2025年8月16日土曜日

2009/06/16 おねだり!!マスカット第11回、と昭和ガールズ歌謡東芝編に関していささか 中途半端に

2009/06/16 「おねだり!!マスカット第11回、と昭和ガールズ歌謡東芝編に関していささか 中途半端に」

 リンク切れ直し、アルバムの曲名追加した。既に入手困難になっているけど、それはそれ。 1960年代の昭和(昭和35年から45年まで)が好物のオレにとり、1971年の曲が入っていると、ブーたれている。まだ、当時のオレは、牧陽子の「本牧ディスコティック」(1976年)に出会っていない。夜、自転車で海岸を疾走。BGMはイルリメのLive at Netの”A"。瑠璃群青色の空で流浪。

 

 月曜日。マスカットの日であった。ちゅうので、またもやYouTubeで鑑賞(おねだり!!マスカット第11回)。
 ようやっと二期生が一矢報いたといったところか。あと吉沢明歩の新コーナーも良かったし、Rioの「NEWS Rio」が復活した。まあ、オモロかった。

 しかし、それよりもなによりも、オレの中では谷啓植木等岡八郎花紀京人生幸郎ビートたけし以来の「出てきただけで、笑う準備オーケー状態」になれる、小川あさ美が「泣かせたら10万円コーナー」に涙もろい麻美ゆまと蒼井そらとに登場。二回目かな。

 小川あさ美、今や、オレにとって、何でもいいから一言でも、口から発せられるたびに、こちらは笑いの発作が起きてしまう。まさに、笑いのミダス王というべき存在である。

 スザンヌやら、とか違って、好感度をどうのこうのという小賢しさが一切ないので、さっぱり、すっきり、気持ちいいのである。カシコは勉強したり努力と根性で誰でもなんぼでもなれるが、いかなる天才であろうと誰がどんなに頑張っても「小川あさ美」にはなれない。
 川村りかに思いクソ怒鳴られていた。

 最近、「おねマス」ネタ続きだが、今日は、ようやっと、昭和歌謡ネタに戻れそうである。



 "昭和ガールズ歌謡 レアシングルコレクションEMI編~大人の匂い/もやもやしちゃうの~" (オムニバス, 黛ジュン, 小川知子, 大形久仁子, 松平ケメ子, 鍵山珠里, 槙みちる, 千丘真弓, 三浦恭子, 渚ゆう子, 梢みわ)

選曲鈴木啓之

1.もやもやしちゃうの (九重佑三子)
2.レモンのデイト (ヤング・シスターズ)
3.くやしいじゃないの (森山加代子)
4.やさしくしかってね (和泉雅子)
5.プロポーズ・ロックン・ロール (キューティー・Q)
6.何故かしら (奥村チヨ)
7.黄色いレモン (リトル・パティ)
8.大人の匂い (恵とも子)
9.やさしくしてね (永田克子)
10.好きなのに好きなのに (黛ジュン)
11.あなたに夢中なの (小川知子)
12.二人だけの太陽 (大形久仁子)
13.私がケメ子よ (松平ケメ子)
14.涙は春に (鍵山珠里)
15.恋はす早く (槙みちる)
16.ふたりの秘密 (千丘真弓)
17.嘆きの湖 (三浦恭子)
18.恋のくちびる (渚ゆう子)
19.素直な恋 (梢 みわ)
20.好きな人 (ザ・パピーズ)
21.夕焼けは知らない (牧 麗子)
22.なぜ、人はどうして (内藤圭子)
23.土曜日はしあわせ(小鹿ミキ)
24.危険ないいわけ (バーズ)
25.おしゃべりタンポポ (小橋玲子)


 1965年九重佑三子から1971年の小橋玲子まで。71年のものを入れるのが1965年生まれの鈴木啓之氏であろう。オレなんかはひっかるが、何故引っかかるか書くと収拾が付かなくなるのでやめる。
 昭和ガールズ歌謡。このシリーズは今までいくつか出ているが、これは東芝(EMIミュージックジャパン)バージョン。
 日曜日、クルマの中で聴きまくった。

 馴染みの歌手が多く、聴いたとたん、しっくり来たというか、素直に耳から音が入ってくるし、最初聴いたときピンと来なくても何度か聴いてるうちにじっと馴染んでくるというか。ひさびさに、無理しないでアルバム一枚、何度も、聴けましたわ。
 
