2007年9月14日金曜日

各社GS映画ボックスについて

もう、野球の季節はスワローズファン的には終わっとるわけだが、昨日など、臣人いや巨人に連勝したもんで、阪神ファンの人に褒められた。今日も勝ったが・・・今日は、臣人いや巨人がオカルト的勝利。「オカルトを制すものはペナントを制す」やで。
 
 昨日は、テレビ遅くまで、観てた。そりゃ、しゃあない。今、政治、オモロイもん。

 オレは政治は安部晋三を安部晋太郎と間違えて、平気で連呼してしまうような人間だが、朝日新聞や筑紫哲也氏のお気に入りの人が、今度の総理大臣になりそうだ。
 まあ、オリンピックもあることだし、まあ、ええご祝儀内閣になるだろう。なんやかんや云うて、ウチの国のあれやこれや考えるの場合、政党や政治家、或いはマスコミもコメンテーターも、実は、ウヨクもサヨクもおらん、親米派と親中派しかおらん、と割り切ってしまったほうが、わかりやすい。
 まあ、どっち側が首相になるにせよ、どうせ、国を売るなら、まあ、せめて、高い値段つけた方に売って欲しいもんだ。

 
 前も書いたが、GS映画のボックスセットが各社毎に10月26日一斉に出る。
 値段が値段だけにかなり迷ったんだが、タイガースやテンプターズの東宝版とスパイダースの日活版買うことにした。アマゾンなら、発売日前に予約すると25%引きなんで、毎度セコい事情で申し訳ない。

 おそらく、ケーブルで放映されたものについては、観ているんで、迷ったが、正直何度でも見返したいから、しゃあないわ。
 松竹のボックスも同時に発売されるが、以前バラで出た際、購入したし、それぞれ感想文書いたが・・・しもた、ブログ引っ越しの際、どっかやってしもた。

 GS映画、リアルタイムでは、もうボロクソ云われ、実際、映画としての完成度どうのこうのは低いんかもしれん。でも、映画館で観るんじゃなく、DVDなのである。手抜きのシーン退屈なシーン飯田蝶子は飛ばせば良いし、気に入ったシーンだけ取り出して観ることができるし。
 少々長いタイガースなりテンプターズやらのGSのプロモーションビデオであり、同時に、当時の久美かおりやらのカワイ子チャンのイメージビデオであり、或いは、熱に浮かされていたような時代、60年代後半のドキュメンタリーでも、あるのである。それより何より、出てくる若い女の子のミニスカ姿は最低限担保されている!


"東宝GSエイジ・コレクション~東宝GS映画BOX(6枚組)~" (和田嘉訓, 山本邦彦, 内川清一郎, 岩内克己)


カラーテレビの本格放送開始で幕を開けた1960年代。池田内閣の「所得倍増計画」を越える経済成長を遂げ、生活・文化が豊かに花開いた時代。64年の東京オリンピックに合わせて新幹線が開業し、首都高速道路が開通。父親はマイカーを、息子たちはオートバイを欲しがったあの頃。ロカビリーの流行。吹き荒れるビートルズ旋風。エレキギターのサウンドに、若者たちがシビれた。彼らは髪を伸ばし、グループを組んで歌い始めた。それが、"グループサウンズ"。誰が命名したのか、この名に、日本中は熱狂した。「若大将」も「クレイジーキャッツ」も「怪獣ブーム」も、みんな60年代に始まった。底抜けに明るかった60年代。その最後の輝きこそが、グループサウンズなのだ。

■Disc-1「ザ・タイガース 世界はボクらを待っている」
カラー/本編88分/1968年度作品
※単品の「ザ・タイガース 世界はボクらを待っている」と同内容です。

