2015年5月23日土曜日

笑っちゃって 泣けちゃって ドイン てなことに なってしまう (カモネ)

 これから、書くことは、ある種の人に対して、びっくりして ひっくり返って ドイン てなことに なってしまう(カモネ)。
またある人は、喜んで ひっくり返って ドイン てなことに なってしまう (カモネ)。

はい。いかにも、わたしは1年で10キロの減量に成功し、その後10ヶ月リバウンド無し、どころか、更に1.1キロ減量(77.7キロから66.6キロ)、の毎日を送っている人生の成功者です。
ついつい、上から目線になってしまうことをお許し下さい。
でも、成功者ゆえの虚しさも感じています。
色恋抜きという条件がつくものの、女性にモテまくっているわたしなので、減量したといっても、モテ度は変わりません。あいも変わらず、モテまくってます。つまり、減量しても、何も変わりません、減量って何?
服のサイズがまた後戻りしたので、全部買い直したりして、出費もバカになりません。
それどころか、デブを見ると、ついつい、無意識に、デブデブ百貫デブ、百貫デブ、電車に轢かれてぺっちゃんこ、とか、デブに対する古今東西の悪口のどれかを心のなかでつぶやいてしまいます。
今いくよ・くるよゴッコもできません。 減量したことで、人間としての大事な何かを失ったのかもしれません。
美しい肉体ともともとのルックスがあわさって、動くダビデ像になった自分をみて、つくづく思います。
減量って、虚しいもんです。



しかし、減量は簡単きわまりないものでした。単なる、加減算、つまり、足し算引き算できたら、誰でもできるものと思います。
そして、つくづく思うのは、

・体重の増加をストップさせる 
・体重を減らす

とは全く別だと思います。
これをいっしょくたにして、同時にしようとするから、アカンのですわ。ワケのわからんダイエット食品、ダイエットサプリとか、ダイエット本とか、ともかく、ダイエット産業にコロッとダマサれて、ヒドい時には拒食症とかになったりする。
あと、オレ(一人称単数、いつものに戻します)がどうしても避けたかったのは、旨いものを目にしたら、ついカロリー計算してしまい、「罪悪感」を持って喰ったりすることでした。旨いものを美味しくいただけない、まさに、人の道、いや、生物の道に外れた行為平気でするダイエット中のデブの神経質な無神経さでしょう。あと、健康に良いからといって、糞まずいもん、食えるかってぇの。


・体重の増加をストップさせる。
体重100キロだったとしても、一年ず~~~っと100キロのままにする。体重増加傾向にある場合、太らないないように、食いもんをいじる、つまり、間食をやんぴするとか、脂っこいもんやら高カロリー系の食いもんを減らしたり必要はあるかもしれない。でも、減量する必要はないのですから、さほど、難しくはありません。ちなみにオレは、一日にキットカットミニ一袋、喰うのをやめました。この一年ほど、ず~~~っと100キロの人は、食生活今のままでオーケーです。  

・体重の増加をストップさせたところで、食い物そのままにして、運動を追加する。
今食っている食事やおやつで太らない今の生活で、新たに運動加えたら、その分、必ず、体重は減少する。単純な引き算。


これだけです。つまり、体重増加分を無くして、0にしといてから、運動量を増やしたら、必ず、体重は減る、ということですわ。

もちろん、この減量法、即効性はありまへん。最低でもやはり、半年、一年二年はかけるつもりで、ゆっくり気長にやれば、笑っちゃって 泣けちゃって ドイン てなことに なってしまう (カモネ)。

 あと、デブの女の人は好きです。
(ここまで、全部、個人の感想です)
悟空の大冒険 Complete BOX





2015年5月2日土曜日

1979年の「虚無への供物」

 この前、小中高大学まで一緒但し予備校は除く、の友人と話していて思い出した。
 そうなんである。オレは問題を抱えているんであった。しいて、名前をつけるとしたら、「中井英夫『虚無への供物』問題」であろうか。
 
 根は深い。うん十うん年前、オレは大学に入った。そして、某サークルに入った。サークルというより研究会だ。なぜか、その最初の集まりは4月も終わりになって、そう、ちょうど今頃、連休前のことであった。
 待たされたわけで、もう、うれしいて、うれしいて、オレはテンションマックス、勇んで行った。
 1979年のこと、であった。
 
