2009年11月26日木曜日

11月26日

 スワローズも、金持ちなのか、金満球団(全選手の年俸合計あの讀賣より高いと言うこと知ってびっくらこいた!)から、地味目の選手、FAで大金で獲得しよったがな。

 先週の連休中、ユニクロ行ったら、尋常じゃない混み具合してたので、ネットで買うことにした。キャッシャー前なんぞ行列が「とぐろ」巻いているのだ。
 炊き出しとか配給じゃあるまいし。

 しゃあないので、本屋行ってみる。最近、新書版の「新書」がスゴい量になっており、それもタイトルだけは魅力的なモノが多く(でも読んだらタイトルとは全然関係い単なる著者の自慢話だけのも多いから、注意が必要なのだ・・いっぴん「楠木正成」がタイトルについていた新書、買ったら、中身は、皇国史観批判本だった)、あれやこれや立ち読みしつつ、物色してみたが、量がある分、質そのものがどっと落ちとるみたいで、なんか、タイトルと目次見たら、読まんでもエエような気がしてしまい、迷いに迷う。買わなくてもええような気がするものの、なんか、どっしりしたヤツ読みたい気分だったので、小林よしのりの新書を買おうとしたが、よく考えてみるとわざわざ「文章」の小林よしのり買わなくても、マンガの方を買う方がそりゃ「どっしり」するわけで、一番新しい(と思われる・・詳しいことようわからんので)「ゴーマニズム宣言NEO2 日本のタブー」にする。あと、新書んとこでなやみぬいて、「これかな」と思った内田樹「日本辺境論」にした。

 なにせ、小林よしのりである。読むのに3時間かかったが、期待にたがわず、「どっしりした」読後感。で、その後、内田樹を読むが、うーーーーーーーん、である。本の内容じゃなく、読後のパワー感で判定するのは何であるが、やっぱなあ。この人は喩えが多いのだが、どストライクが少なく、時折、高井雄平君みたいなとんでもない喩えがあるような気がする・・・まあ、何分、無知でアホなオレの云うこと、読む人が読めばそれなりのだろうが、オレにはピンと来なかった。まあ、しゃあない。小林よしのりはケンカするとこがオモロかった。
 本の中身云々する筆力が無いので、ここまで。

 またもや硬い話になってもた。

 くー、 本当は今日あたり、若き日の金井克子, 由美かおる, 原田糸子, 奈美悦子, 江美早苗がミニスカで大活躍する「フラワーアクション009ノ1」( 詳細は、WIKI http://ja.wikipedia.org/wiki/フラワーアクション009ノ1)のDVDが届いており、それを鼻を伸ばしまくってヨダレ垂れ流しながら視ている筈なのだが、何故かアマゾンから届かん。価格が価格だけに、ホンマ、清水の舞台からバク転しながら飛び降り後頭部から着地した気分で注文したのに。
 

 それはそうと、以前ばんばん「おねマス」(WIKI http://ja.wikipedia.org/wiki/おねだり!!マスカット)のこと書いとったのだがYouTubeでのリンク、次から次へと消されているので、ここで話題するのちょっと控えていたが、ほぼ毎回、ウソ誇張なしに腹をよじって笑いこけとるわけであるが、とうとうDVD化され、12月の初めには一つ目、来年の1月には2つめがでる。本当楽しみである。今回は、編集版みたいなのだが、おねがいマスカットから含めて、全番組収録したのも欲しい。まあ、買えるか、買えないかは別として。

2009年11月18日水曜日

名称未設定 1

 今日からうんと寒くなった。早速、タートルネックで武装する。もちろん、既に腹巻き、パッチは導入済みである。
 あっというまに11月もなかば、エラいことに納税の時期になってしもた。今民主党張り切ってあれやこれや、ちまちま予算削っとるみたいだが、いくら削っても別のことに使うだけで、それもやっぱり、ムダだったりするわけである。それなら、いっそのこと、その削った分、いったん、納税者に返納して欲しいもんである。納税した分のたとえ1%ぐらいにしかならんかもしれんが、そいでも、ちょびっとでも戻ってきたら、ムダが「実感」できると思うわけである。役人もムダな金使ったら返さなアカンとなると、緊張感が違ってくると思うし。まあ、破産寸前の財政状況では無理か・・・。

