故黒沢進氏の「黒沢進著作集」(Hotwax責任編集 黒沢進著作集 Susumu kurosawa Works volu.1
)バラバラと読んでたら、「GSクラシックス」という文章があり、グループサウンズがカヴァーした元の曲を紹介されていた。
ザ・スパイダースで聴いた、「マイ・ベイビー・バラ・バラ」。チビっ子の時、もう、この曲がかかった翌日の教室は、みんな、取り憑かれたように、「ま。べいびーばらばら」を100回ぐらいくり返して唄ってたように思う。マ・ベイビーバラバラ、バラバラバラバラ。
オリジナルのザ・レインボウズは、もちろん、リッチー・ブラックモア関係なしの、ドイツのグループ!、ゴーゴーゴアンドゴーズオン(糸居五郎調で)。
はい、どんどん行きましょ、ゴーゴーゴーゴー、ごーずおん!ウォーカー・ブラザーズのバージョンで「ダンス天国」
これは、スパイダースは1967年のアルバム「'67~アルバムNo.3+6」で、ブルー・コメッツも同年のライブ「ブルー・コメッツ・リサイタル」、ザ・タイガースは「ザ・タイガース・オン・ステージ」のしょっぱなでやってます。
あと、木の実ナナ(+レオ・ビーツ)も、黛ジュンもカヴァーしてますよ、ハプ・フォー(ハプニングス・フォー)も、1971年、カッコいいアレンジで、やってますよ。
はい、お次は、ザ・タイガースのライブでの「ダンス天国」はすぐに、「ラ・ラ・ラ」に変わります、はい、オリジナルのシャムロックスで、「ラ・ラ・ラ」ゴーゴーゴアンドゴーズオン!
これも、タイガース以外にも、ワンズ(ザ・ワイルド・ワンズ)がこれは、これ以上ないぐらいカッチョ良くカヴァーしてます(1968年ごめん、オリジナルのアルバム持ってません、昭和元禄トーキョーガレージ:東芝編というコンピ)。木の実ナナも、気怠く、これまた、シビレルカヴァーしてます。中村晃子も同じく1968年、こっちは、かわいく、口を大きくあけてはっきりくっきり唄ってます。インストでは、ザ・ヴァン・ドッグス。犬連れたグループサウンズですな。
さあ、渋いとこいきましょ、わかるかな、ANNIE PHILIPPE "QUARANTE MARINGOUINS" !!!
アニー・フィリップは、第二のフランス・ギャルちゅわれた人だそうですわ。
こんな曲をカヴァーしたのは、ザ・ジャーガーズ、題名は「二人だけの渚」、しかも日本語歌詞つけてもろうてますわ。さあ、どんどん、潜っていきますよ。
ザ・グレート・スコッツの「Give Me Lovin'」。いい曲でしょう?
これをカヴァーしたのが、ザ・カーナビーツ。邦題は「お前に夢中さ」!!!
そして、ザ・カーナビーツ「お前に夢中さ」を日本語歌詞のまま、カヴァーしたのが、あの「ジャックス」と来たもんだ。縁は異なもの味なもの。
ネオ・GSの雄、ザ・ファントム・ギフト(もう、大好き!)も動画ありました!!1988年、横国大でのライブと来たもんだ!!
あと最後は、リヴァプール・ファイブの「 Everything's Al'right」。これは、も、も、も、も、カルトGSの雄アウト・キャストがカヴァー(1967)してます。初めてオリジナル聴いたけど、アウト・キャストの方がファズがぶりぶり、めっちゃくちゃカッコいい!!
俳優のケン・サンダースも、ザ・ロータス、バックに日本語歌詞でやってます。おまえがいなくちゃ、だめだぜ、って唄ってます。
まあ、「黒沢進著作集」のこの部分読んだ時には、知らんグループばっかで、あーここに書いてある曲聴くなんて、一生無理なんだろうな、と思ってましたが、Youtubeのおかげで。AppleMusicも探したけど、あんましなかったし、リンクが難しいんで。
それにひきかえ、日本のグループサウンズ音源の少なさ・・・。自国の文化に敬意を払えない人はどこの国の音楽を含むあらゆる文化に敬意を払えません、自分を愛せない人間が他人を愛せないのと同じ。単に消費し、忘却のループ。ま、それはそれでエエか。