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2008年2月27日水曜日
引き続き、読書モード
2008年2月25日月曜日
誰も知らない 世界と日本のまちがい 自由と国家と資本主義; (松岡 正剛)
ああ、寒かった。本日は歯医者。ようやっと、3本中2本終わる。
まあ、しかし、思うに、クルマでまっすぐ走っていて、対向車線におるクルマが突然ぐにゅうううっと曲がって、こっち車線に来たら、誰でもまあぶつかってしまうわなあ。もちろん、陸の上の話。海の上じゃどうなるのか、そこんとこ、はっきりさせて欲しい。
寒いんで、週末は読書にいそしむ。山田風太郎の「妖説太閤記」("妖説太閤記〈上〉 (講談社文庫)"、"妖説太閤記〈下〉 (講談社文庫)" (山田 風太郎))読み終え、ノリがついてしもた。
秀吉については、なんか、スゴく興味が出てきた。この本では、もう最初から秀吉が性的コンプレックスを持ってたということで、天下獲りも朝鮮征伐も全部、そのコンプレックスが行動の根本というみたては山田風太郎風。 オモロイが、光秀を倒し、死ぬまでたった16年という事実には、やはり、スゴいと思う、天下統一しともかく戦国時代に終止符を打ち国内に「平和」をもたらし、新しい体制を確立し、あとはもう、朝鮮出兵まで。ひたすら金を使いまくり。行動の善悪はともかく、どこにそんな金があったのだろう(秀吉の経済力中心にした堺屋太一の小説読んだが大昔なので忘れてしもてる)? 最初、秀吉が好きで次に信長が好きになり、やっぱ、家康はスゴいとなったが、ぐるっと一周してまたも、秀吉に興味が湧いてきた。
で、週末、松岡正剛の下の長ったらしい題の本を読む。
要はエリザベス1世(信長より1年上)あたりから現在までの世界史。もちろん「自由」「国家」「資本主義」がどういうものか、というのがテーマなので、それに影響する事象を中心に歴史をタテ・ヨコ・ナナメと自由自在に動きまくって抜き出すというスタイル。非常にわかりやすい。 あと、ワシらが学校でやった「世界史」、ちゅうのは、いかに「欧米史」だったか、というのがわかる。 まあ、前々から薄々思っていたが、「景気が良くなる」というのは、要する資源を使いまくり二酸化炭素出しまくりゴミがでまくる状態なんじゃないだろうか・・・というのにも、最後まで読めば、いくつかの解答の糸口が示されている。惜しいなと思うのは、なんで、今西錦司が出てこないのか。
まあ、この前読んだ橋本治の「日本の行く道」もそうだが、これからは、大量の水酸化カリウム用意しない限り「どうやったら、世界(日本)は後ろ向きに行けるか」ちゅうことになる。
"誰も知らない 世界と日本のまちがい 自由と国家と資本主義" (松岡 正剛)
2008年2月22日金曜日
裸足の恋
最近、わりかし、温かいんで、ともかく、眠い。同時にかなりアホになっているせいか、文章が出てこない。
クルマの中では、伊東ゆかり「裸足の恋」(昭和45年 安井かずみ作詞 川口真作曲)にハマり、けっこう聴きこんでる。まあ、もともと好きな歌手なので、なんぼでも書けるのだが、いかんせん、まとめてはよう書けまへんわ。
「裸足の恋」、暗い歌詞(雨の街の中でひとり裸足で待っている女の愚痴みたいな感じ)だが、ともかくその表現力に驚く。歌詞だけみるとひたすらに受け身の女性のことかと思いきや、声の中域がもう鋼のようにタフな彼女が歌うからか、逆にボロボロになっても愛にかける女の凄味すら感じる。そいで、その「凄味」がやがては、ポジティブなパワーに変換され、高らかに広がっていき終わっていく・・・まあ、うまく、まとめられなかったけど、そういう感じですわ。
60年代初頭翻訳ポップスの歌手としてブイブイならし、初めて「歌謡曲」に挑んだのが、昭和42年、あの大ヒット「小指の思い出」、それからの3年ほどの以下のとおり、スゴいのだ。
