロック聴こうと思い、久々にロック聴いているが、聴きすぎて、ついに、「ロックって何?」状態に(前回,ストーンズのアルバムを全部買うとか、書いたけど、結局やんぴして、マンフレッド・マンやホリーズやストゥージズやらにしました)。
まあ、最近、アイドリング!!!16号菊地亜美がようテレビ出てくるような気がするが、3号遠藤舞や9号横山ルリカや20号大川藍や26号尾島知佳なんかはあんまし出てこん。「分業化」が進んでしまっているのか、他の理由によるもものか、なんでか、ようわからん。このへんが、難解なのである。
切り込み隊長としてなら、あの小泉瑠美にひとりケンカ売った菊地亜美である、暴れまくって欲しい。
それよりも何よりも、遠藤舞のツイッターが尋常になくオモロい。云うか、読んでて、声出して笑った。「アイドリング!!!」ちゅうのは、こうでなくてはアカン。ずば抜けた歌唱力とリーダー役故、隠れていたが、実は小泉瑠美に勝るとも劣らない「爆発力」を持っているのだ(地味だけど)。ツイッターでようやくそれが開放されようとしている。一期生時代の香りを色濃く残していた7号谷澤恵里香と8号フォンチーが卒業したんで、がっかりしてもてたのだが、まあ、しばらくは(ちゅうて、今ようやく、小泉瑠美卒業後のDVD見始めているところだが)。
ほんま、アイドリング!!!は、変に焦って、二流のAKB48みたいな存在になることだけは、避けて欲しいものである(ちゅうて、今ようやく、小泉瑠美卒業後のDVD見始めているところだが)。
NHKのソングスで由紀さおりやってた。
声が太くなり、「ブルー・ライト・ヨコハマ」なんか、ドスが効いていて良かった。
それよりも何よりも、大事な大事な由紀さおりと、大事な大事な昭和歌謡、ニューヨークの連中にぶん取られた気がして、羨ましさのあまり、腹が立ってきた。だいたい、ニューヨーク野郎はラモーンズでも聴いてブリットブリット云うとけ、ちゅうのだ。
まあ、浮世絵の昔から、外国で価値を認められ騒がれてから、はじめて、ウチの国が動き出す、ちゅう悲しい悲しいパターンなのだが。自分の国の国旗や国歌が大キライな公立校の教師が多いらしいが、せめて、自分の国の文化だけは一番理解する国民であって欲しいことよのぅ。
2012年1月18日水曜日
英国のCDが異常に安いと思うのだが、この際、ローリング・ストーンズの全アルバム買ってもええんだろうか。
まあ、十七年前の一月十七日。のあれやこれや、は今までさんざんぱら書いたので、まあ、エエだろう。
東京ではその数カ月後、例のサリン事件が起きた。
神戸のJRがようやっとフツーに動き始めたのを契機に、神戸震災ルックのまま、羽振りのエエ東京の以前勤めてた会社へ行った。同情買いに行ったのである。ひたすら、震災以降、何故か、渋谷の駒形どぜうでどぜうをたらふく喰いたかったのだ。
会社に行くと、以前の上司が震災ルックのオレを見て、いきなり、その教団名(怖くて書けない)か?、と軽くツッコまれ、深く深く傷ついたものである・・それは嘘で、ちょっと、ズッコケそうになっただけだが、以降、ノリが悪くなってしまった。
まあ、在社中は、この程度のツッコミなら、軽くお尻ぺんぺんとかわし、もっともっとヒドい相手のコンプレックスを深く抉り込むようなツッコミもしくは、粋で鯔(いなせ)な捨てゼリフで反撃し、なおかつ、駒形どぜうたらふく奢らせるのなんぞ、お茶の子であった。しかし、いかんせん、震災でついカンが狂ってしまっていた。すでに、東京の「空気」はもう、地下鉄サリン事件だったのだ。
まあ、そういうものである。なぜか、今だから書ける。