 そのサークルというか研究会、女子は一人もおらんかった。まあ、それでも、テンションマックスである。

 自己紹介の時、好きな作家のことを熱弁した。何せ、テンションマックス、ハッタリ、大風呂敷、そして好きな作家の好きな作品を喋れるもんだから、マシンガントーク、この状態知っているヤツは知っているだろうけど、今でも酔った時、20回に一度ぐらいそうなることがあるが、そうか、もう酒やめているんだった。
 
 最初、こういうノリを見せておけば、あと、ふわぁっとしてても、ぽけーっとしてても、なんとでも、なるのである(実際、教養のクラスでは最初、いっぱつ、こういうのかまして、オレが大学でやりたいこと、周知徹底させておいたんで、ろくすっぽ授業受け無くても、テストになると、みんなが手とり足取り面倒見てくれた)。

 雑談モードに入り、やはり、同じもんが好きな人たちのあつまりだ、まったりとした心地よい時間が流れていった。
 (たいしたことないじゃん)ナメてしまったかもしれん。

 遅れて、その人は現れた。三回生か四回生か、覚えていない。いい男っぽかったが、ちょっと童顔で背が低かったと思う。新入生が名前だけ名乗った後、その人はおもむろに、自分の鞄の中から、読んだばっかりだったのだろう、ぶあついぶあつい講談社文庫版「虚無への供物」を取り出した。

 「ねぇ、これ読んだ人いる?」


 新入生を見渡した。その時のいたずらっぽい目。嗚呼・・・・。

 中井英夫「虚無への供物」。日本推理小説三大奇書の一つである。
「ドグラ・マグラ」は高校か浪人の時、一回読んだあとそのまま二回目読み始めるというぐらい、文体のノリだけに惹かれ大好きになり夢野久作全集買い込んだぐらいだが、黒死館殺人事件は、まあ、外国語の原書を読むノリで、わかんないとこ、とばしとばし読んだら読み終わってもナンノコッチャい状態、読破していたものの、「虚無への供物」はまだだった。

 そして、新入生誰も読んでいないということがわかってから、「虚無への供物」の面白さを語り始めた、
 
 (この人、「虚無への供物」、推理小説として読んだんじゃなく、SFとして読んでる・・・)
 それはすぐにわかった。
 その先輩はスゴかった。

 そして、「虚無への供物」をネタに他の先輩もヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター(プログレっぽい音を出すロックグループ)なんかを持ちだして加わる、翻訳志望の方は、原書しか出てない作品出したりして、加わる。おそらく、本来のそのサークルというか研究会の通常のノリを魅せつけてくれた。
 これが単なる雑談なのだ。
 他の先輩も、それぞれ、カッコ良かった。自分のテリトリーを持ってて、そこに引きずり込むわけでもなく、そのテリトリーがずっぽり出てしまうわけではなく、足し算、自分のテリトリーを絡めていき、広げていこうとしている。

 内容はわからんが、楽しさだけが、ビンビン伝わってくる。
「アカデミックやのぉ」
 これぞ、大学。まさに、大学。うーん、マンダム。

 

 ひと通り終わった後、その先輩は再びカバンに「虚無への供物」を入れながら、オレのしょうもない質問に答えてくれた。何を訊いたか覚えていない。
 「・・・うーん、最近、SF読まなくなったから、分かんない」
 そして、デートの待ち合わせがあるというので、そのまま、笑顔一発残して、去っていった。
 SF研で「SF読まない」だぜ、カッチョええ、良すぎるやんけ。

 オレは、打ちのめされた。
 いや、敗北感というより、罪悪感である。

 (SF千冊読んでいないのに、SF研はいってもた・・・)

 1979年当時、SFファンは1000冊SF読まなアカン、という不思議な、暗黙の了解みたいなものがあった。
 
 (やっぱり、千冊ルールというのは、ホンマやったんだ)

 家帰って読んだSF調べたら600冊弱であった。
 あと400冊読まなアカン・・・でないと、カッコつけられない。
 
 そして、以降、授業はサボりまくり、ストイックにパチンコ行って設けたお金を持って、古本屋めぐりをして、SFを買いまくり徹夜で読みまくり、原書に手を出したくなかったんで、「虚無への供物」もSFとして読めるなら、片岡義男も村上春樹も村上春樹もSFじゃい理論と、雑誌も一冊に数えるというズルして、どうにかこうにか、ついに、400冊読破し、1000冊になった。
 