 まあ、このシリーズ、どないしても、あの名コンピレーション「キューティーポップ」シリーズを最初に聴いてからの方がいいが、東芝版「ピンクリップスティックエディット」をはじめとして殆どが廃盤。

 

 しかし、さすが東芝、黛ジュンやら小川知子渚ゆう子森山加代子やらのメジャーどころが入っているから、というわけでもないだろうが、かなり楽しめる内容である。


 今のところオレが一番気に入ったのは、三浦恭子の「 嘆きの湖」あたりかな、「女は生きるために死ぬ」のB面である。

 まあ、もうちょっと聞きこんでからまた詳しく書くつもり。

 


 あと、今気がついたのだが、やさぐれ歌謡っぽいヤツあつめたシリーズ「歌謡曲番外地」も新しいのが出てた(明日発売予定)。

 東宝レコード女優編の方、例によって例の如くささくれだって乾いててしかも濃いみたいだが、そうした世界とは逆立ちしても無縁な酒井和歌子とか内藤洋子とか「やさぐれ」じゃない女優のがいっぱい入っとる・・・東宝・・・ちゅう映画会社ほど「やさぐれ」からはほど遠いのではないか?? まあ、どんな感じなのか、楽しみ。
  

"歌謡曲番外地 東宝レコード女優編~不良少年-さすらい-" (オムニバス, 梅田智子, 柏木由紀子, 酒井和歌子, 内藤洋子, 青木英美)



 、

  1. 不良少年 -さすらい-/青木英美(作詞:生沢夏彦 作曲:島光示)1971.2. 02.
  2. 不良少年 -ジロー-/青木英美(作詞:生沢夏彦 作曲:島光示)1971.2. 03.
  3. 朝がしらじら明けるまで/青木英美(作詞:ヒロコ・ムトー 作曲:丹羽応樹)1972.1. 04.
  4. 淋しさを残して/青木英美(作詞:ヒロコ・ムトー 作曲:丹羽応樹)1972.1. 05.
  5. ひとつの年のかわりめに/青木英美(作詞:あらいけれいに 作曲:丹羽応樹)1972.6. 06.
  6. 恋のあしあと/青木英美(作詞:あらいけれいに 作曲:柊京介、新倉一夫)1972.6. 07.
  7. 唇かんで/梅田智子(作詞:高水陣 作曲:北野ひろし)1970.11. 08.
  8. バラの花ひとつ/梅田智子(作詞:高水陣 作曲:北野ひろし)1970.11. 09.
  9. 恋のサンフランシスコ/梅田智子(作詞:F.アルベール 訳:島村葉二 作曲:R.ジャノウ)1972.7. 10.
  10. おかしな恋人/梅田智子(作詞:ヒロコ・ムトー 作曲:吉田勝善)1972.7. 11.
  11. 北国のわたしは幸せ/柏木由紀子(作詞:下平高子 作曲:木下雅夫)1970.11. 12.
  12. いっしょにあなたと/柏木由紀子(作詞:下平高子 作曲:木下雅夫)1970.11. 13.
  13. ごめんなさい/柏木由紀子(作詞:小川悠一朗 補作:高水陣 作曲:小川悠一朗)1971.8. 14.
  14. ひやかさないで/柏木由紀子(作詞:岩谷時子 作曲:小川悠一朗)1971.8. 15.
  15. 瀬戸の夕焼け/酒井和歌子(作詞:阪口宗一郎 作曲:田辺信一)1970.10. 16.
  16. 水玉もようの雨/酒井和歌子(作詞:山口あかり 作曲:田辺信一)1970.10. 17.
  17. MY LOVE…THE SEA/内藤洋子(朗読)(作詞:水嶋哲 作曲:喜多嶋修)1971.8. 18.
  18. 海と空と私/内藤洋子(朗読)(作詞:水嶋哲 作曲:喜多嶋修)1971.8. 19.
  19. お伽噺/内藤洋子(朗読)(作詞:水嶋哲 作曲:喜多嶋修)1971.9. 20.
  20. やさしい感じ/内藤洋子(朗読)(作詞:水嶋哲 作曲:喜多嶋修)1971.9.