■Disc-2「ザ・スパイダース にっぽん親不孝時代」
カラー/本編85分/1968年度作品
※単品の「ザ・スパイダース にっぽん親不孝時代」と同内容です。

■Disc-3「ザ・タイガース 華やかなる招待」
カラー/本編88分/1968年度作品
※単品の「ザ・タイガース 華やかなる招待」と同内容です。

■Disc-4「ザ・テンプターズ 涙のあとに微笑みを」
カラー/本編80分/1968年度作品
※単品の「ザ・テンプターズ 涙のあとに微笑みを」と同内容です。

■Disc-5「ザ・タイガース ハーイ!ロンドン」
カラー/本編83分/1969年度作品
※単品の「ザ・タイガース ハーイ!ロンドン」と同内容です。

■特典Disc
1.『太陽のあいつ』
ドラマ「太陽のあいつ」(TBS系・67年4月〓全13回)から、グリープ・サウンズ世代がグッとくる4つのエピソードを特別収録!
第7話「ケロヨン 今晩ハ!」
第9話「スタントカー大混乱!!」
第10話「とびだせ若大将!!」
第12話「若い突風!」

2.『TALKING ABOUT THE TIGERS(仮)』
元ザ・タイガースの関係者が語るGS映画の時代。撮影時の忘れられないエピソードや、当時の思い出を語る。

3.『GSトラック』
BOXに収録された映画から、歌唱シーンを集めた、音楽&映像集。



ザ・スパイダース MOVIE COLLECTION ザ・スパイダース MOVIE COLLECTION
ザ・スパイダース 松原智恵子 和泉雅子

by G-Tools



スパイダース: Movie Collection - HMV


『ザ・スパイダースのゴーゴー・向う見ず作戦』
GSの第一人者、ザ・スパイダースの初主演作。「どんな障害でも越えてくれる人こそ私の恋人」というヒロインの言葉を真に受け、ザ・スパイダースの7人が横浜から東京へ歩き出す!交差点もビルも警察も彼らを止めることができず、ハチャメチャな行進はさらにエスカレート!エンターテイナーとしての魅力が満載の痛快爆笑ストーリー。

『ザ・スパイダースの大進撃』
アメリカ帰りのザ・スパイダースに次々と危険が降りかかる!実は、境正章が持ち帰ったタンバリンに秘密が・・・。悪の組織を歌と笑いでぶっ飛ばす!ビートルズの『HELP!』に強くインスパイアされた、ザ・スパイダースの主演映画の第二弾!!

『ザ・スパイダースの大騒動』
巻き込まれた交通事故をきっかけに美女・奈美と知り合うザ・スパイダース。 早速、井上順と堺正章は奈美にアタックを開始するが、二人の恋の鞘当ては白熱し、いつしか妄想の世界へ…。ミリタリールックにウエスタンスタイルと、スパイダース七変化も楽しめる、ラブコメディ・ミュージカル! 

『ザ・スパイダースのバリ島珍道中』
ザ・スパイダースのメンバーは世界演奏旅行を前に多忙な日々を送っていた。一方そんな彼らを利用してひと儲けしようとする密輸団が・・・。ザ・スパイダースがなんとバリ島に上陸。南海の楽園を舞台に、歌って踊って大活躍!プルトニウムまで飛び出す、何でもありのドタバタコメディ!

「特典ディスク」
歌うザ・スパイダース集 (ザ・スパイダースの演奏シーンだけを集めたオリジナル映像!約35分)
メンバーのインタビュー(当時の懐かしいエピソードが満載! 約15分)
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松竹のも一応。