 だいたい、オレは税金が予算主義というのがワカランのである。ムダ遣いとかなんちゃらは、集まった税金ベースで予算組むからアカン。決算主義というか今年はこんだけかかりました、んで、今年はこんだけもらいます、で納税額が決まってくるとなると、ムダ遣いして納税額ボーンと跳ね上がろうもんなら、下手したら暴動とかになって、オモロイと思うのだが。暴動まで行かなくても、使った分集まらなかったら、その分、公務員の給料の額で調整したらええねん。
 
 アホなこと書いた。単に税金払いたくないのであーる。でも今月末までに払わないとアカンのであーる。ホンマ。あー、こんな気持ち、あー、うまくいえたことない、ないあいあい。


 失礼しました。さて、サディスティック・ミカ・バンド熱もようやっとおさまり、先日クルマで「スワンの涙」、オリジナルのオックスと、ジュディ・オングと奥村チヨがカヴァーしたヤツ、とバカ聴きして、再び歌謡曲モードに戻り、人心地ついた気分である。 ミカバンドの場合、聴いても、どうしても「あの頃あーだった」的になってしまうのだが、歌謡曲の場合は、その曲がなんぼ古いもんでも「今聴いているぞ」ちゅうビンビン感がある。

 そいで、久々にアマゾンで歌謡曲関連のCDあれやこれや検索すると、アッと驚く為五郎状態で、ミカバンドの反動でぼこぼこ買ってしまった。だいたい、「ゴールデン・ハーフ・スペシャル」の全シングルを網羅したCDとか原田糸子と響かおるのカップリングのCDが出てるわ、クレイジー・キャッツでお馴染み萩原哲晶氏が作曲した曲ばかり50曲も詰め込んだ2枚組は出ているわ、で、あっという間に、散財してしまった。

 まあ、そういう感じだ・・・と云うのを前フリにして、読んだ本の感想文書こうと思たが、眠くなってしもた。それはまた今度。

2009年11月12日木曜日

来た見た買うたの喜多商店のFM大阪のCM聴いてから・・・

 まあ、加藤和彦が亡くなって、まあ、このさい、いっちょう、久々に、サディスティック・ミカ・バンドでも聴いたろかい、とか思って二週間、さすがに、高中正義のギターが鼻につく・・・というより、「耳について」きた(このあたり、何も高中正義氏に対してネガティブな感情を持っているというわけでない。ただ、ミカバンドばっか聴いているとそうなってくる)。オレの持っているのは、CDでは一枚、1989年の再結成というか、「MICA」Bandが新結成されたとき、勢いで出た、ベスト盤「幕の内」のみ。で、iTunes Music Storeで1975年の「ライブ・イン・ロンドン」を手に入れ、オリジナルの3枚もついでに、と思ったがアナログ持っているんで、長考の上、それはパスして、しゃあないから、レンタル屋で次のヤツを借りてみたのである。
 
 音楽のブログやってきて、レンタルの感想文は書かんことにしとったがしゃあない。まあ、レンタルであろうがラジオエアチャックしようがYouTubeで探しても、ええもんはエエのだが、やっぱ、買ったもんは、無理矢理にでもでも元を取ったろ、というセコい ベクトルで聴くもんだから、ポジティブに聴けるのであーるが以下はあくまでもレンタルでの感想文、辛口になっとるかもしれんが、その分、さっぴいてくれ。
 

 ベスト盤はいくつか出ているが、これは1973年あたりの未発表曲「お花見ブギウギ」が入っているんで。しかも、今現在、アマゾンでは廃盤扱いだ。
 「お花見ブギー」素晴らしい。「なんと、お花見ブギウギー」ちゅう部分がはまった。
 