 読破した途端、なんちゅうかほんちゅうか、SFに飽きてしまった。
 

 そういうもんであろう。
 まあ、読んでいた600冊は純粋に楽しみで読み、400冊は義務にかられて、知識を得るため、読んだという見栄のため、読んだだけだ。オレの読書歴には、400冊は入れられない(もちろん、400冊の半分以上はオモロい本だったけど)。

 また、飽きても飽きても、好き、そっから、突き進む、という状態にはなれなかった。
 挫折というより、この大学時代のほぼ費やして読んだ400冊こそ、まさに、虚無への供物、というヤツじゃないだろうか。400冊分の「虚無」。
 人生ムリしたらアカン。これでいいのだ。
 
 やがて、学部に入り、SFに挫折したオレは、SFにグレてしまい、SFには見向きもしないで、クルマ乗り回して、女の尻を触りそこないながら、遊びまくりました。
 学部のクラスも、GさんとF君が超存在感があって、ある意味、カルチャーショックあったけど、それは無視して、遊びまくりました。

 

 中井英夫の「虚無への供物」、読んだる、と言う勇気は当時も今もない。・・・勇気じゃないな、あの先輩みたいに「虚無への供物」を面白がって読める「力」が、まだ、無いだけなのだ。
 
 
 
 
 
  

2015年4月22日水曜日

4月22日

 ようやっと、春らしい気候になってきたんはいいんだが、問題は、パッチとフリースである。ほんまに、もう、押入れにしまってしもうて、いいんだろうか。4月も終盤というのに・・。

首位決戦、スワローズ、勝つ。エエチームになってきたなァ。

 2月から、朝日新聞、ようやっと、やめたんで、ほんま、ウソみたいに日々ストレスが無くなった。これまでは、金払って、ストレス買ってたみたいな人生でしたな。
 音楽ネタ。
 「Nuggets」(Nuggets: Original Artyfacts From The First Psychedelic Era 1965-1968 )という、ハマった人は、おそらく、自分の音楽鑑賞歴をあらためて、見直し、そして再編成したくなる、コンピレーションアルバムがある。 
 1965-1968年のアメリカの、ガレージ・パンクを集めたコンピレーション、とされているが、おっさん、「ガレージ・パンク」が何かさっぱりわからん。
 まあ、3分間ですっきり終わる曲ばっか集めた、コンピレーション・アルバムと思っている。ロックは大キライであるが、3分間ですっきり終わるなら、話は別だ、大好き。

 この前、ひさびさに、CD買おうと思ってAmazonうろちょろしていたら、こういうの見つけ、HMVのサイトで買った(カシコい消費者)。
Love Is the Song We Sing: San Francisco Nuggets
 サンフランシスコ、ナゲッツである。1964年から1971年までの曲が入っている。大キライなヒッピー・ムーブメント、その大元となった、1967年の夏、サマー・オブ・ラブが思い起こされる。

 入っているアーティストみたら、ジェファーソン・エアプレインやジャニス・ジョプリンやらクイックシルバー・メッセンジャー・サービスやらサンタナやらウンザリする名前が目につく。ブルー・チアーが何故か入っているのは、ナゲッツ、だからだろうか。
 4枚組で、こうも、手持ちと重複しているから、見送ろうと思ったが、

 ・グレイトフル・デッドのダークスターが2分45秒のバージョンである(23分もあるライブヴァージョン聴かされた恨みは一生忘れん)。
 ・サンタナで唯一好きなエヴィル・ウェイが入っている
 ・ディノ・ヴァレンテのLet's Get Togetherで始まり、ヤング・ブラッズの「ゲッツ・トゥゲザー」で終わる・・うーん、マンダム。

 
 ちゅうことで、まあ、買ってみましたわ。感想ちゅうても、4枚組ボックス、全77曲、あんまし聴き込んでいないけど、1964年のディノ・ヴァレンテのLet's Get Togetherから1971年のジャニス・ジョプリンのメルセデス・ベンツまで、年代順に並べてあるんで、面白かったです。
 


 
 

2015年4月10日金曜日

4月10日

 寒い。
 でも、こうした気候のせいかしらんが、東京ヤクルトスワローズ、讀賣に勝つ。
 今年は、ピッチャーがほんま、揃ってきた。いうか、開幕以来、13試合すべて3失点以下ちゅうのは、59年ぶりらしい。

