2007年12月14日金曜日

 歯医者行って、全精力を使い果たした。んで、一回休み。

2007年12月13日木曜日

 今日のお祈り; 藪が阪神に戻ってきますように。  こっちのブログ移ってきて、前のとこでは、どばどば来ていた検索エンジンからのアクセスがほぼ皆無という状態で、ちょっと、ほっとしとる。    今日は、塩屋の桃山台付近に最近でけたという函館市場 | SAINT MARC HOLDINGという高級くるくる寿司に行く。ここは、「載せる寿司」じゃなく、一応、手袋越しとは言え、ちゃんと握っとる。昔懐かしい「色皿制」をとっており、ひと皿、100円から480円(以上かもしれん)あたりまで、幅があるんで、色を間違えると飛んでもない価格を請求されることになるが、オレの場合、幸い神戸の湾岸地帯の育ちなので、カニとかウニとかイクラとかトロとか須磨の浜で取れないネタはあんまし、好きじゃないんで、思いクソ食っても、二千円強であった。まあ、そいでも、それだけあれば、須磨のフツーの寿司屋とか垂水の増田屋では、オートメーション工場の流れ作業の女工みたいな思いしなくても、十分、喰えるんだから、微妙なとこである。  チャンネルNecoで「新・平四郎危機一発」(1969年・国際放映=TBS・1話60分・カラー 監督:瀬川昌治 他出演:宝田明 川口恒 小山ルミ 奈美悦子 河原崎長一郎 横尾忠則 菅原謙二)ちゅうの、初めて観る。(プログラム)  オレは宝田明がちょっと苦手・・・なので、今まで、観なかったんだが、私立探偵もんで、しかも、奈美悦子、小山ルミ、ミニスカでフツーに時折、極めて自然な形の微妙なパンチラがあり、良かった。しかも、ああ、こういうところで、オレの「幸運」使っても、いいんだろうか、ゲストが杉本エマである。これで、運を使ってしもたんで、年末ジャンボ買っても、当たらなくなるのだが、杉本エマも当然ミニスカで、ウレシかった。  かつては、ここの前の前のサイトぐらいで、ミニスカミニスカちゅうて書いてたら、どこぞのマニヤの大学教授がえげつない事件を起こした。音楽でもなんでも、「マニヤ」にはいつも迷惑させられる。オレのように、ほのぼのしたミニスカファンも、手鏡マニヤ野郎のお陰で、いっしょくたである。  パンチラには一家言があるのであーる。「プレイガール」みたいになってしまうと、しんどいし、近頃のドラマみたいに、ミニスカはいてるのに、どういう姿勢とっても、何故か、ぜったいに見えないちゅう不自然さもない。ちらっと見えたかな・・・ちゅうあたりに、男の本当の「しあわせ」があるんである。あくまでも100%受け身でこそ、「幸運」感が強いわけで、しばしの間、「幸運感」にひたることができるちゅうもんである。こちらから能動的に動いて見えたところでそれは、「幸運」でもなんでもない、単なる変態、ちゅうもんである。    このあたりの微妙なところ、映画にしてもドラマにしても、きちんと押さえているのが、60年代後半なのだ。    まあ、アクセス数が多いと書けないことも、こうやって書けるのであーる。まあ、これで、また、ワケのわからんフーゾク系スパムが増えるだろうけど。

2007年12月12日水曜日

 今日はなんか、目が凄く疲れておる。DHCのサプリ、ブルベリーを4コほど丸呑みしたら、ちょっとは良くなった。  昨日の船場吉兆の女ボス、怖かったなあ。ウソ泣きが上手すぎるわ、あーもスゴいのか。まさに「人三化七」。  今日は、今日で、橋下弁護士の出馬表明。まあ、いろいろあるんだろうが、オレとしては現知事が就任当時より明らかに色気づいとるというか、ど派手になったというか、女子高校生の夏休み明けじゃあるまいし、いったい任期中何があったか、思うと、怖いものがあるね。  スワローズねたは、この前、石井一久が西武行くことが決まった時点で、もう「笑ってしもてる」ワケで、これ以上、人として、どういうレスポンスを行えばええのかわからんのだが、とうとう、最多勝投手グライシンガーが巨人に行ってまう。ま、ここまで、主力がごそっと抜けるちゅうんは、西鉄ライオンズの黒い霧事件並みである。  もう、こうなったら、逆に、育てゲー的に、球界の「たまごっち」として、みんなに愛される球団になってほしい。高井雄平、がんばってね。。    ほのぼのした、心温まるニュースもないでもない。 阪神球児が来オフのメジャー移籍を直訴 - プロ野球契約更改2008ニュース : nikkansports.com  本当に日本球界を代表する選手で、もう、投手の世界遺産みたいなもの、是非とも、「来オフ」と言わず、来季にはメジャーでバリバリ活躍してもらいたいものである。松坂と球児の投げ合い・・・想像するだけでも、オレ以外の野球ファンなら、興奮するはずである。  YouTubeでとうとう丸善石油の小川ローザもんが出た(ちゅうても、ようやっと見つけただけですが)。 YouTube - まるぜんガソリン-1969  ありがたいことである。  3人になってからのゴールデン・ハーフもんも、見つかった。 ありがたいことである。