  また、1972年の最初のシングル「ピクニックブギー」のB面曲「オーロラガール」も入っている。これも、初めて聴くが、まさにT.REXのテレグラム・サムしとる。
 iTune Music Storeでもアルバム売っていたので、この2曲だけ買うというのもできたが、まあ、レンタルCDで。


 

 さて、まあ、ついこないだの再結成というかなんちゃら結成でできた木村カエラのミカバンド(MIKA BandではなくてMICA bandというそうである・・まあ、オレ個人はこーゆーこだわりが、大キライだがしゃあない、団塊の連中の考えたことだ)のライブ。
 これは3枚組だが、二枚は2007年のライブだが、残りの一枚はオリジナルのMIKA Bandの1975年の東京でのライブが入っている!!!というのだ。・・・そして悪いがオレは、その75年のライブしか聴いていない。返さなアカンレンタルの宿命である。


 

 そいで、DVDコーナー行くと、カエラヴォーカルの2007年のライブDVDがあったんで、それも。

 

 

 ライブDVDかと思えば、メンバーのおっさんらの自慢話がえんえん・・・なんじゃ???これ??、というものであった。
 高田渡氏のDVDならこれだけインタビュー入れたもんは許されるが(高田渡はしゃべっているだけで、笑える)、ミカバンドではかったるいだけ。かの今野雄二まで動員して、身内の仲間ぼめの連続に腹が立ってくる。「生き様」を描きたかったんだろう・・と思て最後監修として「井筒和幸」がクレジットされておったので納得。まあ、加藤和彦が亡くなった今となっては、貴重になっていくのだろうが、音楽に関しては音楽のみしか興味しかないオレはしんどいだけであった。
 

 ミカバンドについては、やっぱ歌詞のこと、特に松山猛氏の歌詞とか書きたかったのであるが、この二週間ばかり、ミカバンドばっか聴いており、今はちょっとtoo much状態なので、またいずれ。

 まあ、ワシらみたいな人間は、聴いた後「元気をもらえる」或いは「癒される」音楽なんか必要ないのである。聴くだけで完全燃焼・聴き終われば疲労困憊でへとへと、それでも尚かつまた聴きたくなるような、否聴いてしまう音楽こそが欲しいのである。そうした音楽を創ることのできる数少ない人のまた一人がこの世から亡くなったことをあらためて、残念に思う。合唱・・合掌。
 

 今日のタイトル、同じような経験しとる方もおられるようで・・・来た見た買うたの喜多商店のラジオCM聴いてから下手したらもう30年

2009年11月6日金曜日

All the King's Men

 昨日の讀賣のエゲツない勝ち方、ついシーズン中のヤクルト戦思い出してしもたがな。
カップヌードルの値段400円と云うただけで、庶民の気持ちがわからんとかボロクソ云われた総理もおれば、7200万の申告もれで、「うっかりしてた。ポカでした」と笑ってすんでしまう総理もおる。そうか、今から何年か十何年かか何十年か、かかけて、もうひとつの自民党みたいな政治が始まる、ちゅうことなのだな。
 しかし、三つ子の魂百までというぐらいで、今のウチにこーゆーことちゃんと批判しとカナアカンのにスルー決め込んどる。「友愛」やら「弱者救済」やら甘っちょろいこと云うとるから、正義の味方、エエもんや、と思てるみたいだが、政権という強大な権力をもう持ったのだから、バシッというとかな、後々つけあがって手に負えなくなると思うのだが。民主党政権になってから、朝日新聞やら自民党の時口極めて罵って連中は、甘やかしとるとしか思えん。自分らの贔屓の社民党が政権に入っとるから、ちゅうてもなあ。ありとあらゆる大きなものを疑っていかな。もうそろそろ、なんぼ「悪もん」を除去しても、決して、世の中は良くはならない、ちゅうことをワシらは学習せなあかんのかもしれん。そしてエエもんが権力握った瞬間、手に負えんバケモンになるちゅうことも。