伊東ゆかり - Wikipedia 恋する瞳(カヴァー曲ではない。1965年本人がイタリアサンレモ音楽祭に出場・入賞したもの) 小指の想い出(1967年) 恋のしずく(1968年) 最高位1位、77万枚 星を見ないで(1968年) 最高位5位、34万枚 朝のくちづけ(1968年) 最高位6位、32万枚 知らなかったの(1969年) 最高位3位、37万枚 愛して愛して(1969年) 最高位17位、13万枚 青空のゆくえ(1969年) 最高位15位、15万枚 裸足の恋(1970年) 最高位12位、16万枚 わたしだけのもの(1970年) 最高位19位、12万枚 誰も知らない(1971年) 最高位9位、25万枚
これらの曲、どれも大好きな曲で、いっぺん、バシッと書いてやりたいもんだ。「恋する瞳」や「恋のしずく」やら以前、書いたことあるが、やっぱ今日みたいな感じになってしもた気がする。まあ、ハマった時が名曲、ちゅうことで、いつの日か、ハマった時その時書くと云うことで。ぼちぼちと・・今日はもう寝まっさ。
2008年2月19日火曜日
日記
今日は午後の休み、長田の駒ヶ林「あぐろの湯」へ行く。最近、散髪、といえば、ここへ行ってしまう。風呂〜散髪〜風呂というパターンがけっこう、気に入っとる。
ここの更新、間が空いてしまった。読み終えたら、感想文書いたろ、と、山田風太郎の「妖説太閤記」読み始めたのはいいが、まだ読み終えていないので、ホンマ書きようがない。まあ、「妖説太閤記」に限らず、豊臣秀吉が主人公の場合、本能寺の変までの、まるで、植木等みたいなイケイケどんどんで出世していく部分はオモロイので、すごいスピードで読み進めることができるのだが、関白になって、もう、ホンマ、アウトオブコントロール、好き放題、メチャクチャしはじめると、途端に、読んでるこっちはシラケてしまうんであーる。
まあ、こういったところで。
2008年2月15日金曜日
定吉七(セブン)は丁稚(デツチ)の番号の「解説」
ホンマ寒いでんなぁ。ストーブがんがん焚いても摂氏10度以上にならないこの一室で、見てはもらえぬブログを寒さこらえて更新しています。男心の未練でしょうか?・・
一週間ほど前、某所で「定吉七番」(1985年の角川文庫版)の解説を矢作の俊ちゃんが書いてあることを、知り・・というか、思い出させてもらい、当然のことながら、読み返したくなるも、オレのはもうどっかやってしまっているので、もう、いてもたってもおられず、近所のブックオフやらそれ系統のワケのわからん古本屋、片っ端から入って探索をするも、93年復刊の講談社文庫版しか見つからず(東二見で小林信彦「ドジリーヌ姫の冒険」を50円でげっと、三田で山田風太郎「妖説太閤記」上下各105円でげっと)、半ばヤケクソで、アマゾンで検索すると、あっさりみつかり、それも70円台のクソ安さ(但し、郵送料380円ぷらす)、思わず注文し、本編「殴り読み」しながら、矢作俊彦の「解説」を繰り返し繰り返し読んどるわけであるが。
定吉七-セブン-は丁稚-デツチ-の番号 (アマゾンでの角川文庫版へのリンク)
矢作俊彦の「解説」ちゅうのは・・・
東郷健がまだパリの下宿で水道電気止められアフガン難民にもらった毛布一枚で暖をとるような生活を送っていた時、訪れた矢作俊彦が、東郷健が書きためた原稿をみつけ、紹介していく、という形式なのだが、 そこで紹介される、ミュージカル用の台本とかプロットがめちゃくちゃオモロイのである。オモロイ、というより、ぱあああああああっと気持ちが自由になれるわけだ。
だいたい、タイ王室とダスキンのセールスレディによる「王様とタワシ」とか強制収容所でナチの親衛隊のタップと共に唄われる「人間石鹸、良い石鹸」が入った「マイ・フェア・ヒトラー」とか、いじめられっ子が松葉杖を手にして権力を持つ「ときどき駆ける少女」、上野アメ横で東北人によって繰り広げられるカサブランカ風ストーリーとか、ほれ、オレが好きそうな話ばっかが並べられるわけである。
ホンマにパリで東郷健の書きためていた(暖をとるため、すんでのところで燃やされるところだったが矢作俊彦が2000円出して救った)もんなんか、そいとも、矢作とのバカ話から生まれたプロットなのか、そいとも、矢作俊彦ひとりの暴走なのか、ようわからんとこがええ。
先日の羊水発言と謝罪会見とかで、心底がっかりしていたのだが、ホンマ、ともかく、表現者たるもの命がけで自由を行使してほしいもんである。地道にキューティ・ハニー唄っとけ。