『進め!ジャガーズ 敵前上陸』
『思い出の指輪』
『虹の中のレモン』
『落葉とくちづけ』
『小さなスナック』


松竹GSセレクション5 松竹GSセレクション5
ヴィレッジ・シンガーズ; ザ・ジャガーズ; 尾崎奈々

by G-Tools

2007年9月12日水曜日

 辞めたって? あんなもん、もう、辞めたれ、辞めたれ。辞めて正解や。  だいたい、4人続けて、大臣になった瞬間、細かい経理のあれやこれやが何故か主語がなく、いきなり「わかった」、ちゅう記事がどっと出て、たちまち、問題になってボコボコにされてしまうんやから。やってられるかい!ちゅうんが、正解やろ。  しかし、横綱に次いで、首相まで、「廃人」寸前になるまで、いじめて苛めて虐めてイジメまくる、という風潮こそが、一番の問題やとは誰か指摘しないんだろうか。  やっぱ、「憲法九条」いじろうとしたら、こういうことになるんか。まあ、昔から、そういう「いじってはいけない」もんを作りたがる国やから、なあ。  合掌。    

2007年9月9日日曜日

九月九日

まだ暑い、いや、熱い日々が続きます。


 昔から、「巨人」と書こうとして、「臣人」と一度書いてしまってから、なんとなくおかしいなあ、と思う程度の人間だが、タイガースに三連敗。昔から「オカルトを制すものはペナントを制す」と云われるが、今年はまさにそう。まあ、おめでとうございます。

 さてと、きょうびのブログちゅうんはいろいろ便利になっとるわけだが、アマゾンへのリンクおよび画像添付があっちゅうまにでけるようになっとる。



 G-Toolsちゅうんが、それや。商品検索から、コード作成まで一発。Bookmarkletもでけていて、それなら、アマゾンの該当商品のページからクリック一発。
 
 中島らもは、もちろん、宝島時代の啓蒙かまぼこ新聞 は大好きでたまらんかったが、小説やら書き出してからは、一時期、どっと読んで、汎団塊の世代っぽい価値観の羅列に飽き飽きして、もう読む気しないが、その奥さんの書いた本。・・読みたい。
 
 アマゾンでも今のところ、三〜五週間待ち。今日、本屋行ったら、見あたらなかった。売り切れていたんだろうか。
 


"らも―中島らもとの三十五年" (中島 美代子)