2009年10月21日水曜日

要するにオレは加藤和彦より加藤ミカが好きだったのかも知れない

 しかし、スワローズ、一番大事な時期に7人もインフルエンザかかった時点で、なんか、久々にシラケた。無理に出場してワザと中日選手にうつしまくたったらエエのにとか不謹慎なこと思たが、なあ。不運と云えば不運、まあ、今季は変なノリだったなあ。

 今夜は楽天ゴールデンイーグルス、逆転サヨナラ満塁ホームラン打たれ、負ける。途中経過チェックしたらボロ勝ちしてたんで、もうすっかり勝ったと思って、ニュース観てびっくりした。まあ、スワローズはこの手の負け、ザラにあったわけですが。

 南田洋子が亡くなった。合掌。まあ、駄作とも云われる「太陽の季節」だが、ヒロイン役の南田洋子はメチャクチャ良かった。・・・気位が高く、生意気だった女の脆さの表現というのは、すばらしいのだ。まあ、どうせ、追悼番組ばんばんやってそのシーンとか出て来るだろうが、若尾文子よりエエ女やった、という叔父の言葉はウソやない。
 
 それはそうと、先日、加藤和彦が自殺。合掌。

 小学校時代「帰ってきたヨッパライ」に熱狂して以来、物心ついてからのサディスティック・ミカ・バンドに熱狂、大学入ったあたりのベル・エキセントリックやらのなんちゃら三部作に熱狂、ポイントポイントで「熱狂」したものの、ミカバンドがなんども再結成されたり(二度だけなのだが)、妙に持ち上げたりするようになってからは、興味をほとんど失っていた。まあ、しゃあない。加藤ミカ(ミカ・トーマスになったのだろうか?????)のテンションだけのキンキン声がききたいのだが、そういう声のヴォーカルを持ってこないサディスティック・ミカ・バンド(厳密にはMIKA BandとMICABANDとバンド名が違うのである)は、ちょっとなあ。

 まあ、ミーハーなおれのこと、云うてみたら、話題になりヒットした「帰ってきたヨッパライ」ちゅうアホの限りをつくした曲、しばらくして、「あの素晴らしい愛をもう一度」というめちゃくちゃ感動させるような曲、しばらくしたら「家を作るなら」という軟弱すぎるCMソング、で、数年後に、加藤ミカのキンキン声がカッコ良い、フツーのロック(当時の日本はそれが苦手であった)の「ピクニックブギー」であり、まさに圧巻の「タイムマシンにお願い」であり、しばらくしたら(まあ、この時は10年ほど)陰鬱な風味のヨーロッパ三部作だ。考えてみたら、もう、同一人物かというぐらい音そのものが異なる。


 ここまで書いてきてハッと気がついたのだが、加藤和彦ちゅう人は、ひょっとしたら日本人でありながら、欧米の先進国(今とは違うのである)から日本というフィルター通さず刺激をダイレクトに生のまま受けることができ、なおかつ、それをちゃんと消化して外に出す能力があったのではないかとか、思ったりする。「帰ってきたヨッパライ」って要するにビートルズで云えば「レヴォルーション№9」やし、それを前年にやってしまうわけやから。
 欧米のロック聴いて、それをマネして・・・という当時のおきまりの経路通らず、欧米のミュージッシャンがこういうレコード作りたいんだこういう音出したいんだ、ちゅう瞬間、立ち会ったかのような、云うより、同じ表現者として、その時点での「同調」して作ってたんじゃないかと思ったりする。思ったりするだけ、だ。もちろん、加藤和彦がドノバンが大好きでマネしてたりしてた、ということだが。
 

 理屈こねてるとワケわかんなくなってくるんで、 ちょっとまとめて聴いてみよかと思いアマゾンなんかでごちょごちょ調べてたら廃盤が多い。しかも、マーケットプレイス価格はとんでもなく強気な価格をつけてる。