"歌謡曲番外地 東宝レコード女優編モア~あなたって凄いのね" (オムニバス, いぬいなおみ, 森るみ子, 松村幸子, 加藤小代子, エミー・マーガレット, 鹿島とも子, 聖ミカ, 松島トモ子)


01. あなたって凄いのね/エミー・マーガレット(作詞:川内康範 作曲:三佳令二)1970.12.
02. 夢をちょうだい/エミー・マーガレット(作詞:川内康範 作曲:三佳令二)1970.12.
03. 恋人たちの場所/聖 ミカ(作詞:山口あかり 作曲:筒美京平)1971.1.
04. 貴方を返して/聖 ミカ(作詞:山口あかり 作曲:筒美京平)1971.1.
05. コーヒーと仔犬/松島トモ子(作詞:藤 公之助 作曲:都倉俊一)1971.2.
06. 独占(ひとりじめ)/松島トモ子(作詞:藤 公之助 作曲:都倉俊一)1971.2.
07. こどもの目/松島トモ子(作詞:阿久悠 作曲:森田公一)1972.3.
08. 明日の午後ならいいわ/松島トモ子(作詞:阿久悠 作曲:森田公一)1972.3.
09. 私は私の知らない女になったの/いぬいなおみ(作詞:みなみらんぼう 作曲:山屋清)1971.1.
10. 幸せの涙/いぬいなおみ(作詞:みなみらんぼう 作曲:山屋清)1971.1.
11. ナオミの夢 /いぬいなおみ (作詞:訳詞:片桐和子 作曲:D.KRIVOSHE)1971.4.
12. 白いパンタロン /いぬいなおみ (作詞:有本暁美 作曲:有本暁美)1971.4.
13. めぐり逢うために/森 るみ子(作詞:山上路夫 作曲:平尾昌晃)1971.1.
14. 一年前の街角で/森 るみ子(作詞:山口あかり 作曲:平尾昌晃)1971.1.
15. 13日の金曜日/松村幸子(作詞:深澤健三 作曲:赤星建彦)1971.2.
16. 横をむいちゃいや/松村幸子(作詞:石井祥子 作曲:赤星建彦)1971.2.
17. 天使のともしび /松村幸子(作詞:岩谷時子 作曲:いずみたく)1970.11.
18. 涙の星・愛の星/松村幸子(作詞:岩谷時子 作曲:いずみたく)1970.11.
19. 箱根スカイライン/加藤小代子(作詞:樋詰喜代子 作曲:小川よしあき)1972.5.
20. あこがれ/加藤小代子(作詞:伊藤アキラ 作曲:小川よしあき)1972.5.
21. あなただから許せるの/鹿島とも子(作詞:千家和也 作曲:馬飼野俊一)1973.3.
22. スキャンダル/鹿島とも子(作詞:片桐和子 作曲:井上忠夫)1973.3

 



 はっと気がついたが、テレビにしろスケバン映画にしろ、また音楽にしろ、たくさんのおんなのこがいっぱい出てるのが、要は好きなだけなのかもしれん。


 「キャンディーズの中で誰が好き?」「ラン・スー・ミキ、三人とも」

「ピンクレディーではどっち?」「どっちも好き」

 

・・・てな人生高校生時分から歩いとる人間やから、まあ、「性(さが)」ちゅうか「業」ですわ。ちなみにマスカットの中では・・・二期生含め、全員好きである(小川あさ美は別格)。

2025年7月26日土曜日

なんと!恋のサイケデリック 鈴木いづみ 2017年4月28日

 (2017年4月28日分、鈴木いづみ短編、「恋のサイケデリック!」を読みながら、出てくる曲を聴こうというまったく意味のない、文章。持っていないアリスやら田原俊彦なんかは、ネット検索しまくったのを思い出す。  グループ・サウンズというものが、葬り去られた時代1982年の作品。YMOなんか、一言、「吐き気がする」やもんなあ。「無内容の極地」というパンチライン。痺れる!)


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 ブログで育った男やさかい、ブログをよう捨てん、ブログで育った男やさかい、ツイッターへはようついていかん。
 いくでぇ。

 本の自炊、やってて、お!これこれこれよこれこれと思うヤツがやっぱあるわけで、思わず読みふけってしまう。
 
 鈴木いづみの「恋のサイケデリック」(恋のサイケデリック! (1982年) (ハヤカワ文庫―JA)


 今はこっちで読めます鈴木いづみコレクション〈3〉 SF集(1) 恋のサイケデリック!
)である。
 1982年(文庫本出版時)なのである。


 しょっぱなの短編「なんと!恋のサイケデリック」は、おそろしいことに、ザ・デイビーズの「恋のサイケデリック」の歌詞の世界にインスパイアされたと思われる「SF」なのだ。

