午後、日本海に行く。全部高速だったので、2時間ほどであっさり着いてしまう。
この前書いた「カーネル神社」構想、オレとしては能力の限りのアホさを思いクソ使って考えたのだが、まだまだ未熟やった。甘かった。「真に受けないように」って念を押すことなかった。粗大ゴミを目にもう優勝並の騒ぎである。
昨日の夕方のニュースは、どのチャンネル回しても、ほとんど、このニュースで持ちきりで、今日のスポーツ紙、日刊スポーツ(しかチェックしていないがおそらく他紙も)なんか、一面にデカデカとあの汚い汚い、腐りかけのカーネル人形の写真がデカデカと載っており、脇にバカでかい活字で「阪神に強力助っ人」として紹介されている(ネットではこのような落ち着いた記事なのだが)。
別のページでは、丸ごと使って、引き上げた人を思いクソ持ち上げた記事が載っていた。
どうせ、この分では、シーズンに入ったら、甲子園に運ばれ、「ご神体」として展示されるのはもちろん、周りでは、ケンタッキーフライドチキンと一緒に道頓堀から出てきた状態のカーネル・サンダースに阪神のはっぴを着せた人形とかストラップ、あのメガネなしの殆どバケモンのお面とか 売られるに違いないのであーる。いやそれどころか、多分、オレのこうした想像がぶっとぶぐらいケッタイなケッタイな事が、4月に入れば起こること間違いない。
まあ、粗大ゴミひとつで、みんな楽しそうなのが唯一救いであるが、なんかブードゥーに改宗したくなった。日本、明治維新の時、「文明開化」したと歴史にあったが、失敗していたのであろう。
2009年3月13日金曜日
カーネルおじさんの現実
2009年3月10日火曜日
カーネルおじさん発見・・・アホなこと、書きたい春の夜
悪いニュースが飛び込んできた。
1985年に阪神タイガースが優勝した際、騒いだファンが道頓堀川に投げ込んだとみられるケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダースの人形が、24年ぶりに大阪市内で見つかりました。
[From 広島ホームテレビ|ニュース]
まあ、阪神ファンの方ならもう常識だが、昨年の13ゲーム差をひっくり返されたのも、実は24年間もどぶ川の底で川の流れの身を任さざる得なかった、このかわいそうなかわいそうなカーネル・サンダースさんの「たたり」なのである。
「たたり神」は成長する。オレなんかは、今の日本経済の落ち込み方もあまりにも、オカルトっぽく、このありさまもひょっとして、と思っているわけである。2003年の優勝で祟りが終わった・・と思ったのは甘すぎたのであーる。サンダースさんだって、一年や二年ぐらい、祟り疲れすることもあるのである。
2003年の優勝監督が中日出身の監督、それが名古屋近くの日本一の自動車メーカーが史上最高利益を挙げた翌年にまさかの失墜が、昨年の阪神タイガースパターンを踏襲しているのでは・・というのは、あまりにも穿ち過ぎた見方だろうか。アメリカ経済の破綻、否、世界経済そのものが昨年の阪神タイガースの急降下とあまりにも似ているとも思えてくるから不思議である。
上半身のみで、白かった姿は真っ黒に汚れてしまっています。下半身については、11日以降に捜索する予定だということです。阪神優勝のどさくさに紛れて人形が投げ込まれた翌年以降、タイガースは長期のスランプに陥り、虎ファンの間ではまことしやかに「カーネルおじさんを投げ込んだ『たたり』ではないか」ともささやかれました。
[From 広島ホームテレビ|ニュース]
真っ黒に汚れてしまって痛々しい限りである。しかも、下半身が見つかっていないという。下半身はもちろん「下阪神」に通ずる。これがどのような示唆を含んでいるのかわからん。しかし、お歳を召しておられるとはいえ、カーネル・サンダースさん、24年、下半身無しではかなり男性として、忸怩たる思いをしておられるのが、想像できよう。