ソロ第一作からして廃盤だ。まあ、どうせ、すぐ追悼ちゅうことで再版され、レコード会社とかテレビでまた過剰に持ち上げられるんだろうが。

ぼくのそばにおいでよ

 ちゅうことで、iTune Music Storeで調べてみたら、フツーに1500円とかで売っている。で、あれも欲しい、あれも聴きたいでつい色々買ってしもうた。まあ、しょうがない・・と。
  今聴いているのは、1975年、ロンドンでのライブ。ロキシー・ミュージックの前座でやったやつと思うが、iTune Music Storeで買ったんで詳しい情報がわからん。
 スゴい!「タイムマシンにお願い」が入っていないが、もうTOO MUCHだし、まあ、小さな問題だ。もうノリが半ばヤケクソぽくて素晴らしい。「怪傑シルヴァーチャイルド」のミカの唸り声嬌笑ええねぇ。「塀までひとっ飛び」なんか大音量聴くとミカ声がつぶれてパティ・スミス声に近くなっており、 ギターとベースとドラムスがもうちょい下手ならパンクである。

ライブ・イン・ロンドン [Live]

 1997年の加藤ミカの映像が見つかった。

 上のは唄うのがせいいっぱいちゅう感じだが、次はノリノリ。ケバくてエエ。



 1974年の「塀までひとっ飛び」。HQはhttp://www.youtube.com/watch?v=vwfxongUQfk にある。
 

2009年10月17日土曜日

祝球団史上初CS勝利

 楽天、やっぱ、すごいなあ。昨日といい今日といい、もう、文句なしの勝ち方。本質的に強いのであーる。
 スワローズ は控えめに、ゲーム中訪れたたったひとつのチャンスをモノにして、逆転、その後はもうピンチの連続だったが、それを押さえに押さえ、勝つ。まあ、こういう野球がスワローズの野球。
 スワローズが万万万が一(1/10000,0000.0000 ちゅうごくごく控えめな数字です。ひとつ勝ったからって、エエ気になってませんよ)日本シリーズに行ったら多分楽天とあたるだろうから、ガンバって欲しいもんである。
 それにしても、シーズン中はタイガース戦しかテレビでは観れなかった(ジャイアンツ戦は見る気がしなかったし、そもそも中継が少なかった)ので、中日が相手とは云え、新鮮である。これもひとえに阪神さんのお陰である。CSに行かせてくれて、ありがとう。
 

2009年10月12日月曜日

祝 讀賣最終戦勝利

 最終戦ようやっと勝つ。終わりよければすべて良し、ちゅうことで、ええことにしとこっと。この勢いでCSでも一泡喰わせて欲しいもんであーる。しかし、CS出場が決まってから、途端に、捕らぬ狸の皮算用、自分でも始めてしまうとは思わんかった。ともかく、讀賣に、勝って欲しいもんであーる・・・(なんの根拠もなく、中日には勝つつもりでおるわ、オレ)。

 東京が落ちたちゅう直後、長崎がまたもや五輪に立候補する。まあ、そんなん長崎市の自由やからええんだが、なんか、核廃絶やらオバマがどうのこうのでどうのこうのとか云われると、もうオレとしては、ワシらの時代には笹川良一氏のCMでやってたような内容のことを、今日日の若いヤングな連中が本気になって、お母さん感謝感謝のヒップホップとか落ち込んでもガンバロー前向き礼賛ソングで、唄っとるような気色悪さを感じるわけである。「偽善」ひとつ云うのも、笹川良一氏ほどではないにしろ、長年の「悪」の地道な積み重ねがいるんであーる。