 まあ、当時、オレ、読んで、どう思ったのだろう? アホだったんで、覚えていない。もちろん、SFとして読んだので、多分、ここに出てくるグループサウンズの数々まで、鈴木いづみがでっちあげた架空のもんかと思ってたかもしれん。

 そう、1982年当時、グループサウンズは闇に葬り去られ、無かったことにされた、ジャンルであった。


 自炊して、読んで、狂喜乱舞した。

 出てくる出てくるグループサウンズ、それも、B級GS、いやもう、カルトGSとして後世、再評価されまくる名曲の数々が。


 そして、GSとは何か、というものに、ばっさり、次のように。


 「ひとくちでいえば、音楽性はわけがわからない。無内容の極地。・・・・・今現在のルースターズやモッズがGSよりおちるのは、ある程度の音楽性はあるからだ

  GSは「無内容の極地」・・・いやあ、スカッとしますな。まさに、だから、好き。

 小説には、ちゃんと、1971年ゴールデンカップス末期というか解散状態に、ゴールデン・カップスのグルーピーを引き継ぐシーンとかあって興味深いが。


 あまり小説の感想を書きたいというより、鈴木いづみの「グループサウンズの聽き方」、というのが興味があって、一応、作中にでてくる、主にグループサウンズの曲名と、グループ、主人公れいこの感想を抜き出してみた。実は数カ月前からちょぼちょぼやってたんだが、抜けとかありまくるし、Youtubeで元歌リンクしたいのだが、それやると、いつになるかわからないから、とりあえず。

  GSだけじゃなく、小説の書かれた頃の、YMOやらストレイ・キャッツとかも出てくる。

 以下、曲名、グループ名、作中での主人公の感想等。例によって、抜けとかあるけど、ごめん。()はBGMだったりする曲。小説引用部分は、太字になってます。

 恋のサイケデリック ザ・ディビーズ

   



 君に会いたい ザ・ジャガーズ

 


恋はもうたくさん ザ・ダイナマイツ 


 ダイナマイツの「トンネル天国」のB面。A面よりはるかにすぐれている。(じつは、バックはスタジオ・ミュージシャン)リズム&ブルースで、しかもシャウトしていない。わざと。

 歌い出しは「キザなセリフで恋におぼれた」という。

 うわっ、と声をあげて、れいこはよろこんだ。そのつぎは、ずうずうしくも「おまえの好きなおれのくちびる」だって。

 いいわ、いいわ。このうねぬぼれさかげんが、まさにちやほやされている男の子という感じで。グルーピーが寄ってくるのを「うるせえな!」とけとばしている。泣くのは女の子なのに、本人がつらいみたいに、うまく、ごまかしている。女の子は最後に「おれのからだ」にすがりついてくる。 

 君だけに愛を ザ・タイガース

 あなたが欲しい ザ・ハプニングス・フォー 
  

上品ぶった少女趣味が全盛だった。

 愛のリメンバー ザ・バニーズ


  「「恋はもうたくさん」 ザ・ダイナマイツ、『愛のリメンバー』 ザ・バニーズうわーッ、すごーい!ほしかったのよ、こういうの。どうしたの?持ってなかったでしょ、こんなレコード」

 エミー・マイ・エミー ザ・ボルテージ
  このヴォーカルの声質がよかったのよね。ショーケンのまねして。

 (午前三時のハプニング ザ・ゴールデン・カップス)
 (モージョワーキン、スプーンフル、ショットガン、59番橋の唄、ブラック・イズ・ブラック )

 哀愁でいと 田原俊彦
 君に贈る言葉 田原俊彦(+近藤真彦+野村義男) 

土下座するしかない。負けました。かないません。かんべんしてください。

 (オレは武田鉄矢の贈る言葉のカヴァーか、と思ったらちゃいましたわ・・・。動画観て、オレも同じこと思いました。かんべんしてください!)