ヤクルト・畠山が決勝2号ソロ 投手陣も59年ぶりプロ野球記録で首位! (サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース: "
5人でつないだ投手陣も巨人打線を2点に抑え、開幕戦から13試合すべて3失点以下となり、1956年の西鉄(13試合)のプロ野球記録に59年ぶりに並んだ。
"


2015年4月2日木曜日

平成27年4月2日と80 Mod, Freakbeat & Swinging London Nuggets

 あっという間に、4月、あっという間に、桜も満開である。家の前の街路樹の桜、まだ、若くひょろひょろしているが、そいでも咲く時は咲く。いやぁ、日本人に生まれてきてよかったなあ。

 スワローズ、勝つ。大勝。よかったよかった。高井雄平がピッチャーだった時、ノーコンで有名であったが、なにせ球が凄かった。彼が先発ローテーションに加わったら、優勝間違いなし、と思っていたが、まさかの4番、それも頼もしい4番なんで、複雑に嬉しい。


 ガレージ・パンクの名コンピレーションに「nuggets」というのがあるが、また、そのnuggetsのついたコンピレーションアルバムが出てたんで、思わず。オリジナルのnuggetsとどういう関係なのだろう。でも、だいたい、だいたい、タイトルが「80 Mod, Freakbeat & Swinging London Nuggets」でっせ!

60年代半ばからの英国、ご存知モッズが好んだであろう、という設定で曲を選んでいる。初めて聞く曲ばっか。かろうじて、知っているんは、スペンサー・デイヴィス・グループやらエピソードシックス、スカ畑のローレル・エイトキンぐらい。

 3枚組80曲もあるんで、通しで聴くのも、しんどいなあ、と思っていたが、何せ、始めて聴くような曲ばっかで、古い60年代の曲ながら、ランダムに、新鮮な気分で聴ける。
 レイ・シンガーというAh Oop(グーグル検索ですらひっからん)というケッタイなケッタイな曲、が一番、今のところ、お気に入りである。


80 Mod, Freakbeat & Swinging London Nuggets

2015年3月27日金曜日

平成27年3月27日

 プロ野球開幕。スワローズ、勝つ。よかったよかった。去年とか、延長めちゃくちゃ、弱かったもんで、今日もそのパターンかとおもいきや・・・うっしっし。往年の田中絹代じゃあるまいし、アメリカで小便して帰ってきた投手をやたら持ち上げてやたらハイテンションになっている田舎チームに負けるワケにはいかん。

 25日にPASSPO☆のライブDVD届いたので、見まくっている。1月1日、6時間半やったライブのヤツである。圧倒される。ライブ映像でぐい押しされたのは、ひさびさ・・というか、生まれて初めて。

 しかし、2月5日以来の更新。なんか、更新する気が起きないなぁ、と思っていたら、そうか、このところ、CDをあんまし買わなくなってたもんで、そいで、更新する気が起きなかったわけである。

 CD、円安で輸入盤は高いし、なぜか、昭和歌謡のヤツは、紙ジャケ仕様とかで凝るもんだから、ちょっと手が出にくい・・・とはいえ、音楽というものは、出した金額以上の、おっ!感、行くぜ!感、イイね感、イケイケ感、しんみり感、じっとり感、じわっとする感、あはは感、えへへ感、うふふ感、ふわふわ感、ふわふわして、そのまま、アホになってくけど、まあ、エエっか感を得られるのである。たかだか、3,000円やそこいら、で文句ゆーたら、アカンのであーる。

 そいで、こりゃアカンと、ひさびさに、Amazonのミュージックんとこであれやこれや、見てたら、どんどん、芋づる式に、欲しいヤツが出てきたんで、長考の上、いくつか、買った(でも、実際買ったんはHMVからが多い)が。ただ、80曲入った3枚組ボックスやら、50周年記念ベストだとか、あ、元祖アッコこと、中村晃子のシングル盤全部集めたヤツとか、おいおい、書いていくことになるだろう。

2015年2月5日木曜日

平成27年2月5日

今さらなのであるが、iPhoneのiOS8から、「ヘルスケア」(https://www.apple.com/jp/ios/whats-new/health/)ちゅう新しいAppleの純正アプリが入った。

ず~~~っと、開けたこともないアプリであったんだが、ちょっと前、起動させてみたら、「歩数」「ウォーキング+ランニングの距離」のグラフが出てきた。
iPhoneを持ち歩いている間、歩数を測ってくれていたらしい。