 まだ一個も核兵器捨ててないし、だいたい、原爆落としたトルーマンちゅうのは民主党の野郎やろし。核を落とした国で尚かつ全世界で一番核保有しとる国の大統領で、今のところ「口先だけ」な人物、そんなヤツを、目にキラキラお星様作って脳内花ぱーっと咲かして、まるごと信用してええんかいな????とオレなんかひねくれているから思うワケである。

 誰もが教会の牧師みたいな人物になれるわけじゃない。単に口先だけのキレイ事で、人間の悪の部分、つまり憎悪とか暴力性とかにフタをしたら、ある日突然、とんでもないことになるんじゃないか。せめて、何か本当に信頼できることやってから、信頼した方がエエ・・・が。そいでも詐欺商法にひっかかてしまうのがフツーの日常生活。国際社会が日本の社会より、善と愛に満ちているとは思わん。

 うちの首相も「友愛」だし、当分、気色悪い時代が続きそうである。

 

2009年10月9日金曜日

祝東京ヤクルトスワローズチャレンジシリーズ出場

 あーよかったよかった。
 一時はもうアカンと思てたが、心優しい阪神タイガースさんのお陰で、チャレンジシリーズに出場できるようになった。めでたいことである。
 なーんもせんでも、ちょっとエエ演説しただけのおっさんがノーベル平和賞貰える時代だ。5割切ったチームが日本シリーズに出場できる可能性だって・・0じゃない・・・と云いたいが、讀賣。

2009年10月4日日曜日

ジャパ・ヨーガク~バババ~

 中川昭一氏死去。しかし、なんぼ、海外でアルコールでチョンボしたから云うてあれほどマスコミにボロクソ云われたら、そりゃ、かよわいおっさん、死んじゃうわなあ。政治家としての能力は並でなかっただけに惜しまれる。合掌。

 なんか、なんぼタイガース相手にエエ試合しても、讀賣とやったら、元の木阿弥、なんとかならんのか。それにひきかえ、楽天ゴールデンイーグルスのすばらしさよ。
 さて、スワローズが負けたらそのまま、ふて腐れて、ここほったらかしにして、そのまま、寝てしまうというのがこのところのパターンであって、自分でもなにしてるのかわからなくなったが、ここは、歌謡曲を毎日聴いて、その感想文を書く・・・という地味でしんどい、なれどそれはそれは崇高な精神に拠って始めたことを思い出したのである。

 今日は久々に、スゴいアルバムを紹介する。

ジャパ・ヨーガク~バババ~ [Compilation]
 以前、欲しいけど今金無いから、せめてアマゾンのリンクだけでも忘れんとこ、ちゅうかんじで載せてたアルバムである。
 題名が題名、ジャケットがジャケットなので、あのレディ・メイド系の無理矢理「オシャレだろ?どや?どやどやどや!!」的押しつけがましい下品なヤツかと思てたが、聴いてみて吃驚仰天。

 ミックステープやクラブでかける時みたいに曲間なし。ところどころBPMあわせてつなげている。


 のっけから、フランキー堺の激しいドラムスが炸裂する「シング・シング・シング」で始まる。知っている人は知っているだろうが、俳優やコメディアンであると共に日本有数のドラマーであったのだ。

 「シング・シング・シング」から三ツ矢雄二「フォー・ブラザース」という曲につながるのだが、このつなげ方、まさに「妙」。ごく自然にいつのまにか、三ツ矢雄二のもう忙しくてどうしようかという感じの疾走感溢れるけど、トホホな歌詞の「フォー・ブラザース」が来るわけだ。そっから、おなじみ「黄金の七人」のテーマが、多分伊集加代が入っとると思う(未確認)がスウィフト・ファイブ・プラス・オール・スターズのせっぱつまったようなスキャット(どう聴いても伊集加代だと思う)によって、聴いているとテンションがどんどん上がってくるわけだ。
 で、テンション上がったところで、次が、いきなり、厳かにクラシック。「ベートベン 弦楽四重奏曲第四番ハ短調OP18の第一楽章より」がついたボニー・ジャックス「夕日に祈る」。ボニー・ジャックスのコーラスが入るとクラシックながらも変なノリがついてくる。CMソングっぽいが未確認。
  まあ、ここまで、ジャズとクラシックでそれはそれで、ノリノリなのだが、やっぱ、馴染みの音が聞きたいと思ったとこで、ばしっと、オーティス・レディングがオリジナルの「ハ・ハ・ハ」。まあオレはリンド&リンダースのカヴァーで「馴染み」なのだが、ここでは、ザ・ソウル・ギャングというグループでのカヴァー。女性ヴォーカル。