 

(狂った果実、エスピオエナージ アリス)

 れいこはわらいころげた。のたうちまわった。画面を指さして「最高、最高」と叫びながら。

 


マイ・ラブ、マイ・ラブ ザ・ヤンガース
  息を詰めて歌ってるような、密度の高い引き締まった声質、非常にきれいなヴォイスだ。テクニックもすぐれている。「わたしGSには抵抗できないのね」

 


恋よ、恋よ、恋よ ザ・タックスマン 
  どうしようもなく強力だったアリスのイメージは、ここでぬぐいさられた。

 ダンシング・ロンリー・ナイト ザ・ジャガーズ 
  ジャガーズのリード・ギターの沖津ひさゆきは、日本でファズを使った。曲は「ダンシング・ロンリー・ナイト」・とたんにミキサーがとびだしてきて、「アンプがこわれてる!」と叫んだ。

 (出船、とおりゃんせ、母の歌、子守歌 ジ・オックス)  (もう一度人生を ザ・ゴールデン・カップス)

 (あなただけを ジェファーソン・エアプレイン)
 (ふたりのシーズン ゾンビーズ)
 (絶望の人生 ポール・バターフィールド・ブルース・バンド)
 (シーズ・ノット・ゼア ザ・ゾンビーズ)
 (ラブ・ポーション・ナンバー・ナイン ザ・サーチャーズ)

 涙のランナウェイボーイ ストレイ・キャッツ  夕日(陽)と共に ザ・ワイルドワンズ

 


ライディーン YMO 
  吐き気がする。

 東風 YMO
 これなんですか スネークマン・ショー
 ケメ子の歌 ザ・ダーツ
 帰って来たヨッパライ ザ・フォーク・クルセダーズ
 

 「わたしはちっともよくないわ」「どうして?おもしろいじゃない!」「だってコミック・ソングだから。ひとをわらわせるためにつくってるからよ。まじめにやってて、それこそいっしょうけんめいに本人たちはやっているけどわらえる、ってのが一番おもしろいわ」

  
 鈴木いづみの1970年あたりの動画。この1年後、ゴールデン・カップスのグルーピーになるんか・・・。長編「ハートに火をつけて(誰が消す)」の方がそこいらは詳しい。

2025年7月24日木曜日

2010/09/28分の修正

 2010/09/28分の修正。鳥取まで行った早川義夫のライブと、弘田三枝子のジャズナンバー「Ruby」、そして、「世にも奇妙な物語」のフェリーニのパート。と、全然異なったもんを無理やり強引にいっしょくた、にする、というオレ。

 そうなのだ。早川義夫は「別格」なのだ。http://ja.wikipedia.org/wiki/黒澤進)。

 

 それが証拠にまあ、三日め、早速フラッシュバックが来る。

92年のリー・ペリー初来日ライブ以来である。あの時はどでかいウーファーに密着してたため、ド低音の音圧のせいもあるが。


  「自分をわからないのに、他人がわかるわけがない」(「批評家は何を生み出しているのでしょうか」作詞作曲早川義夫より引用)。生で聴いた早川義夫の言葉だ。それが、いまごろ突き刺さって来やがった。ほんま、キツいわぁ。


 たるいライブやコンサートなら「感動をたくさんもらいました」とへらへらしてたらええけど、ホンマのライブが終わったあとは、くたくたになり、その肉体的疲労は快感になるかもしれんが、くたくたになった心の方は、喜びは喜びだが、むしろ「よくもこんな目にあわせやがって」という怒りに近く、それが、ぐるぐる心の底で渦巻いている。

 あたりまえだ。スワローズ負けた試合観ても、その腹立ちは翌日ぐらいまで残るのに、ライブの場合、打ちのめされたのは「自分」なのだから。
 
  そうなのだ。早川義夫は「別格」なのだ。


 いろんな人がいろんな人と比較したり並べられているが、声の耳にこびりつき度からいうて、美空ひばりとかに近いのではないか、とか生意気なことつい書いてみたいやん、ファンとしては・・「自分をわからないのに、他人がわかるわけがない」(同上曲より引用)・・・・・な、キツいやろ。ま、そもそも、オレ批評家でもなんでもない一市民やから、関係ないと云えば関係ないのだが。

 いつもの日常に戻ろう。戻らなアカン。

 戻れんようになったら困る。月末だし、10月からは税金の季節だ。タバコ買い置きしてへんし。タバコ、エコーに変える作戦もなぁ。

 
 スワローズ勝った。石川、やはり、エースである。これで13勝。開幕6連敗して、ふてぶてしくなった。苦しそうな顔イヤそうな顔が試合中ほとんど無い。頼もしい。


 それはそうと、ちょいと鳥取で耳にした噂なので確証がないし、また、確認する気もないのだが某チームにマジックが出ていたそうである。

 そのチーム、今日負けているのだが、どうなったのだろう。確証も確認もする気もないが。マジック点灯したのだから、フツーはいつもお世話になっている阪神ファンさんに祝賀メールの一本でも打たなアカンところだが、逆に落ち込ませたり怒らせたりするかもしれへんからなぁ。いやあ、気をつかいます。

