しかし、NHKの朝の連ドラ「カーネーション」、なりふりかまわない演技の連続で目が離せない。嘘くささが感じられないのが一番。今週なんか、ほっしゃん。が家に来たら、ほっしゃん。には正座させといて、ヒロイン、寝転がって、話したりしよる。この、行儀悪さ!、だらしなさ! うちの祖母も、同時期似たような商売してたから、この脱力感漂いまくる感じ、なんとなく懐かしかった。
昨年の大河「お江」のうそくさい、わざとらしさの連続技(なんか、今年の清盛もそういう感じらしい)で閉口しNHKのドラマなんか観るかい!!!と思っていたが、コシノジュンコそっくり(雰囲気が)の次女といい、目を離せない。
ど低音欠乏症、というヤツである。
まあ、しゃあない。音楽の楽しさを、ジャマイカの音楽と昭和歌謡から教えてもろうた人間だ。しゃあない。
薄々ロック聴いてた頃思っていたが、ロックはオスかメスか云うたら、性別メスじゃないんか、と思っていた。オールマン・ブラザーズ・バンドでもレッド・ツェッペリンでも「わたしのギターすごいでしょ? ギターだけじゃなくてワタシのベース聴いてよぅお願い、ねね、ワタシこんなに叫んだように歌える上にこんなにカシコでインテリな歌詞書けるのよだって、テーマは「世界平和」よ、聴いて聴いて!!! ね、ね、新しい楽器買ったの、メロトロンって云うの、聴いて聴いて!!!もうちょっと、待ってね、ドラムスソロやらしてもらえることになってるんだから、いつもは目立たないけど、結構スゴいんだから」って、煩わしくなってしまう。まあ、ロックファンはきっと心優しいラブアンドピースの人々だから、そういう細かいとこ、ロック雑誌とか読んで、理解してあげるのだろう。さしずめ、インテリ。
そんな時、まあ、オレは、ロックファンじゃないので、単純に、どダブ聴く。ど低音だけは保証がついている。
オレはダブ良く聴く方であるが、アルバム単位で聴くタイプではなく、あくまでも、リズムトラック単位で聴くタイプある。
今日は、リー・ペリー「CLOAK&DAGGER」の「Sharp Razor」である。 曲の説明はあとまわし。上のアルバムは3つのアルバムが二枚組CDになったお徳用だが、なんか今廃盤。まあ、これほどの名盤がずっと廃盤ちゅうことはないので、そのつもりで。
もうありとあらゆるものがどーだって良くなるほどの、ど低音だ。どでかいウーファーを持つスピーカーを1KWクラスのアンプ、ボリューム歪むか歪まないかあたりまで上げで、聴くと、脳みそは圧倒されてしまって、空っぽになる代わりに、皮膚はウーファーに同調ビンビン震え、細胞ひとつひとつ、内臓の細胞ひとつひとつまでも、命を吹き返したように、躍動しはじめるのを感じる・・・のだが、おウチのアンプは5W×2、スピーカーのウーファーは16センチしかないので、 大音量たとえ上げたところで、ご近所迷惑になるだけなので、ヘッドフォンで耳から聴くだけだが、効くわぁあ。小さい音で聴いたら、単に、単調なリズムとやはり単調なホーンセクションの繰り返しだけの、なんちゅうこともない曲だが、音量を上げると、どでかいわけのわかんない生き物がなんか泥沼みたいなところで豪快にたうち回っているのを、すぐ側で立って見ているような圧力迫力を感じることができる(めちゃくちゃ、オーヴァーな表現だが、「ロック」評論に比べたら控えめ)。
今日ハマった「Sharp Razor」であるが、もともとは「Dub Organizer」という曲・・・グーグル調べたら
内容はDillingerの素晴らしいDeejay初期曲”Dub Organizer”のホーンカット”Clock & Dagger”とダブテイク”Sharp & Razor”から始まり、
[From Lee Perry (リー・ペリー), Upsetters (アップセッターズ) - Cloak & Dagger (LP) - レゲエレコード ドットコム / ダブストア レコード マート : ReggaeRecord.com / Dub Store Records]
ホーン・カットの方のダブ、ちゅうことだ。もっと詳しいことは上のリンク先にお願いする。このDillingerのDJが入った元歌「Dub Organizer」は、リー・ペリーのダブ盤、「Blackboard Jungle Dub」にも入っているし、キング・タビーのコンピにも入っていたりする。Dillingerが歌う(トースト)ところの「Dub Organizer」はキング・タビーのことなのだ。 ほんま、ヘッドフォンで聴くと耳がツーンとして来た。 民主党、もうややこしいことせんでエエから、どこぞに、「ダブ」思い切り聴かせても大丈夫なハコモノ作ってくれたら、選挙の時、100万票でも200万票でも入れたるのだが。