しょうもないことはこのくらいにしといて、最近は、英AmazonでのCDの安さに、驚嘆しとるわけである。フツーのCDで、£3.99〜£4.99、1ポンド120円換算しても、500から600円、最近流行りのデラックス・エディションで£10ぐらい。
ちなみに、ストーンズのTattoo Youまで、ライブ盤やらベスト盤編集盤をなるたけ除いて、スタジオ録音盤中心に選んでみたら、20枚で送料込みで£116.60(約14,000円)。
ストーンズはキンクスやビートルズやザ・フーやスモール・フェイセスやゼムやアニマルズはおろか、プリティ・シングスやミッチー・ライダーとデトロイト・ホイールズと比べてさえ、何故か聴く気になれないのだが(理由、ミック・ジャガーの声がキライなのだ)、この程度なら・・、という気になってくる。
もちろん、届くのに1週間以上かかるし、届いたら届いたで、プラケースの場合、破損は覚悟であるし、少々高くても、日本のAmazonで買う方が何かと安心確実なのだが。
(下に一応、1月十八日に、英Amazonで買う寸前の価格と納期。価格は変動しまくっているから、そのつもりで)
Tattoo You £4.93
Goats Head Soup £3.99
It's Only Rock 'N' Roll £3.99
Exile on Main Street (Deluxe Edition - Includes 12 Page Booklet) £10.63
Emotional Rescue £5.77
Got Live if you want it! £3.99
Sticky Fingers £4.93
12 x 5 £3.99
Aftermath £3.99
Their Satanic Majesties Request £4.99
Beggars Banquet £3.99
Out of Our Heads £5.47
Through The Past Darkly (Big Hits Vol. 2) £3.99
Black And Blue £4.98
Now! £3.99
Let It Bleed £3.99
Some Girls (2CD Deluxe Digipack Edition) £11.99
Big Hits (High Tide and Green Grass) £3.99
Metamorphosis £3.99
England's Newest Hit Makers £3.99
Items: £84.71
Postage & Packing: £31.89
Total before VAT: £116.60
VAT: £0.00
Order Total: £116.60
2012年1月12日木曜日
ストップ・メイキング・センス、観た

Talking Heads - Stop Making Sense [DVD] [Import]
(註 オレは、英Amazonから安くやすく買った)
ちょっと、このごろ、70年代前半のグラム・ロックやら、売れない頃のモット・ザ・フープルとか聴いているのだが、やっぱ、このトーキング・ヘッズのライブ観ると、ホッとする。
まあ、パンクやニューウェーブ、今でこそあれやこれや、云われているが、実は、ミュージッシャンとその音楽を聴く者の垣根の無さ、ぶっちゃけて言うと、「これぐらいならワシらでもできる・・・!」感にあるのだろうと思う。
有名なオープニングで、デヴィッド・バーンがアコースティックギター一本とラジカセ持ってあらわれ、弾きながら歌っているうちに、途中、ケッタイなリズムが混入しはじめて植木等ばりにずっこけそうになるとこなんか、カッコ良すぎてカッコ良すぎて、もう、どうしようと思う。恥ずかしながら、マネしたくなるのだ。まあ、その後、曲を続けていくうちに、1曲毎にベースが入り、ドラムスが入りして、どんどん音が変わっていくとこも、エエ。