2007年12月10日月曜日

 月曜日。  週末、先日夢にまでみたサザエ、寿司屋で食うが、よく考えてみると、今は、シーズンオフ。ちっこかった。サザエは、夏に食わなあきまへん。  12月に入って、まあ、さすがにちょびっとだけ、忙しい。  なんか、週末あたりから本日にかけて、ニュース番組、忌野清志郎がビートルズの「Don't Let Me Down」唄うシーンばっか、やってた。ガンが治った良かった良かった、めでたしめでたし、ちゅうニュースかと思えば、小野洋子も出てきて、また、ラブ&ピース主体のワケのわからん事云うてやたら感動的に云うており、ああ、ジョン・レノンの命日がどんどん、宗教的な何かになっていきよるな、とか思う。    タイガース(グループサウンズの方の、でっせ)の映画のDVD,あいかわらず、喜んで見ているが、本来、これは「男子」が観るべきものではなく、やはり、「女子」のものであることを痛切に感じた。まあ、男子も年を取ると「おっさん」に晴れてなれ、面白がって見れるわけで、年は取るもんである。  よくよく、記憶をたどってみると、タイガース全盛期、放課後、ホウキでGSごっこして、オレが「君だけに愛を」を唄うと、女子たちに露骨にイヤな顔をされたものである。音痴だし、オレのルックスそのものが、ジュリーとの落差が激しいので、しゃあないと言えばしゃあないが、明らかに、「男子禁制」のグループであったのだ。  まあ、歴史をひもとくと、1966年のビートルズ来日によって、スゴい刺激があったらしく、東京ビートルズやエミー・ジャクソンを経て、それまで、ヴォーカルなしのエレキバンドがどっと、ヴォーカルを入れ、「グループサウンズ」となって、気がついたら、いつのまにか、「女子」だけ、のものとなっていたわけである。    このあたり、オレが思うに、タイガースかもしれん、それともスパイダースかもしれん、もともとのビートルズやらの「ロックグループ」を一生懸命マネしようとしてたのに、いつの時点かで、ウチの国だけで戦後連綿と続いていた「少女マンガ」の文化が「融合」してしもて、それこそ、英国や米国の「ロックグループ」とはまったくちがったもんに変わってしもたんではないだろうか。そやから、「女子」だけの世界になってもたんや、と、アホなことを考えてみる。映画で映像として観ると、グループサウンズのメンバーたちは、まるで、少女マンガの世界なのだ。  となると、1990年代、故黒沢進氏により「カルトGS」として発掘されたマイナーなグループサウンズの音こそ、ようやっと解放された「男子向けのグループサウンズ」と云えるわけであーる。  まあ、歌詞を明星でファンから公募したという「花の首飾り」の、どこぞの田舎でそこいらに生えている野草で花の首飾り作ってた少女たちが、なぜか、白鳥(しらとり)に変身し、湖に浮かんでしまう、元の少女に戻りたいから花の首飾りかけてくれ、という、サイケもシュールレアリズムもダダもぶっとぶ歌詞、と、それを見事に映像化した「世界はボクらを待っている」のシーンの印象があまりにも強いからかも知れんが、そうじゃないかも知れんし、そうかも知れん、ようわからん。  

2007年12月6日木曜日

フラワーズの

 えー、久々の更新となりました。  

・・ちゅうのは、夜逃げして身を隠さないとあかんかったわけでも、師走なのでかけずり回っていたわけでもなんでもなく、12月に入って心機一転、いっぺん、You Tubeに動画でも、あげてもたろ、と思い立った・・は、いいが、それからががバカみたいに時間ばかりかかってしもて。