まあ、しかし、日本は神の国である。幸い、有史以来、素戔嗚尊から菅原道真公、崇徳天皇、など、天変地異、凶悪な災いや祟りをもたらした神々は、きちんと神社に祭られしかるべきあれやこれやを行うと、祟りを行った強烈なパワーをそっくり「ご利益」の方に振り向け善男善女を救済してくれる有難いありがたい神様になられるわけで、24年ぶりに発見された「ご神体」、即刻、どこぞに神社作って、きちんとお祀りすることを、老婆心ながら、願うばかりである。
これはなまじもう一つのプロ野球球団の問題ではない、日本全体、いや、世界全体の願いでもある筈である。全国八百万の阪神ファンの方々は神社設立のため定額給付金を差し出すべきであーる。
(アホなこと書いてしもた、真に受けないように。シャレですから・・・と云いたいところだが、政府が下手な政策打つより、新しくなった甲子園内にカーネル・サンダース上神社(下神社は道頓堀)作って、試合前、選手とファン一同で「まんまんちゃーん」とお祈りした方が日本経済にご利益がありそうに思えてきたから、不思議だ)
2009年3月9日月曜日
今さらのビヨンセ、今さらのスタラグ
WBC日本負けるが、スワローズの林が好投したんで、嬉しい。野球においては、「日本」より「東京ヤクルトスワローズ」の方が遙かに好きなのでしゃあない。
昨日、小川あさ美(嗚呼、昔、小川亜佐美が好きだったなぁ)のメチャクチャかっこエエ(しかも、爆笑できるのだ!!)_ダンスの影響で、ビヨンセの曲というか動画ばっか、YouTubeで探して聴きまくる。今さら、であるが、カッチョええ。まあ、こういうメジャー極まりない人はオレがわざわざ昼食代へつった金で、CD買ったりDVD買ったりせんでも、ナウでリッチなヤング諸君がどこぞのよからぬクラブの暗闇の中、ワケのわからんイラク人やらからワケのわからん植物クソ高い値段ふっかけられて買う金節約して買えばヨロシ、と思ってた。それに、アメリカのこーゆー人ちゅうのは歌は巧いダンスも凄い動きは敏捷リズム感抜群スタイルはええしオッパイもでかい、それにかてて加えてアメリカが全世界の貧乏人からかき集めた金と才能をふんだんに使って、こさえるもんだから、凄くてあたりまえ、カッコ良くてあたりまえ、で全然オモシロくないのであーる。
あーるが。
で、吃驚仰天したのは、下の動画である。
「Baby Boy」、フツーにカッコええ曲で、まあ、こーゆー感じなのか、と素直に思っていたのだが、「Baby Boy」曲が終わった瞬間、鳥肌が立った。
なんでならば、「ヘーイ」の叫びをきっかけに、じょんじょん、じょこじょこりん・・じょんじょんという暗く低い、しかし、オレの体、細胞、否DNAレベルまで染みついとるリディムを刻み始めたからだ。意外。あまりにも意外すぎる。
そのリディムこそ、 スタラグである。スレンテンと共に1985年(実言うとスタラグの方が数年古いのであるが)、ジャマイカの音楽を根底からひっくり返してしもた恐らく人類が生み出した最強のリディムの一つである。上の動画では2分20秒あたり。このあたりまで、300メートルあった、ビヨンセとオレの距離が25センチあたりまで近づいた・・・いうか、その瞬間、299.75メートル、オレがビヨンセの方へ走って行ったわけであるが。
ビヨンセ、そのおいしいおいしいリディムを使って、93年あたりジャマイカを席巻したチャカの「Muder She Wrote(ビヨンセは女だからMuder He Wrote) 」に流れ込み、ノリを持続させたまま、「Muder She Wrote」の元リディム「Bam Bam」(オリジナルはたぶん、1963年、メイタルズだ!)雪崩れ込む。
かなり盛り上がったところで、クールに切り捨て、あっさり、「Ring The Alarm」にスウィッチ、まわりに兄ちゃんたちを這わせ踊らせながら、かなり変形したテナー・ソーの「Ring The Alarm」で、まとめあげる。
もうちょい、低音をもっと、ぶーんぶーんさせてたらカッコええのになあ、とか思ったが、それは贅沢というもので、贅沢は敵だ。もっとがしゅんがしゅんした音聴きたければジャマイカの音楽の方聴けばいいのであーる。事実、今、オレは久々にテナー・ソー(http://www.youtube.com/watch?v=DWsKO0osyE0 あたり)聴いとる。日本に来たとき、サインしてもらっているのであーる。ビヨンセ、持ってねぇだろ。もう亡くなってしもたもんな。ざまあ、みやがれ。