デヴィッド・バーンの敷居の低そうな(ホンマはもの凄く高いのかもしれんが)、カッコ良さに、「・・・カッチョいい」と思った。
おそらく、今回、十・・いや二十何年かぶりに観返してやはり、多分、当時と、まったく同じところで、「・・・カッチョいい」と思ったに違いない。時間が止まっていた。懐かしい、すら思わないから。
デビット・バーンは、ヘッドスパンクし、走り、ライトを倒したり、そのカッチョいいと思ったシーンをひとつひとつ挙げていくとエラいことになるので、あと一つだけ、最後の「Crosseyed And Painless」の始まりが、まるで、AORみたいにソフト&メローで始まって、こっちがうっとりし始めた瞬間、堰を切ったように始まる怒濤のノリか。あたりまえすぎて申し訳ない。
・ちゅうことで、中学高校の頃聴いた音楽、今聴こうとすると、「あー、ひょっとしたら、当時、こういうのがカッコ良いと思ってたんだろうなぁ」とスゴいしんどいのであるが、今の価値観やカッコ良さを感じる心のまま、聴いても、素直でいられるから、楽である。
でも、これだけ、トーキング・ヘッズのスゴいステージ観ても、曲そのもの一番好きなのは、トム・トム・クラブ(トーキング・ヘッズの中のベースのティナお姉ちゃんとその旦那のグループ)「Genius Of Love」だから・・もっと進化していないのかもしれん。昔から、むさ苦しい兄ちゃんやおっさんが、「ロック」をやり、それに男が熱狂する、ということには、非常に大きな疑問を感じていたわけである。ティナ・ウェイマスはなぜか生活感を感じてしまう容姿だが、ガニ股横走りしてくれたので、良しとしよう。
2012年1月5日木曜日
今年の抱負
音楽ネタというても、最近、自分の中の音楽ジャンルが融解しはじめてきて、ホンマ、自分でも何を聴くか、わからんので、そのつもりで。なおこのブログを見て、そこいらのブックオフでフツーに250円で売っているCDに、6900円あたりでヤフーオークションで落札してしまって、なおも、そのCD聴いたらやっぱりカスだったとしても、当ブログは一切関知しないからそのつもりで。なお、このブログはめんどくさくなったら自動的に消滅する(まあ、しんどなったら、いつでもやめても、エエわという気持ちはいつも持っているのだが、つい、だらだらやってしまっている・・ホンマ、エエ加減にせなアカンのだが・・・)。
2012年1月3日火曜日
謹賀新年
年末やろうと思ってた洗車とワックスがけ、今日、2台分一挙にやった。なんか、年に一度のペースになってきた。まあ、200円の洗車機だけで十分と思っていたが、やっぱり、いろいろクルマの状態がわかって、いい。軽自動車の方なんか、わけのわからん変色してた。
まあ、年末、いつも、この昭和歌謡の感想文を書くブログとしては、iTunesの再生回数のベストテンを発表する、ちゅうのがある。まあ、オレはオリコンではないので、こんなん発表しても、オレ自身の備忘以外、なーんの意味もないのだが、まあ。
昨年は、知っている人は知っていると思うが、アイドリング!!!の年であった。まあ、アイドリング!!!ちゅうても、2009年までのアイドリング!!!だが。
11月に入ってからは、円高ちゅうので、英Amazon(届くのに数週間かかり、たいていプラケースは割れてるが)がバカみたいに安いから、リアルタイムでは買えなかった恨みも手伝って、グラム・ロック系のCDを大量に買い込んでみた。
以下、わかりにくいが、順位、聴いた回数、曲名、アーティスト アルバム
1 95 NA・GA・RA/ギザギザアイドリング!!! アイドリング!!!