   DVDからHandBrakeで丸ごとmp4化 
-> 
 Quicktimeで該当場所をトリミング
ー>
  VisualHub  で.flv化。そいでアップ。 

  VisualHubはシェアウェアだが、優れもの。

 一番苦労したのが、Quicktimeでの小さくて細かいコントローラー使って、の位置合わせか。

  他にもっとええ方法、もっと簡単にでけるやり方、今、思いつくだけでも2,3あるが、しゃあない。

  で、でけたのが、下のやつ。はっきりいうて、内田裕也がやたらカッコつけて踊りながら歌うシーンは、大キライだが、麻生レミのラスト・チャンスが映像付きで見れるのがうれひぃ。

 けど、2曲あわせても、たったの3分20秒ほど・・嗚呼、その50倍は時間かかったぞ。  映画は東宝、1968年の「コント55号 世紀の大弱点」声が変な水垣洋子やら声がやたら低い真理アンヌやらが出ている。三浦恭子の「女は生きるために泣く」を歌うシーンもあり、そっちも、また暇があって気が向いて金が無く外へ出られない時があったら、You Tubeにあげてみましょう。



 

コント55号 世紀の大弱点
萩本欽一 坂上二郎 三浦恭子
東宝 2006-03-24


  もちろん、天下のYou Tube、市販品DVDからのアレだから、怒られると思うので、数日後にはプライベートモード(他人には見られない状態)にしてしまうやろけど。

2007年11月30日金曜日

収賄の品格

 なんか、今日はボクサーと相撲取りの謝罪会見があった。もう、謝りたくないのに無理矢理するから、変な案配になってしもてる。男のプライドにこだわるなら、なんで、きっぱり、別の職業探さんのだろう。

 防衛省の問題も、腹が立つ。なんで、こうセコい収賄なのか。男が収賄したるのであーる。

 海外の高級リゾートに別荘何軒も建ててもろたとか、牧場もろたとか、地中海の島もろたとか、油田もろたとか、ある日出張先のホテルに何故か、泥酔状態じゃないしらふのパリス・ヒルトンが忍んできたとか、そういう引田天功ばりのエピソードが欲しい。

 せこい国内のゴルフ旅行とか焼き肉屋で飯奢ってもらった程度で、「便宜」図ってやったらアカン。奥さんサービスのためかどうか知らんが、せいぜい何百万何千万単位で、「転んで」もらったら困るのである。

 事務方のトップでこの程度ですむなら、こんなもん、オレが他の国やったら、スパイたちを防衛省に放ち、中の職員、誰彼構わず、ゴルフ旅行に誘い、防衛省の機密丸ごと盗んでやる。防衛省の事務方のトップともあろうものは、せめて、百億貰わんと便宜を図ってあげたら、アカン。

 だいたい、奥さん、逮捕された時、お顔を拝見したが、あのオッサンがカワイそうになってしもたわ。頭上がらへんのだろう。ワルなんやから、奥さんは妙に若くてケバいぐらいじゃないと。役人に収賄するな、ちゅうのがアカン。「収賄の品格」やで、必要なのは。


 まあ、過去はユダヤマネーが世界を経済支配しようとしとるとか戦前ヒトラーそれで政権取ってジェノサイドやった文脈でちょっと騒いでたとおもたら、ちょっと前までは、アメリカマネーがハゲタカファンドやなんやかんやでエゲツない企業買収しとるとか云うてたが、結局はオイルマネーが勝ったみたいで、アメリカのシティ・バンクなんかはアラブ首長国連邦のオイルマネーに買い取られてしもたそうである。

 アラブに生まれたかったわ。税金ないんやろ。

 しかし、ホンマ日本人ちゅうのは、難儀なもんですな。石油もないロクな資源がない、狭い島国、しゃあないから、安い原料を外国から仕入れてきて、ちまちまとした涙ぐましい努力を積み重ね、ようやっと工業製品にし、熾烈な国際競争を勝ち抜いたのに、なおも、買いたたかれ、ようやっと、得た雀の涙ほどの利益も、イタ公やらフランス野郎が暇つぶしにつくった革細工のカバンや香水に。

 

 みてのとおり、今のオレも「荒れている」。それもその筈、本日、ようやっと、税務終了。無事、市民税県民税納める。大事に使ってくれたらエエが、ちゃらんぽらんやもんな。

 ど貧乏になりました。革命起こしたいが、市にはゴミ収集してもろているからなあ。

 沢知美、エエ。「夏の女」。「七月恋した女は、青い肌、泣き泣き、焦がすの〜」最高。・・・しもた、最初からこのネタで行けばよかった。アルバム単位で聴くの、しんどいかな、と思ったら、全然破綻無く、すんなり聴ける。