しかし、ビヨンセ、エラい!(オレ的には、何人であろう、ジャマイカの音楽やったらエラいのであーる)。
他にも、今さら、であるが、DVD買うことにした。CDより遥かに安いのはどーゆーわけなのだ、とか野暮は云うまい。
"Live at Wembley (2pc) (Bonc) [DVD] [Import]" (Sony)
"Beyonce Experience Live [DVD] [Import]" (株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント)
2009年3月8日日曜日
2009年3月5日木曜日
三月五日
先々週、クルマの5年目の車検だった。フロアマットが穴があいていたので、純正頼もうとしたが、高かったんでやんぴ。で、KAROのシザルという麻のヤツにしてみた。注文してから作るので、明日あたりようやっと出来上がってくる。あとやっぱりETCも遅ればせながらつけた。これも、オートバックス。なんちゃらキャンペーンやっていたので、1万円。但し一応外車なので、+2500円。しかし、エンジンかけるたんびに大声で「カードが入っていません」とか云うので、キレる。
そろそろ、オープン戦が始まって今のところスワローズは調子いいみたいなのでほっとする。あくまでも今のところ。しかし、高井雄平、今年もあんまし良くないみたい(三年前からオレはスワローズの復活は高井雄平に託しとるのであーる)。
あと、某球団の新外国人選手、しかし、メンチという名前、どうせ、メンチ勝つやらメンチ斬る、とか今季の在阪スポーツ紙の一面をバカの一つ覚えみたいに踊らせそうな名前だ。しかし、太陽はどないしたんだろう。
WBC、またも、中国相手にケッタイな試合しとったなあ。原にイチロー外す勇気あるやろか。
なんか、またもスキャンダラスな政治的な話題が世を席巻しとるが、鳩山家の陰謀 、とかアホなことを考えてしまう今日この頃。
そもそもが戦国時代、兄弟を徳川側と豊臣側にわけた戦国時代の真田家みたいでしょう。徳川豊臣、どっちが天下獲っても真田家は生き残るように。なんか知らんが、昨日から今日にかけての事件の事と次第によったら、下手すれば「党首」の可能性が出てきたんとちゃうか。与党の方の鳩山もなんか最近やたら存在感見せとるし。もし兄弟揃ってそれぞれの党の党首になりでもしたらオモロイやろなあ、次の選挙は。何の根拠もないから、念のため。しかし、どっちが兄で弟かは知らん。
つうことで。昨日、重いネタだったんで、このぐらいで。
2009年3月4日水曜日
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程、観てしまう
またも、寒くなってきた。
ずいぶん、間が空いてしもたが、そもそも、このオレが、"実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD]" (若松孝二)ちゅうDVDの感想文を書こうというのが、あまりにも無謀というか。まあ、しゃあない、観てしもたのだから。
だいたい、このDVD、見始めたはいいが、途中であんまりにあんまりなシーンが続いたもので、いったんやんぴして、二三日間を置いてあらためて、見返すというのがあった。
遠山美枝子役の坂井真紀の場面が凄すぎるのである。
それに、3時間はたっぷりある映画だし。
まあ、さすがに連合赤軍にかなり近い位置におった監督ということで、一方的に美化し、英雄視するような内容かと、ちょっと心配したが、学生運動の歴史とかちゃんと挿入してあって、小さな点はひっかかるものの、まあ、そういうのはこっちで修正できる箇所ばかりで、まあ、思想的にフラットな方だと思う。 以前、同じ事件を扱った映画、高橋伴明の"光の雨 特別版 [DVD]" (高橋伴明)があくまでも、密室に閉じこもった人間たちのあれやこれやで終わってしまったのに対し(これはこれでオモロイ)、こっちは、60年安保からの学生運動左翼運動の歴史の中の事件として捉えることも可能で、視野が広い。