 


 弘田三枝子の「Ruby」、昨日に引き続き、例によって、繰り返して聴きながら、心を整える。Ruby、どっかで聴いた曲と思うが、ひっかかったまま。ジャズのスタンダーズらしいのだが、そうした場ではなく、思い出せず、ひょっとしたら、とオムニバス映画「世にも怪奇な物語」引っぱりだして確認する。


 フェリーニが監督した「悪魔の首飾り」の下の表彰会場で突然そばに寄ってくる謎のおねえさまのシーンのバックに確かに「Ruby」が流れていた。


 ジャズに関してはほとんど知識0なので、知識が足りなくて、ホンマ、困る。
 「足りないのではなく何かが多いのだ」(同上曲より引用)

 そうなのだ。早川義夫は「別格」なのだ。




2025年7月20日日曜日

If Music Could Talk

 2013年09月17日分。<div>〜<p>、リンク切れ問題修正。

 めちゃくちゃ長文。そうか、「紅の流れ星」の聖地巡礼や、云うて、歩き回って、山手女子大に出て、どうしようもなくなったことを思い出した。



1ヶ月、2キロ減らせた。

 今日の「あまちゃん」はオモロかった。ゆいちゃんに火がつくシーン、歴史に残るだろう。

 今、クラッシュ、聴き返している人、世界で何人いるんだろう?
 英Amazonで買ったクラッシュの超豪華ボックス「Sound System」、今日着いた。送料込で81ポンドほどだった。

 うわぁ。ここ、すっかり忘れてた。

 そうか、渡哲也主演の「紅の流れ星」のDVDの感想書かなあかん、書かなあかんと思い、

 渡辺武信の「日活アクションの華麗な世界」を読み返したら、つい「太陽への脱出」観たくなり、観たら、つい悪ノリしてしもて、「嵐の勇者たち」観たら途中で寝てしまった。

 矢作俊彦の「夢を獲える檻」を読み返したら、背筋がピンとして、

 小林信彦も書いてたような気がして、氏の著作ひっぱり出しているうちに、「紳士同盟」見つけ、一気読みし、「続・紳士同盟」も勢いで読み、ぐっすり寝た。

 四方田犬彦「ハイスクール1968」での「紅の流れ星」が、「勝手にしやがれ」のパクリとして扱っていることに、心底腹立てて、あまりのことにねむれなくなった。けど、プール行っていたんで、肉体的疲労でぐっすり、寝た。

 本ばっか読んでたらアカン、

 映画は現場で撮られている、

 そうだ、外にでよう、と、

「紅の流れ星」の神戸部分46年後のロケーション・ハンティング試みたが、なぜか某女子大前の狭い細い坂道に入り、にっちもさっちもいかなくなり、校門前で引き返しながら、いやいや、この映画の中の神戸は、神戸でなく、あくまでも日活の「神戸」なわけで、そんな無粋なことして何になる、と思い、そのまま、県民プール行って、その夜はぐっすり寝た。


 それから、東京五輪は決まるわ、バレンティンはホームラン57号まで打つわ、台風は来る、で今日をむかえているわけであーる。




 今、クラッシュ、聴き返している人、世界で何人いるんだろう。



 クラッシュ、1枚目から聴き始めて、今、ロンドン・コーリングが終わって、サンディニスタ!に入るとこ。
 
 サンディニスタ!、まあ、人生を変えたアルバム、ちゅうのはウソ臭いんで使いたくないが、ともかく、オレの音楽の聴き方を変えたアルバムであることは確か。

 まあ、ぶっちゃけ、このアルバムと、ブラック・マーケット・クラッシュは、オレをレゲエの大海に引きづりこんだのだ。

 かわいそうに、オレはまだ、その大海のどまんなかで、迷子になって、途方に暮れているまま、である。


 当時のジャマイカのフォーマットに従った、ちゃんとしたレゲエが、たかが英国の白人パンクグループごときの商業アルバムにフツーに放り込んであるんだから・・。

 トロピカル風にしたくてレゲエやってみました、とか、

 今、一番、この音がナウイんだぜ、とか、

 これからはダブだダブだダブダブ!!!とか、

 わたくしはボブ・マーレイに崇拝しています信仰しています理解者です、ジャマイカも何回も行きました、じゃーらすたふぁーらい、とか、

 という当時、あまたあった「レゲエ」の扱い方を一変する、「そこいらにある」音楽の一つとしての「レゲエ」だった。

  ラスタファリアンじゃなくても、ジャマイカ人じゃなくても、「そこいらにいる」連中、

 つまり、ど極東のど黄色人種のど日本人の

 育ちが良く(3秒ルールで拾い食いはするが)