"人の気も知らないで" (沢知美)

2007年11月26日月曜日

1984年のイエローマン

 

  You Tube、歌謡曲ばっかサーチしてた筈なのに、いつのまにか、熊田曜子等の系統ばかりのところに入り込み、へらへら、にこにこしとるうちに、あっというまに時間がたってしまい、このところの懸案事項であったのだが。

  もちろん、オレも、典型的な’関西のおっさんの日常のあいさつ「お好きですか?」「お好きです」’が平気でできるタイプのおっさんなのだが、しかし、昭和の年増の濃厚なお色気をこのところ、テーマにして、邁進しとる中、今日日の小娘の色香に惑うとは、まったく面目ない。

  そいで、今日はレゲエ関連。
 80年代前半の最盛期には、タイガース時代の沢田研二並みにジャマイカで若い女性に人気があったDJ、イエローマンである。  
  まあ、ヴィデオとかで出ているんだろうけど。

2007年11月25日日曜日

サザエの壺焼き食いたい

 なんか、食いもんのユメを見てしまう。ミシュランミシュランと、ニュースとか情報バラエティとかで、大騒ぎしてたので、その影響だろう。

  タコ焼き屋に入ると、シジミの貝のお澄ましからわざわざ取ったという出汁のがあり、まあ簡単に言えば、シジミのお澄ましから、単にシジミ貝を捨てただけだが、それを聞いて「なんと贅沢な調理法だろう」としみじみ思う。

 もちろん、高いのだが、勇気を振り絞って注文すると、これがメチャクチャ旨い。

 ああ、なんで、こういう組み合わせ考えなかったのだろうか、としみじみしじみの貝のおだしにタコ焼きをつけて食っとると、世にも旨そうな匂いが漂い、そちらをみると、サザエの壺焼きを焼いていた。思わず、三個注文しようとしたが、高いタコ焼きを注文してしまったんで、「壺焼きふたつ」と叫んだ瞬間、ああ、三つにしとけばよかったかなぁ、と後悔する。

  ・・・とまあ。なんで、ミシュランの星付きレストラン料理屋割烹寿司屋の映像から、こういう夢をみてしまうのか、わからんが。 

   タコ焼きの出汁に貝汁のものを使うのは、ホンマに旨いかどうかは、ちょっと微妙なところ(塩辛くなるような気がする)だが、サザエの壺焼きの匂い、だが、これはもう、幼少時の、三宮の裏通りにあったサザエの壺焼き屋台の記憶の残滓だろう。

 夕暮れ時、何台もの屋台が並び、会社帰りのサラリーマンが食っているんだが、もう、うらやましうて、うらやましうて。 

 いつごろかよく覚えていないが、例によって例の如く、「街の浄化」とかで、無くなってしまって、また伝説では、実はサザエの壺だけサザエで中身は別のものだった、というが、ともかく、あの匂いには、今になって夢で蘇ってくるぐらい、非常に食欲をそそられたわけである。 

  まあ、サザエの壺焼きぐらい、そこいらの寿司屋とか居酒屋で食えるだろうが、屋台でサザエの壺焼き食いたい。  

2007年11月21日水曜日

2007/11/21

 最近、本とか映画の感想文書くようになって、ひとつ書くのに数日かかってしまうようになってもた。

  毎日書かんと、あっというまに書きにくくなってしまう。

  月曜日、ナイターがもうないし、他に観るもんないので、チャンネルnecoの石立鉄男の「水もれ甲介」観てるのだが、石立鉄男が早とちりして、それを自分でどんどん膨らましていって、ついには行動に出て、周りに大騒動起こすパターンは相変わらずで、それで、45分保たせるというのは、やはり、スゴいと思う。

 月曜日はそれに、山口いづみがゲストで出ていて、大人っぽいクラブ歌手の役で、その色っぽさに、惚れる。
 村地弘美も、リアルタイムでは、そんなにカワイいとは思わんかったが、月曜日の分では、「かわいい・・・」と思ってしまった。

 年取るって、こういうことなのね。  ・・・アホなこと書いているが。もう、いっちょう。

  大相撲、朝青龍問題やらリンチ事件やら、相撲そのもの以外の話題が多い。
  特に強いモンゴル勢と弱い日本勢というのが一番の問題で、朝青龍おらんでもなんのことはない、やっぱ、日本勢弱いし。

