2012年8月10日金曜日

ガンバレ 村田諒太

23時、いつものように、テレビのスウィッチを入れ、チャンネルをCS753に廻し「プロ野球ニュース」観ようと思ったら、なんか、こう、モヤモヤしたものが、心に沸き起こり、こりゃイカンと、チャンネルをBS1に回したら、たまたま、オリンピックのボクシングやってた。

 オレは筋金入りのナショナリストで、阪神タイガースファンが阪神タイガースを贔屓の引き倒ししているように、「日本」を愛している。まあ、唯一欠点としては、君が代より東京音頭の方が好きであるという弱みがある。

 東京ヤクルトスワローズはみなさんご存知のとおり、今、オリンピックどころではない。だから、今回のオリンピックは、朝刊のスポーツ欄で「あー勝った」「あ~負けた」程度。むしろ、オリンピックでプロ野球の記事が追いやられた格好になっているのを、苦々しく思っていたりする。


 でも、まあ、外人同士であったが、2つ目のKOでどちらかが負け、なんか、テロップに「次は日本人選手登場」(という意味のこと)とあったので、そのまま、ぼんやり観てたら、やっぱ、日本人が出てきて、ウズベキスタンのなんちゃらという選手と戦い始めた。ボクシングのエエところは、秒単位で時間が出てくるので、それを利用して、お湯入れて1分でエエ「俺の塩」にお湯を入れ、1分、きっちり待ち、粉と液体のソースを焼きそばに放り込み、コショーをふりまいて、和えて食い始めたところで、第二ラウンドが始まった。最初どっちが日本かわからんかったが、青が日本で、赤がウズベキスタンというのが、わかった。


 さて、そこから、興奮しまくっている解説のオッサンに引きずり込まれるように試合にのめり込んで行ったから、不思議である。ボクシングなんか、ろくすっぽルールも知らんオレが、興奮しはじめ「いけいけいけっ」とか叫んでたのだから、ボクシングというのは、そういうスポーツなのだろう。

 第三ラウンド(これが最終というのは初めて知った)には、アボス・アトエフが抱きつくたんびに、むかっ腹を立て、やっと、レフリーが「ホールド」を取った時には、拍手までしていた。

 そして、試合が終わり、長い間の後、レフリーが村田諒太の片腕を挙げた時には、歓喜につつまれていた。もちろん、東京ヤクルトスワローズが讀賣に勝った時の喜びよりは、ちいとばかし、小さいが、今日、「プロ野球ニュース」観ようとして感じたモヤモヤしたもの・・・まどろっこしいので、ストレートに書くと、東京ヤクルトスワローズが讀賣に負けたモヤモヤは見事、吹き飛んだ。今日はぐっすり眠れそうである。


 なんでも、ボクシングで決勝に進むのは、東京オリンピック以来のことだそうだ。

 申し訳ないのだが、オレのボクシングの拙い幼児並の知識を引き出すと、だいたい、日本のボクシングというたら、バンタム級やらモスキート級やら「虫」のクラスはそれなりだが、ヘビー級ミドル級とかのフツーの「人間」クラスではあんまし強くないというのがある。
 するってぇと、ミドル級で決勝に行く、ちゅうのは、とてつもなく、スゴいことなんだろう。

 村田諒太、ガンバレ!!!
 表彰式で「君が代」聴きたい。

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