プロ野球観るのやんぴして、地味に音楽聴いて地道に感想文書いてひっそりしとこと思ったが、まあ。
かなり前のことになる。テレビほんのり観てたら、藤山直美が東京の中華料理屋入って、いつも頼むヤツを食べながら、「ここ油が悪いねん」と毒づいていた。
その瞬間、オレは背筋がぴんと伸び、ポンと手をたたき、「よくぞ云うてくれた!!」と心のなかで叫んでいたわけである。快哉を叫ぶ、とはまさにこのことであろう。
その瞬間、オレは背筋がぴんと伸び、ポンと手をたたき、「よくぞ云うてくれた!!」と心のなかで叫んでいたわけである。快哉を叫ぶ、とはまさにこのことであろう。
もちろん、藤山直美は、まあ、そういうこと云うても店の人と笑ってすませるほど、藤山直美が昵懇にしている店なのであるが。オレは東京で暮らしていた時、何度、レストラン、ビストロ、グリルや定食屋、中華料理屋、ラーメン屋で食べ終わった時、「油が悪いねん」と叫びたかっただろう。カレー屋ですら、そう思ったほどであり、いやいや、本来江戸の文化と歴史を結集したともいえる天ぷら屋ですら、そう思ったことがあるから、この問題は、某国の核ミサイルよりもずっとずっと根が深いと思っている。
最近はテレビ業界不況なのか、高級店のネタが切れたのか、まあ、そこいらのフツーの店入って、芸人に美味そうに食わさせるヤツが多い。中にはオレが実際行った店行きつけだった店も出てくる時があり、マスコミのウソ、というものをひしひしと感じる。