  そこで、である。ご存知のとおり、斯界には「神風親方」というそれはそれはモンゴルというか元に強そうな名跡があるのである。
 弟子をとっておられないそうであるが、醜名だけでも借り「神風千代大海」とか「神風琴光喜」とかにしたらモンゴル勢に少しは強くなったりするんとちゃう・・・ちゃうか。

 そいでも、気分が違うだろう。今みたいに、やる前から、アカン、ちゅう雰囲気が、「ひょっとして」に変わるだけで大きい。

 また、把瑠都とかのロシア勢に強そうな名前なら、三笠とか東郷とか・・・。  ・・やっぱ、つまらんね、ごめん、しょうもないこと書いてもた。  

2007年11月19日月曜日

舛田利雄~アクション映画の巨星 舛田利雄のすべて~

 あれほど暑い暑いとブーたれていたのが、遙か遠い昔のように、日ごと寒さがつのります着てはもらえぬセーターを編んでいる(もちろん、そんなもん編んでませんが季語みたいなもんと思って欲しい)今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょう。

   昨日はこっちでも木枯らしが吹いたそうで、すきま風があんまし寒いんで、意を決し部屋を掃除し、ファンヒーターの風で埃が舞い散らないようにして、暖房を入れました。

 そいと、今日はインフルエンザの予防注射をしてもらいました。


  先々週、またも、映画の本、読んでしまった。
  一日では無理だったが、ほぼ、一気に読んでしまった。
  大好きな映画「紅の流れ星」の監督である。 

 

Hotwax責任編集 映画監督・舛田利雄~アクション映画の巨星 舛田利雄のすべて~
舛田 利雄
シンコーミュージック 2007-10-25

 高いしぶ厚いが、そのほとんどが、映画監督舛田利雄、のほぼ全作品について本人にインタビューした内容だから、見ていない作品の方が多いオレですら、かなりオモシロかったから、映画好きな人、特に日活映画とか好きな人にはたまらないだろう。

  裕次郎旭赤木圭一郎らの日活黄金時代から、落ち目の日活、ニューアクション時代を経て、「トラ・トラ・トラ」の黒澤明のピンチヒッター、日活がポルノになってからは、宇宙戦艦ヤマトの監修やら戦争映画やら、数々の大作映画から近藤真彦のアイドル映画まで。
 池田大作の「人間革命」まで、撮ってなさる(その宗教団体とは全く関係ないそうだ)。

  何度も書くようだが、オレは映画に詳しくなく、暇な時、たまたまチャンネル、かちゃかちゃやったら、チャンネルNECOやサンテレビとかで、日活アクションやってたら、観る程度だが、そいでも、ああ、これもあれもそれもこの人が監督だったんだ、と思うと感慨深い。

 リアルタイムで観た(それもテレビ落ち)のは「宇宙戦艦ヤマト」ぐらいか。

 どうも、歌謡曲もそうだが、最近は、「天才」とか「巨匠」よりも、職業に徹した人の作品から、感銘を受けることが多い。
 
 もちろん、天才監督が、予算は青天井、キャストはオールスター、最高のスタッフを揃え、一週間も天気が自分のイメージ通りになるまで待ちながら作る人も立派だけれども、限られた予算、限られた人、限られた時間内に、お客さんが満足できる水準のものをつくる、ちゅうこともスゴいことなのである。

 まあ、実はそれが映画に限らずほとんどの仕事というものがおかれている条件であるから、年取ってそういうことがわかってきたからかもしれん、そうじゃないかもしれん。

  まあ、ともかく、オレが愛してやまない、ラジカルでアナーキーなもんは、ATGなんかより、プログラムピクチャーの方に多いし、ヒップホップやパンクよりも、歌謡曲の方に多いのが、実のところなのである。

   あと、以前、感想文書いたことああるが、小林旭の「完全な遊戯」も舛田利雄監督の作品であったのも驚きだったし、また、オレが見たとき、どうしても不可解というか、なんか終わり方が安易やのう、と釈然としなかったのだけど、やはり、上層部と映倫からクレームがついて、あれやこれやカットしたり、改変したそうである。

シナリオのカットした部分がこの本には載せられていて、かなり、納得した。  




完全な遊戯
小林旭 梅野泰靖 武藤章生
日活 2003-03-21

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