こんな感じのグラフ
そいで、あれやこれや、いじっとると、体重や血圧、心拍数まで、記録でき、グラフで出せるようになっていた。

血圧等は「バイタル」から
バイタルの項目

データを入力する時には、『データを追加」

実は、この一年半ほど、プールに行った日は、ず~~~っと、「体調メモ」(https://itunes.apple.com/jp/app/id472914799?mt=8)というアプリに体重と血圧、脈拍数を記録しているのである。まあ、プール行きだしたこと自体、体重減らすため、だから、体重はあたりまえである。ついでに、プールに備え付けの血圧計で、血圧と脈拍も、泳ぐ前と泳いだ後に測って「体調メモ」に記録しといた。まあ、特に意味はない。

「体調メモ」入力するのがスゲエ簡単なのだ。でも、「ヘルスケア」に今のところ対応していないので、データを反映できない。

こんな感じで一度に最高血圧・最低血圧・脈拍数が一度に入力できる



 「ヘルスケア」だと、最高血圧入力して、いちいち、戻っては、最低血圧・・・と面倒だし、その間に、血圧計の表示が消えてしまうんである。
そいで、「血圧レコ」(https://itunes.apple.com/jp/app/xue-yareko/id555387081?mt=8)という有料アプリ(100円)を見つけた。「ヘルスケア」対応アプリなので、入力したデータは、「ヘルスケア」でも見ることができる。グラフもちゃんと出してくれる。

血圧レコ 入力は右から・・数値直接入力できんみたい・・

 


まあ、「ヘルスケア」、体重血圧脈拍数以外にも膨大な項目の健康データが記録できるみたいだが、不精なオレにはこれが精一杯。
友人に骨折ったり、体調不良だったりと、いろいろあるが、人生、やっぱ、健康が一番。貧乏でも健康、アホでも健康。

2015年1月26日月曜日

平成27年1月26日

 大学時代の友人と飯を喰う。元気そうでなによりである。垂水の寿司屋。回る寿司屋が嫌いになるほど旨く安い。
 しかし、いつも思うのだが、ノンアルコールビール。ビール並に旨い。でも、ビール並の値段なのである。ビールみたいに酒税があるわけじゃなし・・・まあ、エエか。ウーロン茶バカ飲みするよりはマシである。

 友人と別れ、その後、いったん家に戻ってから、月曜日はスポーツクラブが休みなので、ひさびさに、西代のプール行く。高校生の部活で、もう、青少年少女諸君が凄いスピードでばしゃばしゃやっている横のコースで、のんびりゆったり自分のペースで泳ぐ。西代のプールつうのは、こういうことなのである。
時間調整ができない時は、もう、こっちで泳いでしまおうと思う。
一応3ヶ月定期買っといた。

 そいで、録画しておいた、NHK 戦後史証言アーカイブス第七回三島由紀夫観る。
三島由紀夫が自決して、45年、何一つ、変わっていないことに、驚嘆する。三島由紀夫通りのことを云えば、立派な保守の論客になれるし、反対のことを云えば、立派な、サヨク・・もとえ・・・「リベラル」になれる。それだけ。なーんも変わっていない。
 
 まだまだ、ワシらは「鏡子の家」に時代は到達していない。しんどいけど、読み返してみるか。

2015年1月24日土曜日

平成27年1月24日

 なんか、久々に友人とこ電話したら、骨折してはった。

 PASSPO☆、「Cosmic You」ハマる。ほんま、PASSPO☆、お世辞でもなんでも無く、フツーに良い曲、それも、かなり良い曲、とんでもなく良い曲、とてつもなく良い曲が多いんで、ひとつひとつの音、オレの身体に刻み込みながら、大事に聴いていきたい。

 フライト(ライブ)の動画見てたら、珍しく、岩村捺未のパートがあったんで。歌詞はレザービームがビュンビュン飛び交う危険な内容。危険かと思えば「浮かんだ三日月 二人で腰かけて」なんか、名画「ペーパー・ムーン」の世界が入る。宇宙を舞台に歌い踊りまくる・・イイね。

 プール。

 いつもは、平泳ぎ、というか平泳ぎみたいなもの、をやっているんだが、突然「ウェッジキック」から「ウィップキック」への変更に目覚め、練習しまくる。で、夢中になり、「ウィップキック」だけ、つい二時間弱もやってた。そいで、手を加えた平泳ぎ、やったら、リズムがバラバラ。めちゃくちゃ、下手くそな平泳ぎになってしもうた。速さはともかく、距離だけはナンボでも・・というのが、速さも距離もアカンようになってもた。