2 61 the GROOVE ROOM suite: また恋におちてしまった~ダーリン・オブ・ディスコティック/Remixed by 小西康陽 ピチカート・ファイヴREMIXES 2000
3 35 5 A.M. The Millennium Begin
4 32 特急ポッポ 小鹿 敦 歌謡曲番外地 東宝レコードヴァラエティ編~お尻の歌だもんね
5 29 20th century girl ピチカート・ファイヴ PIZZICATO FIVE
6 27 Na・Ga・Ra・4thlive アイドリング!!! 4thlive
7 21 Rifle Range Blondie Heart Of Glass
8 19 The Number One Song In Heaven Sparks No. 1 In Heaven
9 18 NA・GA・RA アイドリング!!! Petit Petit
10 16 SnowCelebration・2・4thlive アイドリング!!! 4thlive
11 15 恋ゴコロ・2・4thlive 2 アイドリング!!! 4thlive
12 15 3ばかソング 益田喜頓 & ハニー・ナイツ 3ばか大将 外国TV映画 日本語版主題歌 <オリジナル・サントラ> コレクション
ギザギザアイドリングでの小泉瑠美もフォンチーも三宅ひとみ、ミシェル未来も、ただ、ひたすら、カッコ良かった。「向かい風を突き進み 微笑みながら切り抜けてきたの」なんて、彼女ら以外には、歌えないだろう。回数聴いたのは、動画で声と歌っているメンバーを一致させるためも、あった。
2009年1月のアイドリング!!!の4thライブからのヤツが多いが、ともすれば、嘘くさい空虚なラブストーリーのアイドル用の歌の世界が、小泉瑠美卒業というイベントを契機に、「リアリティ」を持ってしまった、というより、アイドリング!!!の17人が強引によってたかって「リアル」にしてしまった(わけのわからんこと書いているが、事実だからしゃあない)、ちゅうか、ホンマに自分らのモノにしてしまったのだ。この瞬間を契機に「SnowCelebration」を単なるボーイ・ミーツ・ガールのラブソングとして聴くことはできなくなってしまった。
不思議で不思議でしょうがいない。だいたい、一生涯「着てはもらえぬセータを編む」ことなどない人間が「着てはもらえぬセータを編む」人間のことをあたかも、ホンマのことのように歌うのが歌謡曲だったのに。ちゃんと、いつも、自分の声で歌うアイドルグループだからこそできたと思う。
まあ、ちゅうことで。
2011年12月28日水曜日
十二月二十九日
アホウなことをスケベという最良のソースで処理しながらぐだぐだ喋るのは楽しい。空いた道路、それも、海岸側でも暗闇で何も見えない道路、スピード上げて好き勝手走っても、まあ、問題ないような道路を、たらたら走るのも、久しぶり。
そいで、空腹が増したタイミングで、道路脇の定食系のお店があり、ほぼ本能のおもむくまま、フツーに入って、フツーの定食を食い、それが、めちゃくちゃとまでもいかなくとも、そこそこ美味く、しかも、神戸ではすでに高級食材になってしまったサザエの造りがメニューにあったりして、もちろん、それを喰ってみて、サザエサザエしたサザエだったりすると、嬉しがることではないとわかっていても、そのことが、ホンマに嬉しいと、ホンマ、人生というのは、いったい、なんだろうかと思ってしまう。
その旧友にアイドリング!!!を説明するとき、アイドル界をセ・リーグに例え、AKBなんちゃらを讀賣とするなら、アイドリング!!!はまさに東京ヤクルトスワローズそのものである、という「たとえ」でうまく説明できた。歌やダンスというホンマの実力、何にでも真正面からぶつかっていこうという力(今季の東京ヤクルトスワローズは力をだしきってしまって、終盤力尽きてしまったが)は、「讀賣」の比ではないのである。
帰り寄った、宝塚のファミレスで、どーだっていいネタを巡って、マシンガントークの応酬でバカ議論し、脳みそを振り絞った快感にひたる。高校時代は一山なんぼでおった、こうしたことに付き合ってくれる友人も、ホンマに少なくなってしまったものである。
ちゅうことで、自宅へ帰ってきた今のオレは、まさにジャックスの「からっぽの世界」状態。そう、あの歌は、ネガティブな歌ではなく、むしろ、非常にポジティブな歌なのだ。