 金持ち(パチンコに勝った時だけだが)で

 成績優秀(まあ、留年はしたけどね。全単位赤点すれすれ妙技)

 品行方正(日常的にサボりはしてたけどね)の

 ど大学生のオレが、フツーに好きなように聴いてもエエ、と思わせた、はじめての音であった。

 今からだからこそ、云えるが、パブリック・イメージ・リミテッドやポップ・グループやスペシャルズ聴いて、当時のオレが、ジャマイカの音楽の大海へ漕ぎ出せたか、と云えば無理であったろう。

 サンディニスタ!の例えば、「If Music Could Talk」とそのダブというかDJ版「Living In Fame」の甘ったるさがあればこそである。

 クラッシュも変なこと悩まんと、「サンディニスタ!」、この路線で行ったら、もうちょい・・・やめておこう。

 「キエるマキュウ」さん、今、オレの方はこんな感じで「Sound System」を聴いています。

 合掌。
 
 

2025年7月19日土曜日

ビートルズの「涙の片道切符」より小鹿しおりの「恋は片道切符」!!! 2007年10月4日木曜日

以下、2007年10月4日木曜日更新分。
リンク切れ修正したやつ。「ヘルプ!」 のDVD発売時。高いことに怒ってる。手当たり次第に歌謡曲ばっか聴いてた頃で、聴いたことのないスゲエ曲を発見しては、喜んでた頃。小鹿しおりの「恋は片道切符」発見し、何度も繰り返し聴いてた。「・・今更ビートルズ?」だった。
 htmlコード<div>ばっかで、<p>に変えようと思ったがしんどなった。
 世の中広いもので、小鹿しおり、ちゃんとしたディスコグラフィーがあった。

小鹿しおり(こじかしおり)ディスコグラフィ



小鹿しおり



 今日はクルマのオイル交換とか、雑事に追われる。なんか、60%引きで3リッターで3,500円強の100%化学合成のヤツいれてみた。アクセルが軽くなった気がしないでもないが。
さっきから、豪雨。

 うい、会わ、明日会わず。とっととお隣の半島、ひとつになったらええねん。但し、難民0でお願いする。

 スワローズ、ドラフトでスゴいピッチャー当てたけど、来年も、今年みたいに平気で連敗モードに突入するチーム状態なら(かなり弱気)、楽天の田中みたいな感じで連敗ストッパーとして大活躍してくれるとウレシいが、高井雄平の例もあるし、ケガとかしないで、じっくり育ててやって欲しいもんである。

ビートルズのGS映画(まあ、そういう感じ)、「ヘルプ!」がDVDで売られるそうだが、なんで、今頃なんかわからん。

 しかも、ビートルズ関連だけあって、クソ高い(25%引きアマゾン予約で4200円ほど)。

 デラックスエディションなんか、天文学数字(同じくアマゾンで14,000円ほど)である。オレが欲しくて、今必死に金策に走っているタイガースやスパイダース映画のDVDボックス並みである。

 確かにGS映画としてオモシロいヤツだが、しかし、きょうび洋画の名画なんか、980円とかでぼこぼこ売っているのに、ちょっと、納得いかんとこがある。まあ、お金持ちのマニヤの人が買うものだろうか。







ザ・ビートルズ ヘルプ!(スタンダード・エディション)



ザ・ビートルズ ヘルプ!(デラックス・エディション)

まあ、オレは、今のオレはビートルズより、スパイダースが好きです、タイガースの方がもっと好きなので、ビートルズの「涙の片道切符」より小鹿しおりの「恋は片道切符」(カヴァーじゃないけど)の方が好きな人間やからなあ。