2007年9月7日金曜日

タイガース、おめでとう

 またも、暑くなってしもた。  まさに、オカルト風試合を制し、これで、タイガースは優勝間違いなし。ファンの方々、おめでとうございます。  

2007年9月6日木曜日

雑感

ここ更新するとき、一応、前の日の分も読んでみるが、昨日のは、特にヘロヘロ度が高い。半分、眠りながら書いたもんだから、しゃあない。だって、昨日BSでやってた「バック・トゥ・ザ・フューチャーpt3」観てしもたんで、テレビとは云え、やっぱ、映画一本みてしまうと、眠たくなってしまう。年齢的なもんじゃなく、昔から、ホンマ、映画館では、よく寝たもんである。    関東以東に台風が来ているらしいが、こっちは、ぬるい風が少々吹いている程度で、しずかなもんである。  神宮球場もその影響で、試合中止。阪神タイガース、勝つ。オレがアンチタイガース宣言した途端、こういうふうに、あからさまに、勝ち出す。七連勝やて・・・。  今年のオレは、「裏目」の年なんだろう。バクチ場でオレみたいなヤツがいたら、その裏を張れば、いいんである(と、阿佐田哲也の文章にあったような気がする)。   ・・・ということは、阪神応援し出したら、横浜みたいに負け始めるんだろうか。ただ、阪神応援すると、きっと、ストレスの大きさで顔面神経痛になったり、胃に大きな穴があいたり、寿命そのものが縮んでしまう。江戸時代の踏み絵を踏んでしまった切支丹の気持ちはわかるようになるだろうが、わからんよりはええだろうが、ねえ。   てな、いびつな楽しみ方なしか、今、プロ野球には楽しみがない。今、横浜調子落としているんで、ひょっとしたら、4位も狙えるかもしれんが・・・それも本来のプロ野球の楽しみ方としては、いびつ、である。あと、大リーグのHPに「キュウジ・フジカワはマツザカより上だ」とか書き込んだりメールしたりる程度か(まだ、してません)。  しかし、スワローズ、ホンマ、イチロー並みに200本ヒット打とうかというバッターと首位打者も狙える4番打者、ハーラートップ並みの勝ち数を上げるピッチャーを持ち、なんで、最下位争い、必死にならんとイカンのか。不条理である。まあ、ひとつはダイエーやら西武やらが陥った病と同じで、スワローズが優勝もしくはAクラスにおった時、次の手を打っておくことを怠ってしまったんが、今、どっと来ている感じである。古田という天才捕手を擁したため、かわりの捕手の育成が遅れたし、また、古田のリードに頼り切っていた投手がいたとすれば、古田以外の捕手相手では、途端に欠点が出てしまい、時にはそれが致命的になってしまう。古田だけではなく宮本とかの存在もそうである。  ただ、あともうひとつは、オレは「イチロー現象」というのがあると思う。イチローというのは、実は革命的な打者で、「革命的」というのは、もちろん、デモしたりするということでなく、今までの「野球」というものを見事に「定義」しなおしてしまったと思う。  だって、所属するチームが負けようが連敗しようが、泥沼状態であろうが、最下位であろうが(今季は違うみたいだが)、ともかく、ヒットさえ打ったら、ばんばんじゃーい。大差で勝って相手チームがゲームを捨て、二線級三線級の投手が出ているのに、イチローがヒット打てば、ばんばんじゃーい、大差で負けてる状態で明らかに向こうも手を抜き始めた時、イチローがヒット打てば、ばんばんじゃーい、ちゅう、野球ないしベースボールという本来チーム単位で楽しむスポーツをイチローは、個人プレーのスポーツにしてしまったんじゃないかと、思う。  しかも、うちの国のマスコミは、所属するチームが勝ったか負けたか度外視し、イチローがヒット何本打ったかだけで、大騒ぎする、という、おらが村出身の若もんが東京で出世したのを旗振って大喜びするノリのまんまである。    イチローは天才であるから、もちろん、大リーグナンバーワンのピッチャーの渾身の球をも、軽ーくヒットできるんであるから、しゃあないんだが、そいでも、シーズン200本もヒット打つとなると、ゲームの結果がほぼ確定した後の、いっちゃあ悪いが、捨て球も、同じ集中力でヒットにしないとならない。    イチローとは比較にならないが、勝つか負けるかの局面では明らかに手を抜いてあっさり凡退しといて、ゲームが決まって、緊張感が途切れ、若い投手とか出てきた途端に、ホームラン打って、そのシーズンのホームラン王になったり、そうやって、本数だけ稼いで帳尻あわせる外人選手というのは、多かった。     ともかく、今のスワローズには、勝負強いバッターが欲しい・・・。

2007年9月5日水曜日

 またもや、最高気温34度。それでも、台風が近づいてきたせいか、最高34度レベルの暑さだたが、ときおり、いい風が来ていて、少しは救われた。  なんかこの数年間、この頃になると、去りゆく夏を惜しむというモード、歌謡曲に例えると、「思い出の渚」の「波にむかって叫んでみても、もう帰らないあの夏の日」の部分を小声で歌いながら涙ぐむ、とかいうノリがオレに全然ないことに気がついた。  とっとと終わりやがれ、涼しい涼しい秋さん、早く来てね、ちゅう感じだ。  「思い出の渚」が成り立つ「夏」のエピソードの代わりに、この夏のオレというのは、ほとんど、軽度の熱中症であたまがぽーっとしてたというエピソードしか無かったもんなぁ。  スワローズ、悲願の最下位脱出。  今日は、某在阪球団と横浜の試合、ちょこちょこポイントポイント毎にチャンネルを変えて観るとはなしに観ていた。しかし、オレが、横浜、応援したとたん、昨日とかエラーの山で自滅。今日もそういうノリだった。そもそも、エラーが多いチームなのか、今季比較的呪われたオレが応援したんで、悪運がついてしまい、エラーが増えたのか。    その後、バック・トゥ・ザ・フューチャー3観る。もう何度か観ているので、途中からだったが、素直に映画の世界に入る。  このシリーズ、つじつまあわせうまいこと行った時のの爽快感みたいなもんが勝負だったんだが、でも最後の最後になって、ドク、西部劇の時代に取り残さたはいいが、その時代の娘と結婚してガキ作っているんだが、あんなんしたら、時系列狂って、最悪、宇宙が壊滅するとんでもないことになるような気がする・・んんだが。    ま・いいか。