あと、まあ、「光の雨」の方は永田洋子、こっちの「実録・・・」の方はなんといっても、遠山美枝子に、スポットライトが当たっているように思った。
ともかく、この映画で描かれているようなことは日本人なら知っておいてもらいたい。
仲間だった筈の人間を次から次へと断罪して、殺害していくわけであるが、他人の細かい細かい言動や態度、過去に遡ってまで、あげつらっては、「総括」する対象を見つけ出す永田洋子、その対象を次から次へと新手の「総括」の方法(かなりエゲツない)を考え出しては強要していく精神主義オンリーの森恒夫、このまるで夫婦漫才風コンピの良さ(実際、終わり頃、無理矢理に永田は坂口と別れ森と結婚してしまう)。正直に自己批判したら、即、総括というのがわかっているのに、尚かつ、自ら告白して、総括されて殺されてしまう(ダイレクトに処刑されてしまうヤツもいた)連中の健気なまでの正直さ真面目さ。
まあ、なんやかんやあって、ようやっと残った数人が逃亡の末、あさま山荘にこもってようやっと、ホンマの敵、つまり機動隊やらと銃撃戦を始めるのであるが、変な話、ほっとした。救われた気がした。
少数の人間で日本全体、いやひょっとしたら全世界にケンカ売ってしまうというムチャが底にあるわけであるが、ホンマに闘う前に、その少数の人間の中で、まず、「敵は己にあり」をやってしもうた。野村監督じゃないのである。
学生運動がらみの映画とか書籍とか読んでいつも思うことがある。ホンマ、日本はラッキーだった。よくぞ、「革命」を失敗しといてくれた。万が一、彼らの革命が成功していたら、その後、理想の国家を作るために、おそらく、終わりのない粛正、ホロコーストが待ち受けていたに違いないからである。
この事件があったのは、リアルタイムでは中学生、テレビにかじりつき、鉄球が山荘を破壊するシーンに熱狂し、後にリンチ事件が明るみに出てからは、クラスで「総括ごっこ」が流行したのであーる。まあ、「後の世代」としては、彼らがいくら真剣であろうが、彼らが大暴れしようがなんであろうが、何一つ成功しなかったし、その後の日本を、何一つ、いい方向へ持っていかなかった。リアルタイムでテレビ中継してるのを寝っ転がって観る限り、めちゃくちゃオモロかった。
まあ、それにしても、謎は残る。
なんで、東大医局員の待遇改善運動や学費値上げ反対運動、一大学の使途不明問題が、1年も経たずに大学相手に止まらず政府まで相手にした「革命」運動にまでおっぴろがり、やがては「世界革命」まで果てしなく目的がでかくなっていくのは、もう不思議でしょうがないのである。まあ、いろんな既存組織のあれやこれやがあったというが、やっぱ、そういう理屈じゃなく、時代のノリ、当時の若者の気持ちを支配していたノリとか、ワケのわからん「何か」と思いたい。
この映画はシリアスなものになってしまった。まだまだ、事件に関して遠慮みたいなものがあるのかもしれない。まあ、本当にこの事件が、「総括」されたら、「ゴッドファーザー」やら「仁義なき戦い」並の オモシロいエンターテイメントとなりうる題材だと思う。
http://ja.wikipedia.org/wiki/実録・連合赤軍_あさま山荘への道程
http://ja.wikipedia.org/wiki/山岳ベース事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/あさま山荘事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/全共闘運動
http://ja.wikipedia.org/wiki/新左翼_(日本)
2009年2月18日水曜日
村上春樹のエルサレムでの「イスラエル賞受賞スピーチ」についての考察・・
巷間、オレの知らん間にいろいろ起きとるわけだ。まあ、ちょっと今回は、久々にアホなこと書いてみようと思う。真に受けないように。