本編の「定吉七番」そのものが007のパロディというか、「日本人は世界の丁稚である。しかし、それは考える丁稚である」という橋本治の「日本の行く道」に匹敵する高尚なテーゼによって構築された小説というか。オレが書くと歯切れ悪すぎるから、引用する
定吉七番- Wikipedia
定吉七番(さだきちせぶん)は東郷隆のスパイアクションコメディー小説シリーズ。基本的な設定は著名なスパイ小説および映画『007』シリーズのパロディである。
『定吉七は丁稚の番号』 (角川文庫、1985年) ISBN 4-04-161901-7 (講談社文庫、1994年) ISBN 4-06-185557-3 「ドクター・不好(プー・ハオ)」、「オクトパシー・タコ焼娘」の2作を収録。
『ロッポンギから愛をこめて』 (角川文庫、1985年) ISBN 4-04-161902-5 (講談社文庫、1994年) ISBN 4-06-185625-1 「ロッポンギから愛をこめて」を収録。
『角のロワイヤル』 (角川文庫、1986年) ISBN 4-04-161903-3 「角のロワイヤル」を収録。
『ゴールドういろう』 (角川文庫、1986年) ISBN 4-04-161904-1 (講談社文庫、1994年) ISBN 4-06-185696-0 「ゴールドういろう」を収録。
『太閤殿下の定吉七番』 (角川文庫、1988年) ISBN 4-04-161905-X 「秀吉の黄金」、「真昼の温泉」の2作を収録。
まあ、映画「太陽を盗んだ男」の主人公的立場になったら、まっさきに角川文庫に電話して東郷健の定吉七番シリーズ(小林信彦の「オヨヨシリーズ」も)は復刊させてやるんだが。そんなことしなくても、Yahoo!オークションやら、アマゾンやらこまめにチェック・・・・あ、だから、気持ちがちっこくなるのか。日ごと寒さがつのります、あああ津軽海峡冬景色。
2008年2月13日水曜日
佐良直美のゴールデン・ベスト
昨年の11月になって、ようやっと、佐良直美のゴールデン・ベストが出た。佐良直美のベストが出るのは、CDの時代になって初めて、というから、あれほどのメガヒットを持つ歌手としては、信じられない。
まあ、ワシら世代にとっては、小学生の頃、「世界は二人のため」(1967年)と「いいじゃないの幸せならば」(1969)が大ヒットし、テレビ、フツーに観とるだけでも、もう耳にタコができてついにはそのタコが発酵しついには酸っぱくなってくるぐらい聴かされたものである。あと、ドラマや紅白の司会など、まさに一時代を築いた歌手といえるだろう。
もうあまりにものヒットで、これらの歌は慣用句みたいになってしまい、ケンカしとると、「いいじゃないの幸せならば」と歌いながら仲裁が入ったり、山頂やら東京タワーやら展望台とかで街全部を俯瞰できる場所に行けば、思わず、「ふたりのためぇぇ、世界はあるの」とつい口ずさむありさまだ。こうした状態が、おそらく、10年は続いたと思う。
まあ、そうした、あまりにものtoo much感からか、歌謡曲ちゃんと聴くようになっても、佐良直美?もうエエわ状態が続いていたし・・・それよりなにより、オレの今後の人生、修行に励んで是非とも克服したい致命的な欠点「面食い」がかなりの部分作用していたことを、今さらながら謙虚に反省しておかねばなるまい。
1昨年だったか、「Japanese Bossa Nova 今宵歌わん」というコンピに入っていた「私の好きなもの」(1967年 永六輔作詞いずみたく作曲)というボサノバ歌謡に、骨の髄までヤられてしもた。声がボサノバにぴったしなのであーる。ソフトロックドライヴィンのビクター編に入っている「笑わないで」にもはまった。筒美京平の「ギターのような女の子」(1969年)も、大好きになった。ともかく、「世界は二人のため」(1967年)と「いいじゃないの幸せならば」(1969)以外の曲というだけで、スゴく新鮮にきこえてしまうのだ。
軽めに歌っているときは、低めの声にほどよくノイズが混じり、まあ、この時の声が曲の展開によって、ここぞと云うとき、そのノイズがさっと消え、芯のある声がすぅっっとどこまでも伸びていく、このあたりが、オレにとっての、佐良直美の歌の気持ちよさだろう。
