2008年3月25日火曜日

金井克子 エッセンシャルベスト

スワローズのニュース、最近、どうも、景気のエエやつが少なく、ネタに困っとる。かといって、時事問題となると、春先のせいか、不条理極まりない残忍な事件がぼこぼこ起きとるし、チベットのあの事件だって、ウチの政府までも、無かったことにしようとしとるし。



"エッセンシャル・ベスト 金井克子" (金井克子)1-1(3:47) 他人の関係
1-2(2:58) 人間模様
1-3(2:34) 女王蜂
1-4(3:17) 恋人たちの橋
1-5(2:53) 波止場エレジー
1-6(2:47) まがり角の女
1-7(3:27) ああ無情
1-8(3:07) エロスの朝
1-9(2:50) 花びらの化石
1-10(2:55) 三角関係
1-11(3:32) いくつのときかしら
1-12(3:00) 蜜の誘惑
1-13(2:44) 粋に愛して
1-14(2:27) ちいさな罪
1-15(4:03) 朝陽のように



 ちゅうことで、大分前に買ってあったし、何度か聴いたものの、どうしても、書きようがなかった金井克子の「エッセンシャルベスト」の感想文を書こうというのだ。
 なんで、書きようがないかというと、「他人の関係」(作詞:有馬三恵子/作曲:川口真)という超弩級の曲のせいだ。他の曲、集中して聴けない。
 この曲が流行った当時、特に歌謡曲に関心があったわけでもないのに、鮮明に、記憶に残っとる、下手すれば、あの独特のフリをつけて唄うことすら、可能かも知れない(見栄張りました。可能でした)。しかも、この曲、「懐かしの〜」とかでも、かなりの頻度で登場する。
 ちゅうことで、このアルバムに入っている別の曲を聴いている最中にも、まだ脳内では無表情な金井克子が「他人の関係」を唄っているわけだ。


 完璧である。
 そして、この「エッセンシャルベスト」に入っている曲というのが、1970年ソニー移籍後のヤツばっかで、いい曲がたくさんあるということはわかるが、実はオレがホンマに聴きたいのは、無表情でクールに歌う金井克子ではなく、それ以前の、ミニスカでパンツ見えてもおかまいなしにバンバン踊りながら唄ってた頃のヤツなのだ。


金井克子 - Wikipedia


紅白史上初めて”出場歌手のパンツが見えた”として騒がれた。


 えらい!
 
 「エッセンシャルベスト」の感想からもう離れてしまったけど、オレがこの数年聴きまくっているのは、「ミニ・ミニ・ガール」(1967.8 作詞作曲浜口庫之助)である。

 「ゴーゴーゴーギィギィギィ」である。おお、YouTubeにあった・・。


前にも紹介したけど、レ・ガールズの幸福感たっぷりの動画も。



 実は金井克子はけっこう古く、だいたい、弘田三枝子が「ヴァケーション」(1962)で一発当てたとき、実は競作で同じ時期「ヴァケーション」やっているのだ。弘田三枝子みたいに、ドカンドカンと爆発させることなく、コニー・フランシスの唄い方をけっこう忠実に守って唄っている感じで、好感が持てる。
 
 Wikiによると(金井克子 - Wikipedia)、

「恋のGTタイプ/いつまでも恋を」1965.9.(SAS〓553)
「踊るクンビア娘/赤いスカートのクンビア」1965.10.(JPS〓20) 

てな、題名だけで、オレの聴きたい欲求をそそる曲がずらずら並んでいるのである。

 この時期のベスト盤も出して欲しいものである。

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