2007年9月4日火曜日

九月四日

 今日は午後休み、夕方、三宮行ったら帰宅ラッシュ、偶然、会社帰りの昔の友人に出くわし、夏バテのバテバテで、短パンTシャツのオレだったんで、かっちょワリー。まあ、ええか、実際、オレの会社、景気悪いもんなあ。  スワローズ勝つ。今のスワローズ、情けないことに、グライシンガーでしか勝てないの。  下に新宿マッドの感想文ようやっとアップする。観たのは一ヶ月前、書いたのは先週の日曜あたりから、なのだが、書きにくうて。やっぱ、東宝のGSボックスセット買おうっと。新宿マッドオモシロかったけど、それでも、タイガースの映画とかの方がよりオモシロく観れたことだろう(理由 久美かおりがカワイいから)。   東宝GSエイジ・コレクション

新宿マッド、観る

60年代後半(1970年を含む)、ちゅうんは、ワケのわからん「熱気」ちゅうもんがあったんやないやろか、というんが、未だ、60年代のもんに惹きつけられてしまう理由なんであーる。
 
 あんなんなかったでぇ、ちゅう人もおるし、今の方があるでぇ、別の国にあるでぇ、ちゅう人もおるんだろう、ただ、そういう場合は、もう、個人的な理由ですんまへんけど、オレは「60年代後半の熱気の方が好きなんや」とこたえるしかないわけだ。
 
 ただ、今もある種の映像と共に語られる学生運動やらいかにも60年代後半でっせ、ちゅうもんにその熱気がありそうかと思ったんだが、実はそうでもなく、当時、そこいらに転がっていた(筈の)フツーの歌謡曲やフツーの映画とかにこそ、ワケのわからん「熱気」を感じることができているみたい。


 ちゅうことで、多分おそらく「フツーの映画」ではないとされている、若松孝二監督の元ピンク映画「新宿マッド」(1970年)を観た。云うておくが、オレは映画のこと書くのは苦手だし、そもそも映画絶対量みていないし、しかも、オモシロいと思う映画が日活アクションというレベルなので、この映画に関しては、勘違いとかしている筈なので、くれぐれも以下、まにうけて、観て、がっかりなされないようお願いしとく。


 ピンク映画としては、うーーーーーーーーーーーんとなるほどその手の表現が弱いし、そもそも少ない。しかし、主演(というのか)の女優さんはけっこういけてる。

 新宿で殺された息子のため、田舎から出てきたおっさんが、新宿中を誰に殺されたか何で殺されたか探し回る映画なんであーる。田舎者のおっさんが、当時の濃厚な新宿を「まきたじゅうろう(息子の名前)を知りませんか」と誰彼構わず尋ね周り、群衆に土下座までしたりするかと思えば、当時の若者のあんましな行動に腹を立てては、「ワシは20年間毎日休まず自転車で郵便配達をしてきた」と説教したりする。




 しかも、駅構内であろうがヤバい場所であろうが児童公園であろうがフーテンの溜まり場であろうが、ところかまわず、このノリでやるもんだから、当然、ヒドい目にあわされたり、刑事に怒られたり、娼婦に連れ込まれたりし、そいでも、とうとう、殺したのが「新宿マッド」であることがわかり、そこから、またもや同じパターンでイヤな目に思う存分あいながらも、ついには、「新宿マッド」とその一派と対決する。