村上春樹(wiki http://ja.wikipedia.org/wiki/村上春樹 )ちゅうのは、ええカッコしすぎるから、ちょっとどうかと思ってた。まあ羊三部作は芦屋のぼっちゃん達の話というから、まあ、神戸の極西ガラの悪いタチの悪い須磨、それも沿岸部の漁村あがりの下町で育ったオレとしては、「あのへんの連中は、ホンマ、ええカッコしぃやなぁ」とオモロく読んだ。以降の小説は芦屋のぼっちゃん達の話じゃなく、田舎者の話で、そいでも、同じノリでええカッコしてるから、読まなくなった。
まあ、知っている人は知っとるのだろうが、ちょっと前、エルサレム賞というのを取った。で、現地イスラエルで受賞スピーチをおこなったそうである。
すごく頑丈で高い壁があって、それにぶつけられて壊れてしまう卵があったとして、そして、その壁がどんなに正しくて卵がどれほど間違っているとしても、僕は卵の味方をする。
[From 壁と卵 より一部引用 全文訳が乗っているので 興味のある方はどうぞ]
うーん。「壁と卵」ちう気どったこというからわからんのであーる。
いろんなブログでは名言だ感動したこのスピーチは彼の最高傑作だブラボーブラボーなのだが、オレはアホなので、なーんのことかさっぱりわからんのである。村上春樹を大江健三郎みたいにしたくてしゃあない人たちにも意外にも好評であるようだった。どっちにしろ、どこの
国のなんの賞もらおうがもらうまいが、スピーチで何を云おうが何を云ったとしても、小説は小説、すばらしい小説はすばらしいし、カスはカス、実はどーでもええのである。それを重々承知の上、オレはあえて苦言を呈したいのである。
たとえば、こんなふうに。
「すごく強くてしかも大金持ちの讀賣巨人軍があって、それにぶつけられては壊滅的な敗北を繰り返すヤクルトスワローズがあったとして、そして、その読売ジャイアンツがどんなに強くてスワローズがどんなに弱タンの根性無しても、僕はヤクルトスワローズの味方をする」・・・・と、何故云えなかったのか? オレはスワローズファン(もちろん今はもうふぁんでもなんでもないのかもしれんが)としての村上春樹を糾弾するのであーる。
イスラエルが大嫌いな讀賣巨人に例えられるのを不快に思うなら、百歩譲って、阪神タイガースでも中日ドラゴンズでも横浜ベイスターズでも広島カープでも良しとしよう。
壁と卵・・・・こういうこと書くから、オレとしては、そもそも単に卵を壁にぶつけなかったらええやんとしか思わんのであーる。だいたい、フツー、卵は壁に投げるもんではなく、スクランブルエッグにしたり納豆に混ぜたりするものだからである。だいたい、食いものを粗末にするヤツは出世できないのであーる。だいたい、オレは卵を壁にぶつけたことは一度もない。多分、世論調査したわけでないが、全世界でも3%いるかいないかだろう。
百歩譲って、卵の割り方を知らない乱暴者が、ええい面倒くさいとばかり、玉子焼き作るために壁に向かって壁に投げつけて割るというヤツがおったとしても、あとで、まあ、ムダは多いが、殻の破片をひとつひとつつまみだしながら、壁にへばりついたぐちゃぐちゃになった卵を鍋なりボウルなりに集めれば、スクランブルエッグなりかき卵なりオムレツの良い原料になるだろう。それでも目玉焼きを食いたいとしたら・・・・うーん。壁を高熱にしておいて、投げ方を工夫すれば壁に玉子焼をへばりつかせることが可能になるかもしれん。あかんかもしれんが。まあ、それなりの工夫をせなアカンちゅうことである。そういうものである。
村上春樹が、「卵の味方」して、「玉子焼きできろ」といくら念じても、悲しいかな、あんまし影響はないように思える。
だいたい、村上春樹は神宮でスワローズ戦ところ見て、小説を書くようになった男(下記参照)である。まあ、よくは知らんが、今は、大金持ちだと思う。スワローズのおかげだ。この際、たとえ、イスラエルにおろうとも、ガザ地区におっても、現地での一人でも多くのヤクルトスワローズファンの獲得に努め、「恩返し」に徹する・・こういうやり方もあるのである。
「僕は作家になるんだ」と悟って体がふるえた時のことを村上はありありと思い出す。早春の午後の東京だった。日差しは優しく、そよ風が吹き、焼きイカの臭いがしていた。そして、野球ファンの応援の声が聞こえていた。一九七八年四月、村上は二九歳だった。彼は神宮球場の外野席に座って、ヤクルト・スワローズと広島カープの試合を観戦していた。アメリカ人デーヴ・ヒルトンの来日初打席だった。彼は二塁打を打った。その瞬間村上は、僕は小説を書けると悟った