12月28日

2,800円と高価だが、付録に、デジタルアンプちゅうのがついとったので、つい・・。
アンプといっても、所詮、付録、最大出力5W×2で、あんましたいしたことない、と思っていたら・・・。
まず、出力だが、ヴォリューム最大などしようもなら、隣近所から確実に文句がでる勢い、いつも、聴く程度の音量にしてみると、ああ、情けなや、12時をヴォリューム最低の0としたら、2時ぐらいで、いつも聴いている音量に達してしもた。
どうせ、音なんぞ、出りゃいいやと考えていたが、2時間ほど今聴いているが、元のアンプに戻す気が起きないぐらい、聞き疲れしないし、フツーに音楽に集中できる。まあ、アンプ変えたことがある方はわかると思うが、新しいアンプ変えて、不自然なこともなく、音も、良くなったと思っても、2時間も聴いていると、疲れてくるわけである。
もちろん、雑誌のオマケなので、基板むきだし、申し訳程度にホコリ避けのペナペナの透明プラスチックがついているが、そんなもん、つける気がしない。
で、基板むきだしのまま、使ってみるつもり。
もちろん、万能ではないことはわかるんで、ど低音が命のジャマイカの音は試していない。
2011年12月27日火曜日
I slide
ところで、大王製紙さん、あと100億、使途不明金作るつもりないだろうか?、100億あれば、ぎりぎりハリウッドで彼女主演の映画作れるのだが・・映画がヒットしたら1000億単位で儲かるのだが・・・とアホな妄想をつい抱く今日この頃。
ようやっと、フジテレビのオンデマンド、アイドリング!!!のやつ、申し込む。7号谷澤恵里香、8号フォンチーの卒業ライブ(CS放送後、フォンチーと三宅ひとみの二人のオリジナル・ギザギザアイドリングで、「Na・Ga・Ra」やったらしい)を観たいが故なのだが、オンデマンドにのせてくれるか、どうか、ようワカラン。
年末。寒くなってきたと思ったら、気温もさることながら、心も寒い。なんでか、とよくよく考えてみると、11月末に市民税と県民税を納入したことに気がついた。まあ、金がない。
ほそぼそと納税のため貯めてきたお金を、一気に納税した後というのは(何億も納税したかという誤解を与えるとアカンので、ちなみに。何万円単位です)、何も難しい本を読まんでも、鴨長明に匹敵する虚脱感から始まり、太宰治に匹敵する空白感、カフカに匹敵する不条理感を経て、やがてはカミュの虚無へと成長する過程が実感できる、人生でも貴重な期間であるが、今年は、家の前の市道のバリアフリー化の大工事、終わりに近づき、舗石も新品、桜も若木を植えてもらい、車道も、舗装したて、という状態で、家の近所、キレイになって、快適である。で、「・・・今年納めた税金の元は取れたんではないだろうか?」があり、毎年のように、やがて、「虚無」から「ニヒリズム」へと成長し、政治全般への罵り、呪い等の意識が湧いて来なかった。
大阪とは云え、橋下市長誕生したことだし。特定の団体に属した「市民」や「労働者」のためだけに、フツーの人が納める税金がじゃかすか使われる状態は、どんどん改善されるようになっていくだろう(ほんま、納税した後の気分ちゅうたら、一万円札にGPSつけて、どこをどう使われるか、追跡したい気分なのだ)。
さて、昭和歌謡を聴いて音楽感想文を書くというのが、このブログのテーマなのだが、デヴィッド・ボウイ、アリス・クーパーと来たところで、「毛唐の昭和歌謡」訳して「グラム・ロック」がらみで、T.Rex聴いているのだが、ナックルやひん曲がったカーブやら魔球ばっか投げ込んでくるんで困る。全部のアルバム聴いたろ、と思ってたが、「スライダー(曲の方)」で止まってしまう。歌詞見てもあいかわらずなんのこと言うているか、さっぱりわからんのだが、「悲しい時は、スライドしたるねん」(And when I'm sad I slide )ちゅうとこ、なんとなく、わかったようになって、オレも「I Slide」したくなってしまうから、マーク・ボランちゅうのは!!(しかし、I Slideって実際どういう意味なのだろう)
2011年12月21日水曜日
ありまでばい、そしてにしあざぶへ