てなもっともらしいこと書いてしもたが、今日は、このゴールデンベスト聴いていっているんだが、アカンがな、「いいじゃないの幸せならば」にはまってしもたがな。これは、ノイジーな彼女の声のまま、最初から最後まで、抑え気味に唄っているんだが、それだけで、歌のさまざまな表情を表現しており、これも、また、イイ。
ちゅうことで、ホンマ、「世界は二人のため」「いいじゃないの幸せならば」の二つの名曲があんましにもスゴいので、他の曲がマスキングされしもてるのかもしれん。CD化されていないスゴい曲が何曲もあるんだろうと思う。ゴールデン・ベストの、たかが21曲で収まる歌手じゃないわ。ボックスセットは買うのしんどいから、ぼちぼちとLP時代のアルバム、CD化していって欲しいものである。
ちゅうことで、あとは、ウィキペディアに任せる
ウィキペディア 佐良直美
あと、ゴールデンベストのwikiまでもでけていた!
ウィキペディア GOLDEN☆BEST_佐良直美
"GOLDEN☆BEST~忘れ得ぬ名唱・佐良直美~" (佐良直美)
世界は二人のために 1967
私の好きなもの 1967
星になりたい 1968
すてきなファーニー 1968
知らないで愛されて 1969
いいじゃないの幸せならば 1969
どこへ行こうかこれから二人 1969
生きてるって素晴らしい 1971
片道列車 1971
のんびりやるさ 1972
別れ話は背中にしてね 1972
花のフェスティバル 1972
夜明けの歌 1969
君待てども 1969
ありがとう 1974
ひとり旅 1976
速達 1976
時計館 1977
愛の消しゴム 1978
テネシー・ワルツ 1970
リリー・マルレーン 1976
あと、下のが先に出た。まだ聴いていない。
"〈COLEZO!〉ビクター流行歌 名盤・貴重盤コレクション(16)素晴らしいフォークの世界" (佐良直美)、
2008年2月12日火曜日
テスト
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2008年2月11日月曜日
日記
Macのメモリ届く。FB-Dimmというタイプ指定なのだが、メモリ値崩れしている状況で、このタイプだけ今まで、クソ高く、とても手が届かなかったが、ようやっと。落ち着いてきたかな、という感じで。その中でも、オレが検索しまくった結果一番やすかったのは、(アップル・マック専門店 キットカットオンラインストア)さん。まあ、今後、もっともっと安くなるかも知れないが。
一昨日注文して本日届いた。 取り付けに一苦労すると思ったが、あっさり。これで、総5GBのメモリ。
さて。そろそろプロ野球もいろいろ話題が出てきている。
宮崎に行かれていた方にメールを頂いたが、グライシンガーという讀賣の投手、すっかりチームに溶け込んでいるようで、喜ばしい。まあ、ケガに気をつけることは一番だが、やはり、シーズンに入って、若い選手主体のチームにボコボコに打たれて途中で帰国、という羽目にならないよう願うばかりである。
あと、気になる選手として、ラミレスという外人選手も加入したそうである。オレが知っているラミレスといえば、もちろんMLB屈指の大選手、レッドソックスのマニー・ラミレス選手だが、まさか、ホーナーとかジョンソンじゃあるまいし、そんな大選手がいくら天下の金余り球団バブルの亡霊球団内資系ハゲタカファンド球団讀賣が金を積んだとはいえ、加入するものだろうか。「ラミレス」と名前だけしか今のところわからないので、詳しいこと、知っている方おられたらご教授の程、畏れ入りますが、お願いします(ちょっと、しらこい、か)。
今の時期、勝負は二の次三の次なのであるが、本日は、相手球団が非常に人間的にでけた球団だったので、東京ヤクルトスワローズは最高のかたちで、試合をとおして調整ができた。チームがなんとなく、締まっているような感じがした。
はっと、気がついたが、このところ、昭和歌謡ネタ、皆無だった。気合い入れ直そうっと。
2008年2月10日日曜日
日記
昨日は雪がこちらでも降った。ホンマに温暖化なのか?