とりあえず、名曲中の名曲、「恋は片道切符」が入ったアルバム。


幻の名盤お色気/キューティ・ポップ解放歌集:ポリグラム編 夜のメカニズム


2025年7月18日金曜日

「待ちくたびれた日曜日」考

過去分(https://raijun.blogspot.com/2007/10/blog-post_2.html)の修正。

 昨日の遠藤賢司のボックス、CD6枚組と書いたが、ウソでした。CD9枚組+DVD1枚の10枚組。そいで、定価で15000円強だから、極めて、太っ腹。でも、まあ、当分、気分はGSやからなあ。

 ずいぶん、前に買って、いっぺん、何か書いた覚えがあるかもしれんが、錯覚かも知れん(過去ログ、やっぱ、全部載せとかな、逆に面倒かもしれんな)、イタリアの(正確にはちゃうんだが、http://ja.wikipedia.org/wiki/ヴィッキー)歌手で60年代後半、「恋は水色」で一発あてるわけだ。




"恋はみずいろ~ヴィッキー・ベスト・セレクション" (ヴィッキー)



 この中に、「待ちくたびれた日曜日」という日本語歌詞((作詩小園江圭子/ 作曲村井邦彦/編曲利根常昭))のヤツがある。この曲、歌詞だけじゃなく、作曲の村井邦彦氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/村井邦彦)は、これがデビューらしい。和製フレンチ(になるのかどうかわからんが)として、かなりすばらしい名曲である。
 
 ただ、歌詞がスゴい。最初はオシャレな感じなのだが。

 「髪も綺麗にとかしたし 靴もぴかぴか光ったし あなたの~好きな香水も~探して買っておいたのに~」
 
 まあ、最初はこんな感じでまあ、けなげな状態。
 オレなら、すっ飛んでいくね。
 で、まあ、この段階で行っとけば、まあ、ええんだが、

 「犬もお風呂に入ったし、小鳥のカゴも塗り替えた、あなたの好きなアネモネもほどよく咲かしておいたのに」

 かなりエスカレートする。これは、こわい。
 動物関係、あっさり歌っているが、犬を風呂に入れたりするんは、かなり重労働だし、鳥のカゴ、塗り替えるちゅうたら一日仕事や。鳥を何処か別の場所に移さなあかんし、乾くまでまたなアカン。それに、ペンキ塗り自体、ムラがでたりして、かなり重労働だ、
 つぎ、あっさり「(アネモネ)ほどよく咲かしておいた」と書いているが、これも難しい。この段階では、かなりの労力が必要なわけだ。
 それも、まあ、この段階で行っとけば、散々イヤミ云われるかもしれんが、そこは、なんとか、ひたすら逆らったり口答えしたり変な言い訳しないで平謝り、努力すれば、ゴマカシが効くと思う。

 「テーブルかけもとりかえた、おかしもこんがり焼け上がり、あなたの好きなあの歌も、みんな覚えておいたのに」
 
 怖い。
 歌の方も、こっからちょっとキーが上がって軽い焦りみたいなもんが出てくる。
 この段階でひょっこり行くと、まあ、血を見るでしょう。まあ、オレがその待たせている男なら、かなり怖くなって行くのはためらわれる段階だ。
 まあ、歌詞はここで終わっている。それでも、待つ女の切なさが、「ドナドナ」レベルの、ぎりぎりのところで、オシャレに表現されているから、ええ。

 この後、さらに「待ちくたびれ」さえたら、どえらいことになるだろう。
 もう、スティーブン・キングの世界、もしくは「危険な情事」的状況といった、かなり深刻な展開が予測されるわけだ、ワシらオッサンはこうした曲からも耐えず教訓を学んでいかなアカン。

 この次の歌詞は当然
 「家具も全部処分したし、貯金も全部おろした、あなたの好きな夜の仕事に、探してかえたのに、」
 というのがあって、その後は、
 「斧もきれいに研げたし、地下室の鍵も頑丈にした、あなたの好きなあのお経も、みんな覚えておいたのに」
 てな感じ?

 ・・・しもた。オックス(http://ja.wikipedia.org/wiki/ジ・オックス)もこの曲カヴァーしており、それを聴いての感想を書こうと思ったのであった。あの赤松愛が歌詞そのまんまでヴォーカルとっており、上のような怨念とか感じず、まったく別の曲に聞こえるから不思議だ。まあ、幼稚園の先生を待つ園児、ちゅう感じか?
 
"オックス・コンプリート・コレクション" (オックス)



おまけ、ヴィッキーの「恋は水色」

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