[From 村上春樹の世界を歩く(千駄ヶ谷を歩く)]
まったく、すばらしいエピソードである。壁と卵のエピソードなどふきとんでしまう。・・・まあ、えらそうに、他人にあーせいこーせい、云うのは、アカンな。まあ、「大江健三郎」みたいにがんじがらめにならないように今後も小説家としてがんばってほしいものである。
2009年2月17日火曜日
映画「二十世紀少年」レンタルDVDで観た
さっきまで、ゴッドファーザーPART3,観ていた。PART3,観ていなかったみたいなので(観ていて忘れてるかもしれないので、こういう表現になる・・人生とはこういうもんです)、ラストではカワイソ過ぎて、感涙。
また、寒くなってきた。しかし、まあ、中川某、ヨッパライちゅうのはオモロイもんだなあ。もうボロクソ云われているが、オレのようにアルコールに弱い人間としては、同種の状況によくなったものなので、むしろ同情的である。社長相手にややこしい話を聞かされややこしく受け答えしとるうちに、ふっと意識が途切れたら30分経ってた、とかザラだったもんなぁ。
えー、二週間ほど前、レンタルで「二十世紀少年」観た。まあ、原作でもこのあたりは、メッチャクチャオモシロイ部分だから、まあ、メチャクチャオモロかった。とはいえ、時代風景の描写がステレオタイプ的わかりやすい「60年代」風景なのでDVD買うまでのことはない。
ただ、悔しいのは、この話はワシら世代、つまりオレよりひとつ学年が下の連中(作者の浦沢直樹は1960年の早生まれ・・オレらより学年一つ下) の話なのだが、映画のキャスティングは10ほど下の世代で占められており、そこが、ひっかかる。ひっかかるのだが、ユキジ役、志穂美悦子強引に持ってくるならともかく、浅野ゆう子や片平なぎさなんかだったら、やっぱ、常盤貴子の方が断然エエと思うし、まあ、しゃあないだろう。
第二部第三部となると、ワシら世代の恥ずかしい部分がどっと出てくる。
・・ウッドストックコンサートをやたら神格化し、イージーライダー的世界に意味もなく憧れ、豊かで上の世代からも可愛がられてなんの不満もないのに、ファッションとして「反体制」を標榜し、なんの信条も知識も無いのに、「サヨク」っぽい言動をしてみて、60年代の若者のスタイルをマネして、とかく「絶対悪」を見つけ出しては、それをあんまり関わりがないのに、攻撃したりする、という困った部分がどっと前に出てくる。「ホンマの敵」などいないのに、無理矢理何かを「敵」にしたくって、そいで、60年代っぽい雰囲気味わいたいだけなのだ。
原作の浦沢直樹はそこのとこ痛感していたのだろう、ワシら世代にとっていなかった「敵」すなわち’ともだち’として見事、「二十世紀少年」の中ででっちあげてみせて、ワシら世代の「憧れ」、完全な悪に立ち向かうワシら正義の味方という、部分をうまいこと満たしてくれていたのだが・・・。単行本で24巻ちょっとという冗長さでそれも薄れ、ワケわからんようになってもた。ストーリーを長くし過ぎた。
2009年2月15日日曜日
弘田三枝子の「人形の家」と「あなたがいなくても」
最近、ここの更新、週一レベルになってきた。
歌謡曲の感想文書くブログなのだが、プロ野球にいかに頼っていたか、わかるというものである。
CDとか一頃ほどではないが、そこそこ買っているのであるが、それよりもDVDを観ることが多くなっているので、どうも調子が狂ってしまった。
映画の感想文書くのに必要な脳味噌の部分と、音楽の感想文書く脳味噌とは違うな。脳味噌に端子つっこんで、調べたわけでないので、どっちがどうかわからん。まあ、NHKが「ためしてガッテン」やらで、いつかやってくれるだろう。どっくに、やったのかもしれんが。
ただ、一つだけ云えるのは、音楽バカみたいに聴いていると調子が良く、映画は見終わったら、どっと疲れる。まあ、そういうことである。
なんか、もう春ですなあ。
昨日は、久々に洗車とワックス掛けをした。軽自動車じゃない方。月曜日、車検なので、どうせワケのわからんコーティングとか勝手にしてくれるので、別に今しなくてもいいのだが、