 正月「猿の惑星」全五部作観たんで、感想文書こうと思っていたが、先週末借りた「Kick ass」と「Kick Ass 2」観たら、HIt Girlのクロエ・グレース・モレッツに惚れてしまう。最初のHIt Girlは11才のちんちくりん、だったんで、オモロイなあだったが、「Kick Ass 2」は15才の設定、15才とは言え、表情のちょっとしたとこが、もう・・・。今は17才か・・・まだ、惚れるには若すぎるとこやなあ(初老の自分をすっかり忘れてました)。

Hit Girl

クロエ・グレース・モレッツ
クロエ・グレース・モレッツ




キック・アス ジャスティス・フォーエバー [Blu-ray]

2015年1月20日火曜日

イナゴ身重く横たわる

 フィリップ・K・ディックの「高い城の男」(1962)読み返す。

いつものように、発作的に読みたくなったワケではなく、なんとまあ、この小説を実写化、テレビドラマ化、するという、奇っ怪な話が進んでいるらしいからだ。


いうか、もう、AmazonのUKでは、第一話のパイロット版が公開されている(オレの環境では観ることができなかった)。
まあ、これが数年後、完成し、そのまた数年後、日本でも観ることができるようになっては、遅すぎる。
いますぐ、観たい、でも、ない、だから、読む。そして、読んだ。


第2次世界大戦で、連合国側が負けて、アメリカがドイツと日本に3つに分割されている世界。ドイツはナチス・ドイツで日本は帝国日本である。小説の舞台となるのは、戦後15年ぐらい。
リアルタイムで読んだときは、もう、このあまりにも、魅力的な設定に興奮してしもうて、困った。
ただ、この小説読んでも、その魅力は、まったく、伝わらない。なぜなら、ディックの小説だから。
こいで、世界を二分している、ドイツ対日本の戦いになって、ドンパチドンパチした架空戦記もん、或いは冷戦下の米ソ間みたいな緊張の中の日独スパイ合戦みたいになったら、それはそれで面白いところ、でも、作者はまだまだ駆け出しの頃とは云え、ディック、ディックイズシックのフィリップ・K・ディックである。

まず、その世界で、日本とドイツが負け、連合国側が勝ったというSF「イナゴ身重く横たわる」がベストセラーになっている。
フツー、「日本とドイツが負け、連合国側が勝った」のだから、ホンマの現実と同じく、1960年代みたいに、米ソの冷戦下、と思えば、そうでない。「イナゴ身重く横たわる」では、アメリカとイギリスが覇権を争っている世界みたいなのだ。
・・・このSF内SFのズラし具合。それも、非常に気色悪いズラし、である。


易経」の占い、ほれ、占い師が筮竹ばらばらしてやる占いも、日本人、日本統治側のアメリカ人がいろんな場面でやりまくるんで(所詮、ディックも毛唐やのぉ、日本人がみんな占いで物事決めると思うてる・・・)としておったが、ラストあたりで、ぶったまげることになるわけである。


まあ、個人的で、申し訳ないが、オレがディックの小説読む場合、ディック・シフトをしくことにしとる。「登場人物、多少おかしなことしても、個性とみること」、まあ、平たく言えば、ディックの小説に出てくる人間もアンドロイドもレプリカントも後ワケのわからん生物体もみんな、(クスリやっている)と思うことにしとる。非常に魅力的なのだが、どっか変である。理解しようとしたら、こっちもクスリやるしかない、でも、オレは、きわめて社会的な人間なのだ。

でも、油断し、このシフトを取らずに読んだ。1962年の作品、さすがにディックもまだ駆け出し、まだ、「暗闇のスキャナー」時代ではないだろうと思ったのだ。

だから、田上のおっさんが、ラスト近くで観た、と言うか、体験した、と言うか、「イナゴ身重く横たわる」の世界に入った、と言うか、ワシらが今暮らしている方の世界に入ったというか、突然訪れたワケのわからん状況が、なんだったのか、今も、脳みそに、大きなクエスチョンが残っているわけである。

まあ、あと書き出したら、また収拾がつかんようになるんで、このへんで。あとは読んでください(ウィキペディアみたら、全部、オチまで書いてある・・オチに触れんよう触れんよう感想文書くんがどれほどしんどいことか・・)。

しかし、「イナゴ身重く横たわる」の方の歴史では、2015年どういう状況になっているんだろう?

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