つば九郎がマスコット初の年俸大台1万円/主要ニュース速報/デイリースポーツonline: " ヤクルトのマスコット・つば九郎が21日、東京都内の球団事務所で契約更改を行い、昨年の「ヤクルト飲み放題+年俸8960円」から「ヤクルト、タフマン飲み放題+年俸1万円」でサインした。年俸1万円越えは、プロ野球マスコット史上初の快挙。 ヤクルトの衣笠社長は「都内でファンを増やしてもらったので年俸アップを認めます」と貢献度を評価。つば九郎は筆談で「ありまでばい、そしてにしあざぶへ」と取材に応じた。そして来季の目標を聞かれると「まずはゆうしょう!いいおよめさんをもらうこと」とコメントした。 "
2011年12月19日月曜日
「上杉謙信の夢と野望」読書感想文

久しぶりに読書感想文。
読んでホッとした。タイトル通りの内容であった。これがアタリマエじゃなくなっているから、世の中、怖ろしい。
以前、「新書」の歴史もん、楠木正成なんちゃら、というのタイトルに惹かれ、読んだら、戦前の教科書批判つらつら、ある「思想」にハマっている方が、いかにも書きそうなことをいかにも書いてあったので、うんざりしつつも読み続け、ようやっと、楠木正成公の歴史が始まるかと思ったら、九州の名も知らん「悪党」のことをつらつら書いてあって(論文みたいだった)、結局、「戦前の教育はいかに皇国史観に支配されていたか」というのを、もう一つの凝り固まった「史観」からつらつら批判してあっただけ、というタイトルと内容が違う、ひどいのがあって、以来、タイトルだけで手を出さないようにしていた。
上杉謙信、名前は知っているが、実際、ほんまのとこ、何をしたか、何をしたかったのか、というのはわかりにくい。大きな流れ、ちゅうのは、せめて、知っておきたい。
特にオレのように、ゲーム「信長の野望」で鬼のように強い上杉謙信の軍にこっぴどくヤラレているから、印象に残っている程度、あと付け加えるなら、新田次郎の「武田信玄」とかの他の武将を主人公とした小説や過去もろもろの大河ドラマの中の登場人物としての「上杉謙信」としての印象ぐらいしかない。「天と地と」を読んでいないのは、致命的である。
織田信長に凝った時、あれやこれや読んでみた結果、だいたい、戦国時代のたとえ有名な武将でも、学会で決められる「史実」はともかく、「事実」はほんまのとこ、絶対わからないのが、結論であった。
まあ、下のような、理由による。
・ほとんど、リアルタイムの史料が残っていない
・江戸時代の軍記物は、アテにならないのだが、かなり人口に膾炙してしまっているため、何度も引用されまくった結果、「史実」かのように誤解されている
・同じく、先祖のことを書いた「家譜」の類もアテにならない(そりゃ、ご先祖様の都合の悪いことは端折ったりするわなぁ)
・ かてて加えて、マルクス史観やら憲法9条史観とかで、それらに都合の良い解釈が加えようもんなら、読んでるコッチはワケがわからなくなる
ちゅうことだ。
そういう状況の中、この本の著者は、なるべく信用のおける史料を元にある程度の考察や推論を加えながら、フツーに上杉謙信の一生をフツーに記す、というホンマは一番しんどい作業をやってくれている。
上杉謙信の人生、あれやこれや書くとエラいことになるので、オレが特にオモロイと思った点だけあげるが、この本は、上杉謙信が終始、「室町幕府」の権威回復によって、戦国時代を終わらせようとしてたのではないか、といいう考えに拠っている。その考えで、関東管領になり、室町将軍派の関東武士を結集し、十五万の兵で、北条氏康の小田原城攻めたことや、ど戦国時代のまっただ中、5000の兵を率い、越後から上洛を果たす、という、どちらも一戦国大名に取りあまりにも負担が大きすぎ行為をあえて行ったか、説明できるのである。上洛しても、当時京を実質支配してた三好長慶=松永弾正久秀らと一戦交えるではなく、小田原城攻めは完全な失敗。また、越後から上杉謙信がおらんようになると、武田信玄があれやこれや活動し始めて、邪魔をする、ちゅうわけだ・・・・ホンマ、ナンギやなぁ。そのありさまを見ていたか見ていなかったか、織田信長は、将軍に利用されるのはなく、「道具」として、利用し、使い物ならなくなったらあっさり捨てて、天下統一をはかっていくのである。
ということで、オレのようにゲーム「信長の野望」で上杉謙信を好きになったような人間にとり、この本は、オススメである。
上杉謙信のある程度の知識を得ることができたので、これで、「天と地と」もオモシロく読めるというものである。