この前したのは、いつのことだろう。秋頃かもしれん。ひさびさだったせいか、ふらふらになってもた。
まあ、当たり前だが、ぴかぴかになった。
しかし、屋外駐車ゆえ、すぐに、今、クルマの頭上の樹上で、サカリを迎えている鳥の糞だらけにすぐなってしまうのだが。
で、今日は三木や三田あたりを軽く走らせたのだが、弘田三枝子の「あなたがいなくても」にハマる。まあ、オレにとりジャックスと弘田三枝子ちゅうのは、聴いたら最後、ハマってしもて、同じ曲何度もリピートしてしまう。
ノリノリの和製R&Bというか和製モータウンサウンドで「あなたがいなくても、わたしは生きていく」 ちゅうゴキゲンな歌だ。下に例によってYouTubeから引用してあるので、まあ、気が向いたら一度聴いてみてほしいもんである。
これが、ダイエット後整形後の弘田三枝子の復活作で、すさまじいほどヒットした、どシリアスな「人形の家」のシングルではB面というのだから、 オレなんかは嬉しくなってしまうわけである。
もちろん「人形の家」は名曲中の名曲だし、もちろんオレも好きな曲だし、弘田三枝子ならではオイシいとこを歌にぶち込まれているし、だいたい彼女が整形したのも、ダイエットしたのも、この曲のイメージにあわせるため、とオレなんかは思っているほどである(事実はそうじゃないかもしれんが、オレはそう信じとる)。
それでも、でも、だ。でも、 人形の家出す寸前までは、「渚の天使」や「可愛い嘘」やらノリノリのゴキゲンな、そしてどっちかというとオレの好きな弘田三枝子を120%全開の曲がずらーーーっと並んでるのである。そして、シングル「人形の家」のB面も「あなたがいなくても」もホンマ、凄いノリである。
もしも、「人形の家」がヒットしなかったら・・・。やめておこう。
2009年2月9日月曜日
フツーの日記
おお、今年は、風邪をひかないですみそうである。これというのも、昼飯に、讃岐うどんにネギてんこ盛りにして喰っているおかげと思う。実際、この前、動物園のチンパンジーが風邪予防の為ネギばっか喰わされているニュースを見た。
オレがネギをチンパンジー並に大量に喰えるのも、ひとり暮らししとるとき、うどんや納豆の薬味としてだけでも、ネギ一把買うもんだから、余って仕方なく、水栽培すりゃ腐らし、冷蔵庫に入れても忘れて腐らす、常温で保存しても腐らす、で、オレという人間も腐ってしもた。しかも、東京で細ネギはJALで九州から空輸されてくるやつしかなく、それが、当時も200円とぼったくり価格、それを薬味として先っぽの3センチほど喰うだけ、あまりにもあんまりである。ある日、ええいっとばかり全部刻んでうどんにぶっこんで喰ったら、意外と旨かったんで、爾来、ネギは買ったら全部刻んで、その日の内に消費するというパターンを確立したのである。
人生塞翁が馬、ちゅうが、この前ハードディスクが安かったんで買ったって書いた。
で、暇なとき、あれやこれやしてたら、昔の外付けハードディクスがワケのわからん症状に。ホンマにいかれたんなら、まあ、アキラメがつくのだが、コピーしとると途中で止まり、いっぺん電源切ってまた入れると、再び何もなかったようにキチンとマウントする・・・というのだ。もちろん、完璧にコピーできたワケじゃないから、それを消去して再び、コピーしなおすのであるが、うまいこといったり、いかなかったりするから始末に悪い。まあ、外付けがこういう症状起こすのは、やがては逝ってしまうちゅうことだから、「こりゃ、今のウチにダマシダマシでも、全部コピーしとかなアカン」と思うから、数ギガコピーしては途中で止まり、ファインダー強制終了して、外付けの電源切って入れては、再びコピーし直すという、うまいこといったらオーケー、アカンかったら、同じ作業の繰り返し、と、まるで、賽の河原で石を積んでは鬼に蹴散らされる、ガキのような行為をえんえんとしとったわけだ。まあ、おかげでなんとか、外付けのハードディスクの中身はコピーし終わったが、なんのことはない、せっかく買った内臓ハードディクスの空き容量がほぼいっぱいになってもた。