 そいで対決するのだが、オレの苦手な革命思想やらがとうとうと出てくる。これはダマシである。
 この映画、監督とその仲間たちが、そのスジではかなり神格化されている人で、しかも、あれやこれや難しい言いたい人でこの作品についても云うているが、最後の勝負が拳銃の撃ち合いではなく、議論で勝負をつけるだけで、なーんのことはない、男がたったひとりで謎を追い、いろんな事件にまきこまれながらも、謎を突き止め、ついには復讐を自分の手で果たす(オッサンはもちろん殺したりしないけど)という、ハードボイルド・ディテクティブ・ストーリーの王道なんである。

 しかも、「新宿マッド」との勝負では、思わず、「オッサン、カッコええ!」と拍手したくなるシーンがある。
 結論としては、かなりオモシロかった、ということになる。実はアングラとかヒッピーとか新宿とか苦手なのだが、まあ、いいだろう(オレとしては1966年の本牧をこの手で描いた映画が欲しかった)。



 
 低予算のため、ほとんど、当時の新宿がそのまんま、映像の中に入っているし、役者も、アングラやらそこいらのフーテンとか出しているみたいだし、音楽もフードブレイン(つのだひろ、柳田ヒロ、陳信輝、石川恵)で、硬質な感じだし(ついでに云うと、街をふらついていると、ジャックスの「裏切りの季節」が混じっていたりする!)。






 そいで、またもや思うのだが、この映画でも、出てきたヒッピーやら革命家の兄ちゃんやらより、田舎から出てきたフツーのおっさんの方が、それこそオレが思うところの「60年代風ワケのわからん熱気」というのビンビンに感じたんであーる。





 
あと、息子の下宿に勝手に入り込んで、寝っ転がりながらマリファナを決め「眠いんです」と朦朧としながら、そいでも、オッサンの質問にワケのわからんことばで、答えてる、つのだひろ、が良かった。

2007年9月3日月曜日

九月三日

 朝、少年少女諸君が道をあふれており、なるほど、今日から新学期。なのに、相変わらず、今日もクソ暑かった。   そいで、またもや、農林水産省の大臣が辞めよった。  辞めることになったネタ、大臣になって一週間で出てくるなら、なんで、大臣になる前に出なかったのか。こんなチマチマしたセコいやり口、一週間でわかるわけない。大臣になるまで、公表するの、じわぁあああっと、待っとったとしか考えられず、そのあたり、もう、ウソ臭く、もう不自然きわまりないんだが、「反権力」と「社会正義」に酔ってる方々はそんなことおかいましに、怒っているから、イヤになる。情報操作にわざとノるのは、卑怯である。    それに朝青龍の時に痛烈に感じたが、一度、「悪」とみなされたら、横綱であろうが、ホンマ、廃人になるまで、攻撃の手を緩めん。それもみんなそろって。そういや最初の農水相はとうとう自殺したんだっけ。    こういう「動き」、けっこう、怖いもんだったりする。田中角栄の時代の札束飛び交う政治もアカンが、そもそも、政治家=聖人君子ちゅうんは、近代以前の儒教的もしくはピューリタリズム的なアレで、民主主義ちゅうのは、そこいらのおっさんが政治家になるもんやからなあ。清廉、潔白求めすぎてもなあ。  アカン今の政権支持しないつもりだったが、つい・・。  しもた、東宝GSエイジ・コレクションちゅうんが出るらしい。タイガースやテンプターズの映画のDVDセット。クソ高いからなあ。

2007年9月2日日曜日

9月2日

 東京ヤクルトスワローズ、「風林火山」終了時、珍しく勝ってたんだが。まあ、例によって例の如し・・・。しかし、誰やねん、広大。    で、にこにこ動画(http://www.nicovideo.jp/)でクレイジーの「日本一の裏切り男」観る。画面が画面なので、あれだが、オモシロかった。最後はやっぱ、こうなくっちゃ。  

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