2009年3月9日月曜日

今さらのビヨンセ、今さらのスタラグ

 WBC日本負けるが、スワローズの林が好投したんで、嬉しい。野球においては、「日本」より「東京ヤクルトスワローズ」の方が遙かに好きなのでしゃあない。

 昨日、小川あさ美(嗚呼、昔、小川亜佐美が好きだったなぁ)のメチャクチャかっこエエ(しかも、爆笑できるのだ!!)_ダンスの影響で、ビヨンセの曲というか動画ばっか、YouTubeで探して聴きまくる。今さら、であるが、カッチョええ。まあ、こういうメジャー極まりない人はオレがわざわざ昼食代へつった金で、CD買ったりDVD買ったりせんでも、ナウでリッチなヤング諸君がどこぞのよからぬクラブの暗闇の中、ワケのわからんイラク人やらからワケのわからん植物クソ高い値段ふっかけられて買う金節約して買えばヨロシ、と思ってた。それに、アメリカのこーゆー人ちゅうのは歌は巧いダンスも凄い動きは敏捷リズム感抜群スタイルはええしオッパイもでかい、それにかてて加えてアメリカが全世界の貧乏人からかき集めた金と才能をふんだんに使って、こさえるもんだから、凄くてあたりまえ、カッコ良くてあたりまえ、で全然オモシロくないのであーる。
 あーるが。

 で、吃驚仰天したのは、下の動画である。


 

 「Baby Boy」、フツーにカッコええ曲で、まあ、こーゆー感じなのか、と素直に思っていたのだが、「Baby Boy」曲が終わった瞬間、鳥肌が立った。
 なんでならば、「ヘーイ」の叫びをきっかけに、じょんじょん、じょこじょこりん・・じょんじょんという暗く低い、しかし、オレの体、細胞、否DNAレベルまで染みついとるリディムを刻み始めたからだ。意外。あまりにも意外すぎる。

 
 
 そのリディムこそ、  スタラグである。スレンテンと共に1985年(実言うとスタラグの方が数年古いのであるが)、ジャマイカの音楽を根底からひっくり返してしもた恐らく人類が生み出した最強のリディムの一つである。上の動画では2分20秒あたり。このあたりまで、300メートルあった、ビヨンセとオレの距離が25センチあたりまで近づいた・・・いうか、その瞬間、299.75メートル、オレがビヨンセの方へ走って行ったわけであるが。

 ビヨンセ、そのおいしいおいしいリディムを使って、93年あたりジャマイカを席巻したチャカの「Muder She Wrote(ビヨンセは女だからMuder He Wrote) 」に流れ込み、ノリを持続させたまま、「Muder She Wrote」の元リディム「Bam Bam」(オリジナルはたぶん、1963年、メイタルズだ!)雪崩れ込む。
 かなり盛り上がったところで、クールに切り捨て、あっさり、「Ring The Alarm」にスウィッチ、まわりに兄ちゃんたちを這わせ踊らせながら、かなり変形したテナー・ソーの「Ring The Alarm」で、まとめあげる。

 もうちょい、低音をもっと、ぶーんぶーんさせてたらカッコええのになあ、とか思ったが、それは贅沢というもので、贅沢は敵だ。もっとがしゅんがしゅんした音聴きたければジャマイカの音楽の方聴けばいいのであーる。事実、今、オレは久々にテナー・ソー(http://www.youtube.com/watch?v=DWsKO0osyE0 あたり)聴いとる。日本に来たとき、サインしてもらっているのであーる。ビヨンセ、持ってねぇだろ。もう亡くなってしもたもんな。ざまあ、みやがれ。

 しかし、ビヨンセ、エラい!(オレ的には、何人であろう、ジャマイカの音楽やったらエラいのであーる)。

 他にも、今さら、であるが、DVD買うことにした。CDより遥かに安いのはどーゆーわけなのだ、とか野暮は云うまい。


"Live at Wembley (2pc) (Bonc) [DVD] [Import]" (Sony)


"Beyonce Experience Live [DVD] [Import]" (株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント)

 

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