2013年6月15日土曜日

6月15日

 あかん、勝ってもまぐれにしか思えないようになってきた。

 雨、ちゅうかようやっと梅雨らしい天候に。梅雨はキライであるが、梅雨すっ飛ばして夏が来ても、嬉しいこともなんともないことに、この歳にして初めて気がつく。



 昼、テレビ大阪の「たかじんのNo Money」観てたら、橋下市長生出演。
 
 番組終わりあたりに突然、水道橋博士が立ち上がり、番組降板させていただきます、とか行って、そのまま、帰ってもたこと。理由は最初の方で橋下市長に「小銭稼ぎのコメンテーター」(水道橋博士を名指ししたわけではない)呼ばわりされたこと。わけわからん行動である。途中で大阪のテレビだから、みたいな発言があったんで、肥大した自意識みたいなもんが見え、なんか、いやーな感じもした。

 橋下市長に云われた瞬間、ばっと立ち上がり捨て台詞、そして退場・・・なら、まだしも、カッコがつくのだが。議論に参加し、橋下市長に言い負かされておいて、途中からなんも言えなくなって挙句に・・・、ではみっとなさすぎるだろう。 あの凶暴なたけしの弟子のクセに、ケンカの美意識ちゅうのが無い。

 また、芸人のブンザイで、こうした状況で、笑いを取る努力すら、していない。シャレにしてしまう余裕もない。何年芸人やっているのだろう。デリケートでデカい問題、相手は今をときめく橋下市長、その二つからどうやって爆笑に持っていくか、それこそ浅草のストリップ小屋出身の芸人の弟子なら、ここで燃えないと燃える場面ないと思うのだが。芸人にとって、生涯一度あるかないかの好機である。せめて、最後、尻ぐらい出してもよかった。

 浅草キッドちゅうのは、たけし軍団(ツーツーレロレロとかもおったなあ、全然おもんないの)の中で唯一、笑えたし、著作もオモロかったのだが。もうやはり、芸人の根性の一片も持ちあわせていない、単なる「小銭稼ぎのコメンテーター」になってしまったのだろう。まあ、関東なら、そうした存在は、さしずめ「インテリ」だからエエか。政治家は実は庶民の支持なんぞイランといえばイランのだが、庶民の気持ちがわからない芸人というのは、存在意義がそれこそ、無い。
  
 昨日書いた、ヒップホップのバトル、なんともまあ、気持ち良いいもんだろう。
 

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