で、今日は、おとなしく、クルマのワックス掛けをして過ごす。2週間ほど前塗ったシュアラスターのクリスタルシールド、まだまだ効いているみたいだが、いわゆる、追い打ち。今回はフツーに固形の方で。二年ほど前買ったものだが、まだ、残っとる。三ヶ月に一度ぐらいしかかけていないが、そいでも、2年経ってもまだ数回分は残ってた。固形は塗るの面倒くさいが、一番経済的かも知れん。4年目のクルマだが、けっこう、ピカピカになった。
2008年2月7日木曜日
日記45
すっぴんで、泣いておって、引退宣言かと思えば、謝罪であった。事情を知らんかったのだが、何でも、失言をしたそうで、それがエラい大騒動になっとったわけである。ただし、「失言」なのだ。男と駆け落ちして失踪し番組に穴をあけまくった、とかじゃないんであーる。
そやから、オレは今の音楽がもうひとつ信用でけへん、ちゅうのよ
確かに、完全な無知による発言である。ぶっちゃけ、アホである。でも、歌手って、「アホ」であってもかまへんのでなかったか? 歌さえちゃんとしてたら。 まあ、こういう発言でもちろん傷つく人はぎょうさんおる、でも、アホがアホゆえに、する発言まで、まともにとって、怒るのはどうかとも思う。粋に「あの子、ホンマにアホやなあ」ですまへん・・・・やろなあ、街頭インタビューで怒っている人、本気で怒っておるわ。
こういう謝り方が必要と云うことは要するに、彼女、個人名で活動しているが、個人名のようでいて、実は沢山の人たちの集まりである「プロジェクト名」、下手したら、会社みたいな組織体、ちゅうことであろう。だから、こういう責められ方をするし、実際、CMキャンセルとか名前を売ったパチンコメーカーとか、この失言による被害はお金の額に換算でけるわけである。たくさんの人に迷惑をかけることになるわけである。。
「歌」が歌が作る世界以外に邪魔されてしまうのは、裏を返せば、「歌」が歌以外の余計なもんに依存しまくっているということ。今まで、感動しまくって聴いていた彼女の音楽が、この発言を境に、聴くのもイヤになり、謝罪をして涙見せたら、その途端、彼女の音楽が再び、心にしみ入ってくる・・ウソや。音楽ってそんなもんじゃないだろう。
ホントにイヤな事件である。
こういうイヤなことが起きると、清涼剤的に早川義夫さんの日記を読みたくなるわけだ。
今日の名言
僕も若い時、50、60、70歳の人の気持ちは全然わからなかった。自分より年上の人はみんな別世界の人に思えた。ところが、この歳になって初めてわかったことだけど、いくら歳をとっても20歳の頃と、心の中は何ら変わらないのである。こんな悲しいことはない。こんなにみじめなことはない。
[From 早川義夫 日記45]
40になってから、うすうすそうじゃないか、と思っていたこと、ズバリ。
意識的に「老け」ないとダメだ、ちゅうことやな。