 「バットマン」、ピアノのカッコいい「バラバラ」。鈴木邦彦とビート・ポップスメン。ライナー載っていないので詳しいことはわからんが、

  次がノリをロックンロールというかロカビリーに持っていて、ほりまさゆき「バマ・ラマ・バマ・ルー」でちょいとプレスリー入ったところで、キャロル風イントロカッコいい「監獄ロック」、ザ・ピーナッツだ。
 そっから、またもやフォービートに戻して「イン・ザ・ムード」、ところが、スマイリー小原とスカイライナーズのこのバージョンは掛け声がロカビリーしてて、大騒ぎ。ゴキゲン、である。


 次はぐっと落ち着いて、江利チエミの「マリーナ」。最初はしずかにヴォーカルだけで始まって、ドドンパっぽい賑やかな演奏が入る。それもそのはず、演奏は、「見砂直照と東京キューバン・ボーイズ」だ。

 スリー・グレイセスの「カレン」と続いて、こっから、先は、オレがクルマの中で永遠リピートして聴く4曲になる。 ピーナッツがスキャットだけで、フランシス・レイの「パリのめぐり逢い」。「男と女」のクロード・ルルーシュ監督の映画音楽で、おそらく、耳タコもんだが、まあ、下手すれば、同一曲歌世界一というのがあれば、このザ・ピーナッツのヤツはその一位か二位に入るだろう。素晴らしい。ピーナッツのこの手のもんにありがちな、民謡臭さが皆無である。


 さて、さて。
 この次がスゴい。このアルバムで一番である。
 中村晃子の「白い恋の炎」だ。

 バッハの「トッカータとフーガ ニ短調BWV5650」のパイプオルガンのバラバーバラバーで始めて、北村得夫が作曲編曲したヤツを橋本淳の歌詞で中村晃子がヴォーカルをのせる。また、その歌詞がエエんやなあ。ふられたオンナが何故か恋人たちがいちゃついているクラブに迷い込んで、死にたくなる歌・・・要約してしまうとそうなのだが、「恋は恋なのね、愛にはなれない」とかエエわぁ。
 
 今、調べたところなのだが、1971年に出した「 アタック・シューベルト」というアルバムに入っている曲であるそうである。ホンマ、ザ・ピーナッツみたいに中村晃子のアルバム毎復刻してくれへんかなぁ。
  続いて、「夢みるシャンソン人形」。ミッチー・サハラのバージョンである。これもミッチー・サハラのバージョンは初めてだが、日本語部もフランス語も部もたどたどしくなく、しっかり歌っており、またそれはそれで味がある。


 最後のシメはやはりこの人です。伊東ゆかりの「 あたしのベビー」(漣健児訳詞東海林修編曲)。

 「あたしのベビー」は大好きな曲で伊東ゆかりのこのバージョンはオレは弘田三枝子の次ぎに好きである。

 ピアノ線みたいにしなやかにしたたかに歌うようになる前の伊東ゆかりで、儚げな感じさえする。この胸キュンソングの権化みたいな曲にぴったりである。

 ライナーとかついてないし、曲の情報もいつの曲か書いていない不親切なアルバムであるが、あらためて、「古いもの」の「新しさ」を感じまくったアルバムであった。みんな知っていると思うが、実はこれから先「新しいもの」はどんどんなんぼでも出るだろうが、古くさい焼き直しなもんばっかなのである。

 

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