
ここ更新するとき、一応、前の日の分も読んでみるが、昨日のは、特にヘロヘロ度が高い。半分、眠りながら書いたもんだから、しゃあない。だって、昨日BSでやってた「バック・トゥ・ザ・フューチャーpt3」観てしもたんで、テレビとは云え、やっぱ、映画一本みてしまうと、眠たくなってしまう。年齢的なもんじゃなく、昔から、ホンマ、映画館では、よく寝たもんである。
関東以東に台風が来ているらしいが、こっちは、ぬるい風が少々吹いている程度で、しずかなもんである。
神宮球場もその影響で、試合中止。阪神タイガース、勝つ。オレがアンチタイガース宣言した途端、こういうふうに、あからさまに、勝ち出す。七連勝やて・・・。
今年のオレは、「裏目」の年なんだろう。バクチ場でオレみたいなヤツがいたら、その裏を張れば、いいんである(と、阿佐田哲也の文章にあったような気がする)。
・・・ということは、阪神応援し出したら、横浜みたいに負け始めるんだろうか。ただ、阪神応援すると、きっと、ストレスの大きさで顔面神経痛になったり、胃に大きな穴があいたり、寿命そのものが縮んでしまう。江戸時代の踏み絵を踏んでしまった切支丹の気持ちはわかるようになるだろうが、わからんよりはええだろうが、ねえ。

てな、いびつな楽しみ方なしか、今、プロ野球には楽しみがない。今、横浜調子落としているんで、ひょっとしたら、4位も狙えるかもしれんが・・・それも本来のプロ野球の楽しみ方としては、いびつ、である。あと、大リーグのHPに「キュウジ・フジカワはマツザカより上だ」とか書き込んだりメールしたりる程度か(まだ、してません)。
しかし、スワローズ、ホンマ、イチロー並みに200本ヒット打とうかというバッターと首位打者も狙える4番打者、ハーラートップ並みの勝ち数を上げるピッチャーを持ち、なんで、最下位争い、必死にならんとイカンのか。不条理である。まあ、ひとつはダイエーやら西武やらが陥った病と同じで、スワローズが優勝もしくはAクラスにおった時、次の手を打っておくことを怠ってしまったんが、今、どっと来ている感じである。古田という天才捕手を擁したため、かわりの捕手の育成が遅れたし、また、古田のリードに頼り切っていた投手がいたとすれば、古田以外の捕手相手では、途端に欠点が出てしまい、時にはそれが致命的になってしまう。古田だけではなく宮本とかの存在もそうである。

ただ、あともうひとつは、オレは「イチロー現象」というのがあると思う。イチローというのは、実は革命的な打者で、「革命的」というのは、もちろん、デモしたりするということでなく、今までの「野球」というものを見事に「定義」しなおしてしまったと思う。
だって、所属するチームが負けようが連敗しようが、泥沼状態であろうが、最下位であろうが(今季は違うみたいだが)、ともかく、ヒットさえ打ったら、ばんばんじゃーい。大差で勝って相手チームがゲームを捨て、二線級三線級の投手が出ているのに、イチローがヒット打てば、ばんばんじゃーい、大差で負けてる状態で明らかに向こうも手を抜き始めた時、イチローがヒット打てば、ばんばんじゃーい、ちゅう、野球ないしベースボールという本来チーム単位で楽しむスポーツをイチローは、個人プレーのスポーツにしてしまったんじゃないかと、思う。
しかも、うちの国のマスコミは、所属するチームが勝ったか負けたか度外視し、イチローがヒット何本打ったかだけで、大騒ぎする、という、おらが村出身の若もんが東京で出世したのを旗振って大喜びするノリのまんまである。
イチローは天才であるから、もちろん、大リーグナンバーワンのピッチャーの渾身の球をも、軽ーくヒットできるんであるから、しゃあないんだが、そいでも、シーズン200本もヒット打つとなると、ゲームの結果がほぼ確定した後の、いっちゃあ悪いが、捨て球も、同じ集中力でヒットにしないとならない。
イチローとは比較にならないが、勝つか負けるかの局面では明らかに手を抜いてあっさり凡退しといて、ゲームが決まって、緊張感が途切れ、若い投手とか出てきた途端に、ホームラン打って、そのシーズンのホームラン王になったり、そうやって、本数だけ稼いで帳尻あわせる外人選手というのは、多かった。
ともかく、今のスワローズには、勝負強いバッターが欲しい・・・。